ITエンジニアにおすすめの派遣会社15選！選び方や活用方法も解説

こんにちは、ITプロマガジンです。

派遣には正社員にないメリットがあるため、派遣として働くことに興味を持っているITエンジニアの方もいるのではないでしょうか。派遣のITエンジニアとして働くときに重要となるのが、派遣会社選びです。

この記事では、ITエンジニアにおすすめの派遣会社・エージェント15選や派遣会社を選ぶポイント、活用のコツなどを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ITエンジニアにおすすめの派遣会社10選

ITエンジニアにおすすめの派遣会社は、上記10社です。それぞれの派遣会社の特徴を、以下で詳しくみていきましょう。（求人数はすべて2023年3月時点の情報）

1.パーソル クロステクノロジー

パーソル クロステクノロジーはITエンジニアや機電エンジニアの案件を取り扱っていて、社会保険や各種手当など福利厚生制度が充実しているのが特徴です。また、同一労働同一賃金の実現のために、厚生労働省が公表する平均賃金等の統計などをもとに基準額を算出し、その基準額以上の額になるよう時給を決めています。

2.パソナ

パソナは多様な職種を扱う人材派遣サービスで、ホームページにはIT・クリエイティブ系の職種に絞って検索できる「パソナJOBサーチ エンジニア版」が用意されています。派遣や紹介予定派遣に加えて、受託業務や正社員・契約社員の仕事も扱っているのが特徴です。

3.パーソルエクセルHRパートナーズ

パーソルエクセルHRパートナーズでは、多様な職種と雇用形態の仕事を取り扱っています。派遣や紹介予定派遣、正社員に加え、ミドル・シニア世代へのネクストキャリア支援にも力を入れています。時短勤務や週3〜4日勤務の仕事も紹介してもらえるので、柔軟な働き方を希望する人にもおすすめです。

4.テクノウェイブ

テクノウェイブは、大手優良企業や急成長ベンチャー企業など、500社以上取引があります。即戦力を求める求人に加えて、新人から育てていける環境を持つ企業の求人も取り扱っているため、未経験や経験の浅い人でもITエンジニアとして働けます。

5.typeIT派遣

typeIT派遣は、IT・WEB業界に特化した人材派遣会社です。同社が運営するIT・WEB業界に特化した転職サイト「type」で培ったネットワークを活かして、大手企業や有名企業の求人も多く取り扱っています。

6.サンウェル

サンウェルの特徴は、企業の現地法人や工場など勤務地が海外の仕事も取り扱っている点です。外国籍のエンジニアも在籍しており、グローバルに展開する企業です。サンウェルの派遣エンジニアはすべて同社の正社員のため、仕事を受けるにはサンウェルに就職する必要があります。

7.テクノジョブサーチ

テクノジョブサーチでは、ICT業界に精通した経験豊富なコーディネーターが、一人ひとりに合った仕事を紹介してくれます。ICT業界でのキャリアアップにつながる求人や未経験可の求人、週末や短期集中の求人などがあり、希望に合わせて多様な働き方が可能です。

8.エンジニアガイド

エンジニアガイドはエンジニア専門の人材派遣サービスで、年間約40,000件と国内最大級の求人数が特徴です。エリアは全国に対応していて、勤務地や勤務時間、仕事内容の希望が叶いやすいでしょう。未経験歓迎の求人もあるため、経験が浅い人でも仕事が見つかる可能性が高いです。

9.メイテックキャスト

メイテックキャストでは、派遣・紹介予定派遣・人材紹介の3つの制度が利用できます。独自の無料研修システムを提供していて、スキルアップも可能です。登録は各営業所で随時受け付けており、事前に電話・メールで予約したうえで最寄りの営業所で登録を行います。

10.エクストリーム

エクストリームは、デジタル人材に特化した人材派遣サービスです。一般的な登録型派遣とは異なり、エクストリーム独自の人材プールのなかからクライアントの要望に合う人材を紹介します。エクストリームで案件を獲得するには、同社のキャリア採用に応募するか、エージェントサービス「エクストリームフリーランス」に登録する必要があります。

