こんにちは、ITプロマガジンです。
AIエンジニアとして副業に取り組み、収入アップやスキルアップを実現したいと考えている人は多いのではないでしょうか。AIを扱える人材が不足していると感じる企業は多く、AIエンジニアに対するニーズは高い状況です。そのため、AIエンジニアとしての知識や技術を活かせば、副業でも活躍できる可能性があります。
この記事では、AIエンジニアが副業に取り組むメリットや必要なスキルなどについて解説します。副業案件を獲得する方法や高収入を得るためのポイントなども解説するので、ぜひ参考にしてください。
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目次
AIエンジニアは副業可能?
AIエンジニアは副業も可能です。ここでは、AIエンジニアが副業できる理由や背景について解説します。
AI人材のニーズは高い
DX白書2023によれば、AIに関する課題として人材不足をあげた企業は49.7%でした。また、AIについて理解できていないと回答した企業は45.5%と半数近い状況です。この結果を踏まえると、AIについて専門的な知識や技術をもつAIエンジニアには高いニーズがあると分かります。
また、小売業、金融業、医療業界などをはじめとし、幅広い分野でAIが活用されています。よって、AIエンジニアはさまざまな業界から求められている人材です。一定以上のスキルや実績があれば、副業でも仕事ができる可能性が高いと言えます。
高度な知識と技術を求められる
AIエンジニアとして業務をこなすには、専門的かつ高度な知識や技術が必要です。すでに触れたとおりAIエンジニアに対するニーズは高い状況であり、高レベルな人材を求める企業は多く存在します。よって、豊富な経験と実績があれば、副業としても好条件の案件を多数獲得できるでしょう。
高度な知識や技術はすぐに身につけられるものではなく、勉強や実務経験を積む努力が不可欠です。よって、高度な知識や技術を身につけると他のエンジニアとの差別化になり、案件をより獲得しやすくなります。
在宅・リモート案件もある
AIエンジニアの業務は、在宅やリモートでも対応可能です。AIエンジニアの業務は現場に常駐しなくても対応できる内容が多く、在宅やリモートが前提になっている案件も少なくありません。出社が求められている場合も、業務内容を確認したうえで在宅やリモートの割合を増やせないか交渉してみるとよいでしょう。
副業は本業以外の空き時間を使って対応する必要があるため、在宅やリモートで対応できるとより取り組みやすくなります。AIエンジニアなら副業に在宅やリモートで対応できる場合が多く、無理なく続けられる可能性が高いです。
AIエンジニアの副業収入の目安
AIエンジニアの副業収入は、実績やスキル、案件獲得サイトによって変わりますが、およそ時給4000円〜6000円程度になることが多いでしょう。
例えばフリーランスエージェントである弊社ITプロパートナーズの掲載案件をみてみると60万円〜100万円程度の案件が多くなっています。これは週5日稼働、つまり160時間稼働なので、時給換算すると4000円〜6000円となります。このようにAIエンジニアに求められる知識や技術は高いため、副業案件も高単価な傾向があります。
また、中にはさらに高単価な案件も存在します。例えばITプロパートナーズに掲載されている週2〜3日勤務の案件をあげると、以下のとおりです。
案件名 | 【Python/GoogleCloudPlatform】画像生成作成におけるAIエンジニアの案件・求人 |
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案件単価 | 〜900,000円/月 |
勤務 | フルリモート |
スキル | 最低限の数学・コンピュータサイエンスの素養,PyTorch |
職種・ポジション | 機械学習エンジニア |
案件名 | 【Python/Git】DX事業における機械学習エンジニアの案件・求人 |
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案件単価 | 〜1,000,000円/月 |
勤務 | 基本リモート一部出社 |
スキル | Python,Git等開発ツール |
職種・ポジション | 機械学習エンジニア |
