フリーランスのリアルな年収はいくら?独自調査から見えた意外な結果とは

こんにちは、ITプロマガジンです。

✅これからITフリーランスを目指す人
✅すでにITフリーランスとして稼働中の人

にとって、どれくらいの年収が得られるかは大きな関心事ですよね。

そこで今回は、弊社ITプロパートナーズが実施した「フリーランスの働き方の実態を調べるアンケート調査」の結果を公開します。

また、自由度の高い働き方においては、収入アップだけでなくワークライフバランスの実現についても含めて考える必要があります。その点で、フリーランスとしてどれくらいの時間働いているのか、稼働時間の実態を把握するのも重要です。

本記事ではリアルな年収結果の他、ITフリーランスの年収と稼働時間の傾向から見えてくる実態を考察していますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

なお、今回のアンケートを実施したITフリーランスの方々の属性は以下の通りです。

本調査の回答者属性
・調査人数:57名
・平均年齢:39.4歳
・職種の内訳:エンジニア9割、その他マーケター/デザイナー/コンサルタントなど

≪利用条件≫
1.情報の出典元として、ITプロパートナーズ(もしくはアトオシ)の名前を明記してください。
2.ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記のどちらかのリンクを設置してください。
ITプロパートナーズ:https://itpropartners.com
アトオシ:https://itpropartners.com/blog/

フリーランスの単価の伸ばし方

「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」

フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

ITプロパートナーズでは、

・9割がエンド直案件のため、高単価
・約6割が週3-4案件のため、柔軟に働ける
・約7割がリモートのため、働く場所を選べる

などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。

初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?

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現在のフリーランスとしての年収は800万〜1000万がボリュームゾーン

年収額回答数
100万未満1
100万以上200万未満1
200万以上300万未満0
300万以上400万未満1
400万以上500万未満1
500万以上600万未満4
600万以上700万未満7
700万以上800万未満9
800万以上1000万未満18
1000万以上1500万未満12
1500万以上2000万未満1
2000万以上1

「フリーランスとしての年収はいくらですか?」との質問に対し、最も多かった回答は「800万〜1000万円」(18人)となり、全体の28.6%を占めました。続く「1000万円〜1500万未満」(12人)を含めた2回答で全体の約半数を占める結果となったことから、ITフリーランスの年収のボリュームゾーンは800万円以上であり、高収入を得ていることがわかりました。

さらに「700万以上800万未満」(9人)、「600万以上700万未満」(7人)を加えると回答者全体の約8割近くが年収600万円以上を実現していることがわかります。一般的な40代の平均収入がおよそ480万円であることと比較しても、ITフリーランスという働き方がかなりの高収入を実現しているのは一目瞭然です。

ただし、この設問には「自身の会社を持っていたり、別に本業がある場合は、それら全てを含めた収入にチェックを入れてください。」という補足も加えています。全員がフリーランスのみで収益を得ているとは限らない点にご留意ください。

週の稼働時間はおよそ50%が40時間程度

週の稼働時間回答数
10時間未満0
20時間前後4
30時間前後9
40時間前後28
50時間前後7
60時間前後3
70時間以上6

「フリーランスとして週何時間業務を行っていますか?」との設問に対し、最も多かったのが「40時間前後」の49.1%で、全体のほぼ半数を占めました。正社員の稼働が1日8時間、週40時間と仮定すると同程度と考えられます。

次いで多かったのが「30時間前後」で全体の15.8%、「50時間前後」が12.3%で、このトップ3で全体のほぼ8割を占めます。

以上の結果から、先の年収に関する設問の結果と合わせて、時給換算で比較してみると、会社員時代よりも高い収入を実現している人々が多いと予想されます。

70時間以上稼働している人も10%程度いるものの、後述する「今後もフリーランスを継続したいか?」との設問では、99%が「したい」と回答した結果と合わせると、「多少稼働時間が長くても、フリーランスとして独立した目的は果たせている」と受け止めている人が多いものと推察されます。

フリーランスとして独立した目的の多くは「働き方の自由度」や「収入アップ」

「フリーランスとして独立した理由はなんですか?(複数回答可)」の設問に対して、最も多かったのが、「働き方の自由を求めて」で全体の84.2%を占め、回答者の8割以上を占めています。さらに「収入アップを求めて」が全体の66.7%、「ワークライフバランスの改善」が42.1%と続きました。

正社員と比べると不安定な立場にあるフリーランスですが、仕事の時間を短くしながらも高収入を目指せる点に魅力を感じている人が多いと推察されます。

一方、「起業への足がかりの為」の回答が全体の31.6%を占めたことからも、将来的な起業を視野に入れて独立した人も相当数いることがわかります。

独立した人の90%以上がその目的を果たせており、継続の意思も高い

「フリーランスとして独立した目的は果たせていますか?」との設問に対し、「十分果たせている」との回答が52.6%、「どちらかというと果たせている」との回答が40.4%を占めました。2つを合わせると90%以上が「目的を果たせた」と考えていることがわかります。

前項で明らかになった独立理由の割合を踏まえると、フリーランスの大半が「自由な働き方」「収入アップ」および「ワークライフバランスの改善」を実現できていることを示しています。

また、「今後もフリーランスを継続していきたいですか?」との設問に対しては、「はい」が78.9%、「どちらとも言えない」が19.3%と、「いいえ」を選択した1人を除いてほぼ全員が継続に対して積極的、あるいは前向きな意向を示しました。

選択肢回答数
はい45
いいえ1
どちらとも言えない11

これは、多くの人が働き方の自由度や収入アップを求めてフリーランスとして独立する中で、実際に大多数が目的を実現できているからこそ、今後も継続していきたいという解答が多くなったと予想されます。

【フリーランス実態調査】独立した目的や継続の意識 | 2022年版で示した結果から、「どちらとも言えない」と11人が回答した理由は、「先行きの不満」や「保険料の高さ」「事務作業の面倒さ」などであると予想されます。

実際、営業やバックオフィス業務とは無縁だった会社員時代と比べて、自らが営業や経理を負わなければならない状況は、多くのフリーランスが独立後早々に直面する壁です。

結論:収入面や働き方の面で、高い満足度を実現

今回の調査で明らかになったポイントをピックアップしてご紹介します。

  • フリーランスの多くが、会社員の平均年収よりも高い収入を実現している
  • フリーランスの多くは、平均的な会社員と変わらない稼働状況、高い時給を獲得している傾向がある
  • 独立した主な目的は「自由な働き方を求めて」「収入アップ」「ワークライフバランスの改善」であり、大半が目的を達成できている
  • ほぼ100%のフリーランスが、今後もフリーランスとして働き続けることを希望している

以上の結果からフリーランスという働き方は、会社員時代よりも自由な働き方の実現や収入アップの面で実り多いものであり、長く継続する面でも魅力的と言えます。

一方で、フリーランスとしての働き方に切り替えたのち、保険料が上がる、経理や営業などをこなす負担が大きいなどの課題にも直面します。それらの課題にどう対応して解決していくかが、フリーランスとしての働き方を継続できるかどうかの境目になるでしょう。

今後もフリーランスを継続、あるいは将来的にフリーランスを目指す上で参考になりましたら幸いです。

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