こんにちは、 ITプロマガジンです。
エンジニアを目指す方の中には、セキュリティエンジニアとして働く将来性について不安を感じる方も多いのではないでしょうか?そこで今回の記事では、セキュリティエンジニアの転職希望者に向けに、
- セキュリティエンジニアの将来性
- セキュリティエンジニアがやめとけと言われる理由
- セキュリティエンジニアの年収や目指す方法
についてわかりやすく解説していきます。
本記事を読めば、セキュリティエンジニアの将来性について知ることができ、目指すべきかの判断ができるでしょう。後半では、セキュリティエンジニアのキャリアパスついても紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。
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目次
セキュリティエンジニアの需要から見る将来性
セキュリティエンジニアは、なんとなくイメージはできますが非常に曖昧で幅広い印象があります。
しかし、細分化することでその重要性や需要の高まりが理解できます。そして、セキュリティエンジニアの需要を紐解くことでその将来性も見えてくるのです。
セキュリティエンジニアの需要としては、以下のようなものが挙げられます。
- 企業のセキュリティ対策は重要な課題
- 家電にもセキュリティが不可欠
- デジタル化する個人資産へのセキュリティ対策
- 拡大するITインフラのセキュリティ対策
企業のセキュリティ対策は重要な課題
現存する企業にとって、セキュリティ対策は例外なく重要な課題です。どのような企業でも個人情報や会社情報を取り扱っているからです。
基本的にはコンピューターで情報を管理し、社内ネットワークで共有しています。そして、社内ネットワークはインターネットへ接続されていることがほとんどです。
どのような環境であろうと、ネットワークが構築されている場合にはセキュリティ対策は必須なのですが、実際のところセキュリティを重要視している企業はほとんどありません。
社会や国単位で考えれば、セキュリティに対するリテラシーの低さは小さなほころびであっても、それは大きな被害へとつながってしまうのです。
セキュリティエンジニアは大企業や国家だけに必要な存在ではなく、そもそもセキュリティに対する意識が低い場所にこそ、その重要性を説かなければならないエンジニアなのです。
家電にもセキュリティが不可欠
IoTが世界に拡大していくことで、家電やそれら制御するシステムにもセキュリティは不可欠なものになります。
家電はインターネットを通してモバイル機器と接続され、人々の生活から得られる情報は各家電メーカーのデータ分析などに利用されます。
今以上に細かなデータが蓄積されるシステムには、強固なセキュリティ対策が必要になり、セキュリティエンジニアとともにその手法を考えていくことになるでしょう。
セキュリティエンジニアは、これまでにない細かなネットワーク網の中で、処理速度を減退させず扱いやすく効率的なセキュリティを提案しなければなりません。
そしてセキュリティエンジニアとしては、IoTが世間の常識になる前段階からセキュリティの意識を浸透させる働きが必要になるのです。
デジタル化する個人資産へのセキュリティ対策
電子マネーや暗号資産(仮想通貨)といったデジタル化された個人資産は、所有する資産の大部分を占めるものとなります。そこに何よりも欠かせないものがセキュリティ対策です。
資産を守るセキュリティ対策は、高度かつ先端技術を要します。一般企業が現在のレベルで施せるセキュリティでは信頼性を保つことは難しいでしょう。
そこで必要なのがプロフェッショナルであるセキュリティエンジニアの知識と豊富な経験です。
セキュリティエンジニアは、常に最新の知識と技術でセキュリティを先導していかなければならない立場です。
資産という重要なデータを取り扱うためには、高度なセキュリティが必要であり、資産がデジタル化する今後の世の中で、セキュリティエンジニアの需要はますます高まるでしょう。
拡大するITインフラのセキュリティ対策は必須
日常生活がIT化するということは、様々な活動のインフラもIT化するということです。拡大するIT化されたインフラの全てにセキュリティ対策は必須となります。
全ての制御は「0」と「1」で表現され、私たちの情報は生活に関わる全てのものがIT化されたインフラで管理されています。
