イラストレーターの年収は?1000万は可能?収入を上げる10の方法も解説

イラストレーターの年収は低い?収入をあげるための方法を調査!

こんにちは、ITプロマガジンです。

イラストレーターは、「好き」を仕事にできる職業として根強い人気がある職種です。「どれくらいの収入を得られるのか知りたい」「イラストレーターとして、どうすれば年収を上げられるのか知りたい」などの疑問を抱いている方も多いかもしれません。また「生成AIの登場で、将来性があるのか?」という心配を持つ方もいるでしょう。

本記事では、正社員・フリーランスそれぞれのイラストレーターの平均年収をはじめ、業種・年代別の違い、実際の案件単価、そして年収1,000万円を目指す方法までを網羅的に解説します。

イラストレーターを含め、フリーランスのデザイナーになる方法など総合的な情報については「フリーランスデザイナーになるには?年収や注意点、案件獲得方法も解説」で解説していますので、こちらもご覧ください。

フリーランスの単価の伸ばし方

「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」

フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

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イラストレーターの平均年収は?

イラストレーターの平均年収は「正社員」「フリーランス」といった働き方の違いで大きく異なります。また「業種」や「年代」による違いについても同時に確認しておきましょう。

正社員イラストレーターの平均年収

求人ボックス 給料ナビ」によれば、正社員イラストレーターの平均年収は、400万円です。一方、国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」によれば、正社員の平均年収は530万円となっています。

働く地域や経験・スキルにもよりますが、「正社員」の立場に限って言えば、イラストレーターの年収は低めです。

フリーランス・独立イラストレーターの平均年収

フリーランスや独立したイラストレーターの平均年収は、収入差が大きく、一概に言えません。フリーランスの収入は「1枚いくら」「◯枚でいくら」という基準で決定されるのが一般的です。

詳しくは後程紹介しますが、1カットの挿絵を描く場合は、数千円から数万円程度が相場です。エージェントには月収数十万円の案件も豊富にあるため、会社員よりも高い年収が期待できます。

業種別の平均年収

イラストレーターの勤務先として一般的な、下記4つの業種別平均年収についても確認しておきましょう。

業種平均年収
デザイン事務所300万円
広告代理店290万円
コンテンツ制作会社280万円
大手印刷会社270万円

参考:平均年収.jp

大きく年収が変わることはないようですが、デザイン事務所の年収が若干高い傾向にあります。またデザイン事務所でWeb関連の仕事を絡めたWebデザイナーとして働く場合、さらなる年収アップを期待できます。

年代別の平均年収

年代別の平均年収に関しても20代〜50代まで確認しておきましょう。

年代平均年収
20代205万~255万円
30代192万~302万円
40代219万〜380万円
50代297万〜404万円

参考:平均年収.jp

イラストレーターの平均年収は、年齢が上がるにつれて徐々に上昇する傾向がありますが、他業種と比べて大きな伸び幅は期待しにくいのが現実です。

キャリアを重ねても収入が大きく増えない場合、アートディレクターやグラフィックデザイナーなど、年収相場の高い職種にキャリアチェンジする道もあります。イラストレーターとしてのスキルを活かせるため、無理のないステップアップが可能です。

フリーランスイラストレーターの単価相場は?

フリーランスのイラストレーターが受け取る報酬は、イラストの内容・目的・発注元・制作工数などで大きく異なります。数千円の案件もあれば、数十万円に達するケースもあるなど、相場の幅は広めです。

内容相場備考
1カットの挿絵2,000~2万5,000円簡単なものであれば安いが、背景込みで描き込みの多いイラストは高額になる
広告・ポスター用のイラスト8万〜20万円広告は商用利用かつ広範囲に配信されるため、制作費に加えて使用料的な意味合いも報酬に含まれる
キャラクターデザイン10万〜50万円用途が長期にわたるケースや、商標登録・グッズ展開などの二次利用が想定される場合には、さらに高額になる可能性も

