こんにちは、ITプロマガジンです。
企業のIT基盤を支えるインフラエンジニア。近年は副業として関わるチャンスも増えてきました。しかし、インフラエンジニアはどんな副業ができるのか?どうやって案件を取ればいいのか?といった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事ではインフラエンジニアが稼げる副業の種類や仕事内容、注意点などを解説します。土日や週1日で始められる案件例なども紹介するのでぜひ参考にしてください。
ドンピシャ案件の探し方
「案件はたくさんあるはずなのに、なかなか自分の望む案件が見つからない…」
エンジニア市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいマッチングノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
ITプロパートナーズでは、
・9割がエンド直案件のため、高単価
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などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。
初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?
目次
インフラエンジニアは副業できる?
結論、インフラエンジニアは副業可能です。
近年はクラウド上にインフラを構築するケースも増えているため、副業でも対応できる案件が多くあります。既存システムをオンプレミスからクラウドに移行する企業も増えているので、リモートワークがしやすくなっているのも要因の一つです。
インフラエンジニアとしての実務経験があり、AWSやGCPなど主要なクラウドサービスの知識やスキルがあれば、副業案件を獲得しやすいでしょう。特にAWSはシェアが高いため案件数も多く、高単価な案件も目立ちます。
また、インフラエンジニアの副業案件は、土日や平日夜、週1日で対応できる案件もあったりします。更に、開発の完了日やプログラムの納品日が設定されていて、期日までに納品すれば勤務時間や場所は問われない自由度の高い案件もあります。このような案件なら、在宅で副業することも可能なので、スキマ時間を有効に活用できるでしょう。
ただし、会社員の方は副業を始める前に必ず就業規則を確認し、違反にならないよう注意してください。
弊社ITプロパートナーズでは「インフラエンジニア」の案件が161件、「AWS」の案件が251件該当します(2024年12月現在)。週2〜3日から稼働できる案件も豊富なので、興味のある方は以下から案件詳細をチェックしてみてください。
インフラエンジニアにおすすめの副業6選と仕事内容
インフラエンジニアとして副業できる案件はいくつかあります。ここではインフラエンジニアにおすすめの副業の種類と仕事内容をご紹介します。
案件の種類 | リモート | 土日 | 単価相場 |
---|---|---|---|
オンプレミスでのインフラ構築 | ⚪︎ | △ | 週3日〜100万円 |
クラウド・AWSでのインフラ構築 | ⚪︎ | △ | 週3日〜100万円 |
運用・保守・メンテナンス | ⚪︎ | △ | 週3日〜40万円 |
コンサルティング | ⚪︎ | ⚪︎ | 週3日〜90万円 |
講師 | ⚪︎ | ⚪︎ | 週3日〜30万円 |
執筆・情報発信 | ⚪︎ | ◎ | 文字単価〜10円 |
1.オンプレミスでのインフラ構築
オンプレミス型のインフラ構築とは、インフラを自社の拠点やデータセンターに設置し運用する従来の方法です。オンプレミスでのインフラ構築案件の副業単価相場は、週3日稼働で〜40万円/月が相場です。
物理的なサーバーやネットワーク機器を設置・接続し、その後の保守・運用も必要ですが、利用者の要望に応じて自由に設計できるメリットがあります。また、WindowsやLinuxなどのOS、物理サーバー、ネットワーク機器に関する知識が求められ、運用・保守を任される場合は、それらの経験が求められることもあります。