セキュリティエンジニアは、インフラからの情報漏えいを防ぐためのセキュリティを提案し、整備しなければなりません。
また、セキュリティエンジニアが守るものは個人情報や個人資産だけではなく、IT化されたインフラという国の資産そのものを守ることのできるセキュリティを施さなければならないのです。
セキュリティエンジニアがやめとけと言われる理由
需要のあるセキュリティエンジニアですが、「やめとけ」という声もあるのが事実です。それはなぜでしょうか?主な理由として、以下があげられます。
- 責任が重たい
- 日々の学習を欠かしてはいけない
- 仕事がハード
ここからは、具体的にそれぞれの理由について紹介します。
責任が重たい
セキュリティエンジニアは他のエンジニアと比較すると、責任が重たいと言われています。
セキュリティ管理不足による情報の漏洩が、企業や個人に深刻な損害をもたらす可能性があるためです。セキュリティエンジニアは、顧客やユーザーの個人情報、会社の機密情報など、重要なデータを保護する責任を負っています。
もし自分の欠陥によって情報が漏洩すると、企業は金銭面だけでなく、社会的にも大きな被害が生まれてしまうのです。
このような理由により、セキュリティエンジニアは責任が重くプレッシャーを感じやすいと言われています。
日々の学習を欠かしてはいけない
セキュリティエンジニアは、日々の学習を欠かしてはいけないと言われています。
IT業界は日々情報がアップデートされたり、セキュリティ分野は特に専門用語が多かったりする傾向にあります。そのためセキュリティエンジニアとして就職や転職ができても、その後も学習を続ける必要があるのです。
もし日々の勉強を怠ると、アップデートされている情報に追いつけず、エンジニアとしての価値が下がってしまうでしょう。
勤務中は情報セキュリティやサーバー管理などのコア業務に注力する必要があり、勉強は業務時間外に行わなければならず、ストレスを感じる方もいると言われています。
仕事がハード
セキュリティエンジニアは激務であるため、やめとけと言われています。
セキュリティ監視を行うのはセキュリティエンジニアの仕事であり、サイバー攻撃は昼夜問わず発生する恐れがあるからです。そのため24時間体制で監視する必要があり、深夜にトラブルが起きると迅速な復旧作業や対処を行わなければいけません。
将来性のあるセキュリティエンジニアとは?
将来性の高いセキュリティエンジニアとはどのようなイメージでしょうか。もちろんセキュリティに詳しくて、ハッキングもリアルタイムで防ぐような姿を想像する人もいるかもしれません。
最先端のセキュリティ技術に詳しいことは大前提ですが、その他にも高いコミュニケーション能力や提案力、豊富な経験と実績も非常に重要な要素なのです。
将来性のあるセキュリティエンジニアを目指す上では、以下のような条件は確実に必要なものとなります。
- コミュニケーション能力の高いエンジニア
- 様々なプラットフォームに適したセキュリティ設計
- セキュリティエンジニアとしての豊富な実績
コミュニケーション能力の高いエンジニア
将来性のあるセキュリティエンジニアとして重要な条件は「高いコミュニケーション能力」です。セキュリティエンジニアは、施すセキュリティに対してアドバイスをしたり監督するだけではありません。
セキュリティの改善が必要な場所に出向き、自身が勧めるセキュリティ対策がいかに適切なものであるかを分かりやすく説明しなくてはならないポジションです。
セキュリティが導入される現場のひとりひとりに対しても、セキュリティに対する意識向上を促さなければならない場面もあるのです。
また、自分自身がセキュリティを先導するプロとして認められるためには、周りとの信頼関係が必要です。信頼に必要なのは、高い知識はもちろんですが、コミュニケーションが取れていなければ信頼を勝ち取ることは不可能です。
信頼あるセキュリティエンジニアとしての存在は、確実に将来性へ繋がります。
プラットフォームに適したセキュリティ設計
日常生活がIT化されると、私たちは様々なプラットフォームの上で社会生活を送ります。プラットフォームにはそれぞれの仕様があり、必要なセキュリティはプラットフォームごとに適した形で提供します。
