Webエンジニアは副業で稼げる?案件獲得方法と未経験者の始め方

こんにちは、ITプロマガジンです。

「収入をアップさせたい」「将来的にフリーランスになりたい」などの理由で、副業に興味を持っているWebエンジニアの方も多いのではないでしょうか。また、未経験からWebエンジニアとして副業にチャレンジしたいと考えている人もいるかもしれません。

しかし、「Webエンジニアとして副業を始めてみたいが、副業事情や報酬単価が気になる」「副業案件にはどのような種類があり、どのようなスキルが必要なのか?」「副業案件を獲得する方法やおすすめのサービスは?」といった疑問もあるでしょう。

この記事では、Webエンジニアの副業で稼ぐ方法や、Webエンジニアの副業事情、案件の獲得方法、案件獲得におすすめのサービスなどを詳しく紹介します。IT/Web分野専門のフリーランスエージェントである弊社ITプロパートナーズが掲載している案件も一部紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

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目次

Webエンジニアの副業事情

副業を始めようと思ったら、「どれくらいの人が副業に取り組んでいるのか」「副業にはどのような働き方があるのか」などが気になるポイントではないでしょうか。

はじめに、Webエンジニアの副業事情と具体的な働き方をみていきましょう。

副業するWebエンジニアは多い?

Webエンジニアとして副業する人は増加傾向にあります。2020年8月にTECH Streetが実施した「ITエンジニアの副業実態調査」では、ITエンジニアの40%が副業をしたことがあるという結果が得られました。

また、副業をする人だけでなく、IT関連の副業人材を受け入れる企業も多くなっています。

こちらは、2021年3月にパーソル総合研究所が実施した「第二回 副業の実態・意識に関する定量調査」の結果です。副業人材をすでに受け入れている、もしくは受け入れを検討している副業者の職種を調査したところ、ITエンジニアが15.6%で上位に入っています。

IT関連の副業人口と受け入れ企業の両方が増えていることから、Webエンジニアの副業も増えていると考えられます。

Webエンジニアが副業する際の働き方は?

Webエンジニアとして副業する際の働き方は、人によってさまざまです。本業の出勤日や忙しさに応じて、無理のない副業のスケジュールを立てる必要があります。

例えば、平日の日中時間帯に本業のある人がリモート可能な副業をする場合、以下のような働き方が考えられます。

  • 週末のどちらか1日を副業にあてる
  • 平日の夜と週末を副業にあてる
  • 平日の夜のみ副業する

本業が忙しい人は週末だけ副業に取り組む、本業に余裕のある人は平日の夜も副業にあてる、といった働き方の違いがあります。

また、本業が繁忙期の時は副業を少なめにするなど、時期によって副業の働き方を変えている人もいるでしょう。エンジニア全般の副業については、以下の記事をチェックしてください。土日や週1からできる副業について詳しく解説しています。

エンジニアにおすすめの副業は?案件獲得サービスや稼ぐコツも紹介

会社で副業が禁止されている場合は?

勤め先の会社が副業を禁止している場合は、会社側と相談したり、「どのような副業であれば可能なのか」を確認したりすることが必要となります。もし就業規則に副業について細かいルールが定められていなければ、会社側に確認してみましょう。

いずれにしても、副業を始める前に勤め先の就業規則を確認することは欠かせません。副業解禁の流れはあるものの、まだ副業を全面的に禁止している企業も少なくありません。就業規則で禁止されているのに副業を始めてしまうと会社側とトラブルになる可能性があるので、事前に確認しておく必要があります。

未経験でもWebエンジニアの副業は可能?

