ITコンサルタントの副業で稼ぐには?案件獲得方法や注意点も解説

こんにちは、ITプロマガジンです。

本業とは別に仕事を持つ「副業」は、収入を得る選択肢の1つとして定着しました。中でもITコンサルタントは需要が高いこともあり、副業でも大きな収入を得られる可能性があります。

この記事では、「ITコンサルタントとしてキャリアアップや副収入を得るために副業をしたいけど、どうやって案件を獲得すればよいか知りたい」という人に向けて、ITコンサルタントが副業を始める方法・稼ぐ方法をまとめました。

ITコンサルタントの副業に興味を持っている人や、副業でITコンサルタントを始めようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

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フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

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目次

ITコンサルタントの副業が注目される背景

近年ITコンサルタントは需要が高まっており、副業人材の登用も進んでいます。その理由としては、以下の3つが挙げられます。

  • DX人材の需要が高まっている
  • IT人材が不足している
  • IT人材向けサービスが増えている

まずは、ITコンサルタントの副業が注目される背景を上記の観点から解説します。

DX人材の需要が高まっている

ITコンサルタントの副業が注目されている背景には、DX推進に必要なDX人材の需要が高まっている点が挙げられます。DXとは「デジタル・トランスフォーメーション」を略した言葉です。AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット化)などのデジタル技術を活用し、商品やサービス、業務プロセス、ビジネスモデルなどを変革して競合優位性を確立することを指します。

DXを推進するためには、デジタル技術に精通したITコンサルタントなどのDX人材が必須であり、近年需要が高まっているのです。

DX推進が求められている理由には「2025年の崖」と「ディスラプターの台頭」の2つが挙げられます。「2025年の崖」とは、経済産業省のレポートに掲載されたもので、DXが進行しない場合、2025年以降「1年あたり最大で12兆円」の損失が発生すると予測されている問題です。

また、ディスラプターとは、デジタルテクノロジーの活用により、既存の業界やビジネスモデルを破壊する企業のことです。例えば、音楽ストリーミングサービスのSpotifyや、民泊サービスのAirbnbなどが挙げられます。

以上の問題により多くの企業はDXを進める必要があり、同時にITコンサルタントの需要も高くなっています。

IT人材が不足している

DXが求められるものの、ITに理解のある人材は不足している状況です。副業でも、IT人材として働ける可能性は十分にあります。

IT 人材需給に関する調査 -によると、2030年には最大約79万人のIT人材が不足するとされています。IT人材の需要には幅があると考えられるため、資料ではIT需要の伸びを、低位・中位・高位の3段階にわけて算出しました。高位の場合には約79万人が不足しますが、中位でも約45万人の人材不足が予測されています。

なお、IT人材の供給量は、2018年の人材数と、以降のIT 人材としての新卒就職者数を組み合わせて導き出されました。新卒就職者数のみでは、到底、日本社会を支えられません。そのため、副業でもIT人材を募集する必要があるわけです。

IT人材向けサービスが増えている

ITコンサルタントの副業が注目されている背景には、IT人材向けサービスの増加が挙げられます。IT人材向けサービスとは、IT人材に特化したエージェントやクラウドソーシング、スポットコンサルのマッチングサービスなど、IT人材を対象に案件を紹介しているサービスのことです。

IT人材向けサービスが増えた要因には、DX推進によるIT人材の需要増加や、政府による副業の推奨などが挙げられます。IT人材向けサービスが増加した結果、ITコンサルタントの副業も探しやすくなり、より注目されるようになりました。

また、副業人材を活用する企業が増えたことも1つの要因です。

ITコンサルタントの副業は可能?勤め先ごとに解説

ITコンサルタント関連の副業に取り組めるかどうかは、本業しだいです。コンサルティングファームに在籍している場合、IT系企業に在籍している場合に分けて、副業のしやすさを解説します。

