こんにちは、ITプロマガジンです。
パソコン一つでできる仕事は、在宅ワーク可能ということもあり非常に魅力的かと思います。しかし、実際どのような職種があるのか?そのような仕事に就くにはどうしたらいいのか?など疑問がある方も多いのではないでしょうか。
パソコンでできる仕事は未経験から取り組める仕事もあり、挑戦しやすい傾向があります。一方、スキルや知識が必要な仕事を選べば、本業として高収入を目指すことも可能です。
この記事では、パソコンでできる仕事を副業向け・本業向けに分けて23種類紹介します。パソコンでできる仕事のメリット・デメリットや、必要スキルも解説するので参考にしてください。
「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」
フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
ITプロパートナーズでは、
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初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?
目次
パソコンでできる仕事とは
まずは、パソコンでできる仕事の特徴について確認しておきます。パソコンでできる仕事は大きく分けて「パソコンがあれば業務が全て完結する仕事」と「パソコン作業が多いものの、一部パソコンを使わない業務がある仕事」の2つがあります。
パソコン一つで全て完結する仕事
パソコンを使用すれば全ての業務が完結する仕事は、WebライターやWebデザイナー、エンジニアなどIT関連の職種で多くみられます。働き方としては、業務請負・準委任契約のフリーランスや自宅開業が多いものの、リモートワークの普及により、企業に雇用されて働くケースもあります。
パソコンの他に、通信環境を整備する必要はありますが、オフラインでの会議や打ち合わせをする必要がないため、居住する地域や場所を問わず仕事ができます。
パソコン作業に加え周辺業務がある仕事
パソコン作業が多いものの、一部パソコンを使わない周辺業務がある仕事は、事務や秘書などに多く、パソコンでのリモートワーク・在宅ワークの他に、一部オフラインでの業務も発生することがあります。会社に雇用されて働くパターンが多く、雇用形態はアルバイトから正社員までさまざまです。
オフィスへの出社や他メンバーとのオフラインでの打ち合わせなどが求められるため、居住する地域や場所が限定されるケースがあります。
副業向けのパソコンでできる仕事9選
パソコンでできる仕事のうち副業として取り組める仕事は、未経験でも始めやすいです。ここでは、副業向けのパソコンでできる仕事の種類や月収の目安を紹介します。
仕事の種類 | 未経験 | 月収目安 |
---|---|---|
データ入力 | ◯ | 5万円〜20万円 |
情報発信・インフルエンサー | ◯ | 0円〜100万円以上 |
ブログ・アフィリエイト | ◯ | 0円〜100万円以上 |
アンケートモニター | ◯ | 0円〜5万円 |
画像の編集・加工 | ◯ | 5万円〜30万円 |
ネットショップ運営 | ◯ | 0円〜50万円 |
オンライン講師 | △ | 5万円〜30万円 |
投資 | ◯ | 0円〜100万円以上 |
スキル販売 | ◯ | 0円〜40万円 |
1.データ入力
データ入力 | |
---|---|
始めやすさ | ◎ |
想定月収 | 5万円〜20万円 |
安定性 | ◯ |
データ入力とは、アナログで書かれた文字をパソコンに入力、デジタル化する仕事です。決められた納期内に、全てのデータを入力・納品できればよいので、作業する時間やタイミングは問われません。また、作業自体は簡単なので、資格やスキルは必要なく、タイピングさえできれば誰でも始めやすい一方で、ひとつひとつの作業単価は低いという特徴もあります。
2.情報発信・インフルエンサー
情報発信・インフルエンサー | |
---|---|
始めやすさ | ◯ |
想定月収 | 0円〜100万円以上 |
安定性 | △ |
情報発信の仕事は、自身の持つ知識や経験、ノウハウをコンテンツとして、SNSの運用や動画投稿を行う仕事です。情報の販売、またはコンテンツに掲載する広告から収入を得ます。
インフルエンサーも同様にSNSなどで情報を発信し、サービスや商品をPRすることで収入を得る仕事です。どちらもフォロワーや視聴者が増えれば収入も増えますし、企業からの案件を受けて仕事をすることもあるため拡張性が高いといえるでしょう。
