フリーランスで年収1000万円稼げる職種は?割合や達成のコツを解説

こんにちは、ITプロマガジンです。

フリーランスになって年収1,000万円を目指したい方や、年収1,000万円を稼ごうとフリーランスになったものの思うように年収が伸びない方も多いのではないでしょうか。

フリーランスのなかには、年収1,000万円以上稼いでいる人も多く存在し、会社員よりも実現しやすいと言えます。しかし、スキルや実績、職種によっても大きく左右されます。

本記事では、年収1,000万円を目指しやすいフリーランスの職種や割合そのために身につけるべきスキル、案件の選び方などポイントを解説していきます。節税方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

フリーランスの単価の伸ばし方

「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」

フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

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目次

フリーランスも年収1000万円は可能?実際の収入事情

まずは、フリーランスとして年収1,000万円を稼ぐことは可能なのか、実際に1,000万円を稼いでいる人の割合から解説します。

また、年収1,000万円といってもそれがそのまま手元に残るわけではありません。実際の手取り額はどれくらいなのかも、合わせて確認していきましょう。

なお、フリーランスの平均年収について詳しくは以下の記事で紹介しています。

フリーランスの平均年収は?職種別の給料相場と収入アップのコツ

年収1000万円のフリーランスの割合は10%

フリーランス白書2023」によると、実際にフリーランスとして年収1,000万円を稼いでいると回答した人の割合は10.0%です。

10%と聞くと少なく感じるかもしれません。フリーランス全体の年収のボリュームゾーンが200万~400万円であることからも、年収1,000万円は可能ではあるものの簡単だとはいえないでしょう。

しかし、エンジニア・技術開発系のフリーランスやコンサルティング系のフリーランスはいずれも75%以上が年収400万円以上で、ほかの職種に比べ高収入な傾向にあります。

こうした職種なら、現実的に年収1,000万円を狙いやすいでしょう。

手取りは売上の6〜7割が目安

フリーランスの場合、収入から各種税金・社会保険料や経費を差し引いた金額が手取りとなります。

実際にどれくらいの金額が差し引かれるかは収入や家族構成、居住地域、加入している保険などによっても異なりますが、収入の6~7割程度が手取りとなるのが一般的です。

つまり、年収1,000万円なら実際の手取りは600万~700万円程度ということです。

ローンを組んだり保険に加入したりといった資金計画、家計の計画を立てる際には、収入だけでなく手取り額も考慮に入れるとよいでしょう。

フリーランスで年収1000万円の場合の手取り額と支払う税金の種類

サラリーマンとの手取りの比較

前述のとおり、年収1,000万円のフリーランスの場合、実際に手元に入るのは600万~700万円程度です。一方、年収1,000万円の会社員の手取りは、一般的には700万〜800万円ほどです。

個人の状況により結果は変わりますが、大まかに捉えると、フリーランスと会社員の手取りの差が生じる理由は、経費が差し引かれることと、個人事業税が発生することの2つにあるといえるでしょう。

フリーランスとして手取りを増やすには、投資や新規事業への挑戦などを検討するのも1つの方法です。

フリーランスで年収1000万円を目指せる職種

先述の通り、フリーランスとして年収1,000万円を稼ぐことは可能です。ただし、年収1,000万円を達成しやすい職種もあれば達成しにくい職種もあります。

現実的に年収1,000万円を目指すなら職種選びも非常に重要なので、年収1,000万円を目指せる職種について案件例も交えて解説していきます。

ITエンジニア

ITエンジニアの仕事は、システムの開発・保守・運用を行ったり、ITインフラを構築したりすることです。

細かく見るとプログラマー、システムエンジニア、インフラエンジニアなどの職種に分けられます。

案件単価はプログラミング言語にもよりますが、経験年数5年以上なら月80万円の高単価案件を得やすくなるため、年収1,000万円が射程範囲に入ります。

経験年数・実績を積むとともに設計から運用までの一連の業務を担当できるスキル、プロジェクトマネージャーを担当できるようなマネジメントスキルなども身につけると、年収1,000万円に近づけるでしょう。

