こんにちは、「ITプロマガジン」です。
最近は副業を認める企業も増え、自分もやってみたいと検討を始めた人も多いのではないでしょうか。プログラミングの仕事はリモートワークもしやすく、副業に適しているといえます。
しかし、「プログラミングの副業は稼げない、やめとけ」と聞いたことがある人も多いかと思います。大変な割には収入が少ないともいわれていますが、それは本当なのでしょうか?また、そもそもプログラミング初心者や未経験者が副業をするのは可能なのでしょうか。
この記事では、プログラミングの副業が稼げないといわれる理由と稼ぐためにはどうしたらよいのか、その方法を具体的に解説します。
ドンピシャ案件の探し方
「案件はたくさんあるはずなのに、なかなか自分の望む案件が見つからない…」
エンジニア市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいマッチングノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
ITプロパートナーズでは、
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初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?
目次
初心者・未経験者はプログラミング副業で稼げない7つの理由
ここからは初心者や未経験者では、プログラミングの副業で稼ぐことが難しい理由について7のポイントに絞って解説します。プログラミングの副業で稼げない人は、スキルが足りていない以外にも理由があります。
- 1.求められるスキル水準が高い
- 2.案件探しが難しい
- 3.条件交渉に労力がかかる
- 4.稼働を確保できない
- 5.チームプレーが求められる
- 6.単価が低い
- 7.受注が安定しない
稼げない理由についてそれぞれ解説していきます。
1.求められるスキル水準が高い
プログラミングの副業には高いスキルが必要です。「複数のプログラミング言語を自在に使用できる」「特定のジャンルに強い」などのようなアピールポイントがなければ、応募しても採用にこぎ着けません。
高いスキルが必要な理由は、プログラミングの副業にはフルリモートのものが多く、企業は即戦力となる人材を期待しているためです。また、副業先の企業に仕事を教えてもらえるわけではないため、基礎的なスキルはあらかじめ備えておき、案件で分からない部分があれば自分で解決する姿勢が求められます。
さらに、プログラミング関連の案件は、トレンドの言語が変わりやすいものです。副業案件といえども日々勉強し、スキルを習得する必要があります。
2.案件探しが難しい
プログラミング未経験者や初心者は、案件探しに難航しがちです。応募ばかりに時間を取られてしまい、実質ほとんど働いていない人も少なくありません。
スキルや実績が乏しいと、応募すら叶わないケースは多々あります。しかも、未経験者や初心者でも応募できる案件には、多くのライバルが殺到しがちです。
比較的簡単な案件が多く募集されているクラウドソーシングでも、1つの案件の倍率が数十倍ということはざらにあります。加えて、未経験可という募集を見つけても、経験やスキルがある人材に仕事が集中してしまい、経験が浅い人は仕事獲得に至らないことがほとんどです。
3.条件交渉に労力がかかる
企業に所属していれば、給与は規定により定められ、福利厚生などの手続きも人事や総務などで行ってくれます。しかし、副業で働こうとする場合、毎回報酬額や条件面などを自分で確認し、必要に応じて交渉しなくてはなりません。例えば報酬額を確認するだけでも、意外に労力や精神的負担がかかるものです。
フリーランスのように条件交渉に慣れていれば簡単ですが、経験がない場合には難しいかもしれません。
4.稼働を確保できない
本業をしながらだと、思いのほか稼働時間を確保できません。本業がリモートワークや職住近接であれば平日でも時間は確保できますが、片道1時間程度の通勤が必要な場合には、帰宅した後にもう一仕事となると、なかなか難しいものがあります。また、たとえリモートワークでも、時間が十分に確保できるとは限りません。
土日を副業に利用する場合でも、平日にはできないプライベートの用事を済ませたいことも多く、長時間の稼働が難しい場合もあります。稼働時間が短ければ、おのずと報酬額も少なくなるでしょう。
5.チームプレーが求められる
本来、システム開発はチームで行うものです。副業先のプロジェクト内でのチームワークを求められた場合、知識も技術も足りていないために着いていけずチームプレーができないということもあります。特に本業が忙しいタイミングともなると、プログラミングに慣れていない人が副業のチームワークにまで気を回すのは、かなり難しいものがあります。
6.単価が低い
