フリーランス経理になるには?必要スキルや資格、月収など実態を紹介

こんにちは、ITプロマガジンです。

近年はリモートワークの普及や業務の外部委託(アウトソーシング)の広がりにより、企業が経理業務をプロ人材に依頼するケースも珍しくありません。そのため、会社員としての経験を活かしてフリーランスとしての独立を検討する経理担当者も多くいる状況です。

一方で、「フリーランス経理にはどのような働き方があるのか」「どの程度の収入が見込めるのか」「未経験からでも目指せるのか」といった疑問を感じている方も多いでしょう。

本記事では、フリーランス経理の働き方や仕事内容を整理したうえで、需要や将来性、単価相場、必要なスキルについて解説します。さらに、具体的な案件例や案件獲得方法、メリット・デメリット、未経験から目指す方法、長く活躍するためのポイントまで分かりやすく紹介します。なお、本記事の情報は2026年3月時点のものです。

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目次

フリーランス経理とは?働き方や仕事内容を解説

フリーランス経理とは、企業に雇用されるのではなく、業務委託契約を結んでクライアントの経理業務をサポートする働き方です。会社員とは異なり、特定の企業に所属せず、複数の企業から経理業務を受託するケースもあります。ここではフリーランスの経理職の働き方や会社員との違い、仕事内容を解説します。

フリーランスの経理職の働き方

フリーランスの経理職として働く際には、主に2つのパターンが考えられます。

  • 出社して働く
  • 在宅で働く

企業へ出向いて働く場合はフルタイム勤務以外に、「必要な時間のみ」あるいは「繁忙期のみ」といったケースも見られます。一方で在宅・リモートワークも多いでしょう。企業側としては柔軟に人員を確保できるメリットがあります。

フリーランスと会社員の経理職の違い

フリーランスの経理職と会社員の経理職の大きな違いは、雇用関係の有無と働き方の自由度です。会社員は企業と雇用契約を結び、勤務時間や業務内容が会社のルールに従って決まります。

一方、フリーランスは業務委託契約で働くため、契約内容に基づいて業務を進めます。稼働時間や案件数を自分で調整できる反面、仕事の獲得や収入管理も自分で行う必要があります。このように、自由度と自己管理の責任が大きい点がフリーランス経理の特徴です。

フリーランスの経理職の仕事内容

経理は企業における金銭の流れを管理する業務です。フリーランスの経理職が担う仕事としては典型的な経理処理のほか、財務管理のような仕事を任されるケースもあります。

以下は、経理処理の具体的な仕事内容です。

  • 記帳業務
  • 伝票や領収書などの整理業務
  • 入出金管理業務
  • 売掛金・買掛金管理業務
  • 決算・申告業務
  • 給与計算業務
  • 年末調整業務

なお、税務書類の作成や税務申告代理といった税務代行は、税理士資格がなければ行えないので注意しましょう。

フリーランス経理の需要と将来性

経理や財務の実務経験を持つ人材を確保するため、業務委託でプロ人材を活用する企業が増えています。フリーランスの経理職の需要について、弊社ITプロパートナーズの調査結果に触れつつ解説します。

プロ人材を活用する企業が増えている

弊社の「フリーランスのプロ人材に関する実態調査」によると、フリーランスのプロ人材を活用する企業が増えていると分かりました。フリーランスのプロ人材を活用する理由としては、特定の能力を持つ人材を確保するため、という回答が全体の67.1%でした。

同調査では、プロ人材のジャンル別の需要についても報告しています。システム開発・WebデザインやマーケティングなどのIT系と比較すると少ないものの、回答者の9.9%が経理分野でのプロ人材を活用していると回答。経理分野でのプロ人材は一定の需要があると考えられます。

個人事業主・スタートアップ企業からの需要も期待できる

フリーランスの経理職は大企業よりも、小規模企業にニーズが高いと考えられます。小規模企業は常日頃からリソースが不足しがちで、自社で補えない部分は積極的に外部に委託する傾向が見られるためです。繁忙期や一時的な人手不足の際は、フリーランスの経理職が活躍するチャンスといえます。

