フリーランスが複数案件を掛け持ちするメリット・注意点と成功のコツ

こんにちは、ITプロマガジンです。

フリーランスという働き方を選ぶ人が増えるなか、複数案件を掛け持ちしている人も少なくありません。しかし、収入の安定やスキルアップなど数多くのメリットがある一方で、スケジュール管理や品質担保といった課題があることも理解しておく必要があります。

本記事では、フリーランスが複数案件を掛け持ちするメリット・デメリット、注意すべきNG行為、案件の探し方まで徹底解説するので、ぜひ参考にしてください。

フリーランスエンジニアの
ドンピシャ案件の探し方

「案件はたくさんあるはずなのに、なかなか自分の望む案件が見つからない…」

エンジニア市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいマッチングノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

ITプロパートナーズでは、

・9割がエンド直案件のため、高単価
・約6割が週3-4案件のため、柔軟に働ける
・事業会社の自社開発案件が多い

などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。

初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?

⇨ ITプロパートナーズに無料登録してみる

目次

複数案件を掛け持ちするフリーランスは多い

複数の案件を掛け持ちしているフリーランスは多くいます。

2023年版 フリーランスエンジニア白書」によると、フリーランスエンジニアが1ヶ月あたりに対応する案件の平均数について「2件〜3件」と回答した人が半数以上となり最多。1件と答えた人は、わずか19.8%でした。

また、1週間の業務日数の平均は「約3.8日」、1日の業務時間の平均は「約5時間」です。このことからフリーランスエンジニアは、「月2~3件の案件を抱え、週4日・1日5時間稼働する」といった働き方が多いといえるでしょう。

基本的にはどんな職種でも案件を掛け持つことは可能ですが、特にITエンジニア、Webデザイナー、WebマーケターなどIT/Web系フリーランスは掛け持ちしやすい傾向にあります。これらの職種はリモート対応が可能な案件が多く、オンライン上で業務が完結しやすいため、場所や時間の制約を受けにくいのが特徴です。

常駐が前提の案件では掛け持ちが難しい場合もありますが、リモートワークを取り入れることで複数案件の掛け持ちは可能になります。

フリーランスが複数案件を掛け持ちするメリット

多くのフリーランスが実践している案件の掛け持ちには、どのようなメリットがあるのでしょうか。考えられる5つのメリットについて解説します。

収入減少のリスクヘッジになる

案件掛け持ちのメリットとして、収入減少を防ぐことが挙げられます。案件が1つだけの場合、終了してしまうと次の案件を受注するまで収入が得られません。また、クライアントの意向によりスケジュールや報酬額が変更になる可能性もあります。

掛け持ちすることで、1つの案件が終了しても他案件が収入のバックアップの役割を果たします。トラブルが発生した場合のリスクヘッジとしても有効です。

収入アップしやすい

収入アップが期待できる点も、フリーランス全般にとって案件掛け持ちの大きなメリットです。1つの案件だけで収入アップを目指すには限界がありますが、案件数を増やすことで簡単に実現できます。例えば、月額報酬100万円を超える案件を探して受注するのは難しいかもしれませんが、月額60万円の案件を2つ掛け持ちできれば月収120万円を達成できます。

月額60万円で掛け持ち可能な案件は珍しくなく、IT/Web系のフリーランス・副業案件を扱う弊社「ITプロパートナーズ」では月額60万円で週2~3日稼働の案件を多く扱っています。これらの案件を複数こなすことで、収入アップが見込めます。

なお、フリーランスエンジニアの平均年収について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

フリーランスエンジニアの年収は?会社員との比較や職種別の収入

スキルアップになる

案件を掛け持ちすることで、スキルアップにつながる点もメリットの1つです。異なる分野・業務に触れることで、スキルアップのスピードを高められます。

フリーランスは自分で仕事を選べる働き方です。異なる分野の案件を複数受注することで実績や経験を効率よく積めるでしょう。たとえ同じ案件内容だったとしても、クライアントによって手法や方針は異なります。対応できるジャンルや知見が広がることは、フリーランスにとって強みとなるはずです。

フリーランスエンジニアのスキルアップ方法6選とその重要性

人脈が広がる

案件掛け持ちにより多くのクライアントと接することで、人脈を増やせるメリットもあります。フリーランスにとって人脈は重要です。成果物に満足されれば継続的な受注、あるいは別クライアントへの紹介が期待できるかもしれません。

