在宅イラストレーターになるには?未経験からなる方法や年収、募集案件も紹介

こんにちは、ITプロパートナーズ編集部です。

イラストレーターとして働きたいものの、子供が小さくて長時間家を空けられない、通勤時間を有効に使いたいなどの理由から、在宅勤務を望む人も多いと思います。

また、在宅イラストレーターは生活できるだけの収入を確保できるのか、未経験でも在宅イラストレーターになれるのかなど、不安を感じている人もいるでしょう。

そこで今回は、未経験でも在宅イラストレーターになれるのか、年収や必要なスキル、イラストレーターになる方法、求人の探し方などについて解説します。

なおイラストレーターを含め、フリーランスのデザイナーになる方法など総合的な情報については「フリーランスデザイナーになるには?年収や注意点、案件獲得方法も解説」で解説していますので、併せてご覧ください。

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フリーランスの単価の伸ばし方

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フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

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目次

イラストレーターとは?仕事内容を解説

イラストレーターは、クライアントから依頼を受けて要望に沿ったイラストを提供する仕事です。イラスト作成の需要があるジャンルや分野は、広告やポスター、ゲームのキャラクター、書籍などの挿絵、工業製品の図、医療関係で用いられる資料などが挙げられます。

イラストの納品方法は、「手書き」「手書きをデータ化」「デジタル」の3通りです。ただし、依頼されるジャンルや分野、クライアントによって納品方法は異なります。このように、イラストレーターは、さまざまなジャンルや分野で活躍できる職業です。

イラストレーターが在宅ワークに向いている理由

イラストレーターは、在宅でも働きやすい仕事です。。理由は主に以下の2つが挙げられます。

  • 機材さえあれば場所を選ばず仕事ができる
  • 成果物で評価される

それぞれの理由について、詳しく解説していきます。

機材さえあれば場所を選ばず仕事ができる

イラストレーターは、在宅でも仕事ができます。なぜなら、イラスト作成の道具や環境が整っていれば、どこでも仕事ができるためです。イラストレーターに必要な道具や環境とは、用紙やペン、パソコン、イラスト作成ツール、インターネット環境などが挙げられます。

イラストレーターの仕事は、紙とペンさえあれば自宅やカフェなどのさまざまな場所で作業が可能です。だからこそ、在宅ワークに向いています。

成果物で評価される

イラストレーターの評価は、成果物で決まります。実力さえあれば、仕事をもらえる一方で、クライアントが満足するイラストを描けなければ、継続的に仕事をもらえなくなる可能性があります。

また、イラストレーターは修正依頼が多いため、その都度対応が必要です。丁寧に対応することで、仕事への向き合い方や真剣度がクライアントに伝わり、信頼関係を築きやすくなります。とはいえ、成果物で評価されるため、スキルや技術の向上を目指すことも大切です。

在宅イラストレーターの種類と平均収入

在宅イラストレーターは、雇用形態によって以下の3種類に分けられます。

  • 正社員
  • パート・アルバイト
  • フリーランス

それぞれの種類別の特徴や平均年収を確認しておきましょう。

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正社員の特徴と平均年収

在宅イラストレーターは、制作会社などの正社員として働くことも可能ですが、在宅勤務ができる正社員の求人数は少なめです。また、実績や経験がないと採用されない可能性もあります。

dodaの平均年収ランキングによると、正社員の全体の平均年収は409万円程度で、イラストレーターの正社員の平均年収は336万円程度でした。全体の平均年収に比べて、低いことがわかります。

パート・アルバイトの特徴と平均年収

在宅イラストレーターは、パートやアルバイトとして働くことも可能です。ただし、正社員と同様に、求人数は多くありません。また、実務経験が採用条件に設けられているなど、パートやアルバイトは即戦力として求められる傾向にあります。