また、「プログラミング言語に関する調査(2023年版)」によると、Go、TypeScript、Scala、Kotlin、Rubym、Pythonなどを扱うエンジニアは高年収を獲得している傾向です。

案件名【Python/SQL】土木業向けDXサービスにおけるエンジニアの案件・求人
案件単価〜1,000,000円/月
勤務地フルリモート
スキルPython,SQL
職種・ポジション機械学習エンジニア

こちらは高年収が期待されるPythonを使った案件です。需要が高い機械学習関連の案件で、応募にあたって、ディープラーニングや、機械学習ライブラリ活用経験などが重視されます。

フリーランスエンジニアの実態については以下の記事で詳しく解説しています。

フリーランスエンジニアとは?稼げるのか?実態を紹介

フリーランスエンジニアって実際どう?今から目指す人が知るべき実態とは

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、システム開発を予算通り、予定通りに進め、品質を担保する責任を負う仕事です。

顧客とプロジェクトチームとの橋渡し役としてプロジェクト全体が円滑に進むようマネジメントするため、システム開発に関する知識はもちろん、マネジメント能力や交渉力も求められます。

プロジェクトマネージャーの案件のなかには月収80万~100万円のものも多い傾向です。

プロジェクトマネージャー試験」や「PMP」といった資格を取得していると、知識の深さが認められてこうした高単価案件を得やすくなります。結果、年収1,000万円も十分に目指せるでしょう。

案件名【PM】ホテル旅行予約サイトにおけるPMの案件・求人
案件単価〜1,000,000円/月
勤務地基本リモート一部出社
スキルReact.js,プロジェクトマネジメント
職種・ポジションフロントエンドエンジニア,PM

ホテル旅行・予約サイトの開発に関する、フロントエンドエンジニア兼プロジェクトマネージャーを募集しています。応募にあたって、Reactでのフロントエンド開発経験3年以上や、バックエンドの開発経験が必須です。幅広いスキルと経験が、高単価に結びついているといえるでしょう。

フリーランスのプロジェクトマネージャー(PM)になる方法と案件単価

コンサルタント

コンサルタントの仕事は、企業の課題解決のためにIT戦略の策定や新システムの導入、既存システムの最適化を提案することです。

フリーランスのコンサルタントとして活動するには、コミュニケーション能力や情報収集力、課題解決能力といった業務そのものに関するスキルのほか、一般的には3年以上の実務経験が必要です。

週1~3日稼働で月70万~100万円の案件もあるなど案件単価が高い傾向にあるので、上手く組み合わせれば年収1,000万円を大幅に超えることも可能でしょう。

案件名【法人コンサルティング】コンサルティング事業における事業開発・設計の案件・求人
案件単価〜1,500,000円/月
勤務地基本リモート一部出社
スキル法人コンサルティング
職種・ポジションマーケティングコンサルタント

年収に換算すると1,800万円にもなる高単価な案件。マッピング、自動化、AI(人工知能)導入など、幅広い専門知識とスキルが要求される点と、企業の成長にかかわる新規事業開発のスキルも求められている点などが、高単価な理由といえます。

フリーランスコンサルタントになるには?独立後の年収・単価相場

マーケター

マーケターの仕事は、商品やサービスを顧客に認知してもらい、購入につなげるためのマーケティングを行うことです。

具体的には市場調査、企画・開発、販促・広報などを行い、販促・広報の手段によってWebマーケターやSNSマーケターといった細い職種に分類されます。

想定単価は、週3~5日稼働で月60万~90万円が多い傾向です。

高単価案件を獲得し年収1,000万円を目指すなら、対応可能範囲を広げることがポイント。例えばECサイトや企業のオウンドメディアの開発・運営に関する知識・スキルも身につけ、プロジェクトマネージャーの仕事まで巻き取れるようになるとよいでしょう。

案件名【広告運用】派遣事業におけるATSとindeedの連携コンサルの案件・求人
案件単価〜1,000,000円/月
勤務地基本リモート一部出社
スキル広告運用
職種・ポジションマーケター