特に、スタートアップのなかには慢性的な人手不足に悩んでいるところが多く、フリーランスの経理職は重宝されるでしょう。

また、「フリーランス白書2020」によると「経理などの庶務・バックオフィス作業が煩雑」と感じ、課題としているフリーランスが多いと判明しました。個人事業主のなかにも、経理業務を業務委託したいと考えている人は多いと推測されます。

フリーランスの経理職の単価相場と月収・年収事情

フリーランスの経理職には一定の需要がありますが、継続して働くためには単価相場や収入水準を把握しておくことが重要です。経理業務は内容によって単価の差が大きく、記帳などの定型業務から、決算支援や財務領域まで担当範囲が広がるほど報酬も高くなる傾向があります。ここでは、フリーランス経理の案件単価と、働き方別の月収・年収の目安を解説します。

フリーランス経理案件の単価相場

フリーランスの経理案件の単価は、担当する業務内容や経験によって大きく異なります。代表的な経理業務としては、記帳業務、給与計算、売掛金・買掛金管理、経費精算などが挙げられます。

例えば、定型業務の単価目安は次の通りです。

  • 記帳業務:1仕訳あたり50〜100円
  • 給与計算:基本料金5,000〜10,000円+従業員1人あたり1,000〜2,000円

また、業務委託の経理スタッフ案件では、時間単価1,250〜1,450円程度のアシスタント案件も見られます。実務経験が浅い人や、補助業務を中心としたポジションでは、この価格帯からスタートするケースが一般的です。

一方、経費精算や月次決算補助、年次決算のフォローなどを担当する案件では、時間単価2,000〜3,000円程度の募集例もあります。日常経理に加えて、月次締めや会計ソフトの運用まで担う案件では、このあたりが一般的な相場といえるでしょう。

さらに、決算対応や開示支援、内部統制構築、IPO準備、会計システム導入などを担う上位領域では、月額45万〜85万円程度とされています。記帳業務だけでなく、経理DXや制度設計、財務管理まで担当できる場合は、単価が大きく上がる可能性があります。

フリーランスの経理職の月収・年収事情

フリーランスの経理職の収入は、どのような案件を中心に受注するかによって大きく変わります。記帳などの定型業務を複数受注する働き方と、高単価の業務委託案件を継続受注する働き方では、月収や年収の水準が大きく異なります。

例えば、記帳代行を1仕訳50〜100円で受け、1時間あたり約30仕訳を処理できる場合、時給換算では約1,500〜3,000円程度になります。単価100円の案件を安定して処理できれば、時給3,000円前後の水準になるケースもあります。

時給3,000円相当の案件で月100時間稼働した場合、月収は約30万円、年収では約360万円が1つの目安です。一方、補助業務中心で時給1,250〜1,450円程度の案件を受注する場合、月100時間稼働しても月収は12.5万〜14.5万円程度にとどまります。

また、時間単価2,000〜3,000円程度の継続案件を月80〜120時間確保できれば、月収は16万〜36万円程度が現実的なラインといえるでしょう。さらに、決算支援や財務業務などの高単価案件を組み合わせることで、収入を伸ばすことも可能です。

なお、厚生労働省の職業情報提供サイトによると、正社員として働く経理事務の全国平均年収は509.3万円とされています。フリーランスの場合、記帳などの定型業務中心では年収300万円台に収まるケースが多い一方、決算や財務、経理DX、IPO準備など高度な業務まで対応できる場合は、年収500万円以上を目指せる可能性もあります。

フリーランスの経理職に必要な経験やスキル

フリーランスの経理職として仕事を得るためには、即戦力として働けることが重要です。経理業務は企業の資金管理や会計処理に直結するため、基礎知識だけでなく実務経験が重視される傾向があります。ここでは、フリーランス経理として案件を獲得するために求められる経験やスキルを解説します。

