RPAエンジニアは副業で稼げる?在宅案件の獲得方法や注意点も解説

こんにちは、ITプロマガジンです。

RPAを活用した業務効率化は徐々に注目度が高まっており、副業ワーカーやフリーランスにRPA開発を依頼している企業もあります。そのような背景から副業案件を受注してみたいと考えているRPAエンジニアの方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、RPAエンジニアが副業で稼ぐ方法を解説します。実際に募集されている案件の内容や案件獲得方法、RPAエンジニアが副業で収入アップする方法についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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目次

RPA案件とは?簡単におさらい

RPAは、「ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation)」の略語で、人間の手で行ってきた作業を、AIや機械学習などをベースにロボットやソフトウェアの活用により自動化できる仕組みを指します。

現在はDXの推進や企業における業務効率化のニーズが高まっており、RPAもこれらの動きを推し進めるツールの1つとして注目され、大手企業を中心に導入が進んでいます。

こうしたRPAの開発・導入を担うのが、RPAエンジニアです。

RPAエンジニアの副業事情

RPAエンジニアの副業事情として、次の特徴があります。

  • 需要は徐々に高まっている状況である
  • 在宅案件は基本的には少ない
  • RPA案件は開発スピードが早い

上記3点の特徴について、以下で詳しくみていきましょう。

需要は徐々に高まっている状況である

現在は、国を挙げてDXの推進が叫ばれ、企業でも働き方改革、業務効率化のニーズが高まっています。しかしながら、少子高齢化によりIT系人材の不足は深刻化しており、若手のITエンジニアの育成も間に合っていません。

そこで、それまで人間が担ってきた作業や、人間でのみ可能とされてきた高度な作業を代行する手段として、RPAへの注目度が高まっています。ただし、RPAそのものはまだ一般的に浸透しているわけではないため、現状としてRPAを扱う副業案件の数は限られています。

しかし、大手企業を中心にRPAツールの導入は進んでおり、今後は需要は徐々に高まっています。バックオフィス業務の効率化を目指したRPA導入を検討するケースも増えていくでしょう。それにともない、市場でのRPAエンジニアの副業ワーカーやフリーランスの需要も高まっていくものと予想されます。

在宅案件は基本的には少ない

RPAの在宅案件は、基本的にはまだ少ないのが現状です。大手クラウドソーシングサイトのクラウドワークスで「RPA 在宅」と検索すると、ヒットしたのは14件でした。(2023年7月時点)

他の副業エージェントを検索しても、そもそもRPA関連の案件数がそれほど多くないため、在宅可能なRPA案件はあまり見つかりません。

ただし、今後の需要の高まりを考えると、これからRPAの在宅案件が増えてくると予測できます。

RPA案件は開発スピードが早い

RPAはパソコン上の操作を記録する開発手法があり、コーディングなしでロボットを開発できます。そのため、プログラミングをおこなう一般的なシステム開発案件と比較して、開発スピードが早いのが特徴です。

開発工数が比較的少ないため、副業でも対応しやすいでしょう。

RPAの副業案件の種類

RPAの副業案件は、「エンジニア系」と「コンサル系」の大きく2種類に分かれます。
それぞれどのような案件なのか、以下で詳しく解説します。

エンジニア系のRPA副業案件

エンジニア系の案件は、RPAの設計から開発、保守運用といったシステム開発を請け負う案件です。一般的なシステム開発現場でエンジニアが担う業務と同様の対応を、RPA開発の現場でおこないます。

自動化する業務の内容によってはVBAやJavaScriptなども必要なケースがあり、RPA以外のスキルあれば単価アップが見込めるでしょう。なお、RPAを含めたエンジニアの副業案件の種類や獲得方法について以下の記事で詳しく解説しているので併せてご覧ください。

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コンサル系のRPA副業案件

コンサル系の案件は、RPAを使った業務改善の提案をおこないます。クライアントから現状の業務内容や課題をヒアリングし、RPAを使ってどのように業務を効率化するのかを検討する仕事です。

RPAに関する知識はもちろん、クライアントから要望を引き出すヒアリング力やコミュニケーション能力などが求められます。開発スケジュールやエンジニアのとりまとめなどもおこなうことがあるため、マネジメント能力も必要です。