同じ仕事内容でも、どのルートで案件を受けるかによって報酬(月収・年収)が変わる点にも注意が必要です。以下、詳しく解説します。

クラウドソーシングサイトの場合

例えばランサーズの場合、簡単なイラストなら3,000〜5,000円程度が相場です。複雑なイラストの場合は、10万円や20万円など高単価な案件もあります。

出典:ランサーズ

そもそもクラウドソーシングとは、企業・個人がインターネット上で不特定多数の人に業務を依頼できる仕組みです。代表的なサービスとしては、上記のランサーズに加えて、クラウドワークスやココナラなどがあります。

クラウドソーシングの最大の特徴は、低単価から高単価まで幅広い案件がそろっている点です。プロのイラストレーターはもちろん、実務を経験していない初心者の実績作りにも活用されています。

クラウドソーシングサイトおすすめ14選!初心者が副業で稼ぐコツとは

スキルシェア・コミッションサイトの場合

ココナラの場合、似顔絵イラストやSNSアイコンなら1,000~5,000円程度、Vtuber用イラストであれば2万円以上が相場です。

出典:ココナラマガジン

スキルシェア・コミッションサイトとは、イラストレーターなどのクリエイターが、個人の依頼を受け付けるためのプラットフォームです。例えばSNSアイコンや記念イラスト、キャラクターデザインなど依頼者の希望に応じて制作し、報酬を受け取ります。

スキルシェア・コミッションサイトの特徴は、クリエイター自身が価格を自由に設定できる点です。実績やスキルに応じて単価を上げられるため、継続的に依頼が来れば、年収の安定にもなります。

価格設定の裁量が認められている分、自分のクリエイターとしての価値を適正に評価してもらいやすい仕組みです。

スキルシェアサービスおすすめ29選一覧!副業で稼ぐコツも紹介

フリーランスエージェントの場合

フリーランスエージェントでは高単価な案件を扱っており、ゲームのイラストレーターやアートディレクターの案件なら、月額30万〜60万円程度が目安です。例えば、以下のような案件があります。

案件名【Photoshop/デザインディレクション】バーチャルフロア開発におけるアートディレクター
案件単価〜600,000円/月(週5日)
勤務地フルリモート
スキル・経験基本的なデッサン力,色彩構成の知識,Photoshop・ClipStudioなどのグラフィックアプリケーションの基本的な操作,キャラクターイラストのアートディレクション経験,イラスト/デザインにおける外注管理の実務経験
職種・ポジションアートディレクター

国内最大規模のライブチャットサービスで、バーチャルフロアに登場するキャラクターイラストの制作監修・進行管理を担当する案件です。外部クリエイターや社内チームと連携し、クオリティチェックや進行を含むアートディレクション業務を行います。

案件名【クリエイティブ/プロジェクトマネジメント】グラフィックデザイナー/アートディレクター
案件単価〜400,000円/月(週4日~5日)
勤務地フルリモート
スキル・経験グラフィックデザインまたは関連分野での実務経験5年以上,ブランドアイデンティティ開発における実績,マーケティングキャンペーンのクリエイティブ制作経験,外部クリエイター(写真家、イラストレーター等)との協業経験,Adobe製品の高度な使用スキル
職種・ポジションアートディレクター,グラフィックデザイナー

自社ブランドのビジュアルアイデンティティ再構築と、それに伴うマーケティングクリエイティブの企画・制作を担当する案件です。ビジュアル面からブランド価値を高める戦略的なポジションになります。

イラストレーターは年収1000万も可能?

正社員では難しい可能性があるもののが、フリーランスのイラストレーターであれば、工夫次第で年収1,000万円を目指せます。正社員とは異なり、自分で価格設定や案件選定ができ、収入の上限を引き上げられるからです。

基本的には、単価の高い分野・案件を選び、効率良く仕事をこなすのが近道です。クラウドソーシング大手・ランサーズによれば、以下のような分野は比較的高単価な傾向にあります。

  • キャラクターデザイン
  • 漫画制作
  • VTuberイラスト
  • ゲーム・アプリ用のビジュアル
  • ロゴ・キービジュアル

他にもオリジナルグッズの販売やLINEスタンプ・素材集の販売、講座などの副業を組み合わせれば、年収1,000万円を達成しやすくなります。つまり、クリエイター個人の影響力を高めるのも、高収入につながる重要な要素です。