AIエンジニアが副業するメリット
AIエンジニアが副業するメリットは、以下のとおりです。
- 少ない稼働でも収入アップを狙える
- スキルアップにつながる
- 人脈が広がる
- フリーランスの足掛かりになる
それぞれについて、以下で詳しく解説します。
少ない稼働でも収入アップを狙える
AIエンジニアは、副業に割ける時間が短くても効率的に収入アップを目指せます。AIエンジニアには高いスキルが必要であり、そのスキルは簡単に身につけられるわけではありません。そのため、副業として取り組める案件も高単価な場合が多く見られます。
高単価な案件を獲得すれば、少ない稼働でもまとまった収入を得られる可能性が高いです。高度な知識や技術があるAIエンジニアの中にはスキマ時間を活用して副業に取り組み、効率的に稼いでいる人も多く存在しています。
スキルアップにつながる
副業に取り組めば、AIエンジニアとしてのスキルアップも可能です。会社員としてAIエンジニアとして働いていれば実務経験を積めるものの、必ずしも自分が取り組みたい分野を担当できるとは限りません。しかし、自発的に取り組む副業なら、自分の意思で案件を選択できます。興味があるジャンルの案件を選んで取り組むと、本業では経験できない知見を得られる可能性があります。副業による新たな経験は、本業においても役に立つでしょう。
また、副業で本業とは異なる案件に触れると、最新情報のキャッチアップにもつながります。本業以外のつながりの中でもさまざまな情報交換ができ、有用な情報を得やすいです。
人脈が広がる
副業は、新しい人脈形成にもつながります。本業でも経験とともに人脈は自然と広がりますが、本業の他に副業にも取り組むとさらに幅広い人脈を作れます。人脈を通じて新しい仕事の獲得につながるケースも多く、副業は自分の可能性を広げるためにもおすすめです。
もちろん、副業を通してできた人脈がすぐに役に立つとは限りません。しかし、しばらくしてから仕事の相談をされる可能性もあります。また、自分が携わる案件のパートナーが必要になった場合も、副業でできた人脈を活用できます。
フリーランスの足掛かりになる
現在、会社員のAIエンジニアとして働いており、ゆくゆくはフリーランスとして独立したいと考えている人もいるでしょう。フリーランスを目指す場合も、まずは副業として案件に取り組んでみるとよいです。会社員として豊富な実務経験を積めば高度な知識や技術も身につきますが、何も準備せず独立すれば失敗するリスクがあるからです。
副業として個人で案件の実績を事前に積んでおけば、フリーランスになってもスムーズに案件を獲得できる可能性が高くなります。フリーランスは人脈を通して新しい案件を獲得するパターンも多く、副業を通して早いうちから人脈を形成していると良いタイミングで仕事を紹介してもらえるかもしれません。
AIエンジニアの副業の種類
続いて、AIエンジニアとしてできる副業の種類を、実際の案件例と共に紹介していきます。
機械学習・AIプロダクトの開発
プログラミング言語を駆使したAIの開発や、機械学習の技術によってAIプログラムにアルゴリズムを実装しシステムを開発することは、AIエンジニアの重要な仕事です。
AI開発にはユーザーがストレスなく使える仕様を考えたり、効率的にデータ分析ができる手法を取り入れたりする必要があり、幅広い知識が求められます。
AIとセットで語られることが多い機械学習とは、コンピュータプログラムにデータや条件を与えて反復して学習させることで、新たな法則を導き出して分類したり、未来予測を行ったりする技術です。
AIにはデータを与えて学習させ、生成物や回答の精度を上げていく必要があります。この学習のプロセスもAIエンジニアの仕事の1つです。案件例には以下のようなものがあります。
案件名 | 【Node.js/React.js】AIを活用した自社プロダクトの開発に携わるフルスタックエンジニア募集 |
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案件単価 | 〜1,000,000円/月 |
勤務 | リモート |
スキル | Node.js,React.js |
職種・ポジション | フロントエンジニア,バックエンドエンジニア |
機械学習エンジニアとして副業を考えている方は、以下の記事も参考にしてください。
データ収集・分析
