こんにちは、ITプロマガジンです。
「フリーランスは孤独だ」という話を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。孤独になるのが不安で、フリーランスとして独立することをためらうケースもあります。また、実際に孤独を感じているフリーランスの方もいるかもしれません。
本記事では、フリーランスが孤独を感じる原因や実態、孤独を解消する方法を紹介します。孤独感を上回るメリットも紹介するので、これからフリーランスを目指す人や現在フリーランスとして活動している方はぜひ参考にしてください。
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フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
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初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?
目次
フリーランスが孤独を感じる主な原因
孤独とはそもそも、「頼れる人がいないこと」「ひとりぼっちであること」と定義されています。まずはフリーランスがなぜ孤独なのか、その理由を紐解いていきましょう。
一人・リモートで仕事をすることが多い
会社・組織に属さないフリーランスは、基本的に1人で仕事をします。特にエンジニアやデザイナーなど、パソコンを使って黙々と作業をする職種はリモートワークで働くことも多く、1度も仕事仲間と顔を合わせないプロジェクトも珍しくありません。
IT業界では、フリーランスが客先に常駐することもありますが、常駐先の社員と交流が生まれず、孤独に陥るというパターンも考えられます。つまり「誰とも会わないため孤独」と「集団のなかにいるけれど孤独」という、両方のケースが考えられるでしょう。
案件が終わると人間関係も切れやすい
フリーランスの場合、案件が終了すると、そこでクライアントとのつながりや人間関係が切れてしまうことが少なくありません。そのため、さまざまな企業の短期案件をこなしているフリーランスは、他者と長期的な関係性を構築しにくい傾向があります。
もちろん、成果や実力を認められれば「また一緒に仕事をしたい」「継続的に発注したい」と言われることもあります。とは言え、「仕事が終わればそれで終了」という付き合いのほうが多ければ、孤独を感じても無理はありません。
仕事の後の交流がない
雑談や世間話をする機会がないことも、孤独感を生み出す原因の1つでしょう。
会社員であれば、一緒にランチを食べたり、退社後に飲みに行ったりと、同じオフィスで働く仲間と交流する機会があります。しかしフリーランスにはそういった機会は基本的にありません。クライアントやチームのメンバーとコミュニケーションを取ることはあっても、業務連絡など仕事上のやりとりのみに限定されがちです。
友人との交流が難しくなる
雑談や世間話をする機会がないことも、孤独感を生み出す原因になります。
フリーランスは、働く時間や休日を自分で決められます。しかし実際には、「収入を増やしたい」「スケジュール管理が甘く仕事が詰まってしまった」などの理由で、休みなく働き続けなくてはならないことも珍しくありません。
さらにクライアントの都合などでカレンダー通りに休めないことも多く、友人との付き合いが難しくなるケースがあります。
フリーランスが孤独を防止・解消するためにできる7つの対策
フリーランスの孤独は、工夫次第で解消できます。ここでは、孤独の防止・解消に役立つ7つの対策を紹介します。自分に合った方法を見つけましょう。
定期的な出社やミーティングある案件を選ぶ
仕事関係の人と会う機会を増やしたいのであれば、常駐案件や一部リモートなど、定期的に出社する必要がある案件を選ぶのがおすすめです。実際にクライアント側のスタッフと顔を合わせる分、フルリモートの案件よりもコミュニケーションが取りやすくなり、人と話すことも増えます。職種柄、フルリモートの案件がメインという場合は、職種を変えてみてもよいでしょう。
ただし、社員のなかに1人だけフリーランスという状況が孤独で苦手という人もいます。孤独感への対策を考える際は、「自分がどういった時に孤独を感じやすいのか」も知っておきましょう。
常駐型フリーランスについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
人がいる場所で仕事をする