セキュリティエンジニアは、プラットフォームの特徴を理解し、それに適したセキュリティ設計を行わなければなりません。そのためには、豊富なセキュリティの知識が必要です。
信頼性のあるプラットフォームを作るために、セキュリティエンジニアは臨機応変にセキュリティを設計し、提案できる力が必須なのです。
セキュリティエンジニアとしての豊富な実績
将来性のあるセキュリティエンジニアとして最も重要な要素は、やはり豊富な経験と実績です。
セキュリティエンジニアに限った話ではありませんが、知識やコミュニケーション能力は、経験によって培われます。
現存するプロジェクトや新規に立ち上がるシステムのセキュリティに積極的に関わることで、その実績はセキュリティエンジニアとしての信頼性を高めていくでしょう。
セキュリティエンジニアは、知識だけでは務まりません。実際に設計や設定をしていく中で、思いのほかパフォーマンスが低下してしまったり、予想外の方面へアクセス拒否が実行されてしまったりと、失敗も経験するはずです。
しかし、その失敗は経験値となって、のちに必ずセキュリティエンジニアとしての将来性を担保する実績となります。
セキュリティエンジニアのフリーランスとしての将来性
IT化される世の中は、企業内のセキュリティエンジニアが全てのセキュリティを担うことは考えにくいでしょう。
なぜなら、システム内部を知り尽くしている者の視点は偏ってしまうからです。その時頼られるのが、外部の視点から見ることのできるセキュリティエンジニアです。
実際の求人を見ても、フリーランスのセキュリティエンジニアの需要は高く、また月給60万円〜80万円が相場となっています。
セキュリティエンジニアの仕事内容は、システム調査からセキュリティ対策の実施まで非常に幅広いものですが、常にシステム全体を俯瞰して観察する視点が必要とされています。そこで、業務委託としてフリーランスへ任せる動きも高まっているのです。
セキュリティエンジニアの年収の推移
求人ボックスによると、セキュリティエンジニアの年収は500〜600万円で一定であり、安定していると言えます。
一方で年代別のセキュリティエンジニアの年収は、以下のとおりです。
年代 | 平均年収 | 月収 |
---|---|---|
20〜24歳 | 339万円 | 25.4万円 |
25〜29歳 | 445万円 | 30.6万円 |
30〜34歳 | 533万円 | 35.8万円 |
35〜39歳 | 573万円 | 38.7万円 |
40〜44歳 | 621万円 | 42.1万円 |
45〜49歳 | 651万円 | 43.4万円 |
50〜54歳 | 666万円 | 44.5万円 |
55〜59歳 | 652万円 | 44.4万円 |
一般的にセキュリティエンジニアの年収は経験年数に比例しており、40代からは年収600万円以上を目指すことができます。
国税庁の調査 によると日本人の平均年収は433万円程度なので、セキュリティエンジニアは年収が高い職種と言えるでしょう。
セキュリティエンジニアを目指す上で必要なこと
セキュリティエンジニアに必要なこととして、以下があげられます。
- セキュリティ構築に関する知識
- IT業界に関する幅広い知識
- 情報セキュリティマネジメントの知識
- プログラミングスキル
上記のスキルや知識を習得することで、セキュリティエンジニアを目指せるでしょう。
ここからは、具体的にそれぞれについて紹介します。
セキュリティ構築に関する知識
セキュリティエンジニアは、セキュリティ構築に関する知識が必要です。
セキュリティ構築とは、外部からのアクセスや攻撃、侵入が行われていないかを監視する仕組みを構築すること。例えば、OSやアプリケーションの知識、ネットワークセキュリティなどの幅広いセキュリティ知識が必要とされます。
IT業界に関する幅広い知識
セキュリティエンジニアは、IT業界に関する幅広い知識が必要です。
セキュリティエンジニアの業務内容は、コードを実装するだけではありません。
エンジニア同士のコミュニケーションやクライアントとの会議などがあり、IT用語や知識を使用する機会が多いです。もし基本的なIT業界に関する情報を知らなければ、円滑なコミュニケーションを取れず、仕事に支障をきたすことも考えられます。
情報セキュリティマネジメントの知識
セキュリティエンジニアは、情報セキュリティマネジメントの知識も押さえておきましょう。具体的に情報システムの企画や開発、運用などの知識として必要になります。