3.ブログ・アフィリエイト
ブログ・アフィリエイト | |
---|---|
始めやすさ | ◯ |
想定月収 | 0円〜100万円以上 |
安定性 | △ |
ブログやアフィリエイトサイトを運営して、広告収入を得る仕事です。閲覧したユーザーが広告をクリックするか、ブログやアフィリエイトサイトを介して商品やサービスを購入することで報酬が発生します。
始めるために資格は必要ありませんが、集客してユーザーを広告に誘導、商品・サービスを購入させることは簡単ではなく、Webマーケティングの知識や営業力、ライティングスキルが問われます。
4.アンケートモニター
アンケートモニター | |
---|---|
始めやすさ | △ |
想定月収 | 0円〜5万円 |
安定性 | △ |
さまざまな商品やサービスを利用し、感想・レビューを報告することで報酬を受けられるというものです。アンケートモニターになるには運営会社に登録するだけです。誰でも仕事ができますが、案件によって対象者の条件が変わってきます。
アンケートの種類は、送られてくるアンケートに回答するだけのものや、商品やサービスを利用して回答する商品モニター、指定された日に行われる座談会やインタビューに参加するものなどがあります。
1件の謝礼額は低く大きく儲かるものではありませんが、インタビューに答えるものになると少し謝礼が高くなります。
5.画像の編集・加工
画像の編集・加工 | |
---|---|
始めやすさ | ◎ |
想定月収 | 5万円〜30万円 |
安定性 | △ |
さまざまなサイトで使用する画像を編集・加工する仕事です。送られてきた画像を加工する場合もあれば、自分でフリー素材の画像を探し、入稿できる状態に加工するケースもあります。
簡単なタイトルやコピーを付けられるスキルがあると、収入がアップします。報酬は幅広く、1枚50~2,000点程度が相場のようです。
スキルとしてはPhotoshopやIllustoratorなどのグラフィックソフト、写真管理ソフトを使えるようにしておきましょう。
6.ネットショップ運営
ネットショップ運営 | |
---|---|
始めやすさ | ◎ |
想定月収 | 0円〜50万円 |
安定性 | △ |
ネットショップの運営では、不用品やハンドメイドで作成したアイテム、または安く仕入れた商品をインターネット上で売って、お金を稼ぎます。今は、気軽に出品できるフリマアプリやオークションサイト、ネットショップ開業サービスがあるため、商品さえあれば誰でも始められます。
7.オンライン講師
オンライン講師 | |
---|---|
始めやすさ | △ |
想定月収 | 5万円〜30万円 |
安定性 | 〇 |
オンライン講師といっても種類はさまざまで英語講師やIT関連の講師、子どもの家庭教師、料理講師、ダンスや音楽の講師などがあります。
以前は対面式でレッスンや講義、授業を行うのが中心でしたが、オンラインのツールが発展したり、コロナ禍で部屋に講師と生徒が集まるのが難しくなったりしたことで、最近、急激に需要が高まりました。
講師になるには専門の会社に登録するほか、自分で講座を開くことも可能です。専門知識だけでなく、生徒と的確にコミュニケーションをとる力が求められます。
8.投資
投資 | |
---|---|
始めやすさ | ◎ |
想定月収 | 0円〜100万円以上 |
安定性 | × |
外貨取引や株式投資、投資信託もパソコンのみでできる仕事です。ワンコインなど少額からでも始められるので、投資自体は誰でも始めやすいといえるでしょう。
ただし、稼ぐためには投資の種類ごとに稼ぎ方を学び、社会情勢や時事ニュースから世のなかの動きを把握する力も求められます。また、お金が減るという可能性もあることに留意が必要です。
9.スキル販売
スキル販売 | |
---|---|
始めやすさ | 〇 |
想定月収 | 0円〜40万円 |
安定性 | 〇 |
「スキル販売」とは、文字通り自分の持つスキルや知識をオンライン上で販売することを指します。たとえば、占いや恋愛相談、英会話レッスン、コンサルタントとしてのアドバイス提供などの仕事を行うこともできます。
このように、自分の持っているスキルや知識をオンライン上で販売することで、収入を得ることが可能です。自分だけの得意分野がある人におすすめの仕事です。
なお、以下の記事ではパソコンでできる副業を経験者・初心者に分けて紹介しています。自分に合ったパソコンでできる副業をさらに探したい方は併せてチェックしてみてください。
