Webディレクターの年収は?年収アップに必要なスキルやキャリアプラン

こんにちは、ITプロマガジンです。

Webコンテンツ制作で、スタッフの指揮や進行管理を行うWebディレクター。制作現場の総監督とも言える職種のため、高年収が期待できるのではと、平均年収が気になる人も多いでしょう。

今回はWebディレクターの平均年収や、年収アップに役立つスキルをご紹介します。年収を上げるキャリアプランについても解説しているので、Webディレクターへの転職を考えている人や、Webディレクターとしてすでに活躍されている人もぜひ参考にしてみてください。

フリーランスの単価の伸ばし方

「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」

フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

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Webディレクターの平均年収は430万円

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2021年9月~2022年8月の1年間にdodaに登録した人の年収データ、「平均年収ランキング(職種・職業別)【最新版】」によると、Webディレクター・Webプロデューサー・Webプランナーの平均年収は全体で430万円です。

日本全国の平均年収は、国税庁の「令和3年分民間給与実態統計調査」によると443万円です。この結果からWebディレクターは日本全国の平均年収とほぼ同じであることがわかります。

近い職種であるWebデザイナーやWebマーケターと比べてみるとどうでしょうか。同じくdodaによるとWebデザイナーの平均年収は361万円、Webマーケターは511万円です。Webディレクターの平均年収はWebデザイナーより高く、Webマーケターより安いという結果になりました。

年代別のWebディレクターの平均年収

こちらもdodaによると、Webディレクター・Webプロデューサー・Webプランナーの年代別の平均年収は、

  • 20代:360万円
  • 30代:455万円
  • 40代:523万円
  • 50代以上:552万円

となっています。この結果から、Webディレクターの職種は、年齢が上がるにつれて平均年収も上がっていることがわかります。

フリーランスWebディレクターの年収

ITプロパートナーズの場合、Webディレクターのフリーランス案件は月単価で60〜80万円。年収だと720〜960万円程度と想定できます。この結果から、Webディレクター全体の平均年収と比較すると、フリーランスのWebディレクターの方が年収が高いことがわかりました。

Webディレクターとして稼ぎたいのなら、高収入を得やすいフリーランスのWebディレクターがおすすめです。

Webディレクターの年収アップに役立つスキル

WebディレクターはWeb制作の企画から運用まで、幅広い業務をこなす必要があるため、求められるスキルも多くなります。年収を上げるためには、今自分に足りないスキルを理解し、スキルを身につけることが何より大切です。

Webディレクターとして、年収アップさせるために必要なスキルはどのようなものなのか、見ていきましょう。

問題解決能力

Webディレクターにはトラブルやアクシデントに対応する、問題解決能力が求められます。Webコンテンツの制作を行う上で、「思ったよりアクセス数が伸びない」「Webサイトが使いにくい」などは、問題の定番と言えるでしょう。Webディレクターはこれらの問題に対して細かく分析を行い、解決へ導く必要があります。

マネジメントスキル

Webディレクターの年収アップには、マネジメントスキルが欠かせません。Webディレクターの仕事では、クライアントから実現が難しい要望を依頼されることもあります。その要望に応えるためには、限られた人員、予算、スケジュールで効率的に管理するスキルが必要となるでしょう。

より効率的な現場になるように管理し、クライアントの要望をできるかぎり実現しながら、リーダーシップをとることが求められます。

コミュニケーションスキル

Webディレクターの年収アップにはコミュニケーションスキルが必須です。Webディレクターはさまざまな職種の人と連携を組み、仕事を実行します。クライアントの要望に応えるために微調整を行いながら、プロジェクトを円滑に進めるために、制作チームが意見しやすい環境を整える必要もあるでしょう。

ほかにも、ITやWeb技術の最新情報をいち早くキャッチするための手段として、人脈を広げるためにも、コミュニケーションスキルが欠かせません。

ヒアリングスキル

Webディレクターの年収アップには、クライアントやユーザーがどのようなWebコンテンツを求めているかをヒアリングし、企画を立てるヒアリングスキルが必要です。「どのような課題があるか」「要望は何か」をクライアントからしっかりヒアリングし、課題の解決や要望を叶える目標と数値を設定し、目標達成のための戦略を練ります。

提案がとおり、戦略がうまくいけばWebディレクターとしての評価が上がります。それによってクライアントから気に入られると、新しいプロジェクトを任せられることもあるでしょう。

UI/UXに関する知識やスキル

UI/UXに関する知識やスキルがあると、デザインとサイト設計の専門性が高まり、Webディレクターとしての業務の幅が広まります。UIは「ユーザーインターフェース」の略で、WebサービスやWebサイト、ソフトウェアの利用者のことを指し、UXは「ユーザーエクスペリエンス」の略で、ユーザーが商品やサービスから得られる体験のことを指します。

