こんにちは、「ITプロマガジン」です。
AWSエンジニアとして活躍されている方のなかには、「副業で収入アップしたい」「スキルアップのために副業案件を獲得したい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、AWSエンジニアの方が副業を始める方法、稼ぐ方法を徹底解説します。今現在会社でAWSエンジニアをされている方、AWSのスキルや経験をお持ちの方はぜひ参考にしてください。なお、エンジニア全般の副業については「エンジニアにおすすめの副業と案件の探し方」をチェックしてみてください。
ドンピシャ案件の探し方
「案件はたくさんあるはずなのに、なかなか自分の望む案件が見つからない…」
エンジニア市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいマッチングノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
ITプロパートナーズでは、
・9割がエンド直案件のため、高単価
・約6割が週3-4案件のため、柔軟に働ける
・事業会社の自社開発案件が多い
などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。
初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?
目次
AWSは需要が高く副業の単価相場も高い
近年、「AWS」は企業規模・業種にかかわらず多くの企業が活用しており、需要が高いプラットフォームです。実際に全世界でのAWSのシェアは、継続的に業界トップとされています。
また、AWS関連の副業案件は高単価傾向にあります。これは、インフラ技術に加えてAWSサービスに精通するエンジニアが市場で特に求められているためです。
AWSの専門知識を持つエンジニアは稀少で、その技術は高く評価されるのです。例えば弊社「ITプロパートナーズ」に掲載されている案件では、平均月額60万円以上、なかには100万円以上の募集もあります。
AWSエンジニアができる副業の種類と案件例
AWSの副業は、人数が少ないスタートアップ企業での技術的支援が多い傾向にあります。
中小規模の企業では、まだまだAWSの知見や経験をもったエンジニアを雇う余裕がないところもあるのが現状。そういった企業で、AWSを扱えるエンジニアのニーズは高まっています。では実際にどのような案件を受けられるのでしょうか。
ここでは、ITプロパートナーズや大手クラウドソーシングからAWS案件をピックアップし、業務内容別にどのような案件があるかご紹介します。
インフラ・バックエンド案件
AWSのインフラ・バックエンド案件とは、Webアプリケーションなどのバックエンドを構築するプロジェクトのことです。具体的にAWSのバックエンド案件では、クラウドサービスを活用したシステムの設計や構築、運用が主な仕事内容です。
EC2やLambdaなどのクラウドを管理したり、RDSやDynamoDBを用いたデータベースを設計したりします。なお、ツールの詳細は以下のとおりです。
- EC2:拡張性が高いクラウド上の仮想サーバー
- Lambda:サーバーレスでコードを実行できるコンピューティングサービス
- RDS:テーブル間の関係を定義できるデータベース
- DynamoDB:拡張性の高いデータベース
なお、弊社では以下のような案件を扱っています。
案件名 | 【AWS/Linux】インフラ運用や構築におけるエンジニアの案件・求人 |
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案件単価 | 〜700,000円/月 |
勤務地 | リモート |
スキル | AWS,Linux,SRE |
職種・ポジション | エンジニア |
本案件は、主要サービスのインフラの運用や構築を担うのが業務内容です。Webアプリケーションの開発知見やAWSへの興味・関心があればおすすめできます。
インフラエンジニアにおすすめの副業は以下の記事で詳しく紹介しているので、併せて参考にして下さい。
アプリ開発案件
AWSを使用したWebアプリケーション開発は副業案件でも多く見られます。AmplifyやLambda、API GatewayやDynamoDBなどのAmazonのサービスを使用して、アプリケーションの基盤を整備します。ツールの詳細は以下のとおりです。
- Amplify:フルスタック開発プラットフォーム
- API Gateway:完全自動型のAPIホスティングサービス
