ゲームプログラマーの平均年収は低い?1000万以上を目指す6つの方法

こんにちは、ITプロマガジンです。

ゲームプログラマーは、自身の作ったものが形になり、多くのユーザーに楽しんでもらえるやりがいのある職業です。しかし、これから目指す人やキャリアアップを考えている人にとって、やはり気になるのは年収ではないでしょうか。「ゲーム業界は激務の割に給料が低い」といった噂を耳にして、不安を感じている方もいるかもしれません。

結論から言えば、ゲームプログラマーの年収はプログラマーのなかでも平均以上であり、働き方や所属する企業の規模、そしてスキルによって年収1,000万円を上振れることもあります。本記事では、各種統計データをもとにゲームプログラマーの平均年収を解説し、高収入を目指すためのキャリア戦略を紹介します。

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ゲームプログラマーの年収は低い?平均年収を紹介

ゲームプログラマーを目指すうえで気になるのが年収の水準です。ここでは、雇用形態や年齢、業種といった観点で、ゲームプログラマーの平均年収を紹介します。

雇用形態別の平均年収

ゲームプログラマーの年収は、働き方(雇用形態)によって大きく異なります。まずは、正社員、派遣社員、フリーランスそれぞれの平均年収を比較してみましょう。

雇用形態平均年収(目安)特徴
正社員約500万〜1,000万円業績による変動や企業規模による差が大きい
派遣社員約400万〜500万円時給換算では高めだが、賞与がないケースが多い
フリーランス約500万円〜スキル次第で高収入が可能。実力主義の世界

それぞれの詳細を見ていきましょう。

※いずれも2025年12月時点の情報です。

正社員の平均年収

求人ボックスの統計によると、ゲームプログラマーの平均年収は約486万円とされています。これは求人に掲載されている給与情報をもとにサイトが試算した参考値で、月給に換算すると約41万円となります。この値は国内の給与所得者の平均年収(約478万円)と比較してやや高めです。

一方で、厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、ゲームデザイナーなども含めた「ゲームクリエイター」全体の平均年収は約591万円となっています。これにはディレクターやプロデューサーなどの管理職も含まれるため、プログラマー単体よりやや高い数値が出ていると考えられます。

参考:「求人ボックス 給料ナビ(ゲームプログラマー)
参考:「job tag(ゲームクリエーター)

派遣社員の平均年収

求人ボックス上では、ゲームプログラマー派遣の平均時給が約2,467円と紹介されています。時給ベースで換算すると、就労時間によって年収が変動しますが、フルタイム稼働(1日8時間×月21日×12ヶ月)の場合おおむね500万円前後になる可能性があります。

プログラマー全体の派遣平均時給が約2,200円であることを踏まえると、ゲーム開発の専門スキルを持つ人材は、派遣市場においても比較的高く評価されていることがわかります。未経験から実務経験を積むためのステップとして派遣を選ぶ人も少なくありません。

参考:「求人ボックス 給料ナビ(ゲームプログラマー)
参考:「求人ボックス 給料ナビ(プログラマー)

フリーランスの平均年収

ゲームプログラマーは、フリーランス全体のなかでも比較的高収入を狙いやすい職種です。ITプロパートナーズが掲載しているゲームエンジニア向け案件を見ると、月額単価は50万〜70万円が中心となっており、これを年収換算すると600万〜840万円程度が目安になります。

一方、「フリーランス白書2025」によると、年収600万円を超えるフリーランスは全体の30%ほどにとどまる状況です。このデータから見ると、ゲームプログラマーはフリーランス全体のなかでも、比較的上位層に入りやすい収入水準にある職種だと言えます。

ゲーム開発は専門性が高く、UnityやUnreal Engineなど特定スキルを持つ人材への需要も安定しています。そのため、実務経験を積んだ人材であれば、単価交渉もしやすく、高年収を実現しやすい点が特徴です。

フリーランスエンジニアの年収は?会社員との比較や職種別の収入

年齢別の平均年収

賃金構造基本統計調査」によると、プログラマー(ソフトウェア作成者)の平均年収は年齢とともに段階的に上昇する傾向が見られます。

年齢平均年収
~19歳256.8万円
20~24歳341.5万円
25~29歳453.9万円
30~34歳512.6万円
35~39歳597.9万円
40~44歳646.9万円
45~49歳674.6万円
50~54歳679.6万円
55~59歳732.2万円
60~64歳539.4万円