本業も可能なパソコンでできる仕事11選
パソコンでできる仕事のなかには、正社員やフリーランスとして本業にできる仕事もあります。具体的にどのような仕事があるか見てみましょう。
仕事の種類 | 未経験 | 年収目安 |
---|---|---|
ITエンジニア・プログラマー | △ | 360万円〜1,000万円 |
Webデザイナー | △ | 240万円〜600万円 |
イラストレーター | △ | 240万円〜600万円 |
Webマーケター | × | 300万円〜900万円 |
プロジェクトマネージャー | × | 600万円〜1,200万円 |
Webライター・コンテンツディレクター | ◯ | 200万円〜600万円 |
翻訳者 | △ | 200万円〜400万円 |
事務スタッフ・秘書 | ◯ | 240万円〜360万円 |
動画編集 | ◯ | 120万円〜600万円 |
カスタマーサポート・コールセンター | ◯ | 120万円〜360万円 |
コンサルタント | × | 600万円〜1,200万円 |
1.ITエンジニア・プログラマー
ITエンジニア・プログラマー | |
---|---|
始めやすさ | △ |
平均年収 | 360万円〜1,000万円 |
将来性 | ◎ |
ITエンジニア・プログラマーは、主にプログラミングを行う仕事です。IT人材への需要は高く、特にWebサービスやアプリ開発に欠かせないITエンジニア・プログラマーは、企業から高い需要があります。
先述の通り、プログラミングには専門知識が要るため、企業に雇用される場合でも、フリーランスの場合でも、実務経験が求められるのが一般的です。
2.Webデザイナー
Webデザイナー | |
---|---|
始めやすさ | △ |
平均年収 | 240万円〜600万円 |
将来性 | ◎ |
Webデザインを行うWebデザイナーも、Webサイトやアプリの開発・運営で高い需要があります。在宅で企業に雇用される場合やフリーランスで仕事をする場合は、ITエンジニア・プログラマーと同様に、実務経験が求められるのが一般的です。また、Webデザインの知識・経験だけでも最低限案件を獲得できますが、UI/UXデザインやレスポンシブデザインの知識があると、さらに重宝されます。
3.イラストレーター
イラストレーター | |
---|---|
始めやすさ | △ |
平均年収 | 240万円〜600万円 |
将来性 | △ |
イラストレーターは、依頼されてイラストを描く仕事です。作成するイラストは、ポスターやカタログ、商品のパッケージ、雑誌やWebサイトの挿絵などが多いでしょう。場合によっては、Vtuberやオリジナルキャラクターのデザインをすることもあります。
ペイントソフトの操作スキルなど一定のスキルは求められますが、資格は必要ありません。企業に雇用される場合もフリーランスで活動する場合も、実務経験より過去の作品や画力・デザイン力が重視されます。
4.Webマーケター
Webマーケター | |
---|---|
始めやすさ | △ |
想定年収 | 300万円〜900万円 |
将来性 | ◎ |
SNSやWebサイトなどWebのチャネルを活用して、ブランドの認知度アップや売上向上、既存顧客との関係性を維持する職種です。
Webマーケターになるには、WebサイトやSNSの仕組みを十分に理解している必要があります。同じチームの他職種の人たちと連携を図るためにも、Webサイト構築に関するデザインやプログラミングなどの幅広い知識を持っていることも大切です。もちろんマーケティング知識解析ツールを使いこなすスキル、企画力も必要になります。
5.プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャー | |
---|---|
始めやすさ | △ |
想定年収 | 600万円〜1,200万円 |
将来性 | ◎ |
プロジェクトマネージャー(Project Manager)はPMとも略され、Webサイトやアプリケーション、システムなどのIT関連の開発現場において、全体の進行を管理し統括する仕事です。
クライアントからの要望を聞きいてシステム開発計画を策定し、プロジェクトチームの編成やトラブル時の対応、進行管理などを行います。
プロジェクトマネージャーになるには、SE・プログラマーとしてスタートした後、スキルアップしていく人がほとんどです。交渉力やマネジメント力も身につけることで、本業でも副業でも、多くの仕事を発注できます。
