サーバーエンジニアが副業で稼ぐには?案件獲得方法や収入目安

こんにちは、ITプロマガジンです。

数年前から政府が後押しする「働き方改革」の影響で、サーバーエンジニアとして副業を検討している人も多いのではないでしょうか。

サーバーエンジニアは需要があるので、副業でも稼ぎやすい仕事です。在宅案件も多いため、本業への影響を抑えた働き方も実現できるでしょう。ただし、副業案件を獲得するには一定レベル以上のスキルが必要で、経験に応じて収入も変わります。

そこでこの記事では、サーバーエンジニアが副業で稼ぐ方法や副業における業務内容、収入目安、求められるスキルを紹介します。実際の案件例や、案件獲得におすすめのサイトも紹介するのでぜひ参考にしてください。

なお、エンジニア全般の副業については「エンジニアが副業で稼ぐには?週1から始める方法や案件の探し方」で詳しく解説していますので併せてご覧ください。

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Contents

サーバーエンジニアが副業で稼げる理由

サーバーエンジニアが副業で稼げる理由や背景は以下です。

  • 人材不足のため需要は高いこと
  • オンプレミスからクラウドに移す企業も増えていること
  • 在宅で取り組める案件もあること

次ではそれぞれの理由や背景について説明します。

人材不足のため副業の需要も高い

サーバーエンジニアが副業で稼げるといえる理由の1つめに、エンジニアの慢性的な人材不足が挙げられます。

経済産業省の調査報告書」では、2030年までにIT人材が高位シナリオで約79万人規模で不足する懸念があると試算しています。また、IT人材の働き口などの動向に偏りがあるのも、人材不足の一因です。

同省「我が国におけるIT人材の動向」においては、IT人材の多くがIT関連の会社に就くことで、ユーザー企業に従事するIT人材が不足していることや、IT人材の東京集中による地方のIT人材不足を指摘しています。

これらの理由により、クライアントとなる企業では自前の人材だけでなく、外部のスキルを持った優秀な人材に業務を委託する傾向が強くなっています。そのため、サーバーエンジニアの副業は稼ぎやすい働き方といえるのです。

オンプレミスからクラウドに移す企業も増えている

サーバーをオンプレミスからクラウドに移す企業が多いことも、サーバーエンジニアが副業で稼げる理由に挙げられるでしょう。クラウドにサーバーを移すと、場所を問わずデータにアクセスできる、自社でメンテナンスする手間から解放される、運用コストを抑えられるなど、企業は多くのメリットを得られます。

クラウド上でサーバーを設計するためには、主なクラウドサービスの知識があると有利です。のちほど詳しく解説しますが、有名なクラウドサービスには、AWS(Amazon Web Service)やAzure(Microsoft Azure)などがあります。

在宅で取り組める副業案件もある

在宅で取り組める案件の多さも、サーバーエンジニアが副業しやすい理由の1つです

出社しなければいけない副業では、いくら短時間とはいえ移動と就業による拘束時間が生まれます。本業のほかに拘束時間が増えるとプライベートな時間が失われ、ストレスや疲労がたまり本業に悪い影響を与えてしまう可能性があります。

サーバーエンジニアの副業は、在宅対応できる案件が多く、納期さえ守れば自分のペースで進められるため、本業への影響を最小限に抑えられます。

また、時間に融通が利く点も、サーバーエンジニアの副業案件の特徴です。在宅で働ける副業案件を掛け持ちすると、高収入につながります。講師・ライティングなど、エンジニア以外の副業にもチャレンジしてみましょう。

サーバーエンジニアの副業における業務内容

サーバーエンジニアの副業には、主に以下の仕事があります。

  • サーバーの構築・保守・運用
  • Webライティング
  • プログラミング講師

それぞれの業務について解説します。

サーバーの構築・保守・運用

サーバーエンジニアのメイン業務になるのが、サーバーの構築・保守・運用です。

具体的には、運用するサーバーのスペックや台数などを検討し、サーバー機器の設定をおこないます。運用後はサーバーを監視し、トラブル時の対応やセキュリティの更新なども担当する仕事です。

本業でサーバーエンジニアとして働いているなら、経験やスキルを活かせるので、高単価の案件を受けられる可能性もあるでしょう。また、構築や保守以外にもシステムの上流工程の要件を定義し、設計書を作成するなどの仕事もあるので、さらに高い報酬を得られるケースもあります。

