HTMLの資格一覧!HTML5プロフェッショナル認定試験の難易度や必要性とは

HTMLの資格「HTML5プロフェッショナル認定試験」とは?おすすめの勉強方法を解説!

こんにちは、ITプロマガジンです。

これからWeb業界を目指す人や、現役Webデザイナー・フロントエンドエンジニアのなかには、HTML関連の資格取得に興味をもっている人も多いでしょう。HTML関連の資格として、HTML5プロフェッショナル認定試験が代表的ですが、その他にも複数のものがあり、取得できればHTMLの知識やスキルを客観的に証明することが可能です。資格取得により給与をアップさせたり、就職や転職を成功させたりできる可能性もあります。

この記事では、HTML関連の資格の種類を紹介します。資格取得のメリット、勉強方法、注意点なども解説するので、ぜひ参考にしてください。

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HTMLとは?

HTMLとは「HyperText Markup Language」の略称で、Webページのほとんどに使用されているいわゆるWebサイトの骨格を作る言語のことです。そして、HTMLは「HyperText」と「Markup」の2つの特徴をもっています。

「HyperText」は、ハイパーリンクを埋め込めるテキストのことを指します。このおかげで画像や動画などを紐づけることができます。

「Markup」は、見出しや強調に印をつけることを指します。これらをマークアップすることで見やすい文章を作ることができます。

インターネットでみているページのほとんどがこのHTMLを使っており、これらは文章を決められた「開始タグ」と「/終了タグ」で囲む構造をとっています。

HTMLとCSSの違い

HTMLとCSSは、いずれもWebサイトを作成するためのマークアップ言語です。HTMLは「HyperText Markup Language」の略であり、Webサイトの構造を示すために使用します。それに対してCSSは「Cascading Style Sheets」の略で、Webサイトの見た目を変えるために使用します。

HTMLは単体でも使用可能ですが、CSSはHTMLにより組み立てられたWebサイトを装飾するため、単体では使用できません。CSSは必ずHTMLと共に使用します。

HTML関連のおすすめ資格一覧

HTMLに関連する資格はさまざまあります。ここでは、おすすめの資格をまとめて紹介します。なお、勉強時間はあくまでも目安であり、個人の知識レベルによっても異なります。

HTML5プロフェッショナル認定試験

試験実施方式CBT方式
試験時間90分
試験範囲レベル1:Webの基礎知識、CSS、要素、レスポンシブWebデザイン、APIの基礎知識
レベル2:JavaScript、WebブラウザにおけるJavaScript API、グラフィックス・アニメーション、マルチメディア、ストレージ、通信、デバイスアクセス、パフォーマンスとオフライン、セキュリティモデル
合格ライン非公開(約7割程度の正答率)
難易度レベル1:比較的低い
レベル2:レベル1で得た知識が必要
受験料16,500円(税込)
勉強時間レベル1:3か月~半年程度
レベル2:半年~1年程度

HTML5プロフェッショナル認定試験に合格すれば、HTML5に関する知識やスキルを証明できます。レベル1とレベル2に分かれており、レベル2を受験するにはレベル1に合格する必要があります。アカデミック認定校や認定教材などもあるため、資格取得に向けた勉強もスムーズに取り組みやすいです。

ウェブデザイン技能検定

試験実施方式学科:マーク方式
実技:課題選択方式
試験時間1級:学科90分、実技180分、ペーパー実技60分
2級:学科60分、実技120分
3級:学科45分、実技60分
試験範囲ウェブデザインに関する知識・技能、実務能力など
合格ライン70点以上(100点満点)
難易度1級:2級の技能検定および2年以上の実務経験に相当するスキルが必要
2級:3級の技能検定および2年以上の実務経験に相当するスキルが必要
3級:比較的低い
受験料1級:学科 8,000円 実技 25,000円 
2級:学科 7,000円、実技 16,000円
3級:学科 6,000円、実技8,000円 (23歳未満の在職者は4,000円、23歳未満の在職者以外は6,000円)
※いずれも非課税
勉強時間1級:300~500時間程度
2級:200~300時間程度
3級:100~150時間程度

