こんにちは、ITプロマガジンです。
昨今「女性社長」の肩書きでメディアに登場する人もいるなど、起業家として活躍している女性が取り上げられることも目立ちます。また、個人事業主・フリーランスという働き方を選ぶ人も増えている状況です。
しかし、「家事・育児など家庭の悩みが多い女性にとって、やはり独立や起業のハードルは高いのでは?」と考えている方も多いでしょう。
この記事では、起業・自営業を始めたいと考えている女性に向けて、おすすめの職種ランキングを紹介します。女性の独立や起業に関する調査・データなど、役立つ情報もあわせて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
なお、女性に限らない自営業の職種ランキングは以下の記事で紹介しているのであわせて参考にしてください。
▶︎自営業の職種ランキング!年収・将来性・始めやすさからTop10を選定
「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」
フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
ITプロパートナーズでは、
・9割がエンド直案件のため、高単価
・約6割が週3-4案件のため、柔軟に働ける
・約7割がリモートのため、働く場所を選べる
などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。
初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?
目次
女性が起業・自営業をするパターン

女性が起業・自営業をする主なパターンは、以下の5つです。
- 独立してフリーランスになる
- プラットフォームを利用する
- フランチャイズ契約をする
- 代理店になる
- 一からビジネスを立ち上げる
ここでは、それぞれの概要を解説します。
独立して個人事業主(フリーランス)になる
最初に挙げられるのは、独立して個人事業主(フリーランス)になるというパターンです。フリーランスとは特定の組織に所属せず、自身の専門知識・スキルを活かして個人で仕事をする人を指します。税務署に開業届を提出することで、税務上「個人事業主」となります。
個人事業主(フリーランス)のなかで特に多い働き方は、クライアントに成果物を納品したりサービスを提供したりして対価を得るというものです。ITエンジニア、デザイナー、ライター・編集者、動画編集者などさまざまな職種の女性がフリーランスとして活躍しています。
個人事業主(フリーランス)は、スキルや経験があれば、自由度高く、高収入を得ることができます。ただし集客・案件探しや契約などは自身で行う必要があります。
プラットフォームを利用する
既存のプラットフォームを活用して収入を得る方法も人気です。例えば、YouTuberとして動画コンテンツを配信する方法や、ネットショップを一から構築するのではなく、Amazonや楽天市場などの大手プラットフォーム上で店舗を運営する方法があります。
これらのプラットフォームは既に多くのユーザーが利用しており、決済システムや報酬支払いの仕組みが整っているため、比較的手軽に始められる点が魅力です。同じ女性が共感できるようなプロモーション・コンテンツ作りをすればチャンスも広がるでしょう。一方で、同じ市場に多数のライバルが存在するため、成功には戦略的なアプローチが求められます。
フランチャイズ契約をする
フランチャイズとは、既存のビジネスモデルやブランド力を活用する方法です。
フランチャイズでは、本部から提供されるノウハウやサポートを受けながら事業を展開できるため、初めて起業する方でも取り組みやすい面があります。女性が活躍している主なフランチャイズの業種は以下の通りです。
- 家事代行
- 塾・習い事
- 飲食店
- 美容系サロン
なおフランチャイズでは、契約料やロイヤリティの支払いといった独自のコストが発生し、事業運営において本部のルールに従う必要があります。
代理店になる
代理店ビジネスとは、他社の商品やサービスを販売・提供することで収益を得る方法です。