Webライティング

サーバーエンジニアの副業には、Webライティングの仕事もあります。Webライティングとは、Webサイトに掲載するSEO記事やコラム記事を執筆する仕事です。

サーバーエンジニアの仕事とは関連がないイメージもありますが、サーバーエンジニアの専門知識や経験を活かした文章を提供できます。

Webライティングの仕事では、専門知識や経験により単価が高くなる傾向があるので、ライティング未経験者でも文字単価の高い案件を受けられるケースも少なくありません。

案件をこなし、文章作成スキルやライティングスピードが上がれば、より効率的に稼げるようになるでしょう。

プログラミング講師

サーバーエンジニアは、プログラミング講師の仕事も副業にできます。プログラミング講師は、プログラミングを教える仕事です。

さまざまなサービスでオンライン講座を採用しているため、フルリモートで対応できる副業案件も多くあります。短時間で対応でき、本業に影響のない隙間時間を効率的に利用して稼げる副業です。

受講生のレベルによって準備にかける時間や難易度は異なりますが、現役サーバーエンジニアなら十分に対応できるでしょう。

サーバーエンジニアの副業収入の目安と案件例

サーバーエンジニアの副業収入の目安と、実際の案件例を紹介します。

サーバーエンジニアの副業収入の目安

サーバーエンジニアの副業収入の目安は、副業エージェントやクラウドソーシングをチェックすると、時給4,000〜5,000円程度が相場です

週に10〜30時間稼働の案件が多いので時給5,000円で計算すると、週に50,000〜150,000円前後、月に200,000〜600,000円前後の報酬を稼げることになります。

ただ、スキルや経験により受けられる業務内容も違うため、案件によって時給や稼働時間は異なると考えておきましょう。実務経験があれば上記のような収入を稼ぐことは可能ですが、駆け出しエンジニアの場合は10万円前後となる可能性も高いです。

また、プログラミングスクールの講師なら時給1500円、ライターの案件なら1円の案件が多いため、サーバーの保守や運用に比べて収入が低くなる可能性もあります。

エンジニアの副業における時給相場などを更に詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

エンジニアが副業する際の時給相場は?経験別で単価目安を紹介

サーバーエンジニアの副業案件例

ここでは、サーバーエンジニアの副業における案件例を紹介します。紹介する案件はクラウドワークスで掲載されているものです。

長期で対応できる、完全在宅の副業案件です。

  • 想定月収:100,000〜300,000円
  • 稼働時間:月50時間程度

顧客のWebサイトのサーバー保守を中心に、インフラ環境の構築や監視ツールの導入などを担当する案件です。

必須スキルとして、コミュニケーション力、サーバーサイドプログラミング開発実績、インフラ環境構築や保守経験実績などが挙げられています。

基本リモート、フルリモートでもOKな副業案件です。

  • 想定月収:360,000〜480,000円程度(時給3,000〜4,000円で週30時間、月4週の場合)
  • 稼働時間:週30時間程度

サーバーやネットワークの構築・メンテナンス、バックアップ設定など運用・保守を担当する案件です。

必須条件として、Linuxサーバの構築経験、ネットワークの設計や構築運用経験、リモート業務経験、コミュニケーション力が求められています。また、クラウドサービスでのWebサービスの設計・構築・運用経験、各種ミドルウェアの導入・チューニング・運用経験などがあれば、なお望ましいとしています。

サーバーエンジニアとして副業するメリット

サーバーエンジニアとして副業するメリットは、以下が挙げられます。

  • 収入アップできる
  • スキルアップにつながる
  • 人脈が広がる
  • フリーランスの準備期間になる

それぞれのメリットについて解説します。

収入アップできる

本業とは別で仕事をおこなうので、副業は収入アップにつながります。前述したように、月に数十万円収入がアップするケースも少なくありません。

副業が本業と違うのは、働いた分だけ報酬をもらえることです。本業が一般的な企業での勤務の場合、仕事の難易度や量などによって給料が上下することはありません。そのため、本業だけで収入を増やすのは難しいことです。