ウェブデザイン技能検定は、インターネットスキル認定普及協会が運営する資格です。1〜3級に分かれており、最も難易度が高い1級に合格すれば厚生労働大臣からウェブデザイン技能士の合格証書が発行されます。

Webクリエイター能力認定試験

試験実施方式リモートWebテスト
試験時間スタンダード:60分
エキスパート:110分
試験範囲Webサイト制作に関するデザイン能力とWebページのコーディング能力
合格ラインスタンダード:実技問題の得点で得点率65%以上
エキスパート:知識問題と実技問題の合計得点で得点率65%以上
難易度スタンダード:比較的低い
エキスパート:スタンダードより高め
受験料スタンダード:6,100円(税込)
エキスパート:7,700円(税込)
勉強時間スタンダード:24時間程度
エキスパート:38時間程度

Webクリエイター能力認定試験は、Webデザインとコーディングの能力を問う試験です。スタンダードとエキスパートの2種類があります。いずれについても実技問題が出題され、エキスパートではさらに知識問題もあります。

Webデザイナー検定

試験実施方式マークシート形式
試験時間ベーシック:1検定受験 60分、2検定受験 100分
エキスパート:1検定受験 80分、2検定受験 150分
試験範囲コンセプトメイキング、Webページデザインをはじめとする実作業、テスト・評価、運用など
合格ライン70点以上(100点満点)
難易度ベーシック:比較的低い
エキスパート:ベーシックより高め
受験料ベーシック:5,600円(税込)
エキスパート:6,700円(税込)
勉強時間ベーシック:36時間程度
エキスパート:60時間程度

Webデザイナー検定は、Webデザインの業務に携わるうえで必要な知識やスキルを評価する資格です。基礎知識を問うベーシックと、専門知識に対する理解を測るエキスパートに分かれています。

HTML関連の資格を取得するメリット

紹介したとおりHTML関連の資格はさまざまありますが、取得するとどのようなメリットがあるのでしょうか。具体的なメリットについて説明します。

Webデザインにおける体系的な知識が学べる

HTML関連の資格があれば、Webデザインの仕事にも役立ちます。資格を取得するために学習すれば、HTMLについて体系的な知識を得ることが可能です。

HTMLのスキルがなくてもWebデザインはできますが、HTMLについて理解しているとより効果的なWebデザインがしやすくなるでしょう。特にレスポンシブデザインに対応する際は、HTMLを理解していないとデザインをうまく再現できない可能性もあります。

また、HTMLのスキルを身につけていれば、コーディングを依頼する際もよりスムーズに指示を出せるようになります。

就職・転職活動でのスキル証明になる

資格があると、HTML関連の知識やスキルの保有について客観的に証明できます。そのため、就職や転職をする際も効果的なアピールが可能です。仮に実務経験がなくても、資格があれば基礎的な知識やスキルの証明になります。

Web関連の職種は資格がなくてもできるものが多いですが、確かな専門性が求められます。そのため、資格がある人は、資格がない人よりも就職や転職で有利になる可能性があるでしょう。Web関連の職種で就職や転職を考えているなら、早めに資格取得を目指すとよいです。

給与アップや会社での評価向上につながる

会社によっては、特定の資格の保有を条件に手当を支給しているところもあります。HTML関連の資格が対象であれば、取得により給与アップが可能です。

資格を取得するには知識やスキルをしっかり身につける必要があります。そのため、実際に資格を取得できると、会社での評価向上も期待できます。資格取得がきっかけで挑戦しがいのある仕事を任されたり、責任あるポジションに任命されたりするかもしれません。そのためには、自分の目標やキャリアにマッチする資格を選んで取得を目指すことが大切です。

案件獲得の際のアピール材料にもなる

HTML関連の資格は、副業やフリーランスとして案件獲得を目指す際にも役立つ可能性があります。資格によりHTMLの知識やスキルを証明でき、信頼度が増すためです。受注実績が少ないうちは案件獲得に苦労する人も少なくありません。しかし、実績が少なくても資格があれば知識やスキルを示せるため、資格がないライバルに差をつけられます。