参考:e-Stat「賃金構造基本統計調査(2023年)

20代前半では300万円台ですが、30代には500万円を超え、50代後半では700万円前後という水準となっています。一方、60代以降は年収が再び下がる傾向にあります。

業種別のゲームプログラマー平均年収

ゲームプログラマーの年収は、年齢や経験年数だけでなく、「どの業種・企業で働くか」によって大きく変わります。ゲーム業界では、主に以下の3つに分類されるケースが一般的です。

  • 大手ゲーム(コンシューマー系)メーカー
  • 中小のゲーム制作会社
  • ソーシャルゲーム会社

それぞれの特徴と年収水準の傾向を見ていきましょう。

大手ゲーム(コンシューマー系)メーカーの年収

年収水準が最も高くなりやすいのが大手コンシューマー系メーカーです。家庭用ゲーム機向けタイトルを主軸とする企業は、ゲームタイトルやキャラクターといったIP(知的財産)の価値が高く、長期的に安定した収益を確保しやすい構造を持っています。

代表的な企業としては、任天堂、ソニー・インタラクティブエンタテインメント、カプコン、スクウェア・エニックスなどが挙げられます。これらの企業では、年収が700万円台〜2,000万円に達するケースも珍しくありません。

給与だけでなく、賞与、福利厚生、開発環境への投資が手厚い点も特徴です。一方で、求められる技術水準や品質への要求は高く、採用ハードルも高めと言えます。

中小のゲーム制作会社の年収

中小規模のゲーム制作会社では、年収は大手メーカーより抑えられる傾向があります。

主なビジネスは、大手メーカーやパブリッシャーからの受託開発、共同開発、部分的な下請け業務などです。この場合、プロジェクト単価が限られるため、平均年収は400万円前後〜800万円台に収まるケースが多くなります。ただし、会社の業績や関与したタイトルのヒット状況によって差が出やすい点も特徴です。

少人数体制で裁量が大きく、幅広い工程に関われる環境も多いため、スキルの幅を広げたい人や実績を積みたい人にとっては特に魅力があります。成功体験が評価や報酬に直結しやすい点は、中小企業ならではの魅力と言えるでしょう。

ソーシャルゲーム会社の年収

ソーシャルゲーム会社は、年収の振れ幅が最も大きい選択肢です。

スマートフォン向けゲームは運営型ビジネスであり、ヒットタイトルを持つ企業は資金的な余裕があります。例えば、バンダイナムコグループ、サイバーエージェント(Cygames)、ミクシィ、コロプラなど、成功タイトルを複数抱える企業では、資金力を背景に高水準の報酬体系が用意されているケースが普通です。

一方で、ベンチャー色の強い企業や新規タイトル中心の会社では、平均年収が400万〜600万円台にとどまることもあります。

企業別のゲームプログラマーの平均年収

ゲームメーカーは大企業であれば収入が増える傾向にあります。

以下に主要なゲームメーカーの年収をまとめてみたので、こちらもチェックしてみてください。

会社名平均年収
​任天堂株式会社924万円
株式会社ディー・エヌ・エー782万円
グリー株式会社771万円
株式会社カプコン712.7万円
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社637万円
株式会社コロプラ581万円

参照:平均年収.jp

任天堂など大手のゲーム会社になると、ゲームプログラマーの平均年収を大きく上回る額の報酬を手にすることができます。

大企業は中小企業と比較して年収が多い傾向になるので、小さな会社で最初に実績を積んだら、転職するのもアリでしょう。

また、大企業ではヒットしたソフトがある場合ボーナスで還元されることもあります。

ゲームプログラマーが年収1000万円を目指す6つの方法

ゲームプログラマーとして年収1,000万円を目指すことは決して不可能ではありません。ただ、簡単に到達できるものではないため、自分の市場価値を高めるために戦略的にキャリアを形成することが必要です。ここでは具体的な6つの方法を紹介します。

