クラウドワークスはやばいって本当?危険な案件例や見分け方

こんにちは、「ITプロマガジン」です。

「クラウドワークス」は、案件数・利用ユーザー数共に日本トップクラスのクラウドソーシングサービスです。一方で、インターネット上ではクラウドワークスを「やばい」と評するさまざまな情報が飛び交っています。実際のところはどうなのでしょうか?

今回の記事では、クラウドワークスがやばいといわれる理由やその実態を掘り下げるとともに、クラウドワークスでブラック案件を回避して安全に仕事を受注し、上手に活用して収入を得るためのポイントをご紹介します。

なお、どのクラウドソーシングを利用すべきか悩んでいる方は、「初心者におすすめのクラウドソーシング15選と副業で稼ぐコツ」という記事をチェックにしてください。

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目次

クラウドワークスがやばいといわれる5つの理由

国内最大級のクラウドソーシングサービスであるクラウドワークスが「やばい」と噂される主な理由は以下の通りです。

  1. 単価が低く稼げない
  2. 報酬に見合わないブラック労働案件がある
  3. 手数料が高すぎる
  4. 悪質なクライアントがいる
  5. マルチ商法への勧誘をされる

それぞれの理由について、具体的に解説していきます。

1.単価が低く稼げない

まずは、単価が低いため収入につながらない点が挙げられます。

作業単価が低くなった背景として、クラウドソーシング黎明期と比べ、今は副業ワーカーや在宅のフリーランサーが増え、買い手市場になりました。未経験者にも門戸が開かれて、プロに依頼せずに済ませるレベルの案件が増えたことも、この状況に拍車を掛けました。

そのため、なかなかまとまった収入につながりにくいという状況が続いています。これは、高い専門性や技術を要する案件でさえ例外ではありません。

2.報酬に見合わないブラック労働案件がある

ブラックな労働条件を掲げる案件が散見されることも、クラウドワークスに「やばい」というレッテルが張られる理由の1つです。数日間を要する業務内容に対して報酬はわずか数千円だった、事前のリサーチややり直しなどで膨大な作業工数を要求されたなどのケースは後を断ちません。

一方で仕事がほしいワーカーは、多少不利な労働条件が付いた案件でも、少しでも実績につなげようと受注するため、ブラック案件はなかなか減らないのが実態です。

3.手数料が高すぎる

クラウドワークスの仕組みに関わる問題で、手数料が高すぎるという点があります。ワーカーは仕事を仲介される対価として、クラウドワークスにシステム手数料を支払う義務があります。システム手数料は報酬額によって以下のように変わります。

  • 報酬額が20万超:5%
  • 報酬額が10万円超20万円以下:10%
  • 報酬額が10万円以下:20%
  • タスク形式での場合:20%

実際のところ、報酬額が10万円超の案件は、よほどの専門スキルを要するようなプロジェクトでもない限り、受注するのは至難の業です。そのため、大半のワーカーは常に報酬の20%が手数料として消えることになります。

また、クラウドワークスは楽天銀行100円(税込)、その他金融機関では500円(税込)振込手数料がかかります。こうした手数料の高さが、「やばい」と言われている要因です。

4.悪質なクライアントがいる

クラウドワークスを利用するクライアントの中には、詐欺と受け止められかねないほど悪質な案件を掲載している業者もあるようです。

「作業を進めるための資料代として、事前に○万円が必要です」など金銭を要求するケース、契約締結後に音信不通になるケース、納品後いつまでたっても検収が終了せずに報酬が支払われないケースなど、ワーカーが被害を受ける案件は多く存在します。

5.マルチ商法への勧誘をされる

クラウドワークスが「やばい」と言われる理由は、マルチ商法による勧誘です。フリーランスや在宅ワーカーを対象にしたクラウドソーシングサイトであるクラウドワークスは、多くの人々に仕事の機会を提供しています。しかし、無料で登録できるなどの開かれた環境が、不正な目的を持つ者たちに利用されています。

さらに、マルチ商法の勧誘者の募集文章は一般的な案件と変わらないため、判断が付きにくいのです。応募後、「案件の詳細は〇〇日の○○で説明します」とか「〇〇日に合同説明会をするのでオンラインで参加してください」との指示があり、参加するとマルチ商法の勧誘だったというケースがあります。

また、最近では外部連絡申請をおこない、LINEグループに勧誘してくるアカウントもあるので注意が必要です。これらのアカウントはクラウドワークスの不正利用に該当し、報告され次第アカウントを削除していますが、まだ完全な対策はできていない状況です。

