ITエンジニア20種類を紹介!仕事内容や年収、将来性がまる分かり

こんにちは、ITプロマガジンです。

一言にITエンジニアといってもその種類は多く、業務内容もさまざまです

この記事では、ITエンジニアの種類と、それぞれの職種の特徴や平均年収について解説します。ITエンジニアとして活躍するための参考として役立ててください。

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そもそもITエンジニアとは?

ITエンジニアとは、ITの技術を活用してシステムやソフトウエアの設計、開発、運用をする技術者です。ITは情報技術全般を表しており、ITエンジニアにはたくさんの職種があります。職種によって、業務内容や必要な知識も異なります。

IT人材需給に関する調査によれば、2030年には約79万人IT人材が不足すると予測されています。

ITエンジニアとして、しっかり実績を積めば多くの企業から求められるでしょう。以下から、ITエンジニアの種類をくわしく紹介していきます。

ITエンジニアの種類20種を一覧で紹介

ITエンジニアにはさまざまな系統があり、たくさんの職種が存在します。それぞれの特徴をまとめると、以下のとおりです。

系統 主な種類 特徴
開発系
プログラマー、システムエンジニア
組み込み系エンジニア、AIエンジニア
ゲームエンジニア、フロントエンドエンジニア
テストエンジニア
システムやソフトウェアなどを開発する
インフラ系
サーバーエンジニア、ネットワークエンジニア
データベースエンジニア、クラウドエンジニア
バックエンドエンジニア、セキュリティエンジニア
インフラの設計、構築、運用、保守などを担当する
プロジェクト管理系
プロジェクトマネージャー、プロジェクトリーダー
ブリッジエンジニア
プロジェクトの進捗やメンバーなどを管理する
営業系
セールスエンジニア、サポートエンジニア 技術的な知見を活かして顧客とやり取りする
その他
社内SE、フィールドエンジニア 社内で使用するシステムの管理、トラブルがあった場合に対処する

ここからは、ITエンジニアの種類についてそれぞれの特徴を紹介していきます。

開発系エンジニア

開発系エンジニアは、システムや製品を作り上げる職種です。代表的な職種は以下の通りです。

種類仕事内容平均年収
プログラマー・システムやソフトウェアを制作する438万円
システムエンジニア・仕様書の作成・システムの運用や納品592万円
組み込み系エンジニア・コンピューター制御のシステムを構築481万円
AIエンジニア・AIの開発、学習、検証575.1万円
ゲームエンジニア・ゲーム開発440〜500万円
フロントエンジニア・アプリやWebサイトのフロントエンドの設計、構築584万円
テストエンジニア・機器やソフトウェアの問題点をチェック400〜600万円

それぞれ詳しい仕事内容や役割を紹介していきましょう。

1.プログラマー

プログラマーは、プログラミング言語を使ってシステムやソフトウェアを作り上げる仕事です。システムエンジニアが設計した内容をもとにプログラミングを行います。プログラマーになるには、最低でも基本的なプログラミング言語を習得しておかなければなりません。

求人ボックスでは、正社員のプログラマーの平均年収は約438万円となっています。システムやソフトウェアに対する需要は高いため、プログラマーは将来性のある仕事です。プログラマーとして経験を積めば、システムエンジニアへのキャリアアップも目指せます。

2.システムエンジニア

システムエンジニアは、顧客からヒアリングしてシステムの仕様書を作成したり、完成したシステムの納品や運用を行ったりする仕事です。システムを構築するだけのプログラマーとは異なり、システムを作るために必要なすべての工程を担当します。

システムエンジニアの平均年収は、592万円です。システムエンジニアとして活躍するにはシステムを構築するための技術だけでなく、コミュニケーション能力やマネジメント能力も必要となります。システムエンジニアとして実績を積めば、プロジェクトマネージャーに昇進したり、フリーランスとして独立したりできる可能性があるでしょう。

3.組み込み系エンジニア

組み込み系エンジニアは、機器に組み込まれるコンピューターを制御するシステムを構築する仕事です。dodaによれば、組み込み系エンジニアの平均年収は約481万円となっています。組み込み系エンジニアは、ソフトウェアだけでなくハードウェアの知識も必要です。

IDC Japanの調査をみると、日本国内ではIoT市場におけるユーザー支出額が2020〜2025年にかけて、拡大すると予測されています。

引用元: IDC Japan

よって、組み込み系エンジニアは今後もさまざまな企業で活躍できる可能性が高いです。

4.AIエンジニア

AIエンジニアはAIの開発、学習、検証などを担当し、AIを作り上げていく仕事です。AIエンジニアになるためには、機械学習やディープラーニングに関する知識がなければなりません。数学やプログラミングの知識も必要です。AIエンジニアの平均年収は約575.1万円となっています。