AI開発プロジェクトのもと、必要とされるデータを収集し、分析します。より効果的なアウトプットを行うためには、より多くのデータ収集をする必要があり、またより整った状態のデータの存在が必須条件となります。
データ収集・分析を担当するエンジニアは、利用するデータのなかに欠損している値や、表記揺れしている文字列の整形を施します。
案件名 | 【データ解析/開発計画策定/改善】AI開発における分析データサイエンティストの案件・求人 |
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案件単価 | 〜400,000円/月 |
勤務地 | リモート |
スキル | データ解析,開発計画策定/改善 |
職種・ポジション | データサイエンティスト |
AIコンサルティング
コンサルティング寄りの仕事がしたいエンジニアは、AIコンサルティングをしてみるのもよいでしょう。AIコンサルティングは、AI技術を用いてクライアントの課題解決や業務改善を行う仕事です。
クライアントのデータや業務の解析を行い、どこにAI技術を導入すると効果的かをアドバイスするため、AIに関する深い知識が求められます。
また、クライアントの課題やニーズ抽出や、説得力のある説明が不可欠なため、ヒアリング能力やプレゼン力、状況整理力など、幅広いスキルが必要な副業です。
画像認識や処理システム開発
AIの画像認識を利用した処理システム開発も、副業案件には多く見られます。防犯対策として不審者を見分けるシステム、規格に合わない製品を判別するシステム、自動運転で物や人を認識するシステムなど、AIの画像認識は多くの業界で採用が進行中です。画像から未来の状況を予測するシステムも、一部業界ではすでに実現しています。
画像認識や処理システム開発に関わるAIエンジニアの役割は、教師データを用意してAIに学習させ、学習の成果を判断し、判定の精度を向上させることです。
案件例では、以下のようなものがあります。
案件名 | 【Python/C++】業務改善SaaSの開発プロジェクトに携わるエンジニア募集! |
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案件単価 | 〜1,000,000円/月 |
勤務地 | リモート |
スキル | Python,C++ |
職種・ポジション | 機械学習エンジニア |
弊社、ITプロパートナーズでは週2から働けるAIの副業案件を多数用意しています。仲介業者を挟まず、直接クライアントと契約しているので高単価な案件も多く、生活費以上の収入を稼ぐことができるでしょう。
AIエンジニアの副業に必要なスキル
AIエンジニアが副業に取り組むには、以下のスキルが必要です。
- プログラミングスキル
- 機械学習・ディープララーニングの知識
- 数学や統計の知識
- データベースの知識
- フレームワーク・ライブラリの知識
- コミュニケーションスキル
それぞれのスキルついて以下で解説します。
プログラミングスキル
AIエンジニアの副業では、プログラミングスキルが求められます。必要な言語を具体的にあげると、以下のとおりです。
- Python
- C++
- Java
案件によって求められるプログラミングスキルには違いがあるため、自分の得意分野を考慮して案件を探しましょう。Pythonの副業に興味がある方は以下の記事も参考にしてください。
機械学習・ディープララーニングの知識
AIエンジニアはAIを専門に扱うため、機械学習やディープラーニングの知識も不可欠です。機械学習は、データや条件をもとにしてAIに学習させる方法です。学習により、分類や予測などを実現します。
また、ディープラーニングは、機械学習をさらに発展させた学習方法です。ディープラーニングでは、大量のデータから自動で特徴を発見できます。機械学習とディープラーニングは役割が異なるため、AIエンジニアはそれぞれの知識を身につける必要があります。
数学や統計の知識
AIエンジニアとして働くにはまず、AIの概念を理解しなければなりません。そのためには数学の基礎知識が必要です。数学の基礎知識には以下が挙げられます。
- 微分
- 線形代数
- 確率
- 統計
理解するだけでなく自分がAIエンジニアとして働くなら、機械学習をこなせる統計学の知識が必要です。以下の内容を勉強しましょう。