副業なら、多くの仕事をこなせば報酬もそれだけアップします。実績を重ねれば、高単価案件も継続的に受けられるので、効率的に稼げるのです。

スキルアップにつながる

副業は、本業ではできない業務も経験できるので、スキルアップにつなげられます。

本業では、自分のやりたい仕事だけを選べないことが多いですが、副業であれば案件内容を確かめて応募できるので、自分でやってみたい仕事を選ぶことも可能です。また、本業と同じ内容の仕事でも進め方や担当業務、立場などの違いによりさまざまな経験ができます。

あえて本業と異なる業務の副業を選んで経験を積めば、本業の会社からの評価が上がったり、転職や独立が有利になったりする可能性もあります。

人脈が広がる

副業を通じて、エンジニア同士のコミュニケーションが深まる場合があります。1つの企業で働いていると、いつのまにか視野が狭まっているかもしれません。副業を通じて人脈が広がると、本業へのヒントが得られ、新しい技術に敏感になると考えられます。副業に取り組む仲間に刺激を受けて、仕事への熱意が高まる人もいるでしょう。

フリーランスの準備期間としても最適

副業は人脈を広げられる機会なので、フリーランスの準備期間になるのもメリットです。

独立を見込んで副業を通じて人脈を広げておけば、独立後に仕事を紹介してもらえたり、意見交換や相談ができたりする環境をつくれます。

また、フリーランスになれば、当然副業の頃より稼働時間が長い分報酬がアップするので、高収入稼ぎたい人はフリーランスがおすすめです。

副業をしている期間は自分が「本業+副業」の方が向いているのか、「フリーランスで独立」するのが向いているのかお試しできる期間でもあるので、いきなりフリーランスになるより、リスクが少ないのも魅力です。

サーバーエンジニアとして副業するデメリット

サーバーエンジニアとして副業するデメリットも把握しておきましょう。

  • 本業との兼ね合いが難しい
  • 会社によっては副業禁止のケースもある
  • 納税などの事務作業が発生する

それぞれのデメリットについて解説します。

本業との兼ね合いが難しい

副業には、本業との兼ね合いが難しいというデメリットがあります。

例えば、本業でトラブル時の緊急対応が発生する業務を担当している場合、副業に取り組めない可能性があります。副業では、コアタイムが設けられている案件もあるので、本業の緊急対応と時間が重なった場合は対応できません。

また、稼ぎたい気持ちが先行し、体調を崩してしまう恐れがあります。体調を崩してしまっては、本業も副業どちらも中途半端な対応になり、どちらからも信用を失ってしまいます。

副業を選ぶなら、本業への影響を考慮した無理のないスケジュールを組むのがポイントです。また、緊急対応の発生リスクがある本業なら、コアタイムなしの案件で比較的納期に余裕がある副業を選びましょう。

会社によっては副業禁止のケースもある

「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を公開するなど、国は副業・兼業を推進しています。ただし、会社によっては就業規則で副業を禁止しているところも多いものです。

規則を無視して副業すると、減給や降格、解雇などのペナルティを受けるため注意しましょう。副業を秘密にしていても、何気なく漏らした内容が噂になったり、住民税の額が変わったりすると会社にバレてしまいます。

副業を認めている企業でも、一般的には事前に会社への申請が必要です。上司などに副業する際の手続きを確認し、申請しましょう。なお、同業他社での副業は、情報漏洩が懸念されるため認められない場合があります。

税金に関する事務作業が発生する

副業で収入を得ると、税金に間する事務作業が発生するのもデメリットです。

副業の所得が年間20万円以上あった場合、翌年の2月16日から3月15日(曜日により前後)の間に確定申告する必要があります。

会社員として収入が本業だけなら会社が税金に関する手続きをしますが、副業で稼いだ収入は自ら税務署での確定申告が必要です。慣れない事務作業なので、思った以上に時間をかけてしまう可能性もあります。

面倒だからといって申告しないでいると、無申告加算税や延滞税などのペナルティが課せられるので注意しましょう。

ただ、副業案件を扱う会社では、確定申告をサポートしてくれるケースもあります。確定申告が心配なら、サポートの有無でサービスを選ぶことも検討しましょう。

サーバーエンジニアが副業するための必要なスキル

サーバーエンジニアが副業するためには、以下のスキルが必要です。

  • サーバーに関する幅広いスキル
  • セキュリティに関するスキル・知識
  • クラウドサーバーに関するスキル・知識
  • コミュニケーションスキル・提案力