1人で自宅にこもって作業することに孤独を感じるタイプの人におすすめなのが、カフェやコワーキングスペースなど、人が出入りする場所で仕事をすることです。「適度に雑音があると作業に集中しやすくなる」「家の外に出ると気分転換ができる」といったメリットもあります。充電設備を備えた場所も増えているため、上手に活用しましょう。
また、「働く場所」として提供されているコワーキングスペースには、フリーランス仲間と交流できる場を提供している店舗もあり、孤独の解消に役立ちます。
フリーランスにおすすめのコワーキングスペースは以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
フリーランスのコミュニティに参加する
孤独で仲間が欲しい時は、フリーランスのコミュニティに登録し、交流イベントなどに参加してみましょう。同じような働き方をしている人同士であれば、悩み相談や情報交換などもしやすく、心強いに違いありません。人脈を築くきっかけにもなり、仕事にも役立ちます。
フリーランス向けコミュニティには、「仕事探しメイン」や「勉強会中心」などさまざまな形があります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
趣味のつながりをつくる
仕事とは無関係の場で人との交流を増やしたい場合は、趣味を通じて仲間をつくることをおすすめします。これといった趣味がないのであれば、新しい趣味を始めてみましょう。
例えば山登りなどは、すれ違う人と挨拶をすることが慣例で、山小屋では登山者同士の交流も盛んです。この他にも、ファン同士の一体感を味わえるスポーツ観戦や、興味のあることを学べるカルチャー教室なども、交流を広げるきっかけとなるでしょう。ボランティアやお祭りといった地域活動に参加するのもよい方法です。
リモートワーク中心のフリーランスは、どうしても家にこもりがちになるもの。趣味を持てば、外出する機会も増えるでしょう。
SNSを活用する
SNS上で交流し、つながりを持つのもよい方法です。日本でのユーザーが多い「X(旧Twitter)」では、フリーランスの同業者から共通の趣味を楽しむ仲間まで、いろいろな人が見つかります。写真を撮ったりイラストを描いたりすることが好きな人なら、「Instagram」で作品を発表することで、共感してくれる人とつながるきっかけづくりになるでしょう。
仕事に関連する人脈を広げたい時は、ビジネス向けSNSの「Wantedly」や「LinkedIn」などが役立ちます。定番SNSながらビジネスツールとしても人気のある「Facebook」も活用しましょう。
フリーランスのメリットを意識する
孤独にはネガティブなイメージがつきものですが、メリットもあることを意識しましょう。「孤独も悪いものではない、良い面もある」と自分の考え方を変えることで、モチベーションの低下を防げます。
例えば、「気の進まない飲み会に行かなくてもよい」「自宅で仕事をするので、満員電車に揺られて通勤する必要がない」など、1人で仕事をすることのメリットは少なくありません。孤独を楽しめるようになれば、おのずと孤独感は解消されていくでしょう。
フリーランスエージェントを活用する
誰にも仕事関係の相談ができないことに孤独を感じる時は、フリーランス向けエージェントに登録するのがおすすめです。エージェントによっては案件獲得や働き方についてフォローする担当者がつき、相談や交流ができます。
クライアントと直接取り引きをする場合、案件の検索から営業、交渉、報酬請求などを全て1人でこなさなくてはなりません。その点エージェントでは、フォロー担当者に「こういう仕事がしたい」「仕事でこんなことに困っている」といった相談が可能で、1人で抱え込まずに済みます。また、エージェントによってはフリーランス同士が親交を深める交流会を開催しているところもあります。
弊社ITプロパートナーズでは、IT/Web系フリーランスの方に高単価な案件をご紹介しています。質の高い案件を継続して受注したいと考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
フリーランスが孤独になることのリスクやデメリット
フリーランスのなかには、「孤独なほうが気が楽」「ずっと1人でも気にならない」という人もいるでしょう。とは言え他人との交流がなさすぎると、デメリットも発生します。フリーランスが孤独になることのデメリットについて解説します。
案件獲得につながる人脈を作るチャンスが減る
誰とも交流を持たない状態でいると、新たな人脈をつくることが難しくなります。フリーランスにとって人脈は、案件の獲得経路としても重要なものです。人づてでプロジェクトチームに参画したり、同業者から抱えきれなくなった仕事が回ってきたりすることも珍しくありません。