3年以上の実務経験

経理案件では、実務経験3年以上を求められるケースが多く見られます。会社の経理部門で3年以上の経験を積んでいれば、一通りの経理業務には対応できると考えられるからです。

企業が経理業務をアウトソーシングする場合、多くは即戦力を求めています。そのため、記帳や入出金管理、売掛金・買掛金管理、月次決算などの実務経験を持つ人材は、案件を獲得しやすい傾向があります。これまで担当してきた業務内容や使用してきた会計ソフトなどを具体的に示すことで、クライアントにスキルを伝えやすくなるでしょう。

また、財務の知識や経験を持っている場合は、より高単価の案件につながる可能性があります。資金繰り管理や予算管理、決算対応などの財務領域まで担当できる人材は希少性が高く、企業からのニーズも高い傾向があります。経理だけでなく財務の視点も身につけておくと、対応できる案件の幅を広げやすくなるでしょう。

ITスキル

経理業務においてWord・ExcelといったOffice系ソフトの操作は必須です。企業によっては会計ソフトの操作経験が必須となるケースも多くあります。在宅で働く場合は「Chatwork」や「Slack」などのメッセージアプリも使えると便利です。

また、複数の取引先を持つフリーランスの経理職は、ITリテラシーを学ぶことをおすすめします。セキュリティ対策や適切な情報管理の方法を身につけることで、データ漏洩や不正アクセスを防げます。

情報処理スキル

経理業務では、素早く正確な資料作成が求められます。請求書発行や支払予定表、月次決算書などさまざまな資料を作成する際には、整合性を保たなければなりません。

1つ数字を間違えば、関係する資料全てに影響が及びます。細やかで正確かつスピーディな対応が求められます。

コミュニケーションスキル

経理は他部署とのやりとりも発生する業務です。必要な資料の依頼やヒアリング、取引先への説明など円滑なコミュニケーションが業務効率にもつながります。

フリーランスの経理職でも、相手に分かりやすく説明する技術は必要といえるでしょう。在宅業務で、メールやメッセージアプリを活用したやりとりが中心となる場合には、メールマナーを学んでおくと安心です。

営業力・提案力

フリーランスの経理職として継続的に案件を獲得するためには、営業力や提案力も重要なスキルです。会社員とは異なり、仕事は自分で獲得する必要があるため、自身のスキルや実績を適切に伝える力が求められます。

具体的には、これまでの経理経験や対応可能な業務範囲を整理し、クライアントにとってどのような価値を提供できるかを明確に示すことが重要です。また、単に依頼された業務をこなすだけでなく、「業務フローの改善」「コスト削減」「経理体制の効率化」などの提案ができると、信頼関係の構築や継続案件の獲得につながりやすくなります。

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フリーランスの経理職に役立つ資格

フリーランスの経理職として働く場合、資格が必須になるわけではありません。ただし、会計や税務の知識を客観的に証明できる資格を持っていると、クライアントから信頼を得やすくなります。

特に経理や財務に関する資格は、案件獲得時のアピール材料になりやすく、対応できる業務範囲を広げるうえでも有利です。ここでは、フリーランス経理として活動する際に評価されやすい資格を紹介します。

日商簿記(2級以上)

日商簿記は、経理の基礎資格として最も広く知られている検定試験です。仕訳や決算処理、財務諸表の読み方など、経理実務の基本知識を体系的に学べます。

特に簿記2級以上は、多くの経理求人で歓迎条件として設定されており、フリーランスの案件でも基礎知識の証明として評価されやすい資格です。記帳代行や月次決算などの業務を担当する際にも、会計処理の理解があることを示せるため、クライアントの安心感につながります。

税理士

税理士は、税務申告や税務相談などの業務を行える国家資格です。法人税、所得税、消費税など税務分野の専門知識を証明できるため、税務顧問や決算申告支援といった業務にも対応できるようになります。

フリーランスの経理職でも、税務領域まで対応できる場合は担当できる業務の幅が広がり、案件単価が上がる傾向があります。特に中小企業では、経理と税務を一体的にサポートできる人材へのニーズが高いことも特徴です。

