【調査結果】フリーランスになると本当に働き方の自由度は上がるの?

こんにちは、 ITプロマガジン です。

SNS上でフリーランスと検索してみると、「自由になりたくてフリーランスを目指す方」「フリーランスになってから、自由な生活を送っている方」が多く散見されます。

しかし、「フリーランスって本当に自由なの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?

そこで、今回、ITプロパートナーズにてフリーランスとして稼働されている57名にアンケートを取り、「そもそも自由を感じているのか?」「何に対して自由を感じているのか?」など、その実態を調査しました。

本記事は以下のような方にオススメです。

  • フリーランスになるか悩まれている方
  • フリーランスとして働き始めたけど、自由をイマイチ実感できていない方

フリーランスの自由とは何なのか、そのヒントをお届けします。なお、本調査の回答者属性は、以下のとおりです。

本調査の回答者属性
  • 調査人数:57名
  • 平均年齢:39.4歳
  • ITフリーランスの内訳:エンジニア9割、その他マーケター/デザイナー/コンサルタントなど

≪利用条件≫
1.情報の出典元として、ITプロパートナーズ(もしくはアトオシ)の名前を明記してください。
2.ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記のどちらかのリンクを設置してください。
ITプロパートナーズ:https://itpropartners.com
アトオシ:https://itpropartners.com/blog/

フリーランスの単価の伸ばし方

「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」

フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

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フリーランスとして独立した理由は「働き方の自由度を求めて」が8割

まずはじめに「フリーランスとして独立した理由はなんですか?(複数選択可)」と聞いたところ85%の方が「働き方の自由度を求めて」を選択しました。

その他としては、「収入アップを求めて」が67%、「ライフワークバランスをよくする為」が42%、「起業への足がかりの為」が32%という結果となりました。

上記の設問では回答の複数選択が可能となっており、自由記述欄では以下のような回答も見られます。

  • 自分のやりたい仕事をする為
  • 独立前に勤務していた企業の年齢と役職に対して求める職能と自分の望むキャリアにギャップがあった為
  • 健康上の理由の為
  • 新しい場所で新しいスキルを獲得する為

結果としては8割以上の人が働き方の自由度を求めて独立したということがわかりましたが、ここでいう「自由」とは何なのでしょうか。この「自由」に関する考察は「回答結果から見えた本当に自由度の高い働き方とは?」で後述していますので、ぜひご一読ください。

そのうち「90%以上」が独立した目的を果たせていると回答

次に、「フリーランスとして独立した目的は果たせていますか?」の回答では、93%の方が果たせていると回答しました。

実際の具体的な数値としては以下のとおりです(※小数点第二位を四捨五入)。

  • 十分果たせている:30(52.6%)
  • どちらかというと果たせている:23(40.4%)
  • どちらかというと果たせていない:3(5.3%)
  • 全く果たせていない:1(1.8%)
  • どちらとも言えない:0

85%の方が自由度を求めて独立している中、90%超が目的を果たせていると回答していることから、独立したことで働き方の自由度を上げることが叶えられているフリーランスのほうが多いことがわかります。

一方で「先行きへの不安」や「健康保険料の高さ」などの不満も

フリーランスとして独立したメリットを感じている人が多いことはわかりましたが、もちろん良いことばかりではないはずですよね。

そこで、「フリーランスになって不満な点はなんですか?」という質問への回答を見てみると、自由記述欄に以下のような回答が散見されました。

  • 契約が切られる不安感
  • いつまでエンジニアとして働けるのかという先行きの不安感
  • 怪我や体調不良になったときへの不安感
  • 健康保険料が高いこと
  • 社会的信用が低いこと
  • 人脈の構築に苦労していること
  • 事務手続きが面倒なこと

フリーランスという働き方への不満としては、将来への不安が多数を占める結果となりました。一方で、「特に不満な点はない」という回答も「57人中24人」と半数近くに迫りました(無回答も含む)。回答をまとめると、現状の働き方や環境への不満よりも「将来への不安」に関する回答が多いようです。これは、まだまだ一般的な働き方として確立されていないフリーランス市場の課題と言えるかもしれません。

回答結果から見えた「本当に自由度の高い働き方」とは?

