自営業に向いている人・向いてない人の特徴!どんな人が独立すべき?

こんにちは、ITプロマガジンです。

会社を辞めて独立したいと思っても、「会社勤めしかしたことがない自分にやっていけるのか」「自営業で食べていけるのか」という不安から踏み出せない人も多いでしょう。

人はそれぞれ得意なことが異なるのと同じく、自営業にも向き不向きがあります。本記事では、自分自身が自営業に向いているかどうかを判断できるように、自営業に向いている人と向いていない人の特徴について解説します。

合わせて自営業を成功させるためのコツや必要なスキルについても紹介していますので、不安や疑問の解消に役立ててください。また、同時にフリーランスという働き方に興味がある方は「フリーランスとは?意味や定義、仕事内容や始め方」の記事を併せてご覧ください。

フリーランスの単価の伸ばし方

「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」

フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

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そもそも自営業とは

自営業とは、独立して自らの力で営む事業のことです。自営業で生計を立てる人は自営業者と呼ばれ、個人で全ての業務をこなす個人事業主もいれば、法人を設立し社長になる人もいます。個人事業主と法人には税務上の違いがあります。

個人事業主はフリーランスと呼ばれることもありますが、フリーランスとは特定の組織に縛られずに仕事を請け負う働き方を指す言葉であり、決してイコールではありません。1人で法人を作り、1人社長をしつつフリーランスで働くことも可能です。個人事業主であっても、実店舗を立ち上げて経営するのであればフリーランスとはいえません。

個人事業主からスタートし、ビジネスが軌道に乗ったら法人化したいと考えている人は少なくないでしょう。しかし、個人事業主は3年以内に約半数が廃業するというデータもあり、事業を始める前に自分が自営業に向いているかどうかを知っておくことが重要です。

フリーランスと自営業の違いは?定義や共通点もわかりやすく解説

自営業に向いている人の6つの特徴

まずは自営業に向いている人の特徴を6つ紹介します。独立・起業したい人や副業で自営業を始めたい人は、自分に当てはまるかどうかを考えてみましょう。

1.方針が明確

方針とは進むべき方向や目指す方向のことです。「どういうスタンスでサービスや製品を提供するのか」「自分自身がどのような働き方をしたいのか」といったことが含まれます。

自営業は自由度が高い反面、方針をいくつも掲げたり、コロコロと変えたりするといつまで経っても方向性が定まらず、成長や安定から遠ざかってしまいかねません。やりたいことや譲れないことなどの確固とした方針があると芯がブレず、方針に基づいて決定や行動ができるため、上手くいく確率が上がります。

2.決断力がある

自営業で身を立てるには、「仕事を請けるか否か」「仕事を請ける際の条件」「どのような機材を使うのか」など、大きなことから些細なことまで全て自分で決める必要があります。事業にとって大切な方針を決める際にも決断力が不可欠です。

さらに適切なタイミングで「値上げ」や「新サービス導入」といった思い切った決断をすることで、事業が軌道に乗る場合もあります。しかるべき時に正しい決定を下せる決断力は不可欠だといえるでしょう。

3.客観視できる

長年のこだわりや思い込みに固執せず、客観的に自分の市場価値を判断し、活路を見いだせる人は自営業に向いています。自営業は全てを自分で決められますが、独りよがりになったり、世間から大きくズレたりしては顧客も周囲の人も離れていきます。

  • 顧客の満足度はどの程度なのか
  • クライアントは自分のどこを高く評価しているのか
  • 協力者と重要事項が共有できているか

自分の事業を正しく判断するには、これらのポイントを冷静に見られる視点が大切なのです。

4.自己研鑽ができる

自営業を続けるには、常に向上心を忘れず自分を磨き続ける努力が欠かせません。会社員なら会社側が実施する研修に参加したり、有能なリーダーと一緒に働いたりすることでスキルを磨けますが、自営業では全て自分次第です。

もちろん現状維持を選ぶのも自由ですが、それでは変化し続けるマーケットのなかで置いていかれてしまいます。客観的に自分自身の足りない部分を見つめ、スキルアップのために努力を続けられることがカギとなります。