IDC Japanの調査によると、国内におけるAIシステムの市場規模は2020年~2025年にかけて拡大すると予測されています。

引用元: IDC Japan

上記のデータから、AIエンジニアの活躍の場は今後も増えていくでしょう。

5.ゲームエンジニア

ゲームエンジニアはゲームを開発する仕事です。どのようなゲームを作るか考え、デザイナーなどと協力しながら制作を進めます。

ゲームエンジニアになるには、プログラミングやゲームエンジンに関するスキルが必要です。ゲームエンジニアの平均年収は約440万円〜約500万円となっています。

ゲームに対する需要は年々増加しており、特にオンラインプラットフォームの伸びが顕著です。

必要なスキルをしっかり身につければ、ゲームエンジニアとして活躍できるチャンスは今後も多いでしょう。

6.フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、アプリケーションやWebサイトなどのフロントエンドを設計したり構築したりする仕事です。フロントエンドエンジニアに必要なスキルは、実際に制作するものによっても異なります。たとえば、Webサイトを扱うならHTMLやCSSの知識が必須です。

フロントエンドエンジニアの正社員の平均年収は584万円となっています。需要の高いフロントエンドエンジニアとして長期的に活躍するためには、日々新しい技術を学び、スキルの幅を広げることが大切です。

7.テストエンジニア

テストエンジニアとは、機器やソフトウェアに問題点が無いかチェックする仕事です。設計上のミスやプログラムのバグの有無を確認し、完成度を高める役割を果たします。

テストエンジニアの平均年収は約400万円〜600万円です。テストエンジニアには、テストの方法に関する知識や品質管理に対する理解が求められます。

ただし、テストエンジニアの業務は自動化も進んでいるため、より幅広い業務に対応できないと仕事が少なくなる恐れもあるでしょう。テストエンジニアとして高いレベルを目指せば、プロジェクトマネージャーになることも可能です。

インフラ系エンジニア

インフラ系エンジニアは、システムの土台となる部分に特化して作業する職種です。主な種類は以下の通りです。

種類仕事内容平均年収
サーバーエンジニア・サーバーの設計や構築、運用、保守400〜500万円
ネットワークエンジニア・サーバーやデバイスなどのネットワークの構築や運用300〜800万円
データベースエンジニア・データベースの設計や開発、運用400〜600万円
クラウドエンジニア・クラウドサービスを活用した設計、構築、運用597万円
バックエンドエンジニア・サーバー、データベース、システムなどの構築や運用400〜600万円
セキュリティエンジニア・セキュリティを専門分野としてシステムの運用や改善600万円前後

それぞれ詳しい仕事内容や役割を紹介していきましょう。

8.サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、サーバーの設計、構築、運用、保守などを担当する仕事です。サーバーエンジニアになるためにはサーバーに関する知識だけでなく、セキュリティに関する技術も求められます。

サーバーエンジニアの平均年収は約400万円〜約500万円です。経験を積めばチームリーダーとして活躍したり、フリーランスとして独立したりする道も目指せます。

ただし、クラウドに対する需要が高まっているため、サーバーエンジニアとして活躍し続けるためにはクラウドや仮想化に関する技術も身につけるべきです。

9.ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、サーバーやデバイスなどをつなぐネットワークの構築や運用を行う仕事です。スイッチやルーターに触れる物理的な作業も担当します。ネットワークエンジニアの年収は、約300万円〜約800万円です。

ネットワークエンジニアは、ネットワークに関する基礎知識や各種機器の設定方法などを理解していなければなりません。セキュリティの知識も必須です。

クラウド化が進んでいるため、ネットワークエンジニアとして長く活躍するためにはクラウドに関する知識も必要となります。

10.データベースエンジニア

データベースエンジニアは、データベースの設計、開発、運用などを行う仕事です。データベースを作り上げたり、必要に応じてデータを保存したりします。データベースエンジニアの平均年収は約400万円〜約600万円です。

データベースエンジニアになるには、データベース製品に関する深い知識が必要となります。論理的思考能力やコミュニケーション能力も必須です。企業の重要な情報を扱うため、責任をもって仕事に取り組まなければなりません。