コンサルティングファーム在籍の場合は副業禁止が多い

コンサルティングファームでは、副業は全般的に禁止されているのが一般的です。副業でITコンサルタントを始めれば本業と類似した業務に従事することになり、本業との「利益相反」が起こりやすく、場合によっては「守秘義務違反」を追及される可能性もあります。

ただし、外資系コンサルティングファームでは副業できる可能性も少なくありません。ITコンサルタントの副業をしたければ、まずは就業規則を確認しましょう。例えば、アクセンチュアの公式サイトでは、以下のような記載が見つかりました。

副業・兼業は原則禁止ですが、申請により内容期間等を個別に審査のうえ承認される場合があります。

引用元:アクセンチュア

また、ローランド・ベルガーも副業に対して前向きな姿勢を示しています。ローランド・ベルガー 東京オフィス代表の大橋氏は、インタビューで以下のように言及しています。

大橋:どんどん働き方は自由になっていきますね。戦略コンサル業界では、なかなか複業や兼業が許されてこなかったのですが、ローランド・ベルガーとしては少しずつ制度を整えて、社外でもいろんな経験をしてもらいたいと思っています。

引用元:これからの仕事観と戦略コンサル | ローランド・ベルガー東京

IT系企業在籍の場合副業可能なことが多い

日経コンピュータが2019年に実施した調査の結果、IT系企業の多くは副業を認めていると判明しました。回答企業21社のうち、副業を容認するとした企業は、全体の76%に当たる16社です。

多くの企業は副業の際には許可が必要ですが、サイボウズ株式会社や株式会社メルカリなどのように、原則許可無しで副業できるという企業も見られました。また、副業を推進する企業の狙いとしては、「自社で身につけられないスキルを磨いて欲しい」「新しい経験を基にイノベーションを生み出して欲しい」などが挙げられます。

ITコンサルタントが副業するメリット

ITコンサルタントが副業をすると、IT戦略やITの人材不足に悩む企業が助かるだけでなく、働く本人にもメリットがあります。副業で得られるメリットについて紹介します。

収入を増やせる

前提として、副業をして仕事を増やせば、その分、収入を増やせます。IT関連の職種はそもそも収入が高めではあるものの、収入増を歓迎しない人はいないでしょう。収入が増えれば買い物や旅行を楽しめるだけでなく、貯蓄や投資に回したり、独立の際の資金にしたりと、未来への選択肢も広がります。

ITコンサルタントの副業の単価相場は、週1〜2日の稼働で月50万円以内が目安です。詳しい単価相場は後に紹介する「ITコンサルタントの副業は稼げる?単価相場と案件例」をご参照ください。

スキル・知見が蓄積できる

副業で本業と違う業種に関わったり、違うベクトルの仕事をしたりすれば、自分自身のスキルアップにつながります。経験や実績は決して失われない、大切なものです。副業を通して新たな知見を得れば視野が広がり、本業の業績アップやキャリアアップにつながる可能性もあります。

週末や隙間時間を有効活用できる

本業をこなしても余力があると感じている人や、休日も仕事に役立つことがしたい人にとっては、時間の有効活用になります。ITコンサルタントは、毎日8時間働かないといけないという職業ではありません。週末だけ、1ヶ月だけといった案件もあり、本業に支障をきたさない柔軟な働き方が可能です。

独立の準備になる

ITコンサルタントの副業は、フリーランスとして独立する準備になります。副業は個人のスキルと実績だけで仕事をするので、自分の市場価値を確認でき、独立後に獲得できる案件や稼げる金額をイメージできます。また、案件を獲得するコツが学べ、クライアントとのつながりを作れることも独立への準備になるでしょう。さらに、副業で得た収入は独立の資金としても活用可能です。