フリーランスのイラストレーターになるには?始め方や案件獲得の流れ

売れっ子イラストレーターの年収例

藤ちょこさんは、ライトノベルの挿絵やトレーディングカードゲーム(TCG)のイラスト、ソーシャルゲームのイラスト、Vtuberのイラストなど幅広いジャンルで活躍しています。XやInstagramなどのSNS活動や、講座などの活動も精力的に行っており、年収1,000万円を超えると考えられます。

Mika Pikazoさんは、VTuber・輝夜月さんのキャラクターデザインや、ゲーム「ファイアーエムブレム エンゲージ」のキャラクターデザインなどさまざまな分野で活躍しているデザイナーです。Instagramでも多くのフォロワーを集めており、こちらも年収1,000万円以上と考えられます。

イラストレーターとして年収を上げる10の方法

イラストレーターとして年収を上げる方法は、以下の10点です。

  1. ポートフォリオを作成する
  2. 仕事の幅を広げる
  3. 仕事のスピードを上げる
  4. 副業をする
  5. 転職する
  6. フリーランスとして独立する
  7. 専門分野を持つ
  8. 生成AI関連のスキルを身につける
  9. オリジナルのタッチを生み出す
  10. イラストのスキルを活かせる他の職種を目指す

それぞれ詳しく解説します。

1.ポートフォリオを作成する

ポートフォリオを作成しておくことは、イラストレーターの営業活動に不可欠と言えるほど重要です。

自分の作品を公開しておくことにより、作品を気に入った人から仕事の依頼が届くことも少なくありません。

必ずしも仕事で作成したものをポートフォリオにする必要はなく、自分のスキルを証明出来れば、形式にとらわれず多くの方にアピール出来るところもポートフォリオのメリットです。

2.仕事の幅を広げる

イラストレーターとして仕事の幅が広ければ広いほど、年収が上がるチャンスは広がります。

苦手な分野でもある程度対応出来るようになっておくことで、継続依頼を獲得しやすくなるのも事実です。

今後はWebアプリやソーシャルゲームなど、ITと組み合わせた仕事がイラストレーターの仕事の中心になることが予想されます。

IT分野では新しい技術への移り変わりが激しいことから、イラストレーターも最新のスキルを常にアップデートし、高いクオリティで幅広い案件に対応出来ることが年収アップにつながります。

3.仕事のスピードを上げる

イラストレーターとして年収を上げるには、制作にかかる時間を短縮するための工夫も重要です。例えばよく使う構図をテンプレート化したり、ショートカットキーを最適化したりするだけでも、効率は大きく変わります。

描く対象やテイストをある程度絞れば、慣れによる効率化も見込めます。高単価とされる案件のなかで、自分の得意ジャンルに特化できれば、スピードだけでなくクオリティも担保しやすくなるでしょう。

4.副業をする

副業を行えば、収入の柱を増やせるため、年収アップに直結します。イラストレーターはデジタルでの制作スキルがあるため、時間や場所にとらわれず取り組める副業が豊富です。例えば以下のようなものがあります。

  • LINEスタンプの販売
  • 同人誌・オリジナルグッズの制作・販売
  • スキルシェア(講師・添削)

「時間単価を高める」だけでなく、「不安定な案件収入を補う」という意識も重視しましょう。詳しくは以下のページを参照してください。

イラストレーターが稼げる副業10選!おすすめ案件と稼ぎ方を解説

5.転職する

転職で年収を上げるのも重要です。イラストレーターはスキル重視の職種であり、実績やポートフォリオ次第で転職によって飛躍的に年収を上げられます。より良い条件の企業があれば、積極的に転職を検討しましょう。

イラストレーターは、短期間での転職も、比較的ネガティブに捉えられにくいという特徴があります。自分の市場価値を見直すきっかけにもなるため、実際に転職をしなくても、得られるものが多くあるはずです。

6.フリーランスとして独立する

転職だけでなく、フリーランスとして独立して年収アップを狙うのも良い選択肢です。フリーランスのイラストレーターは、成果に応じて報酬を得られるため、納品数が多ければそのまま高年収につながります。

会社員とは異なり、案件単位で単価交渉ができるため、収入を飛躍的に伸ばせるチャンスも豊富です。業界に入ってからさまざまな経験を積み、実力に自信のある方は、独立も視野に入れましょう。

