こんにちは、ITプロマガジンです。
Webサービスを扱う企業が飛躍的に増えたことで、Webデザイナーの需要はぐんぐんと増しています。しかしながら、決して高額な年収とは言えません。では、どうすればWebデザイナーとして高額な年収を得られるのでしょうか。
今回は、Webデザイナーの平均年収や収入アップのポイント、求められるスキルなどを詳しく紹介します。。なお、フリーランスデザイナーとしての独立に興味がある方は、「フリーランスデザイナーになるには?案件の取り方や年収目安」の記事も参考にしてください。
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フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
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目次
Webデザイナーの平均年収
まずは、Webデザイナーの年収が分かるデータを紹介します。
厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)「job tag」によると、Webデザイナーの平均年収は「480.6万円」です。また、国税庁が公表した「令和4年分 民間給与実態統計調査」の調査結果報告によると、給与所得者全体の平均給与は「458万円」でした。
このことから、Webデザイナーの平均年収は、平均よりも少し多く、決して低くない水準だといえるでしょう。
ただし、求人検索エンジンの「求人ボックス」が公表しているデータによると個人差が大きく、年収が低い人と高い人とのギャップがあることが分かります。
他のWebクリエイター職との年収比較
Webデザイナーとその他のWebクリエイター職との年収比較は、以下の通りです。それぞれ求人ボックスのデータを参照にしています。
職種 | 平均年収 |
---|---|
Webデザイナー | 340万〜480万円 |
Webディレクター | 477万円 |
グラフィックデザイナー | 449万円 |
UIデザイナー | 594万円 |
UXデザイナー | 649万円 |
Webデザイナーの平均年収は340万〜480万円です。グラフィックデザイナーを除いた他のWebクリエーターと比較すると、平均年収は低めになる可能性もあるといえます。
Webデザイナーとして、年収アップするならスキルアップやディレクターへのキャリアアップ、スキルの幅を広げてUI/UXデザイナーになることを検討する必要があります。
Webデザイナーの平均年収をケース別で紹介
平均年収は、年齢や地域によっても差が出てくるものです。ここでは、「年代別」や「地域別」といったケースごとに、どの程度の違いがあるのかをご紹介します。
年代別のWebデザイナーの平均年収
Webデザイナーにおける年代別の平均年収は以下の通りです。各年収は、令和3年賃金構造基本統計調査に記載のデザイナーにおける、「決まって支給する現金給与額」と「年間賞与その他特別給与額」を合計した数値を記載しています。
年代 | 平均年収 |
---|---|
20〜24歳 | 313万円 |
25〜29歳 | 404万円 |
30〜34歳 | 441万円 |
35〜39歳 | 477万円 |
40〜44歳 | 561万円 |
45〜49歳 | 532万円 |
50〜54歳 | 588万円 |
55〜59歳 | 638万円 |
年代別で見ると、Webデザイナー全体の平均年収に到達するのは、30〜39歳であることがわかります。役職などにより年収が高くなる50代以上を除いた場合、もっとも平均年収が高いのは40〜44歳のWebデザイナーです。
ただ、経験が重視される職種なので、20代前半では年収が300万円程度です。年代が上がるにつれて年収も上がる傾向にあるので、Webデザイナーも一般的な会社員と年収の上がり方に特別違いはありません。スキルや知識が重要な職業ですが、経験年数が増えるにつれて年収は上がっていくといえます。
男女別のWebデザイナーの平均年収
Webデザイナーにおける男女別の平均年収は以下の通りです。こちらも令和3年賃金構造基本統計調査をもとに、「所定内給与額」と「年間賞与その他特別給与額」を合計した数値を記載しています。