結論からいうと、未経験からいきなりWebエンジニアの副業案件を獲得することは難しいでしょう。ITエンジニアの副業案件では、実務経験が必要とされる、つまり「即戦力が求められる案件」がほとんどです。Webエンジニアも例外ではなく、「特定のプログラミング言語での経験3年」など、一定の実務経験が必要になります。

未経験からWebエンジニアの副業をする場合、まずはスキルを身につけ、実務経験や実績を積むことが必要です。実際に副業案件を受けるための詳しい手順については、記事後半の「未経験からWebエンジニアの副業案件を獲得するまでの手順」で解説します。

副業Webエンジニアの収入相場

以下の表は、Webエンジニアの副業案件の種類ごとに単価相場をまとめたものです。

副業案件の種類相場(月単価)
要件定義・設計20万〜100万円
フロントエンド開発10万〜70万円
バックエンド開発20万〜100万円
デザイン・マークアップ10万〜100万円
プログラミング講師10万〜40万円

上記の通り案件の内容にもよりますが、週1日・週2日程度の勤務であれば、月単価は30万〜50万円が相場です。高度なスキルが要求される案件であれば、月60万〜100万円も狙えます。

時給ベースで考えると3,000〜5,000円程度が相場となっています。

2〜3年のWebエンジニアとしての実務経験を持っており、初めて副業をこなすような場合であれば、月30万円程度が収入の目安となってくるでしょう。

Webエンジニアが副業を始めるメリット

ここでは、Webエンジニアが副業するメリットを4つ紹介します。

  • 収入アップにつながる
  • スキルを磨ける
  • 人脈が広がる
  • フリーランスになる準備ができる

それぞれ順番に見ていきましょう。

収入アップにつながる

副業を行うことで、本業とは別に報酬を得られるため、収入アップにつながります。

ITエンジニアの副業実態調査」でも、多くの人が副業をする理由として「収入を増やしたいから/収入の柱を増やしたいから」と回答しており、収入面が副業の大きな魅力です。

Webエンジニアは専門性を求められるため、副業案件には高単価なものが多く見られます。限られた時間でも高い収入を得られる可能性が高く、後に紹介するように週2日勤務で月数十万円の案件も存在しています。

スキルを磨ける

副業を通じてスキルアップできる点も、Webエンジニアにとって大きなメリットです。副業によって本業以外の場所でもスキルを活用したり、新しい技術に触れたりすることで、スキル・経験の幅を広げられます。例えば、副業では本業とは異なる分野の技術を活用する案件に挑戦でき、新たな知識や経験の獲得につながるのです。

また、副業を通じてトレンド技術に触れると、エンジニアとしての市場価値を高めることができます。結果的に、将来のキャリアアップや転職にも役立つでしょう。

人脈が広がる

副業を通じて、人脈を広げられるのも大きなメリットです。副業では、本業では出会えないクライアントや他のフリーランス・同業者と交流でき、新しい知見を得たりキャリアの幅を広げたりできます。

特にフリーランスとして独立を考えている場合、人脈は案件を獲得するうえで不可欠です。広い人脈を持つことで、新たな仕事を紹介してもらったり、案件を獲得するうえで有益な情報を交換できたりと、多くのメリットがあります。

フリーランスになる準備ができる

副業を通じて、フリーランスになるための準備を整えることも可能です。案件の探し方や契約の流れ、手続きの方法など、フリーランスとして必要な一通りのスキルを実践を通じて学べます。またこういった経験をするなかで、「自分がフリーランスとして働くことに向いているか?」という判断もしやすいでしょう。

副業で得た収入は、フリーランスとしての独立準備にも役立ちます。フリーランスとして独立した直後は、設備投資が必要になったり不安定な収入状況になったりすることもありますが、あらかじめ副業で資金を蓄えておけば、安心してスタートできるでしょう。

Webエンジニアとしてフリーランスを目指している人は以下の記事も参考にしてください。

Webエンジニアがフリーランスになるには?独立メリットや年収・必要スキル

Webエンジニアの副業案件の種類と案件例

Webエンジニアは副業案件の種類が豊富なのが特徴です。一口にWebエンジニアといっても、専門で取り組む分野が違うと案件の内容や単価も異なります。具体的な案件例と単価相場をチェックしておきましょう。