代理店ビジネスは、既存のブランドや商品の力を借りられるため、独自の集客力・商品開発力を持たなくてもビジネスを展開しやすいというメリットがあります。女性に人気なのは美容品・日用品といった消費財や、教材などが挙げられるでしょう。
代理店ビジネスでは契約先のルール・販売方針に従う必要があり、またノルマが設定されているケースもあるため、完全に自身の裁量でビジネスをするのは難しい場合もあります。
一からビジネスを立ち上げる
プラットフォームやフランチャイズなど既存の仕組みに頼らず、新しいビジネスを自らの手でゼロから構築するパターンもあります。近年は女性起業家も目立っており、先輩の成功例を参考にしたり、女性起業家とネットワークを作ったりしやすい状況です。
自由度が高く、成功した際のリターンも大きいのが魅力で、またプラットフォーム利用料やフランチャイズのロイヤリティといった固定費が発生しません。
一方、全ての仕組みを自力で構築する必要があるため、初期の立ち上げには大きなハードルがあり、綿密な計画と資金・人的リソースの確保が求められます。
女性におすすめの自営業の種類ランキングTOP15
ここでは、女性におすすめの自営業の種類ランキングを、1位から15位まで紹介します。「難易度」「収入」「将来性・安定性」の3つのバランスを考慮してピックアップしました。
第1位:事務・カスタマーサポート
仕事内容 | バックオフィス業務や書類作成など |
報酬相場 | 月収30万〜40万円程度 |
難易度 | ★★☆☆☆ |
第1位は「事務・カスタマーサポート」です。事務スタッフであればバックオフィス業務や書類作成、カスタマーサポートであれば電話やチャットを使った業務を行います。
仕事内容によって求められるスキルは変わりますが、WordやExcelなどのソフトに関する能力を求められることがほとんどです。相場は、月収30万〜40万円程度になります。
第2位:Webライター・編集者
仕事内容 | ・Web媒体の記事の執筆 ・記事の編集 |
報酬相場 | 月収20万〜30万円程度 |
難易度 | ★★★☆☆ |
第2位は「Webライター・編集者」です。WebライターであればWeb媒体の記事の執筆、編集者であればライターが書き上げた記事の編集をします。
Webライターとして活動する際に、求められる資格はありません。ただし一定の文章力や、SEOの知識が求められます。編集者は、ライターに必要なスキルに加えて、企画力や校正力などが必要です。相場は、月収20万〜30万円程度になります。
第3位:Webデザイナー
仕事内容 | ・サイトの構造設計 ・UI/UXのデザイン |
報酬相場 | 月収30万〜40万円程度 |
難易度 | ★★★★☆ |
第3位は「Webデザイナー」です。クライアントからの要望に応じて、サイトの構造やUI/UXをデザインします。デザインについての基礎知識に加えて、PhotoshopやIllustratorなどのツールに関するスキルが必要です。
報酬相場は、30万〜40万円程度です。時給換算で考えると、事務やWebライターよりも少し高めというイメージになります。
第4位:家事代行
仕事内容 | 家主の代わりに掃除や洗濯、炊事などの家事をすること |
報酬相場 | 月収35万〜45万円程度 |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
第4位は「家事代行」です。家主の代わりに掃除や洗濯、炊事などを行います。家事に関する幅広いスキルが求められますが、日頃から主婦業をこなしている人であれば、仕事に困ることはほとんどないでしょう。特に家事作業に慣れている女性に人気の高い仕事です。
高齢化社会では、介護への負担が増え、家事に手が回らなくなるケースもあります。今後も一定の需要が見込まれるでしょう。相場は、月収35万〜45万円程度です。
第5位:動画編集者
仕事内容 | YouTube配信や動画広告などに用いられる動画を編集 |
報酬相場 | 月収30万〜40万円程度 |
難易度 | ★★★☆☆ |
第5位は「動画編集者」です。YouTubeなどのメディアにアップロードされる動画を編集します。カットやテロップといった基本的なことから、細かい編集を任されることもあります。
