ネットワークエンジニアが副業で稼ぐには?在宅や土日案件も紹介

こんにちは、ITプロマガジンです。

副業を解禁する動きが広がり、副業で収入アップを実現したいと考えているネットワークエンジニアも多いでしょう。ネットワークエンジニアは、数ある職業のなかでも副業しやすい仕事の1つです。ただし、案件の単価相場や必要なスキル・経験を知っておかないと、思ったように収入を得られないこともあります。

そこで、本記事ではネットワークエンジニアの副業事情を詳しく紹介します。副業案件の報酬相場や特徴、案件の探し方など具体的に解説するので参考にしてください。

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ネットワークエンジニアの副業事情とは?

まずは、ネットワークエンジニアの副業事情として、案件の特徴を確認しましょう。なお、以下の記事ではネットワークエンジニアだけでなく、エンジニアが副業で稼ぐ方法について​体系的に解説しているので併せて参考にしてください。

エンジニアにおすすめの副業は?案件獲得サイトと収入アップのコツ

ネットワークエンジニアの副業案件数

IT/Web人材向けに副業・フリーランス案件を紹介しているサイトを参考にすると、ネットワークエンジニアができる副業案件数(※フリーランス案件も含みます)は以下の通りです。

  • ITプロパートナーズ:約119件(2023年8月現在)
  • レバテックフリーランス:約1,968件(2023年8月現在)

弊社「ITプロパートナーズ」では、2023年8月時点でフリーワード「ネットワーク」、職種「エンジニア」に当てはまる案件が約119件ヒットします。レバテックフリーランスで「ネットワークエンジニア」と検索すると、総案件数は約1,968件、公開中の案件だと60件ほどでした。Web系・ゲーム系・アプリケーション系など、エンジニアが関わる他ジャンルと比べるとネットワークエンジニアとしての案件は比較的少なめです。

ただし、ネットワークエンジニアの持つ知識が不要になっているというわけではありません。IT業界は拡大を続けており、ネットワークに関連する専門的な知識やノウハウは求められ続けています。今後は、ネットワーク関連を含めてより幅広い最先端の知識が求められています。

なお、ネットワークエンジニアの副業案件は、未経験・初心者向けの案件は稀で、実務経験者向けのものがほとんどです。

案件の報酬相場は30万~70万円

副業やフリーランス案件(週2〜3日勤務)として受注できるネットワーク関連の業務委託案件の報酬は、月単価で支払われるのが一般的です。業務内容や稼働日数、自身のスキル・経験にもよりますが、月額30万~70万円のものが多くなっています。

なかには月単価90万〜100万円の案件もありますが、稼働日数が多い、または高いスキルを求められる可能性があります。副業として受注する場合は、金額だけでなく、業務内容や条件について詳しく確認する必要があるでしょう。

 土日稼働・在宅やリモートOKの副業案件も豊富

ネットワークエンジニア向けの副業案件やフリーランス案件のなかには、土日を活用して仕事ができるものや在宅・リモートで対応できる案件もあります。

ネットワークエンジニアは運用・管理の仕事が多く、24時間365日継続して行わなければならないこともあり、土日や夜間対応できるエンジニアを募集している仕事は多くあります。

また、ネットワークエンジニアの仕事は、オンプレミス(現場にサーバーを配置する)だけでなくインターネット上にサーバー・ネットワークを構築して遠隔作業できる仕事が増えました。

そのため、以下のような在宅・リモートでも対応可能な案件も募集されています。

ITプロパートナーズではこの他にも数多くの案件を扱っています。ネットワークエンジニアの副業を始めたい人は、まずは募集案件をチェックしてみてはいかがでしょうか。

ネットワークエンジニアの副業案件の種類と業務内容

それでは、ネットワークエンジニアの副業案件の種類と、具体的な業務内容を紹介します。副業で受注できる仕事は主に、下記の5種類です。

案件の種類初心者へのおすすめ度
ネットワーク設計
ネットワーク構築・機器設置☆☆
ネットワーク監視☆☆
ネットワーク保守運用☆☆
ネットワーク関連記事執筆・監修☆☆☆☆

