SIerの現状って?年収をあげる3つの方法

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ITプロパートナーズ 代表エージェント 木村 直人

ITプロパートナーズ 代表エージェント 木村 直人

「すべらない起業論」編集長であり、エンジニアの起業・独立・フリーランス支援のプロエージェント。大手損害保険会社を経て、I&G Partners(現アトラエ)入社。成功報酬型求人サイト「Green」の立ち上げから関わる。その後、「IT起業家・フリーランスの自立を支える」というビジョンの元、「週2日からの業務委託案件を紹介する、ITプロパートナーズ」を立ち上げる。 ■BestVenture100に創業初年度で選出 ■取材記事:自立する覚悟が、働き方を変える
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こんにちは。ITエンジニア・webディレクター・webデザイナーなどのIT人材の自立・キャリアを支援するITプロパートナーズ編集部です。

弊社では、独立精神旺盛な優秀なエンジニアの方々の独立・起業サポートや、フリーランス支援を行っています。 こちらでは、日々の現場でサポートさせていただいている中での、プロの目線で、エンジニアに役立つお話をしてまいります。

さて、今回はSIerについてお話しさせて頂きます。

エンタープライズと言われる、官公庁や大企業~中堅企業を対象とするシステムの開発を担うIT企業のことをSIer(システムインテグレーター)と呼びます。

SIerと言っても資本によってメーカー系、ユーザー系、独立系に大別され、それぞれ異なる部分も多いですが、今回はその部分も含めて、SIer業界の年収や現状について見ていきたいと思います。

早速見ていきましょう!

SI業界の現状と課題って?

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まずはSI業界の現状をお伝えします。

SI業界の現状

冒頭でも触れましたが、SIerとは官公庁や大企業~中堅企業を対象とするシステムの開発を行うIT企業のことを指します。

システム開発だけでなく、開発したシステムの保守運用を行うための部隊を持っているSIerも多いです。

これも冒頭で触れましたが、SIerには資本によって以下のように大別されます。

  • メーカー系
  • ユーザー系
  • 独立系

それぞれ簡単に説明します。

・メーカー系SIer

メーカー系SIerというのは、富士通やNEC、日立、東芝、沖電気、Canonなど電機メーカーの系列となるSIerのことを指します。

・ユーザー系SIer

ユーザー系SIerというのは、元々、メーカー系以外の企業の系列に連なるSIerのことです。

みずほ総研(みずほ銀行)や三井住友トラスト・システム&サービス(三井住友信託銀行)、東京海上日動システムズ(東京海上)などの金融業界に多いです。

しかし、NTTデータ(NTT)や関電システムソリューションズ(関西電力)、メディアテック(大和ハウス工業)、トヨタコミュニケーションシステム(トヨタ)、伊藤忠テクノソリューションズ(伊藤忠商事)など、さまざまな業界でユーザー系SIerが存在します。

・独立系SIer

そして、独立系というのは、メーカー系でもユーザー系でもない、つまりどこかの系列ではないSIerのことを指します。有名なところとしては、大塚商会やオービック、富士ソフトなどが知られています。

また、資本関係とは別にSIer業界の企業には明確に「格付け」があります。

SIer業界の明確な「格付け」について

格付けの方法としては、そのSIerが案件の何次受けになれるかです。

直接、クライアント企業と案件の契約を結べる一次受けとなれるSIerは格付けが高く、より階層が低い(つまり数字が大きい)契約しかできないSIerは、格付けが低いです。

そして、SIer企業で働くSEの待遇を含めた勤務環境は「資本関係×格付け」で決まるといっても過言ではありません。

メーカー系やユーザー系のSIerで勤務するという事は、大企業グループの一員としての給与・福利厚生が受けられます。

一方で独立系の多くは中小企業であるため、給与・福利厚生で大きく劣ることが多いです。

格付けが高いSIerであれば、クライアント企業の担当者と直接会話し、上流工程に参画したり、PMとして案件を回すこともあります。

しかし、下位SIer勤務者の場合、「プロパー」と言われる上位SIer要員の「パートナー」として、客先常駐で指示された通りに構築作業に関わることになります。

さらに言えば、プロパーとパートナーの関係は、お客様とサービス提供者の関係なので、同じSIerと言えども、その力関係は歴然としたものがあります。

この格付けという意味でも、メーカー系やユーザー系は独立系より優れている場合がほとんどです。

一部の大手SIerであればともかく、多くの独立系SIerは受注争いに参加することもできません。

逆にユーザー系にいたっては、そもそもグループ会社のためのSIerですので、受注争いを繰り広げなくても、グループ企業案件の一次受けとなることが一般的です。

次に、SIer業界が抱えている課題について見ていきましょう

SIer業界の抱えている課題

現在、SIer業界の抱えている課題は、ずばり慢性的な人材不足です。。

ITエンジニアといえば「デジタル土方」のイメージが先行しており、IT業界に進みたい若者は少なくなっています。

また、より良い環境・待遇を目指して、「資本関係×格付け」の係数が高いSIerに転職する方や、フリーランスになったり、人を使う側に回ろうとする方、つまり起業してしまう既存のSIer勤務者も少なくありません。

そのため、人材の単価が高騰しており、優れた人材の確保はおろか、必要な人材の確保にすら難航することもあります。

さて、次にSIerが年収を上げる方法について見ていこうと思います!

