こんにちは、ITプロマガジンです。
Web制作に携わる人であれば、1度は副業を考えたことがあるのではないでしょうか。また、未経験ながらもこれからWeb制作で副業を行いたいと考えている人もいるでしょう。
しかし、「どうやってWeb制作の副業案件を獲得したらよいのか?」「どれくらい稼げるのか?」「未経験からでも可能なのか?」などさまざまな疑問があるかと思います。
そこで今回は、Web制作で副業するために必要なスキルや案件獲得方法、相場などを解説します。未経験からWeb制作で副業するためのロードマップも紹介するのでぜひ参考にしてください。
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目次
- 1 そもそもWebサイト制作とは?
- 2 副業しやすいWeb制作案件の種類と収入目安
- 3 Web制作の副業は稼げないってホント?実態を紹介
- 4 Web制作で副業するために必要な7つのスキル
- 5 Web制作の副業案件の取り方
- 6 Web制作の副業案件を獲得しやすいサイト
- 7 Web制作の副業で月収20万円を稼ぐためのロードマップ
- 8 未経験者・初心者がWeb制作の副業に必要なスキル・実績を得るには?
- 9 未経験からWeb制作の副業に必要なスキルを身につけられるスクール
- 10 Web制作の副業をするメリット
- 11 Web制作の副業で高収入を稼ぐためのコツ
- 12 Web制作の副業案件に取り組む際に注意すべきポイント
- 13 まとめ
そもそもWebサイト制作とは?
Webサイト制作とは、コーポレーションサイトやECサイト、LPなどのWeb上で表示されるサイトを作る仕事です。現在、ビジネスを展開するうえでWebサイトは必須のアイテムとなっているため需要が高く、副業としても稼ぎやすいジャンルといえます。
ただし、一口にWeb制作といっても、担当する業務や職種によって求められるスキルが異なるため初めに確認しておきましょう。
Webサイト制作の職種と仕事内容
Webサイト制作には以下の通り、さまざまな職種があります。
- Webディレクター
- Webプロデューサー
- Webデザイナー
- Webライター
- エンジニア
WebディレクターやWebプロデューサーは、制作するWebサイトの企画・制作・進行管理・クライアント対応など、管理業務を担当します。
Webデザイナーは、Webサイトのデザイン・レイアウト・コーディング・画像制作など主にユーザーの目に見える部分の作成を担当する職種です。Webライターは、Webサイト内のテキストコンテンツの作成を担当します。
エンジニアは、システムの設計・開発・運用・保守など、Webサイトを機能させる部分の構築を担当します。
いずれの職種も副業で働けるものの、経験が浅い段階では副業しやすい分野を選ぶことが重要です。
副業しやすいWeb制作案件の種類と収入目安
案件の種類 | 収入目安(月) |
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Webサイト制作の副業案件 | 5万~30万円 |
コーディングの副業案件 | 5万〜10万円 |
Webデザインの副業案件 | 10万〜30万円 |
Webライティングの副業案件 | 3万〜10万円 |
副業しやすい分野にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、Web制作案件の種類と収入目安について確認しましょう。
Webサイト制作の副業案件
案件名 | 【PHP/WordPress】プロダクト開発全般を担うエンジニアの案件・求人 |
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Webサイト制作の案件単価 | 〜800,000円 |
勤務地 | リモート |
スキル | PHP,WordPress |
職種・ポジション | エンジニア |
Webサイト制作案件では、主にCMSの導入やカスタマイズ、プラグインの設置を行います。大半の案件で、WordPressが使用されます。場合によっては、WordPressを使ったサイトの構築や保守・運用を担うこともあります。
