Webデザイナーの業務委託案件を募集している求人サイト13選と案件例

こんにちは、ITプロマガジンです。

デザイナーの業務委託案件は高単価なものもあり、スキルがあればフリーランスとして生計を立てることは十分可能です。業務委託案件を獲得できるサイトはたくさんあるため、デザイナーとして個人で活動したいと考えている人は、どのようなサイトがあって単価相場はどの程度なのか?知りたい方も多いでしょう。

この記事では、デザイナーの業務委託案件の求人例や、案件探しにおすすめのサイトを紹介します。Webデザイナーが業務委託で働く際の流れや注意点も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

フリーランスの単価の伸ばし方

「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」

フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

ITプロパートナーズでは、

・9割がエンド直案件のため、高単価
・約6割が週3-4案件のため、柔軟に働ける
・約7割がリモートのため、働く場所を選べる

などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。

初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?

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業務委託として活動するデザイナーの働き方

業務委託とは契約形態のひとつで、フリーランスとして仕事を受ける場合の多くは業務委託契約を結ぶことになります。はじめに、業務委託として活動するデザイナーの働き方について詳しく見ていきましょう。

そもそも業務委託とは

業務委託とは、企業から依頼を受けて業務に取り組むことです。企業に雇用されている会社員とは異なり、業務委託では雇用契約を結びません。業務委託では、あくまでも業務単位で契約を結びます。契約している企業に出向いて働く場合もあれば、在宅で仕事ができる場合もあるでしょう。

業務委託には、請負契約と委任契約があります。請負契約とは、一定の成果に対して報酬が発生する契約です。たとえば、依頼されたデザインを完成させて納品し、報酬を受け取るケースが当てはまります。一方、委任契約は、業務の遂行そのものに対して報酬が発生する契約です。業務に取り組んだという事実があれば、具体的な成果が生まれていなくても報酬を受け取れます。

業務委託でできるデザイナーの仕事は、Webデザイナーやアパレルデザイナーなど多岐にわたります。この記事では、主にWebデザイナーとグラフィックデザイナーに焦点を当てて解説していきます。

業務委託契約とは?雇用契約・請負との違いや働き方を簡単に解説

常駐型による働き方

常駐型Webデザイナーとは、クライアントのオフィスに出向き、現場で作業する働き方を指します。一定の期間や特定のプロジェクトが終了するまで、クライアントのオフィスに常駐することが要求されます。

常駐型における働き方の特徴は、クライアントと直接コミュニケーションを取りながら仕事ができるところです。直接会話が可能なため、フィードバックと対応が迅速に行えます。さらに、クライアントのビジネスを深く理解し、より適切なデザインを提案するチャンスも増えるでしょう。

しかし、通勤時間やオフィスでの作業時間を考慮に入れた報酬設定が必要となります。また、フリーランスであっても、クライアントの社内文化やルールへの適応も一定程度求められます。

在宅での働き方

業務委託としてWebデザイナーの仕事を受ける場合、在宅勤務も可能です。自宅はもちろん、カフェやコワーキングスペースなどで働く人も多いです。クライアントとのコミュニケーションはメール、電話、ビデオ会議などを通じて行います。

在宅で働くことの利点は、自由な時間管理と場所選択が可能なところです。自分のライフスタイルや作業スタイルに合わせて環境を整えられます。さらに、通勤時間がない分、作業時間を多く確保できます。

ただし、クライアントとのコミュニケーションは基本的にテキストで行われるため、テキストコミュニケーション力が必須になります。なお、基本的にはリモートで働きつつ、必要に応じて週1回程度、取引先の企業に出向くという条件の案件も多いです。

フリーランスデザイナーの働き方や独立する際の注意点など詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

フリーランスのデザイナーになるには?仕事の取り方や年収・案件単価

デザイナーの業務委託における案件単価相場や募集求人例

デザイナーの業務委託案件の単価相場は、職種によって異なります。職種ごとの案件単価の相場は、ITプロパートナーズの募集案件を参照にすると以下の通りです。

職種案件単価相場(月収)
Webデザイナー30万円〜80万円
グラフィックデザイナー40万円〜60万円
UI/UXデザイナー60万円〜80万円

以下で、それぞれの職種について実際に募集されている案件例を紹介します。

Webデザイナーの案件単価例

案件名【WordPress/HTMLコーディング】サッカー連盟におけるHP改修の案件・求人
案件単価600,000円/月
勤務地フルリモート
スキルWordPress , HTMLコーディング
職種・ポジションWebデザイナー