やばいクライアントの特徴と見抜く方法

実際にクラウドワークス上で出会うやばいクライアントには、共通する特徴があります。これらの傾向を掴めれば、悪質な案件を見抜くことも可能なので、一つひとつ見ていきましょう。

発注者の評価が低くないか

クラウドワークスでは、以下のクライアントの評価を確認できます。

  • 総合評価
  • 募集実績
  • プロジェクト完了率
  • コメント

評価数が少ない場合は、ただクラウドワークスを利用してから日が浅い可能性があります。しかし、総合評価に1や2が目立つクライアントはやばいと疑いましょう。総合評価が低い理由は、要望・クオリティ・スケジュール・コミュニケーション・パートナーシップの評価を見ると推測できます。

相場より報酬が安すぎないか

悪質なケースで代表的なのが、報酬が安すぎる案件を依頼してくるクライアントです。明らかに作業内容や工数に見合わない、不当な報酬を掲示するケースが見受けられます。

単価が安すぎる案件がよく見られる専門分野はライティングです。「1,000文字の記事1件あたり300円」「研修期間中は1記事200円、期間終了後は1,000円」などの記述には警戒が必要です。

特に、クラウドワークスの利用が初めてのワーカーは、まだ相場感がよく分かっていないため、こうした案件にひっかかりやすい傾向があります。クラウドワークス内でほかの類似する案件で報酬額を調べる、市場全体での平均相場情報を参考にするなどして、事前に相場感を把握しておきましょう。

過去案件の評価が低いかどうか

クラウドワークスでは、クライアントとクラウドワーカーが相互に評価し合う制度があります。外部のワーカーにも各案件終了後の評価は公開されているため、そのクライアントが過去に発注して終了した案件をチェックしてみましょう。クラウドワーカーからの評価が低い案件が多い場合は、ブラックなクライアントである可能性が疑われます。クライアントの質を判断するうえでの指標として、ぜひ参考にしてください。

契約前に納品の促しがないか

契約前に納品するように要求してくるケースも、ブラックなクライアントである可能性が疑われます。本来は、契約が締結して仮払い手続きが行われた時点で、正式な発注および作業スタートとなります。その手続きを踏まずに先に納品を要求してくるなら、ブラックなクライアントと見て差し支えないでしょう。

より悪質なのは、納品内容が求めるニーズや水準に合わないなどと難癖をつけられて、報酬の支払いどころか未契約のままドタキャンされるケースです。

必要以上に個人情報を聞いてこないか

必要以上に個人情報を聞いてくるのも、ブラックなクライアントに見られる傾向です。通常のクラウドワーカーが公開しているのは、あくまでクライアントが仕事を依頼するうえでの判断材料となる経歴やポートフォリオです。実際の発注や業務進行に関係ない個人情報まで尋ねてくる場合は、応じないのが無難です。

特に、契約締結前の直接的なコミュニケーションはクラウドワークスの規定違反に当たるため、そうした要求がある際は注意が必要です。

募集人数が多すぎないか

募集人数が多いクライアントも、やばいかもしれません。募集人数が多い案件は、途中で辞める人員を見越している恐れがあるためです。辞める事情はワーカーによってさまざまですが、「研修中は低単価」などと記載があれば注意しましょう。報酬がもらえる条件が明確でない案件も要注意です。

また、大人数を抱えるクライアントは、きちんとフィードバックをしてくれるとは限りません。スキルアップにつながらないため、ワーカーを丁寧に扱ってくれるクライアントを探しましょう。

テストライティングの単価が低すぎないか

「テストライティングの単価が安すぎる」または「テストライティングで多くの仕事をさせる」といったクライアントも、避けるべきといえます。「不合格となった場合は報酬を支払わない」と募集内容に書かれていれば、テストライティング分の報酬をもらえなくなってしまうためです。合格後の文字単価が高くても、テストライティングの文字単価が低い場合も気をつけましょう。

ワーカーの力量を図るためなら、実績を添付してもらったり、1記事のみ書いてもらったりすれば問題ないと考えられます。テストライティ

コミュニケーションがスムーズか

スムーズにやり取りできないと、必要以上に仕事に時間を取られます。作業内容が分からなかったり、理不尽なやり直しが発生したりする恐れがあるため注意しましょう。質問をしても数日間返答がない、仕事内容や相場に関する知識が不足している、などのクライアントも少なからずいます。

上手く仕事ができるか分からなければ、あえて質問をしてやり取りをしてみましょう。また、まとめて受注しなければ、1件のみ納品した時点で契約解除を打診することが可能です。

