クラウドワークスとランサーズはどっちがおすすめ?初心者必見の違い

こんにちは、ITプロマガジンです。

副業やフリーランスとして仕事を獲得できるサービスであるクラウドソーシングサービスの中では、クラウドワークスやランサーズが非常に有名です。クラウドワークスとランサーズは、どちらが優れているのか、自分に合ったサービスはどちらなのかを知りたいと思っている人も多いでしょう。

結論から伝えると、悩まれている方はどちらも登録しておくことをオススメしますが、両者でそれぞれ特徴が違うのも事実です。

そこでこの記事では、クラウドワークスとランサーズの違いを徹底比較していきます。さまざまな項目を比較しながら説明するので、どちらがより自分に合うクラウドソーシングか、確認してみてください。

フリーランスの単価の伸ばし方

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フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

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クラウドワークス・ランサーズの基本情報

クラウドワークスとランサーズは、どのようなサービスなのでしょうか。ここでは、それぞれの基本情報を紹介します。

クラウドワークスの基本情報

サービス名クラウドワークス
所在地〒150-6006 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー6階
代表吉田 浩一郎
サービス開始年2012年3月
支払い方法銀行口座振り込み
締日(15日と月末)
登録料金無料
形式・タスク形式
・プロジェクト形式
・コンペ形式
※参考:会社概要 | 株式会社クラウドワークス

クラウドワークスは、東京都渋谷区に本社がある株式会社クラウドワークスが運営しています。案件数が多く、幅広い仕事のなかから自分にあう仕事を探せます。知名度が高いため、ユーザー数もどんどん増えている状況です。

ランサーズの基本情報

引用元:ランサーズ
サービス名ランサーズ
所在地〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3丁目10-13 TOKYU REIT渋谷Rビル 9F
代表秋好 陽介
サービス開始年2008年12月
支払い方法銀行口座振り込み
・15日締め当月末払い
・月末締め翌月15日
(月2回の支払い)
登録料金無料
形式・タスク形式
・コンペ形式
・プロジェクト形式
※参考:会社概要 | ランサーズ株式会社

ランサーズは、東京都渋谷区に本社があるランサーズ株式会社が運営しています。サービスを開始したのはクラウドワークスよりも早く、ランサーズは日本のクラウドソーシングサイトを牽引してきた存在です。長年の運営実績があり、ユーザーに対するサポートも手厚いことで知られています。

クラウドワークスとランサーズの違いを徹底比較

​​クラウドワークスとランサーズは、いずれもさまざまな案件を扱うクラウドソーシングサイトです。両者の違いを項目ごとにまとめると以下の通りです。

比較項目ランサーズクラウドワークス
案件数
案件の種類
案件の質
システム手数料
報酬支払い方法
登録者数
利用者層
使いやすさ
認定制度
サポートの充実度
知名度

ここからは、両者の違いについて、項目ごとに詳細に解説していきます。なお、ここから紹介する数字は全て2023年8月現在のものになります。

案件数

クラウドワークスとランサーズの案件数を比較すると、ランサーズよりもクラウドワークスのほうが多い状況です。(2023年11月現在)

  • クラウドワークス:449,407件
  • ランサーズ:18,584件

ただし、クラウドワークスに掲載されていない案件がランサーズで見つかる可能性もありますし、案件の種類によっては、ランサーズの方が多い可能性もあります。

案件の種類

クラウドワークスとランサーズの案件の種類は、同じくらい幅広いです。どちらにおいても、以下のような種類の案件が募集されています。

案件名クラウドワークスランサーズ
データ入力12,391件26,197件
文字起こし6,297件11,886件
ライティング36,204件164,404件
プログラミング系2,532件14,714件
デザイン系44,652件227,895件
アンケート回答4,204件7,517件
翻訳系7,151件44,652件
マーケティング系31,045件62,794件
動画編集系47,702件25,425件

