こんにちは、ITプロマガジンです。
フリーランスエンジニアには収入面の不安や案件獲得の難しさなど、闇といえる部分がある一方、自由度の高い働き方ができたり、スキルがあれば会社員以上の高収入が期待できたりなど光の部分もあります。
この闇と光の部分を認識し、自分の性格やスキルを加味してフリーランスになるか判断することが大切です。
この記事では、フリーランスエンジニアの闇と光を詳しく解説したうえで、闇を避けるための具体的な方法を紹介します。フリーランスエンジニアに挑戦する前に押さえておくべき内容なので、ぜひ参考にしてください。
ドンピシャ案件の探し方
「案件はたくさんあるはずなのに、なかなか自分の望む案件が見つからない…」
エンジニア市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいマッチングノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
ITプロパートナーズでは、
・9割がエンド直案件のため、高単価
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などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。
初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?
目次
フリーランスエンジニアの闇とは?7つのマイナス面
フリーランスエンジニアは魅力的な職業ですが、光の部分だけではなく闇の部分もあります。以下は、フリーランスエンジニアが陥りやすい「闇」、つまりマイナス面です。
- 未経験者は案件の獲得が困難
- 過労による健康問題のリスク
- 収入が不安定
- 年齢による不利益の可能性
- 低い年金額
- ローン審査での不利益
- 一人での仕事による孤独感
それぞれの闇を深掘りしていきます。
未経験は特に注意!スキルがないと案件獲得・継続は難しい
まず第一に、未経験でフリーランスエンジニアになってしまうと、案件の獲得や継続が難しくなります。フリーランスエンジニアは、即戦力となる技術や経験が必須です。特にスキルの足りない未経験者は、案件の獲得自体が困難です。
ITプロパートナーズでは、フリーランスとして活動する際には最低でも3年以上の実務経験を積むことをおすすめしています。
また、未経験からフリーランスエンジニアになれたとしても、実際は低単価の案件や二次請け、三次請けの案件、常駐案件を受けることが多く、理想とは違う働き方になる可能性があります。そのため、「未経験からフリーランスエンジニアへ!」と謳っているスクールには注意が必要です。
未経験からフリーランスエンジニアになることを目指す場合は、現実の厳しさを理解し、十分な準備とスキルアップをして挑戦しましょう。フリーランスエンジニアの働き方やなる前に知っておくべき情報については以下の記事も参考にしてください。
働きすぎで体調を壊す場合がある
フリーランスエンジニアは、自由な働き方ができることが原因で体調を壊してしまうという闇があります。具体的には、過剰に仕事を受けすぎて定期的な休暇が取れなかったり、クオリティにこだわりすぎてオーバーワークになってしまったりなどです。
また、仕事へのプレッシャーが原因で精神を病み、体調を壊すこともあります。例えば、周囲に相談できる人がいなくてトラブルを一人で抱え込んだり、クライアントからの要望を断れずにストレスを溜め込んだりなどです。
このようにフリーランスエンジニアは、仕事の管理方法やストレス解消法を身につけておかないと、体調を壊してしまう可能性があります。
収入が不安定になりやすい
フリーランスエンジニアは会社員に比べ、収入が不安定になりやすいという闇を抱えています。フリーランスエンジニアは業務委託契約が基本です。短期契約の場合が多いため、契約が終了すると仕事が一気に減る可能性があります。
例えば、数ヶ月間の契約でプロジェクトに参加し、その後に次の案件がすぐに見つからない場合、収入が途絶えることになるので安定しません。また、景気の変動やAI(人工知能)の進化にも影響を受けます。不況により人員削減を検討する際、業務委託契約のフリーランスエンジニアは契約を解除される可能性が高いでしょう。さらに、AIの進化により業務を内製化できる段階になれば、案件が終了するかもしれません。
これらを乗り越えフリーランスエンジニアが継続して案件を獲得するためには、多様なスキルと経験が必要なので、収入を安定させるのは難しいといえます。