Webエンジニアの副業案件には、以下のようなものがあります。

  • 要件定義・設計
  • フロントエンド開発
  • バックエンド開発
  • デザイン・マークアップ
  • プログラミング講師

ここでは、上記のそれぞれの案件例と単価相場を紹介します。紹介する案件は、弊社「ITプロパートナーズ」上で掲載しているものです。

要件定義・設計

要件定義とは、クライアントへのヒアリングをもとに、「どのような機能を実装するのか」を決める作業です。

設計では、システムの細かな部分を決めていきます。ITの世界では、いわゆる「上流工程」に分類される仕事です。以下は弊社ITプロパートナーズで掲載している案件例となります。

案件名【Laravel/開発仕様策定/要件定義】受託開発案件を担うエンジニアの案件・求人
案件単価〜600,000 円/月
勤務地出社またはリモート(相談可能)
スキル・経験Laravelによるサーバーサイド開発経験,要件定義・設計経験
職種・ポジションバックエンドエンジニア

こちらは、要件定義・開発仕様策定やLaravelを用いたバックエンドの開発業務になります。要件定義や設計工程などを担当した経験が必須です。

週3日から参画可能で、想定月収は600,000円です。

フロントエンド開発

フロントエンジニアとは、WebサイトやWebアプリケーションで、ユーザーが目に触れる場所を担当するエンジニアです。

フロントエンジニアは、Webデザイナーのレイアウトを基にサイトを構築します。ただおしゃれなサイトではなく、ユーザビリティを考慮したサイトを作ることがフロントエンジニアの仕事です。

案件名【Vue.js/Nuxt.js】保育園検索サービスにおけるフロントエンドの案件・求人
案件単価〜700,000 円/月
勤務地フルリモート
スキル・経験Vue.js,サーバーサイドのコードリーディング経験,TDD経験,SEO
職種・ポジションフロントエンドエンジニア

こちらは自社サービスの開発・運用を担当する案件で、フロントエンド開発で使われるフレームワークVue.jsでの開発経験が求められます。

稼働日数は週3日からで、想定月収は70万円です。

フロントエンドエンジニアが副業で稼ぐには?案件単価や獲得方法

バックエンド開発

バックエンドエンジニアは、データベースやサーバーなど、ユーザーには見えない部分を手がけ、保守や運用などを担当する場合もあります。

バックエンドエンジニアとして活躍するには、フロントエンドの知識やスキルも習得しておくことが大切です。バックエンドエンジニアはフロントエンジニアと協働する機会が多く、フロントエンドの知識がないと優れた制作物をつくれません。

案件名【PHP/Ruby on Rails】受託開発での開発保守におけるバックエンドの案件・求人
案件単価〜300,000 円/月
勤務地フルリモート
スキル・経験PHP(FuelPHP),Ruby on Rails,開発・保守経験
職種・ポジションバックエンドエンジニア

こちらの案件では、受託開発案件でバックエンドの開発・実装を行えるバックエンドエンジニアを募集しています。PHPまたはRuby on Railsでの開発経験や保守経験などが求められます。

稼働日数は週3日で、想定月収は30万円です。

バックエンドエンジニアが副業で稼ぐには?案件の取り方や単価相場

デザイン・マークアップ

デザインは、Webメディアやホームページの見た目を整える仕事です。こうした作業の担当者を「Webデザイナー」と呼びます。

マークアップは、HTMLやCSSなどの言語を使って、文章や画像などの情報を表示するためのコードを書く仕事です。

案件名★週2日でOK!大手情報キュレーションサービスアプリデザイナー募集!
案件単価〜300,000 円/月
勤務地六本木
スキル・経験ネイティブアプリのUIデザイン/UX設計,グラフィックツールのスキル,HTML/CSS
職種・ポジションデザイナー