公認会計士

公認会計士は、企業の財務諸表監査などを担う高度な専門性を持つ国家資格です。会計や監査、財務などの知識が求められ、取得難易度が高い資格として知られています。

フリーランスとして活動する場合でも、IPO準備や内部統制の構築、開示資料作成など、専門性の高い案件で評価されやすい資格です。また、経理や財務領域のコンサルティング業務を行う際にも強みになります。

クラウド会計ソフト関連資格

クラウド会計ソフト関連資格は、クラウド会計ツールの導入や運用支援スキルを証明する認定制度です。代表的なものとして、freee認定アドバイザーマネーフォワード公認メンバーなどがあります。

クラウド会計ソフトの普及に伴い、導入支援や運用サポート、業務フロー改善などの案件も増えています。特に中小企業やスタートアップの経理支援では、クラウド会計ツールを扱える人材が求められることが多く、実務的に役立つ資格といえるでしょう。

FASS検定

FASS検定は、経理・財務人材の実務スキルを測定する検定試験です。資産管理、決算処理、税務、資金管理など、経理業務に関する実務知識を幅広く評価します。

企業の経理人材の評価指標として活用されることもあり、実務に近い知識レベルを示す資格として知られています。フリーランスとして活動する場合でも、経理実務の理解度を示す指標として活用できるでしょう。

フリーランスの経理職の案件例

大手クラウドソーシングのクラウドワークスに掲載されている、フリーランスの経理職の案件例を紹介します。

経理職の長期の案件例

こちらは、クライアントの売上管理シートへのデータ入力の仕事です。入力業務が主であり、マニュアルやテンプレートも用意されているため、必要とされる専門性は比較的低いと考えられます。報酬は、月25時間稼働で5万円程度が目安。長期間在宅で働けるため、応募者から人気のある案件だと推測されます。

IT企業の経理業務の案件例

支払い対応や入金確認、売上管理など、IT企業の経理業務に関する仕事です。クライアントの希望により、在宅勤務ではなく、通常の出勤が求められる可能性があります。報酬形態は時間単価制で、1時間あたりの報酬は1,000~1,500円。週30時間程度稼働した場合、1ヶ月あたりの報酬は約12万~18万円となる見込みです。

経理職の在宅の案件例

在宅で、Webサイト運営会社の経理と決算業務に携わる案件です。入金確認が月あたり約30件、振込対応が月あたり約15件など、業務量から判断すると、隙間時間を活用して対応できる仕事と推測されます。

ただし、時期によっては確定申告や決算処理も任される可能性があるため、一定の専門性が求められるでしょう。固定報酬制で、年間報酬は10万~30万円です。

フリーランスの経理職の案件獲得方法

フリーランスの経理職におすすめの、案件獲得方法を紹介します。

フリーランスエージェント

フリーランスエージェントは、フリーランスとクライアントの仲介役として、案件を紹介してくれます。スタッフによる丁寧なカウンセリングで経験や強みを生かしたキャリアアドバイスをもらうことが可能。面談調整や単価交渉などもサポートしてもらえるでしょう。

エージェントが掲載する案件の傾向は、サービスごとに異なります。ファイナンス特化型のエージェントなら、経理の案件を効率よく探すことが可能です。

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クラウドソーシング

クラウドソーシングサービスは、フリーランスとクライアントをつなぎ合わせるプラットフォームです。

クラウドソーシングにはエージェントのように、案件を紹介してくれるスタッフはいません。ただし、未経験や初心者でも応募できる案件があるのは、クラウドソーシングを利用するメリットの1つです。また、案件をこなして高い評価を得るにつれ、徐々に案件を獲得しやすくなっていきます。

クラウドソーシングサイトおすすめ14選!初心者が副業で稼ぐコツとは

求人サイト

indeedや求人ボックスのような一般向けの求人サイトでも、フリーランス向けの経理の仕事が見つかります。求人サイトを利用すると、全国を対象に数多くの仕事を探すことが可能です。