順を追って確認していきましょう。

ネットワーク設計

一般的にネットワーク設計の案件では、クライアントの要望に沿って、要件定義から、基本設計・詳細設計を行います。クライアントがネットワークに求めることをヒアリングし、運用しやすいネットワークの構成や使用機器の種類、契約する回線などを選びます。

この時、ネットワークの保守・運用にかかるコストや、ネットワーク構築の工程も検討し、クライアントとすり合わせを行います。ネットワーク構築では必須の工程なので、副業案件でも比較的募集が多い業務です。

ネットワーク構築・機器設置

ネットワーク構成の案件では、ネットワーク設計で定めた要件・スケジュールに則って、ネットワーク機器の導入・設定や、クライアントのオフィス内のパソコンや複合機とインターネットの連携を行います。ただし、複数拠点を接続するWANの場合、数か月の期間を要することもあるため、副業では受けにくい傾向があります。

ネットワーク監視

ネットワーク監視の案件では、ネットワーク機器の状態に異常や改善点がないか監視を行います。主に、ネットワーク機器が正常に稼働しているのかを監視ツールやコマンドを用いてチェックします。

リソース状況の監視は、自動化されているのが一般的。ネットワークの保守運用は、この監視業務で出たアラートに基づいて行われます。

ネットワーク保守運用

ネットワーク保守運用の案件は、安全で安定したネットワークを維持するための管理業務です。ネットワークサービス契約の更新・見直しから、障害・トラブルの対応、ネットワーク機器のアップデート、ネットワーク設定・構成の変更などを行います。ネットワークは一度構築しても保守運用が必要不可欠なので、副業案件でも特に件数が多い業務です。

ネットワーク関連記事執筆・監修

ネットワーク関連記事執筆・監修の案件では、オフィスでネットワークの導入に携わるのではなく、ネットワークエンジニアとしての知識を活用してネットワークやエンジニアについての記事の執筆、または監修を行います。記事の内容は、これからネットワークエンジニアを目指す初心者向けの記事から、ネットワークを構築したいクライアント向けのものまでさまざまです。数時間でも作業できるため、副業しやすい仕事といえます。

ネットワークエンジニアが稼げる副業案件例

ネットワークエンジニア向けに、どのような募集があるかITプロパートナーズの募集例を紹介します。

土日・週1日稼働OKな副業案件

エンジニア向けの副業案件で、土日・週1日勤務OKな案件は多くありません。週1日であれば平日や土日祝など、ある程度自分の好きなタイミングで始めることができます。またエンジニアとしてのスキルを高めつつ、収入を増やすことが可能です。

こちらの案件ではPMの設計思想に対して、実装・手順書などを進められる人材を募集しています。Ciscoルーターの使用が大部分を占めるため、Ciscoルーターの構築経験がある方は活躍できるのではないでしょうか。

在宅可能な副業案件例

Window関連のシステム拡張や全体コントロール、インフラの不具合対応などを担う案件です。週2日の稼働で想定月収が70万円、フルリモートで対応できます。Azureの構築・運用経験があれば尚良しとされているので、経験がある方はぜひ応募してみてはいかがでしょうか。

高単価な副業案件例

週2日稼働で想定月収が90万円と、高単価な案件もあります。こちらは、ネットワーク構築経験だけでなく、インフラ関連のPM経験が求められます。PM業務はもちろん、実務に携わる可能性もあるので、幅広い業務に関われるチャンスがあるでしょう。

ITプロパートナーズでは、週1日稼働OK、リモート可、高単価など、希望する働き方に合わせた案件の募集があります。

副業からフリーランスまで、担当者がスキル合わせて案件をアレンジしてくれるので、気軽に応募してみましょう。

ネットワークエンジニアが副業するメリット

すでにネットワークエンジニアとして働いている人であれば、副業をするか否か悩むこともあるでしょう。ここで、ネットワークエンジニアが副業をするメリットを確認し、副業すべきかしっかり検討してみましょう。

収入を増やせる

副業で仕事をすれば、当然ながら、収入を増やすことができます。本業にプラスの収入があれば、旅行や外食の回数を増やせたり、将来のために貯蓄を増やせたりと、さまざまなニーズを満たせます。働く時間は増えますが、経済的には今よりも余裕のある生活を送ることができるでしょう。