こちらはモバイルアプリのUI/UX設計やプロトタイプ作成などを担当するデザイナーを募集する案件です。

稼働日数は週2日OKで、想定月収は30万円です。

HTML/CSSコーディング副業で未経験から稼げるようになるまでの手順

プログラミング講師

プログラミング講師になるには、教員免許は必要ありません。むしろ、実務経験をもとにした指導が重視されます。

プログラミング講師は、子どもから大人まで幅広い年齢層をターゲットとする仕事です。通常の授業の他には、生徒からの質問への回答、制作物へのアドバイスなどを行います。

案件名【コンサルタント】若手育成におけるエンジニア講師の案件・求人
案件単価〜400,000 円/月
勤務地フルリモート
スキル・経験プログラミングスクールの講師経験,Java、SAP、PHPのいずれかでの開発経験
職種・ポジション講師

こちらはプログラミングスクールの講師として、オンライン上でのコーチング・授業やチャットの質疑応答・進捗連絡などを行う仕事です。

稼働日数は週2〜3日で、想定月収は40万円です。

プログラミング講師は副業でも可能?時給相場や案件獲得サイトを紹介

弊社ではこの他にも数多くの案件をご紹介しています。興味のある方はお気軽にご相談ください。

Webエンジニアが副業案件を獲得するために必要なスキル・経験

Webエンジニアが副業案件を獲得するためには、実務経験や各種テクニカルスキルなど、さまざまな要素が必要です。ここでは、副業をするために必要なスキル・経験について、4つのトピックに分けて解説します。

2~3年の実務経験

副業案件を獲得する際に最も重要なのが「実務経験」です。本記事でも触れているように、Webエンジニアの副業案件は、即戦力を求めているケースがほとんどになります。

何年間の実務経験があればよいかについて、明確な基準はありません。目安としては、2〜3年の実務経験を必須とする企業が多いようです。プロダクトやチームの規模によって、より長い経験を必要とする案件もあります。

Web系のプログラミング言語・フレームワークのスキル

Webエンジニアの副業をこなすためには、Web系のプログラミング言語・フレームワークのスキルも必須になります。ニーズが高い言語が扱えると、案件を獲得する際に有利です。

特にPHP、Python、JavaScriptといった言語はWeb開発において使われており、プロジェクトの規模や業種を問わず、多くの案件で要求されます。

フレームワークとしては、Ruby on RailsやDjango、Laravel、またJavaScriptのAngular.js、Vue.jsなどが人気です。

バックエンド系のスキル

サーバー構築・セキュリティ設定などバックエンド系のスキルも有利です。ここでのバックエンドとは、データベースやサーバー、ネットワークといったシステムのインフラ部分を指します。

バックエンド系のスキルはバックエンドエンジニアに必須なのは当然ですが、フロントエンドエンジニアであっても、こういったスキル・知識があるとより高度な案件にチャレンジ可能です。

さらにシステムの効率性・冗長性確保やセキュリティ対策についても知っておくと、エンジニアとしての総合力が高まるでしょう。副業として選べる案件の幅も広がります。

コミュニケーションスキル

エンジニアに限った話ではありませんが、コミュニケーションスキルも必要です。特にプログラミング言語の講師のような、多くの人と関わるような職種であれば、絶対に欠かせないスキルになります。

講師以外でも、クライアントとの交渉や連絡など、コミュニケーションスキルが役立つ場面は多々あります。実務経験や資格のように、客観的に証明するのが難しいスキルではありますが、何らかの形でアピールできるようにしておくとよいでしょう。例えばマネジメント職や営業職など、コミュニケーションスキルがアピールできる職種経験があるなら有利になる可能性があるため、履歴書・スキルシートに記載しておくことがおすすめです。

未経験からWebエンジニアの副業案件を獲得するまでの手順

Webエンジニアの副業案件は、実務経験を前提としているものが大半です。そのため、未経験からいきなり副業を始めようとするのではなく、いくつかのステップを踏む必要があります。ここでは、未経験からWebエンジニア副業案件を獲得するまでの手順を紹介します。