未経験の分野に挑戦するチャンスが生まれる可能性もありますし、アドバイスや意見をもらえることもあるでしょう。人脈が広がれば、新しい仕事を獲得できる可能性が高まります。

仕事で気分転換ができる

業務内容や分野の異なる案件を掛け持ちすることで、それぞれの作業が気分転換になります。

同じ内容の業務を続けているとマンネリ化してモチベーション低下につながる場合もあるものです。一方、異なる業務内容・分野の案件を掛け持ちしていれば、気持ちを切り替えやすくなるでしょう。遊びではなく仕事で気分転換ができ、しかもお金を稼ぎつつリフレッシュができます。

フリーランスが複数案件を掛け持ちするデメリット

案件掛け持ちのメリットについてお伝えしてきましたが、反対にデメリットについても確認しておきましょう。

スケジュール管理の難易度が高くなる

案件を掛け持ちすると、納期を守るためのスケジュール管理が難しくなります。タイミングによっては複数の業務を並行しなければならず、稼働が逼迫するかもしれません。案件が1つだけの場合は多少の無理も利きますが、掛け持ちになると体調やパフォーマンスにも直結します。

最悪の場合、納期が遅れるなどしてクライアントの信頼を失う可能性も。タスクや優先順位をしっかりと把握し、スケジュール管理を徹底させましょう。

品質の担保が難しくなるリスクがある

スケジュール管理が難しいということは、品質にも影響するリスクがあると考えられます。フリーランスの場合、成果物の品質によって評価されることが一般的です。案件の掛け持ちでスケジュールに余裕がなくなり、納期に間に合わせることだけを優先させていては品質の担保が難しくなるでしょう。

クライアントが求めるクオリティの成果物を納品できなければ、継続どころか今後の活動にも影響を及ぼします。品質を下げることがないようにスケジュールやタスク管理が必要です。

休みを取りにくくなる

複数案件を掛け持ちしていると多忙になり、休みを取りにくくなります。案件が1つだけなら、繁忙期と閑散期があるため休みも取得しやすいでしょう。しかし、案件を掛け持ちしている場合、忙しさにばらつきが生じることがあります。

「一方の案件は落ち着いているが、もう一方の案件が忙しい」といったケースでは休みなく稼働しなければなりません。体調を崩して作業が止まれば、クライアントに迷惑をかけることになります。また、フリーランスは自分が稼働できなくなると収入減少につながります。余裕を持った業務量になるよう注意し、自己管理にも留意しましょう。

トラブルが起こると他案件にも影響が出やすい

全ての案件が想定通りスムーズに進むとは限りません。時には予想外のトラブルが発生し、急な対応に追われることもあるでしょう。このような事態に陥って特定の案件に多くの時間をとられると、他の案件の納期や品質に影響が出てしまいます。

トラブルの原因が自分ではなかったとしても、他の案件の品質や納期に影響があるとそちらのクライアントからの評価が下がってしまうかもしれません。トラブルが起こっても対応できるようスケジュールに余裕を持たせるなど、リスクヘッジが重要です。

事務作業の手間が増える

案件を掛け持ちすると、事務作業の手間が増えるというデメリットもあります。契約書の確認や請求書の発行、入金の確認などは受注する案件ごとに発生し、掛け持ちの数が増えるほど事務作業も増えることを認識しておきましょう。

仕事の合間にこれらの作業を行わなければならないため、案件を多く掛け持ちすると事務作業だけで結構な時間をとられることになります。

掛け持ちしやすいフリーランスの案件とは?

フリーランスが案件の掛け持ちをする際には、時間や働き方に柔軟性が持てる内容がおすすめです。ここでは、フリーランスが掛け持ちしやすい案件を紹介します。

フルリモートの案件

まず、掛け持ちの仕事を同時並行で進めやすい、フルリモート案件が挙げられます。移動が不要なため、作業時間を多く確保できる点が魅力です。「1時間おきに別々の仕事をする」など柔軟な働き方もできるでしょう。

フリーランスがフルリモートの仕事を獲得する方法や必要スキルを紹介

以下は、ITプロパートナーズに掲載されているアプリ開発エンジニア募集の案件です。週3〜5日稼働でフルリモート可能なので、掛け持ちしやすいでしょう。

案件名【Flutter】受託企業におけるアプリ開発エンジニアの案件・求人
単価〜700,000円/月(週3〜5日)
勤務地フルリモート
スキルFlutter
職種・ポジションiOSエンジニア Androidエンジニア

