こんにちは、ITプロマガジンです。
「プロジェクトマネージャー(PM)として副業にチャレンジしたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。
PM人材の需要は非常に高く、副業人材としても企業から重宝されます。したがって、スキルや実績があれば副業でも高収入を得ることができます。
この記事ではプロジェクトマネージャーとして副業案件を獲得する方法や案件の選び方、単価相場を解説します。その他PMスキルが活かせる副業も紹介するのでぜひ参考にしてください。
ドンピシャ案件の探し方
「案件はたくさんあるはずなのに、なかなか自分の望む案件が見つからない…」
エンジニア市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいマッチングノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
ITプロパートナーズでは、
・9割がエンド直案件のため、高単価
・約6割が週3-4案件のため、柔軟に働ける
・事業会社の自社開発案件が多い
などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。
初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?
目次
- 1 PM(プロジェクトマネージャー)は副業できる?
- 2 PM(プロジェクトマネージャー)の副業は稼げる?単価相場を紹介
- 3 PM(プロジェクトマネージャー)の副業案件例一覧
- 4 PM(プロジェクトマネージャー)の副業に必要なスキル・経験
- 5 PM(プロジェクトマネージャー)が副業を始める手順
- 6 PM(プロジェクトマネージャー)が副業案件を獲得する方法
- 7 PM(プロジェクトマネージャー)が副業案件を選ぶ際のポイント
- 8 PM(プロジェクトマネージャー)が副業で収入アップするには?
- 9 PM(プロジェクトマネージャー)が副業するメリット・デメリット
- 10 PM(プロジェクトマネージャー)経験を生かせる他の副業
- 11 PM(プロジェクトマネージャー)の副業についてよくある疑問
- 12 まとめ
PM(プロジェクトマネージャー)は副業できる?
PMは、プロジェクトの企画から進行管理までを担う重要なポジションです。マネジメント側の職業ということで、副業ができるのか疑問に感じている人もいるでしょう。結論からお伝えすると、PMは需要が高く、副業をすることも可能です。
まずは、PMの副業事情について特徴を確認しておきましょう。
マネジメント人材の需要は高く副業案件も多い
プロジェクトマネージャーは需要がある職業で、副業としても求められています。その理由は、人材不足が挙げられます。企業には必ずしもプロジェクトマネージャーとして活躍できる人材がいるとは限りません。
株式会社ネオマーケティングの調査によると、67.6%のプロジェクトメンバーが「スキル不足のプロジェクトマネージャーが多い」と回答しています。
画
この結果から、スキルを持ったPMを必要とする企業は多く、マネジメント人材の需要が高いと言えるでしょう。
またPMという職業はフルタイムのイメージが強いものの、近年では副業向け案件も多く存在します。例えば、フリーランスエージェントである弊社ITプロパートナーズでも、600件以上のPM案件を扱っていますし、その他副業専門のサイトでも多くのPM副業案件が見つけられます。
限られた時間でも成果が出せる経験豊富なPMであれば、副業としても参画できるでしょう。
弊社ITプロパートナーズでは、週2・3日〜稼働可能な高単価の案件を多く取り揃えています。一定の経験やスキルは必要ですが「高収入を得たい」「リモートで働きたい」という方は、ぜひチェックしてみてください。
フルリモート案件も増えている
PMの副業案件には、クライアントのオフィスに一切出社する必要がないフルリモート案件も増えています。
フルリモート案件は自宅での作業が可能で、出社の前後や休日といった自分の空き時間を有効に活用できます。クライアントやチームメンバーとの連絡程度であれば、通勤時間や休憩時間などスキマ時間の活用もできるでしょう。
そもそもIT系の案件はフルリモートでも対応しやすく、さらにコロナ禍によってリモートでの業務が一般的になりました。PMの副業案件では、時間的な負担を最小限に抑え、稼ぐことができます。