1.スキルを習得する

まずはスキルを習得しましょう。Web系のプログラミング言語やフレームワークのスキルは、独学で習得できるほか、プログラミングスクールなどでも学習できます。言語やフレームワークは多種多様なので、自分のやりたいことを明確にし、それに合ったものを選びましょう。

バックエンドスキルも同様で、独学またはスクールで基礎知識を学べます。実務経験を積む前に、上記の基礎固めをしておくと安心です。

フリーランスを目指せるおすすめスクール21選【職種・スキル別】

2.未経験OKの求人や案件に応募して実務経験を積む

次に、Webエンジニア未経験でも応募可能な求人や案件にチャレンジして、実務経験を積みましょう。特におすすめなのは、Web系の企業に就職や転職してエンジニアとしての実務経験を積む方法です。Webエンジニアとして副業案件を獲得するためには、基本的なスキルや知識の習得はもちろん、チームの一員として実際のプロジェクトに参加する経験も不可欠です。

その他には、以下の方法も考えられます。

  • 現在の会社でWeb系の部署に異動する
  • トライアルとして仕事を受注する
  • クラウドソーシングで未経験可の案件に応募する
  • アルバイトとしてプログラミングの仕事をする

さらに、個人的にWebアプリケーションを開発することも実績作りに有効です。個人開発の成果物をポートフォリオ上で公開すると、実務経験がなくてもクライアントに対して自身のスキルをアピールすることが可能です。

3.副業案件の獲得方法を把握する

実務経験や実績を積んだ後は、副業案件の獲得方法を把握したうえで自身に合った方法で探すことが重要です。主な方法としては以下の方法があります。

  • クラウドソーシングの活用
  • エージェントサービスの活用
  • 知人・友人への相談
  • クライアント候補への直接営業

クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサービスは案件数が多く、初心者向けから高単価案件まで幅広く掲載されています。フリーランス向けのエージェントサービスを利用すると、案件探しはもちろん、手続き・契約のサポートを受けられるのも便利です。人脈があるなら、知人・友人やエンジニアを募集している企業に相談してみるのもよいでしょう。

それぞれの特徴について詳しくは後のパートで紹介します。

Webエンジニアの副業案件を獲得する方法

いざ副業を始めようと思っても、初めての場合は案件の獲得方法が分からないという人もいるでしょう。Webエンジニアが副業案件を獲得するには、以下のような方法があります。

  • エージェントに登録する
  • クラウドソーシングを活用する
  • 知人に紹介を受ける
  • SNSを活用する

ここでは、それぞれの案件獲得方法について、詳しく解説します。

エージェントに登録する

副業案件を効率的に獲得したい場合は、エージェントの利用が効果的です。エージェントとは、クライアントとエンジニアを仲介するサービスで、IT/Web系分野に特化したエージェントも多く、副業案件探しにも向いています。

エージェントを使うと自分のスキル・経験や条件に合った案件の提案を受けられるため、案件探しや営業の手間が省け、コアの業務に専念できます。もう1つの魅力は、クライアントとの契約や報酬の交渉を代行してくれることです。営業経験が少ないWebエンジニアでも安心して案件に集中できます。

おすすめエージェントは後で詳しく紹介しますが、弊社ITプロパートナーズでもさまざまな案件を取り扱っています。

副業エージェントおすすめ21選!エンジニア・デザイナーなど職種別に紹介

クラウドソーシングを活用する

クラウドソーシングを活用して、副業案件を獲得している人も多いです。クラウドソーシングとは、クライアントが不特定多数のワーカーに求人を公開して、ワーカーが応募してマッチングする仕組みを指します。案件は多岐にわたり未経験者や初心者向けの案件も多いため、実績作りにも最適です。

利用者の多い代表的なクラウドソーシングサイトは、「クラウドワークス」「ランサーズ」です。どちらも掲載されている案件のカテゴリは200種類以上で、豊富な案件のなかから自分の経験やスキルに合ったものが選べます。