データを扱うプロとして、データアナリストやデータサイエンティストなどを目指すことも可能です。

11.クラウドエンジニア

クラウドエンジニアとは、クラウドサービスを活用してシステムの設計、構築、運用などを行う仕事です。インフラ全般に関わる知識やスキルとともに、サーバーやネットワークの仮想化などについての知見が求められます。求人ボックスによると、クラウドエンジニアの平均年収は正社員で約597万円です。

情報通信白書によると、企業の約6割がクラウドサービスを事業で利用しているため、クラウドエンジニアに対する需要は高まっています。将来的にも長く活躍しやすい職種です。

12.バックエンドエンジニア

バックエンドエンジニアは、システムやWebサイトにおいてユーザーから見えない部分の開発を担当する仕事です。サーバー、データベース、システムなどの構築や運用を行います。バックエンドエンジニアになるには、プログラミング言語やミドルウェアなどの知識が必要です。

dodaの求人情報をみてみると、バックエンドエンジニアの年収は、約400万円〜約600万円で掲載している求人が多いです。システムやWebサイトに対するニーズはさらに高まると考えられるため、将来的にもバックエンドエンジニアが活躍できるチャンスは多いでしょう。

13.セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、セキュリティを専門分野としてシステムの運用や改善を行う仕事です。セキュリティエンジニアにはセキュリティに関する深い知見はもちろん、サーバー、ネットワーク、法律など幅広い知識やスキルが求められています。

セキュリティエンジニアの平均年収は約600万円前後です。セキュリティエンジニアとして実務経験を積めば、セキュリティコンサルタントやホワイトハッカーなども目指せます。

IPAの情報セキュリティ白書2020の調査によると、情報セキュリティインシンデントの発生件数は、2018年度から2019年度にかけて増加していることがわかっています。

企業活動においてセキュリティ対策は必須であるため、今後もセキュリティエンジニアの需要は高まると予想されます。

プロジェクト管理に携わるエンジニア

単に作業をこなすだけでなく、プロジェクトを管理する上流エンジニアも存在します。主な種類は以下の通りです。

種類仕事内容平均年収
プロジェクトマネージャー・全体を管理する仕事664万円
プロジェクトリーダー・プロジェクトを進めるチームを統括する仕事500〜1,000万円
ブリッジエンジニア・管理業務がメインでプロジェクトマネージャーと変わらない500〜800万円

それぞれ詳しい仕事内容や役割を紹介していきましょう。

14.プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを進行するにあたって、全体を管理する仕事です。スケジュール、予算、品質などのすべてに責任をもち、適切に作業が進むようにする役割が求められています。プロジェクトマネージャーの平均年収は664万円です。

プロジェクトマネージャーになるためには、エンジニアとして経験を積んでいることが前提となります。プロジェクトリーダーとしての経験も必要です。なお、プロジェクトマネージャーとしての実績を増やせば、ITコンサルタントとしてさらに上流工程を担当できる可能性もあります。

15.プロジェクトリーダー

プロジェクトリーダーは、プロジェクトを進めるチームを統括する仕事です。プロジェクトマネージャーがプロジェクト全体を管理するのに対し、プロジェクトリーダーは自分の担当する領域に特化してチームをまとめます。

プロジェクトリーダーの年収は、dodaの求人情報をみると、約500万〜約1000万円で募集されている求人が多いです。プロジェクトリーダーには、チームのメンバーとスムーズにやり取りするコミュニケーション能力やリーダーシップが求められます。

プロジェクトリーダーはプロジェクトを進めるために必要不可欠な存在です。そのため、今後も一定のニーズがあると考えられます。プロジェクトリーダーとして経験を積めば、プロジェクトマネージャーを目指すことも可能です。

16.ブリッジエンジニア

ブリッジエンジニアは、日本企業と海外企業の架け橋になるシステムエンジニアのことです。言語、時差、文化の違いを超えて企業同士が協力するうえで重要な役割を果たします。管理業務が中心になっており、具体的な仕事内容はプロジェクトマネージャーとほとんど変わりません。

ブリッジエンジニアの年収は、dodaの求人情報をみると、約500万円〜約800万円で求人が募集されています。
グローバル化がますます進んでいるため、ブリッジエンジニアのニーズは今後さらに高まるでしょう。

営業系ITエンジニア

エンジニアの知識やスキルを活かせば、開発や運用以外の業務にも携わることが可能です。主な種類は以下の通りです。

種類仕事内容平均年収
セールスエンジニア・技術的な知識やスキルを活かして営業職をサポート627万円
サポートエンジニア・システムやソフトウェアに関する問い合わせを対応する300〜500万円