弊社ITプロパートナーズでは、HTML/CSSを扱うフリーランス案件を多数取り扱っているので、ぜひご活用ください。

HTML関連の資格取得が役立つ職種

HTML関連の資格は、幅広い職種で役立てられます。具体的な職種をあげて説明します。

Webデザイナー

Webデザイナーは、Webサイトのデザインを考える職種です。デザインソフトを使用してデザインを作り上げるため、HTMLの知識は必須ではありません。しかし、資格を取得してHTMLの知識を身につければ、コーディングを意識してデザインできます。実際にWebサイトを構築する際の再現性や利便性なども考慮できるため、よりよいデザインに仕上げやすくなるでしょう。

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Webディレクター

Webディレクターは、Webサイトを作り上げるプロジェクトのリーダーであり、Webサイトの企画、制作、運用のすべてに責任をもちます。また、Webデザイナー、Webエンジニア、Webライターなど、さまざまなメンバーの統括も行います。

Webディレクターの役割を果たすには、Webサイトについて幅広い知識が必要です。HTML関連の資格を取得して理解を深めておくと、メンバーに指示を出したり、クライアントに説明したりする際に説得力をもたせられます。

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マークアップエンジニア

マークアップエンジニアは、Webデザイナーが作ったWebデザインを実装する職種です。そのためにHTMLを実際に使用するため、資格があれば確かな知識のもとで作業できます。完成度の高いWebサイトを作るには、SEOやユーザビリティなどへの配慮も必要です。資格取得のために勉強すれば、そのような深い知識も身につけられます。マークアップエンジニアは、HTML関連の資格が特に役立つ職種です。

フロントエンドエンジニア

フロントエンジニアは、ユーザーの目に触れる箇所を構築する職種です。Webサイトを構築するにはHTMLのスキルをしっかり身につけている必要があるため、資格取得は仕事に直接役立ちます。マークアップエンジニア同様、Webサイトの見た目を単に整えるだけでなく、さまざまなことに配慮して作業しなければなりません。

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アプリケーションエンジニア

アプリケーションエンジニアは、アプリケーションを開発する職種です。スマホアプリ、Webアプリ、業務系アプリなど、さまざまな種類があります。HTMLの知識やスキルは、アプリケーションエンジニアにとって理解していることが前提となります。アプリケーションを構築するうえでよく使用するため、資格を取得すれば業務に必要な知識やスキルを体系的に身につけられるでしょう。

HTML関連の資格の勉強方法

HTML関連の資格を取得するには、どのように勉強すればよいのでしょうか。ここでは、試験に合格するための具体的な勉強方法を紹介します。

参考書や教材で学習する

資格取得を目指すには、参考書や教材を使って学習を進める方法があります。自分のペースで勉強できるため、忙しい人でも無理なく知識やスキルを身につけることが可能です。

HTML関連の資格は人気があるため、市販の参考書や教材も充実しています。公式サイトにも参考書や例題などが掲載されています。

おすすめのサイトや教材を紹介するので、チェックしてみてください。

  • エルピーアイジャパン公式サイト
  • HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル1 対策テキスト&問題集
  • HTML教科書 HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル1 スピードマスター問題集

スクールに通う

着実にHTMLの資格取得を目指したい場合は、スクールの活用もおすすめです。HTMLが学べるスクールは多くあり、それぞれの資格取得に特化しているコースもあります。オンラインで学べるスクールを選べば、仕事や家事との両立も十分可能です。

スクールでは、HTMLに精通しているプロから学べます。分からない部分や疑問点があれば質問も可能です。一緒に学ぶ仲間もいるため、くじけそうになってもモチベーションを維持しやすいでしょう。

通信講座を活用する

HTMLの資格取得のための通信講座もあります。通信講座は自宅で学習を進める前提で提供されており、独学と同じように自分のペースで勉強を進められます。HTMLを体系的に学べるようにカリキュラムが練られているため、教材に沿って学習を進めれば必要なスキルや知識を自然と網羅することが可能です。

質問ができる通信講座もあり、効率的に学習を進めたい人に向いています。

動画サイトで学習する

HTMLについて学ぶなら、動画サイトを活用する方法もあります。動画サイトには、HTMLについて教えてくれる動画が多数投稿されています。学びたい資格に合う動画を選んで視聴すれば、スムーズに理解できるでしょう。