スキル・知識を蓄積できる

さまざまな現場を経験することで、より多くのスキル・知識を得ることができます。企業に勤めていると、仕事がマンネリ化してしまったり、同じような仕事ばかり担当したりすることが増えがちです。

一方、副業で本業ではあまり従事しない業務や新しい分野のクライアントの仕事を受ければ、新しい知識や業務方法を学ぶことができます。本業と同じような仕事であっても、即席のチームでプロジェクトに取り組むだけでも、今ある知識を深めたり、コミュニケーションスキルを磨いたりすることができます。副業を上手く使えば、ネットワークエンジニアとしての価値を高められるでしょう。

土日・平日夜を有効活用できる

土日や平日の夜など、仕事がない時間をダラダラと過ごしてしまう人も多いのではないでしょうか。副業を始めれば、空き時間を有効に活用することができます。副業では、自分で業務内容や業務量を選ぶことが可能なので、無理のない範囲で仕事を受けられます。残業がない時期だけ仕事を受けたり、臨時出費に合わせて収入を増やしたりするなど柔軟な働き方を実現できるでしょう。

キャリアの選択肢が広がる

ネットワークエンジニアは将来的に独立し、フリーランスとして働くこともできる職業です。副業として、フリーの案件を探し、受注する流れやコツを把握しておけば、独立後もスムーズに仕事を獲得することができるでしょう。

また、フリーランスになると、個人で受けた仕事の実績がそのまま信用となり、案件受注の可否や受注できる業務の種類に影響します。独立の準備としても副業をするメリットは大きいといえるのではないでしょうか。

ネットワークエンジニアが副業するのに必要なスキルや経験

ネットワークエンジニアが副業をする時に身に付けておきたいスキルを紹介します。

なお、ネットワークエンジニアは専門性の高い職種で、特に副業は即戦力人材を求めているケースが大半です。最低でも2〜3年、開発・運用に携わった経験は必須と考えましょう。では、具体的な必要スキルを紹介していきます。

ネットワークエンジニアの実務経験

ネットワークエンジニアの副業をするなら、2〜3年以上の実務経験があると有利です。例え副業であっても、企業は当然即戦力人材を求めているので、実務経験があるだけで企業から案件を獲得しやすくなります。また、経験年数や技術に応じて報酬をアップしてもらえる可能性もあります。

初心者や実務経験が少ない人は、クラウドワークスやランサーズなどで簡単な業務の案件を獲得し、実績を積んでから規模が大きい案件に挑戦すると良いでしょう。    

ネットワーク関連の専門的かつ広範なスキル

ネットワークエンジニアとして仕事を受注するのであれば、ネットワーク関連の専門的かつ幅広い知識・スキルを持っていることが絶対条件です。教科書的なものではなく、実際にネットワークの設計・構築に携わって得られる実践的な知識が求められます。特に、設計の工程では、安全で安定したネットワークを構築するために高い専門性が重宝されます。

近年は、リモートワーク・在宅ワークが急増しているため、ICT機器を使用したネットワークの構築・運用に関するスキルを持っていることも重要です。

クラウド関連スキル

クラウド時代と呼ばれる現代では、AWS/Google Cloud/Azureなど大手IT企業はクラウドサービスに力を入れており、利用企業も増加しています。そのため、ネットワークエンジニアにも、クラウド関連の知識・スキルも必須といえます。

ネットワークもクラウドで代替するケースが増えており、特にリモートで設計から保守運用まで行うことも多い副業案件ではクラウド環境が主流となっています。副業で案件を受けるなら、クラウドサービスに関する知識・構築スキルと、ネットワークの仮想化技術全般に関する知識を身に付けておきたいところです。

システム基盤スキル

同じインフラ系であるシステム基盤の知識・スキルも、ネットワークエンジニアに求められるようになっています。

IT人材白書2016を確認すると、現在増加している企業のIoT(モノのインターネット化)開発においてネットワーク技術者には、データ分析やWeb技術、アプリケーション技術よりもシステム基盤スキルが重視されていることがわかります。インフラに関する広い知識・スキルが求められているといえるでしょう。

