こんにちは、ITプロマガジンです。
フリーランスとして独立したばかりの方は、案件獲得に苦労する人が多いです。実際にフリーランスになってみて初めて営業経験が乏しいことに気づき、「どうやって自分で仕事を獲得すればよいのかわからない」という声も多く聞きます。
しかし、実際はフリーランスで仕事を探すこと自体はそんなに難しくありません。もちろん職種にもよりますが、そのように悩まれている方のほとんどは、営業経験の有無というよりも、フリーランスにおける仕事の探し方を知らないだけの場合がほとんどです。
そこで本記事ではフリーランスの仕事の探し方、効果的な案件の取り方を12選紹介します。継続的に案件を受注するコツも紹介するのでぜひ参考にしてください。
「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」
フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
ITプロパートナーズでは、
・9割がエンド直案件のため、高単価
・約6割が週3-4案件のため、柔軟に働ける
・約7割がリモートのため、働く場所を選べる
などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。
初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?
目次
フリーランスにおすすめな仕事の取り方・探し方12選
フリーランスの仕事の取り方・探し方として、以下12種類が挙げられます。
- フリーランスエージェントを利用した案件獲得
- 以前の職場からの案件紹介
- 知人からの紹介
- SNSを通した営業活動
- 自身のHPやブログを公開
- 企業に問い合わせて直接営業
- クラウドソーシングの利用
- スキルシェアサービスの活用
- 求人検索サイトの活用
- フリーランスコミュニティへの参加
- ビジネス系の交流会への参加
- オンラインサロンへの参加
以下、それぞれ詳しく解説します。
1.フリーランスエージェントを利用した案件獲得
まずは、フリーランスエージェントを利用した案件獲得です。フリーランスエージェントとは、仕事を探しているフリーランスと、人材を探している企業を仲介するサービスを指します。
あらかじめ希望の条件をスタッフに伝えることで、自分のスキルセットや関心に合った案件を紹介してもらえるのがメリットです。クラウドソーシングやマッチングサイトなどでありがちな、案件のミスマッチを未然に防ぎやすくなります。
営業活動や書類手続き、単価交渉など、業務以外のサポートを受けられるのもフリーランスエージェントを利用するメリットです。
「営業方法が分からない」「業務だけに集中したい」という方におすすめの探し方です。また、実務経験やスキルを求められる一方、単価が高い案件が多いので、経験を活かして好条件の案件を獲得したいという方にもおすすめです。
ITプロパートナーズでは、IT/Web系フリーランスに数多くの高単価案件をご紹介しています。ぜひお気軽にご相談ください。
2.以前の職場からの案件紹介
フリーランスの仕事の取り方・探し方として、以前の職場からの案件紹介もおすすめです。具体的には、これまで自分が担当していた業務を、「業務委託」という形で引き継ぎます。
以前の職場から案件を紹介してもらうメリットは、フリーランスとして独立した際にゼロから仕事を探す必要がないことです。慣れ親しんだメンバーと仕事をするため、新しく信頼を構築する負担もありません。
フリーランスは独立当初に安定した収入を確保するのがどうしても難しいため、以前の職場での仕事を引き継げるかどうか、事前に相談するとよいでしょう。
3.知人からの紹介
以前の職場とは別に、知人から仕事を紹介してもらう方法もあります。フリーランス協会「フリーランス白書2023」によれば、直近1年間で仕事獲得につながったことのあるものとして最も多かった回答が「人脈(知人の紹介含む)」(70.6%)です。現状では、フリーランスの仕事の探し方のスタンダードの1つといえます。
知人から案件を紹介してもらうメリットは、信頼できる人が関わっているため、契約周りのトラブルなどが発生しにくい点です。クライアントから足元を見られたり、軽く扱われたりするようなリスクも低くなります。
4.SNSを通した営業活動
フリーランスは、SNSから仕事を獲得する方法もあります。
あなたがフリーランスとしてどのような仕事をしているのか、自身のスキルや実績をSNSでPRしながら、仕事を探すということです。うまくマッチングすれば仕事につながりますし、仕事を仲介してくれる人を見つけられるかもしれません。