5.自己責任の意識がある

仕事の経過や結果を全て自分の責任ととらえ、そこから反省点や改善点を見つけてブラッシュアップしていける人は自営業に向いています。

たとえ当初の見積もりよりコストがかかってしまい赤字になったとしても、自営業では自分の見積もりの甘さに責任があるため、クライアントにその分を支払ってもらえるとは限りません。成果物のクオリティや納期、かかるコストなどのさまざまな責任を全て自分のこととしてとらえる意識が重要です。

6.セルフマネジメントができる

仕事の量を調整してスケジュールや体調を管理しつつ自分自身のスキルを磨き続けるセルフマネジメントの能力は、自営業者にとってもっとも重要なことだといっても過言ではありません。

セルフマネジメントができていないと、仕事を請けたものの先延ばしにしたり体調を崩したりしたために完成が遅れてしまい、多方面に迷惑をかけてしまう、という可能性もあります。仕事でもプライベートでも自分を律して行動できる意志の強い人は自営業に向いています。

自営業に向いていない人の4つの特徴

ここでは、自営業に向いていない人の特徴を4つ紹介します。言い換えればこれらの点を改善できれば自営業のハードルは下がるので、参考にしてください。

1.責任感が薄い

自分の仕事に対する責任意識が薄く、納期やクオリティを軽視するような人は自営業に向いていません。「手を抜いても分からないだろう」「多少のずさんさは許されるだろう」という考えで仕事を続ければ、結果的に周囲からの信頼も失います。成果物がたとえささやかなものであっても、自分の仕事として責任を持つ意識が重要です。

2.モラル意識が低い

モラル意識が低い人も自営業には向いていないでしょう。1人で好きなように仕事をするといっても、法律やコンプライアンス、ビジネスマナーを守る意識は大切です。例えば著作権を軽視や経費の水増しなどは大問題にもつながりかねません。守秘義務を怠って、業務上知り得た情報を流出させるなどはもってのほかです。自営業を始めるなら、モラルやマナーについてしっかりと学びましょう。

3.失敗を恐れすぎる

自営業では時に大胆な方針転換やチャレンジが必要なこともあり、新しいことに取り組む前から諦める理由を探すような人には向いていません。もちろん失敗は誰もがしたくないものですが、常に保守的だと周囲から取り残されてしまう可能性があります。成功確率を上げるための工夫ができることや、「何とかなる」と思える前向きな大胆さも必要です。

4.向上意欲が低い

仕事に関する勉強をしたくない、スキルを向上させるのが面倒という人は自営業には向いていません。成長をやめてしまえば業務のマンネリ化を招き、同業者との競争に勝てなくなります。求められる成果が挙げられなければ、顧客やクライアントからも見放されてしまうでしょう。

自営業で求められるスキル

ここでは、自営業で失敗しないために必須のスキルについてまとめました。スキルアップの参考にしてください。

コミュニケーション能力

自営業では、クライアントや協力者などさまざまな人とやりとりが発生するため、誰とでも円滑にコミュニケーションできる能力が必要です。メールやチャットツールでのやりとりも多く、対話だけでなく文章でのコミュニケーション能力も重要。誤解されないよう相手に正確に伝える力と、相手が伝えたいことをしっかりと受け取る力を磨きましょう。

営業力・交渉力

自分自身がクライアントに対してどのような成果をもたらすかをアピールして仕事を取る力は、自営業に必須だといえるでしょう。素晴らしい成果物を提供できるとしても、誰にも存在を知られていなければ仕事が来ることはありません。さらに「納期が短すぎる」「予算が低すぎる」など条件に合わなければ、調整する交渉力も必要になってきます。

専門スキル・知識

プログラマーならプログラミングに関する知識、デザイナーならデザイン力といった専門的なスキルは、仕事をやり遂げるうえで欠かせません。クライアントからすれば、お粗末な成果物しか納品できない人に次回も依頼しようとは思わないでしょう。専門スキルは、自営業者にとって一番のアピールポイントとなる重要なものです。