セキュリティ関連スキル

ネットワークセキュリティは、企業の情報資産を守るために欠かせない要素です、ネットワークエンジニアは、ネットワーク内外からのリスク対策も行わなければなりません。

具体的には、情報を守るための機密性・安全性・可用性を保つ情報セキュリティと、ネットワークセキュリティ対策・内外部からの不正アクセス・ID/パスワードの漏えいなどのリスクに対処するサイバーセキュリティの知識・スキルが求められます。IT人材白書2016でも、情報セキュリティ技術に関する知識・スキルは、ネットワーク技術に次いで重視されていることを示しています。

分析力・コミュニケーションスキル

分析力やコミュニケーションスキルも重要です。

そもそもネットワークエンジニアは、クライアントからニーズや課題をくみ取ってネットワークを設計しなければならないため、一定以上のコミュニケーションスキルが求められます。さらに副業でプロジェクトに参加すると、即戦力を期待されるので、すぐにプロジェクトの方針や進め方、クライアントのネットワークシステムや設計全体を理解し、チームメンバーとスムーズに連携をとりつつ納期までに高い品質のネットワークを構築する必要があります。

ネットワークエンジニアが副業案件を探す方法

それでは、ネットワークエンジニアはどのように副業案件を探し、仕事を獲得するのでしょうか。

副業・フリーランスエージェントで探す

IT系案件を専門に扱うエージェントは、クライアントと副業をしているIT人材やフリーランス人材を仲介するサービスです。ネットワーク系は他分野と比べると専門的なので、エージェントに依頼した方が、案件を見つけやすい傾向があります。

IT系案件を専門に扱うエージェントには「副業エージェント」と「フリーランスエージェント」の2種類があります。副業エージェントは空き時間に作業できるライトな案件が多い一方、案件相場はそれほど高くありません。

一方フリーランスエージェントは、本業として従事できる人向けのサービスなので、大規模なプロジェクトやフルタイム相当の稼働時間が必要な案件が多くなります。その分、案件相場が高いという魅力があります。

クラウドソーシングで探す

クラウドソーシングは、クライアントと受注者をマッチングさせるためのプラットフォームです。有名どころだと、「ランサーズ」や「クラウドワークス」などがあります。

しかし、ネットワークエンジニアの案件は他ジャンルと比べて数が少なめ。そこで、総合型のクラウドソーシングだけでなく、「クラウドテック」などエンジニア向けの特化型クラウドソーシングを使うのがおすすめです。サービスによって掲載されている案件が異なるため、複数のサイトに登録しておくと自分に合う案件を見つけやすくなります。

人脈・SNSで探す

フリーランス白書2022」によると、副業者も含むフリーで仕事を受けている人の、直近1年間の受注経路のうち「人脈(知人の紹介含む)」は最多の73.8%ありました。さらに、最も収入を得られる仕事の受注経路も、75.1%と最多。つまり、人脈を構築しておくことで、仕事も収入も得やすいといえるのです。近年は、SNSでの取引も活発になっており、リアルでの人脈が足りない人でも、ネット経由で人脈を広げることができます。

ただし、人脈から仕事を受けるまでには、信頼関係を築く期間が必要となります。まずはその他の方法で仕事を得つつ、将来的な案件獲得に向けて積極的な人脈づくりに注力するとよいでしょう。

ネットワークエンジニアの副業案件獲得におすすめのサービス

副業案件獲得に使えるサービスは下記です。

  • ITプロパートナーズ
  • シューマツワーカー
  • Workship

それぞれのサービスの特徴を詳しく解説します。

ITプロパートナーズ

サービス名ITプロパートナーズ
特徴・週2案件が充実
・高額案件が多い
おすすめな人・経験したスキルを使って副業で稼ぎたい人
・少ない稼働時間で高収入を得たい人

先に紹介した「ITプロパートナーズ」は、IT/Web人材専門のフリーランスエージェントです。2,000社以上のクライアントが利用しており、案件数が豊富です。クライアントと直接契約しているため、高単価案件が多い点も特徴です。また、専属スタッフによるサポート体制も充実していて、エンドクライアントとの条件交渉や法律関係のサポートなどが受けられます。

