フルスタックエンジニアとは?年収と最低限必要な3つのスキル

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こちらでは、日々の現場でサポートさせていただいている中での、プロの目線で、エンジニアに役立つお話をしてまいります。

近年、「フルスタックエンジニア」に注目が集まっています。

が、フルスタックエンジニアという言葉が独り歩きし、どういう存在なのか、その実像についてはっきりしないところが多いです。

そこで今回は、神秘に包まれたフルスタックエンジニアについて、実態を見ていきたいと思います。

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フルスタックエンジニアとは?

フルスタックエンジニアとは、マルチエンジニアとも言い、多くの技術を持つエンジニアを指す「敬称」のようなもので、具体的な職種ではありません。

最近はめっきり耳にすることはありませんが、Webシステム構成要素である四つの技術Linux(OS)、Apache(Webサーバ)、MariaDB・MySQL(DBMS)、PHP・Perl・Python(プログラミング)をまとめてLAMPと良い、そのすべてに精通したエンジニアをLAMPエンジニアと呼んでいた時期があります。

このLAMPエンジニアのように、一つの技術のスペシャリストではなく、システム開発に関わる技術すべてでスペシャリストとしてスキルを発揮できる人、というのがフルスタックエンジニアです。

つまるところ、フルスタックエンジニアとは万能ITエンジニアということですね。

フル スタックエンジニアの年収相場って?

ITエンジニアの平均年収自体は統計情報から具体的な数値を叩き出せますが、すでにお伝えした通り、フルスタックエンジニアはある種の敬称のようなもので、その定義も曖昧なモノなので、具体的な平均年収を割り出すのは難しいです。

なお、ITエンジニアの平均年収は500万円代前後と言われていることを考えると、フルスタックエンジニアと呼ばれる程度に現場経験とスキルを持つITエンジニアの年収は450万円~1000万円ほどではないかと思われます。

ちなみに、求人サイトで募集要項として“フルスタックエンジニア(を目指している人含む)”を掲げている企業がいくつかありましたが、その手の求人での提示年収金額としては350万円~850万円となっています。

フルスタックエンジニアの案件と収入を確認したい方はこちらからどうぞ。

フルスタックエンジニアに必要な3つのスキル

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さて、フルスタックエンジニアにならないと危ない、という危機感を持っている現役エンジニアも多いという点を紹介しましたが、フルスタックエンジニアと認められるのに必要なスキルをご紹介いたします。

  • プログラミング言語
  • ミドルウェア、OSスキル
  • クラウドサービス

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①プログラミング言語

まず1つ目は、プログラミング言語です。

ネットワークエンジニアなど、インフラ系エンジニアの場合、往々にして、業務ではプログラミングしない方たちも中にはいますが、やはり、ITエンジニアたる者、プログラミングができて当たり前、ましてフルスタックエンジニアがプログラミングできない、ということはあってはいけません。

最低でも一つは習得しておく必要があるでしょう。

もちろん、会使えるプログラミング言語が多ければ多いほど良いのは言うまでもありません。

②ミドルウェア、OSスキル

2つ目は、プログラミング言語をアプリ系エンジニアやフロントサイドエンジニア側のスキルと定義すれば、バックエンドエンジニアやインフラ系エンジニア側のスキルになりますが、ミドルウェアやOSのスキルです。

OSはご存知の通り、具体的に言えばWindowsやLinuxなどになります。

ミドルウェアはOSの機能を強化したり、アプリケーションの共通した機能を提供するために導入するソフトウェアです

OSとアプリケーションの間に立つということで、ミドルウェアと呼ばれます。

LAMPのAであるApacheや、MのMariaDB・MySQLもミドルウェアです。

ミドルウェアは非常に種類が多く、Wikipediaのミドルウェアの項目でも、約50種類が紹介されています。

少なくとも、各分野の代表的なミドルウェアを一つづつは知っておきたいところです。

③クラウドサービス

そして、3つ目はクラウドサービスです。

クラウドサービスもいくつかありますが、特にシェアトップのAWSはマストでしょう。

クラウドサービスでシステム開発するメリットは、オンプレミスに比べて、イニシャルコストが安く、また開発速度もずっと早くなります。

大企業でもベンチャー企業でもクラウドサービスの利用が広がっており、フルスタックエンジニアを目指す際、絶対に外せない技術となっています。

フルスタックエンジニアの存在意義って?