しかし近年はクラウドサーバーの需要が増えている影響で、オンプレミス型のインフラからクラウド型のインフラに移行する案件も増えてきました。オンプレミスとクラウドを組み合わせて利用する「ハイブリッドクラウド」のインフラ構築案件もあります。このような案件ではオンプレミスの経験やスキルに加えて、クラウドの知識も求められます。
2.クラウド・AWSでのインフラ構築
クラウド型のインフラ構築では、インターネット上でインフラ構築や運用を行います。需要が高く、副業単価相場は週3日稼働で〜100万円を目指せます。
オンプレミス型のように物理的なサーバーやネットワーク機器を設置・接続が不要なため「導入コストが抑えられる」「自社で保守・運用を行う必要がない」という特徴があります。
クラウドサービス上でインフラ構築の設計・開発案件がメインのため、インフラ構築経験やサイバーセキュリティ関連の知識が求められます。
クラウド分野ではAWSのシェアが高く、AWSのスペシャリストは副業でも需要があります。
・Amazon We Service:30%
・Microsoft Azure:20%
・Google Cloud:10%
そのため、クラウド型のインフラ構築はオンプレミス型の案件より多くあります。以下、案件例となります。
案件名 | 【AWS】サイト改善におけるインフラエンジニアの案件・求人 |
---|---|
案件単価 | 〜900,000円/月 |
勤務地 | 渋谷(基本リモート一部出社) |
スキル | 3年以上のAWS上流工程経験,インフラ知識,コミュニケーション力 |
職種・ポジション | インフラエンジニア |
AWSの副業について以下の記事で更に詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。
3.運用・保守・メンテナンス
インフラ構築後の運用・保守・メンテナンス業務もインフラエンジニアの大事な仕事です。これらの業務はオンプレミス型のインフラで必要になりますが、クラウドサービスの提供者が業務を行うため、案件数は少ないでしょう。
副業の案件単価は、週3日稼働の場合で〜40万円程度になります。
ITインフラの運用・保守・メンテナンス業務では、システムの監視や障害対応がメインのため、ハードウェアやサイバーセキュリティ関連の知識が求められます。インフラエンジニアが知っておくべきハードウェアには以下のようなものがあります。
- 端末(パソコン、タブレット、スマートフォン)
- サーバー(Webサーバー、メールサーバー、データベースサーバー、DNSサーバー等)
- ストレージ
- ネットワーク
サーバーなどの運用・保守・メンテナンスは、比較的経験の浅いエンジニアでも応募できる案件が多いですが、単価はインフラ構築の案件より低くなる傾向があります。
4.コンサルティング
インフラエンジニアの経験を活かせるITコンサルティング案件もあります。単価相場は、週3日稼働で〜90万円/月を目指せます。具体的な業務内容は以下の通りです。
- 中・長期IT基盤戦略の検討、策定支援
- 投資対効果の測定(ITコストの削減または適正化)
- ITインフラ最適化
- データセンター整備方針の策定、運用業務の効率化
- 情報セキュリティ対策のための規程・基準統一化
ITコンサルタントにはインフラ関連の知識だけではなく、クライアントとの折衝能力やプレゼンテーションスキル、IT全般の知識や業界のトレンド、さらに経営的な視点まで求められます。幅広く高度な知識やスキルが必要になるため、単価はインフラエンジニアの案件のなかでも100万以上の高額になることもあります。以下はコンサルティングの案件例になります。
案件名 | 【コンサルタント】業務改善におけるDXコンサル/社内SEの案件・求人 |
---|---|
案件単価 | 〜500,000円/月 |
勤務地 | 出社 |
スキル | 積極的なコミュニケーションスキル,インフラ知見,DX推進経験 |
職種・ポジション | 社内SE,コンサルタント |
5.講師
インフラエンジニアの経験を活かして、講師としてインフラ関連の知識を講義する副業案件もあります。講師の単価相場は幅があり「時給2,000~5,000円」や「日給2万~7万円」など案件によってさまざまです。以下が代表的な仕事です。
