C++のフリーランスエンジニア案件の特徴は?単価や求人例を紹介

こんにちは、ITプロマガジンです。

システム開発にC++を使っている業界は多く、「会社員エンジニアとしてC++を使って多くのシステムを開発してきた」という人もいるでしょう。そしてその経験を活かして、フリーランスC++エンジニアに挑戦したいと考えている人も多いのではないでしょうか。C++のフリーランス案件は高単価なものも募集されているので、案件によっては高い報酬を得られます。

この記事では、フリーランスC++案件の特徴や案件例、単価について詳しく解説します。フリーランスC++エンジニアに求められるスキルや案件獲得方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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そもそもC++とは?

C++はC言語を拡張したプログラミング言語で、C言語にオブジェクト指向の要素を取り入れたものです。処理速度の速いC言語のメリットをそのままに、より効率的に開発ができるように改良が加えられています。C++はC言語と互換性があり、組み込み系からスマホゲームまで幅広い分野で活用されているのが特徴です。

C++と似た名称の言語に、C#があります。C#はC++とJavaの要素を取り入れた言語で、Microsoft社によって発表されました。C++が元になってはいますが全く別の言語で、C#とC++、C言語の間に互換性はありません。

フリーランスC++案件の特徴

C++のフリーランス案件には、次のような特徴があります。

  • 案件の種類が豊富
  • 比較的高単価な案件が多い
  • リモート案件は少ない

それぞれの特徴について、詳しくみていきましょう。

案件の種類が豊富

C++は広く普及している言語で、さまざまな開発現場で活用されています。そのため、案件の種類が豊富なのが特徴です。例えば、以下のような分野の案件があります。

  • 組み込み系
  • ゲーム開発
  • アプリ開発
  • 業務Webシステム開発
  • AI開発 など

案件の種類が豊富だと、知見のある分野や興味のある分野の案件を探しやすいのがメリットです。案件数も多いので、スキルや実績があれば安定して案件を獲得できるでしょう。

比較的高単価な案件が多い

C++のフリーランス案件は、比較的高単価なものが多いのも特徴のひとつです。フリーランスエージェントの弊社ITプロパートナーズに掲載されている案件の中で、C++は月収50〜80万円の案件が多く見られます。

ただし、単価は案件の内容や経験年数、実績などによっても変動するため、一概に高単価な案件ばかりとはいえません。上記の単価はあくまでも目安だと思っておきましょう。なお、以下の記事でフリーランスエンジニアとして案件を獲得できる人の特徴などをまとめているので、案件の獲得に課題を感じている方は併せて参考にして下さい。

フリーランスエンジニアとして案件を獲得・継続できる人の6つの特徴

リモート案件は少ない

C++は業務システムの開発案件なども多く、セキュリティの観点からリモート可能な案件は少ないのが現状です。例えば、客先に常駐して社内ネットワークの中で開発を行う案件の場合、リモートでは対応できません。

また、開発手法としてアジャイルを採用している案件も少なくないため、柔軟に対応できるようにリモートではなく出勤を求められるケースもあるでしょう。

C++案件をリモートで対応したい場合は、経験と実績を積んでクライアントにリモートワークを提案するといった方法があります。働き方改革や感染症対策でリモートワークを取り入れる企業も増えているので、今後はリモート可能なC++案件が増加してくるかもしれません。

フリーランスC++エンジニアの案件例・単価相場

フリーランスC++エンジニアを目指すなら、実際の案件例や単価相場も気になるポイントでしょう。ここでは、ITプロパートナーズに掲載されている実際の案件を紹介します。

「週2〜3日稼働」「リモートOK」「客先常駐」の3つの案件を紹介するので、仕事内容や報酬をチェックしてみてください。

週2日・3日の案件例・単価相場

こちらは、農家の課題を解決するためのAI/IoTを用いたアプリケーション開発を行う案件です。週2日勤務で想定月収は40万円と、少ない稼働日ながら単価は高く設定されています。上流から下流まで対応する案件のため、上流工程に関わりたい人にもおすすめです。

リモートOKの案件例・単価相場

こちらはUnityを用いたスマホゲームの開発案件で、リモートでも対応できます。週3日勤務で想定月収は50万円の高単価案件です。C++のスキルだけでなく、Unityなどのゲームエンジンを用いた開発経験も求められます。

客先常駐の案件例・単価相場

こちらはオンライン決済システムの開発と運用保守を担当する案件で、客先に常駐してチームで開発を行います。週4日勤務で想定月収80万円と、高単価なのが特徴です。C#での開発案件ですが、C++の開発経験があると尚良しとされています。

また、C言語のフリーランス案件もチェックしたい人は以下の記事をご覧ください。

C言語でフリーランスエンジニアになるには?案件単価や獲得方法

フリーランスC++エンジニアに必要なスキル・経験

フリーランスC++エンジニアとして活動するためには、以下のスキルや経験が求められます。

  • C++エンジニアとしての基礎知識・スキル
  • 業界・業務知識
  • コミュニケーションスキル
  • 自己管理力

それぞれどのようなスキル・経験が必要なのか、以下で詳しくみていきましょう。

C++エンジニアとしての基礎知識・スキル

C++エンジニアとして仕事をするなら、C++を用いたプログラミングスキルや開発経験は必須です。また、多くの開発現場ではC++だけを使用するわけではないため、他の言語やツールを扱えるとより幅広い案件に対応できます。