パート・アルバイトの平均時給は、1,000~1,500円程度です。求められるスキルや採用されるエリアによって、平均時給は異なります。

フリーランスの特徴と平均年収

フリーランスとして業務委託契約を結べば、依頼する側と依頼を受ける側の双方にとってメリットがあります。企業側はイラストごとのイメージに合った人材を選べ、イラストレーターは得意分野のイラスト作成のみを依頼してもらうことも可能です。

ただし、フリーランスで安定した収入を得るには時間がかかります。フリーランスの報酬は、作品1点あたりの費用が設定される固定報酬制が一般的です。1点あたり数千円~数十万円が一般的な費用相場で、実績や経験によって異なります。日本イラストレーター協会では、以下が一般的な報酬です。

例えばパンフレットなどで10cm角に納まるくらいの小カットとして使用する場合、モノクロイラストで1点あたり3,000円〜5,000円、カラーで5,000円〜10,000円というところが相場です。

引用元:日本イラストレーター協会

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在宅イラストレーターに必要なスキルは?

在宅イラストレーターになるためには、どのようなスキルが必要なのでしょうか。以下では、在宅イラストレーターに不可欠なスキルについて解説します。

イラスト作成ツールのスキル

在宅イラストレーターになるなら、イラスト作成の基礎的なスキルの習得はもちろん、イラスト作成ツールの操作方法を理解しておくことも重要です。とくに、イラストのデータをメール送信するだけで納品できる手軽さから、デジタルでの作画が主流になりつつあります。

デジタルでのイラスト作成に用いられる主なツールは、Photoshopやillustratorなどです。このように、イラストレーターは手書きだけでなく、デジタルでの納品にも対応できるほうが受注できる案件幅を広げられます。

作風のオリジナリティ

イラストレーターは、自分にしか描けない作風をもつことが大切です。他のイラストレーターと似たようなイラストを描くだけでは効果的なアピールができず、オファーももらえません。

たとえば、「ゲームのキャラクターを描かせたら右に出るものはいない」「ほっこり系のイラストは○○さんに」と言ってもらえるように、日々研さんに励みましょう。オリジナルの作風を強みにすれば、未経験でも仕事をもらえる可能性が高まります。

完成イメージをすり合わせるコミュニケーションスキル

クライアントと完成イメージを共有するうえで、コミュニケーションスキルが不可欠です。コミュニケーションがとれなければ、クライアントとイメージのすり合わせができず、要望に合ったイラストを作成できません。

クライアントから具体的なイメージを引き出すためにも、コミュニケーションスキルを習得しておきましょう。

納期を守るなど社会人としての自覚を持つ

報酬をもらい、依頼を受ける以上は、スケジュール管理を徹底し、納期に間に合うように納品するといったプロ意識も不可欠です。クライアントは納期に合わせてスケジュールを立てているため、納期が遅れればクライアントの業務に支障をきたしてしまいます。

社会人としての自覚を持たなければ、クライアントからの信頼を得られないばかりか、契約の打ち切りなどにも発展しかねません。信頼できる在宅イラストレーターになるためにも、社会人としての自覚を持ちましょう。

在宅イラストレーターのなり方を4ステップで解説

在宅イラストレーターになる流れについて、4つのステップに分けて解説します。在宅イラストレーターを目指す人は、参考にしてみてください。

step1:専門学校やイラスト講座でスキルを身に付ける

未経験の場合は、イラストレーターに必要なスキルを身に付けることが先決です。一般的に、専門学校に通ったり、イラスト講座で学んだりする方法があります。

専門学校では就職のサポートも受けられますが、通学の手間や高額な学費が必要です。イラスト講座は、専門学校に比べ安価にイラストレーターになるためのスキルを学べますが、デッサンなどの基礎的な技術や知識を十分に学習できない可能性があります。

いずれにしても、在宅イラストレーターになる最初のステップでは、基礎的なスキルや知識、技術の習得が不可欠です。

step2:SNSやHPを開設してポートフォリオを作成する

在宅イラストレーターが営業活動をする際に、ポートフォリオが重要な役割を果たします。ポートフォリオとは、イラストのサンプルや実績を公開するためのものです。自身の作風や実績などを多くの人にアピールする際に役立ちます。