クライアントが本人確認済みか

クラウドワークス利用時のリスクを減らす方法として、クライアントが本人確認を済ませているかもチェックポイントです。クライアントは身分証明書を用いた本人確認を行い、その結果はクラウドワークスに登録されます。

本人確認が完了しているクライアントは、プロフィール上に表示されるため、仕事を選ぶ際の判断材料となるでしょう。本人確認が完了しているクライアントは、身元が明確で、詐欺や不正行為を行うリスクが低いと考えられます。そのため、安心して仕事を受けられるでしょう。

クラウドワークスの実際のやばい案件例や危ないクライアント例

クラウドワークスの実際のやばい案件、危ないクライアントとはどのようなものでしょうか?口コミと合わせて確認していきましょう。

単価が低い

クラウドワークスの案件は単価が低く稼げないという声が多く見受けられます。Twitterを見ると以下のような声がありました。

専門性が高いもしくは単価が低い。優良な案件には応募が殺到してなかなか案件を受けられないという状況になる傾向があるようです。

手数料が高い

先ほども示したように、多くの案件で採用されている20%の手数料を負担に感じている口コミが多くみられます。

「単価が低く手数料は高い」と報酬面での不満が「やばい」といわれている一因になっているようです。

クライアントと連絡がつかなくなる

連絡が遅かったり、作業完了間近になって連絡が付かなくなったケースもあるようです。

特に以下のパターンで、音信不通になるクライアントもいます。

  • 発注の連絡をもらってから案件の内容で連絡がこない
  • テストライティングが合格したが、そのあとの連絡がない
  • 納品の連絡をしたが支払がなく、返信がない

このようなクライアントの音信不通は、クラウドワークスを利用していて遭遇することもあります。納品連絡から2週間以内に返信がないと、納品完了といった対策をクラウドワークスは設けていますが、こうしたトラブルに巻き込まれるリスクがあることは認識しておきましょう。

単価が高く、作業に時間がかかる案件ほど、連絡が付かなくなった場合の損失が大きいため、こまめにコミュニケーションを試みながら優良クライアントかどうかを確かめる必要がありそうです。

仮払いがなかった

のちほど詳しく解説しますが、クラウドワークスには仮払い方式というルールがあります。仮払い方式は、クライアントの仮払いが確認されてから作業に着手する仕組みです。

クライアントに仮払いされないまま納品すると、報酬を受け取れない恐れがあります。仮払いするようクライアントに催促して、連絡が取れなかったり応じてもらえなかったりする場合は契約の途中終了も検討してみてください。

依頼内容が増えた

しだいに依頼内容が増えていくクライアントもいます。報酬が変わらないまま作業ばかり増えるようでは、これ以上無償で作業したくないと感じてもおかしくありません。

クライアントと話し合うと、増えた作業分を追加で支払ってもらう、追加の仕事を辞退する、などの形に落ち着く場合があります。ただし、悪質なクライアントの場合は、話し合いでは解決しません。消耗する前に、契約の途中終了も含めてご検討ください。

違反行為をするクライアントもいる

クラウドワークスが規定している利用規約の枠を超えて、違反行為を行うクライアントの被害も報告されています。

案件と直接関係のない連絡や、支払いや商品の購入を促す内容の依頼などがあったとの口コミも。案件の依頼が目的ではない悪質なクライアントも存在するので注意が必要です。

上から目線のクライアントがいた

オンラインでは相手の顔が見えないからか、高圧的な態度に出るクライアントもいます。依頼内容を見て違和感を覚えたら、案件を受けない方がよいでしょう。

また、最初は優しそうな雰囲気でも、取引中に態度が変わるクライアントも少なくありません。クラウドワークスでは契約の途中終了をリクエストでき、クライアントが応じれば取引を終了可能です。しかし、契約を途中で終わらせると、相手に悪い評価を付けられる恐れがあります。

相手に付けられた評価は、原則として削除できません。今後の取引を考えた結果、嫌なクライアントに出会っても仕方なく仕事を続けるワーカーもいます。

料金を払わない依頼主に注意

さまざまな理由をつけて報酬の支払いを免れようとするクライアントもいるようです。

このようなクライアントに出会ってしまった場合は、問題解決にも時間や労力がかかるため、大変な目に遭うことに。案件が豊富な分、悪質なクライアントも一定数存在することが「やばい」とうわさされる理由の一つのようです。