年代/性別 | 男性の平均年収 | 女性の平均年収 |
---|---|---|
20〜24歳 | 317万円 | 290万円 |
25〜29歳 | 396万円 | 375万円 |
30〜34歳 | 441万円 | 399万円 |
35〜39歳 | 466万円 | 434万円 |
40〜44歳 | 559万円 | 478万円 |
45〜49歳 | 583万円 | 416万円 |
50〜54歳 | 641万円 | 433万円 |
55〜59歳 | 617万円 | 615万円 |
男女別で見ると、Webデザイナー全体の平均年収448万円に到達するのは、男性で30〜39歳、女性では35〜44歳です。男性と女性で比較すると、若い年代ではほとんど変わりませんが、年齢が上がるにつれて男性のほうが年収は高くなっているのがわかります。
男女で年収に差が出るのは、女性の管理職が少ないことや、勤続年数の違いなどが考えられます。ただ、それはWebデザイナーに限ったことではありません。日本の企業では、女性よりも男性の管理職が多い傾向にあります。そのため、年収も年齢が上がるにつれて差が生まれている可能性があるのです。また、女性は出産や育児などにより、仕事を離れるケースが多いので、勤続年数なども影響していると考えられます。
地域別のWebデザイナーの平均年収
Webデザイナーにおける地域別の平均年収は以下の通りです。年収データは、求人ボックスを参照にしています。
地域 | 平均年収 |
---|---|
北海道・東北 | 381万円 |
関東 | 400万円 |
東海 | 387万円 |
関西 | 384万円 |
四国 | 346万円 |
中国 | 337万円 |
甲信越・北陸 | 357万円 |
九州・沖縄 | 354万円 |
地域別の平均年収では、関東が400万円ともっとも高く、次いで東海の387万円、関西の384万円です。地域によって差がある一般的な理由としては、物価の違いや企業の本社が首都圏に集中していることなどが考えられます。
ただ、Webデザイナーの仕事自体が、首都圏に集中していることも影響している可能性があります。都道府県別の平均年収を見ると、東京都が500万円、神奈川県が400万円です。Webデザイナーとして働ける環境が多い都心部での平均年収が高いことがわかります。
企業別のWebデザイナーの平均年収
Webデザイナーにおける企業別の平均年収は以下の通りです。こちらはindeedやopenworkのデータを参照にしています。
企業名 | 平均年収 |
---|---|
楽天 | 519万円 |
株式会社グッドパッチ | 574万円 |
株式会社アマナ | 359万円 |
電通デジタル | 598万円 |
企業によっても平均年収に差があることがわかります。有名企業では、Webデザイナー全体の平均年収448万円と比較すると、年収は高めであることがわかります。
海外Webデザイナーの平均年収
海外におけるWebデザイナー平均年収は以下の通りです。各国の年収データはHONGKIATを参考に、2023年3月13日のレートで計算しています。
国名 | 平均年収 |
---|---|
アメリカ | 約680万円 |
オーストラリア | 約705万円 |
ドイツ | 約603万円 |
オランダ | 約466万円 |
スイス | 約850万円 |
スイスでは平均年収が比較的高く、国によって年収には大きな差があることがわかります。日本における平均年収は448万円だったので、海外と比較すると高くはないといえます。
フリーランスWebデザイナーの平均年収・単価相場
社員やアルバイトでなく、フリーランスとして仕事をしているWebデザイナーの平均年収についてもチェックしておきましょう。
フリーランスは多様な働き方ができるため、フリーランス一本で生計を立てている「専業フリーランス」もいれば、本業を保っている「副業フリーランス」もいます。ここでは、フリーランスWebデザイナーの年収について、「専業」と「副業」に分けて解説します。
専業フリーランスの場合
専業フリーランスのWebデザイナーの場合どのくらいの年収があるのか、経験年数1年・3年・5年以上にわけ、それぞれのケースで紹介します。