6.Webライター・コンテンツディレクター
Webライター・コンテンツディレクター | |
---|---|
始めやすさ | ◯ |
想定年収 | 200万円〜600万円 |
将来性 | ◎ |
Webライターは、ネット上に公開されるコラムや商品・サービス紹介コンテンツを執筆する仕事です。マニュアルやレギュレーションがあるケースも多く、基本的な文章力やタイピングスキルがあれば、比較的始めやすいといえます。
低単価な案件が多く副業向きですが、特定分野の専門スキルや知識、Webマーケティングの知識などがあれば、独立しても生計を立てられるでしょう。
コンテンツディレクターは、メディアのコンセプト・方針を定めてコンテンツの企画を立て、ライターへの仕事の割り振り・進捗管理を行なったり成果物をチェックしたりする職業です。資格は不要ですがWebマーケティングやSEOの知識、実務経験が求められます。
7.翻訳者
翻訳者 | |
---|---|
始めやすさ | △ |
想定年収 | 200万円〜400万円 |
将来性 | ◯ |
翻訳者は外国語や日本語を異なる言語に訳す職業で、大きく「実務翻訳」「文芸翻訳」「映像翻訳」の3種類に分けられます。
- 実務翻訳:ビジネス書籍やマニュアルなどビジネスに関する翻訳
- 文芸翻訳:小説や歌詞など文芸に関する翻訳
- 映像翻訳:映画やドラマなど映像に関する翻訳
単価は1単語あたりを基本としますが、スキル・経験・言語・ジャンルによって変動します。例えば、実務翻訳では専門知識が必要とされる医学・医療のジャンルで単価が高い傾向です。また、言語の種類で見るとヨーロッパ圏の言語が比較的高い相場となっています。
翻訳者に資格・実務経験は必須ではありませんが、専門知識や文化的背景への知識などがあると仕事を受けやすくなります。
8.事務スタッフ・秘書
事務スタッフ・秘書 | |
---|---|
始めやすさ | ◯ |
平均年収 | 240万円〜360万円 |
将来性 | ◯ |
事務スタッフは書類作成やデータ管理など事務仕事の代行を、秘書は重役や上司のサポートやスケジュール管理などを行う職業です。事務仕事にはマニュアルがあるケースが多く、資格も不要で、未経験でも始められます。
ただし、経理・法務・貿易事務の場合、各分野の専門知識が求められるので、ハードルが低いわけではありません。秘書の場合、状況に応じた柔軟なサポートが求められるため、実務経験が問われることが多くあります。
9.動画編集
動画編集 | |
---|---|
始めやすさ | ◯ |
想定年収 | 120万円〜600万円 |
安定性 | ◯ |
動画編集では、結婚式や企業・商品のPR、情報発信用の動画コンテンツの編集を代行する仕事です。パソコンと動画編集ソフトがあれば誰でも始めやすいものの、実績がないと案件を受けにくい傾向があります。動画投稿サイトの需要が伸びていることから、スキルさえあれば副業として十分に稼げるでしょう。
まずは動画編集について基礎から学びつつ、自分でも作品を制作し、仕事につなげていくことをおすすめします。
10.カスタマーサポート・コールセンター
カスタマーサポート・コールセンター | |
---|---|
始めやすさ | ◎ |
想定年収 | 120万円〜360万円 |
将来性 | ◯ |
カスタマーサポートは、その名の通り顧客のサポートを行う仕事です。業務内容は携わる案件によって異なりますが、企業が提供する商品やサービスの利用における疑問や要望に対応します。
コールセンターは、いわゆるテレフォンオペレーターという職業で、顧客からの問い合わせの対応または営業電話を行います。どちらも基本的にはマニュアル通りに対応すればよいので、資格や実務経験は不要です。ただし、商品・サービスによっては、その分野の専門知識が必要になることもあります。
11.コンサルタント
コンサルタント | |
---|---|
始めやすさ | △ |
想定年収 | 600万円〜1,200万円 |
将来性 | ◎ |
クライアントから受けた相談に対し、調査をしたうえで課題を割り出し、解決に向けたコンサルティングをする仕事です。コンサルタントの種類は幅広く、例えば業務や経営戦略、DX・IT戦略、人事・人材開発、M&Aなどの分野があります。
コンサルタントになるには、専門のコンサルティング会社などに所属し独り立ちしていく人が多いようです。要件としては専門的な知見はもちろん、交渉力や提案力、そしてクライアントに貢献しようとする意欲とそのためのプロフェッショナルとしてのスキルが大切です。