ただし、経理の仕事の掲載数が少ない求人サイトもあるため、求人サイトを利用する際は、経理の案件数を事前にチェックしておくことをおすすめします。

業務委託を募集しているおすすめマッチングサイト

業務委託の募集・求人マッチングサイトおすすめ15選!探し方のコツも紹介

知人の紹介

知人の紹介は、フリーランスにとって案件獲得の王道の手段です。過去にお世話になったクライアントや前職の同僚、SNSのつながりなど、さまざまな人脈から案件獲得につながる可能性があります。

人脈を形成するために、チャンスがあれば異業種交流会のようなイベントに参加しておくとよいでしょう。すぐには仕事につながらなくても、後々に案件獲得のチャンスが生まれるケースは少なくありません。日頃から人脈を形成する意識を持つことが大切です。

フリーランスの経理職の案件獲得におすすめのサービス

フリーランスの経理職として案件を獲得するには、専門エージェントや業務委託サービスを活用するのが便利です。特に経理・バックオフィス領域では、企業が即戦力人材を外部委託するケースが増えており、専用のマッチングサービスも増えています。ここでは、フリーランスの経理職の方が案件を探す際に活用しやすい代表的なサービスを紹介します。

Financeプロパートナーズ

Financeプロパートナーズは、経理・財務領域に特化したプロ人材マッチングサービスです。スタートアップや成長企業と、経理・財務の即戦力人材を業務委託でマッチングする仕組みになっています。

主な業務内容としては、月次・年次決算、内部統制構築、開示資料作成、IPO準備、事業計画作成など、一般的な経理業務から財務・経営管理まで幅広い案件を用意。週1日から稼働できる財務顧問案件など、柔軟な働き方の案件も扱っています。

特徴は、ハイスキル人材向けの案件が多いことです。経理だけでなくCFO支援や財務コンサル領域まで担当できる人材に向いています。一方、実務経験が浅い人や記帳業務のみを希望する人には、案件の難易度が高く感じられる場合があります。

FINANCEBIZ

引用元:FINANCEBIZ

FINANCEBIZは、経理・財務領域のプロフェッショナル人材と企業をつなぐ業務委託型マッチングサービスです。企業のバックオフィス人材不足を解決することを目的としており、経理や財務の実務経験を持つ人材向けの案件を紹介しています。

取り扱う案件には、日常経理や月次決算補助といった実務レベルの業務から、財務管理や経理体制構築などの上位業務まで幅広いものがあります。スタートアップや中小企業が外部の専門人材を必要とするケースが多く、継続的な業務委託契約につながる案件が多い点が特徴です。

経理実務の経験を活かしてフリーランスとして活動したい人や、企業のバックオフィス支援に関わりたい人に向いています。一方で、完全未経験から経理に挑戦したい人には、案件獲得のハードルが高い場合があります。

Workship

引用元:Workship

Workshipは、フリーランスや副業人材向けの案件マッチングサービスで、IT・デザイン・マーケティングだけでなくバックオフィス系の案件も取り扱っています。企業が業務委託人材を直接募集でき、フリーランスはプロフィールを登録すれば案件に応募することが可能です。

特徴は、リモート案件や副業案件が多い点です。経理領域では、記帳代行や経費精算、会計ソフト運用などのスポット案件が掲載されることがあります。企業との直接契約になるケースも多く、柔軟な働き方を重視する人に向いているサービスです。

ただし、経理専門のサービスではないため、タイミングによっては案件数が少ない場合もあります。経理特化のサービスと併用して利用すると、案件の選択肢を広げやすくなります。

メリービズ

引用元:メリービズ

メリービズは、経理業務に特化したオンライン経理アウトソーシングサービスです。経費精算、仕訳入力、請求書発行、売掛金・買掛金管理、月次決算など、企業の経理部門に近い業務をオンラインでサポートしています。

特徴は、簿記2級以上の資格を持つ実務経験者など、経理スキルを持つ人材がチーム体制で業務を担当する点です。企業のニーズに合わせて業務内容をカスタマイズできるため、スタートアップや中小企業のバックオフィス支援として活用されています。