フリーランス求人を探せる派遣会社・エージェント5選

ある程度実績やスキルがあり、フリーランス求人を探している人はこれらの派遣・エージェントサービスも利用してみてください。それぞれのサービスの特徴を、以下で紹介します。

1.ITプロパートナーズ

弊社ITプロパートナーズでは、高単価のフリーランス案件を多く取り扱っています。週2〜3日から働ける案件やリモート可能な案件なども多く、フレキシブルに働きたい人におすすめです。トレンド技術を積極的に取り入れているスタートアップやベンチャー企業の案件も豊富なので、エンジニアとして興味を引く仕事に出会える可能性が高いです。

2.レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは取引社数5,000社以上の大手エージェントで、大手企業からの直接契約で高単価な案件を多く取り扱っています。独自の福利厚生パッケージ「レバテックケア」を提供していて、手厚いサポートが受けられるのも特徴です。

3.ソフトウェアジョブズ

ソフトウェアジョブズは、テスト・検証・品質に特化した案件紹介サービスです。テストの実施管理やテストケースの作成、品質コンサルなどの案件を多く取り扱っていて、上流案件に興味がある人におすすめです。

4.modis（AKKODiS）

※2023年4月より「modis」→「AKKODiS」にサービス名変更。

modisは、ITフリーランスに特化した案件検索サイトです。案件数が豊富で、日本全国に加えてヨーロッパや東南アジアなど海外の案件も取り扱っています。企業と人材を直接マッチングするため、中間マージンが発生せず高い収入が得られるのが特徴です。

5.PE-BANK

PE-BANKの特徴は、共同受注契約を結ぶことです。金額や仕事内容、条件などがすべてオープンになるため、安心して利用できます。また、関東エリアの平均年収は847万円、最大契約金額は350万円/月と、高収入が目指せるのも特徴です。

そのほかフリーランス案件を探せるエージェントは、以下の記事でも紹介しているのであわせてチェックしてみてください。

フリーランスエージェントおすすめ18選！職種別に比較して一覧紹介

2022.11.01

ITエンジニアが派遣会社を選ぶポイント

ここでは、ITエンジニアが派遣会社を選ぶときに意識したいポイントを4つ紹介します。

自身の希望条件に合った会社を選ぶ

まず、自分の希望条件に合う会社を選ぶことが大切です。派遣会社によって取り扱う派遣先企業や仕事内容が異なるため、「自分のスキルや経験が活かせる案件があるかどうか」「時給や勤務先地域などが希望に合うか」などを確認しましょう。

派遣会社やエージェントのサイトでは勤務地や職種などで求人や案件を検索できるため、自分の希望に合う案件がどのくらいありそうかチェックしてみてください。

福利厚生やサポート体制が充実している会社を選ぶ

社会保険や厚生年金などの各種保険・健康診断など、福利厚生が充実している会社を選ぶのもポイントです。正社員並みの福利厚生を提供している派遣会社・エージェントもあるため、仕事内容に加えてどのような保障制度が用意されているのかも確認してみてください。

また、就職支援やキャリアアップ・スキルアップのための研修など、サポート体制の有無も重要です。福利厚生やサポート体制が充実している会社なら、スキルアップしながら安心して働けるでしょう。

担当者との相性を確認する

派遣会社やエージェントを利用するときは、担当者との相性も大切なポイントです。担当者には仕事の提案から就業中のフォロー、次の派遣先の紹介など、派遣として働くうえで必要となる一連のサポートを任せることになります。そのため、担当者との相性が良くないと「希望と違う仕事を紹介された」などスムーズに働けないおそれがあるため、注意しましょう。

各派遣会社の口コミをチェックする

複数の派遣会社のなかから自分に合う派遣会社を選ぶには、口コミも参考にしましょう。実際にその派遣会社を利用した人の声は、非常に参考になります。ただし、担当者の対応に関する口コミは、担当者個人や利用者との相性による部分もあるため、鵜呑みにしすぎないことも大切です。