副業として受注する場合は、HTML/CSS・JavaScriptといったフロントエンド言語の知識が必要です。また、プログラミング言語のPHPやWebマーケティング施策の1つSEOの知識があれば、受注できる案件の幅が広がります。
プラグインやサイト修正で5,000円程度、サイト全体を制作する案件で5万~30万円が相場です。金額の違いは、ページ数や「どれだけ作り込むか」「どの程度のスキル・経験が求められるのか」などで決まります。Web制作全体を指揮できるスキルや経験があれば、週1〜2日働くだけでも、十分な副収入を稼ぐことができます。
WordPressを使った副業に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
コーディングの副業案件
案件名 | 【Ruby on Rails/HTMLコーディング】会員向け管理画面におけるコーダーの案件・求人 |
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Webサイト制作の案件単価 | 〜400,000円 |
勤務地 | リモート |
スキル | Ruby on Rails,HTMLコーディング |
職種・ポジション | エンジニア |
コーディング案件では、制作されたデザインをもとに、Webサイトが機能するようにビジュアルを調節したり、プログラムを構築したりします。
コーディングの仕事を請け負うためには、フロントエンド言語の知識と使いこなすスキルが求められます。一般的に、コーディングを専門とするコーダーが担いますが、WebデザイナーがWebデザインと合わせて行うこともあります。
コーディングは、ページ単位でおおよその単価が決まっています。例えばページ作成であれば、トップページで1万円、下層ページで8,000円、ランディングページで1万円などです。コーダーの業務である一方でWebデザイナーのデザインに沿ってコーディングするため、WebデザイナーにWebデザインとコーディングの両方を求める案件も多数あります。
HTML/CSSコーディングの副業案件についてもっと詳しく知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。
Webデザインの副業案件
案件名 | 【HTMLコーディング/デザイン制作】大手企業HP制作のWEBデザイナーの案件・求人 |
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Webサイト制作の案件単価 | 〜600,000円 |
勤務地 | リモート |
スキル | HTMLコーディング,デザイン制作 |
職種・ポジション | Webデザイナー |
Webデザイン案件では、Webサイトのコンテンツの構築やページのビジュアル・レイアウトなどデザイン全般を行います。
見た目はもちろん、ユーザーの使いやすさ・見やすさを考慮したデザインが求められるため、UI/UX設計の知識が必要です。画像やロゴ・バナーの作成のためには、Photoshop・Illustratorの知識が求められます。さらに、HTML/CMSの知識があれば、幅広い案件を受注しやすくなります。
Webデザインも、ページ単位でおおよその単価が決まっています。PC用トップページで5万~13万円、スマートフォン用トップページで4万~10万円、レスポンシブWebデザイントップページで8万~16万円が相場。スキルを磨くことで、2日程度の勤務でも高収入が見込めるでしょう。
Webデザイナーの副業について更に詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
Webライティングの副業案件
案件名 | 【SEO/コンテンツマーケティング/編集/ライティング】自社オウンドメディアのコンテンツライターの募集! |
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Webサイト制作の案件単価 | 〜300,000円 |
勤務地 | リモート |
スキル | SEO/コンテンツマーケティング,編集/ライティング |
職種・ポジション | マーケター |
コンテンツ制作の案件では、WebコンテンツとなるWebサイト内の文章・画像・動画を作成します。