それぞれのスキルについて紹介します。

サーバーに関する幅広いスキル

サーバーエンジニアは、OSやミドルウェアなどのサーバー内部の設計や運用、保守を担当する仕事です。

そのため、サーバーエンジニアはサーバーに関する幅広いスキルが必要になります。また、サーバーOSの知識はサーバーエンジニアとして基本的なスキルとなるため、しっかり身につけておきましよう。個人向けのパソコンに使われるOSとは異なり、サーバーにはサーバー専用のOSが搭載されています。

幅広く案件を受けるには、Windows ServerやUnix系、Linux系のスキルや知識は必須です。Windows Serverは、マイクロソフトが提供しています。2023年時点で、Windows Server 2022が最新です。

UNIX系OSには、macOS・AIX・BSD・Solaris・HP-UXなどが挙げられます。Linux系はUNIX系をベースに開発されたOSで、Red Hat Enterprise Linux・Ubuntuなどがあります。

セキュリティに関するスキル・知識

サーバーエンジニアはサーバー内のセキュリティも担当するので、セキュリティに関するスキルや知識も必要です。サーバーには個人情報や顧客情報などが格納されており、強固なセキュリティ体制がなければ、サイバー攻撃の懸念があります。

セキュリティスキルは、新しい技術が日々生まれているので、常に新しい情報にアンテナを張り学習しましょう。さまざまな業界でITが取り入れられており、これまでセキュリティに関心が薄かった企業にも、サイバーセキュリティの強化が求められています。

高度なセキュリティスキルを身につけたいなら、以下の資格を取得するのもよいでしょう。

  • 認定ホワイトハッカー
  • 情報セキュリティマネジメント
  • 公認情報セキュリティマネージャー

クラウドサーバーに関するスキル・知識

サーバーのクラウド化が進んでいるので、クラウド関連のスキルや知識も必要です。

近年は業種にかかわらずAWSを活用する企業が多く、需要が高い傾向にあります。そのため、AWSやGCP(Google Cloud Platform)、 Azureなどのクラウドサービスに関連するスキルや知識は特に求められており、スキルを持っている方は、高単価案件を受けやすくなります。

AWSはAmazonが提供する歴史あるサービスで、AI(人工知能)や機械学習、データベースなど、幅広い機能が充実しています。日本語によるサポートが24時間受けられるなど、しっかりしたサポート体制も、AWSの強みです。

GCPは、Googleが提供するクラウドサービスで、GmailやGoogle ドライブなどが有名です。GCPはインフラの安定性やセキュリティ面に定評があります。

Azureは、Microsoft により提供されるクラウドサービスです。Office365と連携するなど、Microsoft系サービスを利用している企業には、Azureがマッチするでしょう。

AWSエンジニアが副業で稼ぐ方法をもっと詳しく知りたい方は、下記もチェックしてください。

AWSエンジニアが副業で稼ぐには?土日・週1案件例や獲得のコツ

コミュニケーションスキル・提案力

サーバーエンジニアの副業では、ほかのエンジニアとコミュニケーションを取りながら進める案件が多いので、コミュニケーションスキルは必須です。

必須条件として、コミュニケーションスキルを挙げている案件も少なくありません。また、人脈を広げるためにも有効なスキルなので、今後の活動のためにも身につけておきましょう。

また、提案できるようになると、クライアントから一目置かれるようになります。クライアントに喜ばれる提案をするためには、専門性を深め、相手の意向をくみ取らなくてはいけません。直接言及されない部分も推測できると、提案が採用される可能性が高まります。

サーバーエンジニアの副業案件を獲得する方法

サーバーエンジニアの副業案件を獲得するには、以下4つの方法があります。

  • 副業・フリーランスエージェント
  • クラウドソーシングを利用する
  • SNSを利用する
  • 友人から案件を受託する

それぞれの方法について解説します。

副業・フリーランスエージェント

案件を受けたい人と、スキルや知識がある人材を求めるクライアントをマッチングする、副業・フリーランスエージェントで案件を紹介してもらう方法があります。

副業・フリーランスエージェントは、自分のスキルや知識、経験、求める働き方などを考慮した案件紹介が特徴です。そのため、ミスマッチの少ない副業案件を受けられます。

契約や請求、確定申告などのサポートをおこなうサービスもあるので、慣れない事務作業に時間を取られることなく業務だけに集中できるでしょう。

副業エージェントとフリーランスエージェントの違いは、案件の内容です。副業エージェントは、主に少ない稼働日数で参画できる案件を紹介しており、フリーランスエージェントは、がっつり稼ぎたいフリーランス向けの案件を取り扱っています。