ポートフォリオを作成すれば、興味を持って見てくれた人が作風や実績、経歴などを把握できるため、オファーにつながるケースも少なくありません。

ポートフォリオの公開先は、SNSやHPなどが一般的です。ポートフォリオという形でなくても、自身のスキルを証明できるものを公開しましょう。

step3:クラウドソーシングやエージェントに登録する

未経験者なら、クラウドソーシングやエージェントに登録しましょう。登録により、未経験者でも案件を受注できたり、自分に合った仕事を紹介してもらえたりする可能性が高まります。

クラウドソーシングでは、未経験者でもコンペ方式の案件に応募できるため、実績を積む目的での利用も有効です。ただし、コンペに選ばれない場合は、無報酬のうえに実績も積めません。

一方、エージェントに登録すると、自分のスキルや得意分野にマッチした仕事を紹介してもらうことも可能です。このように、クラウドソーシングやエージェントに登録すれば、受注のチャンスが広がります。

フリーランスエージェントおすすめ18選!職種別に比較して一覧紹介

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step4:スキルや実績を売り込み案件を受ける

クラウドソーシングやエージェントへの登録後は、自身のプロフィールやポートフォリオを充実させて、オファーがきたら案件を受けます。最初のうちは、実績を積むことが大切です。そのため、安い報酬でも引き受けることも必要になるでしょう。

なるべく多くの案件をこなして実績を積むことで、より高額な仕事を任せてもらえるようになります。実績を積むためにも、自身のスキルや実績を売り込みましょう。

在宅イラストレーターには未経験でもなれる?

実績や経験がなくても、在宅イラストレーターになれるのでしょうか。資格は必要なのか、未経験でもなれるのか、詳しく解説します。

資格なし・未経験でも可能

在宅イラストレーターの仕事に、資格も経験も必要ありません。クライアントが重視する点は、イメージに合ったイラストを作成してくれるイラストレーターかどうかです。営業活動においては、実績や経験は強みになります。

しかし、クライアントを満足させられるイラストを作成できるかはイラストレーターのセンスや作風次第です。

ただし、上述したように、イラスト作成ツールを操作できる、最低限のビジネスマナーを身に付けているなどのスキルの習得も大切なため、未経験者は率先してスキルアップを図りましょう。

学生や主婦でもなれる

在宅イラストレーターは、イラストレーターを目指す専門学校生や、実務経験を持つ主婦でもなれます。特に、実務経験を持つ人は、スキルを証明できる実績や経験を強みとして活かすことも可能です。

専門学校生も、すでにイラストレーターに必要なスキルや知識を学んでいるため、未経験者よりも受注できる可能性が高まります。

正社員の在宅イラストレーターは難しい

制作会社の正社員として、在宅勤務するという選択肢もあります。しかし、在宅勤務ができる正社員の求人数は、求人サイトでも数件程度と少ないため、未経験者の場合は求人に応募しても採用してもらえない可能性が高いことを理解しておきましょう。

なかには、パートやアルバイトを経て正社員になる場合もあります。正社員を目指す場合は、専門学校に通学してスキルを身に付けることも視野に入れておきましょう。

イラストレーターに資格は必要?おすすめの試験や難易度、勉強方法

在宅イラストレーターの求人の探し方と募集例

在宅イラストレーターの求人を探す方法と、クラウドソーシングやエージェントの募集例について紹介します。

未経験者はまずクラウドソーシングを活用

未経験者がイラスト作成の仕事を受注したい場合は、クラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスでイラスト作成に関する募集を探しましょう。募集案件の一例を紹介します。