- ITスクールの講師
- セミナー・ウェビナーに登壇する
- 企業のシステム研修の講師
講師ではITインフラの基礎的な知識に加えて、受講者に分かりやすく伝えるプレゼンテーションスキルやコミュニケーションスキルが求められます。また受講資料を作成するためのドキュメンテーションスキルも必要です。
セミナーや企業などのシステム研修の講師は、単発または短期の案件が一般的なので副業として関わりやすいでしょう。以下、案件例となります。
案件名 | 【人材開発/人材育成/研修】新人研修の講師を募集します!インフラの資格取得が目的のカリキュラムです。 |
---|---|
案件単価 | 〜1,000,000円/月 |
勤務地 | 神泉(基本リモート一部出社) |
スキル | クラウドプラクティショナーとソリューションアーキテクトの資格保有者,2年以上のインフラエンジニア経験 |
職種・ポジション | インフラエンジニア |
6.執筆・情報発信
近年ではインフラエンジニアの知識を活用して執筆や監修、YouTubeなどで情報発信したりして収入を獲得するケースも増えてきました。それぞれの報酬相場の目安は以下のとおりです。
執筆 | ブログ | YouTube | |
---|---|---|---|
報酬の相場 | 文字単価:1〜10円 | 1本数万円 | 再生回数:0.05〜0.5円 |
文字単価制の執筆では、インフラエンジニアとしての経験やライターとしての経験などで大きく単価が変動します。
監修は、インフラエンジニアとしての専門知識を活かして、記事や書籍、教材、動画コンテンツなどの内容を確認・修正し、正確性や信頼性を高める仕事であり、1本あたり数万円が一般的です。
またYouTubeの広告収入は1再生あたり0.05円~0.1円程度と言われており、技術書販売イベントで売られる書籍の相場は1,000〜2,500円程度が一般的のようです。
弊社ITプロパートナーズではこの他にも数多くのフリーランス案件を紹介しています。インフラエンジニアとしてフリーランス案件を獲得したい方、週末を活かして副業したい方はぜひお気軽にご相談ください。弊社エージェントがあなたに最適な案件をご紹介いたします。
インフラエンジニアの副業案件の相場は時給3,000〜5,000円
インフラエンジニアの副業案件の収入相場は経験年数や案件の難易度などによって異なりますが、時給3,000〜5,000円が相場と言われています。
例えば土日のみ1日8時間稼働した場合、1ヶ月約19万〜32万円程度です。また、3〜5年以上の経験豊富なインフラエンジニアであれば、「時給5000円以上」という案件もあるので週末だけの稼働でも十分な副業収入を得られる可能性が高いです。
なお、フリーランス向けインフラエンジニア案件の場合、稼働が増えるものの月100万円以上目指せる案件も少なくありません。フリーランスは実力があれば正社員よりも単価交渉するチャンスも多く、スキルや経験次第では高収入を得ることができます。今以上に高額な収入を得たい方は、フリーランスとしての独立を検討しても良いでしょう。
インフラエンジニアが副業案件を探す4つの方法
インフラエンジニアが副業案件を探す方法として、以下の4つがあげられます。
- 副業・フリーランスエージェント
- クラウドソーシングサービス
- 求人サイト
- SNSの活用や知人からの紹介
それぞれの探し方について、具体的に確認しましょう。
1.副業・フリーランスエージェント
優良案件を効率よく探したいなら副業エージェントやフリーランスエージェントを利用するのが有効です。副業エージェントとは、その言葉通り、副業向けの案件を専門に取り扱うエージェントのことを指し、フリーランスエージェントはフリーランス案件を専門に扱うエージェントになります。
どちらもエージェントが仲介として入り、あなたの経験やスキルを元に、適切な案件を探してくれるのが特徴です。副業として週1日程度稼働したいという方は副業エージェント、フリーランスとして週2~3日稼働できそうな方はフリーランスエージェントを利用するのがおすすめです。