文章のコンテンツ作成の場合、文章力やタイピングスキル、SEOの知識が必要です。画像作成の場合はPhotoshop・Illustratorのスキルが、動画作成の場合はAdobe Premiere ProやFinal Cut Proなどの動画編集ツールのスキルが求められます。いずれも取材や撮影から依頼されるケースがあり、ディレクションスキルやコミュニケーションスキルもあると尚よいでしょう。
コンテンツ作成では、コンテンツ作成をまとめる編集者・ライティングを担当するライターで制作します。編集者なら時給単価1,000~3,000円程度、ライターなら文字単価0.5~2円程度が相場となっています。
ただし、コンテンツ制作は非常に安価な案件も多く、スキルや経験を積まないと高単価案件はそう受注できません。
なお、弊社ITプロパートナーズではこの他にも数多くのWebサイト制作系案件を取り揃えています。現在フリーランスとして活躍されている方で、週2日〜のスポット案件やリモート案件などを探されている場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
Web制作の副業は稼げないってホント?実態を紹介
Web制作は稼げないといわれることもありますが、実際にはまだ稼げる副業です。ここでは、なぜWeb制作の副業が稼げるのか、その理由を解説します。
Web制作の需要は今も高い
Web制作では、新規でホームページを制作する案件は減っていますが、リニュアール案件などは増加傾向にあります。
例えば、すでに運営しているホームページをスマートフォンに対応させたり、デザインを一新したりする案件です。
無数に存在する企業などのホームページですが、とりあえず作ったというものも多く存在します。とりあえず作ったホームページでは集客につながらないので、「リニューアルして集客したい」という需要が増えているのです。
電通の調査レポートによると、企業がインターネット広告媒体にかける費用の総額は、毎年増加を続けており、2022年の予測では2兆4,811億円に上る見込みです。これは2017年の1兆2,206億円から倍増しています。特に近年伸びているのが、動画共有プラットフォームにおける「動画広告」とソーシャルネットワークにおける「ソーシャル広告」です。
ライバルは多いがスキルと戦略次第で稼げる
Web制作に必要なスキルは習得しやすく、リモートでも仕事ができるため、参入する人が比較的多いです。実際にクラウドソーシングサイトなどでは多くのライバルがいます。
しかし、しっかりスキルを身につけて、フリーランスとしての戦略を立てれば稼げます。例えば、最初は単価が低い案件を受けて、実績をしっかり積み重ねれば、その後に報酬が高い仕事を受けられるでしょう。
また、ライバルが多いクラウドソーシングにフォーカスするのではなく、人脈から仕事を獲得したり、HPやSNSを活用したりするなどライバルがいない環境で勝負すれば、十分な収入を得られるでしょう。
未経験・初心者向け案件もある
「経験がない」「経験が浅い」という場合でも、Web制作の副業をすること自体は可能です。例えば、HTMLやCSSのプログラミング言語のコーディングは教材も多く、比較的身につけやすいスキルです。Webライターも、一定の作文力があれば比較的容易に始められます。
ただし、全ての業務に未経験者・初心者が携われるわけではなく、マニュアルがあれば進められる程度の簡単な業務に限られます。独学でも最低限必要なスキルを身につければ、案件自体は受けられるようになりますが、稼げない可能性にも留意しておきたいところです。
ノーコードツールを活用した案件もある
もともとWeb制作のスキルがない場合、副業は難しいと感じる人もいるでしょう。しかし、最近はノーコードツールの活用も一般的になってきています。ノーコードツールとは、プログラミングの知識やスキルがなくてもWeb制作ができるツールです。プログラミング言語が分からなくても、簡単にイメージ通りのホームページを制作できます。
ノーコードツールはさまざまな種類があり、たとえば以下のツールがあります。
- STUDIO
- WIX
- ASTERIA
これらのツールを利用すれば、自分のプログラミングのスキルや知識に自信がなくてもWeb制作が可能です。ツールの使い方をひと通り身につけるだけで、さまざまなWeb制作に対応できます。以下のようにノーコードツールを使用する案件もあるため、ぜひ積極的に活用してみましょう。
Web制作で副業するために必要な7つのスキル