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改めてフルスタックエンジニアが求められている理由を考えたいと思います。

現在フルスタックエンジニアが求められる理由は下記5つです。

  • 生産性の向上
  • スタートアップからの重宝
  • 日本のエンジニアに対する価値観の変化
  • サービスの構築の難易度が下がっている
  • 万能なフルスタックエンジニアのニーズが増えて
    いる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 生産性の向上

企業がフルスタックエンジニアを雇用したいと思う理由は生産性向上です。

全工程を行えるメンバーで最初から最後までやり切る方が、各工程で必要な人材を適宜集めてシステム開発を進めるよりも、ずっと早く、人経費も大きく削減できます。

2. スタートアップからの重宝

上記のこともあって、資金力も乏しいベンチャー企業、スタートアップ企業では特に積極的にフルスタックエンジニアを求める傾向が強いです。

実は日本では、これまでフルスタックエンジニアという考え方はあまり見られませんでした。

Webシステム開発においても、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアに分業していたり、エンタープライズシステム開発を担うシステムインテグレーターを見ても、アプリ系エンジニア、インフラ系エンジニアと分けた上で、更にインフラ系エンジニアをネットワークエンジニア、データベースエンジニアと特化させてきました。

3. 日本のエンジニアに対する価値観の変化

ではなぜ、今フルスタックエンジニアという言葉に注目が集まっているかというと、「同じ雇うなら万能なフルスタックエンジニアが欲しい」という企業側が増えている、というのもありますが、それ以上に「日本のエンジニア」の価値が揺らいでいるように思います。

単にプログラミングさせたり、ある分野の技術支援を受けるだけであれば、ベトナムなど日本より人件費の安い国のエンジニアを使えば良いでしょう。

結果、オフショアはシステム開発の世界で当たり前になっています。

4. サービスの構築の難易度が下がっている

さらにクラウドサービスの登場も、これまでのタイプの日本のエンジニアには向かい風になっています。

また、まさにAWSが良い例ですが、クラウドサービスによって構築難易度が下がったシステムもあります。

例えば、ある会社が社員全員に1人1環境づつ仮想デスクトップ(VDI)環境を提供するとしましょう。

これまで良く使われていた「Citrix XenDesktop」の場合、管理サーバーやデータベースサーバー、Active Directoryサーバーそして、仮想PCのホストの構築、保守・運用が必要でした。

しかし、AWSの提供するサービスの一つ「Amazon WorkSpaces」を使えば、必要な人数分のWorkSpacesアカウントを発行するだけです。

当然ながら、WorkSpacesシステム群の保守・運用はAmazon側で良しなにしてくれるので、利用企業側で深く考える必要はありません。

更に、WorkSpacesへの接続はChromeなどのWebブラウザーからでも接続可能ですので、WorkSpaces導入にあたって、クライアント端末に設定変更を行う必要もなかったりします。

そう考えると、ちょっとパソコンが得意な要員1人いれば、半日もあれば、まったくゼロのところからでも、社員全員に1人1環境づつ仮想デスクトップ(VDI)環境を提供開始できます。

つまりは、ITエンジニアがまったくいなくても、作りたいシステムをスピーディーに作れるようになりつつあるということです。

5. 万能なフルスタックエンジニアのニーズが増えている

このような状況で、今後も「単価が高くてもわざわざ頼みたい日本のエンジニア」になるには、【AIなどの価値の高い分野で優れたスキルを持つエンジニア】になるか、【「この人だったら、なにを頼んでも問題ない」と言ってもらえるエンジニア】、つまりはフルスタックエンジニアになるかの二択しかない、という危機感が、現役エンジニアの中でも高まっている、という事情があるようです。

まとめ:フルスタックエンジニアの市場価値は高まっている

今回はフルスタックエンジニアについて、見てきました。

いきなりフルスタックになるのは難しいですが、自分の担当領域に近いところ、関連するところの知識を習得するのは、それほど難しくないはずです。

データベースエンジニアでなくても、フロントサイドエンジニアの方でも、バックサイドエンジニアの方でも、データベースについて知識のあるITエンジニアは多いですよね。

知識を広げていくのだ、という意識を持って日々の業務や学習を進めていきましょう。

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「IT起業家・フリーランスの自立を支える」というビジョンの元、「週2日からの業務委託案件を紹介する、ITプロパートナーズ」を運営。 ■BestVenture100に創業初年度で選出 ■取材記事:自立する覚悟が、働き方を変える
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