ブロックチェーンエンジニアは、暗号資産(仮想通貨)のビットコインの登場と共に現れた技術です。ですので、エンジニアとしては比較的新しい技術であり、今後の需要が期待されます。
とはいえ、ブロックチェーンエンジニアの年収は本当に高騰しているのでしょうか。ブロックチェーンといえばビットコインなどの暗号資産を連想させ、それは主に“投資”を思わせるワードでもあります。
しかし、ブロックチェーンは紛れもなくIT技術であり、暗号資産はブロックチェーン技術を使ったひとつのデータです。
現在、ブロックチェーン技術は様々な分野に応用されており、新しいプラットフォームが次々と開発されています。
それに伴い、ブロックチェーンエンジニアの需要も高まっているのですが、まだまだ技術者が足りないのも現状です。このような背景から、ブロックチェーンエンジニアの年収は高騰しているのも事実です。
なおブロックチェーンエンジニアに限らず、フリーランスエンジニアの案件の特徴や仕事の取り方など総合的な情報は「フリーランスエンジニアの案件紹介!経験年数別の年収・実態を調査」でご紹介しているので、併せてご覧ください。
また、フリーランスエンジニアとして年収を上げる方法については「フリーランスエンジニアの年収と収入を上げる方法」で解説しています。
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Contents
ブロックチェーンエンジニアの平均年収
年度 | ブロックチェーンエンジニアの平均年収 | 全職種の平均年収 |
---|---|---|
最新年度 | 928万円 | 432万円 |
参照:平均年収.jp
日本国内において平均年収は約928万円で、かなりの年収であることがわかります。また、サンフランシスコにおけるデータでは、約1,700万円という年収が、今のブロックチェーンエンジニアの需要の高さを示しています。
※サンフランシスコ年収データ参照:HIRED + http://u0u0.net/ZDft
ブロックチェーン技術が各分野に利用され始めた歴史も浅く、ブロックチェーン技術を熟知した技術者がまだ非常に少ないという現状があります。
しかし、今後確実にIT技術による社会インフラにも適用されるブロックチェーンは、今まさに研究開発が加速している時なのです。
その他のエンジニアとは大きな差をつけている理由も、ブロックチェーン技術を使ったシステムの開発を急いでいること、そして世界を見れば、民間企業だけではなく政府が導入する公共システムにもブロックチェーン技術が用いられようとしています。
現行のシステムをブロックチェーンへ載せ替えるという取り組みも多く、水面下では開発競争が行われています。それに伴い、ブロックチェーンエンジニアの獲得も急務となっており、比例して平均年収も高騰しているのです。
ブロックチェーンエンジニアの年齢別年収(20代・30代・40代・50代・60代)
年齢 | 平均年収 | 平均月給 | ボーナス |
---|---|---|---|
20~24歳 | 456.0万円 | 28.5万円 | 114.0万円 |
25~29歳 | 518.0万円〜586.0万円 | 35.5万円 | 142.0万円 |
30~34歳 | 524.0万円〜712.0万円 | 44.5万円 | 178.0万円 |
35~39歳 | 608.0万円〜712.0万円 | 44.0万円 | 178.0万円 |
40~44歳 | 679.0万円〜800.0万円 | 50.0万円 | 200.0万円 |
45~49歳 | 774.0万円〜896.0万円 | 56.0万円 | 224.0万円 |
50~54歳 | 850.0万円〜960.0万円 | 60.0万円 | 240.0万円 |
55~59歳 | 842.0万円〜952.0万円 | 59.5万円 | 238.0万円 |
60~65歳 | 548.0万円〜952.0万円 | 40.0万円 | 162.0万円 |
参照:平均年収.jp
ブロックチェーンエンジニアの年齢別平均年収を見ると、55歳〜59歳がピークです。これは、ブロックチェーンエンジニア としての技術だけではなく、プロジェクトをまとめる管理能力も加味された年収と判断できます。
例えば、35歳〜39歳と40歳〜44歳を比べると、約70万円程も昇給していることがわかります。
この年代になると、エンジニアを管理するポジションをもつ人も増えてくるでしょう。それに比例して年収が上がっています。どのような職業でも自身のスキルとポジションによって変化していくのは同じですね。
ブロックチェーンエンジニアの企業年収ランキング
順位 | 企業名 | 想定年収 | 仕事内容 |
---|---|---|---|
1位 | 株式会社フィナンシェ | 600万円〜1,200万円 | <自社サービス>ブロックチェーンエンジニア |
2位 | GMOインターネット株式会社 | 500万円〜1,000万円 | 仮想通貨/ブロックチェーンエンジニア |
3位 | TIS株式会社 | 600万円〜900万円 | ブロックチェーンビジネスの創出案の策定 |
4位 | 株式会社メタップス | 400万円〜800万円 | Ethereumを中心としてブロックチェーン技術、サイドチェーンの研究/開発 |
5位 | 株式会社gumi | 350万円〜700万円 | ブロックチェーンの新規事業 |
※編集部、記事執筆時の求人サイトからの情報になります。
※全ての企業を調査した正確な情報ではありませんのでご了承ください
ブロックチェーンエンジニアは、ブロックチェーン技術全般を担いますので、その作業は幅広いものです。