AWSのサービスを組み合わせることで、コードの記述だけでさまざまな機能を実現可能です。個人や小規模チームでも大規模なアプリを作成できます。
副業としてアプリ開発を行う際のメリットとして、自分の興味や得意分野に合わせて案件を選べる点が挙げられます。また、「自分でアプリを開発」しApp StoreやGoogle Playで販売することで、収益を得ることも可能です。
例えばアプリ開発の案件例としては、以下のような案件があります。AWSの知識だけでなく、金融知識も求められる案件です。
案件名 | 【Linux/MySQL】金融系資産評価システムアプリ開発エンジニアの案件・求人 |
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案件単価 | ~800,000円/月 |
勤務地 | リモート |
スキル | AWS/Linux/MySQL |
職種・ポジション | エンジニア |
AWS環境に対する深い知識と経験が求められます。アプリ開発の副業については以下の記事も参考にしてください。
セキュリティ向上施策案件
クラウドセキュリティのニーズが高まる現代において、AWSエンジニアのセキュリティ向上施策は、企業や個人のデータ保護を強化するための鍵となります。
多くの企業は自らのデータを安全に保つためのセキュリティポリシーや手順を持っていますが、それを効果的に実装する専門知識や経験を持つエンジニアは限られています。ここで、AWSの知識を持つエンジニアが専門性を活かして価値を提供できるチャンスとなるはずです。
具体的には、Security HubやGuardDutyなどのセキュリティ関連のサービスを駆使して、セキュリティ監視やデータの漏洩検知、不正アクセスの検知などの施策を提案・実装することが考えられます。ツールの詳細は以下のとおりです。
- Security Hub:AWSセキュリティ状況を一元管理するダッシュボード
- GuardDuty:自動脅威検出サービス
AWSエンジニアとしての深い知識を活かし、セキュリティのエキスパートとしての副業を展開することは、多くの組織や個人からの高い需要が期待されるエリアとなるでしょう。
セキュリティ向上施策の案件例としては、以下のような案件があります。
案件名 | 【AWS/開発仕様策定/要件定義】EC企業におけるSRE/インフラエンジニアの案件・求人 |
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案件単価 | ~900,000円/月 |
勤務地 | リモート |
スキル | AWS/開発仕様策定/要件定義/インフラエンジニア/SRE |
職種・ポジション | エンジニア |
セキュリティエンジニアの副業案件については以下の記事で詳しく解説しています。
Kubernetesの導入案件
Kubernetesは、コンテナ仮想化ツールの運用管理・自動化を行うために開発されたオープンソースソフトウェアのことです。
Kubernetesの導入と管理のスキルは、より複雑で大規模なシステムを構築・運用するための鍵となり、AWSの副業案件としても増加しています。
AWSには、Kubernetesを簡単にデプロイ・管理できるサービスとして「Amazon EKS」が提供されています。このサービスを利用することで、Kubernetesのクラスタを簡単にセットアップし、AWS以外のサービスとの連携もスムーズに可能です。例えば、Amazon ELBを利用してトラフィックのバランシングを行ったり、RDSをデータベースとして連携させられます。
Kubernetesの導入と運用は、高度な技術知識と経験を必要とするため、AWSエンジニアとしての深い知識を活かせる領域といえるでしょう。案件としては、以下のような実例があります。
案件名 | 【Linux/kubernetes】飲食店向けサービスにおけるSREエンジニアの案件・求人 |
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案件単価 | ~900,000円/月 |
勤務地 | リモート |
スキル | Linux/kubernetes/SRE |
職種・ポジション | エンジニア |
Kubernetesを使った設計・構築経験が必須です。
フルスタック案件
フルスタック案件とは、フロントエンド、バックエンド、インフラを一貫して設計・開発・運用する案件です。対応範囲が広いフルスタック案件は、経験豊富なエンジニアにとって挑戦的でやりがいのある仕事となるでしょう。実際の担当範囲は案件により異なるため、事前に確認しておいてください。
