文系学部出身者がエンジニアになる方法と平均年収って?

こんにちは。ITエンジニア・webディレクター・webデザイナーなどのIT人材の自立・キャリアを支援するITプロパートナーズ編集部です。

弊社では、独立精神旺盛な優秀なエンジニアの方々の独立・起業サポートや、フリーランス支援を行っています。こちらでは、日々の現場でサポートさせていただいている中での、プロの目線で、エンジニアに役立つお話をしてまいります。

ITエンジニアは理系の仕事と思われがちです。

たしかにプログラミングというところだけ見れば、理系の仕事と言えるかもしれません。

しかし、実際のところ、文系学部出身のITエンジニアも多く存在しており、100%理系学部卒業のITエンジニアしかいないIT企業の方が珍しいのではないでしょうか。

そこで、今回は文系学部出身のITエンジニアの実態を詳しく見ていきたいと思います。

なおフリーランスに絞った、エンジニアの案件の特徴や仕事の取り方など総合的な情報は「フリーランスエンジニアの案件紹介!経験年数別の年収・実態を調査」でご紹介しているので、併せてご覧ください。

またフリーランスエンジニアとして年収を上げる方法については「フリーランスエンジニアの年収と収入を上げる方法」で解説しています。

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文系大学出身者が新卒や転職でエンジニアになる3つの方法

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文系学部出身ですでにITエンジニア以外の仕事をしていた方が、突然ITエンジニアに転職するのは簡単ではないかもしれません。

異業種からの転職はそれだけでもハードルが高いですが、世間一般では理系の仕事と思われがちなITエンジニアという仕事になぜ目を付けたのか、気になる企業は多いはずです。

更に言えば、文系学部出身者の多くは学生時代、プログラミング経験を積んでいない場合が多いことも不利になります。

ですので、しかるべき対策が必要になると言えそうです。

対して、新卒採用では文系学部の学生が理系学生に対して大きく不利ということはないと思います。

詳しくは後述しますが、文系学部出身である方が、むしろ有利に働くことすらあります

とはいえ、まったくプログラミング経験がない方は不安に感じることもあるかもしれません。

そこで、まずは文系学部出身が行っておくと安心に繋がる方策をご紹介いたします。

①プログラミングスクールへの参加

一つ目は、プログラミングスクールへの参加です。

最近では就職確約を謳っているスクールも登場しています。

プログラミングが学べて、しかも終了後の進路も保証されているということもあり、人気を集めています。

②オンラインスクールを利用する

二つ目は、実際にスクールに通う時間がない方におすすめのオンラインスクールです。

SkypeのようなTV電話やチャットを使って、現役ITエンジニアの手ほどきを受けられるタイプのものが、手軽ながら本格的にプログラミングを学べると、特に人気のようです。

③エージェントを利用する

そして、三つ目の方法は、就職先探しの鉄板である、就活エージェント、転職エージェントへの利用です。

自身のスキルや経験を参考にしながら、候補を紹介してもらったり、足りていないスキルについて助言を受けられるため、就職成功率がぐっと上がります。

中には、IT業界に特化したエージェントがサポートをしてくれる「就活市場エージェント」というサービスもあります。

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選考対策や企業の選考結果に関するフィードバックはもちろん、IT業界の就活で必要な知識を得ることができるため、積極的に活用していきましょう。

さて、その際に文系出身者がエンジニアになるためのポイントについて次に見ていきましょう。

文系出身者がエンジニアになるためのポイント

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ITエンジニアは理系の仕事と思われがちですが、必ずしもそうではありません。

すでに触れましたが、ある面では文系学部出身の方がITエンジニア向きであることすらあります。

なぜ、ITエンジニアは理系の仕事と思うかと聞かれると、多くの方が『ITエンジニア=プログラミング能力で評価される』と思っているから、と答えるのではないでしょうか?