こうしたステップを踏むことで、いきなり独立するよりもリスクを抑えつつ、フリーランスとしての活動を始められます。

なお、独立をすれば案件の幅はさらに広がります。副業で多様な経験を積むことは、ITコンサルタントとして独立を考えている人にとって貴重な経験となるでしょう。

ITコンサルタントの具体的な独立の手順は以下の記事をご覧ください。

フリーランスITコンサルタントになるには?独立後の年収や案件例

ITコンサルタントの副業案件の種類と報酬体系

まずは、ITコンサルタントの副業における実態を、仕事内容と報酬体系に分けてチェックしておきましょう。

ITコンサルタントの副業案件の種類

副業でコンサルティングを請け負うとなると、本業で働く場合とは事情が異なり、向いている仕事とそうでない仕事があります。まずは、ITコンサルタントの副業に向いている案件の種類を把握しておきましょう。

IT戦略コンサルティング

IT戦略に関連するコンサルタントの仕事は多岐にわたりますが、大まかに分けると以下の3つになります。

  • ヒアリング・分析
  • 提案
  • 実行・プロジェクトマネジメント

自分のスキルでできることに取り組むのも重要ではあるものの、副業として携わるとなると、本業の合間にできる業務に絞り込むことも大切です。このうち、膨大な実務が発生する「実行・プロジェクトマネジメント」は、深いコミットメントが必要であり期間も長期化する傾向があるため、副業で取り組むには厳しい面があります。

一方で、課題を抱えている企業や事業者の相談に乗り、アドバイスをする「ヒアリング・分析」や「提案」であれば、実行フェーズに比べて時間はかかりません。副業でITコンサルタントをするなら、まずはここからスタートするのが現実的です。

組織コンサルティング

ITに対応した組織づくりを手助けするのも、副業ITコンサルタントに向いている仕事です。

IT化に消極的な企業の場合、「新しいシステムを導入しても扱える人がいない」「業務フローが整っていない」といった、組織や人材面での問題に突き当たることが少なくありません。さらにこの分野には、ITに関連するプロジェクトチームの構築や、人事評価制度の確立なども含まれます。ITに特化した人材コンサルタントと考えると分かりやすいでしょう。

講師・執筆

講師や執筆業をして広く情報を発信し、人材を育てるという選択肢もあります。ITコンサルタントにはそもそも高い専門性とコミュニケーションスキルが備わっているため、実務にこだわる必要はありません。人前で話すことや文章力に自信があるのならなおさらです。

このほか、ITに限らずコンサルタントとしての副業について知りたい方は以下の記事もチェックしてみてください。

副業コンサルタントの始め方とおすすめサイト5選!単価相場も紹介

ITコンサルタントの副業における報酬体系

ITコンサルタントの副業は、主に時間報酬型と固定報酬型に分けられます。それぞれの報酬形態の特徴を紹介しましょう。

時間報酬型

時間報酬型とは、時間単位で報酬が決められている報酬体系です。報酬の相場は1時間あたり5,000〜1万円程度が多い傾向です。実務経験が豊富なITコンサルタントであれば時給1万円以上の案件も珍しくありません。稼働時間が固定なので、副業として行いやすい報酬形態と言えます。

固定報酬型

プロジェクトごとに単価を設定する報酬体系を、固定報酬型と呼びます。報酬の相場は、1案件10万〜30万円程度。固定報酬型では、稼働時間や成果にかかわらず契約に応じた報酬が支払われます。

固定報酬型は、稼働時間に関係なく報酬が支払われるため収入が安定しやすいのがメリットです。一方で、業務量が膨らんでしまっても報酬は変わらないことに注意が必要です。

ITコンサルタントの副業は稼げる?単価相場と案件例

副業でITコンサルタントをする場合、実際にどういった案件があるのかを相場と合わせて紹介します。

スポットコンサルの単価相場・案件例

スポットコンサルとは、1回限りなど継続性の低い案件を指します。対面で行う場合もありますが、Zoomなどのビデオ会議システムや電話を使用するのが一般的です。利用者が抱える、「まずその道のプロの話を聞いてみたい」「高額なコンサル料を払うのは難しいが、今後のヒントになるようなアドバイスが欲しい」といったニーズに応えるサービスです。

スポットコンサルの場合、得られる報酬の相場は1時間あたり1万5,000円から3万円ほどです。相談のハードルが低いため、中小企業や規模の小さな店舗が利用するケースも少なくありません。