フルスタック案件では、AWSのフルスタック開発プラットフォームであるAmplifyをはじめとして、上述したさまざまなサービスを使いこなす必要があります。フルスタック案件には以下のような案件があります。
案件名 | 【Ruby on Rails/Vue.js】新規アプリ開発におけるフルスタックエンジニアの案件・求人 |
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案件単価 | ~900,000円/月 |
勤務地 | リモート |
スキル | Ruby on Rails,Vue.js |
職種・ポジション | エンジニア |
こちらはRuby on Railsを利用したバックエンド開発経験やKubernetesを用いたインフラ構築、サービス運用の経験などが活かせる案件です。GraphQLやNext.js、Golang、Pythonなどのスキルがあれば尚おすすめです。
PM/PL案件
AWSの技術力を磨き、実践的な経験を重ねていくと、プロジェクトマネージャー(PM)やプロジェクトリーダー(PL)の案件にステップアップする機会が訪れるかもしれません。
案件を受けるためには、AWS関連の深い知識や技術はもちろん、コミュニケーション力やリーダーシップも重要です。また、予算管理、リスク分析、チーム育成など、PM/PLには幅広いマネジメントスキルも求められます。
PM/PLはプロジェクトチームを統括・マネジメントしながら、AWSでの開発の進捗管理や課題解決、納品までを担当します。総合的な能力を求められる難しい仕事ではありますが、高単価案件の受注につながります。
例えば、以下のような案件が掲載されています。
案件名 | 【PL】会計/BIシステムにおけるエンジニアの案件・求人 |
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案件単価 | ~900,000円/月 |
勤務地 | リモート |
スキル | AWS,プロジェクトマネジメント,PL |
職種・ポジション | エンジニア |
こちらはオンプレのシステムの更新や、業務フローに合わせた新しいシステム構築などを行う案件です。データ移行作業やシステム更新に向けた教育なども業務範囲として含まれています。
Oracle CloudやAWSなどクラウド環境でのシステム構築経験が活かせる案件になります。
講師案件
企業のセミナーや研修、オンライン講座などで、AWSの基本的な使い方や、効率的にアプリケーションを開発・運用するためのポイントなどを教えるAWSの講師案件。多くの企業がクラウドへの移行を進めており、AWSのスキルを持つ人材育成のニーズは高まっています。
講習は動画やWeb会議などでも可能なため、リモートワーク可の案件が多い傾向です。人に教える以上専門性は前提ですが、コミュニケーション能力や、一般的なビジネススキルも求められます。例えば、以下のような案件が掲載されています。
こちらは、AWS/Azure、マシンラーニング研修に関する講師案件です。実務経験があれば講師の経験がなくても応募できます。
稼働時間は週30時間と、ある程度まとまった時間が必要です。本業がフレックスタイムを採用しているなど、柔軟に働ける状況であれば、応募を検討してみてもよいでしょう。
弊社ではこのほかにも「AWSエンジニア向けの案件」を数多く扱っています。実務経験のある方はぜひお気軽にご相談下さい。あなたの経験や希望の働き方に合わせて、最適な案件をご紹介します。
AWSエンジニアとして副業するメリット
AWSエンジニアとして副業すると、どのような利点があるのでしょうか。
- 交渉次第で週1・土日参画も可能
- スキルアップにつながる
- 独立できるかを判断しやすくなる
- リモート案件を見つけやすい
気になるメリットをいくつかご紹介します。
交渉次第で週1・土日参画も可能
AWSの副業案件における稼働時間の相場は、週2日程度です。「土日のみ」と明記されている案件は多くはないものの、請負開発なら納品さえできれば稼働時間や働くタイミングは制限を受けません。そのため、交渉次第では土日だけを副業にあてることも可能です。
未経験でも応募できる案件が多いクラウドソーシングでも、以下の案件が見つかりました。
稼働時間が週7時間のため、週1日や、土日のみの参画でも働けます。
ITプロパートナーズでも、こういった週1~2日の稼働で、リモート勤務も可能なAWSの副業案件を取り扱っています。例えば、「AWS」というキーワードで週2日のみ稼働の条件で絞った場合、「11件」(2024年9月時点)の案件がヒットしました。数こそ限られますが、探せば高単価で自分に合う案件を見つけられるでしょう。