また、あなたのような人材が欲しい企業や個人が声をかけてくれるというパターンもあります。フリーランスのなかには、DMで声をかけてもらって仕事につなげたという人も多いでしょう。
5.自身のHPやブログを公開
フリーランスになるならば、あなた自身をPRするブログやホームページを持ちましょう。
つまり、仕事を受け付ける窓口を広げるということです。作った実績を1つずつでもブログやホームページにポートフォリオとして掲載することで、関係者の目に留まるかもしれません。
また、求人に応募する際にも、自分のブログやホームページを添えることで、フリーランスとしての能力や実績をアピールできます。仕事を取りに行くというよりも、仕事の問い合わせを待つという手段に使えます。
6.企業に問い合わせて直接営業
企業のホームページの問い合わせや、リクルートページから応募するなど、企業に問い合わせて直接営業をする方法もあります。
直接営業をする際は、効率化を図るため、営業リストを作成するのがおすすめです。インターネットリサーチや名刺の整理などをして、候補となる企業をリストアップします。社名や電話番号、担当者情報などの項目をまとめ、適宜活用しましょう。
仕事の探し方としては「ややハードルが高い」と感じるかもしれませんが、試行錯誤しながら営業をした経験は、今後のフリーランス生活でも役に立ちます。
7.クラウドソーシングの利用
フリーランスの仕事の探し方として、クラウドソーシングの利用もおすすめです。
クラウドソーシングとは、アウトソーシングの一形態で、インターネット上で企業が不特定多数の人を対象に仕事を発注することです。仕事の発注・受注ができるプラットフォームを「クラウドソーシングサービス」といいます。
クラウドソーシングのメリットは、未経験可の案件が多くあることです。実務経験をそれほど積んでいない初心者でも、実績作りやスキルアップのために利用できます。受注や納品、報酬の受け取りがオンラインで完結するため、副業として使いやすいのも大きなメリットです。フリーランスとして独立したばかりの人に向いています。
8.スキルシェアサービスの活用
スキルシェアサービスの活用も、フリーランスの仕事の探し方としておすすめです。
スキルシェアサービスとは、自分の持つスキルやノウハウなどを商品として売り出し、それと引き換えに収入を得るためのプラットフォームです。Web制作などのIT系やデザイン、家事代行などさまざまなスキルが取引されています。
スキルシェアサービスのメリットは、自分で販売価格を決められる点です。もちろん相場から大きく外れた金額にすると売れない可能性はありますが、初期投資をほとんどかけずに、報酬を自由に設定できるのは魅力的です。
9.求人検索サイトの活用
求人検索サイトでも、フリーランス向けの求人は多数あります。どうしてもエージェントを通したくない、あるいは事情があるという人は、自ら募集中の求人に応募しましょう。
もちろん、直接の応募で採用されるのはハードルの高い行為かも知れません。その場合は、エージェントを通していくつかの案件を経験し、実績を作ってから一般求人に挑戦するのもよいステップだといえるでしょう。
フリーランスが登録しておくべき求人サイトは以下の記事で紹介しています。
10.フリーランスコミュニティへの参加
フリーランスの同業者が参加するコミュニティに参加するのも、おすすめの仕事の探し方です。フリーランスコミュニティとは、フリーランスたちが互いに情報交換やサポート、人脈形成などを行うためのグループを指します。
コミュニティに参加しておくことで、手が足りない案件を引き受けるなど、仕事獲得のきっかけにつながることもあります。自分が獲得した仕事をコミュニティのなかで分け合うという使い方もできるでしょう。
同じような志を持った人が多く集まるため、日々のモチベーションアップにもつながります。
11.ビジネス系の交流会への参加
ビジネス系の交流会に参加することで、案件獲得につながる可能性もあります。ビジネス系の交流会とは、全国各地で開催されているビジネスパーソン同士の交流の場です。情報交換や人脈構築などを目的として、多くのフリーランスが参加しています。
ビジネス系の交流会に参加するメリットは、人脈が広がることです。企業との出会いから案件につながる可能性はもちろん、フリーランスとして働いている方との出会いも期待できます。フリーランスコミュニティと同様、モチベーションアップも期待できるでしょう。
12.オンラインサロンへの参加
オンラインサロンとは、同じ目的や価値観を共有する人たちがネット上で交流する集まりです。フリーランスが多く集うオンラインサロンへの参加も、案件獲得ルート開拓の手段となります。