経験年数1年
経験年数1年の場合は、年収200万円から400万円程度です。Webデザイナーは、クライアントの指示通りに作業できるスキルがあれば、初心者でも仕事を受けられます。例えば、以下のような初心者向けの時給1000〜2000円の案件が募集されています。
高単価の案件を受けるには、ポートフォリオに載せられるような実務経験や、高いスキルが必要です。そのため、経験年数1年くらいでは、200万円から400万円程度の年収になります。
プロのWebデザイナーとしてやっていくには、クライアントが欲しいデザインを提案できなければなりません。このレベルの方は、デザインを学びスキルアップを目指しましょう。
経験年数3年
経験年数3年のフリーランスWebデザイナーの年収は、400万円から600万円程度です。フリーランス経験が3年目になると、正社員Webデザイナーの平均年収よりも、高い年収を得られる可能性があります。こちらは、Webデザイナーとして3年以上の実務経験が求められる案件です。
仕事の内容は、運用型広告のバナーデザインやLPデザインで、ビジネスの課題をクリエイティブで解決するためのデザイン力が求められます。主な使用ツールはFigma・XD・Photoshop・Illustratorなどです。
経験3年目で400万円から600万円程度の年収を稼ぐには、自らクライアントにヒアリングしてデザインできるくらいのレベルが必要です。
ただ、フリーランスWebデザイナーの中ではこの年収は高い方ではありません。
より、高い年収を目指す場合はWebデザイナーとしてのスキルだけでなく、SEOやマーケティングなどの高い報酬が得られるスキルを身に付ける必要があります。
経験年数5年
フリーランスWebデザイナーとして経験年数5年の場合、年収は600万円程度で、なかには年収1,000万円を超えている方もいます。
おおよその平均値である年収600万円というのは、IT業界全体からすると高い年収とはいえません。Webデザイナーで年収1,000万円を超えるには、求められることも多くなります。
こちらが、Webデザイナーとして5年以上の実務経験が必要な案件の一例です。
納期がタイトになることもあることから、スピード感を持って仕事に臨めることが重視されています。仕事の質とスピードを両立させるには、豊富な経験が必要なことはいうまでもありません。求められるレベルが高いため、報酬も高額になっていることがうかがえます。
多くの日本人がインターネットにアクセスできる今の時代、企業のWebページはその企業のイメージを決定する重要な広告媒体です。しかし、Webページをうまく活用できていない企業も少なくありません。
年収1,000万円を稼ぐWebデザイナーは、企業に対してコンサルタントのように企業イメージを向上させるWebページを提案できる方です。フリーランスのWebデザイナーのキャリアアップ先として、ぜひこのような働き方を検討してください。
副業フリーランスの場合
「ITプロパートナーズ」で取り扱っている案件によると、週2~3日勤務の副業案件では、月額40万~50万円が相場です。年収にすると480万~600万円程度となります。Webデザイナーの場合、実績やスキルによっては、副業でも専業フリーランス並みの収入を得ることができます。
副業フリーランス向けの案件例はこちらです。
必須スキルは集客用LPの制作経験で、使用ツールはFigma・Adobe各種ツール・Google各種ツールなどです。
Webデザイナーとして年収アップする方法
先ほど簡単に触れたように、経験の少ないWebデザイナーの年収は高いとは言えません。むしろ、Webエンジニアなどと比べるとかなり低いのが現実です。ではどうすれば年収アップを実現できるのでしょうか。
Webデザイナーとして年収アップする方法には以下が考えられます。
- フリーランスWebデザイナーになる
- 副業に取り組む
- 給与が高い企業に転職する
- スキルの幅を広げる
- キャリアアップを目指す
- Webデザイナーとして海外で仕事する
それぞれについて解説します。
フリーランスWebデザイナーになる