フリーランス案件は難易度も高いですが、その分副業案件より単価も高い傾向があります。フリーランスエージェントでも、週2日稼働など副業として対応できる仕事もあるので、ぜひ活用してみてください。

副業エージェントおすすめ17選【職種・目的別で徹底比較】

クラウドソーシングを利用する

ランサーズ」や「クラウドワークス」などの、クラウドソーシングサービスを利用する方法もあります。クラウドソーシングは、クライアントの募集内容を見て、自分から応募し案件を受けるサービスです。

応募すれば必ず採用されるわけではありませんが、初心者でも対応できる案件もあるので、副業を始めたばかりでも案件を獲得できる可能性は高いです。

クラウドソーシングは、実績づくりにつながるのも特徴です。案件をこなし実績を重ねれば、直接クライアントから高単価案件を依頼されるケースもあります。

また、「ココナラ」など、自分のスキルを紹介したうえで依頼を受けられるサービスもあります。高評価や販売実績が増えれば、依頼も増える傾向があるので、スキルや知識に自信がある人におすすめです。

クラウドソーシングサイトおすすめ15選!初心者が副業で稼ぐコツとは

SNSを利用する

FacebookやInstagramなどSNSでサーバーエンジニアの求人を出している企業も少なくありません。

SNSを利用した求人活動はソーシャルリクルーティングといわれ、最近注目を集めています。SNSを利用すれば企業側は低コストで採用できる上に交友関係などもチェックできるので相互理解が深まり、ミスマッチのリスクが少なくできるというメリットがあります。

具体的には、SNSで有益な情報を発信することで企業側からスカウトがあったり、知人から仕事の依頼がくる可能性もあります。

ただし、SNSで仕事を受けられるようになるためには時間がかかるので、求人サイトと同時並行しながら案件を探すのが良いでしょう。SNSはスマホでもチェックできますので、空き時間などを利用してのぞいてみてはいかがでしょうか。

友人から案件を受託する

友人からサーバーエンジニアの案件を紹介してもらうのも1つの方法です。

IT業界は慢性的な人手不足なため、あらゆる現場でエンジニアを探しています。前職の先輩や友人から仕事の情報が回ってくることも少なくありません。友人であればあなたの人柄やスキルを理解してくれているでしょうから、ミスマッチも極力減らす事ができるでしょう。

しかしながら、友人であるからといって契約書を交わさないと後で条件が曖昧になるケースもあり交友関係にヒビが入ってしまうことも。友人だからといって契約条件を曖昧にせず、仕事としてきっちり条件を決めてしっかりと作業して納品するという意識は忘れないでください。

サーバーエンジニアの副業案件獲得におすすめのエージェント

サーバーエンジニアの副業案件獲得におすすめのエージェントを4つピックアップしてご紹介していきます。

各サービスの特徴を把握して、自分に合った案件を探してみましょう

  • ITプロパートナーズ
  • レバテックフリーランス
  • シューマツワーカー
  • workship

それぞれのサービスの特徴について解説します。

ITプロパートナーズ

週5でフルタイム勤務はしたくない、そのようなエンジニアに嬉しい週2、週3案件が豊富な「ITプロパートナーズ」。

フリーランスエンジニアを支援する会社では先駆け的な存在です。取引者数も3,500社以上、魅力的な案件も豊富で直請けなのもポイント。

IT起業家・フリーランスの支援をするために始まったサービスのため、案件獲得には実務経験が必要ですが、週2〜3日、リモートワーク可などフレキシブルな働き方ができる案件が多いのが特徴です。