オンラインでのやりとりを通じて仲間のフリーランスに対する親しみが湧き、信頼関係が構築されるなかで情報交換を交換したり、仕事を紹介し合ったりするような間柄になります。
また、1つのオンラインサロンに限定せず、他のグループに複数に参加することで新たな人脈が生じ、さらに多くの仕事を獲得する可能性が広がります。
フリーランスの仕事・案件の主な種類と特徴
フリーランスの案件は、単発案件と継続案件に大別できます。それぞれ特徴が異なるため、自分の目的に合わせて仕事を探すことが大切です。単発案件と継続案件の特徴や難易度をわかりやすく解説します。
単発案件
単発案件は、1週間や1ヶ月などの単発で終わる案件を指します。たとえば、クラウドソーシングの受注形式である「タスク」は、単発案件に該当します。
タスクでは比較的簡単な案件が依頼されるケースが多く、難易度は低いです。案件が終了すればその後は仕事がなくなるため、まとまった収入を得るには複数の単発案件を継続して獲得する必要があります。単発案件は、主にフリーランスとしてまずは実績を増やしたいと考えている人に向いています。
継続案件
継続案件は、何度も続けて業務を依頼される案件です。クラウドソーシングでは、「プロジェクト」の受注形式で継続案件を受注できます。
継続案件は単発案件よりも収入が安定しやすく、獲得の難易度が高いです。まとまった金額を得やすい分、獲得する案件数が少なくても理想の収入を得られる可能性があります。高い価値を提供できる経験豊富な人におすすめです。
ただし、実際の案件によっても、報酬の高さや難易度は異なります。状況によっては、単発案件と継続案件を組み合わせながら仕事を探すのも1つの方法です。特に、ライターやデザイナーなどは、そのように仕事を獲得している人も多くいます。
活躍しているフリーランスはどのように仕事を獲得しているのか?
「フリーランス白書2022」のデータでは、人脈や過去の取引先から仕事を得ている方が多い一方で、エージェントを使用して仕事を得ている人も増えてきています。エージェントサービスは2020年が7.7%だったのに対し2022年は14%に増えており、エージェントの利用が定着し始めていることが伺えます。

よりリアルな案件の取り方について調査すべく、弊社「ITプロパートナーズ」は現役フリーランスに向けて、仕事獲得経路について独自にアンケートを行いました。
56件の有効回答のうち仕事獲得経路として最も多かったのが「エージェントサービス」で36件、以下「人脈」11件、「過去・現在の取引先」6件、「クラウドソーシング」2件、「現在新しい案件獲得は行っていない」1件という結果になっています。

アンケート結果からもエージェントを利用することで、案件獲得につながっていると分かりました。
フリーランスの案件獲得におすすめのエージェント・サイト
すでに紹介しているサービスもありますが、ここではフリーランスが登録しておきたいおすすめのエージェント・サイトを紹介します。初心者向けと実績や経験が豊富な人向けに分けて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
フリーランス初心者向けのサイト
まずは、フリーランス初心者向けにおすすめのサイトを紹介します。
クラウドワークス

クラウドワークスは、代表的なクラウドソーシングサイトです。デザイナー、ライター、エンジニア、イラストレーターをはじめとし、事務、営業、翻訳、データ入力など多種多様な案件が募集されています。大量の案件がありますが、単価や仕事の特徴などで絞り込めるため、自分に合う案件を探せます。
ランサーズ

ランサーズも、有名なクラウドソーシングサイトの1つです。クラウドワークスと同様、幅広い職種の案件がたくさん登録されています。ランサーズでは、募集されている案件に応募できるだけでなく、自分のスキルや実績をもとにクライアントから仕事の相談がくる場合もあります。
ココナラ

ココナラは、自分のスキルや経験をもとに依頼を受け付けられるサイトです。自分ができることを記載して出品すると、そのスキルや経験を必要としている人から依頼がきます。報酬は自分で設定できるため、納得のいく金額で受注できる点がメリットです。サイト内で実績を積めば、多くの人から依頼される可能性がどんどん高まっていきます。
経験者向けフリーランスエージェント
ここからは、実績や経験が豊富な人向けにおすすめのエージェントを紹介します。
ITプロパートナーズ

弊社ITプロパートナーズは、IT/Web系フリーランス向けに案件を紹介しているエージェントです。