それでは、副業でWeb制作に携わるには、どのようなスキルを身につけておく必要があるのでしょうか。
- 企画・ディレクションスキル
- デザインスキル
- ライティングスキル
- コーディングスキル
- マーケティングスキル
- コミュニケーションスキル
- 各種ツールを扱うスキル
ここでは、必要とされる7つのスキルについて紹介します。
1.企画・ディレクションスキル
Web制作は、どのようなサイトにするか企画するところから始まります。分業はするものの、サイトの完成までスケジューリングや進捗管理、各担当者との調整が求められます。
そのため、下記のような企画・ディレクションスキルが重宝されます。
- 売れる・役立つ・信頼されるWebサイト・サービスを企画する力
- 企画からリリースまでの長い工程で進捗や品質を管理する力
2.デザインスキル
コーポレーションサイトやLP(ランディングページ)、ECサイトなどの重要なサイト・ページ作成に携わる場合、専門的なWebデザインの知識は欠かせません。
- デザイン理論に関する知識
- デザインツールの操作スキル
上記の必須スキルに加えてより高度なデザインスキルがあると、市場価値が大きく上がります。
- ユーザーの使いやすさに配慮するUI/UXデザインスキル
- デバイスに合わせて適切なレイアウトが表示されるレスポンシブWebデザインスキル
3.ライティングスキル
Webサイトのコンテンツは、基本的に文章・写真・動画・イラストで構成されています。なかでも特に重要なのが、他のサイトにはないオリジナルの文章です。
単に独自の文章を入れればよいというわけではなく、下記のようなテクニックを押さえた文章が必要となります。
- 読み手に響く・共感できる表現力
- 読み手が読みやすい・理解しやすい構成に仕上げる力
編集者であれば、校正力も求められます。
4.コーディングスキル
Webデザイナー・システムエンジニアなど、プログラミング言語を扱う業務に携わる場合は、下記のようなコーディングスキルが必要です。特にコーダー・Webプログラマーはコーディングがメインの仕事となるため、より専門的な知識・スキルが求められます。
- HTML/CSS・JavaScript・PHP・jQueryなど、よく用いられるプログラミング言語の知識
- WordPressのようなCMSを操作するスキル
5.マーケティングスキル
Webサイト・サービスを成功に導くには、プロモーション・集客・サービス企画・CV対策などが必要です。全てにおいて、市場理解・ユーザーの行動心理・ユーザーニーズの調査などマーケティングに関わるスキル・知識が基となります。
さらに一般的なマーケティングとは別に、下記のようなWebマーケティングの知識・スキルも重要視されます。
- コンテンツマーケティングの知識・スキル
- SNSマーケティングの知識・スキル
- SEO施策の知識・スキル
- ネット広告の知識・スキル
6.コミュニケーションスキル
どのような職業や業務であっても経験者や未経験を問わず重要なのは、コミュニケーションスキルです。単に人とスムーズに会話ができるというスキルとは別に、下記のようなWeb制作に直接影響するコミュニケーションスキルが重宝されます。
- クライアントやメンバーの要望・ニーズを正確に読み取る力
- 自分の提案・考えを分かりやすく伝える力
7.各種ツールを扱うスキル
実際の案件にもよりますが、Web制作ではさまざまなツールを使用します。ツールによって使い方は異なるため、それぞれの案件で必要なツールを扱うスキルを身につけておく必要があります。
たとえば、ノーコードツールを活用する案件を受注する場合は、使用するツールの使い方をきちんと理解しておく必要があるでしょう。また、Web制作のディレクションを担当する場合は、プロジェクトやメンバーを管理するためのツールの使い方を理解しておかなければなりません。
積極的にさまざまなツールの使い方を学んでおけば、案件を受注する際に役立つ可能性があります。
Web制作の副業案件の取り方
Web制作の副業案件は、具体的にどのように獲得すればよいのでしょうか。
- クラウドソーシングなどで探す
- SNSなどを使って営業する
- 知人や友人に紹介してもらう
- エージェントに登録する
大きく上記の4つがあり、安定して案件を獲得するには複数の方法を併用するのがおすすめです。