冒頭で紹介したとおり、初心者・未経験者向けの求人案件を見つけたとしても、ほとんどがコードの微細な調整など簡単な作業のため、報酬単価が低く設定されています。クライアントとしても高いスキルが期待できないとなれば、高単価の案件を初心者・未経験者に発注しようとはしません。
また、時間給や日給ではなく1件ごとに報酬額が設定されている求人案件も数多くありますが、初心者・未経験者の場合には作業スピードが遅いため、多くの仕事をこなせず、収入が上がらないということもあります。
7.受注が安定しない
スキルや実績が足りない場合、受注が安定せず仕事がない状態が続くことがあります。スキルや実績があればクライアントからの信頼もあり、経験年数が長ければ同じ業界に知り合いも多くできるので、紹介で仕事が回ってくることもあります。しかし、初心者や未経験者ではそのようなネットワークもないため、思うように仕事の獲得に至りません。
プログラミングの副業が「稼げない・やめとけ」は本当?現実を紹介
ところで、「プログラミングは副業では稼げない」などと聞くことがあるかと思います。しかし、全ての人が稼げないわけではありません。どのような人がどのような理由で稼げないとされるのか細かく解説します。
初心者・未経験者が稼ぐのは厳しい
全くのプログラミング初心者・未経験者の場合、そのままでは副業で稼ぐのはほぼできないと思っておいたほうがよいでしょう。クラウドソーシングを見ていても、未経験者可というのはあくまでも実務での経験が足りていない人向け案件ということで、経験がない人向けというわけではありません。もし、全くの未経験者可とする案件があったとしても、かなり報酬が低くなります。そもそも応募できたとしても、断られる可能性も高いです。
どうしても未経験でも副業でプログラミングの仕事をしたい場合は、スクールなどに通って基礎と応用を覚え、スクールを通して仕事を紹介してもらうのも手です。
経験が浅い人は無理ではないが稼げるとはいえない
クラウドソーシングを見ていても、経験が少ない人向けの募集がないわけではありません。例えば、実務経験はなくても、自分で開発をした経験があれば応募できるという案件はあります。また、1年前後でも経験がある場合には、プログラミングの副業案件を獲得することは可能です。以下は実務未経験でも応募可能な案件例となります。
ただし、経験が浅ければ報酬も低くなるという覚悟が必要です。また、慣れないなかで作業をすると、どうしても時間や手間がかかってしまうため、最初のうちは稼ぐという感覚は持ちにくいでしょう。
実務経験者は稼げる可能性はある
実務経験がある人ならば、十分に稼いでいる人は多くいます。クラウドソーシングや、副業エージェントなどでも、実績もスキルもあれば、高単価の案件を獲得できるからです。
ただし、スキルがあるならいっそのことフリーランスになってしまったほうが稼働できる日数が多くなるため、より高収入を狙えます。
以下は、フリーランス向けエージェントである弊社「ITプロパートナーズ」が扱っている副業案件の例となります。
以下は、クラウドワークスに掲載されている副業案件の例です。
また、こちらはITプロパートナーズが扱う案件で、副業ではなくフリーランス向け案件の例となります。副業案件と比べて単価は圧倒的に高めです。
この通り、エージェントかクラウドソーシングかによって単価の違いがあれど、実務経験があればプログラミングの副業は稼げる可能性はあるということが分かるかと思います。
ただし、実務経験者であっても本業に時間をとられてしまい、想定している報酬より稼げないケースもあります。その上、同じような実務経験とスキルを持つ案件に応募していると、企業は稼働時間が見込めるフリーランスの方を採用すると考えられます。
つまり、「実務経験があれば必ず稼げる」のではなく、稼ぐためにはスケジュール管理力や営業力、提案力などさまざま要素が必要だといえます。なお、プログラマーにおすすめの副業は以下の記事で紹介しています。
プログラミング副業案件の報酬事情
では、プログラミングの副業案件の相場としてどのくらいの報酬が見込めるのか、プログラミング案件の種類別に見ていきましょう。
案件の種類と報酬の目安
一口にプログラミングといっても以下のような種類があり、クラウドソーシングやエージェントでも単価が異なります。
- Webサイト・サービス開発
- 汎用システム開発
- モバイルアプリケーション開発
- ゲーム開発
Webサイト・サービス開発は、企業などのWebサイト・サービスをクライアントの要望に応じて開発する仕事です。クラウドソーシングではLP(ランディングページ)制作で時給1,000~1,500円、素材づくりで1,500~2,000円程度、エージェントサービスでは週1程度の稼働で月額9万円が目安です。
汎用システム開発は、企業が使う基幹システムなどの開発や、運用保守、再構築などをする仕事です。報酬の目安は、クラウドソーシングが7日間で3万8,000~4万円程度、エージェントでは週3日稼働で月額40万円程度です。
