在宅イラストレーターになるには?未経験から目指す方法や仕事の探し方

こんにちは、ITプロパートナーズ編集部です。

イラストレーターとして働きたいものの、「子供が小さくて長時間家を空けられない」「通勤時間も仕事に充てたい」などの理由から、在宅勤務を望む人も多いはずです。

また、在宅イラストレーターは生活できるだけの収入を確保できるのか、未経験でも在宅イラストレーターになれるのかなど、不安を感じている人もいるでしょう。

そこで今回は、「未経験でも在宅イラストレーターになれるのか」を中心に、仕事内容や年収、必要スキル、イラストレーターになる方法などについて解説します。

なおイラストレーターを含め、フリーランスのデザイナーになる方法など総合的な情報については「フリーランスデザイナーになるには?年収や注意点、案件獲得方法も解説」で解説していますので、併せてご覧ください。

フリーランスの単価の伸ばし方

「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」

フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

ITプロパートナーズでは、

・9割がエンド直案件のため、高単価
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などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。

初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?

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在宅イラストレーターの働き方と仕事内容

イラストレーターは、クライアントから依頼を受けて要望に沿ったイラストを提供する仕事です。イラスト作成の需要があるジャンルや分野は、広告やポスター、ゲームのキャラクター、書籍などの挿絵、工業製品の図、医療関係で用いられる資料などが挙げられます。こういった仕事を在宅でこなすのが、在宅イラストレーターです。

在宅イラストレーターの働き方としては、主に正社員かアルバイト、派遣、フリーランス、副業といった形があります。正社員やアルバイトの場合は「雇用契約」に該当するため、会社の指示には基本的に従わなければなりません。そのため、完全に在宅で働くことが難しいケースもあるのでご注意ください。

完全な在宅イラストレーターとして働くには、フリーランスや副業といった形がおすすめです。これらの働き方の場合は業務委託契約になることが通常であり、指揮命令を受けることはないので、フルリモートで働くことができます。

未経験者や学生・主婦も在宅イラストレーターになることは可能

結論からお伝えすると、未経験者や学生・主婦も在宅イラストレーターとして働くことができます。

特別な資格が必要になるわけでもありません。

しかし、当然ながら「クライアントを満足させられるスキル」がなければ仕事をもらうことはできないので、イラストに関する十分な学習をしてから案件獲得に動くようにしましょう。

ネットが発達した現代では、専門学校へ通ったりオンラインスクールを利用したりしなくとも、独学のみで学習を進めることができます。

  • イラストの学習法について解説しているブログ
  • オンライン学習サイト
  • YouTube
  • イラストレーターが集まるQ&Aサイト

上記のようなサイトを活用することで、一人でもスキルを高めることが可能です。

実力がついてきたら、SNSやイラスト投稿サイトへ作品をアップロードするとよいでしょう。ポートフォリオにもなりますし、作品を見た個人・法人から、仕事の依頼があるかもしれません。

なお、資格取得を目指すのも一つの方法です。前述の通り、イラストレーターに資格は必要ありませんが、未経験者の場合は少しでも武器を増やしておいた方がいいです。資格は、持っていて邪魔になるものではありませんし、資格を重視するクライアントもいるかもしれませんので、余裕があれば取得を目指してみてはいかがでしょうか。

イラストレーターに資格は必要?おすすめの試験や難易度、勉強方法

在宅イラストレーターの平均収入

在宅イラストレーターは、雇用形態によって以下の3種類に分けられます。

  • 正社員
  • パート・アルバイト
  • フリーランス

それぞれの種類別の特徴や平均年収を確認しておきましょう。

イラストレーターの年収は低い?収入をあげるための方法を調査!

イラストレーターの年収は?1000万は可能?収入を上げる10の方法も解説

正社員の特徴と平均年収

在宅イラストレーターは、制作会社などの正社員として働くことも可能ですが、在宅勤務ができる正社員の求人数は少なめです。また、実績や経験がないと採用されない可能性もあります。

dodaの平均年収ランキングによると、正社員の全体の平均年収は409万円程度で、イラストレーターの正社員の平均年収は336万円程度でした。全体の平均年収に比べて、低いことがわかります。

パート・アルバイトの特徴と平均年収

在宅イラストレーターは、パートやアルバイトとして働くことも可能です。ただし、正社員と同様に、求人数は多くありません。また、実務経験が採用条件に設けられているなど、パートやアルバイトは即戦力として求められる傾向にあります。

パート・アルバイトの平均時給は、1,000~1,500円程度です。求められるスキルや採用されるエリアによって、平均時給は異なります。

フリーランスの特徴と平均年収

フリーランスとして業務委託契約を結べば、依頼する側と依頼を受ける側の双方にとってメリットがあります。企業側はイラストごとのイメージに合った人材を選べ、イラストレーターは得意分野のイラスト作成のみを依頼してもらうことも可能です。