クラウドソーシングなどで探す
クラウドソーシングとは、仕事を発注したい人と受注したい人が集まるプラットフォームです。一般的には、発注側が募集を投稿し、条件に合う希望者が応募することで受注にいたります。
募集や応募は無料で利用できるため、案件数が多いのが特徴。幅広い案件が揃っているため、初心者や経験が浅い人でも副業案件を受注できる可能性があります。ただし、案件受注時の報酬は、20%程度の手数料が差し引かれて支払われます。
SNSなどを使って営業する
SNSで自分を売り込み、案件受注を目指す方法もあります。ビジネスSNSを利用する、または通常のSNSでビジネス用アカウントを作成してインターネット上で営業を行います。
SNSで案件獲得を目指す場合、ポートフォリオの作成が必須です。ポートフォリオとは自身の作品や過去に携わった案件をまとめたもので、実績をアピールするためのツールとして使用します。紙媒体・Web媒体の2種類を用意しておくとよいでしょう。
知人や友人に紹介してもらう
Web制作の副業に取り組んでいる人は、知人や友人から案件を紹介してもらっているケースも多いです。Web制作の副業がしたいと知人や友人に伝えておくと、案件が発生した際に声をかけられる可能性があります。
Web制作に関連する知人や友人がいない場合は、積極的に人脈を広げることも大切です。もちろん、知り合ってすぐに案件を紹介してもらえるとは限りません。しかし、さまざまな人との人脈をもっていれば、案件が発生した際に後から相談してもらえる可能性があります。そのためには闇雲にさまざまな人と出会うだけでなく、交流を続けることも大切です。
エージェントに登録する
クライアントと案件を探している人材を仲介してくれるエージェントに登録すると、案件を紹介してもらうことができます。クライアントとの間にエージェントスタッフが入って契約手続きや条件交渉をサポートしてもらえる点も魅力です。
クラウドソーシングよりも高単価な案件が多い傾向がありますが、その分経験や実績が求められます。そのため、初心者・経験浅では受注が難しく、中上級者向きの方法といえます。
Web制作の副業案件を獲得しやすいサイト
Web制作の副業案件獲得には、クラウドソーシングやフリーランスエージェントの利用が一般的ですが、その中でもオススメのサイトをサービスごとに紹介します。
クラウドソーシング:未経験者向け
クラウドソーシングは単価が安い傾向がありますが、未経験者や初心者でも案件を獲得しやすいのが特徴です。おすすめのクラウドソーシングは以下の通りです。
クラウドワークス
「クラウドワークス」は、幅広いクライアントが集まる日本最大級のクラウドソーシングです。登録しているクリエイターは100万人超で案件数は業界最多クラス。規模の大きさが魅力で、低単価で未経験・初心者でも受けられる案件から高単価で専門性が高い仕事まで、かなりの数が揃っています。
便利なクラウドワークスですが、単価が低い案件が多い点には留意が必要です。掲載されている募集のなかにはタダ同然といえるような案件もあるため、未経験・初心者・初級者レベルでの活用には向いていますが、安定して稼ぎたいという人には不向きといえます。
ランサーズ
「ランサーズ」は、日本のクラウドソーシングの草分け的存在です。悪質なクライアント・不適切な案件を取り締まるAI(人工知能)の搭載、仮払いシステムの導入など、充実したサポート体制が魅力です。そのためクラウドソーシングのなかでは比較的質の高い案件が集まっているといえるでしょう。
ただし、クラウドワークスと同様に低単価の案件も多数あります。副業開始時はクラウドワークス・ランサーズ両方に登録して、積極的に案件を獲得。それなりに実力がついてきたらクライアントから優良案件のオファーが来るのを待つ程度に使うのがよいでしょう。
ココナラ
「ココナラ」は、自分の得意スキルを欲しい人に販売できるサイトです。ココナラは、クライアントが募集している案件に応募する一般的なクラウドソーシングとは異なります。自分のスキルを出品し、それを見て欲しいと感じたユーザーから仕事の依頼を受けるスタイルです。230種類以上のカテゴリーから約40万件の出品があり、もちろんWeb制作も出品できます。
ただ、多くの出品の中から選んでもらうにはそれなりのスキルが必要です。また、オンラインですべての取引をおこなうので、不安なのがお金のやりとりです。しかし、ココナラでは運営がお金のやり取りをサポートするので安心・安全に利用できます。