PM(プロジェクトマネージャー)の副業は稼げる?単価相場を紹介
プロジェクトマネージャーが副業でどれくらい稼げるのかについては、持っているスキルや案件内容によって異なります。
また、週1日での対応が限界なのか、時間に融通がきくため週3~5日の案件も対応できるのか、といった稼働日数の点も大きく影響します。あくまで副業ですから、一般的には週1~3日程度の案件に限られることが多いでしょう。
週1~3日のPM副業案件の月収平均相場は、弊社ITプロパートナーズの単価を参考にしますと、以下のようになります。
- 週稼働日数1〜2日:20万〜40万円程度
- 週稼働日数3日:40万〜70万円程度
上記の通り、PM案件ならば、稼働日数が少ない案件でも比較的単価が高いことがわかります。
PM(プロジェクトマネージャー)の副業案件例一覧
弊社ITプロパートナーズが実際に取り扱っている案件を紹介します。週1から働けるものや高単価の案件が多いのでチェックしてみてください。
法人向けDX研修教材開発のマネジメント
案件名 | 【PM】法人向けDXにおける教材開発PMの案件・求人 |
---|---|
PMの案件単価 | PMの案件単価:〜400,000 円/月 |
勤務地 | リモート |
スキル | デジタルスキルに関する教育コンテンツ開発,プロジェクトマネジメントスキル |
職種・ポジション | PM |
こちらの案件の業務内容は、法人向けDX研修サービス用の教材開発プロジェクトの管理およびプロセス最適化です。具体的には、研修教材の開発ディレクション、教材のクオリティ管理、教材制作パートナーとの連携といった一連の業務を担当します。さらに、業界トレンドや企業ニーズを反映した最新の教育コンテンツを作成することも求められます。
必須要件として、生成AIやデータ分析、プログラミングといったデジタルスキルに関する教育コンテンツ開発または研修設計の2年以上の経験、およびプロジェクトマネジメントスキルです。
オフショア開発のPM
案件名 | 【PM】オフショア開発におけるPMの案件・求人 |
---|---|
PMの案件単価 | PMの案件単価:〜700,000 円/月 |
勤務地 | リモート |
スキル | PM,オフショア開発のベンダーコントロール |
職種・ポジション | PM |
こちらの案件の業務内容は、オフショア開発プロジェクトのマネジメント全般です。具体的には、社内の営業、開発、マーケティングチームなど多岐にわたる部署と連携しながら、開発リソースの適切な配置とプロジェクトの進行管理を行います。
必須要件は、PMとしての豊富な経験と、オフショア開発のベンダーコントロール経験です。さらに、ブロックチェーン開発経験やWeb3業界に関する知見、英語を使った実務経験があると尚可とされています。
【PM/事業責任者・プロデューサー】DX推進事業部における部長代理(週2~3)
案件名 | 【PM】店舗DX推進におけるPMの案件・求人 |
---|---|
PMの案件単価 | PMの案件単価:〜700,000 円/月 |
勤務地 | 基本リモート、一部出社 |
スキル | PM,店舗DX |
職種・ポジション | PM |
こちらの案件では、店舗DX推進プロジェクトにおけるプロジェクトマネジメント全般を担当します。例えば、プロジェクト全体の進行管理とスケジューリング、各種会議の設定・運営・ファシリテーション、個別タスクの進捗管理、そして実店舗での運用に向けたプロジェクト整理が主な内容です。また、本社メンバーと協力しながらプロジェクトの進行を管理し、店舗DXの推進をリードする役割も求められます。
応募にあたっては店舗DXに関する経験とプロジェクトマネジメントスキルが必要です。また、ビジネス英語力やグローバルプロジェクトのマネジメント経験が推奨要件とされています。
SES事業における新規事業立ち上げ推進PM
案件名 | 【PM/コンサルタント】SES事業における新規事業立ち上げ推進PMの案件・求人 |
---|---|
PMの案件単価 | PMの案件単価:〜900,000 円/月 |
勤務地 | 基本リモート、一部出社 |
スキル | 新規事業においてのプロジェクトマネジメント経験,PoCフェーズでの事業立ち上げ経験,事業計画書の作成経験 |
職種・ポジション | PM,コンサルタント |
新規で立ち上がるSES事業において、事業推進のためにPMとして参画する案件となっています。新規事業のプロジェクトマネジメント経験が必須となっているので、その点は注意が必要です。