一部のクラウドソーシングでは、「スキルシェア」として自分のできる仕事を出品し、依頼を待つこともできます。このようにクライアントを獲得する方法も多様で、副業初心者でも案件を獲得しやすい環境が整っているのです。

クラウドソーシングサイトおすすめ14選!初心者が副業で稼ぐコツとは

知人に紹介を受ける

知人や友人から仕事を紹介してもらっている人も少なくありません。これまでの実績やスキルを伝えて、Webエンジニアを探している人がいないか聞いてみましょう。人脈を活かして案件を獲得するメリットは、すでに信頼関係があるため、実績が少なくても契約に結びつきやすい点です。

連絡先や名刺、LINEなどのつながりを整理して、過去に仕事を依頼してくれたクライアントや知人にコンタクトを取るのも効果的でしょう。Webエンジニアの需要は高いので、周囲に声をかけてみると副業案件が見つかる可能性は十分あります。

SNSを活用する

日頃からSNSで情報発信していると、SNS経由で仕事が見つかるケースもあります。経験やスキルをプロフィールに載せておけば、クライアントの目に留まるかもしれません。また、副業ワーカーやフリーランサーとSNSで交流していると、その人脈が仕事につながることもあります。

SNS上でエンジニアを募集しているクライアントもいるので、「Webエンジニア 募集」といったキーワードで検索してみるのもおすすめです。

Webエンジニアの副業案件獲得におすすめのサービス

Webエンジニアが案件を獲得する方法をいくつか紹介してきましたが、未経験者向けと経験者向けに分けておすすめのサービスを紹介します。

初心者向けのサービス

Webエンジニアとしての実績が少ない場合はクラウドソーシングで副業案件を探すのがよいでしょう。代表的なサービスは以下の2つです。

  • クラウドワークス
  • ランサーズ

それぞれのサービスの特徴について解説します。

クラウドワークス

クラウドワークス」は、日本最大級のクラウドソーシングのプラットフォームの1つで、Web系分野に限らず幅広い案件を取り扱っています。

報酬のやりとりでは運営を間に挟むため、クライアントとワーカーの間でお金の直接的なやり取りが発生しません。副業デビューの人でも安心して仕事に取り組めるでしょう。

「システム開発」「アプリ・スマートフォン開発」など、Webエンジニアが受けやすいカテゴリが豊富で、案件も充実しています。2024年9月時点で、「システム開発」の案件は「約9,000件」、アプリ・スマートフォン開発の案件は「約800件」公開されていました。

ランサーズ

引用元:ランサーズ

ランサーズ」は日本国内のクラウドソーシングの先駆け的な存在で、現在でも日本最大級の案件数を誇ります。Web系の分野に限らずあらゆる仕事を探せるサービスです。

ランサーズには「パッケージ」と呼ばれるスキルシェア機能があります。これは自身のスキル・得意分野に価格や納期を付けた商品として提案するというものです。例えば「Webアプリケーションの企画から開発・リリースまでの作業」といった一連のタスクを提案したい場合に活用できます。

Webエンジニアの仕事カテゴリは、「Web制作・Webデザインの仕事」などです。2024年9月現在で、Web制作・Webデザインの仕事は「約9,700件」公開されています。

経験者向けのサービス

経験者には以下の3つのサービスがおすすめです。

  • ITプロパートナーズ
  • Workship
  • シューマツワーカー

それぞれ順番に解説していきます。

ITプロパートナーズ

弊社「ITプロパートナーズ」はIT/Web分野に強いフリーランスエージェントです。

フリーランスエージェントではありながら、週2〜3日勤務の案件を多く取り扱っています。リモート可能な案件や勤務時間がフレキシブルな案件も多いので、Webエンジニアとして副業案件を探す際にも便利です。

エンド直の案件が中心なので高単価を実現しているのもポイントです。記事前半で実際に掲載されている案件を紹介しましたが、週2日勤務で月収30万円を超えるものもあります。一般的な副業案件よりも明らかに高い単価なのが弊社のフリーランス案件の魅力です。