無料の動画サイトにもさまざまな動画がありますが、より深く学びたい場合は有料の動画サイトを活用するのもおすすめです。学習に特化した有料の動画サイトなら、オンラインスクールや通信講座のように本格的な学び方もできます。

HTML関連の資格取得を検討する際の注意点

HTML関連の資格取得にあたっては、気をつけるべきこともあります。ここでは、具体的な注意点をあげて解説します。

資格だけでなく自身で必要スキルを身につける

資格取得だけを目標にするのではなく、自分がやりたい仕事には何が必要かよく考えましょう。資格取得は就職、転職、案件獲得で有利に働く可能性があるものの、資格があるからといって採用や受注が確約されるわけではありません。求める結果を得るには、それぞれの仕事に必要なスキルを着実に身につける必要があります。

例えば、Webデザイナーなら、マーケティング、UI/UX、プログラミング言語などの習得も役に立ちます。具体的にどのような仕事がしたいのかによって、同じ職種でも必要なスキルは微妙に異なるでしょう。自分の方向性を考え、それに合うスキルの獲得を目指してください。

勉強時間を確保しておく

資格を取得するには、ある程度まとまった勉強時間が必要です。HTML関連の資格試験では専門的な問題が多数出題されるため、しっかり勉強しなければ合格できません。仕事で忙しい人は、特に意識的に勉強時間を捻出する必要があります。例えば、通勤時間や休憩時間を活用するのもひとつの方法です。隙間時間で少しずつ勉強すれば、合格するために必要な知識やスキルは着実に身についていきます。

HTML関連の資格に関するQ&A

最後に、HTML関連の資格に関してよくある質問とその回答を紹介します。

初心者におすすめの資格は?

初心者がHTML関連の資格取得を目指すなら、基礎知識について出題されるレベルから挑戦しましょう。例えば、以下の資格のレベルが該当します。

  • HTML5プロフェッショナル認定試験(レベル1)
  • ウェブデザイン技能検定(3級)
  • Webクリエイター能力認定試験(スタンダード)
  • Webデザイナー検定(ベーシック)

いずれも基本的な内容が中心となっているため、比較的スムーズに合格を目指せます。

HTML関連の資格取得はどんな人におすすめ?

HTML関連の資格が役立つ人は、多く存在します。例えば、これからWeb業界で働きたいと考えている人が取得すれば選考の際にアピールでき、評価につながる可能性があります。資格があれば確かな知識やスキルを示せるため、資格がないライバルに差をつけやすいです。

また、Webデザイナー、エンジニア、プログラマーを目指す人も、HTML関連の資格取得はおすすめです。資格を取るために学習すればHTMLの知識やスキルを深められるため、仕事の幅を広げられる可能性もあります。

ほかにも、キャリアアップやスキルアップしたい人がHTML関連の資格を取得すると、選択肢を増やせるでしょう。

HTMLのスキルの需要は今後減少する?

AIの発展により、コーディングのスキルだけでは将来的に案件を獲得するのが難しくなる可能性があります。今後も長く仕事をし続けるためにはHTMLに関連する資格を取得するだけでなく、他のスキルもあわせて磨く必要があります。例えば、Webデザインやプログラミングなどのスキルも身につければ、仕事の選択肢を増やせるでしょう。

Webデザイナーの将来性は?今後需要の高い人材になる為の必要スキル

まとめ

HTML関連の資格は複数あり、取得すればHTMLの知識やスキルを深めることが可能です。HTML関連の資格がなくても仕事はできますが、さまざまな場面で役立つ可能性を期待できます。例えば、就職や転職の際に有利になったり、高い評価に繋がったりするでしょう。

資格の勉強方法は独学だけでなく、スクールや通信講座などを活用する方法もあります。最近は動画サイトでも有益な情報が多数公開されているため、資格取得に向けてうまく取り入れましょう。

なお、HTML関連の資格はさまざまな職種で活かせるものの、HTMLのスキルだけでは今後のニーズの変化に対応できない恐れがあります。HTML関連の資格取得だけを目指すのではなく、他のスキルとどのように組み合わせて自分の武器にするか考えることも大切です。資格を取得し、新しい仕事に就いたり仕事の幅を広げたりするために役立てましょう。

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