最大の特徴はエンド直案件が9割となっているため、高単価を実現している点です。エンド直案件とは、間に仲介会社を挟まない案件のことを指します。
フルタイムはもちろん、週2~3日の稼働から対応できる案件も多数扱っており、自分が理想とする働き方に合わせて仕事を探せます。スタートアップやベンチャーの案件も豊富で、仕事を通して新しいトレンドに関する経験を積みたい人にもおすすめです。
専属エージェントが交渉や債権管理などに対応するため、案件に集中して自分らしい働き方を実現できます。
レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、主にエンジニア向けの案件を紹介しているエージェントです。専門のコーディネーターがおり、各フリーランスのスキルを正確に理解したうえで最適な案件を提案しています。案件の更新や次の案件の紹介にも対応しているため、継続的に仕事を獲得しやすいです。
Midworks

Midworksも、主にフリーランスのエンジニア向けに案件を紹介しているエージェントです。各業界を代表する企業の案件も扱っており、多様な言語の案件に対応しています。相談からマッチングまでのスピードが早く、最短1日で案件の参画が決まるケースもあります。エンジニア以外にも、WebディレクターやWebデザイナーの案件も紹介可能です。
フリーランスの仕事探しに必要な準備
フリーランスで仕事探しをするためには、先に準備をしておくべきことがいくつかあります。効率よく仕事探しをするために必要な準備について解説します。
自分のスキル・実績・強みを整理する
仕事を獲得する前に、自分が持っているスキル、実績、強みを整理しておく必要があります。スキルの棚卸をして、クライアントに売り込むためのセールスポイントについてまとめておくとよいでしょう。自分のスキルを把握すると、どのような仕事が獲得しやすいかが見え、クライアントにアピールする際にも、効率よく話を進められます。
ポートフォリオを作る
実績がある人はポートフォリオ(作品集)を作成しておきましょう。実務以外にも個人で制作したものがあればポートフォリオに加えてください。ポートフォリオを見ることで、クライアントは任せられる仕事のレベルやテイストを判断できます。
また、ポートフォリオは名刺や経歴書の代わりにもなるので、顔写真や名前、年齢、性別、経歴、スキルなどの記載も忘れないようにしてください。
SNSやブログで発信する
営業の準備として、自分の持つスキルや実績、活動状況、プロフィールなどを発信するSNSやブログを作っておくとよいでしょう。すぐに仕事につながることはないかもしれませんが、誰がいつ見るか分からないので、アピールしておくことは大切です。
趣味やプライベートのアカウントとは別に、仕事用のものを作っておきましょう。ポイントとしては一度作ったからといって満足せず、随時更新していくことです。新しい仕事の情報をどんどん更新していけば「現役で働いているフリーランス」ということが伝わり、よりDMなどをもらいやすくなります。
市場の動向を確認しておく
フリーランスとして長期にわたり稼働するためには、市場の動向を正確につかんでおくことが重要です。自らが携わる仕事や職種のトレンド、スキルの動向などを細かく把握することで、今後市場がどう動くかを予測しやすくなります。
例えばITエンジニアの場合は、市場のトレンドをチェックすることで、現在どの言語が主流になっているかを把握できます。需要が高まりつつある言語を習得してスキルアップを図り、新規の案件獲得につなげることも可能です。
目標とする月収を定める
フリーランスとして働くうえで、目標月収を定めることも大切です。
特に駆け出しの頃は、自分の現状の保有スキルに釣り合った金額はいくらなのか、目標とする金額はいくらか、その金額に到達するにはどのようなスキルが必要なのかなどを、きちんと見定めておくことが大事です。
目標から逆算していくと、理想の月収達成につながるスキルアップの方法や、スキルアップに向けて受けるべき案件の内容が見えてきます。
より効率的にレベルアップするための道筋を具体的に描きやすくなるので、明確な目標設定を心がけましょう。
業務委託契約に関する知識を身につけておく
フリーランスの仕事探しに必要な準備として、業務委託契約に関する知識を身につけるのも重要です。フリーランスは多くの場合、一般的な会社員のような雇用契約ではなく、業務委託契約になります。
雇用契約の場合、一度結ぶと簡単には解雇できませんが、業務委託契約にはそのような保護はありません。サービスや成果物の質に満足してもらえない場合は、すぐに取引が終了するケースもあります。福利厚生などの規定も大きく異なるため、業務委託契約と雇用契約の違いをあらかじめ把握しておくのが重要です。