スキルアップにつながる
AWSの副業を通じて、プロジェクト特有の各種機能・サービスの設計・実装の経験ができる点もメリットです。また、副業という形でAWSの最新技術を活用するプロジェクトに参加すれば、収入を得ながらAWSに関する知見を磨けます。
そのうえ、AWSを使った副業案件で身につけたスキルは、将来にわたって役立つものです。総務省「令和3年 情報通信白書」を見ると、クラウドサービスを一部でも利用している企業の割合は、2016年時点では46.9%でしたが、2020年時には68.7%まで拡大していました。今後もさらに多くの企業がクラウドへの移行を進める見込みです。
独立できるかを判断しやすくなる
AWSエンジニアとして副業してさまざまな案件に参加することで、多様なクライアントのニーズや要求、プロジェクトの進め方を広く知り、「自分がAWSエンジニアとして独立してもやっていけそうか」を判断しやすくなります。
AWSエンジニアとして独立して活躍するには、「AWSエンジニアとしてのスキル」と「クライアントが求めるものを、求めるやり方で提供するサービススキル」が必要です。副業案件をこなすと、それらを含めた自分のスキルレベルを客観的に把握しやすくなり、独立の判断材料になります。
リモート案件を見つけやすい
AWSの案件は、リモート作業可能な募集が多い傾向にあります。
実際ITプロパートナーズで「AWS リモート」で検索した結果、「188件」がヒットしました。また「AWS フルリモート」で検索した場合でも「79件」ヒット。十分な募集数があり、案件探しには困らない状況といえます(2024年9月時点)。
このように、フルタイムの仕事と並行して、AWSの副業案件に参加するのが容易です。オフィスに出社する必要なく、好きな場所で自由に作業できるのはメリットでしょう。
AWSの副業案件を獲得するために必要なスキルや経験
AWSの副業案件を受注するためには、ご自身のもつスキルや経験が重要です。特に経験年数が長いほど単価も比例して高くなります。
具体的にはどのようなスキルや経験があるとよいのでしょうか。4つ紹介します。
クラウドサービス全般の基礎知識
AWSはクラウドプラットフォームなので、クラウドサービスの全般的な基礎知識が重要です。クラウドサービス全般の基礎知識とは、クラウドコンピューティングの基本的な概念や主要なサービス、利用時のメリット・デメリット、そして安全に活用するための知識を指します。
例えばクラウドサービスの仕組みや特徴はもちろん、サーバレスやコンテナなどの最新の技術については知っておきたいところ。さらにセキュリティ対策の知識があるほうがよいでしょう。
AWSを使った開発・運用・保守などの経験
案件獲得のために、AWS独自の知識・実務経験が必要です。
AWSには数百の細かいサービスがあり、必要なサービスを選んで組み合わせて使います。そのため、各サービスにどのような特徴があるのか把握しなければなりません。
また、知識だけでなく開発・運用・保守などの経験が2〜5年必要といわれます。例えばAWSを使用したシステムの構築・環境設定・ネットワーク設計・監視・トラブルシューティングなどの経験が求められます。
サーバーやネットワークなどインフラに関する知識・経験
AWSエンジニアが担当する主要な仕事は、インフラ環境の構築です。そのためサーバーやネットワーク、セキュリティに関する幅広い知識、経験が求められます。
具体的には、サーバーやストレージ、ネットワーク構成、仮想化技術などの基礎知識です。また、AWSのサービスを使ったシステム開発や構築に関する知識もあるとよいでしょう。さらに、セキュリティ状況の監視や障害対応、定期的なメンテナンスやアップデートなどの運用・保守業務経験も必要です。
裏を返せば、インフラエンジニアの幅広い知識やスキルを身につけ、最新の技術トレンドにも敏感であればさまざまなAWS案件を獲得しやすくなります。
コミュニケーション能力
AWSの副業案件を受注するためには、コミュニケーション能力が欠かせません。AWSを活用したクラウド環境の構築や運用は、多くの場合チームで行われます。多様な背景を持つメンバーと効果的に協働する力が求められるでしょう。
また、クライアントやPM/PLとやり取りする際も、適切な頻度やタイミングで、プロジェクトの進捗や課題を報告する必要があります。リモートで働く場合は、オンラインでの対応がメインになるため、テキストコミュニケーションの能力も重要になります。
AWSの副業案件を獲得する方法