保育士派遣サービスを手がける企業において、ATS(採用管理システム)のindeedとの連携をサポートするマーケターを募集しています。ATSの選定から携わる可能性があり、応募にあたり、ATSの導入経験やindeedの広告運用経験が必須です。

フリーランスWebマーケティング案件の種類ごとの単価相場

フリーランスWebマーケティングは稼げる?年収・なり方・案件例

AIエンジニア・データサイエンティスト

AIエンジニアとデータサイエンティストは、いずれもAI技術を使った仕事をする職種です。AIエンジニアはAIを活用したシステム開発を、データサイエンティストはAIを使ったデータ分析を行います。

いずれの職種でも月単価80万~100万円といった高単価案件が多く存在します。

AI技術の発展・開発は今後も活発に続くと考えられますし、AIを用いたビックデータの分析も需要が高まっており、どちらも将来性の高い職種です。最新のスキルや技術を柔軟に身につけることで高単価案件を獲得しやすくなり、年収1,000万円も視野に入ってくるでしょう。

案件名【データ解析/開発ディレクション/基幹システム】製造業向けデータ分析によるソリューション提供の案件・求人
案件単価〜1,000,000円/月
勤務地フルリモート
スキル・データ解析
・開発ディレクション/基幹システム
職種・ポジションデータサイエンティスト,データアナリスト

データサイエンティスト・データアナリストを募集しています。ただし、データエンジニアリング未経験でも応募できるとのこと。将来的にデータサイエンスやデータ分析の分野でキャリアを築きたい人にとって、おすすめの案件といえるでしょう。

フリーランスAIエンジニアについてはこちら、フリーランスデータサイエンティストについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

士業

士業には、弁護士や税理士、行政書士、公認会計士などが含まれます。

事務所に所属して働く人も多い一方、独立してフリーランスとして働く人も存在します。

士業のなかでもどの職種として働くかによって年収は大きく変りますが、2021年発表(2020年調査)の「近年の弁護士の活動実態について」(日本弁護士連合会)によると、弁護士の平均収入は2,463万円でした。

回答者のうち1人で事務所に所属する弁護士は約22%であることから、独立した弁護士でも年収1,000万円を超えることは可能だと考えられます。

実績を積み法人との長期かつ大型な契約を結ぶと高収入につながりやすいでしょう。

不動産・金融業経営

不動産・金融業経営も、年収1,000万円を狙えるフリーランスの職種です。

不動産業の場合は基本的には不動産会社と業務委託契約を結び、成立させた売買契約の金額・件数に応じて収入を得ます。

完全歩合制で契約成立に伴うインセンティブが会社員よりも多くなるため、実績を出せば年収1,000万円も目指せるでしょう。

金融業のフリーランスとしては、例えばファイナンシャルプランナーが挙げられます。講演会やセミナー、書籍出版など活躍の場を広げることで、高収入が得られる可能性があります。

ITプロパートナーズ利用者で年収1000万円以上を実現している人の割合

弊社「ITプロパートナーズ」では、高年収を狙える高単価案件を多く紹介しています。

実際にITプロパートナーズが56人の利用者を対象に行ったアンケートの結果を見てみると、年収1,000万円以上を実現している人は、14人で25%です。

フリーランス業以外で得ている収入も合わせた金額ではありますが、フリーランスとして働いて年収1,000万円を達成している人は4分の1にも上ることが分かります。

800万円以上1,000万円未満の、今後年収1,000万円が狙える層が最も多い点もポイントです。

フリーランスで年収1000万円を稼げる人の特徴

単に多くの仕事をこなすだけでは、フリーランスで年収1,000万円を稼ぐのは難しいでしょう。

それではフリーランスで年収1,000万円を稼げる人はどのように仕事をしているのか、特徴を6点紹介していきます。

高単価・高付加価値の分野を選んでいる

フリーランスで年収1,000万円を達成している人は、高単価・高付加価値の分野を選んでいます。

同じような業務量・稼働時間でも案件単価によって年収は大きく変わってきます。例えば近年ならAI、IoT(モノのインターネット化)、クラウドサービスといった分野の需要が高いため、案件単価も高い傾向にあるでしょう。