なお、Webインフラに関する技術的な理解や、Webデザインスキル、統計学に関する理解などがあると、より一層歓迎されますので、このようなスキルをお持ちの方におすすめの案件だと言えます。
PM(プロジェクトマネージャー)の副業に必要なスキル・経験
PMとして副業を始めるには、クライアントが仕事を発注できると判断できるだけのスキルや経験が必要となります。ここでは、PMの副業を始める前に得ておきたいスキル・経験を確認します。
担当プロジェクトで必要なITスキル
PMは、IT系のプロジェクトを取りまとめるマネジメント職なので、プロジェクトに関わるITスキルは必須と考えましょう。自身が現場の作業を行うわけではないため、必ずしもその分野のプロフェッショナルである必要はありません。
しかし、IT知識・スキルに乏しいPMは、クライアントはもちろんプロジェクトメンバーからの信頼を得にくくなります。トラブルにもすぐに対応できるように、できるだけ現場の知識・スキルにも精通しているほうが望ましいでしょう。少なくとも、担当するプロジェクトで扱う言語は扱えるようにしておきたいところです。
また、長年PMのポジションにいる人でも、特定分野のみを担当していれば知識やスキルが偏ってしまう傾向があります。経験がない分野についても、副業でPM案件を獲得するためには、広い分野の知見を身につけておきましょう。
マネジメント職のスキル・経験
PMとしてプロジェクトをまとめるためには、マネジメントに関するスキル・経験が欠かせません。ただし、ひと口にマネジメントスキル・経験といっても、スケジュールや予算の管理能力や問題解決力、傾聴力、コミュニケーションスキル、リーダーシップなど幅広い能力が対象です。表にまとめると以下の通りになります。
スキル | 具体的な内容 |
---|---|
管理 | ・成果物の納品管理 ・プロジェクトのスケジュール管理 ・品質管理 |
分析や問題解決 | ・トラブル発見や解決策を考える ・状況を分析して未然に防ぐための対策を立てる |
リーダーシップ | ・チームの指揮をとってプロジェクトを進める |
コミュニケーション | ・円滑に業務が進むようにチーム全体をまとめる ・外部の担当者と円滑に会話する |
マネジメントスキルは、目で見て確認しにくいため、クライアントやプロジェクトメンバーが安心して管理を任せられるだけの豊富な経験が特に重視されます。基本的には、マネジメント経験のある規模に近い案件を受けられると考えましょう。
PMの副業には高単価案件も多いものの、マネジメント経験が浅い場合は、好条件での案件獲得が難しくなります。経験が乏しい場合は、PMに関連する資格をとるのも1つの手です。
PM(プロジェクトマネージャー)が副業を始める手順
PMが副業を始めるなら以下の手順を踏んで、進めていきましょう。
- 現職の副業規程を確認する
- スキル・実績の整理をする
- 自分に合う案件を探す
ここでは、具体的にそれぞれの手順について具体的に紹介します。
現職の副業規程を確認する
副業を開始する前に、まず現在の雇用契約書や社内規定を注意深く確認しましょう。
多くの企業は副業に対して制限を設けており、場合によっては事前に許可が必要な場合があります。副業が許可されている場合でも、競合する業務や機密情報の扱いに関する規制があることが多いので、これらの条件を遵守する必要があります。
このように副業をするには注意すべき点がありますが、一方で「就業規則では副業が許可されていない」「明確に禁止されている」といった場合であっても、本業と競争関係にないような場合など、条件次第で副業を許可してもらえる可能性もあるでしょう。不明点がある場合は、会社側に確認してみることをおすすめします。
ポートフォリオを作成する
次に、自分のスキルや過去のプロジェクト経験などをアピールできるポートフォリオを作成しましょう。
過去を振り返って自分の職務上のスキルやこれまでのプロジェクトで挙げた実績などを棚卸しし、アピールポイントをまとめていきます。
ポートフォリオやスキルシートの書き方がわからない場合は、エージェントなど案件探しをサポートしてくれるサービスを活用するという方法もあります。こういったサービスでは、会員登録の際にスキルシートの提出や入力を求められるのが一般的です。その際にスキルシートの記入方法を知ることができ、PMとしてのクライアントへのアピール方法も学べます。また、エージェントの担当者に相談もでき、さらに今後の仕事探しのサポートも受けられるため便利です。