ここで、冒頭で85%以上の人が回答した「働き方の自由度を求めて」について、そもそも「働き方の自由度」とはいったい何を指すのか?を考察していきたいと思います。

まず当初の私たちは、働き方の自由度といえば「働く時間を週3〜4日に減らし、自分や家族との時間を増やす」などといった時間的な自由を想像していました。しかし、別の設問でフリーランスとしての稼働時間を質問したところ、週40時間以上という回答が過半数を占めました。

このことから、働き方の自由度とは時間的な自由のみを指すものではなく、複数の要素があることが予想されます。

そこで今回は、「フリーランスになって良かった点はなんですか?」という質問への回答から、時間の自由を含む下記の4つの自由に分類してみました。

  • 時間の自由
  • 仕事選択の自由
  • 場所の自由
  • 精神的な自由

それぞれ解説していきます。

まず、「時間の自由」についてです。約3割の人が週40時間前後未満と回答していることからも、やはり正社員の頃よりも稼働日数が減り、時間の自由度が増しているフリーランスは一定いるようです。また、同じ週40時間でも「朝9−夜18時」などの定時に縛られているかでも感じる自由度には差があるのではないでしょうか。このように、時間の自由の中にも「自分(家族)に費やす時間が増える自由」や「いつ仕事をするのか選べる自由」などいくつかの種類があると考えられそうです。

続いて「仕事選択の自由」についてです。回答の中には、持っているスキルと市場状況によっては案件数が多く、好きなプロジェクトにアサインされるというものもありました。フリーランスとして独立したばかりの時は、仕事を選ぶことはなかなか難しいかもしれません。しかし、市場動向に合致したスキルを身につけ、市場価値を高めれば、仕事選択の自由が得られることの裏付けといえるでしょう。

次に、「場所の自由」です。上記の4つの項目の中で、「場所の自由」に言及した回答は最も少ないという意外な結果となりました。フリーランスの特権であったリモートワークが、フリーランスだけの特権でなくなってきたというのが理由の1つなのでしょうか。 東京都の産業労働局 によると、2022年3月時点では、およそ6割の企業がテレワークを導入していると報告しています。

最後に、今回の実態調査では「精神的な自由」という要素が浮き彫りになりました。「精神的な自由」とは、簡単に定義づけすると、縛りやルールから解放されていることを指します。以下、精神的な自由に該当する回答の抜粋です。

  • その会社固有の考えに縛られない
  • 会社を俯瞰して見られる
  • 自分の立場を気にせず、意見を伝えたり、行動できる

「精神的な自由」に触れた回答は、「場所の自由」よりも多いという結果になりました。これまで紹介した時間・場所・仕事選びの自由は一般的にフリーランスという働き方とともに連想されやすく、フリーランスになろうとする人が求める自由ではないでしょうか。一方で、フリーランスを一定年数続けられた人は、会社という組織から一歩引いていられる、そんな「精神的な自由」を享受しており、その自由が「働き方の自由度」を測る上で1つ大事な指標となっていると考えられます。

以上、フリーランスの感じている働き方の自由度を4つに分類しましたが、これらの自由は一言でまとめると「自己決定の自由」といえそうです。自分で時間を決め、場所を決め、仕事を決める。さらには、所属する組織(コミュニティ)を自分で決められる。そんな自己決定の自由をフリーランスは「働き方の自由度」と形容していることがわかります。

経済産業研究所による幸福に関する調査( 「幸福感と自己決定―日本における実証研究」経済産業研究所 2018年 )では、「自己決定できること」が「所得」や「学歴」よりも幸福感に強い影響を与えると指摘されています。だからこそ、フリーランスは働き方の自由度においては、自己決定の自由を求める傾向にあると推測されます。

たしかに独立することによって責任が増えたり、先行きが不透明になるという不安は感じるでしょう。しかし、上記の「自己決定の自由」を感じられるからこそ、独立しても満足して、継続的にフリーランスとして活動しているのではないでしょうか。

結論:およそ8割の人が「今後もフリーランスの継続の意思あり」

最後にフリーランスの継続の意思に関する調査結果をお伝えします。「今後もフリーランスを継続していきたいですか?」という質問に対して、78.9%が「継続の意思あり」と回答しています。

具体的な数字は以下のとおりです。

  • はい:45
  • どちらともいえない:11
  • いいえ:1

「健康保険料の高さ」「先行きへの不安」といった不満・不安は垣間見えるものの、フリーランスとして働く中で、自分で決めて、自分で責任を取るという自己決定の自由にメリットを感じている人が多くいることがわかります。

総括として、フリーランスとして働いている人は、その働き方の自由度の高さ、つまり自己決定できる自由に魅力を感じており、継続的にフリーランスとして働きたいとする意欲が見てとれます。もちろん、一定の不安や不満はあるものの、そのマイナス要素よりも、自己決定できることに対してメリットを感じるのであれば、フリーランスとして働くことを一度考えてみてはいかがでしょうか。

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