ただし、どちらも実務経験や一定以上のスキルが必要なので、未経験者にはオススメできません。
2.クラウドソーシングサービス
クラウドソーシングサービスとは、企業や個人が不特定多数の人に専用サイト上で案件を発注・契約できるサービスです。代表的なサービスだと、クラウドワークスやランサーズがあります。
未経験者や経験が浅くても応募できる案件や単発案件が多いため、まずはスキマ時間で副業を始めてみたい人に向いています。一方で単価が低い案件が多いことと、報酬から一定の手数料が差し引かれる点は注意が必要です。
3.求人サイト
近年は「求人ボックス」や「indeed」などの一般的な求人サイトでも、副業・フリーランス案件の募集が増えてきました。「エージェントに登録する段階ではないけど、どのような案件があるか手軽に調べてみたい」という人におすすめです。
ただしエージェントと異なり面談の日程調整や選考期間中のやりとりは自分で行う必要があるため、手間や時間がかかるといったデメリットはあります。
4.SNSの活用や知人からの紹介
SNSを活用したり、知人から紹介をもらったりすることで、インフラエンジニアの副業案件を受けることも可能です。
SNSの場合、自分のスキルに関する発信内容を見たクライアント側から依頼の連絡が来るので、ミスマッチも防ぐことができるでしょう。知人からの紹介の場合も同様に、自身のスキル感を理解した上での紹介になるので、安心して契約を行うことができます。ただし、友人から紹介の際は契約内容などが曖昧になることが多いので、その点には注意が必要です。
またSNS上でコミュニティを活用したり、自身のHPを作り案件を受注するのも方法の1つです。
インフラエンジニアが副業するなら登録すべきサイト3選
ここではインフラエンジニアが副業するなら登録すべきサイトを3選紹介します。
ITプロパートナーズ
フリーランスエージェントである弊社「ITプロパートナーズ」では、他のエージェントと比較して週2日からの稼働OKな案件を豊富に取り揃えているため、土日やスキマ時間でも関わりやすいといったメリットがあります。副業にも最適です。
ただし、経験者向けの案件が多いため、実務経験が無い方にはあまりおすすめできません。経験者であれば、少ない稼働時間でも高単価の案件を多く取り扱っているので、副業で稼ぎたいインフラエンジニアの方には最適のサービスです。
シューマツワーカー
シューマツワーカーは、副業での利用を前提とした案件検索サイトです。マッチングディレクターやコンシェルジュが案件の受注や参画時にサポートしてくれるので、副業が初めての人も安心して利用できます。
副業を前提としているので、「週10時間」や「月40時間以下」など稼働時間の少ない案件が見つかりやすいのが特徴。案件の99%以上がリモートワーク可能なため、スキマ時間に在宅で副業を始めたい人におすすめのサービスです。
クラウドワークス
クラウドワークスは、豊富な案件・単価の中から仕事を受注できます。短期間でできるものから長期間の契約もあるので、本業の仕事量に合わせて自分の好きな案件に応募できます。また、クラウドワークスはクラウドソーシング型のサービスのため、初心者も案件獲得しやすいメリットもあります。
ただし、クラウドワークスにはエージェントがおらず、案件を探したり、交渉するまで全て自分でやる必要があります。積極的に動けないと案件獲得が難しいので、受け身にならないように注意しましょう。また、初心者向けの案件が多く、単価が低いケースがあるので、経験豊富なエンジニアにはあまり向いていません。
経験が豊富にある場合は、副業エージェントや、週2日〜稼働可能なITプロパートナーズの利用を検討してみてください。
インフラエンジニアが副業するための必要スキルや経験
インフラエンジニアが副業するために必要なスキルや経験は、以下の4点です。
- インフラの知識
- AWSなどのクラウドに関するスキル
- プログラミングスキル
- コミュニケーションスキル
それぞれ詳しく解説していきます。
インフラの知識
サーバーの知識
インフラエンジニアとして副業するには、サーバーの構築・運用・保守のスキルが必要不可欠です。