こういった人脈が作れないということは、案件の獲得経路が狭まることを意味します。フリーランスが安定した収入を得るには、「いかに効率よく仕事を獲得するか」が重要です。フリーランスが孤独でいることには、仕事面でのリスクも少なからず出てくることを覚えておきましょう。
コミュニケーションスキルが低下しやすい
リモートワーク中心のフリーランスの場合、朝から晩まで誰とも話さないことも珍しくありません。連絡をメールやテキストチャットで済ませることも多いため、対話力などのコミュニケーションスキルが低下しやすい点がデメリットとしてあげられます。
人と会ったり話したりしない状態が続くと、「Web会議でパッと言葉が出てこなかった」「会話が続かない」など、コミュニケーションスキルが衰えやすくなります。
コミュニケーションスキルは基本的に、他者と関わることで培われていくものです。孤独が心地よくても、社会で生きていく以上は、一定以上のコミュニケーションスキルをキープすることも意識しましょう。
自己解決・自己研鑽が求められる
フリーランスには同僚や上司がいないため、問題にぶつかっても基本的に自己解決する必要があります。同業者との交流があれば仕事のことを相談できる場合もありますが、他者と交流を持たない人にはそれも難しいでしょう。
また、仕事に関するフィードバックをもらえる機会も多くはありません。例えば継続的に仕事を受注できない原因がスキル不足だとしても、クライアント側から「スキルが足りていない」と明言されることはほぼないでしょう。そのため自分の課題になかなか気づけないこともあります。
さらにスキルアップについても自己責任であり、「気づくと周囲のフリーランスから後れを取っていた」といったことも。ある程度の交流を持つことは、自分の立ち位置を知るためにも重要でしょう。
孤独になりやすくてもフリーランスにメリットがあると言える理由
フリーランスが孤独になりやすいのは事実であり、これをデメリットと考える人も多いでしょう。その一方で、フリーランスならではのメリットもあります。どういったメリットがあるのかを知っておきましょう。
人間関係のストレスが少ない
会社員には職場の人間関係に悩む人が少なくありません。どれだけ雰囲気のよいオフィスでも、週5日1日8時間も顔を合わせていれば、何かしらすれ違いや揉めごとが発生するものです。
一方でフリーランスには上司も同僚もいないため、そもそも人と衝突することがほとんどありません。出社の必要ないリモートワークであればなおさらです。クライアントとも仕事上の付き合いのみで済むため、適度な距離感を保ちやすいでしょう。クライアントと合わないと感じた場合は、「仕事を請けない」「付き合いをやめる」という選択肢もあります。人間関係のストレスに悩まされることが少ないのが、フリーランスの大きなメリットです。
働き方の自由度が高い
出社などによる時間的な制約がないということは、働き方の自由度が高いということでもあります。そのため、職種によっては「早朝に起きて午前中に仕事を終わらせ、午後は出かける」など、会社員にはできない時間の使い方も可能です。
さらに、仕事中に話しかけられたり、急な仕事を頼まれたりするようなわずらわしさもありません。仕事の進め方についても、会社の規則や上司に縛られることなく自分自身で決められます。
カレンダー通りに休みが取れず、友人とスケジュールが合わないことがある一方で、自由なタイミングで休めるという側面もあります。フルリモートの仕事であれば、ワーケーションなども比較的簡単に実現できるでしょう。
仕事内容・職種を選んで働ける
さまざまな企業の案件をこなすことも多いフリーランスには、確かに長期的な人間関係を構築しにくい一面があります。しかしこれは言い換えれば、「クライアントや仕事内容、職種などを自分で選ぶ自由がある」ということです。
「案件は単価重視で選びたい」「新しい技術を使いたいので報酬は二の次」など、自分の考えをもとに仕事を選択できるのは、大きなメリットでしょう。もちろん苦手な分野の仕事や気が乗らない仕事は断ることもできます。
フリーランスのメリットとデメリットについて、さらに詳しくは以下の記事で解説しています。
まとめ
フリーランスには孤独がつきものです。しかし、決してデメリットばかりではありません。1人で仕事をこなすフリーランスは働き方の自由度が高く、仕事を選ぶことも可能です。ただし、人との交流を持たないと人脈が築けず、コミュニケーションスキルが低下するといった懸念もあるため、何らかの方法で対策することをおすすめします。
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