AWSの副業案件を獲得する方法として、以下の4つがあげられます。
- エージェントサービスを利用する
- クラウドソーシングやスキルシェアサービスを利用する
- 友人・知人などから紹介を受ける
- SNSで情報発信を行う
それぞれの特徴を解説していきます。
エージェントサービスを利用する
エンジニア案件に特化した「副業向けエージェントサービス」を利用するのも手です。エージェントサービスは、業界に精通したキャリアアドバイザーが相談にのってくれたり、案件を紹介してくれたりします。
AWSの副業案件は実務経験が前提となり、必要なスキルセットも双方の希望条件も異なるのが普通ななか、マッチングのプロであるエージェントサービスを介することで、自身にマッチした案件を獲得しやすくなります。また、副業が初めてで、誰かに相談しながら自分に合うものを見つけたい方にはおすすめです。
弊社「ITプロパートナーズ」は、ITフリーランス向けの案件を扱うエージェント。高単価なエンド直案件が9割で、なかには〜100万円/月のような案件も見られます。
スキルを磨ける自社開発案件も豊富です。また、週2〜3日程度の稼働で取り組める案件やフルリモート案件も豊富で、案件を掛け持ちしたい時にも役立ちます。
AWSエンジニアとしての実務経験が豊富な方は、お気軽にご相談ください。専任のスタッフがあなたに最適な案件を紹介させて頂きます。
クラウドソーシングやスキルシェアサービスを利用する
「クラウドソーシングサイト」で案件を探す方法もあります。
実務経験が必要といわれるAWS案件でもクラウドソーシングサイトの場合、単発案件も多く、自分の都合に合わせてフレキシブルに契約できます。
またココナラなどの「スキルシェアサービス」の場合、契約金額を自由度高く設定できるので、既にスキルを持った人であれば、稼ぎやすいといえるでしょう。
ただし前述のエージェントサービスと比較すると、手数料がひかれます。短期間でしっかりと収入を得たい方には、あまり向いていないかもしれません。
友人・知人などから紹介を受ける
友人・知人からの紹介は最もベターな副業案件探しです。自分の性格や得意なことを知っている友人経由であれば、より自分に合う案件を紹介してもらえる可能性があります。
なぜなら、上述した通りAWS案件と一口にいっても求められるスキルが異なるからです。友人・知人は自身の特性やスキルを理解しているため、案件とのマッチングの精度が高まります。
人を介して紹介を受けるためにも、自分が普段からどのような案件をやっているのか、どのような副業を探しているかを、SNSなどでこまめに発信しておくとよいでしょう。すぐに案件が来なくても、今後何かあった時に誰かが声をかけてくれることがあります。
SNSで情報発信を行う
SNSで情報発信を行うことでも、案件獲得できる可能性があります。
一般的な案件獲得法は、案件サイトを利用するようなプッシュ型の営業法ですが、X(旧:Twitter)やブログを開設し、AWSの情報を定期的に発信することで、企業側から仕事の依頼が来る可能性もあります。
エンジニアを必要としている企業に認知されるまでに、数ヶ月単位と中長期の時間がかかりますが、集客力を上げることで多くの案件を獲得できるかもしれません。Xであればハッシュタグを活用したり、ブログの場合は検索上位表示を意識したコンテンツを作ったりすることで、効果的な集客が見込め、営業せずとも契約できる可能性もあるでしょう。
AWSの副業案件の選び方
副業案件の選び方として、以下の3つがあげられます。
- 稼働時間はどれくらい必要なのか
- 土日のみで稼働ができるか
- リモートワークができるか
選び方を押さえることで、より自分に合った案件を獲得できるでしょう。ここからは、具体的にそれぞれの選び方について紹介します。
稼働時間はどれくらい必要なのか
実際に、AWS案件に着手する際の必要稼働時間を確認しましょう。
クラウドソーシングサイト「ランサーズ」によると、そもそも一般的に副業にかける時間は1週間あたり10.32時間/週と公表しています。
1日にかける時間 | 1週間にかける時間 | 1ヶ月にかける時間 |
---|---|---|
100分 | 10時間 | 40時間 |
そのため副業で働く場合を想定すると、土日だけの稼働の場合5h/日であり、平日週5で仕事終わり稼働する場合、2h/日が基準となるでしょう。
このように稼働時間は、本業や私生活などにかける時間を考慮したうえで選ぶ必要があります。副業経験のない方であれば、まずは短時間で完了するような案件から着手してみるとよいでしょう。
土日のみで稼働ができるか
副業を行ううえで休日稼働が可能なのかは、平日に働く社会人にとって大切なことです。