動画編集者として求められるのは、「Adobe Premiere Pro」など、編集ソフトに関するスキルです。動画やチャンネルの方向性によって、使用するソフトが異なるため、複数使えるようにしておくと理想的です。相場は、月収30万〜40万円前後となります。
第6位:ITエンジニア
仕事内容 | システムの構築・設計(SEの場合) |
報酬相場 | 月収35万〜45万円程度 |
難易度 | ★★★★☆ |
第6位は「ITエンジニア」です。幅広い活躍の方法があり、職種によって仕事内容が大きく異なります。例えばシステムエンジニア(SE)であれば、クライアントの要望に応じて、システムの構築・設計をします。
ITエンジニアとして働くためには、プログラミング言語や幅広いITスキル、数年の実務経験が必要です。基礎〜中級レベルの場合の相場は、月収35万〜45万円程度となっています。
第7位:ネイリスト
仕事内容 | ネイルケアやネイルアートなど、爪の美容に関するサービス |
報酬相場 | 月収30万〜40万円程度 |
難易度 | ★★★☆☆ |
第7位は「ネイリスト」です。爪のメンテナンスをするネイルケアをはじめとして、マニキュアを塗るネイルアートなど、さまざまな仕事があります。特に資格は必要ありませんが、美容専門学校で学び、ネイリストとしての基礎的な技能を身につけるのが一般的です。
専門学校以外にも、ネイルスクールや独学で、知識を養う方法もあります。相場は、月収30万〜40万円程度となっています。
第8位:Webマーケター
仕事内容 | ターゲットの選定やマーケティング戦略の企画・立案など |
報酬相場 | 月収30万〜50万円程度 |
難易度 | ★★★★☆ |
第8位は「Webマーケター」です。企業のマーケティングに関する仕事をします。具体的には、ターゲットの選定やマーケティング戦略の企画・立案、施策の実施などです。ユーザーの立場になって考えるので、女性ならではの共感力を活かしやすい仕事です。
Webマーケターとして仕事をするためには、幅広いITスキルや論理的思考力が必要です。相場は、月収30万〜50万円程度となっています。
第9位:SNS運用代行
仕事内容 | クライアントのSNSアカウント運用・企画・コンテンツ制作 |
報酬相場 | 月収50万~60万円程度 |
難易度 | ★★★☆☆ |
SNS運用代行は、クライアントのSNSアカウントの運営、企画、コンテンツ制作などを引き受ける業務です。主な業務には、投稿スケジュールの管理、ターゲットに合わせたコンテンツの作成、フォロワーとのコミュニケーション、さらには広告運用などが挙げられます。
初心者や未経験者向けの案件も存在しますが、高い単価を得るには実務経験と実績を積むことが重要です。経験者の報酬相場は月収50万~60万円程度となっています。
第10位:講師
仕事内容 | 教材の作成、講義・セミナーの実施、質疑応答・フィードバック |
報酬相場 | 1回5万~10万円(セミナー講師) |
難易度 | ★★★☆☆ |
講師は、専門知識や経験を活かして、セミナーや講座、ワークショップなどで人に知識・スキルを教える仕事です。仕事内容は、教材の作成、講義の実施、質疑応答・フィードバックなど多岐にわたります。
資格がなくても始められる分野が多い一方で、信頼を得るにはその分野での専門知識・実績が不可欠です。講師のジャンルは多種多様なので、自分の得意な分野・経験を活かせる仕事が見つかる可能性は高いと言えます。報酬相場は、セミナー講師で1回あたり5万~10万円程度です。
第11位:ネットショップ経営者
仕事内容 | 商品の仕入れ、在庫管理、サイトの運営、マーケティング施策、顧客対応 |
報酬相場 | 月間売上10万~30万円程度 |
難易度 | ★★☆☆☆ |
ネットショップ経営者は、インターネットで商品を販売するECビジネスを担う仕事です。個人・少人数で行う場合、具体的な仕事内容は商品の仕入れ、在庫管理、サイトの運営、マーケティング施策、顧客対応などが挙げられます。
自身で商品を企画・開発する場合もあれば、他社の商品を仕入れて販売するケースもあります。比較的初期投資が抑えられるため、副業としても始めやすいのが特徴です。報酬相場は、月間売上10万~30万円程度ですが、戦略や商品ラインナップによって大きく異なります。
第12位:実店舗オーナー
仕事内容 | 店舗の立ち上げ、スタッフの採用・管理、在庫や仕入れ、売上管理 |