しかし、需要や案件単価はその時々で変化していくため、常に最新の情報を仕入れ、高単価・高付加価値の分野を探ることが重要です。

稼げるフリーランスの仕事13選と稼ぎ方!平均年収や稼ぐ人の特徴も解説

差別化できるスキル・実績や豊富な実務経験を持っている

差別化できるスキル・実績や豊富な実務経験を持っていることも、年収1,000万円を稼ぐフリーランスの特徴です。

需要があり比較的単価の高い分野を選んだとしても、同じようなスキル・経験のフリーランスがほかにもたくさんいると案件単価は十分に上がりません。ライバルが多くて高単価案件を獲得しにくいという場合もあるでしょう。

また、フリーランスの報酬は、過去の実績に大きく左右されます。一般的に、フリーランスとして安定した活動を行うためには、最低でも3年程度の実務経験が必要。特に、高収入を稼ぐフリーランスの多くは、5年以上の経験を積んでいるのが現状です。

自分ならではのスキル・実績や豊富な実務経験により、独自の価値や付加価値を提供できるようになれば、高単価案件を継続的に獲得できる可能性が高まります。

フリーランスエンジニアに必要な実務経験年数と経験別の案件単価目安

上流・管理系・大規模案件に対応できる

年収1,000万円を稼ぐフリーランスは、上流・管理系の案件や大規模案件にも対応できるスキルを持っています。

特にIT系の分野では、コンサルティングや要件定義、設計といった上流工程、プロダクトマネージャーやプロジェクトリーダーといった管理系のポジションの方が高単価な傾向。また、大規模案件は予算が大きいことから中規模案件よりも単価が高くなりがちです。

こうした案件を中心に受けていくことで、年収1,000万円に到達しやすくなるでしょう。

情報収集・自己研鑽の習慣がある

年収1,000万円を達成しているフリーランスの多くは、情報収集・自己研鑽の習慣を身につけています。

高単価が見込める仕事は人気になりやすいため、今は担える人材が少なくても、今後多くの人材が参入してくる可能性があります。そうなった時、情報収集や自己研鑽をしていなければ自身の希少価値や優位性が失われ、案件をほかの人材に奪われかねません。

継続的に年収1,000万円を稼ぐには、常に自分を高める姿勢が必要なのです。

経営数値を意識している

仕事自体に関するスペシャリストであるだけでなく、売上や稼働効率といった経営数値を意識していることも年収1,000万円を稼ぐフリーランスの特徴です。

多く稼ごうと思うとたくさんの案件をこなし常に仕事がある状態が好ましいと思いがちです。

しかし、実際には単に案件を詰め込むのではなく、「稼働時間に対する単価は適切か」「このペースで仕事をして現実的に年収1,000万円は目指せるのか」といった経営数値も意識する必要があります。

コミュニケーション能力が高い

高収入を稼ぐフリーランスは、高いコミュニケーション能力を持っています。報酬の交渉や条件の擦り合わせにおいて、コミュニケーション能力は大きな役割を果たすためです。質の高いネットワークを構築し、新たなクライアントを見つけ出す過程でも、コミュニケーション能力は武器になるでしょう。

コミュニケーションのポイントは、自身の要望を一方的にせず、クライアントのニーズを的確に理解し、双方にとって有益な提案を行う能力です。バランス感覚こそが、長期的な成功につながるでしょう。

フリーランスで年収1000万円を目指すためにすべきこと

続いて、フリーランスとして年収1,000万円を目指すためにすべきことを5つ紹介します。

先に解説した「年収1,000万円を稼ぐフリーランスの特徴」に通じるものもあれば、少し違った観点からものもあるのでぜひご確認ください。

年収1000万円までのプランを立てる

まずは年収1,000万円稼ぐためのプランを立ててください。例えば、スペシャリストを目指す場合は、AIや機械学習などの特定分野で高度な専門性を磨き、高単価案件を獲得。実績を積みながら関連資格を取得し、専門性を高めていきましょう。