もし平日のみの副業案件の場合、本業の前後に業務を遂行しなければならず、休息の時間を十分に確保できません。立て続けに働くことによる疲労が原因で体調不良になると、副業だけでなく本業にも支障をきたす恐れがあるでしょう。
案件を獲得する前に、業務内容の確認やすり合わせを徹底し、稼働日を事前に確認してください。
リモートワークができるのか
リモートワークが可能なのかも重要です。リモートワークのみでの副業であれば、オフィスに足を運ぶ必要がなく、自宅やカフェなど好きな場所で働けるためです。
一方で常駐型の副業案件であれば、対面で仕事を進めるのでコミュニケーションが取りやすく、中長期でプロジェクトに参画できる可能性が高いメリットがあります。
近年のAWSの副業案件の多くは、リモートワーク可能な場合が多いですが、事前に確認するようにしましょう。
案件名 | 【AWS/GoogleCloudPlatform】技術支援事業におけるインフラエンジニアの案件・求人 |
---|---|
案件単価 | ~900,000円/月 |
勤務地 | フルリモート |
スキル | AWS,Google Cloud Platform |
職種・ポジション | インフラエンジニア |
AWSエンジニアが副業をする際の注意点
ここでは、AWSエンジニアが副業する際の具体的な注意点を解説します。
本業で副業が禁止されていないか確認する
AWSの副業を始める前に、本業の就業規則で副業が禁止されていないか確認しましょう。副業は働き方改革実行計画の一環として、厚生労働省がガイドラインを出すなど、国も普及を促している働き方です。
しかし、就業規則によって本業の会社が副業を禁止する場合は、それを守らなければなりません。副業禁止にもかかわらず副業をしたことが発覚すれば、解雇や戒告、減給などの処分を受けることになるので注意しましょう。副業OKの場合でも、事前申請が必要な会社もあるため必ず確認が必要です。
必要な稼働時間など条件をよく確認する
AWSの副業を成功させるために、案件の稼働時間を正確に把握してください。本業との時間的重複があると、たとえ週1回、週に数時間程度の副業でも両立が困難になります。
「最低稼働日数:週2日」などの条件がある場合、その時間の確保が必須です。稼働時間に対する不明な部分があれば、クライアントやフリーランスエージェントに直接確認しておきましょう。
副業に過度に没頭すると、休息やプライベートの時間が犠牲になる可能性があります。特に副業を始めたばかりの時期は、無理のない稼働を意識してください。
確定申告を必ず行う
AWSの副業案件を手がける際には、得た収入に対して確定申告が必要です。
副業で得た収入は本業の給与とは別に課税されるため、年間で一定額以上の収入がある場合、税務署に対して申告する必要があるのです。これにより適切な税金を納められ、税務上のトラブルを避けることが可能です。
副業収入が20万円を超える場合は特に注意が必要で、税金計算のために必要な書類の準備や申告期限を守ることが重要です。
案件獲得が難しいケースもある
近年、副業に取り組む人は増加しています。AWS案件のような本業の合間に働けるものは特に、応募が殺到して案件を獲得できないかもしれません。また、スキルの高いフリーランスエンジニアが案件に応募してくる場合もあります。クライアントとしては当然、スキルや実績を見て依頼する相手を決めるでしょう。
案件獲得が難しい場合は、以下で紹介するクラウドソーシングやスキルシェアサービスを活用すると、比較的案件を獲得しやすくなります。
AWSエンジニアが副業で単価を上げるためのポイント
ここでは、AWSエンジニアが副業で単価UPするためのポイントを紹介していきます。
3大クラウドスキルを網羅する
3大クラウドのスキルや知識を網羅しておけば、副業案件を受ける時に有利です。クラウドサービスには、AWS以外にも以下2つのサービスがあり、これらは3大クラウドと呼ばれています。
- Microsoftが提供する「Azure」
- Googleが提供する「GCP」
ここ数年のクラウドサービス市場の推移を「Synergy Research Group」の調査で確認してみましょう。
2021年の第4四半期のクラウド市場において、AWSがトップのシェアを獲得しています。
ただ、MicrosoftもAWSを追う形で年々市場が拡大していることが分かります。そのことから、クラウドエンジニアとしてほかのクラウドサービスのスキルも身につけておくと、案件の選択肢の幅が広がる可能性が高いと考えられます。
