DTPオペレーターに資格は必要?試験の種類一覧と勉強方法を紹介

DTPオペレーターに資格は必要?試験の種類と勉強法を紹介!

こんにちは、ITプロマガジンです。

今回は「DTPオペレーターに役立つ資格はどれかな」という方に向けて、

  • そもそもDTPオペレーターに資格は必要なのか
  • DTPオペレーターの資格が取れる試験一覧

についてわかりやすく解説します。また資格取得に向けた勉強法も紹介しているので、ぜひ最後までご一読ください。

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DTPオペレーターに資格は必要?

DTPオペレーターとして充実した仕事を得るには、資格取得を通して実力を示すことが推奨されるため、なるべく早めに勉強を進めておくことが必要となります。

特にこれからフリーで働く人や、DTPオペレーターの知識が役立つ職場に転職する人は、資格を持って今後の活動を有利に進めていくことがおすすめです。

DTPオペレーターになるのに必須の資格は存在しないため、無資格でも特に問題ないと思われがちです。

しかし資格の有無によって仕事の量や報酬に変化がある可能性は十分にあるので、将来のことを考えるのなら取得も視野に入るでしょう。

デザイナーから受け取った素材を適切な形に仕上げるには、知識や技術といった高いスキルが必要になります。

DTPオペレーターとして働くのなら、専門資格の取得をきっかけに仕事に役立つスキルを高めてみるといいでしょう。

DTPオペレーターの資格が取れる試験一覧

DTPオペレーターの仕事に関係する資格には、以下のようなものがあります。

  • DTPエキスパート
  • DTP検定
  • Photoshopクリエイター能力認定試験
  • Illustratorクリエイター能力認定試験

どれもDTPオペレーターの仕事で役立つことはもちろん、Web関連のさまざまな業種で活かされるため、気になる資格をいくつかピックアップしておきましょう。

DTPエキスパート

運営団体公益社団法人 日本印刷技術協会(JAGAT)
公式サイトhttps://www.jagat.or.jp/cat5/dtp

DTPに関するあらゆるスキルを試される資格であり、取得すれば高い実力を就職先に示すことができます。

印刷によるクリエイトならではの価値を知り、それを活かすための技術や知識を持つことを学べるため、試験のための学習が長期的にDTP関連の仕事に就くきっかけになるでしょう。

Web環境の発達によってデザイン関連の仕事はどんどんDTPから離れつつありますが、それでもこのジャンルでしか実現できない仕事があります。

DTPエキスパートは、そういったDTPの重要性を改めて知るのにも、うってつけの資格になるのです。

DTP検定

運営団体株式会社ボーンデジタル
公式サイトhttps://dtpkentei.jp/

DTPオペレーターとして即戦力になれる人材であることを証明するのなら、DTP検定を通してその能力をアピールすることが望ましいです。

取得によって企画力やデザイン力、そしてクライアントからの要望を受け取るコミュニケーション力などが高い水準にあることを示せるでしょう。

DTP検定には2種類の資格があり、それぞれ活かせる仕事のフィールドや学習ポイントが異なります。

「DTPディレクション」は主に編集者や広報の宣伝担当者など印刷物に関する仕事を管理するディレクター向きの資格です。

一方の「DTPビジネス」は、企画書や報告書など文書作成を仕事とする人に向いている資格となります。

自分の適性や就職先に合わせて試験を選択して、スムーズな取得を目指していきましょう。

Photoshopクリエイター能力認定試験

運営団体サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会
公式サイトhttps://www.sikaku.gr.jp/ns/ps/

DTPオペレーターとして働く際に必須とも言える「Photoshop」のスキルに関する資格であり、取得することでソフトの使い方や仕事での応用力を理解しているとアピールできます。

デザインツールが正しく利用できないと多くの仕事が難しくなるので、DTPオペレーターを目指し始めたばかりの人は優先して取得を検討しましょう。

Photoshopを使った画像の加工技術や編集能力は、デザイン関連や広告業界で広く活かされます。

多くの仕事現場においてメインなソフトウェアとなっているので、資格勉強から具体的な使い方を学んでみるのもおすすめです。

試験にはスタンダードとエキスパートの2種類があり、それぞれに難易度が設定されています。

自分の能力に合わせて試験の内容を選択して、モチベーションを保ちながらDTP関連のスキルを磨いていきましょう。

Illustratorクリエイター能力認定試験

運営団体サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会
公式サイトhttps://www.sikaku.gr.jp/ns/il/

Photoshopと同様に、「Illustrator」の使い方に熟知していることも、DTPオペレーターの仕事を支えるきっかけになります。

ソフトを使ってコンテンツ制作を行う地力を養うことにつながるので、資格勉強を行なってIllustratorをはじめとしたDTPに関するスキルを高めていくのもおすすめです。

