ビザ獲得や確定申告!海外を舞台にするフリーランスが最初にやるべき事!

こんにちは!

ITエンジニア・webディレクター・webデザイナーなどのIT人材の自立・キャリアを支援するITプロパートナーズの木村です。

弊社では、独立精神旺盛な優秀なエンジニアの方々の独立・起業サポートや、フリーランス支援を行っています。

こちらでは、日々の現場でサポートさせていただいている中での、プロの目線で、エンジニアに役立つお話をしてまいります。

今回は海外を視野に入れているフリーランスの方に向けて記事を書きました。

よく言われることですが、インターネットは地球を狭くしました。
テレビ電話ソフトのおかげで、日本にいながら、海外の人とリアルタイムで顔を付き合わせて会話できるようになりました。仕事の場所という概念もなくなってきています。
すでに、フリーランス案件の中には、国内のバラバラのところに住むエンジニアがSkypeを通して協働するものもあります。

大手IT企業に目を向けると、人件費の安い国に外注したソースコードを顧客に納品するオフショアは当たり前になっています。もはや、国境を超えて仕事の依頼をする、される、というのは、IT業界では、それほど特殊なことではないのかもしれません。
そして、日本ににいながら海外の企業のオファーを受けて、海外の案件を手掛けるフリーランスのITエンジニアもいるんだそうです。
今後、そういった国境を超えて活躍するフリーランスが増えるかもしれませんので、海外で仕事をするときのルールをご紹介します。

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ビザ獲得や確定申告!海外を舞台にするフリーランスが最初にやるべき事!

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ビザについておさらい

外国に行くために必要な物といえば、パスポートをみなさん思いつきますが、パスポートだけでは基本的には外国に行けないです。基本としては、パスポートとセットでビザを取得しなければなりません。ビザとは、国家が自国民以外に対して、その人物のパスポートが有効であり、かつその人物が入国しても差し支えないと示す証書なのです。
このビザ、なんのために入国しているかで種類が違うのです。
普通の観光客は「この人は観光目的の滞在だから、この国にいても構わないよ」と許可するビザ、
いわゆる観光ビザが付与されます。
ただし、最近は各国が観光客を誘致したい意図から、観光目的の短期間(多くの場合90日以内)の場合は、ビザの発行を免除されるようになってきました。
そういったビザなし入国の人も、事実上、観光ビザを持っているような状態です。
この観光ビザは観光をしても良いよ、というビザです。
なので観光ビザで観光以外のこと、例えば仕事をするのは論外です。
即刻、国外退去もありえます。「働いても良いよ」というビザである、就労ビザ、ビジネスビザについてはまた、後でお話します。

納税の義務について把握する事

案件への参加の報酬として当然、お給料が出るわけですが、外国で貰った給料だから、日本で納税しなくても良いのかな、と思った方もいるかもしれません。
しかし、世の中そんなに甘いことはなく、確定申告が必要です。突然ですが、ハリー・ポッターの日本語訳者が35億円もの申告漏れを指摘されたことがあるのをご存知ですか?
この話の面白くてみなさんに関係するところは、脱税ではなく、申告漏れであるということです。
日本語訳者さんは税金を払っていなかった訳ではないのですが、払っている額が少ないと指摘されたのです。そうなった経緯はこうです。

この翻訳者さん、ハリー・ポッターが日本でもヒットした後、日本の出版社の社長を務めつつ、スイスの永住権を獲得し、住民票もスイスに移したのです。
そして、自分はスイスに住んでいるから、日本に納税する必要がないとして、スイスで納税したのです。勘の良い方はお気づきだと思いますが、やっぱりというべきか、スイスの方が日本に比べて税金が安かったりします。
そして、後から日本の税務署がそのことを知り、住民票を移しただけで、生活実態がある、つまり実際に住んでいる国は日本だよね?だったら、日本にも税金納めなきゃいけないのは分かるよね?
これって、単なる見え見えの税金逃れだよね?と日本語訳者に申告漏れを突きつけたのです。
日本語訳者は、スイス政府にスイスで生活していることを認めてもらおうと、スイスと日本の相互協議を求め、両政府で話し合う場が作られました。
その結果、やっぱり生活実態があるのは日本と判断され、追徴金を支払うことになったのです。
このように、世界各国の税金当局間でコミュニケーションが取られており、他の国での納税についてもばれてしまうのです。