フリーランス経理として働く場合、在宅で経理業務に携わりたい人や、クラウド会計ソフトを使った業務に強みがある人に向いています。一方、財務コンサルや経営支援などの上位業務を希望する人には、業務範囲が物足りない場合もあります。

フジ子さん

引用元:フジ子さん

フジ子さん」は、バックオフィス業務を中心としたオンラインアシスタントサービスです。経理だけでなく、秘書・総務・人事・Web運用など幅広い業務をオンラインでサポートしています。

特徴は、1人の担当者ではなく複数のアシスタントがチームで対応する体制を採用している点です。担当者の休暇や業務量の変動があっても、チームで業務を継続できる仕組みになっています。また、比較的低コストで利用できる点も特徴とされています。

フリーランスとして参加する場合、経理だけでなく事務業務やバックオフィス業務を幅広く担当できる人に向いています。一方、経理・財務の専門性を活かした高単価案件を中心に探している人には、業務内容がややライトに感じられる場合があります。

フリーランスの経理職として働くメリット

フリーランスの経理職には、「自由な働き方ができる」「在宅が可能」「仕事量が調整しやすい」など主に5つのメリットが挙げられます。それぞれ詳しく解説します。

仕事内容・働き方の自由度が高い

契約内容にもよりますが、フリーランスで経理職として働く場合、会社に常駐しないケースが多い傾向です。週1回、あるいは月数回の出社が必要とされることもありますが、基本的に在宅で作業ができます。

決められた拘束時間がないことで時間を有効に使えるため、複数社との契約が可能です。自分にとって好ましい選択肢を選びやすいといえます。

在宅・フルリモート案件も選べる

フリーランスの経理職は在宅での作業が可能な仕事です。さまざまな理由から「固定された勤務時間で仕事ができない」「会社への通勤が困難」といったケースでも経理業務を受注できます。

在宅やフルリモートによる案件を選べば、自分のペースで仕事ができるため、柔軟に働ける点がメリットでしょう。

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ライフイベントに合わせて仕事量の調整ができる

仕事量を自分で調節できる点もフリーランスの経理職のメリットです。自身の身体的な理由や家族の介護などにより、思うように仕事ができないことがあるかもしれません。女性の場合、結婚や出産などのライフイベントも考えられるでしょう。

そのような場合でも、フリーランスなら仕事量をコントロールしながら続けられます。時間の融通が利くため家事や育児との両立もしやすいですし、経理業務は繁忙期が分かりやすいので、その時期だけ仕事をするなどの調整も可能です。

スキルアップにつながる

複数社の業務を経験し実践を積むことで、スキルアップにつながります。正社員の経理職とは異なり、フリーランスは複数社の業務を掛け持ちすることが可能です。業種や企業規模が変われば経理業務にも違いが見られます。

例えば、小売業なら売掛金や買掛金の処理が大きな割合を占めますが、製造業では原価計算などが中心です。スキルが向上すれば収入アップにもつながると考えられます。

人間関係のストレスが少ない

フリーランスは、会社の上司や同僚との人間関係によるストレスが軽減されるといえるでしょう。会社員の場合は同じ職場の人と合わない場合、部署を変えてもらうか、転職・退職するといった決断が必要です。

しかしフリーランスは、反りが合わなければ今後は仕事をしないという選択肢が選べます。ただし、営業や仕事獲得へのプレッシャーなどを考えると、ストレスが全くないとはいえません。

フリーランスの経理職として働くデメリット

フリーランスの経理職の主なデメリットとしては、「収入が不安定」「保障が少ない」「社会的信用が低い」といった点が挙げられます。5つのデメリットについて確認しておきましょう。

繁忙期が重なりやすい

企業の決算や年末調整時期が重なることが多いため、経理業務の繁忙期もかぶりやすいといえます。例えば、月次業務は月末月初が忙しいタイミングです。年次決算は3月、または12月が多いでしょう。