こちらは、クライアントが運営するWebサイトのデザインからコーディングまでを担当する案件です。デザインスキルに加えて、WordPressやHTMLを扱うスキルも求められます。週1〜3日稼働で月60万円と、少ない稼働日数ながら十分な収入が得られます。

グラフィックデザイナーの案件単価例

案件名【Photoshop/Illustrator】キャンペーンページ作成におけるグラフィック制作の案件・求人
案件単価400,000円/月
勤務地フルリモート
スキルPhotoshop , Illustrator
職種・ポジションWebデザイナー グラフィックデザイナー

こちらはアプリ内で使用するバナーや各種グッズ、SNS投稿用の素材など、グラフィック制作全般を担当する案件です。PhotoshopやIllustratorといったデザインツールのスキルが必須で、報酬は週5日稼働で月40万円です。

UI/UXデザイナーの案件単価例

案件名【UIUX改善/デザイン制作】AI議事録サービスにおけるUIUXデザイナーの案件・求人
案件単価700,000円/月
勤務地フルリモート
スキルUIUX改善 , デザイン制作
職種・ポジションUI・UXデザイナー グラフィックデザイナー

こちらの案件では、クライアントのプロダクトのUI/UXデザインを担当します。また、デザインだけでなく要件定義やプロジェクト推進なども対応範囲のため、幅広いスキルが求められます。週4〜5日稼働で、報酬は月70万円と高単価な案件です。

弊社ではこの他にも数多くのデザイナー案件を扱っています。スキルや実務経験がある方は、リモート可能な高単価案件の獲得も可能です。ぜひお気軽にご相談ください。

Webデザイナーが業務委託案件を獲得できるおすすめのサイト13選

Webデザイナーが業務委託案件を獲得できるサービスには、次のようなものがあります。

サービスおすすめサイト
フリーランスエージェント・ITプロパートナーズ
・レバテックフリーランス
・Midworks
・ギークスジョブ
クラウドソーシングサイト・ランサーズ
・クラウドワークス
・ココナラ
マッチングサービス・SOKUDAN
・Offers
・Anycrew
求人サイト・Indeed
・求人ボックス
・スタンバイ

以下で、それぞれのサービスの特徴とおすすめサイトを紹介するので、案件探しを効率的に進めたい人はぜひチェックしてみてください。

フリーランスエージェント

フリーランスエージェントは、それぞれのスキルや実績、希望に合う案件を紹介してくれるサービスです。担当者がついてサポートしてくれるのが特徴で、単価交渉なども任せられます。フリーランスエージェントが扱う案件は高単価なものが多く、その分一定以上の実務経験が求められるため、すでにデザイナーとしての実績が豊富な人におすすめです。

以下で、おすすめのフリーランスエージェントを4社紹介します。

ITプロパートナーズ

弊社ITプロパートナーズは、フリーランス案件を紹介しているエージェントになります。フルタイム案件はもちろんのこと、週2~3日から対応できる案件が多く扱われています。

在宅で対応できる案件や、稼働時間を調整しやすい案件も豊富です。仲介業者が存在しないエンド直案件が9割のため、フリーランスに支払われる報酬も高めになっています。さまざまなスキルをもつデザイナー向けの案件があるため、ぜひ仕事探しのために活用しましょう。

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、IT専門のフリーランスエージェントです。取引社数は10,000社以上で案件数が多く、利用者の平均年収は881万円と高収入を実現できる可能性が高いのが特徴です。独自の福利厚生パッケージを提供していて、税務関連サポートやヘルスケアサポートが受けられるというメリットもあります。

Midworks

引用元:Midworks

Midworksは、フリーランスのエンジニアやデザイナー向けのエージェントです。一定の条件を満たすと、正社員並みの保障を受けられるサービスを提供しています。また、主に東京や大阪などの企業の案件を扱っています。基本的には企業に常駐して働く仕事が多いため、東京・大阪周辺に住んでいる人におすすめのサービスです。

ギークスジョブ

ギークスジョブは、フリーランスのエンジニア向けのエージェントです。関東、関西、九州などの案件を主に扱っています。高単価な案件が多く、報酬の支払いのスピードも速いです。確定申告のサポートや勉強会の開催などにも力が入れられており、フリーランス特有の悩みが生じてもスムーズに解決できるよう配慮されています。

その他、デザイナー向けのフリーランスエージェントは以下の記事で詳しく紹介しています。実務経験がある方は高単価な案件を獲得できるので、ぜひ参考にしてください。

デザイナーにおすすめのフリーランスエージェント8選【比較表付き】

クラウドソーシングサイト

クラウドソーシングサイトは、サイトに掲載されている案件の中から自分で選んで応募し、条件が合えば案件を受注できる仕組みです。大手クラウドソーシングサイトは常に膨大な数の案件が掲載されていて、デザイン関連の案件も豊富にあります。未経験可の案件も見られるため、初心者におすすめです。