そして、ハリー・ポッターの日本語翻訳者の話で、真に重要なポイントは住居者かどうか、というところです。お給料にかかる税金である所得税について、日本を含め多くの国では居住者の所得税非居住者の所得税という二つの枠をそれぞれ用意しています。
つまりお給料が発生した国で、そのお給料に対する所得税が発生するので、その国に、その分の税金をまず払います。
そして日本に帰ってきて、日本の税務署で確定申告した際に居住(生活実態のある)国の日本でもそのお給料に税金がかかるのです。
二度も課税されちゃうわけです。ただし、日本も含め多くの国で二重課税は可哀想だということで、外国で支払った税金分は控除、つまり税金を免除してあげます、というルールも用意されているのでご安心ください。
外国で納税記録があると、日本でいう源泉徴収票や確定申告書に相当する税金を払ったことが証明できる資料が交付されるはずですので、それを税務署に届ければ問題ありません。
詳しい内容の確認や個別の相談は、その資料を持って税務署職員や税理士に聞いてみてください。

就労ビザ、ビジネスビザについて

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上でも紹介した外国で働くために必要なビザ、就労ビザ、ビジネスビザですが、国によってディテールが違います。
そもそも、就労ビザ、ビジネスビザという呼び方もあるタイプのビザの種類をまとめた俗称だったりします。ですが、おおむね同じような仕組みになっているので、そこはあまり気にせず説明していきます。

就労ビザ

まず、就労ビザと言われているタイプのビザですが、その名の通り仕事に就くことを許可するビザです。仕事に就く、個人でも法人でも構いませんが、どなたかに雇ってもらうことが決まっている、というのが就労ビザ発行の前提なのです。
なので、就労ビザで海外に乗り込むことを考えているフリーランスの方は、海外に行く前に日本にいる間にクライアントを見つけておく必要があります。
そして、就労ビザは、その人や会社の下で働いている期間中有効なので、案件が終わればその国に滞在している必要がなくなるはず。
そのため通常は、ビザの期間もその仕事の終了期間の見込みより少し長い程度であったりします。

ビジネスビザ

もう一つのビジネスビザは、ビジネスのために入国する人に与えられるビザです。
ビジネスのために入国する人も、経営者であったり、企業の駐在員だったりいろいろなタイプの人がいると思います。
しかし、その目的ごとに異なったビザであることが多く、ビジネスビザという呼び方は完全に俗称です。なので、その国が発行してくれるビザの種類で一番フリーランスでも発行して貰えやすそうなものを選ぶかたちになります。
事前に、クライアントが決まっている必要はありませんが、こちらはこちらで、通常の就労ビザより発行難易度が高かったりします。

長期滞在ビザなしでも長く滞在する事はできる?

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ビザにはどれだけの期間、滞在していて良いか期間が定められています。
通常、ビザが認めている滞在期間は通常多くの国のビザなし滞在を認めている期間である90日より長いですが、特に長期間の滞在を認めているビザを長期滞在ビザと言います。
しかし、そういったビザの取得は非常にハードルが高く、一介のフリーランスが取得できる確率は高くありません。
であれば、長期滞在ビザなしでも長く滞在する裏技を見つけたくなるのが、人間の性ですが、残念なことにそんな裏技は有りません。
ペナルティを受けても良いなら、ビザが切れても出国しない、という方法がありますが、そんなことをしたら違法滞在者、犯罪者の仲間入りです。
見つかったら、国外退去処分、見つからずに済んでも、ブラックリスト入りしているので、一度出国したら二度とのその国に正規のルートで入国できないでしょう。

まとめ

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今回はビザと税金という観点で、海外で働く際、気を付けたいことをご紹介しましたが、実際に海外の現場に行って、仕事をするということに対し、まだまだハードルが高いということが分かってもらえたと思います。
逆に言えば、そのような高い高いハードルを越えたところにある案件は非常に魅力的なもののはずですので、機会があれば海外で仕事をしてみたいと考えているフリーランスの方は、こつこつと情報収集とスキルアップに努めましょう!

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株式会社ITプロパートナーズ

「IT起業家・フリーランスの自立を支える」というビジョンの元、「週2日からの業務委託案件を紹介する、ITプロパートナーズ」を運営。 ■BestVenture100に創業初年度で選出 ■取材記事:自立する覚悟が、働き方を変える
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