モバイルアプリケーション開発は、タブレットやスマホなどのモバイル端末で使うアプリケーションを開発する仕事です。報酬の目安はクラウドソーシングが時給3,000~4,000円、エージェントは週2日程度の稼働で30万~40万円くらいを見ておきましょう。
ゲーム開発は、スマホゲームなどのゲームを開発します。報酬の目安は、クラウドソーシングが時給2,000~4,000円、エージェントの場合は週2日程度の稼働で月額30万円程度です。
プログラミング言語別の報酬相場
プログラミングで使用する言語によっても、報酬単価が異なってきます。2022年6月現在の言語別報酬相場は以下の表の通りです。
クラウドソーシングとエージェント、それぞれのサイトから単価をチェックしました。自分でも週に何日くらい稼働できるかを考えながら、いくら収入を得られるか計算してみてください。
言語 | クラウドソーシング (時間単価) | エージェント (週2日稼働、土日のみの月額) |
---|---|---|
JavaScript | 1,000~3,000円 | 9万円 |
PHP | 2,000~3,000円 | 10万~30万円 |
Python | 1,000~5,000円 | 9万~30万円 |
Ruby | 3,000~4,000円 | 9万~30万円 |
R | ― | 9万~30万円 |
Go | 3,000~4,000円 | 30万円 |
JavaScript | 1,000~4,000円 | 9万円 |
HTML | 1,000~4,000円 | 9万~30万円 |
C⁺⁺ | 1,000~5,000円 | ― |
Swift | 2,000~3,000円 | ― |
プログラミングの副業案件で稼げるようになるには?
いきなり未経験や初心者では副業案件で高収入を得るのは難しいプログラミングの仕事ですが、全く不可能というわけではありません。では、どうしたら稼げるようになるのでしょうか。
まずは専門スキル・実務経験をつける
プログラミングの副業をしようと思ったら、まずは基礎的なスキルを手に入れ、実務経験を積むことが大切です。プログラミングの仕事をしている人は常にスキルアップを目指し、技術を磨いています。副業でもそのなかで働く以上、まずは専門的なスキルと知識を習得するようにしてみてください。そうすることで、少しずつ仕事の可能性が広がっていきます。
実務経験については、最初のうちは報酬単価の低い簡単な仕事でも、とにかくやってみて経験や実績を積んでいくことが大切です。
需要が大きい分野に取り組む
今からプログラマーやITエンジニアを本格的に目指すのであれば、将来性のある需要が大きい分野に取り組むことをおすすめします。
例えば、Web分野、ゲーム分野、ネットワーク分野、セキュリティ分野は今後も需要が見込まれるでしょう。ITエンジニアの募集も多く、これから挑戦するのにもしやすい分野です。またAI(人工知能)・機械学習や、IoT(モノのインターネット化)の分野も、将来性がある分野といえます。
単価の高い言語を習得する
エンジニアとして副業をしながら、少しでも収入アップを目指すなら、できるだけ単価の高い言語を習得するのがポイントです。将来性と人気がある言語としては以下が挙げられます。
- JavaScript
- Python
- Ruby
- R言語
JavaScriptは、フロントサイド、サーバーサイド共に使われる言語です。Webサイト、アプリを開発するのに使いやすいことから、人気が高くなっています。
Pythonは、AI、ビッグデータの開発に使われます。安定して案件があり単価も高めとなっている言語です。
Rubyは、実行処理が早く効率よく開発ができるスクリプト言語であることから、採用しているプロジェクトは多くあります。
R言語は、データ分析、統計解析に特化しビッグデータの活用に使われることから、扱えるエンジニアの人気も高まっている状態です。
自分に合った副業サイトを利用する
副業案件を獲得できるサイトは数多くあります。案件の難易度・単価・稼働日・取り扱いの多い言語・仕事ジャンルなどを比較して自分に合った副業サイトを利用しましょう。
副業で効果的に稼ぐなら、クラウドソーシングよりもエージェントの利用がおすすめです。エージェントは案件ごとの単価が高い傾向で、スタッフにキャリアの相談などに応じてもらえます。ただし、エージェントに登録して仕事を紹介してもらうには、即戦力と認められるだけのスキルが必要です。弊社ITプロパートナーズでは、週2日から参画できる案件を多数を取り扱っているのでぜひご活用ください。
プログラミング副業の初心者は、クラウドソーシングで経験と実績を得たのちにエージェントに移行すると、効率よくレベルアップできるでしょう。
プログラミングの副業は「稼ぐ」以外を目的にするのもあり
ここまでの流れから分かるように、プログラミングの副業で稼ぐことは簡単ではありません。詳しい方法はのちほど紹介しますが「副業で稼ぎたい」だけならプログラミングに執着しなくてもさまざまな選択肢があります。プログラミングにこだわらず、自分に合った稼げる副業に取り組むとよいでしょう。