資格を生かせるパソコンでできる仕事3選
医師や看護師など国家資格がないとできない職業は数々ありますが、そのなかから、パソコンがあればできる仕事を3つ紹介します。
仕事の種類 | 年収目安 |
---|---|
行政書士 | 400万円〜1,000万円 |
社会保険労務士 | 500万円〜1,000万円 |
税理士 | 500万円〜1,200万円 |
1.行政書士
行政書士 | |
---|---|
始めやすさ | △ |
想定年収 | 400万円〜1,000万円 |
将来性 | ◎ |
国や行政に提出する書類を法人などのクライアントに代わって作成・提出する仕事です。クライアントとの打ち合わせはほとんどがメールや会議用ツール、チャットツールでも可能で、補助金の申請など、オンラインでできるものも多いことから、在宅で働けます。ただし、ケースによっては役所や公証役場に出向いて申請しなくてはならない場合もあり、本業が別にある人で平日に動けない場合は注意が必要です。
令和3年度における資格試験の合格率は11.8%です。簡単に取得できる資格ではありませんが、合格すれば副業の仕事にもしやすく、収入アップにもつながります。
2.社会保険労務士
社会保険労務士 | |
---|---|
始めやすさ | △ |
想定年収 | 500万円〜1,000万円 |
将来性 | ◎ |
労働管理や社会保険に関する手続きを事業主に代わって行う仕事です。資格取得後は、社労士事務所や一般企業、他の士業との共同事務所などで働くか、独立して社会保険労務士法人を設立するルートが多いですが、副業として働くこともできます。
社会保険の事務手続きや、給与計算・就業規則作成などの業務はパソコン上で完結できるものも多く、テレワークはしやすいでしょう。
社会労務士試験はマークシート方式で、労働関係と社会保険に関する全8科目が実施されます。令和4年度の合格率は5.3%でした。
3.税理士
税理士 | |
---|---|
始めやすさ | △ |
想定年収 | 500万円〜1,200万円 |
将来性 | ◎ |
税務の専門家として、公正な立場で納税者から相談を受け、納税者に代わって税額計算や申告書作成などを行う仕事です。よく知られる業務内容では、確定申告の相談・代行があります。
古い企業や高齢の個人事業主がクライアントの場合には対面で相談に乗ることもありますが、近年は、PCで書類作成・e-Tax送信を行う場合も多く、パソコンさえあれば業務そのものは進められるようになりつつあります。
税理士試験は会計2科目・税法9科目と受験科目が他の士業と比べても多く、難易度も高くなっています。2022年度の合格率は19.5%です。
パソコンでできる仕事を選ぶメリット
世の中には数多くの仕事がありますが、そのなかでもパソコンでできる仕事を選ぶメリットはどこにあるのでしょうか。現在転職を考えている人や、新たな分野で副業をしてみたい人はぜひ仕事選びの参考にしてください。
働き方の自由度が高く在宅で働ける
パソコンでできる仕事は基本的に在宅で仕事ができるため、住んでいる地域や・場所、働く時間・タイミング、服装を問わず自由に働けます。通勤時間もないため、プライベートな時間を増やし、有効活用することも可能です。
働き方の自由度が高いことから、家事や育児、介護など特別な事情があって出社が難しい人でも、自分の都合に合わせて働けます。そのため、主婦や主夫にもおすすめです。家庭を優先しつつ、空いた時間を有効活用して仕事ができます。また、海外で働きたい人も、パソコンでできる仕事なら取り組みやすいです。パソコンさえあればどのような場所でも作業できるため、世界中で働けます。
なお、自由度が高い仕事は以下の記事で詳しく紹介しています。
それほど体力を必要としない
パソコンを使う仕事は、座った状態での作業が大半で、身体を動かす必要がありません。そのため、病気や加齢で体力に自信がない人や、妊娠や怪我によって身体の動きに制限がある人でも働きやすいといえます。
成果ベースの仕事も多く、期限までに納品できれば、休憩や休日は自由です。受注量も自分で調節できるため、各々の体力に合わせて仕事を進められます。
人間関係のストレスを避けやすい
パソコンでできる仕事の多くは、作業の大半を1人で進めます。もちろん、同僚やチームメンバー、取引先・クライアントとコミュニケーションをとる必要はありますが、必要最低限に留まるため人間関係のストレスを割けやすいメリットもあります。
在宅ワークになれば、対面で人と接する機会はほとんどなくなるので、さらに人間関係によるストレスを小さくできるでしょう。