修正依頼が多い

修正箇所が多すぎるという意見もあります。最初にまとめて指摘してもらえれば、すぐに修正が終わるでしょう。しかし、クライアントによっては、修正を小出しにして、なかなか納品を認めてくれない場合もあります。自分のスキル不足で修正が発生すると考える結果、やむを得ず修正依頼に対応するワーカーも多いものです。

クラウドワークスでは、「修正は○回まで」というルールはありません。ワーカーとクライアントとの間で修正回数に関するルールを設けておくと、トラブルを防げるでしょう。なかには、修正回数が増えた分、契約料金を増やしてもらったという人もいます。

LINEに誘導された

違反行為の一つである、LINEへの誘導などを行うクライアントがいることも、やばいといわれる理由の一つのようです。

クラウドワークスでは作業で必要なやり取りを除いて、外部サイトへの誘導を禁止しています。以下をLINEでやり取りするようなクライアントとは、契約しないようにしましょう。

  • 振込先や請求書
  • 作業内容の詳細

ルール違反のアカウントは削除されますが、悪質なクライアントはアカウントを作り直すためイタチごっこです。

LINEへの誘導は「応募が多く募集を締め切ったが、ぜひほかの案件を紹介したい」といった流れでなされます。また、誘導後はマルチ商法をはじめとして、おおっぴらには募集できないような内容が紹介されがちです。

納品後に契約途中終了をリクエストされた

納品を終えた後にクライアントから契約途中終了を求められ、報酬を支払ってもらえなかったケースもあります。クラウドワークスでは、どうしても業務を続けられなくなった時、クライアントとワーカーの双方から契約を終了できる機能があります。

この機能を利用して、納品後にも検収せず、契約途中終了のリクエストを繰り返し送るクライアントもいるのです。通常、契約の途中終了は両者の合意が必要です。しかし、クライアントからの途中終了リクエストに対して1週間以内に反応しない場合、自動的に途中終了が成立してしまいます。

このようなクライアントに遭遇したら、頻繁にクラウドワークスにログインし、契約途中終了が送られていないかを確認することが重要です。クラウドワークスからのメール受信設定をしていない場合、契約途中終了リクエストの通知は登録したメールアドレスに送られてきます。最低でも1日1回は送られてきていないか確認しましょう。

クラウドワークスでやばい案件を受けてしまった時の対処法

では、そうと知らずにクラウドワークスでやばい案件を受けてしまった場合、どうしたらよいのでしょうか?3つの対処法をご紹介します。

案件を辞退する

やばい案件であることが分かった場合、案件を辞退しましょう。契約締結前なら、自分から「辞退する」のリンクを押して、案件辞退の手続きを進められます。

ただし、自分から条件を提示して、クライアントがそれに同意してくれた場合は、自分から案件辞退の手続きは進められません。その際は、相手方に辞退したい旨を伝え、条件への同意をキャンセルしてもらうことで、条件交渉の画面に戻って辞退することが可能です。

契約締結後の業務途中で案件を辞退したい場合、ワーカー側で手続きを進めることはできません。ワーカーが「契約途中終了リクエスト」をクライアントに送り、クライアントが合意した場合のみ、キャンセルの手続きを進めることができます。

クラウドワークスの運営に相談する

クラウドワークスの運営部へ相談するのも一つの対処法です。募集内容や実際のやり取りの内容から、ブラック案件であると分かる場合は、運営部に相談しましょう。特に、クラウドワークスでの受注経験がゼロまたはほとんどない初心者ワーカーの場合はこの対応をお勧めします。専用のお問い合わせフォームに必要事項を記入して送信すれば、1〜3営業日以内で返信が返ってきます。

規約違反の案件は違反報告をする

契約前の直接コミュニケーションを要求された、募集案件とは違う業務内容を指示されたなど、明らかな「利用規約」や仕事依頼ガイドラインへの違反が特定された場合は、クラウドワークス事務局に違反報告しましょう。

仕事情報ページの下段右側にある「この仕事を通報する」ボタン、もしくはメッセージのやり取りページの右下にある「違反報告する」から、事務局に連絡しましょう。

安全性や利便性を担保する為にクラウドワークスが整備している体制

クラウドワークスには、ワーカーを守りつつ利便性を高める体制が整備されています。

  • クラウドワークス安心安全宣言
  • クラウドワークス仕事依頼ガイドライン
  • 仮払い方式の採用
  • 仕事をスムーズに行える各種機能の搭載

安心安全宣言にもとづき、クラウドワークスは、24時間365日全ての仕事依頼を監視する「安全安心パトロール体制」や、悪質なメッセージ内容を非表示にする機能の開発などの取り組みを進めています。安全宣言について詳しくは「公式サイトの安全宣言ページ」をご覧ください。