年齢が上がると不利になることがある
フリーランスエンジニアの闇として、年齢を重ねると仕事が減少しやすい点が挙げられます。年齢が上がると単価は高くなることが一般的ですが、同時に新しい技術やスキルを習得するスピードが落ちるという見方もあります。コストパフォーマンスを考慮すると、クライアントは若いエンジニアを選ぶことが多くなるでしょう。
そのため、若い時期にクライアントとの信頼関係や人脈を築いていないと、年を取るにつれて新たな案件を獲得するのが難しくなります。その結果、フリーランスとしてのキャリアが短くなるかもしれません。
年齢が上がっても市場価値を維持するためには、常に新しいスキルの習得や人脈の拡大に努めることが求められます。
もらえる年金額が少なくなりやすい
フリーランスエンジニアは、会社員が加入する厚生年金には入れません。そのため、国民年金に加入することになりますが、厚生年金に比べて受け取れる年金額は少なくなるという闇があります。
老後の生活資金を考えると、民間の個人年金やiDeCo(個人型確定拠出年金)、NISAなどの税制優遇を受けられる仕組みを活用しながら、追加的な老後の備えが必要になります。これらに自己責任で積み立てを行い、老後の資金源として計画的に準備しておくことが求められます。
以上のように、フリーランスエンジニアは会社員に比べて年金額が少なくなるので、計画的に資産形成を行い老後に備えなければなりません。
フリーランスの年金に関する情報は以下の記事をご覧ください。
ローンなど各種審査に落ちやすい
フリーランスエンジニアは、収入の不安定さからローンやクレジットカードなどの各種審査で不利になるという可能性もあります。特に、金額の大きな住宅ローンの審査では収入の安定性が重視されるため、会社員と比較してフリーランスは審査に通りにくいとされているのです。
しかし、ローンを通すことが不可能というわけではありません。収入の安定性や信頼性をアピールすることで、審査に通る可能性を高められます。例えば、長期の契約や安定した収入が見込めるクライアントとの取引実績をアピールしたり、数年間の安定した収入実績を提示したりすることで、審査に通りやすくなるでしょう。
フリーランスの住宅ローンに関する情報は以下の記事をご覧ください。
一人での仕事が孤独でつらくなる場合がある
フリーランスエンジニアは、仕事を一人で全てをこなさなければならず、孤独を感じるという闇があります。会社員と違い、周囲に同僚や上司がおらず、日々の業務におけるサポートや相談相手がいないのが一般的です。例えば、技術的な問題やプロジェクト管理上のトラブルが発生した時、解決策を一人で見つけ出すのが基本になります。
一人で仕事をすることに適応できる人にとってはメリットですが、チームワークやコミュニケーションを重視する人にとっては、孤独感がストレスになるでしょう。特に、新たな挑戦や未知の分野に取り組む際、一人での判断や問題解決は大きな負担となることも考えられます。
闇ばかりではない!フリーランスエンジニアの光の部分とは
フリーランスエンジニアには闇もありますが、光の部分も多く存在します。具体的には以下のような点です。
- 働く時間・場所の自由が利きやすい
- 出した成果が収入に直結する
- 仕事内容や一緒に働く仲間を選べる
- 技術を活かして起業もできる
それぞれ詳しく解説します。
働く時間・場所の自由が利きやすい
フリーランスエンジニアは、時間や場所を選ばずに自由な働き方ができます。多くの契約では、特定の場所や時間に縛られることがないので、自分のライフスタイルに合わせて仕事をすることが可能です。例えば、自宅やカフェ、旅先など、好きな場所で作業ができます。通勤の必要もないので、効率的に業務を進められるでしょう。
また、週に3〜4日だけ働いたり、家族との時間を優先したりすることも可能です。このような自由な働き方は、ワークライフバランスを保ちやすく、自分の時間を大切にしたい人にとっては大きな魅力となります。
出した成果が収入に直結する
フリーランスエンジニアが出した成果は収入に直結しているのが魅力です。これは、アプリの開発数や納品したプロジェクトの量、そのクオリティなど、成果の量と質が直接収入に反映されることを意味します。
スキルや経験に応じて高収入を得ることが可能で、なかには20代で年収1,000万円を超えるフリーランスエンジニアもいます。対照的に、会社員の場合、仕事で大きな成果を出しても給与に必ずしも反映されるとは限りません。フリーランスとしての収入は不安定な面がありますが、自分の努力とスキルに応じた報酬を得るチャンスがあるため、高い収入を目指す人には魅力的です。