フリーランスの仕事探しで案件・クライアントを選ぶ際のポイント

自分をレベルアップさせ、さらに収入を得るには、案件・クライアントの選び方について知ることも重要です。フリーランスが仕事探しをする際に案件やクライアントを選ぶポイントについて解説します。
実績・スキルアップになるか
フリーランスの仕事探しで案件・クライアントを選ぶ際は、実績・スキルアップになるかを意識しましょう。フリーランスの仕事には、実績としての掲載が許可されていない案件もあります。まずは実績として、ポートフォリオに掲載できるかどうか確認しましょう。
もしポートフォリオに掲載できないとしても、スキルアップにつながるのであれば、その仕事を引き受ける価値があります。「どのような職種で活躍したいのか」という目標を明確にしつつ、そこから逆算して必要な実績・スキルが身につく案件を選ぶとよいでしょう。
長期的な取引が見込めるか
フリーランスの仕事探しで案件・クライアントを選ぶ際は、長期的な取引が見込めるかどうかも確認しましょう。プロジェクトの内容や企業規模をチェックすれば、短期的に終了するプロジェクトなのか、それとも長期的な取引が期待できるのかをある程度推測できます。
短期的なプロジェクトを中心にこなしていると、無収入の期間が発生しがちになり、どうしても収入を安定させるのが難しくなります。もちろん高単価やスキルアップなどを目的として、短期的なプロジェクトに参加するのもよいですが、できるだけ長期的に取引できるクライアントも見つけましょう。
クライアントの信頼性に問題はないか
「フリーランスのことも大切にしているか」「今後も安定した経営が行われるのか」など、クライアントの信頼性をチェックするのも肝心です。
なかには納品をした途端、連絡がとれなくなり報酬の支払いがないというクライアントもいます。
運営しているホームページやSNSなどで過去の実績を確認するとともに、口コミなどもチェックし、間違いのない会社かどうか判断しましょう。
希望する働き方ができるか
希望する働き方ができるかどうかも、フリーランスの仕事探しで案件・クライアントを選ぶ際に意識したいポイントです。契約条件をよく確認して、希望する働き方ができるかチェックします。
「フリーランスは自由な働き方ができる」といったイメージも根強いですが、柔軟に働けるかどうかは案件次第です。例えばフルリモートで勤務できる案件がある一方で、定期的な出社が必要になるものもあります。
「週何日の稼働が求められるのか」「働く時間帯・曜日に制限はあるのか」など、自分が目指している働き方に合致するかどうかを確認しましょう。
フリーランスが仕事を取れない・継続できない原因と対策
「どうしてもフリーランスとして仕事を取得できない」「やっと取引にこぎつけても、単発で終わってなかなか継続できない」「納得のいくレベルの仕事をもらえない」という場合の原因と対策について解説します。
長く安定して働けるよう、以下の点について振り返ってみてください。
スキル・実績が不足している
「フリーランスが仕事を取れない」「継続して受注できない」といった場合の原因としてまず考えられるのは、スキル・実績が不足していることです。フリーランスは基本的に「即戦力」として求められるため、仕事を獲得するには実績が不可欠になります。
実績があって案件獲得につながっても、スキルが不足していると、サービスや成果物の質が一定の基準に達しません。クライアントの満足につながらない場合は、当然、契約を継続できなくなります。契約が続いたとしても、低単価のまま仕事をすることになるなど、フリーランスにとって大きなデメリットがあります。
対策はシンプルで、十分な実績・スキルをつけてからフリーランスになるのが重要です。
スキルをアピールできていない
仕事を受けられるだけのスキルがあっても、アピールが十分ではないフリーランスの方も多くいます。
アピールができていない要因に、自分のスキルや実績に関する分析が足りていないということがあります。
クライアントにアピールする際には、自分という商品を検討するクライアントの気持ちにならなければなりません。クライアントのニーズと、商品の特長が一致すれば商談は成立しますが、合わないとなれば購入してもらえないと考えておいたほうがよいでしょう。
フリーランスとしての売り込みの際には、クライアントのニーズを把握し、自分という商品の特性、長所、持っているスキルを理解したうえで、クライアントの希望にマッチしている部分をよりアピールすることが大切です。
営業活動の方法がワンパターン
なかなか案件が獲得できないという人は、営業のかけ方がワンパターンになっている可能性があります。