関連するソフトを自由に使えるかどうかで、仕事の質やスピードは大きく変わってきます。

資格勉強という先行投資を行なって、DTPオペレーターとして働きやすい実力を身につけておくのもいいでしょう。

こちらの資格にもスタンダードとエキスパートの2種類があるため、自分で試験の難易度を調節することができます。

まず基本から学ぶのならスタンダードを、仕事に役立つ高い能力を証明するのならエキスパートを優先し、学習を進めてみましょう。

DTPオペレーター資格取得のための勉強法

DTPオペレーターの資格を取得するのなら、以下のような勉強方法を実践することがおすすめです。

  • 参考書
  • 問題集
  • 学習サイト

すべての方法を実践しつつ、自分に合っているものを重点的に選択していくことができれば、効率の良い学習が行えます。

どれもがそれぞれ魅力と特徴を備えているので、まずは下記を参考に興味のある勉強方法を確認してみましょう。

参考書

豊富な専門知識が載せられた「参考書」を利用することは、学習の基本スタイルであり、かつ魅力的な方法となっています。

じっくりと着実に知識を手に入れるやり方が向いているのなら、書籍を中心とした勉強がおすすめです。

DTPエキスパート受験サポートガイド 改訂9版

引用元:Amazon

DTPエキスパートの対策本であり、運営元のJAGATが公式に紹介している参考書です。2019年に改定されたため、最新の環境を学習できるのがポイント。

DTPが時代の流れに合わせて変化したことを踏まえた内容が記載されているので、現代の役割を理解する上でも重要な書籍となります。

試験問題の解説や模範解答が確認できるため、こちらの本を基準にDTP試験のイロハを学ぶことも可能です。

DTP&印刷スーパーしくみ事典

引用元:Amazon

DTPや印刷業に関連する仕事で役立つ情報が、図解事典としてまとめられている参考書です。基本的な印刷の仕組みから、デザインにつながるクリエイター向けの内容まで記載されているので、多くの場面で支えとなってくれるでしょう。

問題集

学習した内容が本当に身についているのかを知るためには、「問題集」を利用することがおすすめされます。

繰り返し問題を解くことでより内容を定着させることができるため、資格試験対策を考えているのなら問題集の選定も行なっていきましょう。

DTPエキスパート認証試験スーパーカリキュラム

引用元:Amazon

過去問題と最新の模擬試験問題がまとめられているため、DTPエキスパートの資格を求める際には必読の書です。豊富な用語解説も備わっているため、その他の試験やその後の仕事でも使用できるでしょう。

学習サイト

インターネットおよびPDFデータのダウンロードから始められる「学習サイト」も、勉強に役立てることができます。

今回はDTP検定資格に関連するダウンロード商品を紹介しますので、受験予定の方はチェックしてみてください。

有料ですがダウンロード後はパソコン等で自由に利用できるため、学習環境を充実させることができるでしょう。

【PDF】DTP検定ディレクション問題集

DTP検定のディレクション試験のために作られた公式問題集であり、効率的な学習に利用できます。解答と解説がついた練習問題が150問記載されているので、広い範囲を学ぶことが可能です。

DTPオペレーターの資格は就職・転職は有利になる?

DTPオペレーターの関連資格があれば、就職や転職は有利に運ばれます。特にまだ経験が浅い人や、他業種からDTP業界に入る予定の人は、資格を持つことが就職の条件になることもあるでしょう。

DTPオペレーターになるのに特定の資格の取得は不要ですが、だからこそ取得が他の人との差別化につながりやすいです。

就職や転職に活かせるものを求めるのなら、積極的に関連資格の学習は進めていきましょう。資格がこれからの将来を決めるきっかけになり、DTPオペレーターとして働きやすい環境の確保を実現するかもしれません。

DTPオペレーターの仕事内容をおさらい

DTPの仕事内容は以下の3つです。

  • フォーマットの作成
  • 画像のサイズや解像度の修正
  • レイアウトのチェック
  • 誤字脱字チェック

3つの仕事内容を詳しく紹介します。

フォーマットの作成

DTPオペレーターはフォーマットの作成を行います。フォーマントとは、デザインであるひな型を作成する工程です。ページサイズや余白、行間などレイアウトを設定します。フォーマットは後の工程に影響を与えるため、しっかり作成する必要があります。

クライアントのデザインを忠実に再現し、最も効率的な方法で仕上げなくてはいけません。

画像のサイズや解像度の修正

DTPオペレーターは画像のサイズや解像度の修正を行います。Web上では問題なくても、印刷すると解像度が落ちてしまうため、修正作業が必要です。PhotoshopやIllustratorなど様々な画像処理ソフトを使いこなし、目的に応じた画像加工が求められます。

レイアウトのチェック

DTPオペレーターは、レイアウトの誤りを正確にチェックします。文字詰めや禁則処理、行間ルールなど、すべての要素がページ上の正しい位置に正しく配置されているかどうか確認しましょう。細部にまで気を配り、問題を素早く発見し、必要な修正を行う能力が求められます。

誤字脱字チェック

DTPオペレーターは誤字脱字チェックも行います。印刷物の場合、一度印刷すると修正することはできません。誤字脱字があると場合によっては、回収騒ぎに繋がります。

すべての単語やフレーズが正しく、正確にスペルチェックされていることを確認するために、文書のスペルチェックと校正を行いましょう。英語を用いた場合は、優れた理解力が必要です。

まとめ:DTPオペレーターの資格は必見!その他の職業につながる可能性もあり!

DTPオペレーターを目指すのなら、こちらで紹介した資格を参考に、取得のための学習を始めてみることがおすすめです。

感覚や経験だけで仕事をするよりも、本格的な知識と技術を身につけておく方が、よりスマートな業務を実現することがあります。

これからの働き方を変えたい、DTPオペレーターへの就職や転職を叶えたいという人は、この機会に資格の種類と勉強方法を確認してみてください。

PhotoshopやIllustratorに関する資格は、その他の職業で活かせることもあるので、取得が別業種への仕事につながる可能性もあります。

DTPオペレーターをしつつ、さらに広い範囲で仕事をすることもできるため、資格から新たな働き方を見つけてみてはいかがでしょうか。

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