仕事内容や一緒に働く仲間を選べる
フリーランスエンジニアは、仕事内容や働く人間関係を自分で選択できるメリットがあります。会社員の場合、やりたくない仕事や相性の悪い人間関係に耐えなければならないこともありますが、フリーランスであれば、自分の得意分野や好きな仕事を選ぶことが可能です。
クライアントの担当者と相性が悪くても、短期案件が多いため、長期間ストレスを抱えながら働く必要がありません。また、リモートワークが可能な場合、人間関係のストレスも少なくなります。一人で働くのが辛い時は、相性のよい仲間と一緒に協力して仕事をすることも可能です。
フリーランスエンジニアは仕事内容や仕事仲間の選択肢が広いので、自分の心地よい仕事環境を構築できます。
技術を活かして起業もできる
フリーランスエンジニアとして培った技術を活かして起業することも可能です。例えば、アプリやサービスの開発、システム開発、広告運用、メディア運営などが挙げられます。
IT関連のビジネスは、他の業種と比較して初期投資が少なく、比較的起業しやすい環境といえます。フリーランスとしての時間の自由を利用して、起業に必要な時間を確保しやすいのも大きな利点です。具体的には、受託案件で生活費を稼ぎつつ、余った時間を新しいビジネスの構築に充てるなどもできます。このように、フリーランスエンジニアは、独立して自分の事業を起ち上げやすいことが魅力です。
フリーランスエンジニアの闇を避けるためのポイント
フリーランスエンジニアの闇を避けるためのポイントは以下の通りです。
- 会社員のうちに十分にスキルを身につけておく
- 副業からスタートする
- 独立する前に向き不向きをよく見極める
- 案件の獲得方法を計画しておく
フリーランスになる前に、各ポイントを押さえて準備をしておきましょう。
会社員のうちに十分にスキルを身につけておく
フリーランスエンジニアの「収入が不安定」という闇を避けるためには、会社員として働いている間に十分なスキルと実績を積むことが重要です。フリーランスエンジニアは即戦力としての能力が契約に直結することが多いため、仕事を獲得するためにはクライアントが求める実績とスキルを獲得しなければなりません。
具体的には、会社員として働きながら、実際にフリーランスでの案件を受けて実績を積むことや、書籍や動画教材、スクールなどを活用してスキルアップを図ることが有効です。フリーランスを目指すエンジニアは、十分な実績やスキルを付けてから独立を検討しましょう。
フリーランスエンジニアに必要なスキルについてはこちら、フリーランスエンジニアに必要な実務経験についてはこちらの記事をご覧ください。
副業からスタートする
フリーランスエンジニアとしてのキャリアをスムーズにスタートさせるためには、副業から始めることが効果的です。副業を通じてフリーランスとしての働き方に慣れることで、「独立したけど仕事が受注できない」という闇を回避できます。
副業を行うことで、自分が一人で仕事を進められるか、フリーランスとしてのライフスタイルが自分に合っているかを確認できることも利点です。また、副業を通じてスケジュール管理のコツを学ぶことで、「働きすぎて体調を壊す」という闇も回避しやすくなります。さらに、副業を通じて業界内での人脈を構築しておくことで、独立後に仕事を獲得しやすくなるでしょう。
副業からフリーランスを始める詳しいメリットは以下の記事をご覧ください。
独立する前に向き不向きをよく見極める
フリーランスエンジニアの闇を避けるためには、フリーランスの働き方が向いているかを事前に見極めることが重要です。勢いだけで会社員を辞めてしまうと、後で自分に合わないことが判明した際に後悔することになります。
フリーランスという働き方は向き不向きがあります。例えば、仕事内容の変化に柔軟に対応できない人や、お金の管理が苦手な人、自ら積極的に案件を獲得することが苦手な人は、フリーランスに向いていないかもしれません。独立する前に自分の性格やスキルを冷静に評価し、適切な判断をすることが大切です。
フリーランスに向いている人、向いていない人の特徴については、以下の記事をご覧ください。
案件の獲得方法を計画しておく
フリーランスエンジニアとして独立する際には、案件の獲得方法をあらかじめ計画しておくことが大切です。どのような経路で仕事を獲得するのか、具体的な戦略を立てることで、安定した案件の受注につながります。計画なく独立すると、案件を受注できずに苦労したり、焦りから得意でない案件でも受けてしまったりするかもしれません。