以下でおすすめのクラウドソーシングサイトを3つ紹介するので、チェックしてみてください。

ランサーズ

引用元:ランサーズ

ランサーズは、デザイン、プログラミング、ライティング、翻訳、コンサルティングなど幅広い仕事を探せるクラウドソーシングサイトです。募集されている案件に直接応募し、クライアントとやり取りしながら契約の条件を決めます。

経験が浅い人が応募できる案件も多いです。ただし、エージェントサービスと比較すると、単価が低い傾向があります。報酬から手数料が差し引かれるため、その分を加味して報酬が妥当であるか検討しましょう。

クラウドワークス

クラウドワークスも、さまざまな種類の仕事が募集されているクラウドソーシングサイトです。基本的な仕組みや特徴は、ランサーズとほとんど変わりありません。クラウドワークスは案件数が特に多く、より幅広い条件のデザイナーの案件を探せます。

ココナラ

引用元:ココナラ

ココナラは、自分のスキルを販売できるサイトです。仕事内容と単価を自分で決めて出品できるため、報酬に納得感を得やすいというメリットがあります。出品できるスキルの種類は多岐にわたり、Webデザイン関連だけでもLP・ECサイト・ブログサイト・バナーなどさまざまなカテゴリが用意されています。

この他、デザイナーとしての経験が浅い方向でも案件を獲得できるおすすめのクラウドソーシングは以下の記事で紹介しているので、併せて参考にしてください。

クラウドソーシングサイトおすすめ15選!初心者が副業で稼ぐコツとは

マッチングサービス

マッチングサービスは、案件を探している人と即戦力人材を求める企業をマッチングするサービスです。サイトに掲載されている案件に応募して企業とマッチングが成功すると報酬や稼働日について直接交渉ができるようになり、双方が合意すると案件受注となります。サイトによっては、スキルや経歴を登録すると企業側からスカウトが届くこともあります。

デザイナーにおすすめのマッチングサービスは、以下の3つです。

SOKUDAN

引用元:SOKUDAN

SOKUDANは、フリーランスや副業ワーカーを対象としたマッチングサービスです。上場企業からスタートアップまでさまざまな企業が案件を掲載していて、デザイナー案件も豊富です。完全無料で応募上限などもないため、希望に合う案件があれば積極的に応募ができます。

Offers

引用元:Offers

Offersは、業界最大級の1.1万件以上の求人を扱っているサイトです。SNSやGitHubとの連携が可能で、スキルの棚卸しにも活用できます。企業からのオファーは送信数制限があり、マッチ度や本気度の高いオファーが届きやすいのがメリットです。

Anycrew

引用元:Anycrew

Anycrewの特徴は、仕事の人脈を活かした案件探しができることです。Facebookのつながりの見える化や発注者とのつながりが強い人を上位に表示するなど、受注実績がなくても既存の人脈から案件を獲得しやすい仕組みとなっています。

フリーランス向けマッチングサイトをもっと知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

フリーランス向け仕事マッチングサービスのおすすめ

フリーランス向け仕事マッチングサービス24選!選び方のコツも紹介

求人サイト

求人サイトは、その名の通りさまざまな求人を掲載しているサイトです。求人サイトと聞くと正社員やアルバイトなどを募集しているイメージがあるかもしれませんが、業務委託案件を掲載している求人サイトもあります。「デザイナー 業務委託」などのキーワードで検索してみると、希望の案件が見つかるかもしれません。

おすすめの求人サイトは、以下の3つです。

indeed

引用元:Indeed

Indeedは、業務委託案件が多く見つかる求人サイトです。雇用形態による検索が可能で、「業務委託」というカテゴリも用意されています。予測される年収や勤務地などでも絞り込めるので、職種や仕事内容のキーワードと合わせて業務委託案件を探してみましょう。

求人ボックス

引用元:求人ボックス

求人ボックスは勤務地や雇用形態などに加えて、こだわり条件での検索が可能な求人サイトです。「未経験OK」「ブランクOK」「WワークOK」「フルリモート」などさまざまな条件が用意されているので、細かい条件を指定して案件を探したい人におすすめです。

スタンバイ

引用元:スタンバイ

スタンバイも業務委託案件が多く掲載されていて、「副業OK」「在宅ワーク」など細かい条件での絞り込みに対応しています。スマホアプリには新着求人の通知や複数サイトの求人をまとめて検索など便利な機能が提供されているため、アプリの活用もおすすめです。