一度成功すると、どのクライアントに対しても同じ営業でよいと思いがちですが、クライアントごとにフリーランスの探し方はさまざまです。
ポートフォリオを作成しどんどん売り込んだほうがよいクライアントもいれば、こちらから売り込むよりもSNSやブログ、エージェントなどで自分の情報を流し、クライアントからのアプローチを待ったほうがよいケースもあります。
単発案件ばかり受注している
単発案件ばかり受注していると、1つの案件が終わるたびに新しい仕事を探す必要があります。単発案件のなかにも高単価なものはありますが、毎回それを狙って営業活動するのは非効率です。
単発案件を受注しても構いませんが、フリーランスとして効率的に稼ぐためには継続案件を積極的に受注する必要があります。経験や実績を積むと継続案件を獲得しやすくなるため、単発案件をいくつか受注して慣れてきたら継続案件の獲得を目指しましょう。
フリーランスが安定して継続的に仕事を取るコツ

ここからはフリーランスとして安定して仕事を獲得するためのコツを紹介しますので、実践してみてください。
1つのクライアント・受注経路に頼り過ぎない
フリーランスが安定して継続的に仕事を取るコツとして意識したいのは、1つのクライアント・受注経路に頼り過ぎないことです。なるべく複数のクライアントと契約し、受注経路を多く確保しましょう。
複数のクライアントと契約しておくことで、もし1つのプロジェクトが終了になっても、他のクライアントで収入をカバーできます。フリーランス協会「フリーランス白書2023」によれば、「平均的な同時進行案件数」に関する調査で、「2件」もしくは「3件」と回答しているフリーランスの人が多くいます。
少なくとも2つのクライアント・受注経路を確保しておくのがおすすめです。
プロフィールやスキルシートにも力を入れる
フリーランスが安定して継続的に仕事を取るコツとして、プロフィールやスキルシートに力を入れるのも重要です。例えばSNSやクラウドソーシング・エージェントなどに登録するプロフィールを充実させると、企業側も仕事を発注しやすくなります。
フリーランスのプロフィールは、企業が「仕事を依頼するかどうか」の参考にするものなので、常に最新状態を保つ必要があります。新しい実績ができたら、すぐに追加しましょう。しかし全ての実績を掲載すると、逆にプロフィールが見にくくなるため、重要なものに絞る作業も必要です。
スキルシートも一度作って終わりにせず、案件をこなすごとに更新するよう心がけましょう。
仕事のクオリティを高く保つ
常に仕事のクオリティを高く保つことも、新たな案件獲得につながります。クライアントは一度発注したフリーランスが、クオリティの高い制作物を納品してくれれば、次からまた発注したいと考えます。また、口コミで評判を聞きつけた人から、新たな仕事を発注してもらえる可能性もあります。
一方、締め切りを破ったり、制作物のクオリティが著しく低かったりすると、同じクライアントからの発注はなくなります。常に一定以上のクオリティは維持しましょう。
無理のない範囲で受注する
闇雲に案件を受けすぎないことも重要なポイントです。
フリーランスの場合、特に駆け出しのころは実績作りや収入の安定のため、できるだけ多くの案件を受注しようとする傾向があります。
その結果、自分の現状のスキルを超えたレベルの案件を引き受けてしまったり、稼働可能な時間の限界を超えた案件数を受注してしまったりして、自ら首を絞めてしまうこともあります。無理な稼働を続けると、納品物のクオリティに悪影響を及ぼす可能性が高まります。
納品物のクオリティを高く保つためにも、無理のない範囲で、自身のスキルレベルとリソースに適した案件を受注するよう心がけましょう。
フリーランスエージェントに登録しておく
フリーランスエージェントに無料登録だけでもしておくことをおすすめします。フリーランスエージェントはフリーランスのスキルや希望条件に合わせて仕事を紹介し、手続きなどの代行もしてくれるサービスです。
自分から積極的にクライアントにかける営業と、エージェントによる待ちの姿勢での案件獲得の2種の方法を持っておくことで、多くの案件を定期的に受注できます。まだエージェントを利用したことがない方は、安定して仕事を受注する為にも、まず無料登録をしてみてください。
ITプロパートナーズでは、フリーランスの方へ数多くの案件をご紹介しております。高単価の案件や週2からの案件、リモート案件など、豊富な案件を揃えているので、まずは無料登録をして案件を確認してみてください。
契約内容の確認は入念に行う
案件受注に向けて契約を締結する際は、契約内容を入念にチェックしましょう。