エージェント:経験者向け
エージェントはクラウドワークスと比べて求められるスキルや経験は上がりますが、その分高単価な案件を獲得することができます。おすすめのエージェントは以下の通りです。
ITプロパートナーズ
「ITプロパートナーズ」は、IT起業家やIT系フリーランスとクライアントをつなぐフリーランスエージェントです。クライアントとの間にスタッフが入って、案件の紹介や単価交渉、先方との打ち合わせなどをサポートしてくれます。クラウドワークスやランサーズのように、割に合わない低単価な案件はなく、主に経験者向けの高単価案件ばかりが掲載されています。
「週1〜2日の稼働」「土日・平日夜に稼働」という案件もあり、副業しやすい仕事も多数。これまで企業での勤務や副業で十分に経験を積んだ人なら、優先して登録しておきたいサイトといえるでしょう。
ポテパンフリーランス
「ポテパンフリーランス」は、エンジニアに特化したフリーランスエージェントです。報酬の中抜きを最小限に抑えることで、フリーランスの高収入を実現させているのが特徴です。経験豊富なコーディネーターが、キャリアなどをしっかり考慮したうえで最適な案件を紹介してくれます。
リモート案件の取り扱いもありますが、高単価案件には常駐案件も少なくありません。首都圏や大阪などに勤務地が集中しているので、住んでいるエリアによっては受けたい案件を受けられないケースもあります。
レバテッククリエイター
「レバテッククリエイター」は、Web・ゲーム業界のクリエイター向けのフリーランスエージェントです。個人で獲得するのが難しい案件や珍しい案件も多く扱っており、幅広い選択肢の中から自分に合う案件をみつけられます。契約の更新率も高く、案件に参画するとその案件が終了する前に更新や新しい案件の提案を受けられます。
フリーランスやキャリアに関する悩みを相談できる機会も用意されているため、働き方についての不安も解消しやすいです。
Web制作の副業で月収20万円を稼ぐためのロードマップ
最低限の知識を身につけた後、具体的にWeb制作案件を獲得するまでの道のりを見てみましょう。
- 1.着手しやすい案件で経験を積む
- 2.個別ページ制作・メンテナンス案件を獲得する
- 3.継続案件に取り組みWebサイト制作スキルを磨く
- 4.実績・スキルを積極的に発信する
大きな流れは上記の4ステップです。一気に難易度が高い高単価案件を獲得するのは難しいため、段階的なステップアップを目指しましょう。
1.着手しやすい案件で経験を積む
まずは、修正やリライト案件など初級者でも手を出しやすい案件で数をこなし、できるだけ多くの場数を踏んでください。
特に独学で学んだ人など実務経験が少ない場合は、低単価案件でもどんどん数をこなしスキルを磨きましょう。携わった案件が多いとクライアントから信頼感を持たれやすくなります。
2.個別ページ制作・メンテナンス案件を獲得する
ある程度実務経験が積めたら、より大きな案件にチャレンジしていきます。未経験・初心者・実務経験なしで副業を始めた人なら、個別ページのコーディングやデザイン、メンテンナンス案件の獲得を目指してください。
単発でまだまだ小さな案件ですが、着実にスキル・知識・経験・実績を積み重ねることが重要です。
3.継続案件に取り組みWebサイト制作スキルを磨く
経験者レベルになれば、継続案件獲得を目指しましょう。
継続案件の受注では、業務内容はもちろん作業にかかる時間や労働量に対する報酬額も要チェック。副業とはいえ、自分の時間を削って取り組むのであれば、できるだけ報酬につなげたいものです。報酬が上がるほど業務の難易度も上がる傾向があるため、スキルアップのためにも割に合わない簡易な業務は弾くようにしましょう。
4.実績・スキルを積極的に発信する
継続案件をいくつか持つことができれば、安定した収入を得ることができます。継続案件を持てるだけの実力がつけば、自分の実績・スキルを積極的に発信することで自分から案件に応募しなくても仕事を得られるようになります。
代表的なのが、IT人材専門のフリーランスエージェントやクラウドソーシングの活用です。いずれも自分のスキルや経験、実績を登録しておくことで、エージェントやクライアント側からオファーが来るようになります。
未経験者・初心者がWeb制作の副業に必要なスキル・実績を得るには?