初期投資を抑えて始められる
パソコンを使用した仕事の場合、基本的にパソコン1台あればこなせるため、パソコンの購入費やインターネット通信費、電気代ではじめられます。物販ビジネスの場合、商品の仕入れや店舗のレンタル料など、事業をスタートする前にかなりの資金が必要になるでしょう。
仕事によっては、専門的なソフトウェアやツールが必要な場合もありますが、基本的なオフィスソフトや無料のツールを利用すれば、さまざまな仕事に取り組むことが可能です。さらに、オンラインでの仕事が多くなるので、場所を借りる必要がなく家賃や設備投資のコストも抑えられます。
未経験や初心者でもできるものが多い
パソコンでできる仕事は、未経験者や初心者でも挑戦しやすいです。特定の資格や認定などがなくても仕事を獲得できる場合が多く、働きながらスキルや知識を身につけられます。特にライティング、データ入力、Webデザインなどが狙い目です。事前に勉強時間を確保する必要がないため、すぐに収入を得られる可能性があります。
ただし、仕事に関連する資格があればもちろん役に立ちます。一定のスキルや知識の証明になるからです。資格があるとクライアントからの信頼度が高まり、ライバルに差をつけられます。その結果、仕事をよりスムーズに受注しやすくなるため、資格取得についても積極的に検討しましょう。
アルバイトの求人もある
パソコンでできる仕事は、アルバイトの募集も多くあります。パソコンでできる仕事に取り組みたいと考えている人は、限られた時間を活用して働きたいという希望を持っている場合も多いです。正社員やフリーランスなどの本業とは異なり、アルバイトなら時間の融通がききます。そのため、仕事に割ける時間が短い人でも取り組みやすいです。自分のライフスタイルに合わせて働けます。
パソコンでできる仕事を選ぶデメリット
魅力的なメリットが多い反面、パソコンでできる仕事にはデメリットも存在します。
生活が不規則になりがち
パソコンでできる仕事で、特にフリーランスとして働く場合、働く時間やタイミングを自由に決められることから、生活習慣が不規則になりやすい傾向があります。スケジュール管理も自分の責任なので、期限の前に仕事が溜まってしまえば、休憩なしの長時間労働をしなければならないシチュエーションもあるでしょう。
生活習慣やスケジュール管理の全てにおいて、自分で適切にコントロールする必要があります。
運動不足や不調を招きやすい
長時間座った状態で仕事をするため、運動不足による運動機能の低下や、目・肩・首・腰のこりなどによって、身体的な不調を起こしやすい傾向があります。座り続けると、筋肉が動かず血流が滞り、基礎代謝が下がることから、特に近年は健康への悪影響が大きいと指摘されています。
日常的に体を動かす習慣をつける、あるいは30分に1回は立ち上がり、1~2時間に1回は10分程度立ったり歩いたりするなどして運動不足にならない努力をすることが重要です。
自己管理が必要
生活習慣・健康維持にもつながることですが、パソコンを使った仕事、特にフリーランスや在宅ワークで働く場合は、自己管理が必須といえます。時間の使い方や業務量、休憩時間・休日をマネジメントしなければなりません。体調不良や突発的な事情により期限に遅れる場合は、早めに連絡をして、対応を協議する必要があります。
怪しい案件に注意
パソコンでできる仕事の中には、詐欺的な案件や不明瞭な内容の仕事もあります。特に、高額な報酬を謳った案件や、簡単にお金を稼げるという誘惑的な文言を使用した「闇バイト」には注意が必要です。自分が知らない間に犯罪に巻き込まれてる可能性もあります。
怪しい案件の特徴としては、以下のとおりです。
- 具体的な仕事内容が不明瞭であること
- 連絡先と企業情報が明記されていない
- スマホで簡単1日〇時間で30万円といった高額報酬
パソコンでの仕事を選ぶ際には、怪しい案件に対しての警戒感を持ち続けることが重要です。
孤独を感じることもある
パソコンでできる仕事は、1人で黙々と作業する時間が長いです。特に、インターネット上のやり取りのみで完結する仕事を選ぶと、人と会話したり対面したりする機会はありません。そのため、人によっては仕事中に孤独を感じる恐れがあります。多くの人との関わりを感じながら働きたい人は、パソコンでできる仕事に向いていない可能性があるでしょう。
ただし、パソコンでできる仕事のなかにも、人と関わる仕事はあります。実際にどのような環境で働くのか事前にイメージしておき、自分に合う仕事を選んでください。
パソコンでできる仕事を本業にするには?