  • 募集先:幼児・子供向けの学習プリントを無料提供しているWebサイトの運営会社
  • 依頼内容:幼児向けのぬりえ・迷路・点つなぎ・まちがい探しなどのイラストの制作
  • 求める人物像:子供向けのイラストやデザインが得意な人、illustratorを使用してイラスト作成できる人、半年以上の長期間の稼働が可能な人など
  • 納期:2週間程度(試用期間中は数点のみの依頼)
  • 報酬:7,000円/10点(試用期間中は500円/1点)
  • 応募方法:ポートフォリオもしくは、過去に制作したイラストを添付して応募

一定スキルのある人はエージェントがオススメ

エージェントでは、正社員を含むイラストレーターの募集を探せます。フリーワードや職種、スキル、場所、単価などによる検索機能が充実しているサイトもあるため、募集案件の絞り込みも可能です。募集案件の一例を紹介します。

  • 募集先:スマートフォンアプリの企画・開発及び運営事業を展開している企業
  • 依頼内容:新規スマートフォンゲームのキャラクターデザイン、イラストレーター業務
  • 求めるスキル:キャラクターイラストの制作経験、WEBデザイン経験など
  • 稼働日数:3日/週
  • 報酬:~40万円(想定月収)
  • 応募方法:ITプロパートナーズへの会員登録後、サイト内での応募

弊社ITプロパートナーズでは、イラスト作成を仕事にしたい方に安定収入を得ていただくため、さまざまなお仕事を紹介しています。週2~3日からの高単価案件も多数用意しているため、気軽にお問い合わせください。

SNSで作品を投稿する方法も

SNSに作品を投稿してオファーを待つことも、一つの方法です。ユーザーの注目を集められるイラストを投稿すれば、自身の作品を見る人が増え、オファーを受けるきっかけや人脈づくりにつなげられます。

また、SNSで作品の投稿を見てオファーを出したいという人向けに、仕事依頼の窓口も設けておきましょう。

在宅イラストレーターになるためのポートフォリオ作成方法

在宅イラストレーターになるうえで、ポートフォリオの作成の重要性を解説してきました。とはいえ、ポートフォリオの作成方法や活用の仕方がわからないという人もいらっしゃるでしょう。以下では、具体的な作成手順や活用時のポイントを紹介します。

WEBでポートフォリオを作成しよう

ポートフォリオは自作できますが、ポートフォリオの作成に必要な機能があるWEBサービスを利用すれば、魅力的なポートフォリオを作成できます。ポートフォリオの作成に必要な情報は、イラスト作品や作品の説明文、自身の経歴、習得スキルなどです。

掲載できる実績がある場合は許可を取った上で、イラスト制作に携わった企業名やWEBサイト名、サイトのキャプチャ画像、制作期間やコンセプト、工夫した点なども記載します。

説明文は短すぎれば、必要な情報を伝えられません。一方、多すぎれば敬遠される可能性もあるため、100~300字程度を目安に記載しましょう。WEBサービスを利用すれば、初めて作る人でも魅力的なポートフォリオを作成できます。

自信作は一番目立つ場所に配置する

ポートフォリオに掲載する作品は、自信があるものを一番目立つ場所に置きましょう。目立つ場所に配置する理由は、ポートフォリオを見る人が、必ずしも最初から最後まで見るとは限らないためです。

一番上など目立つ場所に自信作を持ってくることで、最も自信のある作品を多くの人に見てもらえます。

求人・案件にあわせたテイストの作品を選ぶ

希望する求人や案件に合わない作品ばかりを掲載しても、オファーにはつながりません。希望する求人や案件がある場合は、それぞれのテイストに合った作品をポートフォリオに掲載します。多彩な作風があることをアピールしたい場合は、テイストや業種ごとにカテゴリー分けをしましょう。

まとめ

資格や経験がない人でも、在宅イラストレーターになることは可能です。ただし、イラストレーターとして仕事をもらうためには、基礎的なスキルや知識、技術の習得が欠かせません。そのため、専門学校やイラスト講座などでスキルを身に付ける必要があります。

必要なスキルを習得した後には、クラウドソーシングサービスやエージェントなどに登録して案件を受け、実績や経験を積みましょう。

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