サーバーとは、ネットワークを通して他のコンピューターに情報を共有するコンピューターのことです。一般的にサーバーのOSはWindowsやLinux、Unixが主流ですが、案件によってどのOSが用いられるかは異なります。
そのため、OS全般の知識を備えておくと、獲得できる案件の幅が広がるでしょう。
ネットワークの知識
インフラエンジニアは、設計や運用、保守などさまざまな業務を担当しますが、多くの場面でネットワーク知識が必要になります。
クライアントが求めるネットワーク環境を設計する知識は当然ですが、負荷がかかりそうな原因を潰しながらネットワークを構築することも必要です。サーバーで通信不具合が生じた場合、ネットワークに問題が起きている可能性もあります。
特に通信プロトコルやLAN、ファイアウォールなどのネットワークに関する知識を蓄えておきましょう。
セキュリティの知識
セキュリティもインフラエンジニアの重要な仕事なので、さまざまなセキュリティソフトの知識も身につけておく必要があります。
セキュリティを担当するのは、一般的に経験豊富なエンジニアです。そのため、セキュリティの知識があれば、高単価案件を受けられる可能性も高くなります。
AWSなどのクラウドに関するスキル
近年、多くの企業では、自社管理のオンプレミスからクラウドサーバーへ移行するケースが増えています。
そのためAWSなどのクラウドサーバーに関連する知識も必要です。クラウドの知識があれば案件の幅が広がり、収入アップにも繋がるでしょう。
プログラミングスキル
必須ではありませんが、プログラミングスキルを身につけておくと受注できる案件の幅が広がります。
例えばPythonやPerlが扱えると、スクリプトやツールの作成に役立ちます。受注したい分野の案件をチェックして、特定のプログラミング言語のスキルが条件になっているものがあれば、積極的にその言語の習得を目指してみましょう。
コミュニケーションスキル
コミュニケーション力は、さまざまなシーンで必要になります。
クライアントのニーズを汲んだインフラ設計するには、実際に利用する現場サイドからのヒアリングが重要です。ヒアリングした情報をもとに企画した内容を、クライアントにわかりやすく提案するスキルも求められます。
チーム内でのやり取りにも、コミュニケーション能力が必要です。チーム内でコミュニケーションが取れないと、スムーズに業務を進められません。また、近年では海外からの問い合わせに対応する案件も増えているので、英語でのコミュニケーション力も強みになるでしょう。
インフラエンジニアが高単価の副業案件を獲得するためのポイント
収入アップのために副業を始める人は、できるだけ高単価の案件獲得を目指しましょう。
- 上流工程やマネジメント領域の経験を積む
- AWS案件を狙う
- 業界に関する専門知識を身につけておく
- 必要に応じて資格を取得する
- 単価の高い企業の仕事をうける
- 時代の流れや需要にあわせて案件を選ぶ
ここでは、高単価の副業案件を獲得するためのポイントを6つ紹介します。
上流工程やマネジメント領域の経験を積む
システム開発の案件では、基本的に上流工程に携わるほど報酬が高い傾向にあります。PMなどは特に単価が高いため、マネジメントスキルは積極的に身につけておくのがおすすめです。本業では保守・運用がメインの人も、副業案件で上流工程の案件に積極的に応募することで少しずつ経験を積んでいくと、安定して上流工程の案件を獲得できるようになるでしょう。
AWS案件を狙う
インフラエンジニアが、高単価案件を狙うなら、AWS案件がおすすめです。AWS案件はインフラ技術はもちろん、AWSに精通していることも求められるため、実際単価が高い傾向にあります。
AWS案件を受注するには、下記のスキルや経験が必要です。
- クラウドサービスの知識
- AWSを使った開発・運用・保守経験が2〜5年
- サーバーやネットワークのインフラ知識
これらのスキルや経験がある方は高単価の案件を獲得できる可能性が高いので、AWS関係の案件を探してみましょう。
業界に関する専門知識を身につけておく
インフラ構築は金融や流通などさまざまな業界で行われています。