パソコンでできる仕事は本業としても取り組めます。そのためには、具体的にどうすればよいのでしょうか。ここでは、パソコンでできる仕事を本業にするための流れを解説します。
1.目標を設定する
まずは、具体的にどのような仕事がしたいか考えましょう。パソコンでできる仕事は、専門的なスキルや知識が必要ない場合もあります。しかし、しっかり稼ぎたいならスキルや知識を活かせる仕事のほうがおすすめです。そのような仕事は働きながらスキルや知識を蓄積できるため、経験が増えるほど仕事の単価も上がります。現在の自分の状況だけでなく、将来なりたい姿もイメージしながら目標を設定することが大切です。
2.必要なスキルを身につける
自分が取り組みたい仕事を決めたら、必要なスキルを習得しましょう。スキルの種類にもよりますが、独学による勉強で身につけることも可能です。市販されている書籍やインターネット上で公開されている動画などを活用すれば、さまざまなスキルについて学べます。ただし、より効率よく学習を進めるには、スクールの利用もおすすめです。スキルに応じたさまざまなスクールが存在するため、自分に合うスクールを探してみてください。
3.ポートフォリオなどを用意する
必要なスキルをひと通り身につけた後は、ポートフォリオを用意する必要があります。ポートフォリオとは、自分の作品や実績をまとめた資料のことです。仕事に応募する際にポートフォリオを提示すると、自分のスキルを証明できます。まだ仕事をしたことがない状態でも、依頼を想定した作品を自主的に作成すればポートフォリオに掲載できます。自信作や自分が取り組みたいジャンルの作品などを掲載し、アピールにつなげましょう。
4.希望する働き方に合わせて仕事を探す
パソコンでできる仕事にはさまざまな働き方があります。正社員だけでなく、業務委託やアルバイトの募集も多いです。どのような働き方なら自分の希望を実現できるか考え、最適な働き方を選択しましょう。あらかじめ働き方を絞り込んでおけば、自分に合う仕事を効率的に探せます。
パソコンでできる仕事を探す方法
次に、パソコンでできる仕事を実際にどのように探すのかについても確認しておきましょう。
エージェント
エージェントとは、クライアントと仕事を受ける個人を仲介するサービスです。正社員としての転職エージェントはもちろん、フリーランス向けの案件を多く扱っているフリーランスエージェント、副業案件を扱う副業エージェントなどさまざまな種類があります。
特にフリーランスエージェントでは自分のスキルや経験のほか「週2日稼働」「フルリモート」など希望条件を登録できます。登録が終わったら、自分で掲載されている案件に応募することも、エージェントからの案件紹介を待つことも可能です。
弊社「ITプロパートナーズ」はWeb/IT案件に特化したフリーランスエージェントで、稼働日数やリモート可否といった条件も考慮し、ご希望に合う案件を提案します。
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、主に副業案件を依頼したい企業や個人と副業を受注したい個人をマッチングするプラットフォームです。代表的なサービスには、「クラウドワークス」「ランサーズ」などがあります。
自分のスキルや経験、希望条件を登録する点は、エージェントと大きく変わりませんが、クラウドソーシングではエージェントのように仲介してくれるスタッフはいないので、自分で案件に応募したり、クライアントと交渉したりする必要があります。
求人サイト・求人検索サイト
一般的な求人サイト・求人検索サイトでも、案件を探すことができます。求人サイト・求人検索サイトを利用する時は、雇用契約と業務委託契約のどちらで業務に従事するのかよく確認しましょう。個人で仕事を受ける場合、業務委託契約が一般的ですが、なかには雇用契約を結んでフルリモートで働ける案件も存在します。
パソコンでできる仕事がしたい人が身につけるべきおすすめスキル・資格
これからパソコンで仕事をしたい人はどのようなスキルを身につければよいのかについて紹介します。あると仕事獲得が有利になる資格についても解説します。
最低限のPCスキル
パソコンでできる仕事をするには、基本的なPCスキルが必須です。パソコンの使い方が分からない状態では、仕事を獲得してうまく対応できません。具体的には、最低でも以下のスキルを身につけておく必要があります。
- タイピングスキル
- ITリテラシー
- 基本的なパソコンの操作スキル
- テキストコミュニケーションスキル
仕事でパソコンを使ううえでは、少なからずタイピングをする場面があります。そのため、ある程度はスムーズにタイピングできるようにしておきましょう。ITリテラシーとは、ITの仕組みや活用方法などに対する理解のことです。セキュリティに関する知識も含まれます。
また、パソコンでできる仕事は1人で取り組む場面が多いため、人に聞かなくても基本的な操作は自力でできるようにしておくべきです。さらに、メールやチャットなどによるやり取りが多く、テキストによるコミュニケーションスキルも身につけておく必要があります。
あれば役立つ需要の高いスキル
パソコンで仕事をしたいという人は、まず下記のスキルのいずれかを身につけましょう。
- プログラミングスキル
- ライティングスキル
- マーケティングスキル