例えば、週1~3日の稼働案件として、以下のようなものがあります。

案件名【コンサルタント】経営情報整理におけるコンサルタントの案件・求人
案件単価案件単価:〜700,000 円/月
勤務地基本リモート一部出社
スキルデータ分析スキル,要件定義能力,ツール選定・導入支援の経験
職種・ポジションコンサルタント,システムエンジニア

週末・土日のみの単価相場・案件例

週末や休日などを利用して「週1~2日」「週2~3日」といった形で継続的に稼働する場合は、月額報酬や成功報酬で契約を結ぶことになります。報酬は依頼内容によって大きく変動しますが、週1~2日の稼働であれば、相場は月収で50万円以下に収まる範囲と考えておきましょう。

実際に、副業に適したITコンサルタント案件を掲載している「ITプロパートナーズ」には以下のような仕事があります。週1~3日の稼働ですが、想定月収は最大80万円と高めです。

案件名【コンサルタント】社内システムの刷新PJをリードしていただけるITコンサルタント募集!
案件単価案件単価:〜800,000 円/月
勤務地フルリモート
スキルITコンサルとしての実務経験,高いコミュニケーション能力,外部ベンダーのディレクション
職種・ポジションコンサルタント

この他にもITコンサルタント向けの案件が掲載されているので、どのようなものがあるのかチェックしてみてください。

ITコンサルタントが副業を始めるステップ

スムーズに副業を始めるためのステップを紹介します。

  • 1.コンサルタントとしての経験を積む
  • 2.スキルや実績の棚卸しをする
  • 3.副業案件を獲得する

各ステップの詳細で解説します。

1.コンサルタントとしての経験を積む

IT関連の知識やスキルのみでは、コンサルタントは務まりません。コンサルティングファームに所属しているなら、働きながらコンサルタントとしての経験を積みましょう。IT系企業に勤めている場合は、コンサル案件にチャレンジしつつ経験を重ねる必要があります。コンサルタント未経験でも、クラウドソーシングなら案件を獲得しやすいため試してみましょう。

コンサルタントとして必要な経験は、ヒアリングや分析を通じて課題を見つけた経験、資料作成経験、打ち合わせや説明の経験などさまざまです。また、ITコンサルタントはクライアントを支援する立場であって、自分が手を動かすわけではありません。従って、マネジメント経験も重視されます。

ITコンサルタントとして副業案件を獲得したい場合、最低でも3〜4年程度の実務経験を積んでおくようにしましょう。

2.スキルや実績の棚卸しをする

ITコンサルタントを必要としている企業は多く、それぞれ課題が異なります。自分がどのような課題に対応できるかを企業に伝えるためには、スキルや実績の棚卸しが必要です。スキルシートもまとめておくと、応募の際にスムーズです。

スキルや実績の棚卸しの際には、過去のクライアントにどのような価値を提供したかを振り返ります。また、さまざまな業界がITコンサルタントを必要としているため、かかわったことのある業界も洗い出しておきましょう。

3.副業案件を獲得する

人脈を頼って案件を獲得する、副業専門のエージェントサイトに登録するなど、さまざまな方法で案件を獲得しましょう。自分の希望に合った案件に応募し、採用されれば晴れて副業デビューとなります。

副業案件を探す際は、稼働条件を重視しましょう。本業の合間に働けるよう、柔軟な案件を探す必要があります。少ない時間でも働けるスポットコンサル、移動時間を節約できるリモート案件などが狙い目です。

ITコンサルタントが副業案件を探す方法

ITコンサルタントが副業案件を探す方法は以下の4つです。

  • 副業エージェント
  • クラウドソーシング
  • 知人・友人からの紹介
  • 自分で顧客を開拓する

それぞれの特徴を解説します。

副業エージェント

副業エージェントは、ITコンサルタントが副業案件を探す有効な手段であり、比較的高単価な案件を獲得できるサービスです。副業エージェントには主に3つの特徴があります。