同時に引き受けられる仕事量には限りがあるため、複数社を掛け持ちしている場合は注意が必要です。

収入が安定しにくい

フリーランスは定期収入が保証されるわけではなく、取引先との契約も継続されるとは限りません。常に仕事を獲得しなければならないプレッシャーがあります。

経理業務は「繁忙期のみ」といった単発案件も多いため、実績を積み重ねながら継続案件の獲得を目指すとよいでしょう。実績が増えれば、口コミなどから依頼が増える可能性もあります。

健康保険や年金などの保障が少ない

フリーランスは自身で、国民健康保険や国民年金に加入する必要があります。会社員は社会保険料を会社が半分負担してくれますが、フリーランスは全額自己負担です。

しかし、会社員に比べて負担額が多い割に、受給できる金額は少ないのが現状です。また、仕事がなくなったとしても失業保険を受給できません。

社会的信用が下がることがある

フリーランスは未だ社会的信用が弱い立場にあります。安定収入が保証されないことから、クレジットカードやローンなどの審査に通りにくい傾向です。

また、企業という後ろ盾がないため、不当な単価での依頼や、損害発生時の保障といった取引上のトラブルには自ら対処しなければなりません。リスクを避けるためにも、しっかりと契約書を交わし、フリーランス向けの保険や協会への加入を検討しておくのもおすすめです。

未経験では案件獲得が厳しい

どの職種でも同じですが、フリーランスになるなら、まずは知識をつけて、実務経験を積んでおかなくては案件を獲得できません。日商簿記2級以上のような資格を取っていても、実務経験がなければ臨機応変な対応ができず、クライアントに迷惑をかける可能性もあるでしょう。

未経験者の場合は、ある程度知識を身につけたら、社員として実務経験を積む必要があります。実務経験を積んだらクラウドソーシングで副業として初心者でも応募できる案件を請け負い、徐々にレベルの高い案件にシフトしていくことをおすすめします。

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未経験からフリーランス経理を目指す方法

フリーランス経理は、クライアント企業の会計や資金管理に関わる重要な業務を担うため、完全未経験からすぐに案件を受注するのは難しいのが実情です。しかし、段階的に経験とスキルを積み重ねれば、フリーランスとして働くことも十分に可能です。ここでは、未経験からフリーランス経理を目指すための現実的なステップを解説します。

まずは経理実務で経験を積む

未経験からいきなりフリーランス経理として案件を受注するのは難しいため、まずは企業の経理部門や会計事務所などで実務経験を積むことが重要です。経理業務では、会計知識だけでなく、業務フローや書類処理、会計ソフトの運用といった実務スキルが求められます。

最初は、仕訳入力や請求書処理、経費精算、売掛金・買掛金管理といった日常経理の業務から経験を積むケースが一般的です。これらの業務を通じて、経理の基本的な流れを理解できるようになります。

その後、月次決算補助や年次決算補助などの業務に関わると、経理業務の全体像を把握しやすくなります。こうした経験を積むことで、フリーランス案件にも対応できる実務力を身につけられるでしょう。

簿記2級と会計ソフトの操作を身につける

フリーランス経理として案件を受けるには、会計知識と会計ソフトの操作スキルの両方が必要です。特に日商簿記2級レベルの知識を身につけると、仕訳処理や財務諸表の理解、原価計算など会計の基礎を体系的に理解できます。

実際の経理求人でも、簿記2級以上を歓迎条件としているケースが多く、基礎知識の証明として評価されやすい資格です。

また、実務ではクラウド会計ソフトを使う企業が多いため、ツールの操作スキルも重要になります。代表的なソフトとしては、「freee」や「マネーフォワードクラウド会計」などが挙げられます。

仕訳入力だけでなく、銀行口座の自動連携、請求書管理、経費精算などの機能も理解しておくと、実務で対応できる業務の幅が広がります。

副業や小規模案件で実績を作る

一定の実務経験と会計スキルを身につけたら、副業や小規模案件から実績を作っていきましょう。最初は、記帳代行や経費入力、請求書管理など、比較的シンプルな業務から始めるケースが多く見られます。

案件を探す方法としては、クラウドソーシングサイトやフリーランスエージェントを活用すると見つけやすくなります。副業として小規模案件を経験すると、フリーランスとしての実務経験を少しずつ積み上げていけます。

実績が増えると、月次決算や管理会計、経理体制構築など、より専門性の高い案件にも対応しやすくなります。

フリーランスの経理職として長く活躍し続けるためには?