前章で紹介したように、年収をアップさせるにはフリーランスのWebデザイナーになる方法があります。
ただ、フリーランスになったからといって、単純に収入が上がるとは限りません。知り合いからの紹介だけでは高い単価の仕事ができない可能性もあります。フリーランスが高単価の案件を受けるには、仕事をどうやって獲得するかが重要です。
例えば、営業力の強化やポートフォリオを充実させるなど、クライアントに自分のスキルや経験を積極的にアピールして案件を獲得する必要があります。また、フリーランスエージェントの活用も検討しましょう。
フリーランスエージェントは、自分に合ったスキルや働き方の案件を紹介してくれるサービスです。そのため、自分で営業しなくても、ミスマッチの少ない仕事を受けられます。請求業務などの事務仕事のサポートも受けられるので、メインの仕事だけに集中することが可能です。
弊社ITプロパートナーズでは、Webデザイナー向けの高単価案件を扱っています。Webデザイナーとして年収アップを目指しているなら、ぜひご活用ください。
副業に取り組む
会社員としての仕事と並行してWebデザイナーの副業に取り組み、収入の柱を増やせば収入アップにつながります。副業することで人脈ができたり対応できる仕事の幅が広げられたり実績がついたりするので、独立に向けた準備にもなるでしょう。
また、本業で身につけたスキルを副業で活かせるだけでなく、副業での経験を本業で活かすこともできます。それにより、会社員としての収入が上がる可能性もあるでしょう。
給与が高い企業に転職する
事業会社のインハウスWebデザイナーになるなど、給与の高い企業に転職する方法もあります。先ほど紹介した事業会社である楽天のデザイナーの平均年収は519万円です。
多くのフリーランスが活躍するWebデザイナーの働き方は、一つの職場で長く働けば良いというものではありません。
待遇に不満があったり、自分のスキルの価値を認めてくれない場合はもっと条件の良い企業に転職したり、フリーランスになるのが普通の働き方です。
Webデザイナーとしてのスキルにある程度自信が付いたら、年収アップのために転職を検討してください。
なお転職を考えることとは、自分のスキルを見直すいい機会です。これからどんなWebデザイナーを目指すか、またそのためにどんなスキルを学ぶべきかを考えて、転職先を選びましょう。
スキルの幅を広げる
スキルの幅を広げるのも、年収アップにつながることです。高単価案件では、求められるスキルも多くなります。スキルの幅を広げれば、高単価案件を受けられる可能性を高められるのです。
例えば、以下のスキルを身につけておくとよいでしょう。
- SEOの知識
- マーケティングスキル
- サーバサイドのPHP
スキルが増えればキャリアアップにもつながり、さまざまな案件に対応できるようになります。それにより、収入アップも目指せるようになるでしょう。
キャリアアップを目指す
Webデザイナーとして身につけたスキルや実績を生かし、年収の高い関連職種にキャリアアップするのも1つの方法です。フリーランスの場合は特に、幅広いスキルを身につけて担当できる分野を広げることで案件の選択肢が増えると、そのぶん年収アップを狙いやすくなります。
例えば「Webディレクター」や「UI/UXデザイナー」などは、Webデザイナーと比較して年収が高めです。詳しくは「Webデザイナーが年収アップのために目指したい職種」の項目で解説します。
Webデザイナーとして海外で仕事する
Webデザイナーとして海外で仕事をするのもひとつの方法です。前述したように、海外のWebデザイナーの平均年収は日本よりも比較的高い傾向があります。ただ、海外で働きたくても、その方法がわからないという人も多いでしょう。
海外で働く方法として考えられる主な方法は以下の通りです。
- 外資系企業に就職・転職する
- グローバル展開している企業で働く
- 海外の現地企業で働く
日本に支社がある外資系企業なら海外勤務のチャンスがあります。国内企業でもグローバル展開している会社なら、海外の拠点に異動できるかもしれません。確実に海外で働きたいなら語学力は求められますが、海外の現地企業で働く選択肢もあります。
Webデザイナーとして年収1000万円稼ぐことは可能?