ただし、フリーランスで安定した収入を得るには時間がかかります。フリーランスの報酬は、作品1点あたりの費用が設定される固定報酬制が一般的です。1点あたり数千円~数十万円が一般的な費用相場で、実績や経験によって異なります。日本イラストレーター協会では、以下が一般的な報酬です。

例えばパンフレットなどで10cm角に納まるくらいの小カットとして使用する場合、モノクロイラストで1点あたり3,000円〜5,000円、カラーで5,000円〜10,000円というところが相場です。

引用元:日本イラストレーター協会

フリーランスのイラストレーターになるには?始め方や案件獲得の流れ

在宅イラストレーターに必要なスキル

在宅イラストレーターになるためには、どのようなスキルが必要なのでしょうか。以下では、在宅イラストレーターに不可欠なスキルについて解説します。

イラスト作成ツールのスキル

在宅イラストレーターになるなら、イラスト作成の基礎的なスキルの習得はもちろん、イラスト作成ツールの操作方法を理解しておくことも重要です。とくに、イラストのデータをメール送信するだけで納品できる手軽さから、デジタルでの作画が主流になりつつあります。

デジタルでのイラスト作成に用いられる主なツールは、Photoshopやillustratorなどです。このように、イラストレーターは手書きだけでなく、デジタルでの納品にも対応できるほうが受注できる案件幅を広げられます。

作風のオリジナリティ

イラストレーターは、自分にしか描けない作風をもつことが大切です。他のイラストレーターと似たようなイラストを描くだけでは効果的なアピールができず、オファーももらえません。

たとえば、「ゲームのキャラクターを描かせたら右に出るものはいない」「ほっこり系のイラストは○○さんに」と言ってもらえるように、日々研さんに励みましょう。オリジナルの作風を強みにすれば、未経験でも仕事をもらえる可能性が高まります。

完成イメージをすり合わせるコミュニケーションスキル

クライアントと完成イメージを共有するうえで、コミュニケーションスキルが不可欠です。コミュニケーションがとれなければ、クライアントとイメージのすり合わせができず、要望に合ったイラストを作成できません。

クライアントから具体的なイメージを引き出すためにも、コミュニケーションスキルを習得しておきましょう。

納期を守るなどの社会人としての自覚

報酬をもらい、依頼を受ける以上は、スケジュール管理を徹底し、納期に間に合うように納品するといったプロ意識も不可欠です。クライアントは納期に合わせてスケジュールを立てているため、納期が遅れればクライアントの業務に支障をきたしてしまいます。

社会人としての自覚を持たなければ、クライアントからの信頼を得られないばかりか、契約の打ち切りなどにも発展しかねません。信頼できる在宅イラストレーターになるためにも、社会人としての自覚を持ちましょう。

在宅イラストレーターになる方法を4ステップで解説

在宅イラストレーターになる流れについて、4つのステップに分けて解説します。在宅イラストレーターを目指す人は、参考にしてみてください。

step1:独学や専門学校でスキルを身に付ける

イラスト初心者の場合は、イラストレーターに必要なスキルを身に付けることが先決です。スキルを習得する方法としては、独学で学んだり、専門学校に通ったりするのが一般的です。

専門学校では、基礎から体系的に教えてくれますし、就職のサポートも受けられますが、通学の手間や高額な学費が必要になってしまうのがネックです。その点独学ならば、学習コストはかなり低く抑えられます。ただし、専門学校に比べると、デッサンなどの基礎的な技術や知識を十分に学習できない可能性があります。どちらを選ぶかは、それぞれのメリット・デメリットを考慮して慎重に判断しましょう。

いずれにしても、在宅イラストレーターになる最初のステップでは、基礎的なスキルや知識、技術の習得が不可欠です。

step2:ポートフォリオを作成する

基礎学習が終了したら、次はポートフォリオ作成に取り掛かりましょう。ポートフォリオとは、自身が作成したイラストの作品集のようなものです。自身の作風やスキルなどを多くの人にアピールする際に役立ちます。

未経験者の場合、クライアントに示せる実績がないため、ポートフォリオの良し悪しで仕事を獲得できるかどうかが決まります。したがって、ポートフォリオ作成時には練習気分で取り組むのではなく、本番のつもりで作成するようにしてください。魅力あるポートフォリオを作ることができれば、案件を獲得しやすくなるでしょう。

ポートフォリオの公開先は、SNSやHPなどが一般的です。ポートフォリオという形でなくても、何かしらの形で自身のスキルを証明できるものを公開しておくべきです。

step3:クラウドソーシングやエージェントに登録する

未経験者なら、クラウドソーシングに登録しましょう。登録により、未経験者でも案件を受注できたり、自分に合った仕事を紹介してもらえたりする可能性が高まります。

クラウドソーシングでは、未経験者でもコンペ方式の案件に応募できるため、実績を積む目的での利用も有効です。ただし、コンペに選ばれない場合は、無報酬のうえに実績も積めません。