自営業で活躍するためのコツ

自営業で生計を立て、活躍するにはいくつかコツがあります。ここでは、どのような業界でも共通する基本的なコツを紹介します。

情報収集を欠かさない

まず大切なのは、常に新しい情報に目を向けて収集し、それを業務に生かすことです。特に日進月歩で変化や進化する分野で生きるエンジニアであれば、日々のアップデートが欠かせません。

新技術の登場や世の中の流行に対して感度を上げるのはもちろんのこと、場合によっては法律の改正によりルールが変更になる場合もあります。直近だと令和5年10月1日からステルスマーケティングの指定(ステマ規制)が開始されたことで、これまでと同じ方法で広告やSNSを運用していると、法律違反になる可能性が出てきました。

このことから、その時点で一番鮮度の高い情報を仕入れていく必要があることがわかります。

他のやり方も取り入れる

これまでのやり方に固執せず、収集した情報をもとに改善点や新しいやり方を見つけ、積極的に試してみることも必要です。違うツールを使ってみたり、思考法を取り入れたりするだけで、作業の効率アップや成果物のクオリティアップにつながることもあります。現状に満足せず、チャレンジする心を持ち続けましょう。

適度に休む

就業時間や休日が決まっていない自営業では、意識して休息を取りリフレッシュすることが大切です。毎日休みなく朝から晩まで働き詰めの状態では心と体の健康を損ないかねず、結果的にモチベーションの低下や大きな損失を生み出してしまうでしょう。休むことで、スキルアップにつながる向上心や新たな戦略を練る余力が生まれます。

適度に他人に任せる

自営業だからといって1から10まで自らこなそうとせず、外注できる部分は任せてしまいましょう。例えば経理や税務なら、専用ソフトや代行サービスを導入することで業務の負担を減らせます。営業や案件の条件調整に関わる時間を減らしたいなら、エージェントを利用して仕事を紹介してもらうのもいい方法です。

自営業で高収入を目指すポイント

独立して自営業で自立するなら、できれば多くの収入を得たいもの。高収入を得るために押さえておくべきポイントを解説します。

差別化をする

差別化とは、同業者や競合と比較して明らかな優位性を築くことです。そのためには自分自身の強みや能力を発揮できる領域を見つけ出し、磨いていく必要があります。

「子どもに好かれるデザインに長けている」「特定の言語について深く学んでいる」など、どのようなことでも構いません。自分を客観的に見つめる力や分析する力を身につけて差別化ポイントを洗い出しましょう。

ブランディングにも注力する

ブランディングとは唯一無二のブランドを築くことであり、差別化を推し進めることでブランドが構築されていきます。安定的に顧客を掴むために、自身をブランド化して価値を高め、情報発信していきましょう。

ブランディングが成功すれば、同業者より多少納期がかかったり価格が高かったりしても顧客に選んでもらえるようになります。

仕事を獲得する仕組みを作る

仕事を獲得する仕組みを確立しておくと、営業に割く手間や時間を減らせるうえに仕事を選べるようになります。よくあるのが、「ポートフォリオを公開する」「信頼できるエージェントを活用する」といった方法です。

仕事が向こうからやってくれば生産にかけられる時間が増え、おのずと収入もアップします。

自営業におすすめの職種6選

自営業と一口に言っても、その職種は多岐に渡ります。ここでは、これから自営業を始めたいという人に向けて、おすすめの職種をまとめました。初心者や未経験者でも挑戦できる職種から、これまでのスキルを活かせる職種まで幅広く紹介しているので、ぜひご覧ください。

  初心者や未経験者でも挑戦しやすい職種

「自営業で自由な働き方を実現したいけど、スキルがない」という人におすすめの職種は下記3つです。


Webライター

Web上のサイトやコンテンツに掲載される記事を執筆する仕事です。パソコンとネット環境さえあれば誰でもスタートできるため、挑戦しやすい自営業の代表格と言えるでしょう。



Webライターの仕事は、求人サイトやクラウドソーシングなどで募集されていますが、Google検索で「ライター 求人」といったキーワードで検索すると、幅広い求人情報のなかから、ご自身の希望に合ったものを見つけることができます。報酬は1文字もしくは1記事あたりで単価を決められていることが多く、一定のスキルがないうちは高単価を狙いにくいですが、未経験でもPV数(ページビュー数)がよければインセンティブ報酬を得られる案件もあります。