週2〜3日で稼ぎながら、独立・起業に挑戦したい!スポット案件を複数掛け持ちしたい!など柔軟に働きたい方はぜひ無料登録し、案件をチェックしてみてください。

レバテックフリーランス

運営会社は、ヒカリエを拠点に構えるレバレジーズ株式会社。

レバテックフリーランスは、抱えている案件数が業界内でもNo.1と呼べるほど多く、希望に沿った案件を紹介してもらえます。

さらに専任コーディネーターはクライアントとの顔合わせに同席し参画中から参画後もしっかりサポート。

最も有名なフリーランスエージェントといっても過言でなく、まずはレバテックフリーランスに登録してみるという駆け出しのフリーランスエンジニアも大変多いです。

案件の単価も高額なものが多く、紹介してもらえる分野も幅広いためどこのエージェントがよいか悩んだ場合、真っ先に検討するべきエージェントの1つです。

シューマツワーカー

シューマツワーカーは、サービス名からも読み取れるように、週末だけといった短い時間でも出来る副業を中心に取り扱うフリーランスエージェントです。

フリーランスエージェントの多くが、平日週5日勤務の案件を中心としているなか、週10時間程度の勤務時間から対応可能な案件が豊富に提供されています。

基本的にはフルリモートの案件が大半で、ミーティングのみ出社といった案件も存在します。

workship

引用元:workship

workshipは、エージェントサービスとプラットフォームサービスの両方の機能が提供されたサービスです。

ほかのエージェントサービスのように、エージェントの担当者と面談を行い、希望の案件を探してもらう方法はもちろん、自分で400社以上の企業案件から気になるプロジェクトに直接応募することも可能です。

オンライン上で契約締結やトラブル相談窓口、賠償責任保険の無料付帯など、フリーランスや副業で個人として契約する際に不安なポイントを補う充実したサービスが提供されています。

案件に関してもリモートワークから、週1~3日の副業的な働き方が出来る案件まで豊富な種類の案件が提供されています。

サーバーエンジニアが副業で高収入を得るためのポイント

サーバーエンジニアが限られた副業時間で高収入を得るには、高単価な案件にシフトしていく必要があります。副業に慣れてきたら、以下の行動を検討しましょう。

  • マネージャー・スペシャリストのポジションを目指す
  • 講師・コンサル系の案件を狙う
  • 余裕があればフリーランス案件を受注する

マネージャー・スペシャリストのポジションを目指す

サーバーエンジニアが副業で高収入を得るには、より高単価の案件を受けるのがポイントです。同じ時間を副業に費やすなら、高単価な案件に取り組んだ方が高収入を得られます。上流工程のマネージャーや、スペシャリストを目指せるスキルや実績があるなら、より高単価な案件に応募しましょう。

なお、スペシャリストとは、クラウドやデータベースなど、サーバーエンジニアでも特定の分野に特化した人を指します。

講師・コンサル系の案件を狙う

講師やコンサル系など、アドバイザー的なポジションも単価が高い傾向です。アドバイザー的なポジションの案件は拘束時間が短いものが多く、短時間で効率よく稼げます。

一般的なサーバーエンジニアとは異なり、アドバイザー的なポジションには、コミュニケーションスキルが問われる点を理解しておきましょう。また、的確なアドバイスのためには、専門的な知識・スキルに加え、クライアントの業界に関する知見も求められます。

余裕があればフリーランス案件を受注する

ある程度の経験を積んだら、フリーランス案件を受けることも検討しましょう。

フリーランス案件は、より高いスキルや知識が求められますが、副業案件よりも高い報酬を受けられます。フリーランス案件で上流工程の仕事を継続的に受けられるようになれば、効率的に収入を上げられるでしょう。

フリーランス向けの副業案件を探すなら、週1〜3日など短時間から働ける案件を探すと無理がありません。週4~5日勤務など稼働時間の長い案件は、疲労やストレスで本業に影響する恐れがあります。

サーバーエンジニアでフリーランスになる方法については、以下の記事も参考にしてください。

サーバーエンジニアがフリーランスになるには?案件例や単価相場も紹介

サーバーエンジニアの副業に関するよくある質問

サーバーエンジニアの副業についてよくある質問をまとめてみました。

  • サーバーエンジニアの副業は本業に影響はない?
  • サーバーエンジニアが副業する際に資格は必要?
  • サーバーエンジニアの副業はどのくらいのスキルがあればできる?
  • 継続的に案件を受注することはできる?
  • サーバーエンジニアの将来性は?