コンサル系の案件では開発の上流工程を担当することになり、エンジニア系の案件よりも単価が高めの傾向にあります。

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RPAエンジニアの副業案件の単価相場

弊社ITプロパートナーズに掲載されているRPAの週2日稼働案件を確認すると、想定月収は20万円から40万円程度が相場となっています。

これを時給換算すると、2,000円から3,000円程度です。ただし、稼働日数や業務内容によっても相場は変わってきます。当然、稼働日数が多く難易度の高い案件ほど、報酬の相場は高くなります。

RPAエンジニアの副業に必要なスキル・資格

ここでは、RPAエンジニアの副業にはどのようなスキルや資格が求められるのか、詳しくみていきましょう。

エンジニアとしてのスキル・経験

エンジニア系のRPA副業案件に対応するには、エンジニアとしてのスキルや経験が必要です。先ほど紹介したとおり、エンジニア系の副業案件の流れは一般的なシステム開発案件と変わりません。エンジニアとしてのスキルや経験があると、RPAの副業案件にも活かせます。

RPAツールに関するスキル・知識

RPA開発には、専用のツールを用います。そのため、RPAツールを使いこなせるスキルや知識も必要です。案件によって採用されているツールが異なるため、より幅広い案件に対応できるように複数のツールを扱えるようになっておくとよいでしょう。

主なRPAツールとして、以下の3つがあります。いずれも多くの企業が採用しているので、まずはこれらに関するスキル・知識の習得を目指してみてください。

  • UiPath
  • WinActor
  • BizRobo!

各ツールの特徴を簡単に解説します。

UiPath

アメリカの「UiPath社」により提供されているRPAツールで、世界中の企業で採用されています。日本語にも対応し、その使い勝手の良さから日本でもすでに1,000社以上の企業で導入されています。

ロボットを開発するための「UniPath Studio」、ロボットを管理統制するための「UniParh Orchestrator」、ロボットを実行するための「UniPath Robot」の3つのツールで構成。さまざまなシステムと連携して幅広い操作を自動化し、業務プロセスの効率化を実現します。

個人でも利用可能な無料ライセンスもあり、簡単な登録とインストールで手軽に利用できます。

WinActor

WinActor」はNTTグループが研究・開発したRPAツールです。Windows上で動作するあらゆるアプリケーションや個別システム、共同利用型システムに対応し、幅広い業務を自動化します。

国産型ツールとして日本語でのマニュアルやサポート体制が整っている点や、プログラミング知識がなくても容易に自動化ロボットを作成できる操作性の高さ、PCにインストールするだけで利用開始できる点などが魅力です。

BizRobo!

BizRobo!」はRPAテクノロジーズ株式会社が提供している国産RPAツールです。

開発環境と実行環境を一括で提供し、追加コストがかからないオールインワンの価格帯系で、1ライセンスで無制限にロボットを作成・実行してさまざまな業務を自動・効率化できます。独自の機械学習機能により安定した稼働を確保できる点や、全国10拠点でのオフラインによるサポートを受けられる点など、優れた特徴を備えています。

バックオフィスのスキル・知識

RPAはバックオフィス業務の効率化のために導入されるケースが多く、経理や総務、人事などの業務についてのスキルや知識も役立ちます。業務に関する知見があるとクライアントが抱える課題を理解しやすく、的確な提案ができるなど、クライアントのサポートがしやすくなります。

課題解決力

コンサル系の副業案件では、RPAを活用した業務改善や課題解決の提案を行います。そのためには、課題解決力が必須です。クライアントの要望を正しく理解して的確な提案をすることはもちろん、クライアント自身も気づいていない課題を見つけ出し、より踏み込んだ解決案を提案できるRPAエンジニアを目指しましょう。

保有しておくと良いRPA関連の資格

RPAに関連する資格には、次のようなものがあります。

  • RPA技術者検定
  • UiPath Certified Professional
  • BizRobo!検定

上記3つの資格は、それぞれWinActor・UiPath・BizRobo!を提供する企業による資格や検定です。資格があると持っているスキルを客観的に証明できるため、必須ではありませんが取得しておくと役立つケースもあります。

それぞれの資格について簡単に解説します。

RPA技術者検定

RPA技術者検定」は、株式会社NTTデータが実施しているRPAの検定サービスです。RPA技術者の技術向上、教育水準の確保、WinActorのユーザー技術習得レベルの客観的な評価などを目的として、2018年5月よりスタートしました。