例えば先ほど紹介した案件例でも、ゲーム開発案件ではUnityでの開発経験が求められていました。このように、C++以外に希望する分野でよく使われる言語やツールを習得しておくのがおすすめです。

業界・業務知識

獲得したい案件に関わる業界や業務の知識があると、クライアントへのアピール材料になります。IoTや機械学習、ARなど、その業界で注目されている最新技術や業界独自のルールなどを把握しておくと、より高単価な案件に参画できるかもしれません。

業務や業界についての知識があると、仕様を理解しやすかったりクライアントに適切な提案ができたりするため、クライアントから信頼されるエンジニアになれるでしょう。業界知識があるのとないのとでは仕事のしやすさも変わってくるため、希望する業界や業務については積極的に情報収集するよう努めてください。

コミュニケーションスキル

C++はリモート案件が少なく、客先常駐やチームで開発する案件が多いのが特徴です。そのため、コミュニケーションスキルも身につけておきましょう。高単価な傾向がある大規模開発や上流工程に関わる案件になるほど仕事上の関係者が多くなり、コミュニケーションスキルが求められます。

また、リモート案件でもフリーランスなら営業活動やクライアントとのやりとりが必要なため、コミュニケーションスキルを身につけておいて損はありません。

自己管理力

フリーランスエンジニアには、自己管理力が必要です。会社員と違って、案件をどのくらい受注するかや1日の労働時間などを自分で自由に決められるため、自己管理しながら働かなければ働きすぎて体調を崩してしまうかもしれません。そのほか、案件を受注しすぎて時間が足りず、納期に間に合わないといった事態も懸念されます。

このように、自分で自分を管理できなければクライアントにも迷惑をかけるような事態を招きかねないので、仕事量を調整しながらメリハリをつけて働くことが大切です。

フリーランスC++エンジニアの案件獲得方法

フリーランスC++エンジニアが案件を獲得する方法として、自分で営業活動をしたり知人から仕事を紹介してもらったりするケースがありますが、おすすめなのはエージェントを活用する方法です。フリーランスエンジニア向けのエージェントを活用すると、個人では獲得が難しい高単価案件を紹介してもらえる可能性があり、希望や実績に合った案件と出会いやすくなります。

また、エージェントを活用すれば自分で営業をする必要がなく、単価交渉や債権管理も任せられるので仕事に集中できるのもメリットです。

ITプロパートナーズでは、C++案件も多数取り扱っています。

週2、3日から働ける案件やリモート可能な案件も多いので、柔軟に働きたい人にもおすすめです。また、仲介会社を挟まず、クライアントと直契約であるため高単価案件が多いことが特徴です。フリーランスエージェントで案件獲得をしようと考えている人は、まずはお気軽にご相談ください。

高単価のフリーランスC++案件を獲得するためのポイント

高単価のフリーランスC++案件を獲得するには、次の2つのポイントを意識してみてください。

  • 上流工程の経験を積む
  • 大規模開発の経験を積む

それぞれのポイントについて、以下で解説します。

上流工程の経験を積む

C++に関わらず、システム開発分野では上流工程に関わる案件ほど高単価な傾向にあります。要件定義や外部設計の経験やプロジェクトマネージャーとしての経験があると高単価案件を獲得しやすくなるため、積極的に上流工程の経験を積みましょう。

大規模開発の経験を積む

大規模開発も高単価な案件が多いため、収入アップを目指すなら大規模開発案件への参画を目指しましょう。BtoCのサービスや大企業の業務システムなどは利用者が多く、スケーリングやロードバランシングといったシステムを安定稼働させるための対応が必要です。

これらの経験やスキルがあれば高単価案件にも採用されやすくなるため、大規模開発に携われる案件の獲得を目指しましょう。

フリーランスC++エンジニアの将来性

C++はさまざまな業界で使われているため、フリーランスC++エンジニアの将来性はあるといえます。今後も一定の需要が期待できるでしょう。フリーランススタートの調査から、実際にC++のフリーランス求人数は伸びていることがわかります。

より将来性を意識するなら、JavaScriptやPython、PHPなどC++以外にニーズの高い言語も習得しておくと安心です。扱える言語や技術が多いほど案件の選択肢が広がり、エンジニアとしての市場価値も高まります。参考として、以下の記事でニーズの高いプログラミング言語を紹介しているので、チェックしてみてください。

フリーランスエンジニアが稼げるプログラミング言語おすすめ10選

まとめ

C++は、幅広い業界で活用されているプログラミング言語です。今後も一定の需要があることが予想され、案件の種類も豊富なので希望する分野のフリーランス案件を見つけやすいでしょう。フリーランスC++エンジニアとしてより高収入を目指すなら、C++以外のスキルの取得や、上流工程・大規模開発の案件獲得に力を入れるのがおすすめです。

C++のフリーランス案件を探すには、大規模案件や高単価案件を取り扱うエージェントを活用してみてはいかがでしょうか。ITプロパートナーズではC++の高単価案件を取り扱っているので、ぜひチェックしてみてください。

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