- 動画編集スキル
先述の通り、パソコンでできる仕事の多くはデジタル関連です。実は日本では、2030年に最大で79万人のIT人材が不足するといわれています。デジタル化が進む社会において、IT/Webに詳しい人材はニーズが高く、将来的にも安定して仕事を得やすいといえるでしょう。
自分の力で稼ぐために身につけておきたいスキルについては、下記の記事で詳しく解説しています。新しいジャンルへの転職や独立に関心がある人は、こちらの情報も役立つはずです。
パソコンでできる仕事に役立つ資格
上で紹介した専門資格以外にも、持っていると副業に役立つ国家資格や民間資格があります。
- 例えば以下のような資格は、個人のクライアントを相手に、特定のテーマについての情報を伝えたり方法をアドバイスしたりする仕事に役立ちます。
- ファイナンシャル・プランナー(FP)
- 整理収納アドバイザー
また、テーマを問わず、記事制作や編集、SNS運用といった情報発信に関わる副業をするなら、以下のような資格も役立つでしょう。
他には、以下のような資格を保有していれば、IT/Web系の副業で強いアピール材料になります。
IT系は他にも数多く資格があるのでチェックしてみてください。
パソコンでできる仕事に必要な端末や環境
パソコンでできる仕事を自宅でする場合は、作業ができる環境を整えなければなりません。ここでは、必要な端末や就業環境について紹介します。
相応のスペックのパソコン
パソコンのスペックは、作業の可否に大きく影響します。例えば、テキストの資料作成をする程度であれば、CPUはCore i3、メモリは8GBのパソコンでも仕事ができるでしょう。一方、Webデザインや動画編集の仕事には、CPUはCore i7、メモリは16GB以上、SSD搭載のものが理想です。スペックによって価格も大きく異なるので要注意。仕事内容に合せて適切なスペックを持ったパソコンを用意しましょう。
定番の業務ソフト
仕事に必要なソフトウェアの用意も欠かせません。定番の業務ソフトは、以下のとおりです。
- 資料作成やライティング系:マイクロソフト社のofficeシリーズ
- デザインやイラスト系:Photoshop、Illustrator
- 動画編集:Adobe Premiere Pro、DaVinci Resolve
- プログラミング:Xcode、Visual Studio
同じような用途のソフトウェアでも価格や機能、使い勝手が異なるため、高機能なものや自分のレベルに合ったものを選ぶ必要があります。
快適な通信環境
Web会議や資料の送付、クラウド上に保存したデータの出し入れなど、通信環境も非常に重要です。特に、プログラミングやWebデザインの仕事の場合、大きなデータをやり取りするため、大容量のインターネット環境がなければ作業はもちろん、案件を獲得することすらできないでしょう。通信環境は、上り下りとも常時200Mbps以上の通信速度と、安定性、安全性の3点から選んでください。光回線であれば速度が速く、快適な通信環境を整備しやすいでしょう。
作業スペース
業務に必要な作業スペースも確保しておきましょう。
自宅で仕事をする場合、作業場所についても自由に決められますが、プライベート空間と作業スペースを共有するとメリハリが付きにくくなります。できれば集中して仕事に取り組めるスペースを用意したほうがよいでしょう。
また、長時間の座り仕事での身体への負担を小さくするために、身体に合うデスクやデスクチェア、アームレストやフットレストも用意しておきたいところです。
セキュリティ環境
自分で就業環境を整える時に重視したいのがセキュリティ対策です。
セキュリティが甘いと、クライアントの機密情報を漏洩させてしまったり、マルウェアの被害に合ったりするリスクが高くなります。クライアントに損害を与えてしまった場合、損害賠償を請求される可能性もあります。
自分のパソコンで作業をするのであれば、セキュリティソフトの導入は必須と考えましょう。そのほか、重要書類の送付では暗号化したり、感染に備えて定期的にバックアップをとったりと、セキュリティを強化したりしましょう。
フリーランスとして独立すれば選択肢が広がる
パソコンでできる仕事の多くは、フリーランスにも向いています。フリーランスになれば、本業として専念するも、他の仕事を持って複業とするもすべて自分で選べます。
- ITエンジニア
- デザイナー
- ライター・編集者
- 翻訳
- マーケター
といったように自分の興味や専門分野に特化した仕事を選ぶことが可能です。働きながら資格を取ったり、新たなジャンルの仕事に挑戦したりと、自分の得意分野や興味を追求しながら、より高い報酬を目指すと良いでしょう。
フリーランスが在宅ワークできる職業については、下記記事で詳しく解説しているので、合わせて読んでみると自分にぴったりの仕事が見つかります。
まとめ
本記事では、パソコンでできる副業・本業向けの仕事を17種類紹介しました。パソコンでできる仕事に必要なスキル・経験があれば、自由な働き方を選べるようになります。特にIT系の仕事に就いている人は、「在宅ワーク」「フリーランス」という選択肢を視野に入れて、自分らしい働き方を探してみましょう。
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