稼働時間に縛りがない案件

稼働時間を自由に決められる案件は他の案件の合間に作業時間を設定でき、掛け持ちしやすい案件のひとつです。稼働時間に縛りがある案件は案件同士の稼働時間が被ると掛け持ちが難しいので、稼働時間が自由な案件は掛け持ちを目指す人にとってありがたい存在でしょう。

以下は、完全在宅で稼働時間に縛りがない案件です。

成果報酬型(請負契約)の案件

一定の「業務遂行」に対する報酬(準委任契約)ではなく、納品物を提出して「成果」を出すことで報酬を得る成果報酬型(請負契約)の案件もおすすめです。自分の得意分野や保有スキルを活かせ、クライアントの満足度が上がれば単価アップも期待できます。

特に、システム開発やWebデザインなどによく見られる案件です。例えば以下は、ECサイトのカスタマイズをスポットで担当する案件です。仕様やデザインが決まっているのですぐに作業を開始でき、案件と案件の合間に取り組みやすいでしょう。

業務委託契約にはどんな種類がある?契約による違いや仕事例を紹介

スタートアップ・ベンチャーの案件

スタートアップ・ベンチャー企業の案件には、週2~3日稼働の掛け持ちできる案件が多く見られます。人材確保が追いつかず、即戦力を必要としているためフリーランスの募集が多い傾向です。

スタートアップ・ベンチャー企業で副業するメリットや案件の探し方

作業プロセスを一から構築するような経験を積みやすく、経営者とスタッフの距離が近いため刺激や学びを得られるメリットもあります。ITプロパートナーズでも、スタートアップ・ベンチャー企業の募集案件を多数掲載しています。

以下は、AIベンチャー企業のCTO・技術顧問を募集する案件です。週1日稼働でフルリモート可能なので、無理なく掛け持ちできるでしょう。単価60万円と稼働日数に対して高単価なのも魅力です。

案件名【CTO/事業責任者・プロデューサー】急成長AIベンチャーにおけるCTO/技術顧問の案件・求人
単価〜600,000円/月(週1日)
勤務地フルリモート
スキル制度設計/組織開発, SaaS
職種・ポジションCTO 事業責任者・プロデューサー

弊社ではこの他にも、他のフリーランスエージェントでは珍しい、週2日・3日〜稼働できるフルリモート可能な案件を数多く扱っています。案件の掛け持ちを検討しているフリーランスの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

掛け持ちが難しいフリーランスの案件は?

案件を掛け持ちするには、掛け持ちが難しい案件の特徴を把握し、それを避けることも大切です。ここでは、掛け持ちが難しいフリーランスの案件例を2つ紹介するので、こちらもチェックしておきましょう。

インフラ系の案件

例えば、エンジニアのケースでネットワークやサーバーといったインフラ系の案件は、急なトラブルや障害が発生したときにオンプレミスでの対応が求められることがあります。クライアントのオフィスやデータセンターが自宅と離れている場合、移動も含めトラブル対応で1日潰れてしまうことも。

このような事態が発生すると、他の案件に影響が出る可能性があります。他の案件の納期とトラブルが被ってしまう可能性もあるため、現地対応が必要になるインフラ系の案件は掛け持ちには向いていません。

フルタイム週5日の常駐案件

フルタイム週5日の常駐案件と他の案件を掛け持ちしようとすると、定時後や休日にも仕事をしなければならなくなります。不可能というわけではありませんが、かなりハードワークになるためおすすめできません。

働きすぎて体調を崩すと、掛け持ち中の全ての案件に影響が出ます。案件を掛け持ちする場合は、しっかり休日も設けられるスケジュールの案件を選ぶようにしましょう。

常駐型フリーランスの働き方とは?メリット・注意点・案件の見極め方

フリーランスが複数案件を掛け持ちする際のNGな行為

フリーランスが複数案件を掛け持ちする場合、以下のような行為は避けなければなりません。

  • 納期遅れを他案件を理由に言い訳する
  • 稼働可能日数を超えてまで依頼を受ける
  • 納品までのスケジュールがタイトな案件を受ける
  • 現状のスキルレベルを超える案件に応募する
  • 他案件の情報を利用する
  • 事務周りの仕事やスキルアップを後回しにする

具体的にどのような行動を慎むべきか、以下で詳しく見ていきましょう。

納期遅れを他案件を理由に言い訳する

複数の案件を並行していると、思わぬ対応漏れや作業時間不足から納期が遅れるケースがあります。しかし、その理由を「他の案件が忙しかった」とクライアントに伝えるのは絶対に避けるべきです。