WinActorを活用するための基本知識が問われる「アソシエイト」と、実務におけるWinActorを活用した自動化の技術レベルが問われる「エキスパート」の2つのレベルが設定されています。

UiPath Certified Professional

UiPath Certified Professional」は、UiPath社がRPAのキャリアの向上を目的として提供している認定資格で、RPA技術の専門知識の証明として世界的に認知されています。

日本語で受験可能なのは、「UiPATH RPAアソシエイト資格試験(UiRPA)」と「UiiPath RPAデベロッパー上級資格試験(UiRARD)」の2つです。

UiRPAでは、問題解決スキルとプロセス識別スキルを評価し、シンプルな自動化ソリューションの構築能力をテストします。UiARDでは、RPAソリューション開発に6ヵ月以上携わっている実務経験者に推奨される試験で、複雑で効率的なRPAソリューションを個別に開発する能力を評価します。

BizRobo!検定

BizRobo!検定」BizRobo!の開発スキルを評価することを目的として、RPAテクノロジーズ株式会社が提供しているRPAの検定サービスです。初心者向けの「BizRobo!基礎検定」と、中・上級者向けの「BizRobo!開発者検定」の2つが設定されています。

BizRobo!基礎検定は、「Design Studio(DS)検定」と、「Device Automation/Desktop Automation(DA)検定の2種類に分かれており、それぞれでの基礎的な開発能力が問われます。BizRobo!開発者検定は、1年以上の実務経験がある開発者が対象です。

RPAエンジニアが副業案件を獲得するための方法

RPAエンジニアが副業案件を獲得する方法として、以下が挙げられます。

  • 副業エージェントを活用する
  • クラウドソーシングサイトを活用する
  • 人脈を活用する

それぞれの方法について、以下で詳しく解説します。なお、副業マッチングサイト全般については以下の記事で全て紹介しているので、副業系サイトを全てチェックしたい方はご覧ください。

副業エージェントを活用する

副業案件を獲得するには、副業案件を紹介してくれるエージェントを活用しましょう。個人のスキルや経験に応じた案件を紹介してくれるので、案件内容と自身のスキルのミスマッチが防げます。

副業エージェントを活用すると、自分で営業をしたり案件を探したりする必要がないのもメリットです。本業が忙しい人も、効率的に副業案件を探せます。

副業エージェントはその名のとおり副業であることが前提のため、稼働時間が少ない案件やリモート可能な案件が多いです。副業エージェントを活用すれば、副業でも無理なく取り組める案件が見つかりやすいでしょう。

副業エージェントおすすめ21選【職種・目的別で徹底比較】

クラウドソーシングサイトを活用する

クラウドソーシングサイトにも、副業で取り組める案件が掲載されています。クラウドソーシングサイトは案件数が多く、求められるスキルや案件の規模が幅広いのが特徴です。初心者でも取り組みやすい難易度の低い案件から、高度なスキルが求められる高単価案件まで、自分のスキルや希望に合った案件が探せます。

クラウドソーシングサイトは、案件探しから受注、納品までオンラインで完結する案件が多いのも特徴です。平日の帰宅後や休日に対応しやすい完全リモートで対応できる案件も多いため、柔軟に働ける副業案件を探している人におすすめです。

クラウドソーシングサイトおすすめ15選!初心者が副業で稼ぐコツとは

人脈を活用する

副業ワーカーやフリーランスは、人脈で仕事を獲得しているケースも多いです。業務効率化について課題を抱える企業は少なくないため、知人や友人に仕事で困っていることがないか聞いてみましょう。何か課題を抱えていた場合、RPAツールについて提案すると仕事につながるかもしれません。

SNSや勉強会などで、仕事につながりそうな人脈を積極的に作っておくのもよいでしょう。特に、近年はSNSが仕事につながるケースも少なくありません。RPA開発のスキルがあることをプロフィールに記載したり、日頃からRPAの技術について発信したりしていると、SNS経由で副業案件の依頼が届く可能性があります。