フリーランス向けのエージェントではありますが、週2日から働ける案件やリモートワーク案件の募集も多いので、土日を活用したいというエンジニアにおすすめです。

シューマツワーカー

サービス名シューマツワーカー
特徴・スキマ時間で働ける
・週末に稼働できる案件多数
おすすめな人・スキマ時間で副業したい人
・リモートで働きたい人

シューマツワーカー」は、約800社が利用しているIT人材向けの副業エージェントです。名前からもわかるように週末や平日夜など空き時間に働きたいIT人材と、新規雇用するまでではないが少し人材を補充したいクライアントとをマッチングします。

副業者向けということもあり、報酬は時給で計算されます。平均2,500円/時程度でほかのサービスに比べるとやや低い傾向がありますが、週1日からのライトな案件が多いのでスキマ時間に副業したいという人は使いやすいでしょう。

Workship

引用元:Workship
サービス名Workship
特徴・仲介手数料・マージンが無料
・クライアントと直接交渉可能
おすすめな人・手数料が無料が良い人
・仕事の内容を直接クライアントと話したい人

Workship」は、副業者・フリーランス向けのクラウドソーシング兼エージェントサービスです。基本はクライアントが掲載しているプロジェクトに応募するスタイルですが、契約条件や応募後のフォローなどエージェント機能も使用できます。

仲介手数料・マージンが無料なので、報酬を100%受け取れる点が魅力。利用企業は600社と少し少なめですが、週1~3日の案件・リモート案件と柔軟に働けるものが多く、自分でクライアントと直接やり取りや交渉が可能です。より自由に副業をしたいという人に向いています。

ネットワークエンジニアが副業案件を選ぶ際のポイント

副業で案件を探すときは、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 土日稼働や在宅・リモートは案件は可能か
  • 自分のスキルに見合っているか
  • 稼働日数は週1日から可能か

副業とはいえ、報酬を伴う業務です。本業と並行して無理なくこなすことができ、作業時間に対して効率よく報酬が得られるように案件を見極めましょう。

土日稼働や在宅・リモートは案件は可能か

案件を探す際は、本業に影響が出にくい土日で稼働できる仕事や、平日夜間でも対応可能な案件を選びましょう。

移動時間を節約できるよう、在宅・リモート対応可能な案件であることも無理なく副業を行うために大切なポイントです。

慣れないうちは、土日のみでリモート対応ができる案件を選ぶと、本業と副業のバランスがとりやすいでしょう。

自分のスキルや経験に見合っているか

自分のスキルや経験に見合っている案件かどうかも重要です。副業の場合、チャレンジングな領域の副業よりも、自分が自信をもってこなせる副業案件の方が、クライアントにとっても仕事を任せやすいですし、仕事もスムーズに進められます。

もし、チャレンジングな領域の副業をしたい場合は、スタートアップ系の案件を選んだり、スタートアップの案件も扱っている副業サービスを利用して仕事を見つけましょう。スタートアップ系の案件なら、自分に十分なスキルや経験がなくても、仕事を任せてもらえる可能性があります。

稼働日数は週1日から可能か

副業では、稼働する日数や時間もチェックしておきましょう。案件によっては、週3日以上の稼働が求められるため、慣れないうちは週1日の稼働で対応できるものがおすすめです。先ほどお伝えした通り、下記のような案件もあります。

週1日稼働で高単価な案件であれば、プライベートの時間を確保しつつ、副業収入で大幅な収入アップを目指すことが可能です。

ネットワークエンジニアが副業で稼ぐコツ

ネットワークエンジニアが副業で稼ぐなら、下記のコツをおさえておきましょう。

  • 経験年数に応じて副業サイトを使い分ける
  • ポートフォリオを作成する
  • 自分に合った報酬形態を検討する

それぞれを詳しく紹介します。

経験年数に応じて副業サイトを使い分ける

ネットワークエンジニアが副業で稼ぐには、自分の経験年数に応じて副業サイトを使うのが大切です。経験年数が1年前後の場合は、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングで仕事を探しましょう。単価は低い傾向にありますが、業務内容が簡単な案件が多いので、実績を積むことで徐々に報酬が高い案件にも挑戦できるようになります。