報酬相場 | 月収60万円程度(※コンビニの場合) |
難易度 | ★★★☆☆ |
実店舗オーナーは、飲食店やコンビニ、小売店舗など、実店舗を所有・経営する仕事です。オーナーとして所有しているだけでなく自身も運営に携わる場合、仕事内容は店舗の立ち上げ、スタッフの採用・管理、在庫や仕入れ、売上の管理など、多岐にわたります。
フランチャイズ契約の場合は、本部からのサポートが受けられるため比較的早期に収益化できますが、独自に店舗を立ち上げる場合は、全てを自力で構築する必要があり初期のハードルは高いと言えます。収入は業種・業態によって全く異なりますが、コンビニでは月収60万円程度が相場とされています。
第13位:フォトグラファー
仕事内容 | 撮影の企画立案、現場での撮影、画像の編集 |
報酬相場 | 月収30万円程度 |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
フォトグラファーは、写真撮影・編集をする仕事です。仕事内容は、撮影対象の企画立案、現場での撮影、画像の編集、顧客との打ち合わせなどが挙げられます。
撮影の実力さえあれば、フォトグラファーとして会社に勤務した経験がなくても活動を開始できる点が魅力です。近年はポートフォリオやSNSを活用して自分の作品を発信すると仕事の依頼につながることがあります。収入相場は月30万円程度とされ、撮影のジャンルや経験、クライアントの規模によって大きく異なります。
第14位:アフィリエイター
仕事内容 | 自分のブログに広告を設置する |
報酬相場 | 1件あたり数百~数万円程度 |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
第14位は「アフィリエイター」です。自身のブログに設置した広告を通して、ユーザーに商品・サービスの購入・契約をしてもらい、広告主から成果報酬を受け取ります。
アフィリエイターとしての活動を開始するには自分でWebサイトを開設するだけなので、特別な資格や実務経験は不要です。ただし、多くのユーザーをブログに取り込むためには、SEOの知識が必須となります。
第15位:YouTuber
仕事内容 | 動画の投稿 |
報酬相場 | 1再生で0.05〜0.7円程度 |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
第10位は「YouTuber」です。動画を投稿し、広告収益を得ます。YouTuberとして求められる能力は、企画力や演者としての面白さ、動画の編集スキルなどです。
その他にも、投稿した動画のパフォーマンスを確認し、次回以降のコンテンツに反映していく力が必要になります。YouTuberの報酬相場は、「1再生=0.05〜0.7円程度」です。ただしチャンネルや動画のジャンルによって、大きく異なります。
起業・自営業をしたい女性が業種・分野を選ぶ時のポイント

起業・自営業をしたい女性が、業種・分野を選ぶ際は、いくつかのポイントを意識する必要があります。ここでは、必ず知っておきたいポイントを4つのトピックに分けて解説します。
自分のスキル・経験に合ったものを選ぶ
まずは自分のスキル・経験に合ったものを選ぶことです。個人事業主やフリーランスとして活動するにせよ、法人を設立するにせよ、ビジネスの世界では他者(他社)との差別化が欠かせません。
最も簡単に差別化を達成する方法が、自分のスキル・経験などの強みを活かすことです。「スキルの掛け算」と呼ばれるように、複数のスキル・経験を組み合わせることによって、より高い価値を提供できるようになります。
初期費用やランニングコストを想定する
初期費用やランニングコストを想定するのも重要です。初期費用が高ければ、自己資金だけでは足りず、お金を借りなければならないケースもあります。また、初期費用に加えて、事業を継続するためのランニングコストが必要です。
初期費用やランニングコストを甘く見てしまうと、キャッシュフローが厳しくなり、多額の借金を背負ってしまうリスクもあります。起業・自営業をする前に、初期費用やランニングコストは必ず計算しておきましょう。
ワークライフバランスを考える