このイメージは誤りではありませんが、正しくもありません。

ITエンジニアとはシステムやソフトウェアの開発に関わるエンジニアの総称ですが、関わり方は様々です。

プログラミングという形でシステムを製造していくタイプのITエンジニア、いわゆるプログラマーであれば、確かにプログラミング能力で評価されます

しかし、システムをどういったものにしていくのかお客様と会話し設計書に落とすITエンジニア、上流工程SEの場合、プログラミング能力よりも、お客様の思いをくみ取って、設計に落とし込む折衝能力が評価の基準です。

また、システムは開発して終わりで張りません。利用して初めて価値を生むのです。

そして利用し続けることができるように、保守運用でシステムに関わるITエンジニアも存在します。

そうした、保守運用に関わるITエンジニアは、利用者の問い合わせに対応する、障害発生時の想像力や行動力で評価されるのです。

プログラミング能力というのは、『プログラミング言葉を知っているかどうか』の問題であり、極端な話、外国の勉強と同じです。努力すれば誰でも習得でき、頑張り次第でいくらでも上を目指せます。

実際、真っ当なIT企業であれば、新卒採用者は就職後に新人研修としてプログラミング学習の機会が1カ月~1年ほど実施されることが多いです。

そして、往々にして、それまでプログラミングを行ったことがない文系学部出身者が、理系出身者以上のプログラミング能力を発揮することは珍しくありません。

対して、コミュニケーション能力や創造力というのは数カ月の訓練で劇的に進化できるものでありません。

そして、こうしたスキルは理系学部出身者よりも文系学部出身者の方が高いことが多く、上流工程に関わるIT企業ほど、文系学部出身者の割合が多くなりがちです。

もっとも、理系学部だとすべての学部の方がプログラミングを学んでいるとは限りませんし、文系学部であればどこの学部もプログラミングを学ばない、というわけではありません。

理系だから、文系だから、という議論自体がナンセンスなのかもしれません。

それよりも、ITの技術者として、IT技術の発展に興味を持ち続けられるのか、そして、発展に応じして自身を進化させられ続ける覚悟と自信があるのかの方が大切なように感じます。

文系エンジニアの平均年収って?
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結論から言えば、理系学部出身者と文系学部出身者の間で年収や出世の差はあまりないでしょう。

確かに、最初の数年、まだルーキーとして扱われるOJT期間中などは、スキルの面から育成プランなどに関連して恣意的に扱いに差が付けられることもあるようです。

しかし、その期間が終わり、一人前に仕事ができるようになったと見なされてからは、出身大学や出身学部ではなく、仕事の取り組み方やその成果でのみ評価されていくようになるため、出身学部はあまり意識されなくなるはずです。

出世という意味でも、どういった人材を昇格したり役職につけさせるべきか、企業によって方針がありますが、その方針の中に、『理系学部出身者優先』と謡っていることはありえないでしょう。

ですので、文系学部出身者の方が有利・不利というのはありません。

結局のところ、就職後の頑張り次第で決まるのです。

ちなみに、厚生労働省が毎年出している「賃金構造基本統計調査」の平成29年度版(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2017/dl/13.pdf)を参照すると、IT業界を含む情報通信業の正社員の平均年収は約387万円でした。

業界別ランキングでも上位ですから、やはりITエンジニアは高給取りだということが良く分かります。

ちなみに、387万円だと、求人会社などで発表している平均給与より低いと言われそうですが、あれらのアンケートは自己申告制ですので、自信のある人しか普通、回答しません。

結果、本当の平均より上方補正がかかりがちです。

まとめ

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今回は文系学部出身者とITエンジニアという仕事の関係を見ていきましたが、すでに述べた通り、理系学部出身者が文系学部出身者に比べて不利という事はありません。

出身学部がどこかよりも、未来に向けて努力できるかが重要なのです。

友人曰く、理系学部出身でプログラミング能力が高かった新卒のITエンジニアが、彼のOJTに「文系学部出身の同期を見くびるなよ。彼らにはITスキルはないかもしれないが、ITスキル以外のことを学んできているんだからな。彼らがお前並みにプログラミングを書けるようになったら、お前の方が、彼らの下位的存在なんだぞ」と怒られていたとのこと。

彼が今どうなっているのか知りませんが、先輩の言葉に奮起して、さらにスキルを磨いて立派なITエンジニアになっていることを願うばかりです。

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