一方で「プログラミングの仕事をした経験を得ること」自体が目的であれば、キャリアの糧となる多くのメリットを得られます。例えば、副業で得た経験やスキルを活かして本業でキャリアアップできれば、結果的に手にする収入は増えるでしょう。副業で多く稼げなくても、最終的には収入アップが見込めるというわけです。
ここからは、プログラミングの副業を自身のキャリアにつなげるための取り組み方を解説します。
プログラミングの副業を自身のキャリアにつなげるための取り組み方
副業で得たプログラミングの経験やスキルを生かすと、キャリアアップにつながる場合があります。
- 1.キャリアチェンジのために副業する
- 2.就職のために副業する
- 3.フリーランスの足掛かりとして副業する
- 4.自身の視野を広げるために副業する
- 5.スキルアップのために副業する
それぞれの取り組み方について詳しく解説します。
1.キャリアチェンジのために副業する
キャリアチェンジを検討中の人は、プログラミングの副業に取り組むメリットがあります。勤め先では、自分が望むプログラミング言語を扱えるとは限らないためです。副業を通じて習得したいプログラミング言語の案件に取り組むと、効果的にスキルアップできます。
例えば、フロントエンジニアからフルスタックエンジニアを目指している人は、本業では使わない言語の案件を受けるとスキルアップにつながるでしょう。
フルスタックエンジニアとは、フロントエンジニアやバックエンドエンジニアなど、複数のスキルをもつ人材です。フルスタックエンジニアは一人で多くの言語を扱えるため、雇用する企業にとって大いに頼もしい存在といえます。
2.就職のために副業する
本格的にプログラミングを仕事にしたいのであれば、副業で培った経験を武器に就職活動するとよいでしょう。未経験からプログラミングを仕事にするなら、プログラミングスクールがおすすめです。修了後に保有する案件を紹介してくれるスクールを受講すると、確実に実務経験を積めます。
例えば、「Tech Academy」の「はじめての副業コース」を受講すると、はじめての仕事の受注を保障してもらうことが可能です。実力判定テストに合格すると1ヶ月以内に案件を紹介してもらえるため、興味ある人は受講を検討するとよいでしょう。ほかにも、案件紹介までは難しくても、案件取得をサポートしてくれるスクールもあります。
3.フリーランスの足掛かりとして副業する
自由度が大きいフリーランスという働き方に、憧れる人も多いのではないでしょうか。ただし、孤独にさいなまれるかもしれない、仕事が急に途絶える恐れがあるなど、フリーランスには不安な面も多いものです。
将来フリーランスになりたい人は、働き方を体験する目的でプログラミングの副業にチャレンジしてはいかがでしょうか。副業であれば、給与収入を確保したままフリーランスに近い体験ができます。
フリーランスは、自分一人で進める部分が多く、プログラミングのスキルがあっても働き方に適性がないと続けられません。副業を通じて苦戦する部分が見つかれば、企業勤めをしつつ修行を積むなどキャリア転向に向け工夫してみましょう。
4.自身の視野を広げるために副業する
今の仕事を続けたい人も、プログラミングの副業に取り組むメリットはあります。仕事をしていると、自分では気がつかなくても固定概念に縛られているかもしれません。副業を通じて視野が広がると、今の仕事に関するアイディアを得られたり、効率のよい作業方法がひらめいたりする可能性があります。
人脈が増える点も副業のメリットです。普段の仕事では、業界以外の人脈構築は簡単ではありません。新たな切り口でアドバイスをもらえる、仕事に取り組む熱心な姿勢に励まされるなど、副業を通じて自分にプラスになる人脈を構築しましょう。
5.スキルアップのために副業する
企業内で学べる内容は限られるため、副業すると効率よくスキルアップが見込めます。企業には、それぞれの強みがあるものです。積極的にチャレンジさせてくれる風土の企業でも、学びにくい言語もあるでしょう。
その点、副業ならば自分のやりたい案件に応募すればスキルアップのチャンスを得られます。しかも、副業なら収入を得ながらスキルアップが可能です。
なお、プログラミング能力だけではなく、副業を通じて自己管理能力やマネジメント力も高められると考えられます。自己管理能力とマネジメント力は、いずれもキャリアアップのためには欠かせないスキルです。
プログラミングの副業で効果的な働き方をするためのポイント
プログラミングの副業で、効果的な働き方をするためのポイントを3つ紹介します。副業するうえで稼ぐ意気込みは大切ですが、ワークライフバランスを保てるか、キャリアにプラスになるかについて考えてみましょう。
- 副業する目的を明確化しておく
- 稼働日数・時間を決めておく