以下でそれぞれ回答していきます。

サーバーエンジニアの副業は本業に影響はない?

本業に影響がないかどうかは、本人の関わり方次第です。

副業が忙しくて本業が疎かになるなら本末転倒です。本業での評価が下がり、かえって収入が減ってしまうかもしれません。

あくまでお小遣い稼ぎとしてプラスアルファの収入が欲しいのであれば週に数時間程度におさえればよいし、将来独立を目指しているなら本業の時間以外どっぷり副業に精を出すのもよいでしょう。

また前提として勤めている会社が副業を認めているか、という点を確認することも重要です。会社が副業を認めていない場合、最悪懲戒免職というケースもあるので気をつけましょう。

サーバーエンジニアが副業する際に資格は必要?

副業するにあたって、必ずしも資格は必要ありません。ただし、以下の資格を取得すると、実力をアピールしやすくなります。

  • 基本情報技術者試験
  • MCP
  • Linux技術者認定資格
  • CCNA
  • CCNP

基本情報技術者試験は、IPAが運営する資格です。情報処理技術者を対象とした資格のなかでは比較的難易度が低く、実務経験のない人でも受験できます。OS関連の資格では、マイクロソフト製品の認定資格であるMCPや、Linux技術者認定資格などを検討しましょう。

ネットワークに関する資格には、CCNAやCCNPなどがあります。いずれもシスコ技術者認定で、CCNAよりもCCNPの方が難易度は高いです。

サーバーエンジニアの副業はどのくらいのスキルがあればできる?

ITエンジニアのスキルは人によってバラバラであり尺度が難しいですが、少なくとも3年以上の実務経験があればある程度のスキルがあると認められます。

エンジニアであればスキルシートを作成しクライアントに提出することが多いですが、スキルシートの内容であなたのスキルをある程度判断されます。

利用したことがあるツールなどはできるだけ多く記入する方がよいでしょう。また、サーバーだけでなくネットワークの知識もあれば重宝されます。

「サーバーの仕事だから関係ない」といって実務経験を経歴書に書かない方もいますが、経験があれば是非記入しておきましょう。

継続的に案件を受注することはできる?

継続して案件を受注するためには、継続的なスキルアップが必要です。

スキルシートやポートフォリオに自分が受注した実務は経歴としてアップしていきましょう。高いスキルを持ったエンジニアはどこでも重宝され、仕事が途切れることはありません。

仕事以外も新しい技術にアンテナを張り、独学で技術を習得する意識を持つようにすれば、
あなたのスキルはあがっていくでしょう。

「一生勉強するんだ」というつもりで貪欲に仕事をしていきましょう。また、レスポンスの早さやテキストコミュニケーションの高さも重要です。

副業としてサーバーエンジニアの仕事する場合、クライアントとオンラインでのコミュニケーションがメインになります。顔が見えない分、やりとりを密にしておけばクライアントの安心してあなたに仕事を任せることができます。

サーバーエンジニアの将来性は?

サーバーエンジニアの将来性は明るく、副業案件も豊富に見つかると考えられます。システムやアプリケーションの安定稼働に向け、基盤となるサーバーの構築・保守・運用は、今後も必要です。副業案件も、スキルや実績があれば安定して獲得していけるでしょう。

また先ほども触れたとおり、オンプレミスからクラウドに移行する案件が増加中です。世間のニーズに合わせて対応範囲を広げると、市場価値の高いサーバーエンジニアになれます。

まとめ

サーバーエンジニアの副業というテーマで解説してきました。

以前はリモートや在宅でできる案件はない、というイメージのサーバーエンジニアですがクラウドサービスの登場や世のなかの流れでリモートで副業としてできる案件も増えました。

サーバーエンジニアは、スキルを身につけて効率よく案件を受注すれば副業として十分に稼ぐことも可能です。

未経験者であればまずは独学やITスクールで勉強し実績を積みながらスキルを磨き、3年以上の実務経験を経てから副業案件を探してみましょう。

今後もサーバーエンジニアのリモート・副業案件は増えていくと予想されます。今のうちにスキルを身につけ、収入アップを目指してみてはいかがでしょうか。

手前味噌ですが、弊社サービス「ITプロパートナーズ」では数多くのサーバーエンジニアの案件・求人を取り扱っています。もしご興味のある方はご相談ください!

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