案件を見つけ受注する
スキルや実績の整理ができたら、実際に案件探しをスタートしましょう。PMが副業案件を探す主な方法は以下の3つです。
- 同僚や知人の紹介
- 自分で営業して開拓
- 副業エージェント
どれか1つの方法に絞って理想の案件が見つかるのが最もスムーズではありますが、実際には複数の方法を試してみると、効率的に自分の求める案件に出会えるチャンスが増えるものです。そのため、これら3つの方法を合わせて取り組むことをおすすめします。
PM(プロジェクトマネージャー)が副業案件を獲得する方法
PMの副業案件を獲得するおすすめの方法を3つ紹介します。自身に合った案件獲得方法をチェックしてみてください。
同僚・知人に紹介してもらう
まずは同僚や知人、取引先といった人脈を使って案件を探す方法が挙げられます。実際にフリーランスの人が案件を獲得する経路として特に多いのが知り合いからの紹介です。
特に、長く業界にいると人脈が広がり、前職や昔のクライアントなどから仕事を紹介してもらえるようになります。知り合いの場合、人柄や仕事ぶりを知っていることから、安心して仕事を任せやすく、好条件で受注しやすい傾向があります。
知人をもとに副業で仕事を回してもらえるような話がないか心当たりがあれば、探ってみましょう。また、名刺やSNSも改めて確認し、相談できる人がいないか探すことをおすすめします。
こういった副業の案件探しは、「どのような経路から案件の話につながるか」がわからないものです。案件探しをするうえでは、自身が副業案件に取り組む意欲があることを周囲の人に伝えておくとスムーズです。
自分で営業して開拓する
クライアント候補を自身で探し、メールや電話などで営業をかけてみるのも1つの手です。自らクライアントを開拓して連絡してみると聞くと「ハードルが高い」と感じられるものですが、SNSや企業のHPでもフリーのPMを募集していることがあります。そういった窓口から連絡してみると、多くの企業はPM人材が不足しているため、話を聞いてもらえることも少なくありません。
一方で、自分の能力や人柄を知らない発注者に仕事を依頼してもらうためには、豊富な経験はもちろん、コミュニケーション力・プレゼンテーション力が求められます。積極的に自己アピールをしたり条件交渉をしたりできる人が向いています。
副業エージェントを利用する
副業エージェントを利用する方法もおすすめです。
副業エージェントは、仕事を発注したいクライアントと仕事を受けたいワーカーをつなぐサービスを提供しています。具体的には、ワーカーが自身のスキルや実績、案件の希望条件をサイト上に登録し、スタッフがそれに合った案件を紹介し、契約や報酬の受け渡しまでサポートするという仕組みです。
副業エージェントは経験者向けの案件が中心で、その分報酬も高めになっています。また、案件探しや契約関連の手続きをエージェント側に任せられるため、自身はコア業務に集中できるという点もメリットです。
弊社ITプロパートナーズでは、PM案件をはじめIT/Web人材向けの高単価案件を多く扱っています。
他の求人サイトでは珍しい「週2〜3日稼働OK」の案件やフルリモート案件などもあり、自分に合った条件で働けるのが魅力です。
フリーランスエージェントとしては珍しく、PMやPdMなどの案件も豊富です。ぜひお気軽にご相談ください。
PM(プロジェクトマネージャー)が副業案件を選ぶ際のポイント
プロジェクトマネージャーが副業案件を選ぶ時には、以下のポイントを意識して選びましょう。
- リモートOKな案件かどうか
- 一方的に不利になる条件はないか
- 業務量に合った報酬かどうか
それぞれ解説します。
リモートOKな案件かどうか
プロジェクトマネージャーの副業は、リモートOKの案件を選ぶのがポイントです。
プロジェクトマネージャーはメンバーとの密なコミュニケーションが必要なので、常駐案件が多い傾向にあります。しかし、本業を抱えながらクライアント企業に出社し、参画するのは難しいでしょう。リモートOK案件なら本業への影響を抑えつつ対応できます。
ただし、リモートOKと謳っている案件でも、「オリエンテーションの際」「月に1回」といった条件で出社が必要な場合もあるので注意が必要です。また、リモート案件のなかには、仕事に慣れる最初の数ヶ月は出社が必要で、その後双方がやり方に慣れたらリモートが可能になるというケースもあるので、よく確認しましょう。
一方的に不利になる条件はないか