結論から伝えると、フリーランスとして活動すればWebデザイナーとして年収1,000万円稼ぐことは可能です。次では、実際にWebデザイナーとして年収1,000万円以上稼いでいるフリーランスや、年収1,000万円を稼ぐポイントを解説します。
フリーランスになれば年収1000万円を目指せる
前述したように、Webデザイナーとして年収1,000万円を稼ぐことは可能です。実際に1,000万円を稼ぐ人は実在するので、いくつか投稿を紹介します。
リッシュ・イデ ナレッジベース
— イチ@年収1000万WEBデザイナー養成 (@hash666699) April 15, 2022
年収1000万以上のWEBデザイナーとして15年やってきた僕が、自分の知識、デザイン技術、ビジネス経験を全部詰め込んだ知識データベースサイトをプレ・オープンしました
まだプロトタイプで、下剋上上位版の購入者しか入れませんが、そう遠くないうちにご案内します
↓ pic.twitter.com/ScRcE7YbwC
どうやって年収1000万超えたか
— ナガツキ テルキ@飯テロ垢 (@nagatsuki247) October 20, 2021
webデザイナー&フロントエンジニアになってキャリア8年、正社員時の最終年収は600万、独立起業したら初年度で1,000万超え
ただこれは私のデザイナーやエンジニアとしての質がよかった等は主要因ではなく「独立前に有名案件に関わったかどうか」が分岐点でした
Webデザイナーとして年収1000万円以上稼いでいる人のツイートです。どちらの方も会社から独立し、フリーランスとして活動しています。
実際のところ会社員Webデザイナーで、年収1,000万円を超えるのは難しいといえます。フリーランスになれば年収1,000万円も目指せるでしょう。
「独立前に有名案件に関わったかどうかが分岐点」という意見も見られました。フリーランスWebデザイナーとして年収1,000万円稼ぐには、スキルだけでなくアピールできる実績や経験があるかどうかが大きく影響するようです。
また、Webデザインの仕事だけでは厳しいので、他のスキルも身につけることも必要です。
フリーランスWebデザイナーとして年収1000万円を稼ぐポイント
フリーランスとして年収1,000万円を稼ぐには以下がポイントになります。
- 単価の高い仕事を受ける
- ディレクター系の案件を狙う
- 他のスキルも身につける
- 複数の案件(仕事)を受注する
年収1,000万円を稼ぐには、単価の高い仕事を受けることが重要です。単価の高い仕事を受けるには、Webデザイナーとしてのスキルは当然ですが、実績を重ねることも求められます。
ディレクター系の案件を狙うのもポイントです。ディレクターはクライアントの要望を理解した企画の立案・制作をはじめ、チームメンバーの管理やトラブル対応など、案件をスムーズに進めるための責任者です。そのため、コミュニケーション力やマネジメント力、マーケティング力などのさまざまなスキルが求められます。
このようにWebデザイナーとしてのスキルだけでなく、さまざまなスキルを身につけておけば、受けられる仕事の幅が広がるので、高単価案件を受けられる可能性を高められるのです。
フリーランスエージェントでは、スキルや実績があれば高単価案件を紹介してもらえるので、積極的に活用しましょう。
高年収を稼げるWebデザイナーになるために身につけたいスキル
Webデザイナーとして高年収を稼ぐための具体的なスキルは以下の通りです。
- UI・UXデザインのスキル
- プログラミングスキル
- Webマーケティング
- マネジメントスキル
- コピーライティングスキル
UI・UXデザインのスキル
高年収を目指すなら、Webサイトをユーザー目線でデザインする、UI(ユーザーインターフェイス)・UX(ユーザーエクスペリエンス)デザインのスキルが必要です。
Webサイトには商品やサービスのPR・販売など、さまざまな目的があります。その目的を達成できるようにするのが、UI・UXデザインです。Webサイトやアプリなど、近年では高いユーザビリティが求められているため、需要の高いスキルといえます。
プログラミングスキル
プログラミングが伴う案件は高単価であるケースが多いので、プログラミングスキルを身につけておくのもおすすめです。特に、ブラウザ上にアニメーションなどの動きを与えられるJavaScriptや、ショッピングカート・問い合わせフォームの生成に使われるPHPなどのスキルは役立ちます。