SIerが年収をあげるには?

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SIerで勤務しているITエンジニアが年収を上げる方法は、究極的には三つです。

①副業を行う

②転職する

③フリーランスになる

①副業を行う

まず、一つ目の副業ですが、本業以外で稼ぐ方法です。

例えば、クラウドソーシングサービスなどを利用して、土日などにできるアプリ開発やWebサイト作成に参加するといった方法があります。

また、オンラインプログラミングスクールの講師を務めるなど、隙間時間にできる副業も良いでしょう。

②転職する

二つ目の転職ですが、より良い待遇を目指して、『資本関係×格付け』の係数が高いSIerに転職する、というのが一つの手ですが、転職先の候補となるのは同業他社だけではありません。

具体的にいえば、非IT業界の企業で社内SEになる、という道もあります。

メーカー系や大手独立系など(つまり一次受けができる企業)でバリバリPM経験などを積んでいた方が、案件発注元に引き抜かれてCIO(最高情報責任者)に就任するケースを目にすることもあります。

加えて、web系のメガベンチャーやベンチャーへ転職するといった選択肢もありますね。

SIerからwebへと転職する人も増えていますね。

③フリーランスになる

三つ目はフリーランスになる、ですが、フリーランスになれば、当然、稼ぎがすべて自分の手元に入ってくるので、確かに収入は大きくアップします。

業務経験やスキルセットにより変わりますが、昨今のITエンジニア不足の影響もあり、「週三日勤務で月50万円~」と言う求人も多いです。

大手SIerにて十分なPM経験がある方であれば「週五日勤務で月200万円」という案件もあります。

しかし当然のことながら退職金や各種の福利厚生もなくなり、そもそも、仕事が受注できていないときは失業者と変わらなくなるため、大手SIer勤務者にとっては生涯年収が上がるかどうか、要確認しましょう。

SI業界に将来性はあるのか?ないのか?

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SI業界に将来性があるかどうかを見ていく前に、明言しておきたいのは、SI業界に関わらずにITエンジニアとして生きていくのは、大変というか、ITエンジニアとしての可能性を狭めることになるでしょう。

なぜならば、世の中で稼働しているシステムの大半が、企業や官公庁で稼働しているエンタープライズシステムであるため、エンタープライズシステムを担うSIerで勤務しているITエンジニアの比率も高いのです。

それでもSIerと無縁なところで働きたくないという方は、組み込みシステム業界、またはデスクトップアプリを開発するソフトウェア業界に進めば、SIerとは無縁なままITエンジニア人生を送れるかと思います。

一方で、ゲーム業界やWebデザイン業界などは、オンラインゲームのインフラ構築やWebサイトのインターフェイス改修でSIerと協働することも考えられます。

そうした仕事の数という点で見ればSIerで勤務するということは非常に将来性があるでしょう。

ただし、すでに何度もお伝えした通り、一言でSIerといえどもピンキリです。

有名大企業のグループ企業もあれば、「SI業界」と言いながら実態は人材派遣会社と変わらない独立系零細企業もあります。

そのため、SIerに就職するならば、メーカー系かユーザー系のどちらかに限ると考えています。

ちなみに、メーカー系とユーザー系どちらの方が就職先として良いか悩む方が多いので、両者の最大違いは、『技術力』の観点が異なるため、ご自身がどっちの考え方に共感できるか否かです。

メーカー系は技術そのものを売り物にしているため、最新技術を開発し実用化していくことを目指し、メーカー系での技術力アップとは、売り物になる新世代の技術に対応していくことを意味します。

対して、ユーザー系の中にも外販部隊があるSIerもありますが、それよりもグループ企業のシステム開発・保守に主眼を置いています。

そのため、ユーザー系SIerにとって技術力アップは、グループ企業のサービスレベルを上昇させるためのITシステムにしていくことであり、必ずしも最新の話題の技術に対応できるようになることを意味しておらず、むしろ実績のないものは危ない、という考え方を採用しがちです。

もっと単純に言えば、提示された最新技術に対して、「まだ問題点もあるかもしれないけど、良いところが多いので勉強したい!」と思える人がメーカー系向き、「優れた点があったとしても、上手くいっている既存の方法を止めてまで使いたい技術なのかな?誰か使ったのかな?使ってどうだったんだろう?」と疑う人はユーザー系向きといえます。

まとめ

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今回はSI業界について見ていきましたが、この業界はどこのSIerに所属するかによって、見えている世界がまったく変わります。

NTTデータや〇〇総研とつくような大手のSIerを見れば、年収1000万円以上でPMなどととして活躍している方がたくさんいます。

一方で、下位層のSIerというよりも人材派遣会社状態になっている企業を見ると、本当にデジタル土方っているんだな、と感嘆したくなる現場もあります。

SIerに限らずですが、就職先のリサーチはしっかり行うべきですし、十分に実績のある方であれば、会社に縛られずフリーランスや起業するという手もアリではないかと思います。

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