ワークライフバランスを考えるのも大切なポイントです。起業や自営業を始める場合、会社員に比べて、どうしても仕事量のセーブが難しくなります。
仕事ばかりに気をとられてしまい、家庭がおろそかになってしまうと、家族との関係に問題が生じてしまうかもしれません。特に子どもがいる家庭で夫が仕事で忙しい場合、自身も仕事ばかりになってしまうと、親子の関係に亀裂が入ってしまうリスクもあります。
他にも、過度に働くことによって、体調を崩してしまうケースもあるので注意が必要です。
年齢・性別に関係なく活躍できるかどうかを確認する
年齢・性別に関係なく活躍できるかどうかも確認しておきましょう。職種によっては、女性に向いていないものもあります。例えば、力作業で仕事を進めていくような職種は、女性にとってハードルが高いでしょう。
一方でWeb関係のような職種は、肉体的な強靭さを求められる機会が少ないため、女性でも十分活躍しやすいと言えます。年齢や性別に関係なく評価してもらえるような環境を、自分で選びとっていく意識も重要です。
女性が起業・自営業を始めるまでの流れ
女性が起業・自営業を始めるまでの流れは、「スキル・経験を積む」「職種や業界を選ぶ」「実際に仕事を始める」の3ステップです。ここでは、それぞれのステップについて詳しく解説します。
スキル・経験を積む
まずはスキル・経験を積みましょう。先述のように、ビジネスの世界で成功するためには、自分ならではの強みが必要です。「この職種で独立したい」など、明確な目標が決まっている場合は、自分がなりたい姿から逆算してノウハウを身につけましょう。
強みとなるスキルがない場合は、スクールや独学などの方法で、基礎的な力を養っておくのが重要です。ただしスクールや独学などの知識だけで起業をするのは、無謀に近いと言えます。できる限り、実務経験を積むことを優先しましょう。
職種や業界を選ぶ
次に職種や業界を選びます。「自分のスキル・経験を活かしやすい業界」「女性でも活躍しやすい職種」など、今回の記事で紹介したポイントを意識しましょう。特に起業を考えている場合は、とても重要なステップです。
個人事業主やフリーランスとして活動する場合であれば、途中で職種を変えるのもそれほど難しくはありません。どうしても職種や業界が決められない場合は、ひとまず事業として成り立ちそうなもの、つまり収益性が高いビジネスを選択しましょう。
実際に仕事を始める
職種・業界を選んだら、実際に仕事を始めましょう。どの職種を選ぶかによって、仕事方法は若干異なります。例えばWebライティングを始めた場合は、クラウドソーシングサイトなどのサービスを使って、仕事を獲得します。
一方でアフィリエイターやYouTuberのような職種は、仕事を探しに行くのではなく、「自分でコンテンツを発信していく」という形です。職種・業界によって、準備するものも変わってくるので、事前に想定しておきましょう。
女性の起業・自営業に関する調査から見る現実

起業・自営業に関する調査を見てみると、女性ならではの傾向がいくつか見られます。ここでは実際のデータを参照しつつ、女性による起業の形態や起業前の状況、選ぶ仕事などの項目を解説します。
起業の形態は個人事業主が多い
「2018年度 女性起業家白書」によれば、女性の起業形態は「個人事業主」が多く、約7割を占めている状態です。さらに「従業員を雇用していない」という回答が、8割以上を占めています。
なお個人事業主は税務署に開業届を提出し、事業主体はあくまでも個人という形態です。一方、法人を設立して自身が代表者になる方法は、出資の受け入れや従業員の雇用などがしやすく、一般的に規模の拡大に向いているとされています。
上記の調査結果からは、ハイリスク・ハイリターンを狙うようなビジネスとは異なり、比較的小規模のビジネスに従事する人が多いようです。なお、同じ調査で「起業後の仕事満足度」について質問したところ、8割以上の人が「満足(満足・やや満足の合計)」と回答しています。
起業直前の仕事は会社員・専業主婦が多い
同「2018年度 女性起業家白書」では、「起業直前の仕事は会社員・専業主婦が多い」という点が明らかになっています。起業・自営業を始めるのであれば、「自家営業を手伝っていた人や、会社などの役員に関わってきた人が多いのではないか」というイメージもあるでしょう。