一方、3年以上経験年数を積んでいるエンジニアの場合は、経験者向けの案件の取り扱いが多く、自分にマッチする仕事を紹介してもらえるエージェント型サービスの利用がおすすめです。稼働時間が少なくても高収入が得られる案件もあるので、効率的な副業が可能です。

弊社ITプロパートナーズも、ネットワークエンジニアの案件を取り扱っているエージェント型サービスです。週2〜から稼働でき、高単価の案件があるため、経験を積んでいるネットワークエンジニアの方は、どんな案件があるかチェックしてみてください。

ポートフォリオやスキルシートを作成する

ポートフォリオは自分の実績やスキルを証明できるものです。事前に作成しておくと企業に自分の実力をアピールできますし、プロフィールにポートフォリオを載せておくと、企業側から仕事を依頼してもらえる可能性もあります。自身のスキルの棚卸しにもなりますので、スキルシートやポートフォリオを忘れずに準備しておきましょう。

エンジニアのスキルシートの書き方とは?重要ポイントやテンプレート

自分に合った報酬形態を検討する

副業における報酬形態は主に「時給型」と「納品型」があります。時給型は、稼働時間によって報酬額が支払われるので、安定して収入を獲得したい人に向いています。ただし、一定時間拘束されるので、本業の忙しさに合わせて業務を調整する必要があります。

一方、納品型ではクライアントから依頼されたものを期限内に納品することで報酬を獲得できます。受注できる案件によって毎月の収入に差が出てしまうデメリットもありますが、スキマ時間で作業して副業したい方にはおすすめです。

ネットワークエンジニアが副業で稼ぎたいなら、本業の稼働時間と稼ぎたい報酬金額もチェックしましょう。単月で高収入を目指せる「納品型」、長期的に稼ぎやすい「時給型」などの選び方もあります。

エンジニアが副業する際の注意点

ネットワークエンジニアの副業は比較的始めやすく、メリットも多いものです。しかし、副業案件を引き受けるにあたっていくつか注意したいこともあります。

勤め先の就業規則を確認する

副業が解禁され、「副業OK」または「条件次第で副業を許可」という企業が増えました。

一方、就業規則で副業を禁止している企業も、まだまだ存在します。副業が禁止されているにもかかわらず、副業をしていることがバレると人事評価や給与に影響したり、悪くすれば解雇されたりするため、就業規則は必ず確認しておきましょう。

また、本業で十分に成果が出ていない場合、まずは本業に注力した方がよいこともあります。副業が認められていても、まずは上司に相談し副業をして問題ないか許可を得ておくと安心です。

本業に支障が出ないようにする

副業が許可されている企業でも、本業に支障が出ないようにしなければなりません。法律上は勤務時間外を好きに使う権利が保証されており、副業をする自由もあります。そのため、たとえ副業禁止の企業であっても、副業許可の有無にかかわらず、副業をしているだけでは直ちには解雇できません。

しかし、本業に支障があると解雇理由となり得ます。副業をする時は、時間的にも体調面でも支障が出ないようにしましょう。

また、副収入を得ていることを快く思わない人もいます。副業が原因で本業が疎かになっていると、心ない指摘を受ける可能性もゼロではありません。むやみに副業をしていることを同僚に話さないようにしましょう。

確定申告・社会保険の手続きを行う

20万円以上の所得がある場合、確定申告が必要です。

通常は年末調整で企業側が所得の申告を行ってくれますが、副業収入分は確定申告で所得の申告が必要になります。

20万円以下の場合は確定申告は不要ですが、住民税の申告は必要です。住民税の申告を行う際は、本業の給与から天引きする「特別徴収」と、自身で納税する「普通徴収」があります。副業を行う際は、普通徴収で納税する方が無難です。

また、副業案件の多くは業務委託案件ですが、雇用されて働く場合は、勤務時間によっては社会保険に加入しなければなりません。2つの企業で社会保険に加入する場合、二重で加入してしまうことになるので、「健康保険・厚生年金保険 所属選択・二以上事業所勤務届」をどちらかの企業に提出する必要があります。

ネットワークエンジニアの副業に関するよくある質問

ここではネットワークエンジニアが副業をする際に、気になる疑問について紹介します。

Q1:未経験・初心者でも副業で稼げる?