※2024年11月現在

前述の通り、案件全体としてはクラウドワークスの方が多いですが、「データ入力」や「文字起こし」など指定キーワードで調べると、ランサーズの方が多い傾向にあります。そのため、まずは自分がやりたい仕事で調べ、金額や業務量などの条件で絞り、最適な案件を見つけるのがいいでしょう。

案件の質

クラウドワークスとランサーズの案件の質は、どちらも同程度です。クラウドソーシングで受注できる案件は、単価が低い場合も少なくありません。クラウドワークスとランサーズにも高単価な案件は存在しますが、なかには割に合わない低単価な案件もあります。

案件の質はピンからキリまでさまざまなので、受注する際はよく確認したほうがいいでしょう。

システム利用料

クラウドワークスランサーズ
・10万円以下の部分:20%
・10万円超え20万円の部分:10%
・20万円超えの部分:5%
・契約金額(税込)の16.5%

クラウドワークスとランサーズの利用にかかる手数料は、ほとんど同じ水準です。ただし、クラウドワークスの場合は、報酬の金額に応じて手数料に差がありますので、自分の受注した仕事の報酬をチェックしてから仕事を受注しましょう。

報酬支払い方法

クラウドワークスランサーズ
銀行口座振り込み
締日(15日と月末)
振り込み手数料:500円(税込)※1
銀行口座振り込み
・15日締め当月末払い
・月末締め翌月15日
(月2回の支払い)
振り込み手数料:550円(税込)※2

※1楽天銀行の場合、100円(税込)
※2楽天銀行の場合、110円(税込)

クラウドワークス、ランサーズ、どちらも発生した報酬を受け取る方法は銀行振込です。それぞれの管理画面から銀行口座を登録すると、報酬からシステム手数料が引かれた金額が入金されます。締め日は毎月15日および末日です。

15日締め分は当月末日、末日締め分は翌月15日に振り込まれます。クラウドワークスの振込手数料は税込500円です。ただし、楽天銀行の口座を指定すると、振込手数料は税込100円になります。一方、ランサーズの振込手数料は税込550円です。楽天銀行の口座を指定すれば、振込手数料が税込110円となります。

登録者数

クラウドワークスランサーズ
670万人(2024年11月時点)260万人(2024年11月)

登録者数は、クラウドワークスの公式サイトを確認すると670万人、ランサーズが260万人以上となっています(2024年11月時点)。

クラウドソーシングサイトを利用する人はどんどん増えており、クラウドワークスとランサーズにおいても登録者数はさらに増加していく可能性が高いです。

利用者層

クラウドワークスは、アンケート調査によると主婦や主夫、正社員・契約社員・派遣社員などの登録者が特に多いです。空いた時間を活用して仕事に取り組んでいる人が多いとわかります。

一方、ランサーズでは、クラウドソーシングの動向調査によると10年以上の業務経験をもつ利用者が過半数を占めています。そのため、高いスキルをもつ利用者が多いです。また、地方で暮らしているフリーランスの登録者や子育て中の主婦も目立っています。

使いやすさ

クラウドワークスランサーズ
・カテゴリー別に仕事を探せる
・スカウト機能あり
・一部資格取得可能
・カテゴリー別に仕事を探せる
・スカウト機能あり
・実績に応じたランク制度あり

クラウドワークスとランサーズは、いずれも仕事を探しやすくするための工夫が多く施されています。たとえば、依頼形式やカテゴリを絞り込めるだけでなく、報酬額やその他の条件も細かく設定することが可能です。

そのため、自分の希望にあう仕事をスムーズに探せるようになっています。検索結果の一覧においても案件の概要や報酬額が表示されるため、簡単に気になる案件をみつけられるでしょう。

認定制度

クラウドワークスランサーズ
プロクラウドワーカー認定ランサー

クラウドワークスとランサーズには、それぞれ認定制度があります。それぞれが独自に定める基準をクリアしている人をプロとして認定するための制度です。

クラウドワークスの認定制度は、プロクラウドワーカー制度とよばれています。それに対してランサーズの認定制度は、認定ランサーです。プロクラウドワーカーや認定ランサーになると専用のページに掲載され、仕事も受注しやすくなります。プロクラウドワーカーや認定ランサーとして認定されるためには、評価や月間の獲得報酬額が一定以上でなければなりません。