クライアントにとって重要なのはスケジュール通りに業務が進むことであり、他案件の事情は関係ありません。万が一遅延が発生する場合には誠意を持って謝罪し、可能であれば代替案を提示するなど、真摯な対応を心がけましょう。

稼働可能日数を超えてまで依頼を受ける

フリーランスは自由度が高い一方で、働ける時間には限界があるのも事実です。例えば週4日稼働が限界であるにもかかわらず、週2日必要な案件と週3日必要な案件を同時に引き受ければ、確実にキャパオーバーになってしまいます。

その結果、納期の遅延や品質の低下を招き、信頼を失うリスクも高まるでしょう。自分が対応可能な日数や工数を正しく把握し、無理のない範囲で案件を受注することが、長期的に安定した活動につながります。

納品までのスケジュールがタイトな案件を受ける

短納期の案件はすぐに収入につながるため一見魅力的に思えますが、他案件と並行すると大きな負担となる可能性があります。スケジュールがタイトすぎると、どうしても他案件の作業を後回しにしてしまい、全体の進行に支障をきたすかもしれません。

案件を受注する際には、「納期までに十分な余裕があるか」「現在抱えている案件と両立できるか」を必ず確認することが重要です。無理のある受注は、自分だけでなくクライアントにも迷惑を及ぼす結果になりかねないため、注意が必要です。

現状のスキルレベルを超える案件に応募する

案件の掛け持ちをする際には、自分のスキルに見合ったものを選ぶようにしましょう。現状のスキル以上が求められる案件を複数抱えてしまうと、精神的にも時間的にも余裕がなくなり、結果的に品質の低下や納期遅延につながるリスクがあります。

スキルアップのために難しい案件に挑戦するのは望ましいことですが、その場合は掛け持ちせず、その案件に集中できる体制を整える方が賢明です。無理な背伸びはかえって信用を損ねる結果となるため、慎重な判断が求められます。

他案件の情報を利用する

複数案件を並行すると、おのずと扱う情報量も増えます。時には同じ業界のクライアントを複数担当するケースもありますが、その際に得た情報を他案件に転用するのは絶対に避けましょう。守秘義務違反や契約違反と見なされる可能性があり、法的トラブルや信用失墜につながる恐れがあります。

そもそも近しい業界の案件を掛け持ちで受注する際は、契約前に現在受けている案件についてもクライアントに共有し、掛け持ちをすること自体問題がないか?を確認しましょう。

案件ごとに情報をしっかり分けて管理し、クライアントの信頼を裏切らない姿勢を徹底することが、フリーランスとして働くうえでの責任です。

事務周りの仕事やスキルアップを後回しにする

案件を多く抱えていると、つい目の前の作業に追われて事務作業や自己研鑽を後回しにしがちです。しかし、日々の帳簿づけや請求書発行、入金確認を怠ると後から大きな負担となり、結果的に余計な時間を奪われることになりかねません。

また、スキルアップをおろそかにしていると、時代の変化や新しい技術に対応できず案件の幅が狭まるリスクもあります。作業時間だけでなく、事務処理や学習の時間も意識的に確保するようにしましょう。

フリーランスが複数案件の掛け持ちを成功させるコツ

複数案件を掛け持ちする上で最も大切なのは、「どの案件でもきちんと成果を出す」という意識です。掛け持ちをしなくても成果を出すことは当然ですが、複数の案件を並行するならなおさら、1つひとつのクオリティを落とさない工夫が求められます。

この意識が薄れてしまうと全体的に中途半端な結果になり、クライアントからの信頼を失うリスクも高まるため、注意しましょう。

以下では複数案件を掛け持つ際の具体的なコツを紹介するので、こちらもチェックしてみてください。

掛け持ちする案件は最大で3件程度を目安にする

案件を掛け持ちする場合、最大3件程度を目安にすると良いでしょう。案件数が多すぎると作業時間を十分に確保できなくなり、納期に追われやすくなります。

さらに、複数のスケジュールや情報を同時に管理するのは作業が煩雑になりがちで、ミスの原因にもなりかねません。適度な案件数に絞ることで、1つひとつの案件に十分なリソースを投入でき、安定して成果を出せる体制を整えやすくなります。

定期的に案件の整理や現状把握を行える時間を作る

作業に没頭していると、目の前のタスクに追われて全体像を見失いがちです。そのため、定期的に案件の進捗やスケジュールを振り返る時間を設けるよう意識してください。

例えば、週末に1時間だけ現状整理の時間を確保するだけでも、自分がどの案件にどれだけ注力できているのかを可視化できます。今後の方向性やリスクを早めに把握でき、余裕を持った働き方にもつながるでしょう。