仕事依頼ガイドライン」には、仕事を依頼する側のルールが記載されているので目を通しておきましょう。クラウドワークスの承諾を得ないまま直接取引を持ちかけてくるなど、ガイドラインに抵触する行動をするクライアントは、投稿の削除やアカウントの利用制限を受けます。

仮払い方式とは、ワーカーが作業する前に、クライアントが事務局に報酬を支払う仕組みのことです。仮払い方式を遵守すれば、たとえクライアントとの連絡が途絶えても、ワーカーは報酬を受け取れます。

各種機能が充実しているところも、クラウドワークスの魅力です。機能を熟知すれば外部サービスを使わずとも済むため、ぜひご活用ください。

案件を探す際は、フィルター機能である程度絞り込めます。気になる案件をみつけたら「気になる!リスト」に登録しておくと、まとめて詳細を確認したい時に便利です。メールで届く、おすすめ案件やクライアントからのスカウトも、案件探しにお役立てください。また、クラウドワークス上で、クライアントとメッセージを送り合うことも可能です。1回のメッセージにつき100MBまでなら、添付ファイルを送受信できます。

クラウドワークスの良質なクライアントの選び方

以下のポイントでクライアントを選ぶと、順調に働けると考えられます。

  • 本人確認済みである
  • サービス外連絡申請を行っている
  • 適正な単価で募集している
  • 認定クライアントになっている
  • 案件の詳細が具体的に記載されている
  • コミュニケーションが取りやすい

本人確認済みである

クラウドワークスでは、お互いが信頼し合って取引きできるように本人確認制度を取り入れています。クライアントが法人であれば、本人確認の際に履歴事項全部証明書(登記簿謄本)が求められます。クライアントが個人事業主でも、運転免許証などの書類を提出すると本人確認が可能です。クライアントが本人確認済みであるかどうかは、案件詳細をクリックすると分かります。

なお、個人であれば、本人確認をしていないクライアントも少なくありません。あくまでも悪質なクライアントを見抜く手段の1つとして、本人確認の有無を調べましょう。

サービス外連絡申請を行っている

サービス外連絡申請とは、クラウドワークス外でクライアントとワーカーがやり取りをする際に必要な機能です。クラウドワークスでは、原則として直接連絡を禁止しています。ただし、サービス外連絡申請が承認されたクライアントは、LINE をはじめChatworkやメール、電話、スカイプなどの手段でワーカーとのやり取りが可能です。

適正な単価で募集している

クラウドワークスは「仕事依頼をする前にチェックしておきたいクラウドワークスの相場一覧表」を公開しているため、経験が浅いジャンルで仕事を受ける際は見ておきましょう。例えば、ライティング・ネーミングジャンルでは、記事・Webコンテンツ作成で文字単価1円から募集しています。相場を理解して案件を選ぶと、自然に良質なクライアントに巡り会える可能性が高まるでしょう。

クラウドワークスには、相場を著しく下回る案件が募集されている場合があります。「初心者でも応募できる」「丁寧にフィードバックします」と書いてある場合でも、単価が低ければ避けた方が無難です。単価が低いと頑張ってもまとまった収入が得られないため、疲弊しかねません。

認定クライアントになっている

「認定クライアント」とは、実績・満足度などの特に高い基準を満たした、信頼性の高いクライアントです。

引用元:クラウドワークス

認定クライアントには「認定バッジ」が表示されます。認定バッジは案件の募集一覧で表示されます。

認定クライアントになるには、プロジェクト完了率80%以上など信頼性の高い振る舞いや、本人確認や会社情報などが必要です。また、認定クライアントへの条件を全て満たしている場合でも、事務局が適切でないと判断した場合は認定されません。認定クライアントを選べば、安心して働けると考えられます。

案件の詳細が具体的に記載されている

案件の詳細が具体的に記載されていれば、ミスマッチを防げます。具体的でない案件は、意図的に都合の悪い部分を隠している恐れがあるためご注意ください。

例えば、詳細が書かれていない高単価な案件を、勢いで契約したとしましょう。契約後に改めて作業範囲を確認すると、予想していたよりも大幅に時間を取られると判明するケースがあります。報酬が魅力的だから、やってみたい仕事だからと安易に飛びつかずに、詳細まで確認してから契約しましょう。

コミュニケーションが取りやすい

簡単なやり取りや評価、募集内容を見るだけでも良質なクライアントを見分けられます。気になる部分があればクライアントに質問してみて、対応をチェックするとよいでしょう。返信がぞんざいなクライアントや、質問を無視するクライアントはやばい可能性があります。

なお、契約前は温厚であっても、やり取りを重ねるうちにぞんざいな対応を取られるかもしれません。コミュニケーションの取りやすさを見るには、経験や勘が試されます。契約後に困った時は、上述したように案件辞退や運営への相談を検討しましょう。

クラウドワークスにはメリットもたくさん!具体的な魅力とは?