ITプロパートナーズでは、週2日、週3日から始められる高単価案件も多数ご紹介しています。フリーランスとして安定収入を得たい方は、お気軽にご相談ください。

7.専門分野を持つ

仕事の幅を広げることで年収アップが期待出来るとお伝えしましたが、専門分野を持つことも大切です。

例えば、風景や建物、キャラクターも可愛らしいものが書けるなど得意なものを持っておきましょう。自分の得意分野はこれだというものを最低1つは用意しておくことで、仕事の依頼を獲得しやすくなります。

また専門分野を持つことで、案件自体の単価を上げやすくもなりますので、軸となるスキルを伸ばしながら仕事の幅を広げることが年収アップへの近道です。

8.生成AI関連のスキルを身につける

生成AI(人工知能)関連のスキルを身につけるのも重要です。近年話題となっている生成AIは、イラストレーターにとって、仕事を奪うライバルと見なされがちです。しかし実際には、アイデア出しやラフ制作、構図の補助などイラスト制作を効率化するツールとして活用できます。

Stable DiffusionMidjourneyなどの画像生成AI、Photoshopの生成塗りつぶし機能やAIフィルターなど、制作工程に役立つ機能は日々進化しています。生成AIを使いこなせれば、短時間で高品質なアウトプットができ、作業スピードの改善による収入アップも可能です。

生成AIを活用できる人材を求める企業も増えており、AIスキルを活かした新しい案件やポジションに挑戦するチャンスも広がります。時代の変化を恐れるのではなく、取り入れて武器にする姿勢が、イラストレーターとしての将来を切り拓くかもしれません。

9.オリジナルのタッチを生み出す

イラストレーターとして年収を伸ばすには、自分にしか描けないオリジナルのタッチを確立する必要があります。どこかで見たような絵柄だと、発注者から「他の人でもよい」と判断されやすく、単価競争に巻き込まれるかもしれません。

近年は、生成AIによって汎用的な絵柄が量産できる時代です。個性のない絵はAIや他のライバルに代替されやすく、価格で勝負するしかなくなります。「この人にしか描けない」と思ってもらえるような表現力を磨きましょう。

10.イラストのスキルを活かせる他の職種を目指す

「イラストレーター」の肩書きにこだわりすぎず、イラストスキルを土台に他の職種に挑戦するという方法もあります。例えばアートディレクターになれば、単に自分で描くだけでなくチーム全体の表現方針を管理する役割を担うため、年収も増えやすくなります。

グラフィックデザイナーやUIデザイナーなども、イラスト表現のセンスや構図力、色彩感覚を活かせる職種として人気です。イラストを「描くスキル」としてだけでなく、「伝えるスキル」「設計するためのスキル」に昇華させる意識も重要です。

詳しくは、次の項目で解説します。

イラストレーターのスキルを活かせる他の職種

イラストレーターとしてのスキルを活かし、年収を増やす道は、必ずしも「描く仕事」だけではありません。イラストレーターのスキル・経験はグラフィックデザイナーやアートディレクターなど、他のクリエイティブ職種でも大いに役立ちます。以下、それぞれの概要を解説します。

グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーは、広告やポスター、パッケージ、Webサイトのバナーなど、視覚的に情報を伝えるあらゆるデザインを手がける職種です。文字(フォント)など、イラスト以外のデザインも仕事内容に含まれる点で、イラストレーターと異なります。

案件名【デザイン制作】巨大プラットフォームにおけるグラフィックデザイナー
案件単価〜400,000円/月(週5日)
勤務地フルリモート
スキル・経験グラフィックデザインの業務経験 (3年以上),複数案件に同時期に携わり並行して対応した経験
職種・ポジションアートディレクター,グラフィックデザイナー

社内の多様なサービスを支援するデザイン部門にて、バナー・LP・チラシ・看板などの販促物の制作やアートディレクションを担当する案件です。オンライン・オフライン両方の広告制作に対応し、社内外のクリエイターとの連携や制作進行管理、品質チェックも求められます。