また、プログラミングスキルがあれば、Webサイト上でどのように反映されるか想像しながらデザインできるのもメリットです。プログラマーとのコミュニケーションも円滑になるので、受けられる案件の幅が広がり、より単価の高い仕事を受けられるようになるでしょう。
Webマーケティング
Webマーケティング力を身につければ、フリーランスWebデザイナーとしての価値を高められます。Webマーケティングとは、ユーザーにWebサイトへの訪問を促し、サイトの目的を達成させるための活動です。
具体的には市場調査やアクセス解析・広告効果・コンバージョン率などの分析から、Webサイトを効果的に改善する役割を担います。Webデザイナーならマーケティング視点を持ってユーザーが好むデザインを考えることで、効果の高いWebサイト制作の実現につなげられます。
マネジメントスキル
優れたマネジメントスキルがあればディレクターとして活躍できるので、高単価案件を獲得できる可能性を高められます。
前述したようにディレクターはプロジェクトの責任者として、企画の立案・制作、チームメンバーのスケジュール管理や進捗確認、品質チェックなど、さまざまな役割があります。責任ある立場なので、その分報酬も高く設定されているのです。
クライアントやチームメンバーなど、多く人間と関わるため提案力やコミュニケーション力も求められます。また、プロジェクトの進行には予期せぬトラブルもあるため、課題解決力やコスト管理能力も必要です。
コピーライティングスキル
Webサイトの目的である商品やサービスの周知・販売につながるような、魅力的なコピーを考えるスキルも重要です。
例えば、ユーザーの目に止まるコピーを考えるには、商品やサービスの特徴を理解しなければなりません。そのため、クライアントとの打ち合わせで役立つコミュニケーション力も求められます。
Webデザイナーが年収アップのために目指したい職種・キャリアパス
年収アップを目指すのであれば、Webデザイナーという肩書きにこだわらないことも重要です。Webサイトは、Webデザイナーだけでつくるものではありません。別ポジションもこなせるようになれば、収入アップを実現しやすくなります。
Webデザイナーのキャリアパスには、WebディレクターやUI/UXデザイナー、フロントエンドエンジニアがあります。それぞれの職種の仕事内容や必要スキルなどを解説します。
Webディレクター
Webディレクターは、Webサイトの企画や制作、運用のリーダーとしてチームをまとめる仕事です。デザイナーやエンジニア、ライターそれぞれの業務内容を把握している必要があります。
クライアントやメンバーとさまざまなやり取りがある立場なので、コミュニケーション力やヒアリング力、プレゼン力などが必要です。また、進捗やスケジュールなどを管理することも求められます。
Webディレクターの年収については、こちらの記事も合わせてご覧ください。
UI/UXデザイナー
UI/UXデザイナーは、Webサイトをユーザー目線でデザインする仕事です。UIデザイナーはユーザーが見たり操作したりする部分のデザイン、UXデザイナーは、ユーザーに質の高い体験をしてもらえるようなデザインや設計を考えます。
必要なスキルは、HTMLやCSSなどのコーディングスキル、PhotoshopやIllustratorなどのツールのスキルなどです。また、クライアントの要望をサイトのデザインに反映させるためには、ヒアリング力やコミュニケーション力、提案力なども求められます。
フロントエンドエンジニア
フロントエンドは、ユーザーが目に触れるWebサイトのブラウザ側の部分を指します。フロントエンドエンジニアは、このフロントエンド部分を開発します。
求められるスキルは、HTMLやCSS、JavaScriptのコーディングスキル、WordPressなどのCMSのスキル、UI/UX設計スキルなどです。また、チームで仕事を進めることがほとんどなので、コミュニケーション力は求められます。
未経験からフリーランスWebデザイナーになる方法
未経験からフリーランスWebデザイナーになる方法は、以下の流れを踏みましょう。
- スキルを磨く
- 企業で経験を積む
- 副業から開始して独立する
各ステップについて具体的に解説します。
1.スキルを磨く
まず、Webデザイナーとしてのスキルを磨きましょう。未経験者が身につけておくべきスキルは、パソコンスキル・イラストやデザインツールのスキル・マークアップ言語やプログラミング言語の知識などです。