案件の獲得計画の例としては、フリーランス向けのプラットフォームで実績を積み、応募すれば受注できる状態を作っておくことや、信頼できるクライアントとの関係を築き、継続的に案件を紹介してもらえるようにするなどが挙げられます。
人脈を活用して案件を紹介してもらう場合も、独立前に具体的な取り決めをしておくことが大切です。また、フリーランスエージェントを利用する際には、事前に面談をして登録しておくとスムーズに仕事探しを進められるでしょう。
フリーランスになるための手順やタイミングについては、以下の記事をご覧ください。
フリーランスエンジニアの闇を避けるためにおすすめのエージェント
フリーランスエンジニアの闇を避けるためには、仕事探しをサポートしてくれるエージェントの活用が有効です。おすすめエージェントとして、以下の3つを紹介します。
- ITプロパートナーズ
- Midworks
- レバテックフリーランス
それぞれの特徴や、フリーランスエンジニアの闇を避けるために役立つ理由などを解説します。
ITプロパートナーズ
ITプロパートナーズは、IT起業家やフリーランスエンジニアの案件探しをサポートするエージェントサービスです。専属エージェントが丁寧にヒアリングしたうえで、キャリアプランや希望条件に合う案件をご紹介します。合わせて、業界の動向や技術トレンドなど、エンジニア業界の役立つ情報を提供することも可能です。
フリーランスエンジニアの闇である「収入の不安定さ」を回避できる点も魅力です。具体的には、エンド直で高単価な案件を紹介できる点や、スキルアップにつながるトレンド技術を取り入れた案件の紹介などが挙げられます。参画後にも継続的に案件を紹介するので、収入に対する不安を軽減できるでしょう。
さらに、契約金額の交渉や疑問点の解消などの契約面に関するフォローや、参画後の働き方に関する相談や調整などの稼働面のフォローも行っています。このようなサポート体制が整っていることで、業務以外の負担を軽減でき、仕事へ集中することが可能です。
Midworks
Midworksは、ITフリーランスエンジニアの収入アップをサポートするエージェントです。業界最大級の案件数があり、取引実績も豊富なので安心感があります。非公開案件も取り扱っているので、自分で探していても見つからない優良案件に出会えるかもしれません。
また、案件の紹介から参画後のサポートも充実しているので、長期スパンでフリーランス活動を行う際の大きな助けとなります。さらに、正社員並みの保証制度があるので、フリーランスエンジニアの闇を回避しながら働くことも可能です。具体的には、フリーランス協会の年会費が無料になったり、案件が途切れた時に役立つ報酬保証サービス(審査あり)などが挙げられます。
無料でカウンセリングを受けられるので、フリーランスとして独立を検討しているエンジニアにもおすすめのエージェントです。
レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは、フリーランスエンジニアの安定収入をサポートするエージェントです。特徴としては、IT関連に特化しており、幅広い業界や業種の案件を保有している点や、高単価案件が多い点が挙げられます。ITに精通した担当者がスキルや経験に合った案件を紹介してくれるので、自分の力を活かすことが可能です。また、マージンを抑え、業界でも高い水準の単価を実現しているので高収入が期待できます。
さらに、手厚い福利厚生を用意している点も魅力です。税務関連の手続きやヘルスケア、スキルアップなどに関する福利厚生があり、フリーランスエンジニアの闇を回避するサポートをしてくれます。
案件を獲得するには専門的なスキルが必要ですが、質の高いサポートや安定収入の確保を実現できるエージェントです。
まとめ
フリーランスエンジニアには、収入面や稼働面などの闇となるマイナス面があるものの、自由に働けることや収入の上限がないことなど、光の部分もあります。闇を回避し、フリーランスエンジニアとして成功するためには、十分なスキルを身につけたうえで副業からスタートし、自分の向き不向きを確認したうえでフリーランスにチャレンジすることが大切です。また、独立前には、案件獲得の計画を立てておきましょう。
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