グラフィックデザイナーの年収は?収入UPのコツや1000万円稼ぐ方法

アートディレクター

アートディレクターは、デザイン制作の現場で全体のビジュアル方針を決め、チームをまとめる存在です。広告やキャンペーン、ブランドのトーンなどに応じて、どのようなビジュアル表現にするかを企画・設計します。必要に応じてグラフィックデザイナーやイラストレーター、カメラマンなどをディレクションするのも重要な役割です。

案件名【Maya/Unity】ゲーム開発会社における3Dアートディレクター
案件単価〜600,000円/月(週3日~5日)
勤務地出社
スキル・経験リード以上のキャラクターモデル制作経験3年以上,制作物の品質管理経験
職種・ポジション3Dデザイナー,アートディレクター

Vtuberのタレントモデル制作において、3Dグラフィックのアートディレクションを担当する案件です。MayaやUnityを用いたキャラクターモデル制作のリード経験(3年以上)、人体構造の理解や造形力、2Dデザインからの立体化スキルが必須です。想定月収は、60万円程度となっています。

イラストレーターになるには?

イラストレーターになるには、必ずしも特定の学歴や資格が必要というわけではありません。基本的には、「独学でスキルを磨く」「高校・大学などでイラストを専攻する」「教室などに通う」のいずれかになります。

次にポートフォリオを作成して、自分の実力を可視化しましょう。pixivなどに作品を掲載すれば、クライアントの目に留まるチャンスも増えます。実際、有名なイラストレーターは、アマチュア時代にpixivのランカー常連だったケースも珍しくありません。

仕事の始め方としては、以下のような方法があります。

  • クラウドソーシングサイトで小さな案件から実績を積む
  • イラスト制作会社・ゲーム会社に就職して経験を積む
  • フリーランスとしてエージェントに登録する

どの道を選ぶにしても、常に学び続け、年収アップを目指す姿勢が重要です。

イラストレーターの仕事内容

イラストレーターの仕事は、クライアントの依頼に応じてイラストを制作することです。どのような会社に就職するかで、仕事の内容も大きく異なります。例えば、以下のようなジャンルがあります。

  • 書籍・雑誌の挿絵:小説の表紙や、児童書・専門誌のなかのイラストを手がける
  • 広告用イラスト:ポスターやWebバナー、チラシなどで商品の魅力を引き出すビジュアルを制作する
  • キャラクターデザイン:ゲームやアニメ、VTuberなどのキャラクターをゼロからデザインする
  • Web・SNSコンテンツ:YouTubeのサムネイルやSNS用アイコン、スタンプの制作など、デジタル領域のイラストを手がける
  • 商品・グッズ用のイラスト:アパレル、雑貨、文房具などに使われるイラストを描く

フリーランスの場合は、営業やスケジュール管理、見積もりなども自分で行う必要があります。そのなかで年収アップを目指さなければならないため、高い自己管理能力が必要です。

イラストレーターの将来性は?

近年、生成AIの登場によって「イラストレーターの仕事がなくなるのでは?」と不安を抱く人もいます。確かに簡単なイラストや素材画像であれば、AIツールで手軽に生成できる時代になりました。

しかし実際には、生成AIだけでは質の高いビジュアル制作は難しいというのが現状です。「何を描くべきか」「どう魅せるべきか」を判断するには、イラストそのもののスキルや構図・色彩のセンス、表現力が欠かせません。さらに、AIが出力した画像をブラッシュアップしたり、修正指示を出したりするうえでも、プロの視点が必要不可欠です。

生成AIの普及で「求められるスキルのあり方」が変化する可能性はあるものの、イラストレーターという職種が不要になるわけではありません。むしろ、AIを活用しつつ高い表現力を持つクリエイターの価値は高まり、高年収を狙いやすくなると考えられます。

まとめ

イラストレーターは、紙媒体中心だった時代からWeb・デジタル領域へと活動の場を広げ、今なお「視覚で伝える力」が求められる分野として高い需要があります。広告・ゲーム・SNS・動画コンテンツなど、活躍の舞台は今後も拡大するでしょう。

一方で、生成AIの進化により、簡単なイラストはAIで代替されるケースも出ています。イラストレーターが年収を上げるには、「ただ絵が描ける」だけでなく、時代に合ったスキルや戦略を持てるかどうかが重要です。

生成AIという変化の波をチャンスと捉え、長期的な視点で準備を進めましょう。

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