ネットワークエンジニアに関わらず、技術職であるエンジニアにおいて、未経験者・初心者向けの案件は多くありません。

エンジニア未経験者は、Pythonを使用した簡単なスクレイピングや、ライティング案件などがあるクラウドソーシングで案件を探してみましょう。

未経験者は最初から高単価案件を狙わず、自分でも対応可能な案件に応募し、実績を積んでから徐々に案件数を増やしたり、レベルの高い案件に応募したりしましょう。

Q2:副業に必要なスキルや活かせる資格は?

ネットワークエンジニアは資格不要で業務ができるため、副業においても資格がなくても仕事を得ることができます。

一方で、下記のような資格を持つことでスキルの裏付けができ、より高報酬の案件を得る可能性が高まります。

ネットワークエンジニア向けの資格
・CCNA(Cisco Certified Network Associate)
・CCIE( Cisco Certified Internetwork Expert )
・CCNP(Cisco Certified Network Professional)
・LPIC(Linux Professional Institute Certification)
・LinuC(Linux技術者認定資格 by LPI-Japan)
・基本情報技術者試験
・応用情報技術者試験
・ネットワークスペシャリスト試験
・情報セキュリティスペシャリスト試験(情報処理安全確保支援士)

経験やスキルに自信がない場合、資格を取得するのも副業で案件を得る一つの手です。

Q3:副業収入が入るまでの支払サイトはどれくらい?

業務完了日(締め日)から報酬が実際に支払われるまでの期間を「支払いサイト」といいます。

支払いサイトの例
月末締め・翌月末払い:当月分の報酬は翌月末に支払われる
月末締め・15日サイト:当月分の報酬は翌月15日に支払われる
月末締め・35日サイト:当月分の報酬は翌々月の5日に支払われる

支払いサイトは、企業と直接契約する場合は「月末締め・翌月末払い」が多く、エージェントやクラウドソーシングを利用する場合、サービスにより異なるため確認が必要です。

支払いサイトが長いと、業務完了から報酬を得られるまでの時間が空いてしまうため、早く報酬が得たい場合は支払いサイトが短いサービスを利用しましょう。

Q4:ネットワークエンジニアはフリーランスになれる?

ネットワークエンジニアは、実務経験が2〜3年以上ある場合、フリーランスとして働けます。会社に勤めているとオフィスに出勤するケースがほとんどですが、ネットワークエンジニアの場合、在宅でも仕事ができるのも魅力です。

ただし、ネットワークエンジニアのフリーランスとして独立するなら、営業して案件をとってきたり、契約や事務手続きを自分で全て行わなければいけません。そのため、フリーランスになる前に下記のスキルが身についているかチェックしましょう。

  • 初対面の人でもコミュニケーションをとれる
  • 自分のスキルを企業にアピールできる
  • ネットワークの設計・構築の知識や実務経験がある
  • クラウドやセキュリティの知識があるか
  • 社会人としてのマナーが身についているか

特に実務経験を積んでいる年数が長く、スキルが多いほど案件を獲得しやすくなるので、少しでもフリーランスになることに不安を感じたら、本業+副業で働きながら徐々にフリーランスとして独立する方法がおすすめです。

ネットワークエンジニアはフリーランスで働ける?独立後の年収も紹介

まとめ

今回は、ネットワークエンジニアの副業事情について紹介しました。ほかのIT案件よりも数は多くありませんが、ネットワークエンジニアの業務自体は比較的副業しやすいものです。

副業案件獲得に使えるサービスを上手く利用すると案件を獲得しやすいでしょう。特に高単価案件が多く、将来的な独立も視野に入れて仕事ができる「ITプロパートナーズ」がおすすめです。

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この記事を書いた人
ITプロマガジン
ITプロパートナーズはITフリーランスの方に案件紹介をしているエージェントです。当メディア「ITプロマガジン」では、フリーランスの働き方から仕事探しまで幅広い情報を日々発信しています。