ジェネラリスト(フルスタック)を目指す場合は、フロントエンドとバックエンドの両方の開発スキルを習得し、クラウドサービスやOSなどの知識も幅広く身につけ、下流から上流工程までカバーできるようにスキルを磨きます。

PMなどマネージャーを目指す場合は、エンジニアからスタートし、幅広い領域を経験しつつ、徐々にPM案件に応募してみてください。技術力だけではなく、プロジェクト管理、マネジメント能力、交渉・報告能力も磨きましょう。

高い専門性を身につける

フリーランスとして年収1,000万円を獲得するには、何かの分野において高い専門性を身につけることが重要です。

高い専門性があれば高単価案件を獲得しやすくなるからです。

会社員からフリーランスとして独立する場合は、「どのような分野ならこれまでの経験を活かして高いスキルを発揮できるか」「そのスキルは市場においてどの程度の需要が見込めるか」などを把握しておきましょう。

そうすることで年収1,000万円達成のための方向性が見えてきます。

関連分野・複数の分野への対応力をつける

自分の得意分野において高い専門性を身につけるとともに、関連分野・複数の分野への対応力を身につけることもポイントです。

例えばフロントエンドエンジニアなら、データベースやサーバー処理ネットワークといったサーバーサイドとの連携が必要です。

その分野の知識もあると業務上のコミュニケーションが取りやすくなるため、「一緒に仕事がしやすい人」として重宝されやすくなります。

案件の継続率が上がったり、同じクライアントから別の仕事を紹介されたりといったことにつながるでしょう。

経営スキルを磨く

フリーランスとして年収1,000万円を目指すなら、経営スキルを磨くことも重要です。

例えば経営数値を把握し、売上を伸ばしつつコストの抑えることは、効率よく稼ぐうえで欠かせません。

また、年収が1,000万円に近づけばその分税金は高くなります。たくさん稼ぐため多くのクライアントと仕事をしていると、一部のクライアントとの間で契約や報酬の支払いに関してトラブルが起こることもあるかもしれません。

そうした問題から自身を守るために、税務・法務の知識も必要になってくるでしょう。

仕事仲間・人脈を増やす

仕事仲間や人脈を増やし、自分のスキルの幅を広げることも、年収1,000万円を目指すためのポイントです。

フリーランスの場合は1人で、あるいは特定の仲間とのみ仕事をすることも可能です。しかし、それではスキルや情報が陳腐化したり、新たなスキルを習得するチャンスを逃したりする可能性があります。

人脈を通じて新たな案件を獲得できる場合もあるので、SNSや交流会、セミナーなどを活用して積極的に人脈を広げる努力もしてみましょう。

フリーランスエージェントを積極的に活用する

案件探しの方法としてはエージェントやクラウドソーシング、案件紹介サイト、人脈などがありますが、一般的にはフリーランスエージェントを利用すると高単価案件の獲得に有利です。

フリーランスエージェントは、仕事を探しているフリーランスと、優秀な人材を必要としているクライアントを仲介するサービスです。フリーランスエージェントに登録すると、専属のスタッフがスキルや実績、キャリアに関する希望をヒアリングし、マッチする案件を紹介してくれます。

弊社ITプロパートナーズでは、エンド直案件が9割を占めており、上記で紹介したような単価100万円以上の案件も募集しているため年収1,000万円を目指しやすいです。また、週2〜3日案件やフルリモート案件も取り扱っているため、自分の希望にマッチした働き方を実現しやすいです。

年収1000万円を目指してフリーランスになる前の注意点

年収1,000万円を目指してフリーランスになる前の注意点を解説します。準備をしっかりしてから独立する人は、成功できる可能性が高まるでしょう。

独立するメリット・デメリットを理解しておく

フリーランスへの転身を考える際は、メリットとデメリットを十分に把握し、適切に対処する準備をしておきましょう。

会社員とは異なり、フリーランスには収入の上限がなく、自身の興味に沿った案件を選択可能。一方で、社会的な信用度が低くなる可能性や、各種保障の減少などはデメリットといえるでしょう。