契約書を交わす際は、その内容をよく確認し、自身が一方的に不利になるような条件が含まれていないか確認することも大切です。
例えばPMの場合は「契約不適合責任」(旧「瑕疵担保責任」)については、特にチェックしておくことをおすすめします。契約不適合責任とは、納品物が契約内容に適合しない場合、不具合の修正や損害賠償、報酬の減額といった責任を受託者が負うという考え方です。
システム開発のように成果物を作り上げる業務においては、契約不適合責任を定めるのが一般的ですが、「その内容が自身にとって不利になりすぎていないかどうか」を確認することをおすすめします。例えば、この責任を追及できる項目が多すぎたり、期間が長すぎたりする場合は、自身の職務範囲や報酬とその責任が見合っているかどうか確認しましょう。
業務量に合った報酬かどうか
副業でプロジェクトマネージャーの仕事をする場合は、報酬や業務量について企業側と詳しく話し合い、トラブルにならないように注意が必要です。すり合わせをしないまま仕事を請け負ってしまうと、業務量に見合った報酬が受けられないといった問題が発生します。
こうしたトラブルを回避する方法の1つは、エージェントを通して仕事を獲得することです。企業とエージェントが事前に報酬や業務量について話し合いをしてくれるため、業務のみに集中できます。
PM(プロジェクトマネージャー)が副業で収入アップするには?
プロジェクトマネージャーが副業で収入アップを目指すなら、以下のポイントを意識しましょう。
- スキル・分野の幅を広げる
- 他のジャンルの副業も検討する
- フリーランス案件も視野に入れる
ここではそれぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
スキル・分野の幅を広げる
PMとして副業で収入を増やすには、スキルや得意分野の幅を広げることが重要です。多様なスキルを持っているほど、参画できる案件の選択肢が広がり、より高単価な案件に出会うチャンスも増えます。
例えば、現在得意としているプロジェクト管理スキルに加え、「セキュリティ」や「業務DX」といった特定の強みを身につけると、PMとしての価値が向上します。また、他にも「金融」や「医療」などのドメイン知識を深めることで、その業界では重宝され、収入アップに直結する可能性があります。
他のジャンルの副業も検討する
PMという職種名に固執せず、自身のスキルを活かせる他の関連職種を検討してみると、収入アップにつながるケースがあります。プロジェクト管理に必要なスキルは他の職種にも応用可能であり、例えば「PdM」(プロダクトマネージャー)や「プロダクトオーナー」など、関連する職種に挑戦するのも手です。
また、案件が掲載されているサイトを使う際には、さまざまな検索条件で検索してみることも有効です。例えば、自身が理解のあるプログラミング言語やフレームワークをもとに絞り込んでみたり、これまで教育分野での経験があるなか、あえて別の分野にも選択肢を広げてみることも考えられるでしょう。
フリーランス案件も視野に入れる
フリーランス案件なら高単価の案件が多いので、収入アップを目指せます。なおフリーランス案件は、会社員ではなくフリーランスが対象なので、主に「平日の日中」で「週4日あるいは5日」といった稼働条件の案件が普通です。
副業でしっかり実績を出せば、フリーランスとして独立することも可能です。フリーランス案件にフルで参画すれば、会社員時代より高収入を狙える可能性が高いです。
弊社ITプロパートナーズは、多くのフリーランス案件を扱っています。フリーランスのプロジェクトマネージャーとして高収入を目指すなら、ぜひご活用ください。
PM(プロジェクトマネージャー)が副業するメリット・デメリット
PMが副業するメリットとデメリットは、以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・高単価を狙える ・スキルアップも見込める ・人脈が広がる | ・税金などの手続きが生じる ・生活リズムが乱れることがある ・本業に支障が出る可能性がある |
それぞれの内容について、具体的に紹介します。
PMが副業するメリット
企業内でPMのポジションに就けば、収入も生活も安定します。それでは、PMとして副業を受けることにはどのようなメリットがあるのか確認しましょう。
高単価を狙える
PMが副業として個人で仕事を受ける際の特に大きなメリットは、自分で案件を選べるため、難易度の高い案件や高単価案件を狙える点です。