- 本業との相乗効果を意識する
それぞれ以下で解説していきます。
副業する目的を明確化しておく
プログラミングの副業に取り組む目的を明確化すると、自分にとって質のよい副業を見つけられます。副業の目的によって、適した副業サイトは変わるためです。
例えば収入目的ならば、エージェントで高単価案件を受けると効率よく稼げます。一方、プログラミングの仕事をした経験を得たいなら、初心者でも案件を受けられるクラウドソーシングを利用するとよいでしょう。
また、学びたいプログラミング言語や働いてみたいジャンルなどが具体的に決まっていれば、その分野を得意とする副業サイトやエージェントの利用がおすすめです。
稼働日数・時間を決めておく
副業である以上、本業に影響が出ないか、プライベートの時間を確保できるかどうかも重要です。副業サイトやエージェントの多くは、稼働条件で案件を絞り込めます。稼働日数・時間を決めて案件を探しましょう。
平日が仕事で忙しい人は、平日の夜や土日を副業に充てがちです。しかし、これまで休んだり遊んだりしていた時間を副業に充てると、体力が削られたり、精神的に辛くなったりするかもしれません。
本業で力を発揮できなくなると、迷惑をかけてしまう恐れがあります。自分が働ける時間を考え、無理のない範囲で副業に取り組みましょう。
本業との相乗効果を意識する
副業での経験を本業に生かすと、評価アップにつながる可能性があります。システムエンジニア・サーバーサイドエンジニア・アプリ開発エンジニアなどのITエンジニアには、複数の言語を使える人が珍しくありません。プログラミング言語ごとに適した分野が変わるため、扱える言語が多いエンジニアは重宝されます。
本業でプログラミングを使わなくても、プログラミングの知識が役立つシーンはあります。例えば、企業のWebサイトの運営を任されたとしましょう。Webサイトの構築は外部業者に任せるとしても、プログラミングを知っていれば外部業者との打ち合わせがスムーズに進むと考えられます。
未経験者・初心者がプログラミングを習得する方法
未経験者や初心者がプログラミングを修得するには、以下の方法があります。
- ITエンジニア職に就く
- スクールで勉強する
- 独学
王道かつ最もおすすめなのが、本業としてIT系の会社に就職し、プログラミングのスキルを磨くという方法です。プログラマーを含むITエンジニアを多く抱える会社では、未経験者を採用し研修とOJTを通じて戦力となる人材を育てている会社もあります。
スクールで勉強するのは費用がかかりますが、実践で使えるスキルを学べるうえ、就職に関するカウンセリングを行ってくれるところもあります。
独学は、費用がさほどかからないという点がメリットです。ただし、プログラミングする際にどうしても癖が付いてしまいやすいので気をつけなくてはなりません。
以上のような方法で、スキルを身につけることは可能です。ただし、繰り返しになりますが、学習してある程度自分でプログラミングができるようになっても、初心者レベルの副業では大きなお金は稼げません。あくまでもスキルアップや経験を積むために副業するならばよいでしょう。
プログラミング以外で稼げるおすすめの副業は?
おすすめの副業として、以下の3つを紹介します。
- 投資
- 転売や不要品の販売
- Webライター
投資には、株式投資やFXなどが挙げられます。そもそも投資は資産運用であるため、副業が禁止されている企業でも取り組める可能性が高いと考えられます。投資では損失が出る場合もあるため、生活費や貯蓄に支障が出ない範囲で取り組みましょう。
転売や不要品の販売も稼ぎやすい副業の1つです。オークションサイトやフリマアプリなどを利用すると、仕入れから販売まで進められます。特に不要品販売なら、元手ゼロで収入を得られるため副業初心者にもおすすめです。ただし、販売の規模が大きくなると、商品の発送に手間がかかります。家族に手伝ってもらうなど効率化を模索しましょう。
Webライターとは、SEO記事やコラムなどを書く仕事です。Webライターのメリットは仕事のジャンルが広く、文章力を鍛えられます。割安な案件もあるため案件選びは重要ですが、文章を書くことが好きな人なら楽しく稼げるでしょう。
この他、IT系のおすすめ副業は以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
プログラミングの副業は必ずしも稼げないということはありません。スキルや実務経験があれば稼げます。しかし、経験もスキルもない場合には稼ぐ以前に、そもそも副業として仕事を獲得できません。副業ができるほどのプログラミングのスキルを手に入れたければ、スクールに通うなどして基礎から学ぶとよいでしょう。また、すでにスキルがありもっと稼ぎたいという場合には、エージェントを活用した転職や副業探しをおすすめします。
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