携わる開発工程によっては業界に関する知識は求められないこともありますが、設計やマネジメントなど上流工程に関わるなら業界に関する専門知識があると重宝されます。本業やこれまで受注した副業案件に関連する分野については、業界知識を深めておくとよいでしょう。
必要に応じて資格を取得する
資格がなければ案件を受けられないことはありません。ただ、資格はスキルの証明になるので、高単価案件を狙うなら以下の資格取得を目指しましょう。
- ITパスポート
インフラエンジニアに限らず、ITの仕事に関連する人たちにおすすめの資格です。国家資格なので、IT知識を証明できます。 - 基本情報技術者試験
基本情報技術者も国家資格になります。ITパスポートよりも難易度が高いので、高いスキルや知識の証明になります。 - 応用情報技術者試験
応用情報技術者も国家資格になり、基本情報技術者試験よりレベルが高く、応用力が求められるためスキルアップしたい人におすすめです。
単価が高い企業の仕事をうける
高単価な案件を獲得するには、単価が高い企業の仕事を受けましょう。例えば、下記のような企業がおすすめです。
- 自社サービスを開発・運用している企業
- ITインフラの強度化が求められる業界に属する企業
- DX推進に積極的に取り組んでいる業界の企業
自社サービスを開発・運用している企業は、下請け会社を通していないため、高単価な案件が多いのが特徴です。また、「自社開発を行う企業」と「フリーランスエンジニアに仕事を依頼しているベンチャー企業」はリモートワークの採用率が高く、少数精鋭で開発を進めているため副業ワーカーも参画しやすいでしょう。
ITインフラの強度化が求められる業界の企業も狙い目です。例えば、「安定稼働やセキュアな環境構築が必要なゲーム業界」や「決済サービスなどの金融系企業」は、インフラ整備に対して重きを置いています。これらの企業はインフラ整備のために大きな予算を確保している傾向があり、比較的高単価な案件が多いのが特徴です。
そのほか、DX推進に積極的に取り組む企業にも注目してみてください。上記のような企業と同様に、費用をかけてITインフラをしっかり整備したいと考えている可能性があり、高単価な案件が見つかる可能性が高いでしょう。
時代の流れや需要に合わせて案件を選ぶ
インフラ案件でより高単価に挑戦するには、時流や業界のニーズに合った案件を選びましょう。
例えば、近年ではクラウドコンピューティングの需要が高まっており、AWSやAzureなどのクラウドサービスに関する案件は、高単価になる傾向があります。また、AIやIoTなどの新しい技術に関連する案件も、高単価になる可能性があります。
今後のインフラ案件に関するトレンドを押さえたい場合は、以下の方法で情報収集しましょう。
- 業界団体の資料やニュースをチェックする
- 技術系のWebサイトやセミナーに参加する
- フリーランスエンジニアのコミュニティに参加する
また、案件を探す際には、フリーランスエージェントを利用すると、時流や業界のニーズに合った案件を紹介してもらえる可能性があります。
インフラエンジニアが副業を始めるメリット
インフラエンジニアが副業を始めるメリットについて見ていきましょう。
収入を増やせる
インフラエンジニアとして副業を始めると、本業の給料に加えて副収入を得られて経済的な安定や余裕を手に入れることが可能です。
インフラエンジニアのスキルは市場で高く評価されており、副業として働けるプロジェクトが多数存在します。実際に、弊社ITプロパートナーズで掲載しているインフラエンジニアの案件例は、以下のとおりです。
案件名 | 【Ruby on Rails/GoogleCloudPlatform】基盤構築におけるインフラエンジニアの案件・求人 |
---|---|
案件単価 | 〜900,000円/月 |
勤務地 | フルリモート |
スキル | ・Railsでの4年以上のWebアプリケーション開発経験 ・AWS/GCP等のクラウドを利用したシステム構築経験 ・セキュリティの知見など |
職種・ポジション | インフラエンジニア,アプリケーションエンジニア |
また、副業を通じてスキルアップし、転職することで収入を上げられる可能性もあります。
好きな分野でスキルアップができる