続いては、未経験者や初心者がWeb制作に副業で関われるようになるための3つの方法を紹介します。
案件紹介サービスのあるスクールを利用する
Web制作にかかわる知識・スキルを学べるスクールでは、案件を紹介してくれるプランやサービスを提供しているところがあります。実務経験を積めるため、独り立ちした後にアピール材料として活用するのもよいでしょう。オンラインスクールを選べば、働きながら学ぶことも可能です。
例えば、「TechAcademy(テックアカデミー)」の「はじめての副業コース」では、初めての案件を100%獲得できるサービスを提供しています。作業から納品までのサポートもあるため、全く副業をしたことがない人でも安心して副業に取り組む流れを学べます。
勤務先で実務経験を積むか転職する
本職の職場でWeb系の業務ができる場合は、該当の部署やポジションへの異動を申請する手もあります。
一方で、今の職場での異動が難しい場合は、思い切ってWeb系の会社に転職することで、働きながら必要な知識・スキルを身につけられます。副業案件では特に実務経験が求められることが多いものの、「転職」となると少し事情が異なります。IT人材は慢性的に不足しており、正規・非正規問わず、未経験者でも歓迎されることが珍しくありません。
本や学習サイトなどで独学して自主制作する
学習する内容にもよりますが、副業に必要な情報は本や学習サイトから得られるため、独学も可能です。例えば、「Udemy」のような動画で学ぶサービスであれば、全く知識のない初心者でも学びやすいのでおすすめです。
また、独学の一環でWebサイトを自主制作することで、実績として副業案件を取る際に提示できます。クライアントは実績を見て発注を決めることも多いため、ポートフォリオにまとめておきましょう。
未経験からWeb制作の副業に必要なスキルを身につけられるスクール
「異動や転職は難しい、でも独学で学び切る自信はない」という人は多いでしょう。そこで、ここではスクールに通って学びたいという人向けに、おすすめのスクールを3つ紹介します。
インターネット・アカデミー
「インターネット・アカデミー」は、Webデザイン・Webマーケティング・プログラミングを学べる老舗スクールです。
校舎やオンラインでライブ授業・マンツーマン・オンデマンドの3種類を受講でき、授業内容や得意・不得意に合わせて柔軟にカスタマイズが可能。運営母体がWeb制作会社なので、現場経験が豊富なインストラクターから実践的なスキルを学べます。
インターネット・アカデミーは、受講生向けの求人情報も扱っており、副業はもちろん就職・転職を目指している人にもおすすめです。
ウェブフリ
「ウェブフリ」は、Web系のフリーランス育成スクールです。
動画教材とオンラインでのコーチングを受けられる学習期間のほか、案件獲得期間が設けられているため案件獲得から納品までを体験でき、卒業前に実践的なトレーニングが可能。また、受講者は疑問や質問があるとチャットで質問できたり、定例オンラインミーティングが実施されたりと途中で学習を挫折しない環境が整えられています。
ウェブフリは、未経験者がフリーランスとして稼げるようになるためのサービスなので、副業だけでなく将来的に独立を考えている人におすすめです。
ELITES
「ELITES」は、オンラインプログラミングスクールです。
ELITESの特徴は、定額コースという分かりやすく続けやすい料金体系です。月額制なので、途中退会もでき長期的に学習し続けることもできます。カリキュラムが終了した後は、無料でカリキュラムを閲覧できるため、復習や学び直しをしやすい魅力もあります。また、受講生同士がコミュニケーションを取れる仕組みがある点も大きな特徴でしょう。
ELITESは働きながらゆっくり学習したい人や、仲間と高め合いながら学びたい人におすすめです。
Web制作の副業をするメリット
Web制作の副業をするか迷っている人は、メリットを今一度確認しておきましょう。
自由な働き方がしやすい
アルバイトやパートで副業するよりも、自由に働ける点は大きなメリットです。
Web制作の副業は、大半が自宅で作業できるものです。納期は決められているものの作業時間は自身で自由に決められるため、本業の出社前・退社後や休日に作業できます。案件を受注しないという選択肢もあるため、本業の繁忙期や家族とすごす休日のために副業をしない期間を作ることも可能です。
独立も視野に入れられる
副業で経験や実績を積んでおけば、将来的に独立し、フリーランスとして活動することもできます。