企業によっては、UXデザイナーがWebディレクターという職種の延長線上にあることもあります。

プログラミングの知識

Web周りで活用されるプログラミングの知識も、Webディレクターが高年収を獲得する上で大切です。Webディレクターが直接、プログラミング開発に携わることはあまりありませんが、フロントエンジニアやWebコーダーと連携を取ることはたくさんあります。

どのようなプログラムやコーディングが組まれているか、理解できる程度の知識や知見があると、制作を進行する上で有利です。そのため、HTML/CSSやJavaScriptといったプログラミング言語や、Web周りで必要な開発スキルの知識を得るようにしましょう。

デザインスキル

Webディレクターにも基本的なWebデザインの知識が求められます。ビジュアルのデザイン力など、細かいデザインはWebデザイナーが担当しても、サイトの要件に応じてワイヤーフレームを作成するのは、Webディレクターの役割であるためです。

またデザインのトレンドは時代によって変化します。デザイナーがどういった意図でデザインしたか、クライアントの要望を汲み取ったデザインになっているか、などを理解するためにWebデザインの知識を身につけるようにしましょう。

マーケティングスキル

Webディレクターにマーケティングに関する深い知見があると、希少な人材として重宝されやすいです。Webサイトの制作は、クライアントの要望を満たしたものを作れば終わりというものではありません。

PV数や訪問数はWebサイトを運用する上で、最も重要な数値指標です。これらの数値指標を読むスキルは、Webサイトの集客を効率的に行うために非常に有効となります。

Webサイトへの流入は検索エンジンによるものが多いため、検索順位での上位表示を目指すSEO対策やGoogleAnalyticsなどのマーケティング知識があると、高年収につながりやすいでしょう。

下記記事ではWebディレクターの経験別に必要なスキルを一覧でご紹介しています。

優秀なWebディレクターに必要なスキル20選を一覧で紹介

Webディレクターの年収アップにつながる資格

Webディレクターとして年収を上げるためには、スキルだけでなく資格を取得するのがおすすめです。資格があればより専門的な知識を身につけることができ、自らのスキルを見える化することができます。

転職やフリーランスとして独立する際にも役立つ可能性があるので、ぜひ参考にしてみてください。

Webリテラシー試験

Webリテラシー試験とは、仕事でWeb業界に関わる人へ向けて、適切に業務を遂行するために必要なWebリテラシーを身につけているかどうかを問われる資格試験です。Webディレクターを目指すのであれば、まず取得しておきたい重要知識と言えるでしょう。

合格すれば「Webアソシエイト」という資格を取得することができます。Webの基礎知識からWebサイトの企画・設計、Webマーケティングの知識まで身につけることが可能です。

PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)

PMPとは、アメリカのプロジェクトマネジメントに関する国家資格です。Webディレクターはプロジェクトを円滑に進めるために、コストやスケジュール、リスクの管理が必要不可欠。資格を取得すれば人材管理のプロとして、Web制作をはじめとしたあらゆる業界でのプロジェクト管理の知識が身につくので、ぜひ取得しておきたい資格の一つです。

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定は、Web制作に必要な知識やスキルを問われる国家資格です。Web制作に関する知識を問われる筆記試験だけでなく、HTML・CSSでのコーディング、画像の作成や加工といった内容も問われます。

WebディレクターはWebデザイナーと仕事をする機会が多いです。Webデザインに関する知識や専門用語を身につければ、どういったデザインにして欲しいか具体的に使えることができるため、身につけることをおすすめします。

ウェブ解析士認定資格

ウェブ解析士認定資格を取得すれば、ウェブ解析の基礎知識から解析による課題の発見、対策まで、Webマーケティングに必要な知識を身につけることができます。Webディレクターとして年収アップを目指すには、WebサイトのPVや訪問数を分析するスキルは必須のため、ぜひ保有しておきたい資格と言えるでしょう。

Webディレクターの年収を上げるキャリアプラン

現在Webディレクターとして活躍している人のなかには、今とは違うキャリアプランを知りたいという人もいるでしょう。Webディレクターは幅広い知識が求められる分、クリエイティブ職のなかでも年収が高い職種ではありますが、転職や他職種へのキャリアチェンジをすることで、さらなる年収アップが期待できます。

年収の高い会社へ転職する

Webディレクターとしての仕事はそのまま、年収の高い会社に転職するキャリアプランです。同じ会社で働いていても、なかなか年収が上がらないと感じている人は少なくありません。

今勤めている会社より年収の高い同一業界同一業種へ転職すれば、採用側から即戦力として歓迎されます。年収が上がるだけでなく、自分の労働価値を高く評価してくれる可能性が高いでしょう。

他職種へキャリアチェンジ

思い切って他職種へキャリアチェンジするのも一つの方法です。WebディレクターにはWeb制作に関する幅広いスキルと知識があるため、その分さまざまな職種を目指すことができます。

Webプロデューサー

Webプロデューサーとは、クライアントから依頼されたWebサイトの企画から制作、運営までプロデュースする仕事です。WebディレクターはWeb制作プロジェクトの遂行について責任を担う実務遂行者で、WebプロデューサーはWeb制作事業について責任を持つ計画立案者という言葉が当てはまるでしょう。