- 正規分布
- ベイズ推定
- 重回帰分析
生成AIを使った副業では、数学の知識がダイレクトに必要になることは少ないでしょう。とはいえ数学を学ぶうえで身につく論理的思考力や問題発見・解決力は、プロンプトの最適化にも役立ちます。
データベースの知識
AIエンジニアが対応する機械学習ではデータを利用する場合が多く、データベースを利用します。そのため、データベースについての知識も必要です。データを正しく扱うには、データベースにおけるデータの書き込みや集計などについて理解しておく必要があります。
フレームワーク・ライブラリの知識
AIエンジニアはAIで活用できるフレームワークやライブラリの活用も求められるため、主要なものを押さえておく必要があります。例をあげると以下のとおりです。
- TensorFlow
- PyTorch
TensorFlowはGoogle、PyTorchはFacebookが開発しました。さまざまなニーズに対応できるよう、それぞれを使いこなすためのスキルを身につけておきましょう。
コミュニケーションスキル
AI開発はさまざまな人材がチームで取り組むことになりますが、AIエンジニアにはそれを円滑に進めるコミュニケーションスキルが求められます。
また、AIのアウトプットにおいては、データ分析・解析などを通じての課題解決がゴールになるわけですが、そこではコンサルティング能力も求められることになります。
生成AIの副業についてもコミュニケーションスキルは重要です。特にクライアントが求めているものを正確に把握し、それをイメージするスキルは必須だといえるでしょう。
AIエンジニアとして副業案件を獲得する方法
AIエンジニアが副業案件を得るにはどのような方法があるでしょうか。その方法について、3つご紹介します。
エージェントサービスに仲介してもらう
AIエンジニアの副業案件を探す場合は、AIに関する案件を多数取り扱っているエージェントの利用がおすすめです。エージェントサービスとは、案件を探しているエンジニアと働き手を探している企業とをマッチングさせるサービスのことで、AIを含むIT業界に特化したエージェントサービスも数多く登場しています。
ただしエージェントサービスは複数あり、それぞれ特徴が異なるため、自分の希望条件に合致するエージェントを使うことが重要です。副業を探すのであれば、「週に1~2日稼働」「フルリモート可能」といった副業向け案件が多いエージェントを選びましょう。
副業向けエージェントについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
「ITプロパートナーズ」は、間に仲介会社を挟まず直接クライアントと契約しているので、高単価な案件が多いという特長があり、多くのIT起業家やフリーランスエンジニアの自立を支えています。また、フリーランスエージェントとしては珍しく週2日〜の高単価案件も数多く扱っています。
クラウドソーシングやスキルシェアを利用する
AIに関連する副業探しのツールとして、クラウドソーシングもメジャーとなってきました。「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったクラウドソーシングサイトでは、AIエンジニア向けの開発案件のほか、生成AIを使用する案件も登場しています。
また「ココナラ」などの個人が持つ知識やスキルを売り買いできる、スキルシェアサービスも利用するといいでしょう。
エージェントサービスで扱っている案件のほとんどは、AIエンジニア向けです。それに対してクラウドソーシングサイトでは、AI開発以外にも「画像生成AIでイラスト作成」「生成AIに関する記事のライティング」など、幅広いジャンルの副業向け案件があります。
クラウドソーシングサイトを活用してAI関連の副業を始める際は、こちらの記事も参考にしてください。
知人やSNS経由で案件を紹介してもらう
同業者や知人から紹介を受け、案件を受注するのも昔からある手法です。AIエンジニアは人手不足の職種であり、「副業を探している」と周囲にアピールすることで仕事を紹介してもらえる可能性があります。