まず、スキルや経験に合わせて案件を紹介してくれるので、自分にマッチする仕事を簡単に見つけることが可能です。そのため、仕事探しの時間を減らし、効率的に案件獲得を目指せます。

次に、自分で案件を探したり営業したりする必要がない点です。その分、実業務に時間とエネルギーを注げます。

そして、実務経験やスキルに応じた副業案件を探せるというのも大きな特徴です。自分の能力を最大限に発揮し、クライアントに貢献できます。これらの特徴から、副業エージェントはITコンサルタントの副業探しに適した方法といえます。

副業エージェントの選び方や注意点は以下の記事をご覧ください。

副業エージェントおすすめ21選【職種・目的別で徹底比較】

クラウドソーシング

クラウドソーシングもITコンサルタントの副業を探す方法の1つです。クラウドソーシングは、募集されている案件のなかから、自分のスキルや希望に合うものに応募して仕事を獲得する仕組みです。案件を比較検討して選択できる利点はありますが、自分で営業活動をする必要があり、時間と労力がかかるうえに案件を獲得できる保証がない点には注意が必要です。

なお、副業エージェントに比べて案件の難易度が低い傾向にあるので、初めて副業に取り組むITコンサルタントには有効な選択肢になります。とはいえ、ITコンサルタントの業務は高い専門性が求められるので、クラウドソーシングの案件数は比較的少ない点は認識しておきましょう。

おすすめのクラウドソーシングサイトは以下の記事をご覧ください。

クラウドソーシングサイトおすすめ15選!初心者が副業で稼ぐコツとは

知人・友人からの紹介

ITコンサルタントが副業案件を探すには、知人・友人からの紹介を受ける方法も有効です。知人・友人であれば、あなたのスキルや経験、得意分野などをある程度把握しているので、希望に合った案件を紹介してくれる可能性が高くなります。

知人・友人からより多くの案件を紹介してもらうには、副業を探していることを伝えることはもちろん、関心のある副業案件の内容を具体的に伝えることも大切です。例えば、特定の業種やプロジェクトの規模、単価の相場などを伝えると、知人・友人も紹介しやすくなります。

注意点としては、スキルや希望に合わない案件は断ることや、契約内容を明確にしておくことが挙げられます。信頼関係を保つためにも、適切な判断をしなければなりません。

これらを押さえておくと、知人・友人から自分にマッチした副業案件を紹介してもらえる可能性が高くなります。

自分で顧客を開拓する

自分で顧客を開拓することも、ITコンサルタントが副業案件を探す方法の1つです。例えば、SNSやブログなどを活用して情報発信をすることで、顧客とつながるきっかけになります。また、ネットワーキングイベントに参加し、同じ業界の人と直接コミュニケーションを取ることも効果的です。さらには、ITコンサルを必要としている企業に法人営業を行い、案件を獲得する方法もあります。

顧客開拓のコツは、自分が解決できる問題や提供できる価値を明確に伝えることです。すると、特定のニーズを持つ顧客から案件を獲得できる可能性が高くなります。

注意点は、スキルに合う案件を受けることです。顧客の期待に応えられなければ、継続して案件を任されたり、他の顧客を紹介したりしてもらえません。個人の名前で活動することは、その分、市場価値を下げるリスクにもつながります。以上の点を認識して顧客を開拓すると、ITコンサルタントの副業案件を見つけられるでしょう。

ITコンサルタントの副業探しにおすすめのエージェント

ITコンサルタントの副業探しにおすすめのエージェントは以下の3つです。

  • ITプロパートナーズ
  • ビザスク
  • プロシェアリング

それぞれの特徴を詳しく解説します。

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズ」は、専門のエージェントがフリーランスエンジニアやITコンサルタント向けの案件を提案するサービスです。自力で仕事を探す必要がなく、案件探しに時間をかけたくない人にはメリットが大きいでしょう。