案件によっては3大クラウドを扱えるスキルを必要としている場合もあり、AWSだけでなく網羅的にスキルを習得することで、周囲と差別化し価値あるエンジニアとして単価も上がりやすいでしょう。
上流工程の開発経験を積む
上流工程の開発経験も、報酬アップにつながります。上流工程は、システムの開発・設計に関してプロジェクトの早い段階からかかわる仕事です。
システムを開発・設計するには、クライアントにヒアリングしたうえで求めているシステムを提案しなければならないので、コミュニケーション力が必要です。また、チームに指示を出すなどまとめ役としてのマネジメント力も求められます。
上流工程の開発経験があれば、AWSによるアプリケーション開発・設計の案件など、より仕事の幅を広げられるでしょう。
AWSに関する資格を取得する
副業案件獲得に資格は必須ではありませんが、持っておくと知識やスキルを証明できます。まだ目立った実績がない人は以下の資格取得を検討し、ライバルとの差別化を図るのもよいでしょう。
- AWS認定資格:AWSのクラウドサービスに関する知識と技術を証明する国際的な認定制度
- シスコ技術者認定「CCNA」:シスコ社のネットワーク機器の設定・管理能力を証明する資格
- Linux技術者認定「LinuC」:実務で必要なLinuxスキルを証明する資格
- ネットワークスペシャリスト試験:情報処理技術者試験制度のなかでも高難易度な資格
フリーランスとしての独立も視野に入れる
副業だとどうしても稼働が週2日などに制限されてしまい、単価は上がりづらくなります。一方、副業よりも長時間稼働できるフリーランス案件は、単価が高くなる傾向があります。
本業を辞める気はなく、あくまでも副業でやると決めていれば別です。しかしもし近い将来フリーランスとして独立する可能性があるのなら、フリーランス案件も視野に入れましょう。
まずは副業から始めて、徐々に稼働時間を増やしながらフリーランスを目指す…というように、段階的に計画しましょう。現在フリーランスとして活躍されている方はもちろん、フリーランスとしての独立を考えている方はぜひ弊社ITプロパートナーズをご利用ください。
あなたに最適な案件を紹介させて頂きます。スキルと経験次第では週2日〜高単価でフレキシブルな働き方が可能です。
AWSの副業についてよくある疑問
ここではAWSの副業案件についてのよくある疑問と、その答えを紹介します。
未経験からAWSの副業案件を獲得することは可能?
未経験では、なかなかAWSの副業案件を獲得できません。副業でエンジニアを募集しているクライアントは即戦力を求めているためです。以下の手順で実務経験を身につけてから、副業案件に応募しましょう。
- スキル・知識を身につける
- AWSを扱える企業に転職する
- 実務経験を積んで副業をスタートする
AWS案件を受けるには、ITインフラとAWSへの理解が必要です。市販のテキストやAWS公式の資料などで、スキルと知識を身につけましょう。特に、公式サイトの「AWSクラウドサービス活用資料集」を活用すると、基礎知識を効率的に習得できます。独学が難しい場合は、プログラミングスクールも選択肢の1つです。プログラミングスクールなら必要なスキルを効率よく身につけられ、講師にも質問ができます。
即戦力を身につけるため、基礎知識が備わったと感じた時点で、AWSを扱える企業に転職するのがおすすめです。ただし、異分野への転職は困難が伴うため、ITエンジニア専門の転職エージェントを活用すると、転職できる可能性が高まります。
1〜3年の実務経験を積んだ後、クラウドソーシングやスキルシェアサービスを通じて、簡単な副業案件から始めると、スムーズにいきやすいでしょう。
AWSエンジニア以外でも副業は可能?
AWSの知識やスキルがあれば、クラウドやインフラエンジニア以外の人でも、AWSの副業案件に取り組めます。複数の専門分野を持つと、エンジニアとしての価値を向上させられます。知識やスキルの幅を広げるためにも、AWSの副業案件に挑戦するとよいでしょう。
まとめ
AWSの知識を活かして副業を始めると、収入が増えるのはもちろん、本業だけでは気付かなかった課題や視点が見つかります。副業の経験は本業にも活かせて、これからの自分自身のキャリアアップにもきっとつながります。
スタートアップをはじめ、今後も需要が増え続けていくであろうAWS案件。今までの経験やスキルを活かして、自分の成長のためにもAWSの副業にトライしてみてはいかがでしょうか。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
そのような方はぜひ、ITプロパートナーズをご利用ください!
まずは会員登録をして案件をチェック!