また、TwitterやFacebook、ブログなどで自己PRをするのもよい方法です。生成AIを使った副業をしたいのであれば、出力した成果物やプロンプトをアップロードすることでスキルをアピールできます。AIエンジニアであれば、AIに関する知見を投稿したり、プロフィールに実績や取得済みの資格を記載したりすることで、クライアントにアピールしやすくなります。
AIエンジニアで副業で高収入を稼ぐためのポイント
AIエンジニアが副業に取り組んで高収入を得るためのポイントをあげると、以下のとおりです。
- 新しい技術を学び続ける
- 資格を取得するなどスキルアップする
- 余裕があればフリーランス案件に取り組む
- マネジメント経験を積む
それぞれについて解説します。
新しい技術を学び続ける
AI分野は、近年急速に発展しているため、新しい技術が次々と登場しています。そのため、AI分野で副業する際には、常に新しい技術を学び続けることが大切です。
AI分野の副業で成功するためには、スキルアップやキャリアアップが欠かせません。新しい技術を学び続けることで、スキルアップやキャリアアップにつながり、より多くの案件を獲得しやすくなります。また、AI分野は競争が激しいため、常に最新の技術を身につけておくことで、競争力を維持できるでしょう。
新しい技術を学ぶ方法としては、以下のようなものがあります。自分に合った方法で、新しい技術を学び続けるようにしましょう。
- 書籍やWebサイトを活用する
- セミナーや講座を受講する
- オンライン学習サービスを使う
AI分野は、今後もさらに発展していくことが予想されます。AI分野で副業する際には、常に新しい技術を学び続けることを忘れてはいけません。
資格を取得するなどスキルアップする
AIエンジニアの案件を得る際に、資格は必須ではありません。しかし、勉強する過程で知識とスキルが身につきます。AIエンジニアにおすすめの資格は以下の通りです。
- Python3エンジニア認定データ分析試験
- G検定
- E資格
Python3エンジニア認定データ分析試験は、Pythonエンジニア認定試験の一種です。
G検定(ジェネラリスト検定)とE資格(エンジニア資格)は、ディープラーニングに関する検定です。G検定では、ディープラーニングの基礎知識に加え、機械学習の具体的手法や、実装例、倫理や法律に関するものまで幅広い内容が出題されます。
一方、E資格はエンジニア向けです。技術的な内容を勉強してスキルを証明したいなら、E資格の取得を検討しましょう。
生成AIを使う副業の場合、有利となる資格は現在のところ特にありません。プロンプトを最適化するスキルは、生成したコンテンツのクオリティで証明することになるでしょう。仕事の分野としては新しい部類に入るため、最新技術を追いつつ創意工夫を重ねていく必要があります。
マネジメント経験を積む
高単価を獲得するAIエンジニアになるには、案件プロジェクトの上流工程に関わることが必要になります。企画・要件定義といったフェーズから関わることは仕事の難易度や責任も大きくなりますので、その分単価も高価になります。
ソースコードを書くといった下流工程の作業から出発したとしても、なるべく上流の仕事を獲得できるようにマネジメントの経験を積んでいくことが、高単価案件につながっていきます。
生成AIの案件で単価アップを狙うには、今後市場規模が拡大していくことも見据え、プロジェクト管理やリソースの管理といった基本的なマネジメントスキルを身につけておくべきでしょう。複数人のチームで仕事をこなす際にマネジメントを行う立場になれば、単価アップが期待できます。
AIエンジニアとして副業する際の注意点
AIに関連した副業をする際の注意点は、以下の通りです。
- 就業規則を守りながら副業する
- 自己管理を徹底する
- 税金に関する知識を身につけておく
- セキュリティの対策をする
それぞれの注意点について解説します。
就業規則を守りながら副業する
AIを使った副業に限らず、そもそも副業全般が禁止されている企業もあります。就業規則に違反すれば、厳重注意を受けたり減給されたりと、大きなマイナスになってしまうでしょう。
こっそり取り組んでも、住民税の金額が変わったり、噂が広まったりすると副業が発覚します。副業で収入を得ても、減給や降格などの処分を受けては喜ばしくありません。事前に就業規定を見て、企業の副業に対する姿勢を調べましょう。