そのほか、トレンド技術を扱える案件も多く、Webエンジニアとしてさらなるスキルアップを目指すこともできます。副業で収入を上げたい方や、フリーランスとしての独立を検討している方はぜひお気軽にご相談ください。

Workship

引用元:Workship

Workship」は、フリーランス・副業人材専門の求人・案件検索プラットフォームです。

IT/Web系の多様な職種に対応しており、リモートワークや週1〜2日からの稼働など、柔軟な働き方が可能な案件が多数掲載されています。副業を希望する方にとって、自分の稼働時間に合わせた案件を探すのに便利です。

Workshipは、エージェントサービスとプラットフォーム機能の両方を兼ね備えています。クライアントとのやりとりや報酬の管理など、案件探しから稼働後のサポートまで、スムーズに行える点が魅力です。

シューマツワーカー

シューマツワーカー」は、副業やリモートワークに特化した求人・案件マッチングサービスです。週10時間程度の稼働から始められる案件が多く、本業の合間に副業をするのに便利なプラットフォームといえます。

掲載案件の99%以上がリモートワーク対応という柔軟な働き方が特徴です。幅広い職種の案件を取り扱っており、特にIT/Web分野の案件が充実しています。

コンシェルジュによるサポートもあり、初めての副業でも安心して取り組めるでしょう。また、税理士による無料サポートや、コミュニティや勉強会もあります。

Webエンジニアが副業で稼ぐためのコツ

最後に、Webエンジニアが副業で収入アップするためのコツを3つ紹介します。

固定報酬の案件を選ぶ

まずは固定報酬の案件を選ぶことです。副業案件は、大きく分けて「時給制」と「固定報酬制」の2つがあります。時給制は、どれだけ効率的に仕事をしても貰える金額が同じなので、時給が上がらない限り収入アップは見込めません。

一方の固定報酬制とは、提供する成果物やサービスに対して、事前に決めた金額を受け取るという仕組みです。例えば、Webアプリケーションの一部機能の制作を請け負う対価として報酬を受け取るケースがあります。固定報酬制であれば、効率的に作業をするスキルさえ身につければ、収入アップの可能性が高まります。

スキルの幅を広げる

スキルの幅を広げるのも重要です。スキルや実績に応じて応募できる案件の種類は大きく異なります。例えば、Webアプリケーションの実装スキルしかなければ開発やテスト工程しか担当できませんが、設計やクライアントとのコミュニケーションができれば、要件定義や外部設計・内部設計も対応可能です。

収入アップを目指しているのであれば、上流工程やマネジメントの経験を積むのが有効でしょう。マネジメント職なら通常メンバーよりも高い収入を得られる可能性があります。

トレンド技術や需要の高いツールを使いこなせるようにしておくのもよいでしょう。

エンド直案件を探す

副業をする際に、エンド直案件を探すのも重要です。エンド直とは、元請けとしてクライアントと契約することを指します。別会社の下請けとして契約する場合とは異なり、中間マージンなどが発生しないため、高単価になりやすいとされています。

エンド直案件を探している場合は、それに対応したエージェントを活用するのがおすすめです。ITプロパートナーズは、直接クライアントとつながることで高単価な案件が揃っています。ぜひお気軽にご相談ください。

Webエンジニアが副業する際の注意点

Webエンジニアが副業する際は、次の5点に注意してください。

  • 確定申告を行う
  • 対応範囲を明確にしておく
  • クライアントからの連絡にはすぐに対応する
  • リモート勤務できない案件もある
  • 本業に支障が出ないようにする

それぞれの注意点について、詳しくみていきましょう。

確定申告を行う

副業で収入を得たら、確定申告が必要です。副業収入から経費を引いた所得が年間20万円を超えると、確定申告をして税金を納付しなければなりません。確定申告は毎年申告期間が決まっているので、忘れずに行いましょう。期限内に申告しなければ、延滞税など追加的に税金が課される可能性があります。