Web制作は需要が高いジャンルなので、スキルや実績があれば本業にしても生活できるだけの収入を得られます。人によっては、現在よりも大幅な収入アップが期待できるでしょう。初心者が独立を視野に入れる場合は、副業中よりもフリーランスになった時に稼ぎやすいジャンルや職業を選ぶのがおすすめです。
Web制作の副業で高収入を稼ぐためのコツ
Web制作の副業で高収入を得るには、高いスキルや経験が求められる案件を受注できるようになる必要があります。
たとえば、ディレクターとしての役割が求められる案件は、高単価な場合が多いです。ディレクターはプロジェクト全体に責任をもってWeb制作を進める必要があるため、幅広いスキルと経験が求められます。未経験から副業を始める場合も少しずつスキルと経験を重ね、ディレクターなどの職種を目指すとよいでしょう。
また、フリーランス案件を狙うのもおすすめです。フリーランス案件は、副業向けの案件よりも高単価を狙える可能性があります。その分、稼働時間が長かったり求められるスキルが高かったりするため、フリーランス案件の受注を目指すうえでもスキルと経験を積むことが重要です。
Web制作の副業案件に取り組む際に注意すべきポイント
早速Web制作の勉強を始めたいと考えている人もいるでしょう。しかし、副業に取り組む人はたくさんいますが、成功する人はそう多くありません。
最後は、これからWeb制作のスキルを身につけて副業を始める時に、途中で挫折してしまったり、トラブルになったりしないよう注意点を確認しておきましょう。
本業に悪影響が出ないようにする
副業を始める時は、本業と副業のどちらに重点を置くのかを決めておき、どちらも疎かにならないようバランスに注意しましょう。さらに、本業の就業規則で副業しても問題ないのか、副業する時のルールがあるのかもチェックしてください。
副業は政府も進める働き方ですが、副業によって本業に悪影響が出るのは避けなければなりません。特に、本業を今後も続ける予定であれば、勤める企業のルールの範囲内で上手にバランスをとりながら取り組みましょう。
納期は必ず守る
案件を受注して取り組むうえでは、納期を必ず守りましょう。納期を守らないとクライアントとの信頼関係が崩れ、契約を継続できなくなる可能性が高くなります。納期に遅れたせいでさまざまな関係者に迷惑がかかる恐れもあるため、十分注意が必要です。
納期を守るには、案件に取り組む際のスケジュールをきちんと立てることが大切です。本業と両立する必要があるので、無理のない範囲で余裕をもって取り組めるような計画を立てましょう。
どうしても納期に遅れそうな場合は、なるべく早い段階で相談してください。基本的には、遅れそうだと分かったタイミングですぐに連絡すべきです。
職務範囲・条件をチェックする
副業では、クライアントから直接案件を依頼されることも多いもの。なかには報酬の未払いや業務内容に対する認識の齟齬、当初の依頼以上の修正依頼など、トラブルになるケースもあります。
副業では、トラブルを防止できるのは自分しかいません。案件を受注する時は、報酬金額・支払いルール・業務範囲・修正や追加依頼時の対応など、必ず詳細まで確認してください。
必要な申請・手続きを行う
副業で収入を得る場合、税務申告や手続きが欠かせません。副業収入が20万円を超えるなら確定申告が必要となります。副業収入が20万円以下なら所得税の確定申告は不要ですが、住民税の支払いは必要なので市区町村に対して所得を申告しなければなりません。
なお、原稿料や講演料は給与所得と同様に源泉徴収されます。ITエンジニア系の業務委託案件では徴収されないなど、源泉徴収される業務とされない業務があるため、支払い調書を確認しておきましょう。
まとめ
今回は、副業でWeb制作をしたい人向けに必要なスキルや案件例、稼ぎ方など、幅広い情報を紹介してきました。Web業界は高いニーズがありながらも人手不足の状態です。今は未経験・初心者という人でもこれから専門的なスキル・知識を身につけて経験を積めば、副業で稼ぐチャンスは大いにあるでしょう。
経験者であればITプロパートナーズを活用し、今の自分のレベルに合う案件や新たな業務の案件に携わることで、更なるスキルアップ・キャリアアップを目指せます。未経験者も経験者も、まずは一歩踏み出して、副業で稼ぐために何か行動を起こしてみてください。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
そのような方はぜひ、ITプロパートナーズをご利用ください!
まずは会員登録をして案件をチェック!