一方、エージェントに登録すると、自分のスキルや得意分野にマッチした仕事を紹介してもらうことも可能です。ただし、エージェントに掲載されている案件は「一定の実務経験がある人」が対象となっているため、ある程度の経験を積んでから利用するようにしましょう。

このように、クラウドソーシングやエージェントに登録すれば、受注のチャンスが広がります。

フリーランスエージェントおすすめ18選!職種別に比較して一覧紹介

クラウドソーシングサイトおすすめ14選!初心者が副業で稼ぐコツとは

step4:スキルや実績を売り込み案件を受ける

クラウドソーシングやエージェントへの登録後は、自身のプロフィールやポートフォリオを充実させて、オファーがきたら案件を受けます。最初のうちは、実績を積むことが大切です。そのため、安い報酬でも引き受けることも必要になるでしょう。

なるべく多くの案件をこなして実績を積むことで、より高額な仕事を任せてもらえるようになります。実績を積むためにも、自身のスキルや実績を売り込みましょう。

在宅イラストレーターの仕事の探し方

在宅イラストレーターの求人を探す方法と、クラウドソーシングやエージェントの募集例について紹介します。

未経験者はまずクラウドソーシングを活用

未経験者がイラスト作成の仕事を受注したい場合は、クラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスでイラスト作成に関する募集を探しましょう。募集案件の一例を紹介します。

  • 募集先:幼児・子供向けの学習プリントを無料提供しているWebサイトの運営会社
  • 依頼内容:幼児向けのぬりえ・迷路・点つなぎ・まちがい探しなどのイラストの制作
  • 求める人物像:子供向けのイラストやデザインが得意な人、illustratorを使用してイラスト作成できる人、半年以上の長期間の稼働が可能な人など
  • 納期:2週間程度(試用期間中は数点のみの依頼)
  • 報酬:7,000円/10点(試用期間中は500円/1点)
  • 応募方法:ポートフォリオもしくは、過去に制作したイラストを添付して応募

一定スキルのある人はエージェントがオススメ

エージェントでは、正社員を含むイラストレーターの募集を探せます。フリーワードや職種、スキル、場所、単価などによる検索機能が充実しているサイトもあるため、募集案件の絞り込みも可能です。募集案件の一例を紹介します。

  • 募集先:スマートフォンアプリの企画・開発及び運営事業を展開している企業
  • 依頼内容:新規スマートフォンゲームのキャラクターデザイン、イラストレーター業務
  • 求めるスキル:キャラクターイラストの制作経験、WEBデザイン経験など
  • 稼働日数:3日/週
  • 報酬:~40万円(想定月収)
  • 応募方法:ITプロパートナーズへの会員登録後、サイト内での応募

弊社ITプロパートナーズでは、イラスト作成を仕事にしたい方に安定収入を得ていただくため、さまざまなお仕事を紹介しています。週2~3日からの高単価案件も多数用意しているため、気軽にお問い合わせください。

SNSで作品を投稿する方法も

SNSに作品を投稿してオファーを待つことも、一つの方法です。ユーザーの注目を集められるイラストを投稿すれば、自身の作品を見る人が増え、オファーを受けるきっかけや人脈づくりにつなげられます。

また、SNSで作品の投稿を見てオファーを出したいという人向けに、仕事依頼の窓口も設けておきましょう。

在宅イラストレーターの案件例

在宅イラストレーターの案件には、どのようなものがあるのか気になっている方も多いでしょう。例えば弊社が運営する「ITプロパートナーズ」では、以下のような高単価案件を数多く扱っています。

案件名【Adobe XD/figma】エンタメ領域におけるイラストレーターの業務委託案件・フリーランス求人
案件単価案件単価:〜900,000 円/月
勤務地フルリモート
スキルイラスト作成ツール用いたデザイン経験(CLIP STUDIO PAINT等),メタバース/アニメーションへの興味
職種・ポジションイラストレーター

こちらは、週3~5日稼働で最大月90万円という案件です。主な仕事は、IP事業におけるイラストデザインやアニメ系デザイン、Vtuber系デザインとなります。

スキルを高めれば、このような高単価案件を獲得することもできます。

まとめ

資格や経験がない人でも、在宅イラストレーターになることは可能です。ただし、イラストレーターとして仕事をもらうためには、基礎的なスキルや知識、技術の習得が欠かせません。そのため、専門学校やイラスト講座などでスキルを身に付ける必要があります。

必要なスキルを習得した後には、クラウドソーシングサービスやエージェントなどに登録して案件を受け、実績や経験を積みましょう。

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