また、副業を認めている会社であっても、副業が本業に支障を来す場合はNGとしている場合が多いので注意が必要です。本業をこなしつつ休日や平日の夜に副業をすれば、十分な休息が取れないのは明らかです。無理のないスケジュールを組んで、本業に支障が出ない範囲で副業に取り組みましょう。
また、予想以上に副業に時間がかかり、満足いく仕事ができなかったり、納期を守れなかったりする人もいます。スケジュール管理を徹底し、副業、本業のいずれも成果を出しましょう。
自己管理を徹底する
副業に取り組むうえでは自己管理の徹底が重要です。副業に力を入れ過ぎると本業がおろそかになる恐れがあるため、それぞれのバランスを取る必要があります。副業はあくまでも本業以外の時間を使って取り組むものであり、本業に支障が出ない範囲で取り組みましょう。
自己管理がうまくいかないと体調を崩し、本業だけでなく副業にも取り組めなくなる恐れがあります。納期の遅延が続けば案件の依頼が途絶え、収入も得られなくなる可能性があるため、注意が必要です。そもそもAIエンジニアの案件は高単価な傾向があるため、無理にたくさんの案件を詰め込むよりも1つずつ着実にこなすことが大切です。
税金に関する知識を身につけておく
副業によって収入が発生すると、税金を納めねばなりません。副業収入が20万円以内であれば、所得税は支払わずに済みます。時々生成AIを使った副業をする程度であれば、20万円以内に収めることは難しくありません。しかしAIエンジニアの場合、案件は高収入なものが多く、20万円を超える可能性は大いにあるでしょう。
また、20万円以内に収入を抑えたとしても、住民税の申請は必要です。税金の申告を怠ると、追徴課税などのペナルティが課される場合もあるため気をつけましょう。
セキュリティの対策をする
AIツールを使用する際は、セキュリティ対策を必ずしましょう。AIの利用はセキュリティのリスクが伴う点に注意しなければなりません。例えば、AI学習のために共有されるデータや個人情報を含む文章に不正アクセスされ漏洩してしまうと、個人のプライバシーを侵害されてしまう可能性があります。
このようなリスクもあり、「ChatGPT」などのAIアプリケーション利用を禁止している企業が多く存在しているのも事実です。AIを副業に活用する際は、リスクも理解したうえで導入するかを判断しましょう。
なお、ChatGPTを活用した副業に興味がある方は以下の記事を参考にしてください。
AIエンジニアの副業に関するQ&A
ここでは、AIエンジニアの副業についてよくある質問とそれに対する回答を紹介します。
土日や週1日で稼げる案件はある?
AIエンジニアの副業案件の中には、短い稼働時間で対応できるものもあります。たとえば、クラウドソーシングサイトでは以下の案件が見つかりました。
ただし、週1日で対応できる案件はほとんどない状況です。副業に割ける時間がどうしても少ない場合はまず週2日で案件に参画し、成果を出したうえで週1日の稼働を交渉するとよいでしょう。
企業によっても状況は異なるため、さまざまな切り口で案件を探すことも大切です。
生成AIの登場により今後どんな影響がある?
生成AIにより、それまでAIエンジニアが対応してきた作業の一部を代替できる可能性はあります。しかし、AIエンジニアはそれぞれのニーズに応じて業務を進めているため、すべてを生成AIに任せることは困難です。よって、AIエンジニアの案件や仕事そのものは、今後もなくならないと予測できます。
AIエンジニアとして長く働き続けるには、常にスキルアップを目指すことが大切です。生成AIを自ら使いこなすノウハウもあると、より幅広く活躍できるでしょう。
まとめ
未来の社会は仮想空間と現実空間を高度に融合させたシステムによって実現されると構想されており、その中でAIは必要不可欠な技術となっています。現時点ですでにAIエンジニアは人手不足になっていて、将来的にも間違いなく重宝される職種です。また、AIが普及するにつれ、AIを正しく効率的に使いこなせる人材のニーズも高まっていくでしょう。
AI分野の未来は明るく、AI関連の副業は増えていく可能性があります。AIの副業で稼ぎたいのであれば、今から必要なスキルを身につけておくことをおすすめします。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
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