このように「やばい」といわれがちなクラウドワークスですが、ワーカーにとって利用するメリットは大いにあります。具体的な魅力を紹介します。

  • 案件数・種類が豊富
  • 在宅で仕事ができる
  • 未経験からチャレンジできる案件もある
  • 実績があればスカウトがくる
  • アプリでいつどこでも利用できる
  • サポート体制が充実している

次でそれぞれのメリットについて詳しく解説します。

案件数・種類が豊富

2023年12月現在、クラウドワークスで募集中の案件は1万件を超え、仕事カテゴリーは250以上です。

例えば、仕事カテゴリで「システム開発」を選ぶと、「Web開発・システム設計」、「保守・運用・更新」、「アプリケーション開発」などとカテゴリが細分化されます。ここからさらに、ピンポイントに案件を選ぶことも可能です。

豊富な案件があるため、落ち着いて案件を選べば、良好な案件・クライアントに巡り会えると考えられます。

在宅で仕事ができる

クラウドワークス上の案件は、応募から受注・納品・報酬の受け取りまで、全てオンラインで完結します。家庭にネットワーク環境があれば、完全に在宅で仕事をすることが可能です。

在宅なら出勤する必要がないため、移動時間に割いていた時間も働けます。また、土日や平日の夜などで副業をしたい人も、在宅の案件なら働きやすいでしょう。

未経験からチャレンジできる案件もある

クラウドワークスでは、未経験でも働きやすい案件から経験者向けの案件まで充実しています。実務経験がある人を対象としたエージェントに登録しても、未経験では案件をもらえない可能性が高いでしょう。まずはクラウドワークスで実績を積み、ステップアップしていきましょう。

クラウドワークスで未経験者からチャレンジできる案件を探す際は、特記事項の「未経験可」にチェックを入れて検索してください。ライターやWebデザイナー、ITエンジニアなど、多くの仕事カテゴリで未経験可の案件が見つかります。

実績があればスカウトがくる

クラウドワークスは、クライアント側からワーカーへアプローチする機能を備えています。ポートフォリオを充実させておくと、クライアントから直接スカウトのメッセージが送られてきます。スカウトを受けると、案件を探して応募する手間を省けます。

ただし、やばいクライアントからスカウトが送られてくる場合もあるため、気をつけましょう。内容をよく見て、誰でもできるような内容に感じたり、同じ文面の使い回しに見えたりする場合は、スカウトを受ける必要はありません。

アプリでいつどこでも利用できる

クラウドワークスにはスマホアプリがあり、iPhoneユーザー、Androidユーザーともに利用できます。アプリに搭載されている4つのメイン機能はこちらです。

  • メッセージ機能
  • 通知機能
  • 条件交渉機能
  • 契約機能

パソコンが手元にない時でも、アプリを使えばクライアントとやり取りできます。また、案件探しも捗るでしょう。

サポート体制が充実している

クラウドワークスは、初めてクライアントワークを始める人におすすめです。上述した「安全安心パトロール体制」も含め、クラウドワークスには快適にクライアントワークをするためのサポートが充実しているためです。

公式サイトの「はじめての方へ」を一読すると、応募、契約、納品までの流れを確認できます。Q&Aコミュニティ「みんなのお仕事相談所」でワーカーと悩みを相談することも可能です。トラブル時には「よくある質問」を見ると、取るべき手段が分かる場合があります。もちろん、解決しなければ、運営に連絡しましょう。

クラウドワークスの評判は?口コミや利用すべき人・向かない人を解説

クラウドワークスの利用が向いている人の特徴

クラウドワークスはさまざまな人が利用できるサービスです。未経験・初心者から利用し始め、長く使い続ける人も多く見られます。

未経験・初心者の人

クラウドソーシングの未経験者・初心者にはクラウドワークスがおすすめです。クラウドワークスには未経験者でも受注できる案件が多く、実績作りに利用できます。特記事項の「未経験可」にチェックを入れて検索するか、キーワードに「未経験」と入力すると、応募できる仕事を探しやすいため試してみてください。