インフラエンジニアとして副業を行うことは、自身が興味を持つ特定の技術領域に集中してスキルアップできます。副業を通じて本業では触れられない新しい技術やツールに関わることで、技術的な幅を広げる経験ができます。
例えば、クラウドサービスやセキュリティ対策など、日々進化するインフラにおいて、副業は新しい知識を身につけるための実践的な場となるでしょう。このようにして獲得した専門知識は、高度なプロジェクトへの参加資格を得るための土台となります。
独立やフリーランスになるかの判断材料になる
将来的にフリーランスを検討している人にとって、副業はフリーランスとして独立するかどうかの判断材料となります。副業を通じて、案件の獲得方法やクライアントとのコミュニケーションなど、独立するうえで必要なスキルを身につけられます。
副業を続ける中で、一定収入を得られることを確信でき、欲を言えば副業収入だけで生活できるくらいになれば、フリーランスとしての独立に対する不安も消せるでしょう。自分自身のワークライフバランスや仕事に対する姿勢も再考する機会となり、独立を目指すうえでの自己理解を深められるでしょう。
フリーランスのインフラエンジニアになる方法や単価相場について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
インフラエンジニアが副業する際の注意点
インフラエンジニアとして副業する場合は次のような点に注意が必要です。
- 副業が可能か会社の規定を確認する
- 本業とのバランスをとる
- 健康管理を徹底する
- 業務内容・条件を細かく確認する
- 必要な申請・手続きを行う
注意点を押さえることで、トラブルなく業務を遂行できるでしょう。それぞれの内容について、具体的に紹介します。
副業が可能か会社の規定を確認する
そもそも副業ができるのか、勤めている会社の規定を確認しましょう。
企業によっては本業に支障をきたす可能性があるという観点から、副業を禁止していることも珍しくありません。もし社内規定に違反し副業を行うと、会社とのトラブルや雇用契約の解除などのリスクが生じることも考えられます。
規定を確認し問題がないか判断した上で、副業を探してください。
本業とのバランスをとる
インフラエンジニアに限った話ではありませんが、副業として関わる以上、本業に支障を出さないことが大切です。無理のない範囲で業務を請け負うようにしましょう。
また前述の通り、勤務先によっては副業を認めていないケースもあります。まずは就業規則で副業が認められていることを確認する必要があります。
また守秘義務違反にも注意が必要です。本業と関連性のある副業をする際は、うっかり本業で知り得た情報を漏らさないよう気をつけましょう。
健康管理を徹底する
インフラエンジニアとして副業を始める際は、健康管理を徹底しましょう。
本業と副業を並行して行うことで、長時間労働になりがちです。睡眠不足や疲労が蓄積すると、集中力の低下やミスが増加するなど、業務効率の低下に繋がります。
その結果、本業のパフォーマンスが低下することで、評価や信頼の低下に繋がり、キャリア全体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
そのため、十分な睡眠時間を確保し規則正しい生活を送るだけでなく、趣味やリラックスできる時間も大切にしてください。
業務内容・条件を細かく確認する
同じインフラエンジニアの募集でも、案件によって業務内容は異なります。契約後に「思っていた仕事と違う」とならないよう、自分が希望する業務内容か細かくチェックする必要があります。
また稼働時間や報酬面の条件はトラブルになりやすいポイントです。不明点は契約前に確認して解消しておくことをおすすめします。
必要な申請・手続きを行う
副業を始めるにあたって会社に申請が必要であれば、必要な手続きを行いましょう。また会社員で1か所の事業所から給料を得ている場合、副業で得た所得(収入から必要経費を差し引いた金額)が20万円を超える場合は確定申告が必要です。
また住民税は所得が20万円を超えなくても申告する必要があります。見落としがちな手続きなので、ぜひ覚えておきましょう。