会社の庇護下にある会社員と比べて、自己責任で営業しているフリーランスは弱い立場にあります。フリーランスの立場の弱さを逆手に取って、標準よりも安い報酬で契約を承諾させたり、場合によっては難癖をつけて報酬を支払わないような悪質な取引先も存在します。
トラブルを避ける意味でも、契約を交わす際は書面の隅から隅まできちんと目を通し、不利な項目がないかを確認するのがおすすめです。
先方と確かな信頼関係を築く
フリーランスが安定して継続的に仕事を取るためには、先方と確かな信頼関係を築き、リピーターになってもらうことが重要です。仕事ぶりが評価され、口コミで他の仕事の紹介につながる可能性もあります。
業界内・業種内のネットワークが狭いことも多く、逆に信頼関係をおろそかにすると、悪い評判が広まるリスクがあります。悪評が広まると、継続的に仕事を任せてもらえないだけでなく、新しく案件を獲得する際も苦労するかもしれません。
「納期を守る」「高いクオリティを維持する」「コミュニケーションを丁寧にする」など、常に丁寧な仕事を心がけましょう。
フリーランスとして仕事を取れるようになったらすべきこと
仕事探しが順調に進み、フリーランスとして軌道に乗った段階でやるべきことについても見ていきます。以下の4つのポイントを念頭に案件受注を心がければ、フリーランスとして効率的にスキルアップを図りつつ、より良い活動ができるようになります。
案件の精査
活動が軌道に乗らないうちは、案件を選ばずになんでも受注する状況になることがあります。しかし、仕事が軌道に乗って来た段階で案件の棚卸しを行い、内容を精査してみることも大事です。
精査する項目には、業務内容や報酬金額、請け負っている案件数などが考えられます。精査を通じて、「請け負っている案件の報酬が低い」「自分が本来意図していた業務内容の案件が少ない」などの点が見えてくるでしょう。
今後の活動をより良いものにしていくためにも、案件を精査し、自身が気持ちよく受注できる案件に絞り込んでみましょう。
条件交渉ができないかの検討
フリーランスとしてしばらく活動しているうちに実績が増え、スキルアップできている可能性があります。あるいは、業界の動向が変化して受注単価の相場が上がっている状況もあり得ます。
受注している案件のなかには、自分のスキルや現状の業界の相場には合わない条件のものがあるかもしれません。そうした案件が見つかった場合は、現状に照らし合わせた報酬の見直しをクライアントに打診する時期に来ているのかもしれません。クライアントとの間で条件変更交渉ができないかどうか、検討しましょう。
より良い条件の新規案件の開拓
より条件の良い新規案件を開拓するのも、活動の裾野を広げるうえで大切なポイントです。
もちろん、フリーランスとしての活動をスタートしてから定着したクライアントとの関係維持も大切ですが、既存の顧客とは合意した報酬額で稼働しているため、値上げ交渉が難しい場合があります。
その点、新規のクライアントの場合は一からの条件交渉になるため、あなたが希望するより良い報酬での受注に応じてくれる可能性があります。今あるクライアントも大事にしつつ、常により良い条件での新規案件開拓を念頭に置きながら活動し続けましょう。
フリーランス活動のセルフチェック
フリーランスとして活動し続けていく場合、定期的なセルフチェックを意識することも大事です。
そもそも、安定した会社員の立場を捨ててフリーランスとして独立したのは、「より多くの収入を得たい」「稼働日数を限定して好きなことに時間を費やしたい」「新しい領域やテクノロジーを経験したい」など、実現したい目的があったからではないでしょうか。
セルフチェックでは、原点に立ち返って、自分の理想が実現できているかどうか、目的に照らし合わせて現状をチェックしましょう。実現できていればOK、実現できていなければ働き方の変更など、何らかの見直しを行う必要があります。
何のために仕事をしているのか、常に目的意識を持って活動していくためにも大事なポイントです。
まとめ
フリーランスの仕事の探し方は多種多様ですが、人脈や過去の取引先、エージェントサービスが特によく活用されているようです。特に実績が豊富な人は、エージェントを利用するメリットが大きいでしょう。
「ITプロパートナーズ」は、IT/Web分野に特化したフリーランスエージェントです。直接クライアントと契約しているため、高単価案件が多くそろっています。「週2日から」「週3日から」など、働きやすい案件もありますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
そのような方はぜひ、ITプロパートナーズをご利用ください!
まずは会員登録をして案件をチェック!