フリーランスの経理職として長く活躍するには、安定した案件獲得とスキルの継続的な向上が欠かせません。単発案件を積み重ねるだけでなく、長期契約を確保したり専門性を高めたりすることで、収入やキャリアの安定につながります。仕事の幅を広げるか、特定分野の専門性を高めるかなど、自身の興味や適性を踏まえてキャリアを設計していくことが重要です。

複数・長期案件の獲得を意識する

例えばクラウドソーシングの案件では、1つの案件の単価がそこまで高くないため、生計を立てるためには複数の案件を獲得する必要があります。しかし、単発の案件ばかりでは、応募や営業に時間がかかるため、効率よく稼げないかもしれません。

収入を安定させ、かつ効率よく稼ぐには長期案件の獲得が望まれます。長期案件の獲得に向け、クライアントからの信頼を得て、「またこの人に依頼したい」と思われるような信頼関係を築くことが大切です。加えて、長期案件が多いフリーランス向けのエージェントや、ファイナンス系に特化したサービスを活用して案件を探してください。

フリーランスが長期案件に参画するメリットや注意点、獲得方法

ベンチャー企業の案件などで柔軟性を磨く

フリーランスの経理として経験を積むうえでは、ベンチャー企業やスタートアップの案件に関わることも有効です。こうした企業では、経理体制が十分に整っていない場合も多く、単に決められた業務をこなすだけでなく、業務フローの整理や仕組みづくりを求められるケースがあります。

例えば、会計処理のルール整備やクラウド会計ソフトの導入、経費精算フローの構築など、経営陣と協力しながら業務を進めていくこともあります。要件が明確に決まっていない状態から業務を整理していく経験は、柔軟な対応力や提案力を磨く機会にもなるでしょう。

このような経験を積むことで、単なる経理作業だけでなく、業務改善や経理体制構築といった付加価値の高い業務にも対応できるようになります。

経理のスペシャリストとして活躍する

専門性を極め、財務コンサルタントや経理DXコンサルタントとして活躍する人もいます。公認会計士、国際会計検定(BATIC)、MBAなどの上位資格を取得したうえでの独立開業も選択肢の1つです。

スペシャリストになるには、複数の企業で多様な経験を積み、専門性を磨きましょう。分析力、予測力、報告力を身につけ、経営陣に有効な指標を分かりやすくプレゼンテーションするスキルが、経理職としてのキャリアアップに不可欠です。

まとめ

本記事では、フリーランス経理の働き方や仕事内容、需要や将来性、単価相場、必要なスキル、案件獲得方法などを解説しました。フリーランス経理は、企業のバックオフィス業務を外部の専門人材として支援する働き方であり、スタートアップ企業や個人事業主を中心に需要が広がっています。経理の実務経験や専門知識を活かせば、在宅案件や柔軟な働き方を選びやすい点も特徴です。

一方で、フリーランスとして安定して働くためには、継続的な案件確保や専門スキルの向上が重要になります。複数案件の獲得や長期案件の確保、IPO準備や管理部門構築など高度な業務への対応力を高めれば、長期的に活躍できる可能性が広がるでしょう。

なお、フリーランスの経理・財務案件を探す際には、ITプロパートナーズの関連サービスである「Financeプロパートナーズ」の活用も選択肢の1つです。Financeプロパートナーズは、経理・財務のハイスキル人材を対象とした業務委託案件のマッチングサービスで、財務顧問やIPO準備、管理部門の体制構築など幅広い案件を扱っています。週1日から参画できる案件や副業可能な案件もあり、経験やスキルを活かした働き方を検討する際におすすめです。

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