RPAエンジニアの副業案件獲得におすすめのサイト

RPAエンジニアが副業を探すなら、以下のサイトを活用してみてください。

  • ITプロパートナーズ
  • ランサーズ
  • クラウドワークス
  • ココナラ

以下で、それぞれのサイトについて特徴を詳しく紹介します。

ITプロパートナーズ

弊社ITプロパートナーズはフリーランス向けのエージェントですが、週2・3日から働ける案件やリモート可能な案件が多いので、複業的に案件を探すのにもおすすめです。

利用企業は2,000社以上で、スタートアップやベンチャーなど、RPAを含め新しい技術を積極的に取り入れているクライアントの案件も多く取り扱っています。クラウドソーシングサイトよりも求められるスキルは高めですが、その分報酬も高いため、スキルや経験がある人はぜひ活用してください。

ランサーズ

引用元:ランサーズ

ランサーズは、大手クラウドソーシングサイトのひとつです。全277種のジャンルにおいて、35万社以上のクライアントが仕事を募集しています。

活動実績に応じたランク制度やクライアントからの注目度を把握できるアナリティクスなど、案件獲得をサポートしてくれる機能が充実しているのもポイントです。

クラウドワークス

クラウドワークスも大手クラウドソーシングサイトで、国内シェア・取引額No.1を誇るサービスです。案件検索やメッセージのやりとりなどができるスマホアプリが提供されているので、スキマ時間に案件を探したい人にもおすすめ。

使い方の疑問やトラブルに対応する専門スタッフの設置や、報酬が確実に支払われる仮払い方式を採用するなど、手厚いサポートが用意されています。

ココナラ

引用元:ココナラ

ココナラは、自分のスキルに値段を付けて販売できるサービスです。エンジニアとして開発スキルを販売したり、コンサルタントや講師としてオンラインレッスンを時間単位で販売したりできます。

また、スキルを出品して購入者を待つだけでなく、公募案件に自分から応募して案件を獲得することも可能です。

RPAエンジニアの副業案件例

ここでは、実際のRPAエンジニアの副業案件の内容と単価をみていきましょう。

弊社ITプロパートナーズに掲載されている案件を2件紹介するので、チェックしてみてください。

RPAシナリオ開発案件

こちらは、システムエンジニア兼プログラマとしてRPAシナリオ開発を担当する案件です。顧客ヒアリングからおこなうため、開発の上流工程に携われるのが特徴です。

週2日勤務で、想定月収は30万円です。RPAのコーディングは難易度が高くないため、システム開発の経験があればRPA未経験者でも可とされています。

リモートOKのRPA案件

フルリモートかつフレックスでの稼働が可能で、輸出入管理システムと会計システムの連携を自動化させるシステム構築を担当する案件です。システム完成後の保守運用も社内で行えるような技術選定から手がけられる人材を募集しています。

週2勤務で、想定月収は40万円です。RPAの仕組みを構築した経験と、会計システムに関する知見、商社の業務フローに関する知見が求められるポジションです。

この他、弊社で扱っているフリーランス案件をもっとチェックしたい方は、ぜひITプロパートナーズの詳細をご覧ください。

RPAエンジニアが副業をするメリット

RPAエンジニアが副業をすると、次のようなメリットがあります。

  • ライフスタイルにあった働き方がしやすい
  • 成長につながる仕事ができる
  • フリーランスも視野に入れられる

それぞれどのようなメリットがあるのか、以下で詳しくみていきましょう。

ライフスタイルにあった働き方がしやすい

RPAの副業案件は在宅やリモートで対応できるものもあり、ライフスタイルにあわせて副業しやすいのがメリットです。副業は本業の合間に対応する必要があるため、働く時間や場所が柔軟な案件が適しています。

週に1〜2日から働ける案件を選べば、副業でも無理なく取り組めるでしょう。リモートOKの案件なら通勤が不要で、本業の合間でも作業ができます。

成長につながる仕事ができる

副業は受注する案件を自分で選べるため、自身のキャリアアップにつながる仕事に取り組めます。例えば、本業ではRPAエンジニアとして開発をおこなっている人が、コンサル系の副業案件を受注して上流工程の経験を積む、などが可能です。

本業が会社員の場合、仕事内容を自分で選ぶことは難しいでしょう。自分で案件を選べる副業なら、本業では携われないような仕事や難易度の高い仕事に取り組んで成長を目指せます。

フリーランスも視野に入れられる

副業で個人として仕事を獲得する経験を積んでおくと、フリーランスの足がかりになるのもメリットです。「いつかはフリーランスになりたい」と思っているRPAエンジニアの方も多いのではないでしょうか。