フリーランス駆け出しの人

実務経験は十分でもクラウドソーシングの経験はない、という駆け出しのフリーランスは、クラウドワークスで実績を作りましょう。クラウドワークスには、ジャンルやレベルごとにさまざまな案件が掲載されています。スキルの幅を広げたい時も、クラウドワークスはおすすめです。徐々に契約する案件の難易度を上げていけば、スムーズにスキルを伸ばせるでしょう。

副業を始めたい人

自宅にいる時間を有効活用して副業を始めたい人にも、クラウドワークスはおすすめです。クラウドワークスは、登録から案件探し、契約から納品まで全てオンラインで完結し、基本的に外出する必要はありません。家事の合間などスキマ時間で働ける案件を選べば、無理なく副業できると考えられます。

クラウドワークスを上手く使って稼ぐには?

最後に、クラウドワークスをうまく活用して収入を増やす方法をご紹介します。クラウドワークスのクライアントが全部やばいわけではなく、実際には良心的なクライアントも数多く存在します。以下のヒントを活用して、良質なクライアントに出会う可能性を高めていきましょう。

プロフィールやポートフォリオを充実させる

プロフィールやポートフォリオは、クライアントがそのワーカーに仕事を発注するかどうかを判断する際の参考情報なので、内容を充実させることが得策です。具体的な実績、専門の業界や職種、過去に手がけた作例など、公開可能な情報はなるべく多く掲載して、「この人なら任せてもよい」と思ってもらえる確率を高めましょう。

実績を作り、高評価をキープする

きわめて当然ながら、クライアント側は実績豊富かつ高評価のワーカーを優先して仕事を依頼しがちです。ですら、初心者の場合はまず実績作りが肝心です。「未経験可」など、対応可能な案件には積極的に応募して、地道に仕事を取っていきましょう。

また、一つひとつの仕事で確実に高い評価を獲得していくのも重要な戦略です。丁寧に対応して納品品質を高めていけば、高い評価を得る確率が高まります。

低すぎる単価の案件は受けない

低すぎる単価の案件は受けないようにしましょう。ワーカー側が極端に安価な案件でも受注する傾向が止まらない限り、今後もブラックなクライアントは横行し続けるでしょう。過去の受注実績は外部のクライアントからも閲覧可能なので、自分自身の価値を高めていくためにも、できる限り条件のよい案件を中心に探すことを心がけましょう。

継続案件を獲得する

なるべく継続案件の獲得を心がけましょう。数ヶ月や半年などの継続案件を積み重ねることで、収入がより安定するうえに、案件応募に要する膨大な時間を節約できます。気心の知れたクライアントなら、業務上のやり取りもよりスムーズに進みます。

最初はなかなか継続案件が取れずに単発の依頼ばかり受注していたとしても、質の高いアウトプットを続けていれば、同じクライアントから継続案件の依頼がくる可能性もあります。

得意分野の仕事を選ぶ

クラウドワークスには、得意分野がなくても応募できる案件もあります。しかし、稼ぐためには、強みや専門知識を仕事に活かしましょう。

例えば、ライターなら金融や美容、医療などの専門知識があると、高単価な案件に応募しやすくなります。これらのジャンルはニーズが高いものの、正確で分かりやすい記事を書ける人が多くありません。ぜひ継続的に依頼したいと思わせるライターになれば、安定した収入を得られるようになります。

タイミングを見て単価交渉を行う

単価アップの交渉に成功すると、請け負う案件自体は変わらなくても報酬を増やせます。ただし、単価交渉するべきタイミングは、よく検討しましょう。資格を取ってスキルアップした、任される仕事量が増えた、などのタイミングが単価交渉の狙い目です。

クライアント側にも予算の事情があるため、単価を上げる理由が明確でなければ交渉すべきではありません。なお、交渉を成功させるためには、ある程度クライアントと信頼関係を築いている必要があります。

クラウドワークス初心者の稼ぎ方とおすすめ案件14選!相場や注意点も紹介

クラウドワークスで登録から仕事を受注する流れ

クラウドワークスで仕事を受注するまでの流れを、以下の3ステップで解説します。

  • 会員登録を行う
  • 仕事を探す
  • 正式に契約を締結する

それぞれのステップを確認していきましょう。

1.会員登録を行う

案件を探したり仕事を受注したりする前に、クラウドワークスに会員登録しましょう。ワーカー向けのトップページから、無料で会員登録できます。

トップページから「会員登録をして仕事を始める」をクリックすると、以下の画面が開きます。

メールアドレスを利用するか、GoogleアカウントやYahoo! JAPAN ID、またはFacebookのアカウントで仮登録します。仮登録をするとメッセージが送られてくるので、リンクを開きましょう。