マネジメント職を目指す

年収を引き上げるためには、マネジメント職へのキャリアアップが有利です。プログラミングのスキルだけで給与を上げ続けるには限界がありますが、PM(プロジェクトマネージャー)やディレクターとして予算や人員を管理する立場になれば、収入も上がりやすくなります。

技術的な知見を持ちながら、ビジネス視点でプロジェクトを管理できる人材は希少です。ゲームの開発現場の事情がわかるリーダーとして評価されれば年収にも反映されやすいため、技術力をベースに管理スキルも磨くのは有効と言えます。

プロジェクトマネージャー(PM)の年収は?収入アップに有利な資格も紹介

資格を取得する

資格を取得すると自身の知識・スキルを客観的に証明でき、就職や転職時の条件交渉で有利になることがあります。実務経験が重視されるゲーム業界ですが、「基本(応用)情報技術者試験」や「Unity認定資格」などを持っていれば、基礎能力や学習意欲の裏付けになります。

特に大手企業への転職時などは、資格が信頼材料となって、提示される年収が上がるケースもあります。また、資格手当が出る企業であれば、直接的な収入アップにもつながります。

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大手企業に就職する

給与水準の高い大手ゲーム企業へ就職すれば、年収1,000万円を目指しやすくなります。日本経済新聞の調べによると、例えばスクウェア・エニックス・ホールディングスやバンダイナムコホールディングスなどは平均年収が高めとされており、ヒット作が出た際のボーナス還元も手厚い傾向にあるようです。

入社の難易度は高いですが、中小のゲーム制作会社で実績を積み、技術力やリーダー経験などを身につけてから転職すれば、採用されるチャンスはあります。コンシューマーやスマホゲームの大手パブリッシャーは待遇が良いため、安定して高収入を得たい場合には確実な方法です。

副業で稼ぐ

本業のゲーム開発に加え、副業を行うことで年収1,000万円を目指せます。ゲームプログラマーのスキルがあれば、他社のゲーム開発案件をスポットで請け負ったり、UnityやUnreal Engineのアセットを作ってストアで販売したりと、スキルを活かして稼げます。

また、プログラミングスクールでゲーム制作を教える講師業なども需要があります。今の勤め先を辞めることなく、ゲームプログラマーとして培ったスキルを活かして収入を増やせる現実的な方法です。

プログラマーにおすすめの副業を紹介

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ゲームを運営・収益化する

自分で開発したゲームをSteamやApp Store、Google Playなどで配信し、収益化する方法です。有料販売による売上や、無料ゲーム内の広告収入、アプリ内課金などが主な収益源となります。

個人開発のインディーゲームでも、世界的なヒットになれば大きな利益を生みますし、ハイパーカジュアルゲームなどを量産して広告収入を得るモデルもあります。副業として自分のペースで開発すればリスクも抑えられ、当たれば大きな収入になります。

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フリーランスになる

フリーランスになれば成果が収入に直結し、スキル次第で年収1,000万円を狙いやすくなります。特にゲーム業界では、UnityやUnreal Engine、サーバーサイド技術に長けた即戦力エンジニアが不足しており、月単価80万〜100万円といった高単価案件も豊富です。

コンシューマーゲームや大規模なソーシャルゲームの開発プロジェクトなど、企業の案件を直接請けることで、会社員時代と同じ業務内容でも報酬が増えるケースがよくあります。

フリーランスエンジニアの単価相場は?100万円目指す方法も紹介

弊社サービス「 ITプロパートナーズ 」では数多くのゲームエンジニア向けフリーランス案件・求人を取り扱っています。もしご興味のある方はご相談ください。

高収入を狙えるゲームプログラマーの案件例

弊社ITプロパートナーズが実際に掲載しているゲーム領域の案件は以下の通りです。月単価60万円から、90万円を超える高単価案件もあります。

案件名【KPI設計】ブラウザゲーム運用におけるバックエンドの業務委託案件
案件単価〜600,000円/月(週5日)
勤務地基本リモート一部出社
スキル・経験ゲーム運営経験3年以上(同一タイトル1年以上), LAMP環境での開発経験, リード経験, ブラウザプラットフォームの知見, 不具合調査経験, KPI分析用データ抽出経験, マネジメント経験
職種・ポジションバックエンドエンジニア, ゲームエンジニア