WebプロデューサーはWebディレクターより上流工程に携わる職種であるため、Webディレクターの上司に相当するケースが多く、その分年収も高くなります。

Webマーケター

Webマーケターとは、WebサイトをはじめとしたSNSやチャットなど、オンラインを活用して行われるマーケティング全般の仕事を指します。WebディレクターからWebマーケターへの転身を考える場合、アクセス解析やSEOの基礎知識だけでなく、Web広告やマーケティングの手法についても身につける必要があります。

SEOやWebマーケティングについては、常に変化し続けています。Webマーケーターを目指すのであれば新しいトレンドに敏感になり、自ら学び続ける姿勢と行動を起こすことが重要です。

Webマーケターとは?仕事内容や年収、なり方、必要スキルまで解説

Webアナリスト

Webアナリストはアクセス解析の専門家です。アクセス解析などからWebサイトの動きを分析し、課題を明確にして、改善するために具体的な提案をし続ける必要があります。高度な分析能力はもちろん、ビジネスやマーケティングに関する知識が必要になるため、上記でご紹介した職種より、市場価値が高くなるケースが多いです。

フリーランスWebディレクターは年収1,000万円も可能

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先ほどお伝えした通り、フリーランスのWebディレクターの平均年収はWebディレクター全体の平均年数と比べて、高い傾向があります。

また、案件によっては、年収1,000万円以上を稼ぐことも夢ではありません。フリーランスのWebディレクターにはさまざまなメリットがありますが、その分デメリットもあることを認識しておきましょう。

フリーランスのWebディレクターになるメリット

フリーランスのWebディレクターになると、自分で交渉して案件を獲得するので、努力次第では会社員より高収入を得ることができます。リモート案件であれば働く時間や場所に縛られず、ワークライフバランスを保ちやすいでしょう。また、人間関係におけるストレスも軽減することができます。

ほかにもフリーランスとしてWebディレクターの仕事をすれば、幅広い案件に携わることができるので、さらなるスキルアップを望めます。会社員時代とは違って、自分がやりたい案件だけ受注すればいいので、仕事のやりがいも増すことでしょう。

フリーランスのWebディレクターになるデメリット

フリーランスのWebディレクターになると、うまく案件が獲得できない場合、会社員時代より年収が落ちる可能性もあります。

また会社員時代とは違って、請求書の作成や備品の管理といった雑務も自分でする必要があることを、頭に入れておきましょう。

Webディレクターでフリーランスに!独立後の年収や案件獲得方法を解説

案件を同時に請け負えば年収1,000万円は実現可能

一つの案件で年収1,000万円を目指すこともできますが、フリーランスのWebディレクターの案件の月収相場は50〜80万円ほどとなるため、90万円や100万円以上の案件はそんなに多くないのが現状です。

ただし、2つ以上の案件を同時に請け負えば、年収1,000万円を稼ぐことも可能です。実際にITプロパートナーズの案件を見てみましょう。


フリーランスのWebディレクター向けの案件には、上記のように週2日勤務で対応できるものがあります。こちらの案件の想定月収は50万円なので、あともう一つ40万円の案件を請け負えば、年収1,000万円を達成することができます。


週5日稼働できるのであれば、上記案件のように、週3日勤務ができるものと組み合わせると、年収1,000万円を目指すことができます。

弊社ではこの他にも数多くのWebディレクター案件を取り揃えています。フリーランスとしての独立も検討されている方はぜひお気軽にご相談ください。

Webディレクターの将来性

現在、Web業界を含むIT業界では、さまざまな仕事がAIなどによって代替されていることから、Webディレクターの将来性について不安視する声が上がっています。

Webディレクターの仕事は人とのコミュニケーションが中心。コミュニケーションはAIが苦手なことの代表です。もちろんAIも人とコミュニケーションをとることはできますが、クライアントからの抽象的な要望に応えたり、制作チームに対する細やかな配慮をしたりなど、人の気持ちを汲み取って行動することは難しいのです。

そのため、WebディレクターがAIなどに代替されてなくなる心配はないと言えるでしょう。

Webディレクターはなくなると言われる4つの理由と将来性の実態

まとめ

Webディレクターは決して安易な職種ではありませんが、Webの幅広い知識と経験を身に付けることができるため、キャリアアップには最適です。ネットワークインフラに比べ伸びしろが多く一人称で活躍できるのも、魅力と言えるでしょう。

Webディレクターとして高年収を獲得したいなら、会社員よりフリーランスとして独立することを検討してみてください。高年収を狙いやすいのはもちろん、リモートや週3日の勤務など、自分のライフスタイルに合わせて働けるのも大きなメリットです。ご自身で直接企業に営業をかけるのはかなり難易度が高いので、まずはIT系フリーランス専門エージェントに登録して、フリーランスとしての実績を増やしていくことをおすすめします。

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