フルスタックエンジニアとは?年収や必要スキル、求められる理由

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こんにちは、ITプロパートナーズ編集部です。

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それではここからはプロの目線としてフリーランスに役立つ情報をお伝えしていきます。

近年、「フルスタックエンジニア」に注目が集まっています。

が、フルスタックエンジニアという言葉が独り歩きし、どういう存在なのか、その実像についてはっきりしないところが多いです。

そこで今回は、神秘に包まれたフルスタックエンジニアについて、実態を見ていきたいと思います。

なお、フリーランスエンジニア全般の案件の特徴や仕事の取り方など総合的な情報は「フリーランスエンジニアの案件紹介!経験年数別の年収・実態を調査」でご紹介しているので、併せてご覧ください。

フリーランスエンジニアとして案件を獲得・継続できる人の6つの特徴

フルスタックエンジニアとは?

フルスタックエンジニアとは、マルチエンジニアとも言い、多くの技術を持つエンジニアを指す「敬称」のようなもので、具体的な職種ではありません。

最近はめっきり耳にすることはありませんが、Webシステム構成要素である四つの技術Linux(OS)、Apache(Webサーバ)、MariaDB・MySQL(DBMS)、PHP・Perl・Python(プログラミング)をまとめてLAMPと良い、そのすべてに精通したエンジニアをLAMPエンジニアと呼んでいた時期があります。

このLAMPエンジニアのように、一つの技術のスペシャリストではなく、システム開発に関わる技術すべてでスペシャリストとしてスキルを発揮できる人、というのがフルスタックエンジニアです。

つまるところ、フルスタックエンジニアとは万能ITエンジニアということですね。

フルスタックエンジニアとしてフリーランスになりたい方は「フリーランスエンジニアになるには?」の記事も参考になると思います。

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フルスタックエンジニアの仕事内容

フルスタックエンジニアは、オールラウンダーのITエンジニアです。そのため、業務内容は多岐にわたります。ここでは、開発・運用・保守の工程の中で携わる主な業務を紹介していきます。

フロントエンド開発

フロントエンド開発では、ユーザーが直接触れる部分を開発します。例えば、在庫管理アプリケーションの場合、ユーザーが実際に在庫数などを入力する部分がフロントエンドです。

フロントエンド開発においては、HTML、CSS、JavaScriptなどを用います。他にも、JavaScriptなどのフレームワークやライブラリを使用する場面も多いため、こうしたノウハウも必須となるでしょう。

バックエンド開発

バックエンド開発とは、ユーザーからは直接見えないサーバーサイドの開発のことです。在庫管理アプリケーションの場合、在庫数などを入力すると、データを処理して、何が足りていないのかを返す仕組みがバックエンドとなります。

バックエンド開発ではJava、C++、PHPといった言語を扱えることが求められます。フロントエンドとバックエンド双方の開発が行えることは、フルスタックエンジニアとして活躍する上で大事な一歩になるでしょう。

アプリ開発

アプリには、Webサイトと連動するWebアプリと、OSと連動するスマホアプリがあります。Webアプリ開発には、JavaScriptやPHPなどが必要です。一方で、スマホアプリの開発には、Java、Swiftなどが求められます。

スマホ特有の技術や、iOS・アンドロイドごとの端末の挙動もあるため、1人でWebとスマホ全てに対応するのは難しいといえます。しかし、双方に精通しているエンジニアがいれば、より親和性の高い開発が可能になるでしょう。

インフラ構築・保守

インフラ構築・保守では、サーバーの設計や運用、ネットワークの構築、障害発生時の復旧作業をします。インフラ周りをフルスタックエンジニアが対応することで、障害が発生した際に、復旧までの時間を短縮できるというメリットがあります。

フル スタックエンジニアの年収相場

一般的なITエンジニアフルスタックエンジニア
平均年収500万円前後900万円前後

ITエンジニアの平均年収自体は統計情報から具体的な数値を叩き出せますが、すでにお伝えした通り、フルスタックエンジニアはある種の敬称のようなもので、その定義も曖昧なモノなので、具体的な平均年収を割り出すのは難しいです。

なお、ITエンジニアの平均年収は500万円代前後と言われていることを考えると、フルスタックエンジニアと呼ばれる程度に現場経験とスキルを持つITエンジニアの年収は450万円〜1000万円ほどではないかと思われます。ちなみに、フリーランスエンジニア向けの求人サイト「プロエンジニア」は下記のような推計を出しています。

フリーランスエンジニア向けの求人情報サイト「プロエンジニア」にて、月額単価の記載のある案件(50件)を対象に、平均年収を調査しました。結果は、平均月収では「月収82.1万円」、平均年収では「年収985.2万円」でした(提示された金額に幅がある場合は中央値を、最低価格が提示されている場合はその最低価格を計算対象としています)。