フリーランスのデメリットは?メリットと共に経験者の声も紹介

社会的信用は会社員より低い

フリーランスの社会的信用度は、一般的に会社員よりも低く見られる傾向があります。たとえ年収1,000万円を達成しても、収入の不安定さゆえに金融機関からの評価は厳しいものとなりがちです。

例えば、クレジットカードの発行やローンの申し込みにおいて、審査に苦戦する可能性があります。フリーランスになる前に、必要な審査を済ませておきましょう。

活躍し続けるには常にスキルアップが必要

フリーランスとして長期的に成功を収めるには、一時的な高収入達成に油断せず、持続的なスキルアップに取り組みましょう。自己投資に励み、新しい知識やスキルを積極的に吸収することで、市場価値を維持し、高収入を安定的に確保できるようになります。

支払う税金・保険の種類を把握しておく

収入から引かれる税金・保険を把握し手取り額をイメージしておきましょう。フリーランスが支払う可能性のある代表的な税金・保険は以下のとおりです。

  • 所得税
  • 住民税
  • 消費税
  • 個人事業税
  • 固定資産税
  • 国民健康保険料
  • 国民年金保険料

フリーランスが支払う税金の種類とは?対策や払わないリスクも紹介

年収1000万円のフリーランスの節税方法

年収1,000万円を稼ぐに至っても、出て行くお金が多ければ手取りが少なくなってしまいます。年収1,000万円のフリーランスの節税方法を見ていきましょう。

活用できる所得控除を確認する

現在、日本の税制では15種類の「所得控除」が存在しています。自分のケースに当てはまるものを慎重に精査して適切な所得控除を活用することで、納税額を適正に抑えられるでしょう。

経費を漏れなく計上する

適切に経費を認識し記録することで、課税所得を減少させ、結果として税負担の軽減につながる可能性があります。事業に関連する多様な支出を細かく把握し、もれなく計上しましょう。

フリーランスが経費にできるものは?どこまで計上できるかも解説

青色申告を行う

青色申告すると、最大65万円という高額の控除を受けられます。また、赤字が生じた場合、翌年以降への繰越控除が可能。30万円未満の備品購入費を即時に経費計上できる点も、節税に大いに貢献するでしょう。加えて、家族従業員への給与を経費として認められる点も、青色申告の大きな特徴です。

フリーランスが青色申告する6つのメリットと必要な手続き・やり方

iDeCoや国民年金基金などを活用する

節税だけではなく将来に備えるためにも、iDeCo(個人型確定拠出年金)や小規模企業共済、国民年金基金などの制度を活用しましょう。これらの制度では掛金の全額が所得控除の対象となります。

法人化を検討する

法人化の検討も節税に向けた有効な手立てです。「個人事業主の所得税率」は収入に応じて5~45%まで段階的に上昇し、900万円を超えると33%に達します。

一方、「法人の所得税率」は、年間所得800万円以上でも税率は23.2%です。フリーランスとして所得が800万円を超えた時点で法人化を検討し始めるとよいでしょう。

フリーランスが法人化する7つのメリットと最適なタイミングの目安

まとめ

フリーランスとして年収1,000万円を達成することは可能ですが、そのためには高単価案件を得やすいスキルを身につけたり、自分の市場価値・希少価値を高める努力をしたりすることが必要です。

同じ年収1,000万円でも高単価案件を獲得して余裕のあるスケジュールで稼ぐのと、低い単価の案件を多く詰め込んで稼ぐのとでは体力的・精神的負担が違います。

ITプロパートナーズ」なら高単価案件が多いため、年収1,000万円を目指しやすいうえレベルの高いスキル・実績を身につけることもできます。フリーランスとしてスキル・経験を活かしてより高い収入を目指したい方はぜひご活用ください。

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