副業に積極的に取り組むことで、案件を獲得する方法や今のスキルでどのくらいの金額が稼げるのかなど、フリーランスになる前に知っておきたいことが把握できます。そのほか、継続依頼してくれるクライアントと出会えたり、ポートフォリオに掲載できる実績が増えたり、フリーランスを視野に入れている人にとって副業は多くのメリットがあります。

なお、RPAエンジニアのフリーランス案件の獲得方法や単価などの情報については以下の記事でまとめているので、併せてチェックしてみてください。

RPAのフリーランス案件を獲得するには?単価相場や市場動向も紹介

RPAエンジニアが副業で収入アップするためのポイント

RPAエンジニアが副業で収入アップを目指す場合、実績を積み重ねることが大切です。大規模で報酬の高い案件ほど、経験や実績が求められます。まずは規模の小さな案件から受注し、実績を増やしていきましょう。

より高単価の案件獲得を目指すなら、フリーランス案件も視野に入れてみてください。副業案件よりも規模が大きかったり上流の工程だったりするケースがあり、受注できれば収入アップが見込めます。弊社ITプロパートナーズでも、高単価案件を扱っているのでぜひチェックしてみてください。

未経験でもRPAエンジニアとして副業できる?

RPAエンジニアは未経験からでも挑戦できる職種です。RPAエンジニアが担う開発では、主にRPAツールを使用するため、プログラミグを必要としません。RPAそのものがまだ一般的には浸透していないこともあり、技術者が少ないため初心者でもチャレンジしやすい側面があります。

ただし、RPAの案件自体が現時点ではそれほど多くなく、副業で案件を獲得するには実績が必要であることから、未経験からの副業案件獲得は困難です。

未経験からでもRPAエンジニアを目指せる理由については、以下で詳しく解説しているので、ご参照ください。

未経験からRPAエンジニアになれる?おすすめの理由と勉強法を解説

RPAエンジニアが副業をする際の注意点

RPAエンジニアが副業をする際には、以下の点に注意してください。

  • 事務作業が必要になる
  • 副業が容認されているか確認する
  • 確定申告が必要
  • 本業と競合する企業では働かない

それぞれどのような点に気をつけるべきか、以下で詳しくみていきましょう。

事務作業が必要になる

副業を始めると、それにともなう事務作業が発生します。例えば、副業の所得が20万円を超えると確定申告が必要です。案件の獲得方法によっては、自分で請求書を発行しなければならないケースもあります。

本業と副業の作業の合間に、上記のような事務作業のための時間も確保する必要があると覚えておいてください。

副業が容認されているか確認する

本業の勤め先で副業が禁止されている場合は、副業はできません。就業規則で副業が容認されているか、事前に確認しておきましょう。

副業が禁止されているのに無断で副業を始めると、勤め先とトラブルになる可能性があるので注意してください。

確定申告が必要

会社員の場合は、会社側が所得税額を確定するための年末調整を処理してくれるので、基本的に確定申告の手続きは必要ありません。しかし、副業収入が年間で20万円以上発生すると、自分で確定申告の手続きをする必要があります。

確定申告を怠ったり、必要書類が揃えられなかったりなどで期限までに申告できなかった場合、後から申告しても無申告課税や延滞税が課せられるので、くれぐれも注意しましょう。

本業と競合する企業では働かない

会社員には、労働契約や就業規則の定めにより競業避止義務が課せられています。つまり、会社のノウハウや情報などを利用して、同業他社の仕事を請け負うことは、会社の利益に反する行為のため禁止されているということです。秘密漏洩などで会社に損害を与えないための措置でもあります。

そのため、現状RPAを生業とする企業に勤めている場合は、RPAの副業を請け負えない可能性が高い点に注意しましょう。

まとめ

RPAはまだ注目度がそこまで高くはありませんが、今後ニーズの拡大が予想されます。すでにRPAを活用して業務効率化を図っている企業もあるので、RPAエンジニアとして活躍中の人は副業案件を受注できるかもしれません。

副業案件を始めると収入アップやキャリアアップ、フリーランスへの足がかりなど、多くのメリットがあります。勤め先で副業が禁止されていない人は、副業エージェントやクラウドソーシングサイトで案件を探してみてはいかがでしょうか。

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