積極的にスケジュール調整を依頼する

案件を掛け持ちする際は、無理をせず最初からスケジュール調整を依頼することも重要です。納期遅延を起こしてから事情を説明するよりも、事前に調整をお願いした方がクライアントも安心できます。

もちろん、相手に迷惑をかけない範囲での調整が前提ですが、率直に事情を伝えれば柔軟に対応してもらえるケースも少なくありません。誠実なコミュニケーションは信頼関係の構築にもつながるため、必要に応じて積極的に相談していきましょう。

複数の案件紹介サイトに登録する

より良い案件を見逃さないために、複数の案件紹介サイトに登録しておくのがおすすめです。1つのサイトに依存すると案件の内容や条件に偏りが出る可能性がありますが、複数のサービスを活用すれば幅広い選択肢から自分に合った案件を探せます。

また、1つのサイトだけを利用していると案件数に限りがあり、仕事が途切れるリスクも高まります。複数の案件紹介サービスを組み合わせれば、フリーランスとしての活動をより安定させられるでしょう。

リモート案件など柔軟な働き方できる案件を積極的に取り入れる

常駐案件を複数掛け持ちすると通勤時間の負担が大きくなり、効率的に作業時間を確保するのが難しくなります。

一方、リモート案件であれば自宅やカフェなどから作業でき、柔軟な働き方が可能です。場所やスケジュールを調整しやすいリモート案件は、複数案件を掛け持ちしたいフリーランスにとって大きな味方となるため、積極的に応募してみてください。

在宅・リモート案件に強いフリーランスエージェントおすすめ15選

休日の設定をきちんと行う

案件を掛け持ちしていると、気づかないうちに休みを取らずに働き続けてしまう人も少なくありません。しかし、長時間働き詰めでは集中力が低下し、パフォーマンスにも悪影響を及ぼします。

あらかじめ「週に何日休むか」「どの曜日を休みにするか」などを決めておき、計画的にリフレッシュの時間を確保しましょう。メリハリのある働き方のほうが、結果的により質の高い成果を提供できるようになります。

フリーランスの休日事情は?賢い休みの取り方とコツを紹介

掛け持ちしたいフリーランスエンジニア向けの案件の探し方

フルリモートやスタートアップ企業などの案件はどこで探すとよいでしょうか。フリーランスエンジニアが掛け持ち案件を探す際の手段をお伝えします。

週2〜3案件を扱うエージェントを利用する

掛け持ちできる案件を探すには、週2〜3案件を多く扱うフリーランスエージェント副業エージェントを活用するのがおすすめです。稼働日が少ない案件や副業案件なら、無理なく掛け持ちできるでしょう。

フリーランスエージェントの中にはフルタイム週5日の常駐案件をメインで取り扱っているところもあるため、エージェントを利用する際は扱っている案件の傾向を確認することが大切です。

弊社ITプロパートナーズでは、週2〜3日から稼働できるフリーランス案件を数多く扱っています。エンド直で高単価な案件が中心なため、週3日稼働でも月収60万円以上を実現すことが可能です。掛け持ち案件を探している方はぜひお気軽にご相談ください。

クラウドソーシングで探す

クラウドソーシングではリモート・成果報酬型案件が多く探せます。特にスポット案件ならスケジュールの空きに組み込みやすく、時間の自由も利かせやすいでしょう。

クラウドソーシングは、クライアントとユーザーをマッチングさせるプラットフォームです。受注から納品までをオンラインで完結できるため、掛け持ちや副業に向いているといえます。

扱うジャンルが幅広く未経験可の案件も探せますが、一方で単価が低く悪質案件が掲載されていることも。受注する際には本人確認や評価などを確認しましょう。

クラウドソーシングサイトおすすめ14選!初心者が副業で稼ぐコツとは

スキルシェアに登録する

スキルシェアも掛け持ち案件探しにおすすめです。スキルシェアとは、自分が持つスキルを提供して報酬を得る仕組み。クライアントが掲載した案件にユーザーが応募するクラウドソーシングに対し、スキルシェアはスキル掲載者にクライアントが仕事を依頼します。