リンクを開くと、会員登録画面が開きます。入力が必須の内容は、以下のとおりです。

  • ユーザー名
  • パスワード
  • 主な利用方法 (仕事を「受注」するか、仕事を「依頼」するか)
  • 個人/法人の区別
  • 氏名
  • 郵便番号
  • 都道府県

住んでいる都道府県は、公開可否を決められます。利用規約を確認し「利用規約、個人情報保護方針に同意する」にチェックを入れてから、「入力内容を確認する」をクリックしましょう。問題がなければ会員登録を終え、プロフィールの作成に進んでください。

報酬を受け取るため、銀行口座の登録も済ませておきましょう。

2.仕事を探す

以下の流れで仕事を探します。

トップページの「仕事を探す」をクリックすると、以下のページが開きます。

画面左側に、仕事を絞り込む機能が並んでいます。仕事カテゴリ・プロジェクトやタスクなどの依頼形式・希望する報酬額・応募期限・仕事をする際に必要なスキルなどで絞り込みましょう。

気になる仕事を見つけたら契約条件を確認し、問題なければクライアントにメッセージを添えて応募します。

応募時に提示してほしい内容を、クライアントが明記している可能性があります。自己紹介、案件に応募した動機、経歴や実績なども盛り込んで、内容に不足がないことを確認してからメッセージを送りましょう。

仕事の内容や報酬は、見積もりを希望されたり、面談の上決まったりなど、案件ごとにさまざまです。

3.正式に契約を締結する

クライアントとワーカーが合意すると、契約が締結されます。すぐに仕事に取りかからず、「仮払い」がなされてから仕事を始めましょう。仮払いとは、「契約締結時に、クライアントが契約金額を運営に預けること」です。仮払いされた契約金額は、検収が終わるとワーカーに渡されます。

納品後に連絡がなくなるなど、気をつけていてもやばいクライアントに出会ってしまう可能性はゼロではありません。仮払いの仕組みを利用すると、報酬をもらえるため安心です。

クラウドワークス以外のおすすめのサービス

クラウドワークスにこだわらなくても、ほかにも案件を受注できるサービスはあります。以下で紹介するサービスも使い分け、よいクライアントを探してみましょう。

  • ランサーズ
  • ココナラ
  • ITプロパートナーズ

ランサーズ

引用元:ランサーズ

ランサーズ」も、クラウドワークスと同じ規模の大きなクラウドソーシングです。2023年12月時点で導入企業は「600,000社」を超え、大企業のクライアントも少なくありません。

ランサーズには、24時間365日対応するオンラインサポート窓口が開設されており、クライアントとのトラブル時に利用可能です。また、優良なクライアントには、認証マーク/認定マークが表示されます。

ランサーズの評判は?やめとけ・ひどいという口コミは本当?

ココナラ

引用元:ココナラ

ココナラ」は、「得意を売り買い」するクラウドソーシングサイトです。ワーカーは得意なことを案件として出品したり、公開案件に応募したりして仕事を獲得します。

ココナラでやばいクライアントを避けるには、出品時に詳細に内容を記入しましょう。また、「事前見積もり必須」にしておくと、いきなり購入されるリスクを防げます。見積もり相談でやり取りすると、クライアントのよしあしを推測できます。

ココナラはひどいという評判は本当?口コミや実態を調査してみた

ITプロパートナーズ

弊社「ITプロパートナーズ」では、実務経験が豊富なフリーランス向けに、高単価案件紹介をしています。仲介会社を挟まず、直接クライアントと契約しているため、高単価な案件が多いのが特徴です。

専門エージェントが希望に合う条件を紹介するため、自分に合った案件を見つけやすくなっています。無料登録をすれば、すべての案件を閲覧できるので、ぜひお気軽にチェックしてみてください。

まとめ

クラウドワークスを「やばい」と評価する声は多く、また実際に悪質な案件も存在します。ただでさえ手数料が高いクラウドワークスで、こうした悪質な案件を受注すると、大きな不利益を被ることになります。

報酬が低すぎる、過去案件の評価が低いなど、やばい案件にありがちな特徴を知っておけば、悪質なクライアントを見抜き、受注を回避する対応が可能です。プロフィールやポートフォリオを充実させる、クライアントから高評価を獲得するなどの地道な努力を通じて実績を積み、より高単価の継続案件獲得と高収入を実現していきましょう。

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