既存タイトルの継続運営を支えるバックエンド業務が中心で、KPI設計やデータ抽出など運用改善に直結する技術が重視されます。

案件名【C#/Unity】新規サービス開発におけるエンジニアの業務委託案件
案件単価〜700,000円/月(週5日)
勤務地フルリモート
スキル・経験Unity開発2〜3年以上, 大規模アプリケーション設計・実装経験, Photon Fusion 2開発経験, メタバースアプリ開発経験
職種・ポジションゲームエンジニア, アプリケーションエンジニア

新規サービスの立ち上げフェーズに携わるため、リアルタイム通信や大規模マルチプレイ技術など高度なクライアント実装が求められます。Unityエンジニアとしてステップアップしたい方、基盤づくりから関わりたい方に向いている案件です。

案件名【Swift/Unity】モバイルゲーム向けiOS開発におけるエンジニアの業務委託案件
案件単価〜900,000円/月(週5日)
勤務地基本リモート一部出社
スキル・経験SwiftによるiOS開発2年以上, StoreKit/StoreKit2での課金実装, チームリーダー/PL経験, SDK設計・開発経験, Androidアプリ開発経験, Unityネイティブプラグイン開発経験
職種・ポジションiOSエンジニア, ゲームエンジニア

大規模のゲームプラットフォームにおけるSDK開発を担当する高難度案件です。課金周りの実装やSDK設計など専門性が高く、iOSネイティブとゲームエンジン(Unity)双方の知見を活かせます。

ゲームプログラマーを目指す人が検討したい関連職種

「ゲームに関わる仕事がしたい」と考えているなら、プログラマー以外の職種も視野に入れるとキャリアの選択肢が広がります。ここでは年収水準が近く、親和性の高い2つの職種を紹介します。

ゲームプランナー(ゲームデザイナー)

ゲームプランナーは、ゲームの企画立案や仕様書の作成、進行管理などを担当する職種です。プログラミングそのものよりも、「面白いゲームの仕組みを考えたい」「自分で考えたゲームを世に出したい」という意欲が強い人に適しています。

求人ボックスのデータによると正社員の平均年収は約497万円で、ゲームプログラマーと同等の水準です。ヒット作を生み出せばプロデューサーへ昇格し、さらに収入を伸ばすことも可能です。

参考:「求人ボックス 給料ナビ(ゲームプランナー)

アプリエンジニア

ゲームに限らず、Webアプリケーションやモバイルアプリを開発するエンジニアです。開発言語や環境が共通する部分が多く、ゲームプログラマーからスムーズに転身できます。

ゲーム業界よりも需要が広いため案件数が多く、フリーランスとして独立しやすいのがメリットです。年収相場もゲームプログラマーと同等か、分野によってはそれ以上になることもあります。

アプリ開発でフリーランスエンジニアに!年収・単価相場と必要スキル

ゲームプログラマーの将来性は?

生成AIの進化により、「将来はゲームプログラマーの仕事がなくなるのでは」と不安視する声もあります。しかし、人間のエンジニアが完全に不要になることはありません。

ユーザ・ビジネス部門からのヒアリングや要件定義のほか、AIが生成したコードの正確性をチェックしたり、リリース後の複雑な保守・運用を行ったりする業務は、引き続き人間が担う必要があります。

ただし、求められるスキルは変化するのは間違いありません。単にコードを書くだけではなく、AIを使いこなしてゲーム開発の生産性を高めるなど、時代の変化に合わせてスキルをアップデートし続ける姿勢が重要です。

プログラマーの仕事はAIに奪われる?今後の展望や求められるスキル

まとめ

本記事では、ゲームプログラマーの平均年収や業種・企業による待遇の違い、高収入を目指すための方法について解説しました。

ゲームプログラマーの年収は、雇用形態や所属する企業の規模、担当する業務領域によって大きく異なります。平均年収は一般的なプログラマー以上の水準ですが、さらなる収入アップを目指すのであれば、マネジメント職への挑戦や大手企業への転職、フリーランスとしての独立など、戦略的にキャリアを形成することが重要です。

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