スキルを習得する場合、独学という方法もありますが、スキルは専門学校などのスクールで学べます。むしろWebデザイナーとして就職するには、スクールなどでこのようなスキルを習得していなければなりません。
2.企業で経験を積む
スキルを身につけたら、Webデザイナーの仕事ができる企業へ就職・転職し、経験を積みましょう。経験したことは実績になりますし、スキルアップにもつながります。
クライアントに選ばれるフリーランスになるには、実績が重要です。前章で紹介した年収1,000万円を稼いでいるフリーランスも「独立前に有名案件に関わったかどうかが分岐点になった」としています。企業では、スキルアップしつつ実績づくりも意識して取り組みましょう。
3.副業から開始して独立する
経験を積んだら、副業案件を受けて独立の準備を始めましょう。副業の収入が本業の収入程度になれば、独立も検討できます。副業で人脈を広げておけば、独立後に仕事を紹介してもらえたり、相談できたりなどさまざまなメリットもあります。
副業案件の探し方として考えられるのは「知人からの紹介」「クラウドソーシングサイト」「副業エージェント」などです。
自分のスキルを理解した知人の紹介なら業務内容のミスマッチを防げます。クラウドソーシングでは初心者向け案件の募集も多いので、スキルを磨きつつ実績づくりにもつなげられるでしょう。副業エージェントでは、自分のスキルや求める働き方に合った案件の紹介を受けられます。
Webデザイナーのスキル習得に活用できるおすすめスクール
Webデザイナーとして年収アップを図るならスキルアップが欠かせません。Webデザイナーのスキル習得に活用できるおすすめのスクールを紹介します。これからWebデザイナーを目指す人もぜひ活用を検討してください。
デジタルハリウッドSTUDIO
デジタルハリウッドSTUDIOは、全国に校舎を展開するスクールです。Webデザイナーを目指す社会人向けの「Webデザイナー専攻コース」があるので、未経験から学ぶこともできます。
Web業界で活躍中のトレーナーが直接指導するので、より実践的なスキルが身につきます。また、就職支援もあるので、未経験からWebデザイナーとして就職を目指せるのも魅力です。
侍エンジニア
侍エンジニアは、累計3万5000人以上の指導実績があるスクールです。スクールを利用する自分の目的に合わせたコースを選択できるのが特徴です。
未経験からスキルを身につけたい人向けの「教養コース」、Webデザイナーなどの仕事に転職したい社会人向けの「転職保証コース」、フリーランスを目指す人向けの「フリーランスコース」があります。
受講生の約90%が未経験としているので、未経験であっても自分が求める働き方を目指せるスクールといえるでしょう。
CodeCamp
CodeCampは、Webデザインの専門コースがあるスクールです。転職などのキャリア相談もできます。働き方に迷っている人も、スクールでスキルを身につけつつ今後のキャリアを考えられます。
オンラインにも対応しているため、時間がなくてスクールに通えない人にも利用しやすいスクールです。
Webデザイナーの将来性
Webデザイナーは、DX推進の影響や非対面ビジネスの需要の増加により、まだまだ必要とされる将来性のある仕事です。
経済産業省の電子商取引に関する市場調査を確認すると、toC向けのECサイト市場規模が拡大傾向にあることがわかります。
このことから、今後もWebサイトの導入や改善を検討するクライアントが増えると予想されるので、Webデザイナーの活躍の場は多いといえるでしょう。
ただ、フリーランスWebデザイナーになるなら他のデザイナーと差別化を図るために、常にスキルアップを図りましょう。
まとめ
Webデザイナーの平均年収を中心に、収入アップの方法などを紹介しました。
Webデザイナーの平均年収は400万円台であり、IT・Web業界では高いほうではありません。Webデザイナーとして年収をアップさせるには、フリーランスとして活動することが求められます。ただ、フリーランスは、スキルや経験などの他、安定して仕事を受けられる環境づくりが必要です。
弊社ITプロパートナーズは、あなたに合ったフリーランス案件を紹介できるサービスです。自分で営業する必要がないので、仕事だけに集中しながら年収アップを目指せます。フリーランスWebデザイナーを検討しているなら、ぜひ活用してください。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
そのような方はぜひ、ITプロパートナーズをご利用ください!
まずは会員登録をして案件をチェック!