会社勤めの場合、大きな案件や難易度の高い案件に従事しても基本的な給与は変わりません。しかし、副業であれば、働けば働くほど受け取れる報酬額は上がります。
会社の利益分を差し引かれることもないため、高単価を稼ぎやすいと言えるでしょう。
弊社ITプロパートナーズでは、エンド直の案件を多く抱えており、月単価100万円を目指せる可能性が高いです。フルリモートでも働けるので、出社の前後や休日といった自分の空き時間を有効に活用できます。今後PMとしての独立を検討している方は、ぜひ確認してみてください。
スキルアップも見込める
PMが副業をすれば、本業とプラスしてより多くのプロジェクトに関われるので、スキルアップが見込めるでしょう。
PMのスキル向上は、副業における単価交渉に良い影響を与えたり、コンサルタントやフリーランスとしての独立といったキャリアチェンジの可能性も広げられます。
独学ではなく副業で収入を得ながら、PMとして価値を高められるのは大きなメリットと言えるでしょう。
人脈が広がる
またPMとして人脈を広げられるというメリットもあります。
会社員として特定の企業に属して働く場合、どうしてもチームメンバーやクライアントが固定されがちです。そのため、人脈を広げにくい傾向があります。
一方、副業案件では、自分で案件を選択できるうえ、短期案件もあるため、新しい人とのつながりを持ちやすいと言えます。今後、フリーランスとして独立したい場合や、経営者として起業したい場合は、人脈を広げておくことでビジネスにつながりやすくなるでしょう。
PMが副業するデメリット
PMの副業案件は多数あり、知識や経験があれば受注しやすいことは事実です。一方で、副業をする際に気を付けたい点もいくつかあります。
税金などの手続きが生じる
会社勤めの場合、所得や税金の計算は年末調整で会社側が行ってくれます。
しかし、PMの副業で得た収入が年間20万円以上となった場合は確定申告を行い、自身で所得や税金の計算を行わなければなりません。確定申告では、会社に源泉徴収票の発行を依頼したり、経費や控除を差し引いたりと、初めての人であればかなり手間がかかります。
必要な事務作業とは言え、本業と副業を掛け持ちしている状態であれば、煩わしく感じる人もいるでしょう。
会社員の副業について、より詳しく知りたい方は以下の記事もおすすめです。
生活リズムが乱れることがある
副業を行うと生活リズムが乱れるリスクがあります。
会社員として副業を行う場合、平日の夜や週末に稼働するのが普通です。これは本来休むべき時間を仕事に当てることになり、働きすぎの状態に陥りかねません。
その結果、趣味の時間がなくなったり、家族との時間が取れなくなったりといった影響が考えられます。また、過労によって体調を崩しやすくなるという点も無視できません。このように、副業を行う場合は生活に支障が出ないように注意する必要があります。
本業に支障が出る可能性がある
また、副業にリソースを割くことで本業がおろそかになってしまうというリスクもあります。これは特に責任感が強かったり、副業で魅力的な案件に出会ったりした場合に陥りがちです。
副業を許可している会社でも、通常は「業務に支障が出ない範囲」という条件をつけています。副業によって本業のパフォーマンスが発揮できなくなると、本業での評価が下がったり、人間関係が悪くなったりといった影響が考えられ、さらには副業をやめるよう促される可能性もあります。
PM(プロジェクトマネージャー)経験を生かせる他の副業
PMの経験を活かせる副業は以下のように他にも多く存在します。
- PMO
- ITコンサルタント
- CTO
それぞれ解説していきましょう。
PMO
PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)は、言わばPMの支援役です。プロジェクトの体制的には、PMの下、または横につくことになります。PMOは、PMよりも実務能力が求められるシーンが多く、プロジェクトの資料をまとめたり、現場でメンバーのマネジメント業務を行ったりします。
PMとしての経験が浅かったり、大規模案件の経験が少なかったりするPMであれば、PMOの案件を探してもよいでしょう。
PMOの副業事情については以下の記事で詳しく解説しています。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、クライアントの経営課題を把握し、IT技術を用いて解決を図る仕事です。PMはプロジェクトの管理を行いますが、ITコンサルタントはそのさらに上流工程の業務を担います。