業務内容や納期などを自由に設定できるため働き方の調整が可能で、案件の掛け持ちにぴったりです。ただし案件を獲得するには実績が求められます。

スキルシェアサービスおすすめ29選一覧!副業で稼ぐコツも紹介

フリーランスエンジニアの掛け持ち案件探しにおすすめのエージェント

ここからは、フリーランスエンジニアが掛け持ち案件を探す際におすすめのエージェントサービスを3つ紹介します。

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは、IT/Web系分野に特化したフリーランス・副業向けの仕事紹介サービスです。リモートや週2~3日稼働の案件を多く扱っており、スタッフが希望をヒアリングして条件やスキルに合った案件を紹介します。

一定以上のスキル・経験が必要になりますが、高単価な案件がそろっているため掛け持ちでも十分な報酬が見込める点が特徴です。スタートアップ企業・ベンチャー企業による募集も多く、トレンド技術を取り入れた案件に挑戦したい人にもおすすめのエージェントといえます。

シューマツワーカー

シューマツワーカーは、エンジニアやデザイナーの副業に特化したサービスです。副業を考えているフリーランスがターゲットのため、ほとんどがフルリモート案件で週10時間~と少ない稼働時間で掛け持ちを始められます。

専属コンシェルジュが案件紹介からクライアントとの契約交渉、マッチング後のサポートまで対応してくれるため副業初心者にもおすすめ。副業コミュニティや勉強会に参加でき、スキルアップ・情報交換に役立ちます。

Midworks

引用元:Midworks

Midworksは、フリーランスのITエンジニアやデザイナーを中心としたエージェントサービスです。保有案件数は業界最大級。取り扱い案件の8割は非公開案件とされていますが、リモートや週2~3日の案件を多数取り扱っています。

コンサルタントによるキャリア相談や、正社員並みの手厚い保障が特徴です。生命保険料の半額負担や報酬保障サービスが利用でき、さらに会計ソフトの利用料金・フリーランス協会のベネフィットプラン年会費が無料になります。

複数案件を掛け持ちしているフリーランスエンジニアの声

最後に、実際に複数案件を掛け持ちしているフリーランスエンジニアの声を紹介します。

フリーランスエンジニアで案件を掛け持ちするのは収入が高くなったりリスク分散できたりとメリットは大きいけど、高稼働になりすぎないようにだけ注意。
これで思うような成果が出ないとクライアントに迷惑がかかる。
自分の力量をしっかり把握することも大切です

引用元:https://x.com/kaede_33/status/1545386026209648640

こちらは、案件の掛け持ちはメリットが多い反面、高稼働になりすぎないように注意すべきという声です。無理をしてクライアントに迷惑をかけないよう、自分の力量を見極めて掛け持ちする案件を選ぶようにしましょう。

フリーランスエンジニアで稼ぐために月単価が50万以上の案件を2つ以上掛け持ちするという話。俺は副業で同じような事をやってるな。

企業A:月30万円
企業B:月40万円

もう少しワークロードを抑えたい気持ちはあるけど、今後伸ばしたい経験と合致してるから今の所多少働く事になっても満足はしてるかな

引用元:https://x.com/sakamoto_582/status/1548938672212709376

こちらは、案件の掛け持ちによって希望する経験を積めているという声です。スキルや経験を伸ばせる案件なら、忙しくても満足感を感じられるでしょう。

まとめ

多くのフリーランスエンジニアが案件を掛け持ちしており、収入減少のリスクヘッジや収入アップなどのメリットが得られます。一方で、スケジュール管理や休みの取得が難しくなるため納期に余裕を持たせ、品質低下と健康管理に注意しなければなりません。

掛け持ちする案件は、柔軟な働き方ができるフルリモートや成果報酬型がおすすめ。エージェントサービスなら条件にぴったりの案件を探せるでしょう。

ITプロパートナーズなら週2~3日のリモート案件を多く扱っており、スタートアップ・ベンチャー企業の案件も選べます。エンド直により収入アップが実現できるだけでなく、スキルアップにも役立ちます。

フリーランスの方でこのようなお悩みありませんか?
  • 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
  • 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
  • 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい

そのような方はぜひ、ITプロパートナーズをご利用ください!

フリーランスの方に代わって高額案件を獲得
週2日、リモートなど自由な働き方ができる案件多数
専属エージェントが契約や請求をトータルサポート

まずは会員登録をして案件をチェック!

この記事を書いた人
アバター画像
ITプロマガジン
ITプロパートナーズはITフリーランスの方に案件紹介をしているエージェントです。当メディア「ITプロマガジン」では、フリーランスの働き方から仕事探しまで幅広い情報を日々発信しています。