週2〜3日稼働の副業案件を多く扱っているので、本業の合間に取り組みやすいITコンサルタントの案件が見つかります。また、エンド直の高単価案件が多く、短い時間で効率的に副収入を得られます。

フリーランス向けの案件も扱っており、将来的に独立を考えている人や、フリーランスになって自由な働き方をしたい方は、どのような案件があるのかご覧になることをおすすめします。

ビザスク

引用元:ビザスク

ビザスク」は、個人のITコンサルタントと企業をつなぐマッチングサービスです。プロフィールを基にクライアントやビザスクの担当者から相談が届くケースに加え、募集中の案件に自分から応募することもできます。

スポットコンサルが主ですが、オンラインアンケートや数ヶ月程度の業務委託案件などもあり、自分に合った働き方を実現可能です。さまざまな業界の副業案件があるので、知見のある分野でクライアントに貢献できるのも魅力といえます。

短時間のスポットコンサルでスキマ時間を有効活用したい方や、営業活動をせずに副業案件を獲得したい方におすすめのサービスです。

ビザスクの評判は?口コミや体験談、メリット・デメリットを公開

プロシェアリング

プロシェアリング」は、「プロ人材」と呼ばれる専門家の知識やスキルを複数の企業でシェアするサービスです。課題を持つ企業とプロ人材とのマッチングを行い、プロ人材のスキルに合ったプロジェクトを紹介します。登録されているプロ人材は2万5,900名、プロジェクト数は1万8,743件という数字です(2024年7月時点)。

「月1時間」や「1週間のうち数時間」といった案件があり、複数のプロジェクトに参画できるため、副業しながらスキルアップもしたい人におすすめです。

ITコンサルタントが副業で高単価案件を獲得するには

ITコンサルタントの報酬は決して低くはありませんが、より高額な案件を請け負うには努力や工夫が欠かせません。ITコンサルタントが、副業で高単価案件を獲得するために必要なことについて解説します。

実績と経験を積み重ねる

遠回りであるかのように見えて実は近道となるのが、地道に仕事をこなして実績や経験を積むことです。ITコンサルタントは何よりも実績や経験が重視される仕事であり、仕事内容が専門的になればなるほどその傾向は強くなります。

誠実に仕事をして顧客満足度を高めれば、それが実績となるのはいうまでもありません。結果として、高単価案件も獲得しやすくなります。それだけでなく、リピーターを獲得できたり、口コミでよい評判を広めてもらえたりする可能性もあります。

また、そのように実績や経験を積んだ先には、フリーランスとしての独立を検討してもよいでしょう。副業案件よりもフリーランス案件の方が高単価になります。コンサルタントとして独立を考えている方は以下の記事も参考にしてください。

フリーランスコンサルタントになるには?独立後の年収・単価相場

専門領域を持つ

ITコンサルタントの業務は非常に幅が広く、何でもできる人、幅広いジャンルに対応できる人が有利であると考えてしまいがちです。しかし、高単価案件を狙うのであれば自分が特に得意とする専門領域を持ちましょう。「医療系ITに強い」「ITを活かせる組織づくりが得意」など、経験や実績にもとづいたスキルは強力な武器となるに違いありません。

専門性の高い高品質なコンサルティングを提供することで、おのずと市場価値も上昇します。

IT分野に特化したサービスを活用する

IT分野の求人に特化したサービスを活用するのも1つの方法です。

ITプロパートナーズ」はIT人材向けのフリーランスエージェントサービスで、登録すると希望に合ったフリーランス案件の紹介を受けられます。実績や経験があるITコンサルタント向けの高単価案件も多数取り扱っているので、公式Webサイトをチェックしてみてください。自分で1から案件を探す必要もなく、時間や手間も節約できます。

フリーランス向けの案件を獲得する

フリーランス向けの案件は高単価な傾向です。加えて、ITコンサルタントの案件には稼働時間が短いものが多く、フリーランス向けの案件でも十分取り組める可能性があります。