詳しい条件については、こちらをチェックしてください。

サポートの充実度

クラウドワークスランサーズ
・お仕事サポート
・スキルアップ支援
・ライフサポート
・仕事依頼の確認
・警告表示や強制退会
・悪質行為の自動検出

※参考:(クラウドワークスランサーズ

サポート体制を比較すると、クラウドワークスよりもややランサーズのほうが充実していると言えそうです。たとえば、ランサーズにはお仕事依頼やメッセージの監視・確認・フィードバックがあり、初心者でも取り組みやすい特徴があります。

クラウドワークスにも基本的なサポート体制は整っていますが、より安心感があるのはランサーズでしょう。

知名度

クラウドワークスとランサーズは、クラウドソーシングのなかではいずれも有名なサービスです。ただし、クラウドワークスとランサーズを比べると、若干ながらクラウドワークスのほうが知名度は高めといえます。とはいえ、最近ではランサーズもテレビCMを放映するようになり、知名度は向上していると考えられるでしょう。

クラウドワークスとランサーズのメリット・デメリットを比較

クラウドワークスとランサーズには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

クラウドワークスランサーズ
メリット・案件数が多い
・手数料が若干低い
・サポート体制が充実
デメリット・プロクラウドワーカーになりにくい・一定数悪質な案件がある

ここでは、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。

クラウドワークスのメリット・デメリット

クラウドワークスは、ランサーズよりも案件数が圧倒的に多いというメリットがあります。クラウドワークスを活用すれば、たくさんの案件のなかから自分に合う案件をみつけることが可能です。

また、報酬の振込み手数料は、ランサーズよりもクラウドワークスのほうが若干安いです。数十円の差ではありますが、何度も報酬を受け取ることを考えればなるべく安いほうがいいでしょう。

クラウドワークスのデメリットは、プロクラウドワーカーになるための条件が厳しい点です。基準はランサーズの認定ランサーとほとんど同じですが、クラウドワークスの報酬額の条件は難易度がより高くなっています。そのため、初心者のうちからプロクラウドワーカーを目指すのは簡単ではないでしょう。

ランサーズのメリット・デメリット

ランサーズのメリットは、サポート体制がとても充実しているところです。一般的なカスタマーサポートを提供しているだけでなく、案件の監視を強化してユーザーが悪質な案件を受注しないように注意を払っています。規約違反者への対応も徹底しているため、初心者でも安心して利用可能です。

また、ランサーズでは認定ランサー以外にもランク制度を設けています。ランクなし、レギュラー、ブロンズ、シルバーがあり、それぞれ一定の基準を満たすとランクアップを目指せる仕組みです。いきなり認定ランサーになるのは難しくても、少しずつランクアップを目指せばアピールにつながります。

ただし、悪質な案件に注意を払っているランサーズでも、悪質な案件を完全に排除できているわけではありません。トラブルに遭うリスクはゼロではないため、常に警戒心をもって利用する必要があります。

結局クラウドワークスとランサーズ、初心者にはどちらがおすすめ?

ここまでクラウドワークスとランサーズの違いを解説してきましたが、どちらに登録しようか迷っている人も多いでしょう。結論を言うと、冒頭でお伝えした通り両方に登録するのがおすすめです。

クラウドワークスとランサーズには、いずれもたくさんの案件があります。ただし、どちらか一方でしか募集されていない案件もあるでしょう。少しでも案件を受注できる確率を上げるためには、両方に登録して案件をチェックするのがおすすめです。

仕事を受注して報酬が確定すればシステム手数料が発生しますが、登録自体は無料で行えます。そのため、まずはクラウドワークスとランサーズの両方に登録し、実際に使ってみるといいでしょう。