営業系ITエンジニアの職種について、仕事内容や役割を紹介していきましょう。

17.セールスエンジニア

セールスエンジニアは、技術的な知識やスキルを活かして営業職をサポートする仕事です。実際にシステムを開発するわけではなく、システムに関するくわしい説明をしたり、不具合が発生した場合に対応したりします。そのため、セールスエンジニアになるには技術的な知識やスキルだけでなく、コミュニケーション能力やプレゼン能力も必要です。

dodaによると、セールスエンジニアの年収は627万円程度。システムを開発するエンジニアからセールスエンジニアになる場合もあれば、技術を学んで営業職からセールスエンジニアになる場合もあります。

セールスエンジニアは人と関わる仕事であるため、AIに仕事に任せることはできません。商品のセールスからアフターフォローまでできるセールスエンジニアは、今後も求められる職種です。

18.サポートエンジニア

サポートエンジニアとは、システムやソフトウェアに関する顧客からの問い合わせに対応する仕事です。主に、技術的なトラブルが発生した際にサポートエンジニアが活躍します。技術的な知識やスキルに加え、専門的な内容をわかりやすく説明する能力も必要です。

サポートエンジニアの年収は、dodaの求人情報をみると、約300万円〜約500万円です。ITサービスを利用するユーザーが増えると、「使い方がわからないから対応してほしい」というニーズも生まれます。高いスキルがあれば活躍のチャンスが広がるでしょう。

その他のITエンジニア

ITエンジニアには、ここまで紹介してきた種類に該当しない、以下のような職種もあります。

職種仕事内容平均年収
社内SE・社内で利用するシステムの構築、運用、保守を担当する仕事496万円
フィールドエンジニア・システムにトラブルが発生した際に駆けつけて対処する仕事478万円

ここでは、社内SEとフィールドエンジニアについてみておきましょう。

19.社内 SE

社内 SEは、社内で利用するシステムの構築、運用、保守を担当する仕事です。社員からシステムに関する問い合わせを受け、トラブルに対処する場合もあります。求人ボックスを参照すると、正社員の社内 SEの平均年収は約496万円です。

社内 SEになるには、プログラミングやシステムに関する知識とスキルが必須となります。他部署の社員とやり取りする機会も多いため、コミュニケーション能力も必要です。

社内 SEとして経験を積めば、リーダーやマネージャーも目指せるでしょう。専門的な知識とスキルを磨いて、セキュリティエンジニアなどへのキャリアチェンジも可能です。

20.フィールドエンジニア

フィールドエンジニアは、システムにトラブルが発生した際に駆けつけて対処する仕事です。システムの保守点検を実施する場合もあります。フィールドエンジニアは専門的な知識とスキルとともに、顧客とスムーズにやり取りするためのコミュニケーション能力も身につけなければなりません。

求人ボックスによれば、フィールドエンジニアの年収は、正社員で約478万円です。インフラのクラウド化が進んでいるものの、さまざまなところでシステムが活用されています。また、IoTの推進などもあり、今後もフィールドエンジニアの活躍の場は広がるでしょう。

ITエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴

どのような人がITエンジニアに向いているのでしょうか。ここでは、ITエンジニアに向いている人と向いていない人の特徴をそれぞれ解説します。

ITエンジニアに向いている人の特徴

ITエンジニアに向いている人の特徴をあげると、以下のとおりです。

  • ITに対して高い関心がある
  • 高いコミュニケーション能力がある
  • 新しいものを生み出すアイデアがある
  • 集中力や忍耐力がある

ITエンジニアは、周囲の人と協力しながら開発を進めるため、専門的な知識やスキルだけでなく、コミュニケーション能力も必要です。

ITエンジニアに向いていない人の特徴

ITエンジニアに向いていないのは、以下の特徴をもつ人です。

  • 地道な作業が苦手
  • 自主的に行動できない
  • 効率を考えて作業できない

ITエンジニアは細かい作業に集中しなければいけない場面も多いです。

また、限られた時間でよりよいものを生み出すことが期待されています。

ITエンジニアの職種の選び方

ITエンジニアを目指す際は以下の4つを基準とし、職種選びをするといいでしょう。

  • 業務内容
  • 難易度
  • 年収の高さ
  • 扱うプログラミング言語

ここからは、具体的にそれぞれの選び方について紹介します。

業務内容

どんな業務を行うのかを基準に種類を選びましょう。

業務によっては、システムやソフトウェアの開発からインフラの設計や構築、保守までとさまざまです。

またITエンジニアは実装を行うだけでなく、顧客と話し合いをしたり、チームをマネジメントしたりと業務内容が幅広いです。

当然、業務内容が異なれば、その後の習得できるスキルやキャリアも変わってくるので、自分がしたい業務だけでなく、将来的な働き方も見据えて選ぶといいでしょう。

難易度

ITエンジニアの業務の難易度も種類によって幅広く、選ぶポイントの1つとなります。

一般的に高度な技術や知識を必要とする分野ほど、難易度は高くなる傾向にあります。例えば、プロジェクトマネージャーやリーダーは、エンジニアやプログラマーをマネジメントする必要があり、プログラミングスキルも習得しなければいけません。

そのため下流工程で働くITエンジニアと比較すると、難易度が高いと言われています。

エンジニア経験が浅かったり未経験の場合は、業務の挫折を未然に防ぐためにも難易度の低い下流工程から働くことを目指すといいでしょう。

経験年数や実績を積んでいくことで、難易度の高い上流工程での業務に携わりやすくなります。

年収の高さ

ITエンジニアを目指す上で、年収の高さを基準に選ぶのも大切です。

もちろんITエンジニアの年収は、経験年数や地域、雇用先によってさまざまですが、種類によっても大きく異なります。

やはり上流工程のような管理職は年収が高くなる傾向にあり、600万〜800万円といった高収入を目指すことが可能です。

また正社員エンジニアから独立し、フリーランスとして働くことで年収1,000万円も目指せるのがエンジニアの魅力でしょう。

ITエンジニアの年収については以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。

ITエンジニアの平均年収は?低いと言われる理由や給料アップのコツ

扱うプログラミング言語

ITエンジニアとして扱うプログラミング言語で、種類を決めるのもおすすめです。プログラミング言語は2020年時点で250以上、派生言語を含めると1,000以上あると言われています。

そのため学習できるプログラミング言語の種類は幅広く、習得言語によってエンジニアとしてのキャリアも大きく変わってくるのです。HackerRank社が実施したアンケート調査によると、企業がエンジニアを採用する際に注目されるプログラミング言語は、以下のとおりです。

  • JavaScript
  • Python
  • Java
  • C#
  • C++
  • PHP
  • language Agnostic

ITエンジニアが扱うプログラミング言語が気になる方は、以下の記事がおすすめです。

フリーランスエンジニアが稼げるプログラミング言語おすすめ10選

未経験からでもITエンジニアになれる?

ITエンジニアは未経験からでも目指せます。独学またはスクールへの通学により専門的な知識やスキルを学びましょう。

  • プログラミングスクール
  • 独学

ある程度の知識やスキルを身につければ、ITエンジニアとして転職できる可能性があります。

ここからは、それぞれの目指し方について紹介します。

プログラミングスクール

一般的な未経験からのITエンジニアの目指し方は、プログラミングスクールを受講することです。

プログラミングスクールは、実務ベースで活躍できるようなプログラミングスキルを習得できます。スクールの多くは、オンラインに対応しており、オンラインでの受講が可能です。

またメンターによるフォローや同じ受講生と切磋琢磨し学習することで、挫折せずにスキルの習得を目指せるのもメリットの1つと言えるでしょう。

ただスクールの受講費は決して安いわけではないので、無料カウンセリングや体験等を上手く活用し、受講すべきかの判断をするのがおすすめです。

独学

ITエンジニアはスクールを受講するだけでなく、人によっては独学でも目指すことができます。

独学は自分のペースで学習を進められるため、ストレスなくスキルの習得を目指せたり隙間時間も上手く活用できたりします。また教材費や学習サイトも数千円程度で利用できるので、学習コストを抑えられるメリットがあるのです。

ただプログラミング学習における疑問点や不明点は自分で解決する必要があるので、周りにエンジニアや学習している友人がいれば、相談することをおすすめします。

まとめ

ITエンジニアには複数の系統があり、職種もさまざまです。職種によって仕事内容、年収、キャリアプランは大きく異なります。ITエンジニアとしてイメージどおりの働き方を実現するためには、それぞれの職種の違いをよく理解しておくことが大切です。

必要な知識やスキルは共通している部分もあるため、ゆくゆくはほかの職種へのキャリアチェンジもできる可能性があります。それぞれの職種で一定の実績を積めばキャリアアップも可能なため、まずはITエンジニアとして基本となる知識やスキルを磨きましょう。

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