自社サービスをブロックチェーン技術を使って開発する場合には、ブロックチェーン技術を完全に理解し、自社サービスへの応用までを求められます。企画から開発までを行う場合には、やはりそれなりの年収が反映されていることがわかります。
また、ブロックチェーンがこの世に出てきたきっかけとなる暗号資産(仮想通貨)に関わるエンジニアもまた、金融にも精通する業務になりますので、1,000万円という比較的高い報酬が期待できます。
すでに稼働している仮想通貨取引所からの求人だけでなく、独自のブロックチェーン技術を利用した事業も多く出てきます。それに比例して、ブロックチェーンエンジニアの需要は高まり、しばらくは高い平均収入が見込めるでしょう。
ブロックチェーンエンジニアが年収が高騰している理由
ブロックチェーンエンジニアの年収は年々高騰しています。それは、これまで新技術が世の中に登場した時同様、需要と供給のバランス、そして技術そのものへの期待値が大きく関係しています。
- 圧倒的にエンジニアが足りない
- ブロックチェーン技術に対する期待
圧倒的にエンジニアが足りない
ブロックチェーンエンジニアの年収が高騰している一番の要因は、エンジニア不足です。
どのような業界でも新しい技術が出た場合、需要と供給のバランスが極端に崩れるのは同じです。新しい技術に早くから触れていたというエンジニアは少なく、新しい技術でどこよりも早く事業を行いたい企業は増えます。
エンジニアは奪い合いになり、その結果各企業が報酬を上げ始め年収は高くなります。そしてこれが、ブロックチェーンエンジニアの年収が高騰している理由なのです。
ブロックチェーン技術に対する期待
世界中の企業がこぞってブロックチェーン技術に取り組もうとする背景には、ブロックチェーン技術の将来性が挙げられます。
ブロックチェーンに関しては、これまで暗号資産(仮想通貨)のためのインフラという認識の人も多かったのですが、世界中でプラットフォームを構築するプロジェクトが乱立すると、ブロックチェーン技術の利用がいかに将来的なポテンシャルを持っているかが伝わりました。
ブロックチェーンは今後、民間のサービスだけではなく国のプロジェクトへも大きく浸透するということは、皆が予感していることです。
そして、ブロックチェーン技術を利用したシステムを構築するためには、より優秀なブロックチェーンエンジニアが必要なのは明白です。
未来をしっかりと見据え、すでにサービスの形が見えている企業にとって、エンジニアへの報酬をできる限り上げてでも優秀なエンジニアの獲得を目指すのです。
ブロックチェーンエンジニアが年収を上げる方法
ブロックチェーンエンジニアが年収を上げる方法としては、ブロックチェーン技術がどのように応用されているのか、そして、エンジニア全般に言えることですが、マネジメントまでできるようになることです。
- 世界中のプロジェクトを知る
- 実際に動いているシステムに触れる
- マネジメントを経験する
世界中のプロジェクトを知る
ブロックチェーン技術が世界で一番使われている市場は“暗号資産(仮想通貨)市場”です。しかし、全てが投資のために立ち上がるプロジェクトではありません。
立ち上がるプロジェクトには、金融や配送、開発プラットフォームやゲームプラットフォームなど、世界にあるあらゆる市場を狙うプロジェクトが乱立しているのです。そして、全てにプロジェクトの内容を解説するホワイトペーパーが存在します。
ブロックチェーン技術がどのような分野に利用されているのか、どのような開発が行われているのかを知るには、様々なプロジェクトのホワイトペーパーを読むのが効率的です。
世界のプロジェクトを知ることで、ブロックチェーン技術で実現できることがイメージできるようになり、新しい仕組みのヒントにもなるでしょう。
ホワイトペーパーを利用して応用知識を身につけることで、自身のスキルアップにも繋がるはずです。
実際に動いているシステムに触れる
暗号資産に関連したアプリケーションは多数リリースされています。ブロックチェーン技術を学ぶにあたり、技術に触れてみることも非常に重要なことです。
暗闘資産を格納するウォレットアプリや、ブログやSNSで使える投げ銭機能なども、ブロックチェーンと連携して動くアプリケーションです。
実際に使ってみることで、ある程度の機能を知ることができますし、実際に自分で作るきっかけにもなります。
マネジメントを経験する
マネジメントの経験については、ITエンジニアに限らず重要なスキルです。プロジェクトにおいて、ブロックチェーン技術利用をマネージメントできる技術と経験を身につけることで、自身のポジションを確保しより高い年収を得ることができるでしょう。
ですので、出来るだけ早くブロックチェーン技術を習得し、現場での経験値を積むことが大切です。
まとめ:ブロックチェーンエンジニアの年収は今後もしばらく上がる
ブロックチェーンエンジニアは、ようやく求人が掲載されるようになったというほど新しい分野です。ですので、新しいエンジニアを教育するという段階ではありません。
しかし、できるだけ早くブロックチェーン技術を学び、ブロックチェーンエンジニアとしてキャリアをスタートさせることで、高い年収を狙えます。
これからブロックチェーン技術を用いたプロジェクトは、爆発的に増えて行くでしょう。そして、エンジニアの数はまだまだ足りないという状況が続きます。
しばらくはブロックチェーンエンジニアの高い需要は継続しますので、年収は今後もしばらくの間上がり続けるでしょう。
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