引用元:https://proengineer.internous.co.jp/content/columnfeature/21681#3

フルスタックエンジニアの案件と収入を確認したい方はこちらからどうぞ。

フルスタックエンジニアに必要な3つのスキル

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さて、フルスタックエンジニアにならないと危ない、という危機感を持っている現役エンジニアも多いという点を紹介しましたが、フルスタックエンジニアと認められるのに必要なスキルをご紹介いたします。

  • プログラミング言語
  • ミドルウェア、OSスキル
  • クラウドサービス

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①プログラミング言語

まず1つ目は、プログラミング言語です。

ネットワークエンジニアなど、インフラ系エンジニアの場合、往々にして、業務ではプログラミングしない方たちも中にはいますが、やはり、ITエンジニアたる者、プログラミングができて当たり前、ましてフルスタックエンジニアがプログラミングできない、ということはあってはいけません。

最低でも一つは習得しておく必要があるでしょう。

もちろん、会使えるプログラミング言語が多ければ多いほど良いのは言うまでもありません。

②ミドルウェア、OSスキル

2つ目は、プログラミング言語をアプリ系エンジニアやフロントサイドエンジニア側のスキルと定義すれば、バックエンドエンジニアやインフラ系エンジニア側のスキルになりますが、ミドルウェアやOSのスキルです。

OSはご存知の通り、具体的に言えばWindowsやLinuxなどになります。

ミドルウェアはOSの機能を強化したり、アプリケーションの共通した機能を提供するために導入するソフトウェアです

OSとアプリケーションの間に立つということで、ミドルウェアと呼ばれます。

LAMPのAであるApacheや、MのMariaDB・MySQLもミドルウェアです。

ミドルウェアは非常に種類が多く、Wikipediaのミドルウェアの項目でも、約50種類が紹介されています。

少なくとも、各分野の代表的なミドルウェアを一つづつは知っておきたいところです。

③クラウドサービス

そして、3つ目はクラウドサービスです。

クラウドサービスもいくつかありますが、特にシェアトップのAWSはマストでしょう。

クラウドサービスでシステム開発するメリットは、オンプレミスに比べて、イニシャルコストが安く、また開発速度もずっと早くなります。

大企業でもベンチャー企業でもクラウドサービスの利用が広がっており、フルスタックエンジニアを目指す際、絶対に外せない技術となっています。

フルスタックエンジニアになるためのロードマップ

フルスタックエンジニアは高年収の傾向があるため、目指されている方も多いです。あくまで一例ですが、ここではフルスタックエンジニアになるためのロードマップを紹介します。

Step1. 下流工程の経験を積む

まずは、プログラマーとして下流工程の仕事をこなしましょう。下流工程とは、上流工程で作成された仕様書や設計書をもとに、コーディングや単体テストをする仕事を指します。下流工程を経験しながら、フロントエンドとバックエンド双方の開発に携われることが望ましいです。

プログラマーとしての基礎力をつけながら、開発に必要な開発環境、ツールなどの使い方も身につけると良いでしょう。

Step2. 幅広くクラウドサービスやOS周りのスキルを身につける

昨今では、AWSやAzure、GCPなどのクラウドサービスを使い、自社サーバーを立てない場合が多くあります。そのため、これらの知識はエンジニアにとって必須です。それぞれのサービスを理解して、条件に応じて選択できるようになりましょう。

Step3. 上流工程の経験を積む

フルスタックエンジニアでは、プログラムの実装のみならず、上流工程にも対応できる必要があります。上流工程とは、システムの企画や要件仕様作成などのシステム開発前半の工程のことです。

企画や要件仕様を作成するにあたって、クライアントとのすり合わせが必要になってくるため、コミュニケーション力やマネジメント能力なども求められます。これらのスキルを一通り身につけることで、ようやくフルスタックエンジニアとしての一歩を踏み出せます。

フルスタックエンジニアのキャリアパス

フルスタックエンジニアには「開発におけるスペシャリスト」というキャリアと、幅広い知識を活かしたマネジメントという大まかに2つのキャリアパスがあります。ここでは、フルスタックエンジニアに人気のマネジメントの職種とスペシャリストの職種をそれぞれ2つずつ紹介します。

マネジメント系のキャリアパス

フルスタックエンジニアのキャリアパスにおいて、マネジメント系では以下2つの職種の道が考えられます。

  • CTO:企業の最高技術責任者として、経営的視点を用いながら、社内で活用する技術や機器の選定などをします。
  • プロジェクトマネージャー:プロジェクトの品質・コスト・納期などに責任を持ちます。スケジュールの管理やクライアントとの折衝、予算の管理など幅広いスキルが必要です。