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対応範囲を明確にしておく

Webエンジニアはフロントエンドやバックエンドなど、対応範囲が広いのが特徴です。もしフロントエンドからインフラまで対応できるスキルがあったとしても、対応範囲を広げすぎると副業では手が回らなくなる可能性があるので注意してください。

副業にどのくらいの時間があてられるのか確認し、対応する範囲を明確にしておきましょう。

クライアントからの連絡にはすぐに対応する

副業案件の場合、本業もあるなかでクライアントと関わる時間が限られがちですが、クライアントからの連絡にはスピーディーに対応することが重要です。特にリモート案件では、仕事の進捗状況が分かりにくいものです。クライアントからの連絡には早く返信したり、こまめに進捗を報告したりして、クライアントの不安を取り除きましょう。

どうしてもすぐに返事するのが難しい場合は、連絡が付きやすい時間帯をクライアントに伝えておくと、やり取りがスムーズになります。また、丸1日連絡が取れない日があれば、連絡が難しい旨を先に伝えておくとトラブルを防げます。

リモート勤務できない案件もある

テレワークが浸透するにつれ、Webエンジニアの案件にもリモート可能な案件が増えてきました。ただし、リモート案件といっても、「完全リモート」「打ち合わせのみ対面」「週に1回は出社」など詳細な条件は異なります。そもそもリモート勤務できない案件もあるため、応募の際には注意してください。

リモート勤務できない理由には、クライアントの意向で対面でのやり取りが望まれている、セキュリティ上リモートでは難しい、などが挙げられます。

本業に支障が出ないようにする

副業の仕事量が多すぎると休息時間や睡眠時間を削って対応しなければならないケースもあり、疲れが溜まって本業に影響が出てしまうかもしれません。

本業の合間に無理なく対応できるように、副業を調整しましょう。本業と副業の納期が重ならないように受注する副業案件を選んだり、本業が忙しい時期は副業を休んだり、自分で上手くコントロールすることが大切です。

無理なく働くためには、ブラックな案件を見極めるスキルも求められます。例えば頻繁に案件を募集している案件は、Webエンジニアが頻繁に辞めているかもしれません。報酬が相場からかけ離れている案件も避けましょう。

Webエンジニアの副業に関するよくある質問

最後にWebエンジニアの副業に関するよくある質問とその回答を紹介します。

Webエンジニアの副業で週1案件はありますか?

週1稼働の副業案件もあります。週に1回や短時間で対応可能な副業案件には、プログラミング講師、単発のプログラミング作業、技術系ライティングなどがあります。これらはクラウドソーシングサイトで募集されていることが多いので、積極的に探してみると良いでしょう。

副業エンジニアが年収をあげる方法は?

副業エンジニアが年収を上げるには、固定報酬の案件に参加しつつ、スキルの幅を広げることをおすすめします。固定報酬の案件では、効率的に作業するスキルを身につけることで、作業時間を減らし、結果として時給単価の増加が期待できます。さらに、スキルの幅を広げて上流工程の案件を獲得することで、より高い収入を得られるでしょう。

まとめ

副業をするITエンジニアや副業ワーカーを受け入れる企業は増えており、Webエンジニアとしてスキルがあれば副業で収入アップが目指せます。特に2〜3年の実務経験があり、Web系プログラミング言語・フレームワークのスキルを持っている人は、副業案件をスムーズに獲得できるでしょう。未経験の場合は、まずは実務経験を積み、その後副業にチャレンジすることがおすすめです。

副業をする時は、本業とのバランスが欠かせません。納期や作業量などをチェックして、無理のない範囲で対応できる案件を選びましょう。週2日から働けるものや、土日で対応できるものがおすすめです。エージェントなどを活用しながら、自分に合った副業案件を探してみてください。

ITプロパートナーズ」は、副業やフリーランス向けの案件が豊富に揃っており、週2〜3日勤務の案件やリモート可能な高単価案件を取り扱っています。自分に合った副業案件を見つけて、スキルを活かしながら収入アップを目指しましょう。

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