ITエンジニアが効果的に派遣会社を活用するためのコツ

続いて、派遣会社を活用するときのコツを5つ紹介するので、チェックしておきましょう。

複数の会社に登録して求人を探す

派遣会社によって紹介している求人が異なるため、複数の会社に登録して求人を探しましょう。求人の選択肢が増え、希望に合う仕事が見つかりやすくなります。目安としては、3社ほど登録しておくのがベストでしょう。登録する会社が多すぎると入ってくる情報が多く、反対に非効率になる可能性があるため注意が必要です。

希望条件を明確にしておく

希望の求人を紹介してもらうためには、派遣会社の担当者に自身のスキルや経験、条件などをしっかり伝えておく必要があります。担当者とスムーズにやりとりできるように、希望条件はあらかじめ明確にしておきましょう。

派遣就労に対する熱意を伝える

派遣会社から見ると派遣先は取引先に当たるため、「派遣先で活躍してくれる」と感じられる人材を紹介したいと考えています。取引先に紹介したいと思ってもらえるように、担当者に熱意をアピールすることも忘れないようにしてください。

必要に応じて担当者の変更希望を出す

「スキルに合わない求人を紹介される」「レスポンスが遅い」など、担当者に対して不満がある場合は、担当者の変更希望を出して問題ありません。担当者によって得意分野などが異なるため、相性が合わないと思ったら早めに変更を希望しましょう。

気になる求人は素早くエントリーする

人気の求人は応募が殺到し、エントリーが遅れると応募すらできないケースもあります。希望の求人を逃さないように、気になる求人を見つけたら素早くエントリーすることが大切です。

ITエンジニアが派遣会社を利用する手順

ITエンジニアが派遣会社を利用する際は、以下の手順で進めましょう。

• 1.派遣会社に登録する
• 2.説明会に参加する
• 3.求人に応募する
• 4.選考
• 5.職場見学・就業開始

はじめに、利用する派遣会社に人材登録します。電話・メール・WEBなど、派遣会社が指定する方法で登録を進めてください。

求人を紹介してもらうためには、派遣先が実施する説明会に参加する必要があります。求人紹介に必要となるスキルや経験、希望条件などのヒアリングを行います。

担当者から紹介された求人のなかに気になるものがあれば、応募しましょう。応募したあとは、派遣会社内で選考が行われます。

選考を通過したら派遣先企業の職場見学を経て、問題がなければ就業開始となります。

派遣のITエンジニアの働き方と平均年収

派遣のITエンジニアは、派遣会社から紹介を受けた派遣先でエンジニアとして業務にあたります。正社員と違って残業はほとんどなく、決まった時間内で働けるのが特徴です。

収入は求人によって異なりますが、求人ボックスのデータによると派遣で働くITエンジニアの平均時給は2,289円となっています（2023年3月時点）。1日8時間、月20日働くと仮定すると、平均年収は439万円となります。

ITエンジニアの平均年収は？低いと言われる理由や給料アップのコツ

2023.08.24

ITエンジニアが派遣で働くメリット

ここでは、ITエンジニアが派遣で働く4つのメリットを紹介します。

正社員と比べてプライベートの時間を確保しやすい

派遣のITエンジニアは、先ほど紹介したとおり残業がほとんどないのが特徴です。そのため、正社員と比べてプライベートの時間を確保しやすいというメリットがあります。ITエンジニアは残業が多いイメージがあるかもしれませんが、派遣ならその心配はほとんどありません。

時給が高い求人もある

時給が高い派遣求人もあるため、高収入が目指せる点もメリットとして挙げられます。特に、大企業や有名企業と取引している派遣会社を選べば、時給が高い求人を紹介してもらえる可能性があります。

紹介予定派遣なら正社員を目指せる

将来的に正社員を目指したいなら、紹介予定派遣を行っている派遣会社を選びましょう。派遣先の業務を経験してから双方の合意のもと雇用契約を結べるため、就職のミスマッチが防げるのがメリットです。

様々な現場を経験できる

様々な現場を経験できるのは、派遣ならではの働き方です。参画するプロジェクトが多くなるほど幅広いスキルを習得でき、人脈も広がるでしょう。高いスキルや広い人脈があれば、フリーランスとしての活躍も目指せます。