オンラインショップ運営

オンラインショップ運営とは、インターネット上にお店を持ち、物やサービスを売買することで収益を得る仕事です。実店舗の場合だと店舗物件を購入または賃貸する必要がありますが、オンラインショップなら店舗を借りる必要がなく、低コストで始めることができます。ネットユーザーが対象となるため、実店舗と比べて集客しやすいのも魅力です。

出店方法は大型ショッピング内にショップを出店する、もしくはネットショップ作成サービスを利用する方法がありますが、ネットショップ作成サービスなら、パソコンの知識がなくても簡単に出店することができます。

ただし、出店のしやすさからライバルが多く、集客のためには競合他社との差別化戦略が必要です。

事務/アシスタント

事務は、書類作成やデータ入力、メール対応や来客応対など企業のバックオフィスに関する庶務を担う職種です。アシスタントは事務のお仕事を通じて、さまざまな部署のサポートをします。

メール対応や来客応対ではビジネスマナーやコミュニケーション能力が求められます。書類作成やデータ入力などの業務では、WordやExcelを使用するため基本的なPCスキルが必要です。

未経験者の場合は多種多様な案件が募集されているクラウドソーシングの活用がおすすめですが、全くの初心者でない場合は企業に直接申し込む方法だと、クラウドソーシングより高単価が期待できるでしょう。

経験を活かして高収入を狙える職種

専門知識や経験がある人であれば、その経験に見合った職種を選ぶと、会社員時代より年収をアップさせることも夢ではありません。経験を活かしつつ高収入が狙える職種は下記の3つです。



ITエンジニア

自営業のなかで、最も需要があって高収入を目指しやすい職種といえるのがITエンジニアでしょう。ITエンジニアとは、情報技術の技術者たちの総称で、コンピュータやソフトウェア技術を活用して、事業への貢献を果たします。

ITエンジニアと一口にいっても、システムエンジニアからインフラエンジニアまで幅広い種類がありますが、どのエンジニアも身につけたスキルや専門性を活かして、高収入を目指せるのが特徴です。IT業界は常に人材不足であるため、案件を見つけやすいのも大きな魅力です。需要が高いスキルや専門性を身につけると、さらに仕事の幅が広がり、収入アップが期待できます。



コンサルタント

コンサルタントとは、自身のスキルや経験、知識を活かして、企業や個人の経営戦略や業務プロセスの改善を図る仕事です。自営業のコンサルタントが携わる業務としては、経営から法務、情報セキュリティまで多岐に渡ります。

高度なスキルが求められることから、経営経験がないと難しい反面、1つの案件につき十数万円のコンサル料になることもあるため、高収入を実現しやすいです。自営業のコンサルタントが案件を獲得するためには、メールやSNSで知り合いに直接営業をかけたり、自営業として独立する前から、会社員時代の人脈を使って営業したりするなどの方法があります。

ほかにも、コンサルタントとして登録することで専属のエージェントを紹介してくれるエージェントサイトもあるため、営業活動にあまり時間をかけられない人におすすめです。

Webデザイナー・イラストレーター

Webデザイナーは、Webサイトのデザインや編集をする仕事です。イラストレーターはクライアントの要望に応じてイラストを制作し、提供します。どちらもご自身のセンスを活かすクリエイティブな仕事であるため、人気を集めれば集めるほど仕事が増えていき、高収入を得ることができるでしょう。

Webデザイナーやイラストレーターのなかには、未経験から独学で自営業として独立する人もいます。しかし、始めたばかりのころは実力が伴っていないことから、クライアントの要望に見合った成果物を作ることができず、うまく収入につながらないというケースもあるため、実力と人脈を身につけてから独立することが重要です。
自営業の職種についてさらに知りたい方は、以下の記事で始めやすい・成功しやすい自営業のおすすめ職種を紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。

成功しやすい・始めやすい自営業10選!おすすめの業種と成功のコツ

まとめ

自営業には多くの責任が伴い、日々の研鑽やスキルアップが欠かせませんが、「自分の裁量で仕事ができる」というやりがいもあります。

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