Webデザイナーが業務委託で働くための必要スキルや経験

業務委託としてWebデザイナーが働く際には、以下のスキルが必要とされています。

  • 基本的なWebデザイン知識とツール・ソフトを扱うスキル
  • プログラミング言語の使用経験
  • ディレクション・マネジメント経験
  • Webマーケティングの知識
  • コミュニケーションスキル

これらのスキルについて、具体的に解説します。

基本的なWebデザイン知識とツール・ソフトを扱うスキル

Webデザイナーとして業務委託案件を獲得するには、まず基本的なWebデザインスキルが必要となります。クライアントが求める条件や解決したい課題などに応じて、適切なデザインを提供できる知識やスキルが必要です。

Webデザイナーが扱えるようになっておくべきツールやソフトとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • Photoshop
  • Illustrator
  • figma
  • XD など

必要なツールは案件によって異なり、複数のツールを使いこなせると受注できる案件の幅が広がります。また、コーディングを担当する案件もあるため、マークアップ言語(HTML/CSS)も習得しておきましょう。

プログラミング言語の使用経験

Webデザイナーとして業務委託で働くためには、プログラミング言語の使用経験も重要な要素です。具体的には、Webページの作成に必要なHTMLとCSS、Webサイトを作るためのJavaScriptの知識が求められます。

加えて、フレームワークやライブラリを使った開発経験があると仕事を獲得するうえで有利になるでしょう。たとえば、JavaScriptのライブラリであるReact.jsや、CSSフレームワークであるBootstrapの使用経験が挙げられます。

これらのツールを利用することで、クライアントが求める一貫性のあるデザインを効率的に実現することが可能です。

ディレクション・マネジメント経験

Webデザイナーとして業務委託で働く際には、技術的なスキルだけでなく、ディレクションやマネジメントの経験も重要となります。

ディレクションの経験とは、プロジェクト全体の方向性を決定し、他のチームメンバーやクライアントとのコミュニケーションを取りつつ、プロジェクトを成功に導くスキルのことです。プロジェクトマネジメントやリスクマネジメントなど、広範囲にわたるスキルが求められます。

また、フリーランスのWebデザイナーとしては、自己マネジメント能力も必要です。スケジュール管理、仕事量の調整、締め切りの守り方など、自身の作業を適切に管理するスキルが求められます。

Webマーケティングの知識

業務委託としてWebデザイナーとして働くにあたっては、Webマーケティングの知識も重要となります。良いWebデザインは、単に視覚的に魅力的であるだけではなく、ビジネス目標を達成するための役割も果たすべきです。

そのため、SEOの基本知識やコンテンツマーケティングなど、Webマーケティングの基本を理解することが求められます。また、Webサイトの訪問者を顧客に転換するプロセスを理解し、向上させるためのデザイン技術を学ぶことも大切です。

これらのスキルを身につけることで、ただデザインを作成するだけでなく、クライアントのビジネス成果に直接貢献するWebデザイナーになることが可能となります。

コミュニケーションスキル

業務委託案件で生計を立てるフリーランスデザイナーは、さまざまな企業の案件を請け負うことになります。多くの企業と円滑に仕事をするには、コミュニケーションスキルも欠かせません。案件が途切れないようにするために、丁寧なコミュニケーションを心がけ、クライアントからの信頼を獲得するスキルが求められます。

また、クライアントが希望するデザインに仕上げるには、要望を正確に理解する必要があります。「顧客層を意識したサイトデザインにリニューアルしたい」「Webサイトを集客に活用したい」など、デザインの目的は企業によって異なるため、相手が本当に求めるものを引き出すためにもコミュニケーションスキルは必須です。

Webデザイナーに必要なスキル7選!スキルアップの方法も解説

Webデザイナーが業務委託で働く際の流れ

デザイナーが業務委託で働く場合、どのような流れで進めればいいのでしょうか。ここでは、デザイナーが業務委託で働く際の流れを具体的に解説します。

1.案件を探す

まずはデザイナー向けの業務委託の案件を探しましょう。すでに紹介したエージェントサービスやクラウドソーシングサイトを活用すれば、自分が求めている条件に合致する案件を探せます。

特にエージェントサービスなら専属のエージェントに相談しながら案件を探せるため、業務委託という働き方に慣れていなくても安心感があります。わからないことを質問できるだけでなく、単価交渉を専属のエージェントに任せることも可能です。