しかし女性で起業している人の大半は、会社員や専業主婦など、経営にそこまで近くない層です。具体的な内訳としては、正規・非正規を合わせた「民間企業の社員・従業員」が6割以上、専業主婦が2割程度となっています。このデータを見る限り、経営に携わったことがなかったとしても、起業自体のハードルはそこまで高いものではありません。
人と接する仕事を選ぶケースが多い
女性による起業は、人と接する仕事を選ぶケースが多くなっています。同「2018年度 女性起業家白書」によれば、起業した事業の具体的な内容として最も多いのは、講師・教室運営(2割以上)です。そこから、販売、コンサルティング・カウンセリング(いずれも1割程度)と続きます。
さらに帝国データバンクの調査によれば、女性社長比率が多い業種細分類として、「保育所」「化粧品販売」「美容業」が目立ちます。特に「保育所」は4割を超えており、半数に近い企業で女性が社長を務めているという結果になりました。
女性が起業・自営業を始めるメリット
女性が起業・自営業を始めるメリットはさまざまです。ここでは、裁量やワークライフバランスなど、代表的なメリットを3つピックアップして解説します。
自分のスキル・経験を活かせる
まずは自分のスキル・経験を活かせる点です。Webデザインやマーケティング、家事代行など、女性ならではの視点が役立つ仕事も多くあります。
例えばWebマーケティングの分野では、ユーザーの視点に立って考えることが重要です。しかしターゲットを女性にする場合、男性の努力だけではどうしても取りこぼしてしまう部分があり、このような場面では女性が活躍する余地が大きいでしょう。
自分の裁量で働きやすい
自分の裁量で働きやすいというメリットも見逃せません。昨今では、男性が育休をとるケースもありますが、依然として家事・子育てと仕事との両立に悩む女性も多いでしょう。
起業や自営業を始めることで、会社員とは異なり、自分の裁量で働きやすくなります。仕事と家事・育児が両立しやすくなるため、家庭に関する悩みを軽減できる可能性が高まります。
ワークライフバランスを確保しやすい
自分の裁量で働きやすいといった点に関連して、ワークライフバランスを確保しやすいというメリットもあります。起業・自営業であれば、プライベートが忙しくなった際にも、ある程度柔軟に仕事量を調整可能です。
妊娠や出産などのライフステージの変化に合わせて、ワークライフバランスを確保しやすくなるのは、女性にとって大きなメリットと言えます。
女性が起業・自営業を始めるデメリット・注意点

女性が起業・自営業を始めるデメリット・注意点としては、いわゆる「ガラスの天井」の問題が挙げられます。もちろん現代は、女性の社会進出が進んでおり、女性の活躍を阻むような決定的な要因があるというわけではありません。しかし現実として、女性社長が男性社長よりも少ないといった明確な事実があります。
帝国データバンクの調査によれば、女性社長の年齢層は「70〜74歳」が最多です。さらに就任経緯では、女性社長の半数以上が「同族承継」、つまり親族から経営をバトンタッチされるパターンが多くなっています。若い女性が起業をするには、何かしらのハードルがあると考えられるでしょう。
女性が起業時に直面する課題としては、やはり家庭との両立が挙げられます。家事や育児など、家庭に関する悩みが軽減できれば、起業への道も開かれてくるでしょう。
まとめ
この記事では、女性におすすめの自営業の種類をランキング形式で紹介しました。在宅で働きやすい仕事から、手に職系の仕事まで、さまざまな選択肢があります。起業・自営業を始める際は、自分のスキルや経験、ライフスタイルに合った仕事を選ぶことが大切です。また、初期費用やランニングコスト、ワークライフバランスなども考慮しましょう。
IT/Web分野のスキルをお持ちの方には、ITプロパートナーズがおすすめです。ITプロパートナーズは、高単価で柔軟な働き方が可能な案件を豊富に取り扱うフリーランス向けエージェントです。ITエンジニア、デザイナー、マーケター向けの案件を多数取り扱っており、性別を問わず多くのプロが活躍しています。個人事業主・フリーランスでスキルや実績を活かしてさらにキャリアを広げたい方は、ぜひご活用ください。
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