ヒアリングや市場調査からクライアントの課題を洗い出して分析、どのように解決を図るのか、必要なプロジェクトを考えてアドバイスや提案をします。コミュニケーションスキルや問題解決能力に長けている人であれば、ITコンサルタントの案件もおすすめです。
ITコンサルタントの副業事情については以下の記事で詳しく解説しています。
CTO
CTOとは、企業の技術戦略を担当する最高技術責任者のことを指し、技術面におけるリーダーのポジションです。既存のIT戦略・システム設計の整理・見直しや新しい技術の導入検討、プロジェクトや製品の技術的な方向性を決定する役割を担います。
このような経営層に近い職種も、副業として募集されることがあります。特にスタートアップや中小企業では、CTOに限らずCIO(最高情報責任者)やCDO(最高デジタル責任者)など、さまざまな経営層のポジションで副業可能な案件が出ていることもあります。
例えばITプロパートナーズでは、以下のような案件を扱っています。
案件名 | 【CTO】アプリ開発を担うCTOの案件・求人 |
---|---|
案件単価 | 〜1,000,000 円/月 |
勤務地 | フルリモート |
スキル | CTO経験またはそれに準ずる経験,TypeScript環境でフルスタック開発経験 |
職種・ポジション | フロントエンジニア,CTO |
PM(プロジェクトマネージャー)の副業についてよくある疑問
最後は、PMが副業を考える時によくある疑問を解決します。PMとしてのキャリアに悩んでいる人や、これからPMを目指す人は参考にしてください。
Q1:PM(プロジェクトマネージャー)の将来性は?
結論、プロジェクトマネージャーの将来性は明るいと言えるでしょう。
経済産業省の「IT人材需給に関する調査」によると、IT人材は2030年には最大約79万人不足が生じると試算されています。
このようにIT人材は今後も不足すると予想されているため、プロジェクトマネージャーの需要は高いと判断できます。もちろん、時代の変化に応じてスキルをアップデートし、対応できる業務を広げていくことも大切です。
Q2:未経験でも副業できる?
PMはプロジェクトを管理するポジションなので、即戦力が求められます。そのため、PM未経験の人がPMの副業案件を獲得するのは基本的に難しいと考えましょう。ただし、SE経験など、応募するプロジェクトに関連するスキルと何らかの管理職・マネジメント系の経験があれば、案件によっては受注できる可能性があります。
現在、企業でエンジニアをしている人であれば、今の会社でマネジメント経験を積むことから始めるのがおすすめです。もしマネジメント経験を積むのが難しくても、エンジニアとしての十分なスキルと経験がある場合は、それらを武器にPMの副業案件に挑戦してみてもよいでしょう。
Q3:PM副業は激務?
プロジェクトマネージャーは業務全体の進行管理と指揮が主な業務となります。人選や企画や開発、納期まで全ての業務に携わるため、なかなか休みがとりづらく、プロジェクトによっては副業といえども激務になることもあります。あまりにも業務量が多い場合は、企業側と業務量について話し合いましょう。
まとめ
DX推進やAI技術の活用が広がり、デジタル化が進んでいる状況のなか、IT戦略やシステム開発を担うPM人材への需要は高まっており、PMの副業案件を探しやすい状況が整っています。PMはプロジェクトのメンバーよりもマネジメントやシステム設計といった、より高度なスキル・経験が求められる職種であり、副業案件であっても他の職種と比べて単価は高めです。
本記事では、PMの副業で必要なスキルや経験、副業の始め方、案件を獲得するポイントについて紹介してきました。今後、PMとして副業案件を探す場合、人脈やエージェントを活用する方法がおすすめです。
弊社ITプロパートナーズは、IT/Web分野に特化したエージェントで、週5日程度のフリーランス向け案件のほか、週2~3日から始められる副業向け案件も豊富に取り扱っています。エンド直のため高単価でリモート可能な案件も多く、副業に便利です。案件をお探しの際は、ぜひご活用ください。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
そのような方はぜひ、ITプロパートナーズをご利用ください!
まずは会員登録をして案件をチェック!