もし、どちらか1つだけのサービスを選ぶなら、「沢山の案件から未経験でも受注しやすいものを選びたい」「支払いが柔軟なサービスが良い」「仕事中のサポートが柔軟」のように、自分の目的に合った方を選ぶと良いでしょう。

クラウドワークスとランサーズの口コミ・評判も紹介

クラウドワークスやランサーズを実際に使っている人は、それぞれをどのように評価しているのでしょうか。ここでは、クラウドワークスとランサーズに対して寄せられている口コミ・評判を比較しながら紹介します。

クラウドワークスの口コミ・評判

クラウドワークスでは、なかなかイメージしているような案件を受注できず、以下のように悩んでいる人もいるようです。

最初のうちはクラウドワークス上での実績も少ないため、案件に応募してもほかの応募者が選ばれてしまうケースは少なくありません。

しかし、コツコツ勉強を重ねながら応募していくと、少しずつ案件を受注できるようになるようです。

最初からスムーズに受注できるとは限らないため、少しずつスキルや実績を積み上げることが大切です。

クラウドワークスの評判は?口コミや利用すべき人・向かない人を解説

ランサーズの口コミ・評判

ランサーズは、低単価な案件が多いという印象をもっている人も少なくありません。しかし、クラウドワークスの口コミ・評判からもわかるとおり、クラウドソーシングサービスで案件を獲得するためにはある程度以上のスキルや実績も必要です。そのため、継続して努力すれば、やがて一定以上の報酬も得られるようになります。

また、ランサーズの使い勝手については、改善が必要だという意見をもっている人もいるようです。

ただし、ランサーズはサポート体制も充実しており、ユーザーの声をもとに適宜改善を加えています。そのため、使いにくい部分については少しずつ修正されているようです。

ランサーズの評判は?やめとけ・ひどいという口コミは本当?

クラウドワークスとランサーズで稼ぐ方法

クラウドワークスやランサーズで稼ぐには、少しずつ実績を重ねることが大切です。

仕事を受注すればその実績がマイページに表示されるため、クライアントに対するアピールになります。評価も表示されるので、高いパフォーマンスを発揮して高評価を得られるように努力しましょう。実績や高い評価が増えれば、案件に応募した際もクライアントから選ばれる可能性が高くなります。

また、それぞれの認定を受けることを目標にするのも効果的です。クラウドワークスならプロクラウドワーカー、ランサーズなら認定ランサーを目指しましょう。認定を受ければ信頼できるユーザーであるという証明になるため、より好条件な案件も獲得しやすくなります。

クラウドワークスで初心者が稼ぐ方法はこちら、ランサーズで初心者が稼ぐ方法はこちらの記事でそれぞれポイントを解説しているので、ぜひ参考にしてください。

そのほかのおすすめのクラウドソーシングサービス

クラウドソーシングサービスは、クラウドワークスやランサーズ以外にもさまざまあります。複数のクラウドソーシングサービスを併用すれば、仕事を獲得できるチャンスはさらに広がるでしょう。

たとえば、以下のクラウドソーシングサービスがおすすめです。

シュフティは自宅で働きたい主婦をターゲットとしているクラウドソーシングサービスです。専門的な知識やスキルがなくても対応できる案件が中心に紹介されています。

ココナラは自分のスキルを出品できるサービスです。翻訳、デザイン、イラストなど自分のスキルでできることを具体的に登録すると、希望者から依頼が入ります。

ほかにもさまざまなクラウドソーシングサービスがあるため、自分にあうものを探してみてください。

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まとめ

クラウドワークスやランサーズは、いずれも案件数や登録者数が多いクラウドソーシングサービスです。扱っている案件の幅も広いため、さまざまな分野のスキルをもつ人に活用されています。

案件数の多さやサポート体制の充実度など細かな違いはありますが、いずれも登録しておいて損はありません。両方に登録して案件をチェックし、自分に合う案件を受注できるように頑張りましょう。

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