2.契約締結

自分に合う案件を見つけて条件の交渉を済ませたら、契約を進めます。契約内容に沿って業務に取り組む必要があるため、事前によく確認することが大切です。自分にとって不利な内容が含まれていないかチェックしたうえで契約しましょう。エージェントサービスを利用していれば、サポートを受けながら契約手続きを進められます。

業務委託契約書のテンプレートは以下の記事で紹介しています。

フリーランスの業務委託契約書テンプレート・雛形と記載すべき項目

3.参画

契約後は、デザイナーとして実際にプロジェクトに参画します。依頼されている内容を正確に理解したうえで、自分自身に求められている役割を担いましょう。エージェントサービスを利用している場合、業務を進めるうえで不安なことが生じてもそのたびに専属のエージェントへ相談できます。特に何か問題が生じたときは、早めに相談しましょう。

4.契約終了

業務をこなして契約が終了すると、報酬が支払われます。実際に報酬が手元に入る時期は、利用しているサービスによっても異なります。場合によっては、報酬の支払いが数ヶ月先になる可能性もあるため、報酬の支払時期については事前に確認しておくと安心です。

業務委託の報酬相場・決め方・給与との違いなどよくある疑問を解説

Webデザイナーが業務委託で働く際の注意点

デザイナーが業務委託で働くときは、気を付けたいこともあります。ここでは、具体的にどのようなことに注意すればいいかについて解説します。

契約内容を事前に確認しておく

デザイナーが業務委託で働く場合、契約内容に沿って業務を進める必要があります。契約内容に不利な条件が含まれていると思うような働き方ができない可能性があるため、注意が必要です。認識にズレが生じている場合、トラブルにつながる恐れもあります。契約内容については、契約を交わす前に必ずよく確認しましょう。

具体的には、業務内容はもちろん、報酬金額や手数料などについても細かくチェックすべきです。報酬が支払われる条件が明確かどうかもよく確認してください。成果物の納品により報酬が支払われる場合は、修正の回数や内容、再納品の条件などについても事前に把握しておくと安心です。

業務委託契約の注意点は?トラブル事例や特にチェックすべきポイント

税金面の知識を身につけておく

デザイナーとして業務委託で仕事をするなら、税金面の知識も必要です。会社員なら勤め先が税金の計算や納税をしてくれますが、フリーランスはそれらにも自分で対応しなければなりません。税金面の知識に不足や誤りがあると、正しく納税できなかったり脱税につながったりする恐れがあります。税金についても自己責任であることを理解しておきましょう。

業務委託契約においては、源泉徴収について特によく理解しておく必要があります。源泉徴収とは、報酬を支払った企業が所得税を天引きして事前に納税する制度です。源泉徴収が行われている場合、最終的に確定した所得税額との差額を確定申告で調整する必要があります。源泉徴収の金額が多すぎる場合は還付を受けられるため、必ず確認しましょう。

業務委託で源泉徴収は必要?されるパターンや対象、計算方法を解説

経費負担について確認しておく

業務委託のWebデザイナーとして働く際、経費の負担を確認しておきましょう。契約内容によっては、必要な機材やツールの購入や、交通費、通信費などの経費を自己負担しなければならない場合があります。クライアントによっては、一部の金額を負担してくれるところもあるので、経費の詳細についてはしっかりと確認しておくことが大切です。

フリーランスが経費にできるものは、以下の記事でまとめています。

フリーランスが経費にできるものは?どこまで計上できるかも解説

Webデザイナーの業務委託案件の今後の動向や需要

フリーランスのWebデザイナー業界は、Webサイト制作からゲーム制作まで、さまざまな案件が存在し、需要は増加し続けています。「IT 人材需給に関する調査」によれば、Webデザイナーの需要はさらに高まると予想されており、2030年までに最大で約78.9万人のIT人材が不足すると予測されています。

フリーランスエンジニア市場の拡大も予測されているため、フロントエンドエンジニアや3Dデザイナーなど、Webデザイナーに近い職種の需要も増大するでしょう。Webデザイナーは、自身のスキルを継続的に磨くと同時に、他職種のトレンドを把握し、広範囲の知識を身につけることが求められます。これにより、将来的な安定と自身の価値を保証することが可能となります。

まとめ

デザイナー向けの業務委託の案件は豊富です。自分自身のスキルや経験を活かせば、自分の理想の働き方を実現しつつ活躍できる案件が多く見つかるでしょう。業務委託にはメリットとデメリットの両方があるため、それぞれを理解したうえで自分自身に合う働き方なのか考える必要があります。デザイナー向けの業務委託案件を獲得するうえで役立つサービスも複数あるため、上手に活用しながらデザイナーとして活躍しましょう。

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