インフラエンジニアや種類別の副業事情
インフラエンジニアの仕事は、ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアに細かく分類できます。
- ネットワークエンジニアの副業事情
- サーバーエンジニアの副業事情
ここでは、インフラエンジニアにおける種類別の仕事内容や案件数、相場を紹介します。
ネットワークエンジニアの副業事情
ネットワークエンジニアは、インフラエンジニアのなかでもネットワークに関するスペシャリストのことをいいます。主な仕事は、サーバーやアプリケーションに接続するネットワークの構築・管理です。ネットワーク機器・回線の選定や構築、接続状況の監視や障害対応などを行います。
クラウドワークスでは40件(2024年11月現在)、弊社ITプロパートナーズは159件(2024年11月現在)しか取扱がありません。しかし、案件相場は30〜60万と高額なので、ネットワークエンジニアの案件が受注できれば、高額案件の獲得に繋がるでしょう。 以下、案件例となります。
案件名 | 【Linux/Oracle】サーバー構築におけるインフラ運用改善をご担当いただけるネットワークを募集しております。 |
---|---|
案件単価 | 〜1,000,000円/月 |
勤務地 | リモート |
スキル | Linux,Oracle |
職種・ポジション | エンジニア |
ネットワークエンジニアの副業について、さらに詳しくは以下の記事で解説しているので参考にしてください。
サーバーエンジニアの副業事情
サーバーエンジニアは、インフラのなかでもサーバー分野を得意とするエンジニアです。インフラエンジニアよりも、サーバー管理に関するスペシャリストとしての専門性が求められます。具体的な仕事内容としては、サーバーの選定・設置や使用環境の構築、OS・アプリケーション関連作業や監視作業などがあげられます。
サーバーエンジニアは需要が高く、案件も比較的多いのが特徴です。以下、案件例となります。
案件名 | 【開発仕様策定/要件定義】コールセンターシステムにおけるサーバーエンジニアの案件・求人 |
---|---|
案件単価 | 〜600,000円/月 |
勤務地 | フルリモート |
スキル | サーバーエンジニアとしての開発経験,インフラ周りの知見,1人称で要件定義〜実装した経験 |
職種・ポジション | インフラエンジニア,サーバーエンジニア |
サーバーエンジニアの副業については、以下の記事でも詳しく解説しています。
インフラエンジニアの副業に関するよくある質問と回答
インフラエンジニアの副業において、よくある質問と回答を紹介します。
インフラエンジニアの副業は未経験から始められる?
インフラエンジニアの副業は、ネットワークやサーバー、クラウドなど専門的な知識と実務経験を必要とするので、未経験から始めるのは一般的に厳しいと言われています。
そのため、最低でも1年以上はインフラエンジニアとしての実務経験を積んでから、副業を始めることをおすすめします。
フリーランスインフラエンジニアの相場は?
ITプロパートナーズの調査ではフリーランスインフラエンジニアの年収目安は、約957万円です。※(実務経験3年以上の場合)
一方で会社員インフラエンジニアは厚生労働省によると約660万円であり、フリーランスのインフラエンジニアは正社員と比較すると高収入を得られる可能性が高いです。
まとめ
インフラエンジニアはスキルや経験があれば、副業が可能であり、初心者が受注できる案件もいくつか存在しています。
案件単価の相場は10〜30万円程度/月で、場合によっては副業のみで年収300万円を目指せるでしょう。
まずは自身の希望やライフスタイルに合わせて、副業案件を探してみることをおすすめします。インフラエンジニア経験者の副業案件探しなら、週2から始められる「ITプロパートナーズ」を利用しましょう。優良な副業案件を効率よく探してみませんか。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
そのような方はぜひ、ITプロパートナーズをご利用ください!
まずは会員登録をして案件をチェック!