スペシャリスト系のキャリアパス

一方、スペシャリスト系は以下の通りです。

  • ITコンサルタント:クライアントの要望や問題点をヒアリングした上で、分析し、最適なソリューションを提案します。
  • ITアーキテクト:開発の上流工程を担い、クライアントから要件をヒアリングしながら、アーキテクチャを設計します。

どちらのキャリアに進むかを考えながら、普段のスキルアップや情報収集をするようにしましょう。

フルスタックエンジニアが求められる理由と将来性

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改めてフルスタックエンジニアが求められている理由を考えたいと思います。

現在フルスタックエンジニアが求められる理由は下記5つです。

  • 生産性の向上
  • スタートアップからの重宝
  • 日本のエンジニアに対する価値観の変化
  • サービスの構築の難易度が下がっている
  • 万能なフルスタックエンジニアのニーズが増えて
    いる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 生産性の向上

企業がフルスタックエンジニアを雇用したいと思う理由は生産性向上です。

全工程を行えるメンバーで最初から最後までやり切る方が、各工程で必要な人材を適宜集めてシステム開発を進めるよりも、ずっと早く、人経費も大きく削減できます。

2. スタートアップからの重宝

上記のこともあって、資金力も乏しいベンチャー企業、スタートアップ企業では特に積極的にフルスタックエンジニアを求める傾向が強いです。

実は日本では、これまでフルスタックエンジニアという考え方はあまり見られませんでした。

Webシステム開発においても、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアに分業していたり、エンタープライズシステム開発を担うシステムインテグレーターを見ても、アプリ系エンジニア、インフラ系エンジニアと分けた上で、更にインフラ系エンジニアをネットワークエンジニア、データベースエンジニアと特化させてきました。

3. 日本のエンジニアに対する価値観の変化

ではなぜ、今フルスタックエンジニアという言葉に注目が集まっているかというと、「同じ雇うなら万能なフルスタックエンジニアが欲しい」という企業側が増えている、というのもありますが、それ以上に「日本のエンジニア」の価値が揺らいでいるように思います。

単にプログラミングさせたり、ある分野の技術支援を受けるだけであれば、ベトナムなど日本より人件費の安い国のエンジニアを使えば良いでしょう。

結果、オフショアはシステム開発の世界で当たり前になっています。

4. サービスの構築の難易度が下がっている

さらにクラウドサービスの登場も、これまでのタイプの日本のエンジニアには向かい風になっています。

また、まさにAWSが良い例ですが、クラウドサービスによって構築難易度が下がったシステムもあります。

例えば、ある会社が社員全員に1人1環境づつ仮想デスクトップ(VDI)環境を提供するとしましょう。

これまで良く使われていた「Citrix XenDesktop」の場合、管理サーバーやデータベースサーバー、Active Directoryサーバーそして、仮想PCのホストの構築、保守・運用が必要でした。

しかし、AWSの提供するサービスの一つ「Amazon WorkSpaces」を使えば、必要な人数分のWorkSpacesアカウントを発行するだけです。

当然ながら、WorkSpacesシステム群の保守・運用はAmazon側で良しなにしてくれるので、利用企業側で深く考える必要はありません。

更に、WorkSpacesへの接続はChromeなどのWebブラウザーからでも接続可能ですので、WorkSpaces導入にあたって、クライアント端末に設定変更を行う必要もなかったりします。

そう考えると、ちょっとパソコンが得意な要員1人いれば、半日もあれば、まったくゼロのところからでも、社員全員に1人1環境づつ仮想デスクトップ(VDI)環境を提供開始できます。

つまりは、ITエンジニアがまったくいなくても、作りたいシステムをスピーディーに作れるようになりつつあるということです。

5. 万能なフルスタックエンジニアのニーズが増えている

このような状況で、今後も「単価が高くてもわざわざ頼みたい日本のエンジニア」になるには、【AIなどの価値の高い分野で優れたスキルを持つエンジニア】になるか、【「この人だったら、なにを頼んでも問題ない」と言ってもらえるエンジニア】、つまりはフルスタックエンジニアになるかの二択しかない、という危機感が、現役エンジニアの中でも高まっている、という事情があるようです。

まとめ:フルスタックエンジニアの市場価値は高まっている

今回はフルスタックエンジニアについて、見てきました。

いきなりフルスタックになるのは難しいですが、自分の担当領域に近いところ、関連するところの知識を習得するのは、それほど難しくないはずです。

データベースエンジニアでなくても、フロントサイドエンジニアの方でも、バックサイドエンジニアの方でも、データベースについて知識のあるITエンジニアは多いですよね。

知識を広げていくのだ、という意識を持って日々の業務や学習を進めていきましょう。

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この記事を書いた人
ITプロパートナーズ編集部
ITプロパートナーズはITフリーランスの方に案件紹介をしているエージェントです。当メディア「アトオシ」では、フリーランスの働き方から仕事探しまで幅広い情報を日々発信しています。