ITエンジニアが派遣で働くデメリット

ITエンジニアが派遣で働くのはデメリットもあるため、把握しておく必要があります。ここでは、3つのデメリットを紹介します。

雇用が不安定なケースもある

派遣社員は途中で契約が打ち切られる可能性があり、雇用が不安定なケースがある点が大きなデメリットです。次の派遣先が見つからなければ空白期間ができ、収入も途切れてしまいます。

各種ローンの審査に不利になる

派遣社員は収入が不安定だとみなされ、各種ローンの審査で不利になる点にも注意が必要です。住宅ローンなど金額の大きな契約はもちろん、クレジットカードの新規作成や賃貸契約などの際にも影響が出る可能性があります。

責任のある立場で仕事はできない

派遣社員は派遣企業の所属となるため、基本的に責任のある立場では仕事ができません。スキルや実績があって責任のあるポジションで働きたいと感じる人にとっては、大きなデメリットになります。

派遣のITエンジニアに向いている人の特徴

派遣のITエンジニアに向いているのは、以下のような人です。

• ワークライフバランスを大切にしたい
• 短期間で稼ぎたい
• 様々な現場を経験したい

派遣社員は基本的に残業がなく、時短や週2〜3日の求人もあり、プライベートの時間をしっかり確保できます。そのため、ワークライフバランスを重視する人におすすめです。

短期契約で高単価な派遣求人もあり、短期間で稼ぎたい人にも向いています。また、派遣は契約ごとに現場が変わるため、様々な現場を経験したい人にもおすすめです。

「派遣＋フリーランス」の掛け持ちで働くのもあり

将来的にフリーランスを目指しているなら、「派遣で働きつつフリーランス案件を少しずつ受注していく」という方法もあります。基本的に残業がないため、小規模のフリーランス案件なら平日の定時後や土日に対応できるでしょう。

ただし、派遣会社の就業規則の確認はしておいてください。フリーランス案件を受注する前に、派遣会社の担当者に相談しておくと安心です。

フリーランスと派遣の違いとは？メリット・デメリットと掛け持ち方法

2023.10.31

ITエンジニアの派遣に関するQ&A

最後に、ITエンジニアの派遣に関してよくある質問に回答するので、参考にしてください。

未経験からITエンジニアとして派遣で働くことは可能？

未経験歓迎の求人を取り扱う派遣会社もあるため、未経験からITエンジニアとして派遣で働くことは可能です。一方、フリーランスエージェントは実務経験を求められる案件がほとんどのため、未経験からITエンジニアを目指す人は、派遣会社を利用しましょう。また、将来的にフリーランスになりたい場合は、以下の記事も参考にしてください。

未経験からフリーランスエンジニアは可能？厳しさや最短の独立手順

2023.11.30

派遣のITエンジニアは将来大丈夫？

IT業界は人手不足が問題になっていて、需要は年々高まっています。雇用形態に関係なく、ITのスキルを身につけておけば将来性を心配する必要はないでしょう。ただし、IT業界は新しい技術が次々と登場しているため、常にスキルを磨き続ける姿勢が重要です。

ITエンジニアの派遣はやめとけと言われるのはなぜ？

ITエンジニアの派遣が「やめとけ」と言われるのは、「雇用が安定しない」「責任のあるポジションにつけない」など、本記事で紹介したようなデメリットがあるためです。安定した雇用や収入を目指す人や将来的に出世したい人は、派遣はあまりおすすめできません。

まとめ

ITエンジニアは派遣として働くのも選択肢のひとつです。本記事で紹介したように、IT関連の求人を扱う派遣会社は多くあるため、派遣に興味がある人は気になる派遣会社の求人をチェックしてみてください。

柔軟に働きたい人や将来的にフリーランスを目指している人は、派遣会社とフリーランスエージェントを併用するのもおすすめです。様々な現場で経験を積んで、将来性のあるITエンジニアを目指しましょう。

この記事を書いた人

ITプロマガジン

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