まずはスポットコンサル案件、稼働日数が少ない案件などをチェックしてみるとよいでしょう。2024年10月現在、弊社ITプロパートナーズには、週1・2日で働けるコンサルティング案件が「約178件」登録されており、想定月収は数十万円程度です。

週2日〜3日からの高単価案件を獲得したいという方は、ぜひご相談ください。

ITコンサルタントが副業する注意点

ITコンサルタントが副業をする際は、社会や社内のルールを守り誠実さを忘れないことが大切です。副業の注意点について解説します。

副業に関する社内規則を遵守する

副業を始める前に、まずは本業の会社で定められている服務規程を確認し、それを遵守しましょう。副業が禁止されているのであれば、無許可で副業をしてはなりません。許可されている場合でも、「本業と同業の副業は禁止」といった制約がかけられている場合もあります。副業は、社内のルールに違反しない形で行ってください。

副業がバレるタイミングやその対策については、以下の記事をご覧ください。

副業がバレるタイミングや時期はいつ?バレる理由や対策を徹底解説

利益相反・守秘義務違反を防ぐ

副業の成果が本業に損失をもたらしてしまう「利益相反」や、職務上知り得た秘密を外部に流出させてしまう「守秘義務違反」には細心の注意を払う必要があります。軽視すれば、大きなトラブルに発展しかねません。

仮に本業で取引をしている企業のライバル企業の仕事を請ければ、高い確率で問題になります。また、本業の下請け企業から個人で仕事を受注してしまうというのも、よくあるトラブルのパターンです。

本業に支障をきたさない

副業は本業に支障が出ない範囲で行いましょう。「休息の時間が減ったことで体調を崩した」「納期が迫っていたため本業中にこっそり副業の作業をした」などということはあってはなりません。副業はあくまで、本業をしっかりとこなしたうえで取り組むものです。

特に副業を始めたばかりで慣れないうちは、余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。

所得申告・納税を行う

副業で報酬を得て収入が増えたら、きちんと確定申告をして税金を納めましょう。副業での所得が年間20万円以下であれば、所得税に関しては申告不要ではあるものの、住民税は支払う必要があります。基本的には、副業で収入を得た場合、金額の大小にかかわらず確定申告や納税の対象と認識しておいたほうが、税金面でのトラブルを防げます。

確定申告については以下の記事をご覧ください。

フリーランスの確定申告はいくらから必要?専業・副業など働き方別で紹介

ITコンサルタントの副業に関するFAQ

この項目では、ITコンサルタントとして副業を始めようとする際に感じやすい疑問について紹介し、回答していきます。

未経験でもITコンサルタントとして副業案件を受注できる?

結論からお伝えすると、未経験からいきなりITコンサルタントとして副業案件を受注するのはかなり難しいです。コンサルという仕事は、高いスキルや確かな実績を求められることがほとんどだからです。

未経験からITコンサルタントとして副業案件を獲得したい場合は、まずコンサルティングファームに所属して経験を積むのがおすすめです。

土日(週末)のみの副業を探すにはどうすればいい?

フリーランスが高単価案件を探すにはフリーランスエージェントの利用がおすすめなのですが、エージェントによっては「週5日稼働」という案件がほとんどというケースもあります。したがって、土日などの週末や休日を使って副業したい場合は、週1~3日稼働が可能な案件を掲載しているフリーランスエージェントを利用すると案件が見つかりやすいでしょう。

なお、弊社が運営するITプロパートナーズでも、週1~3日稼働のITコンサルタント案件を多数扱っているので、どんな案件があるか気になる方は是非ご確認ください。

まとめ

ITコンサルタントは、多くの企業から必要とされている職業です。副業を通じて多くの顧客に知見やスキルを提供すれば、社会の役に立っているという実感も得られるでしょう。

ITコンサルタントの副業を考えているなら、ITコンサルタントやエンジニア向けの案件を数多く取り扱っている「ITプロパートナーズ」にご相談ください。副業を通じて実績を積めば、独立してフリーランスになり、高収入を得ることも夢ではありません。

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