例えば、情報セキュリティマネジメント試験などの試験に合格し、資格を取得することで、転職や就職活動を有利に進められます。
プログラミングスキル
プログラミング言語も、セキュリティエンジニアには必要なスキルです。
プログラミング言語は、セキュリティ対策を講じる上で欠かせないためです。
具体的には以下のプログラミング言語を押さえておきましょう。
- PHP
- C言語
- C++
- JavaScript
上記のようなプログラミング言語だけでなく、今後はAIで活用されているPythonなども重宝されるでしょう。
未経験からセキュリティエンジニアを目指す方法
結論から言うと、未経験からでもセキュリティエンジニアを目指すことは可能です。
しかし知識やスキルの習得は必要とされ、以下2つの方法がおすすめです。
- プログラミングスクールを受講する
- 独学で学習する
ここからは、具体的にそれぞれの学び方について紹介します。
プログラミングスクールを受講する
セキュリティエンジニアを目指すためには、プログラミングスクールを受講しましょう。
基本的にプログラミングスクールには専門的な知識に長けた講師が在籍しており、効率よく学習を進められます。また講師だけでなく、受講時は一緒に学習する生徒もいるので、モチベーション高く学習できるでしょう。
しかしプログラミングスクールの受講費は、決して安い訳ではなく人によっては金銭的な受講のハードルが高いかもしれません。
ただスクールの多くは、給付金制度やキャンペーンを実施しており格安で受けられることあるので、積極的に活用しましょう。
独学で学習する
セキュリティエンジニアを目指すためには、スクール受講だけでなく独学も1つの方法です。
独学は自分の学習したいペースで学べるので、時間の融通が効きやすく、忙しい方でも問題ありません。また独学にかかる教科書や学習サイトは、数千円程度とコストを大きく抑えられるでしょう。
しかし独学は自分1人で学習を続ける必要があるため、挫折率が高くスキルを習得するまでに時間もかかる可能性があります。
効率よく学習を行いたい方は、プログラミングスクールの受講も検討することをおすすめします。
セキュリティエンジニアのキャリアパス
セキュリティエンジニアとして経験を積めば、以下のような職種も目指せます。
- セキュリティアナリスト
- セキュリティコンサルタント
- セキュリティアーキテクト
ここからは、具体的にそれぞれのキャリアパスについて紹介します。
セキュリティアナリスト
セキュリティアナリストは、サイバー攻撃が起きた際に、分析を行ったり調査や解析するエンジニアです。
実際にサイバー攻撃の被害を受けた場合、迅速な対応が求められます。調査を行う際は海外の情報を収集する機会もあり、外国語なども理解できるとなお仕事にいかせられます。
セキュリティコンサルタント
セキュリティコンサルタントは、セキュリティ対策を専門とし企業への支援を行うエンジニアです。
セキュリティエンジニアとして培ったスキルや経験を元に、企業に課題解決のためのコミュニケーションを取っていきます。そのため、コミュニケーション能力や交渉力も重要視されるスキルでしょう。
セキュリティアーキテクト
セキュリティアーキテクトは、企業や組織全体のセキュリティ対策の方針や全体設計、構築を行うエンジニアです。
また既に稼働しているシステムへの対策を講じるのもセキュリティアーキテクトの仕事となります。企業によっては、セキュリティエンジニアの業務と兼任することもあり、広範囲で業務に携わることもあります。
まとめ:セキュリティエンジニアの将来性は非常に明るい
IoTや機械学習、ビッグデータなどが世の中に組み込まれる中で、セキュリティエンジニアの需要はますます高くなり、その将来性は非常に明るいものと言えます。
それに比例してセキュリティエンジニアが習得すべき知識や、担う内容や責任は重大なものになるでしょう。
セキュリティエンジニアを目指す場合には、家電などが関わるIoTや、フィンテックをはじめとする金融など、専門分野を決めてキャリアを積むことも大切です。
専門性を高めることで、フリーランスとしてセキュリティエンジニアを目指すこともできますし、その将来性を広げることに繋がります。
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