フリーランスになって後悔することは?実際の声や対策方法

こんにちは、ITプロマガジンです。

フリーランスになりたいけど、「後悔することになるのでは?」という気持ちが先立ってしまい、独立に踏み出せない人も珍しくありません。

「フリーランスは後悔する」という意見も見られるため、漠然と独立することに恐怖を感じている人も多いでしょう。しかし、きちんとした準備や心構えがあれば、後悔しない独立を実現できる可能性は高まるのです。

この記事では、フリーランスになりたいけれど後悔するのが怖いという人に向けて、フリーランスが感じやすい後悔と、後悔しない為の対策を紹介していきます。現役フリーランスに聞いた実際の声も掲載しているのでぜひ参考にしてください。

フリーランスの単価の伸ばし方

「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」

フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。

ITプロパートナーズでは、

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目次

フリーランスと会社員の違いをおさらい

会社員は企業に雇用され給料をもらって働く人を指し、フリーランスは会社に所属せずに自分の裁量で働く人を指します。組織に拘束されることなく、自分らしく働けるという点に、魅力を感じている人も多いのではないでしょうか。

フリーランスはライターや編集者、デザイナーなどのクリエイティブ系または、ITエンジニアのような技術系の人に多い働き方です。多くは在宅や自宅以外に借りている事務所・仕事場で作業を進めます。

基本的にはクライアント企業や仲介する会社から仕事を業務委託契約という形で請け負い、完成品を締め切りまでに納品します。

コロナ禍によりテレワークを実施する企業も増え、在宅で仕事を請け負える環境が整ったことも、フリーランスにとっては働きやすい状況を生んでいるようです。

フリーランスとは?主な職種や仕事内容を紹介

フリーランスとは?代表的な職種と仕事内容、メリットデメリットを解説

フリーランスになって後悔しやすいこと9選

会社員からフリーランスになった場合、やり方次第では自由な時間が手に入ったり、収入アップを実現したりできるなど、魅力を感じる場合もあります。一方、フリーランスになって後悔したという人もいるようです。

  1. 収入が減った・安定しない
  2. 思ったよりも仕事が忙しい
  3. 雑務に手間がかかる
  4. うまく自己管理できない
  5. クレジットカードなどの審査に通らない
  6. 1人での作業が苦痛・寂しい
  7. 福利厚生が不安
  8. 周囲から理解されにくい
  9. 想定以上にコミュニケーションが必要

フリーランスはどのような点について後悔しやすいか解説していきます。

1.収入が減った・安定しない

フリーランスになって後悔することの1つに、生活の不安定さがあります。決まった給与が入るわけではないので、月ごとに収入の差が出やすく、会社員の頃と比べ収入が減ってしまう人もいます。

フリーランスの報酬は発注側が提示し、金額に納得したら仕事を受けるのが一般的ですが、仕事に慣れていない段階では、企業側も納品物のレベルを把握できないことから、相当安く抑える傾向があります。

仕事の発注をしたクライアントとフリーランスの間に、プロダクションや制作会社、エージェント、クラウドソーシングなどが介在すれば、その都度、手数料やシステム利用料などが報酬から引かれてしまうため、末端であるフリーランスに支払われる金額は低くなってしまいます。

また、仕事が多く入る月と少ない月の差があり、収入額が一定しないのも、最初の頃は不安に思う要因です。仕事が多い場合も、全ては受けられないため、断らなくてはなりなくなったり、無理やり詰め込んで仕事の質が落ちたりし、2度と同じクライアントから発注が受けられなくなってしまう場合もあります。

しっかりとしたレギュラーの仕事が確保できるようになると収入は安定してきます。だんだんと報酬が上がっていき、生活が安定しますが、それまでは不安に思いストレスを感じることは多いでしょう。

2.思ったよりも仕事が忙しい

フリーランスは働き方が自由ではあるものの、実際には忙しく自分の時間が持ちにくいという人も多いようです。

仕事の発注日や締め切りは発注者の都合に合わせなくてはならないことが多く、忙しい日と暇な日の差が激しくなってしまいがちです。忙しい時期は何本も締め切りを抱えることになり、夜遅くまで働かなければなりません。

また、時間の自己管理は予想以上に難しく、締め切りまで余裕があると思ってのんびりしてしまったため、ギリギリになって睡眠を削って働かなければならなくなるケースも多くあります。

さらに、収入への不安から来た仕事を断れず、どんどん詰め込んだために極度に忙しくなってしまいがちです。

3.雑務に手間がかかる

会社員時代と異なり、予想以上に雑務に手間がかかるのもフリーランスになって後悔しやすい点です。

例えば、経費の計算や備品の管理なども自分でやらなければならない作業です。通信費や、事務所を借りている場合には事務所代の振込、計算、パソコンや周辺機器の管理も自分で行わなければなりません。

さらに、2月16日〜3月15日には、確定申告も行う必要があります。確定申告書に必要事項を記入のうえ、帳簿とともに税務署に提出しなければなりませんが、手間に感じる人も多いようです。もちろん、保険に関する手続きや振込なども自分で行わなければなりません。

4.うまく自己管理できない

フリーランスは生活が不規則になりやすく体調を崩してしまうケースがあります。スケジュールだけではなく、体調やモチベーションなどの自己管理ができない人も、フリーランスとしての生活は厳しく感じるでしょう。不規則な生活やストレスで体調を崩せば、仕事が請け負えなくなり収入がなくなってしまいます。
また、気持ちの自己管理ができずモチベーション維持ができないとパフォーマンスの低下につながり、仕事が進まない焦りから、さらに体調を崩して仕事ができないという悪循環に見舞われる場合もあります。

いかに自己管理ができるかは、フリーランスとしてうまくやっていくための重要なポイントです。

5.クレジットカードなどの審査に通らない

安定した収入がないとクレジットカードなどの審査に通りにくくなります。

今は年会費無料で即日発行されるカードも増え、審査が甘くなったと思われがちですが、基本的には家族構成や住まいの状況、勤務先、雇用形態、年収などから返済能力があるかチェックされます。クレジットカードのグレードが高いほど審査は厳格です。

また、フリーランスは正社員よりも社会的信用は低く、部屋を借りようとしても審査に通らない場合があります。さらに住宅や自動車などのローンも、審査が厳しくなる傾向があります。独立して3年間は厳しいという声もあるので、購入の希望がある人は注意してください。

6.1人での作業が苦痛・寂しい

作業のほとんどを1人で行うのが苦痛・寂しいと感じる人も多いようです。
フリーランスは個人で仕事をするケースもあり、その場合は仕事で相談したいことがあっても、なかなか話す相手を見つけられません。ストレスが溜まっても気晴らしに話す相手も身近にいないことがあります。さらに、体調を崩した場合でも作業を代わってもらえる相手がいないことへの不安も募ります。

7.福利厚生が不安

企業に正社員として勤めていた時代の福利厚生や社会保障を利用できなくなり不安を感じます。

会社を通じて加入していた厚生年金は、自分で国民年金に加入しなければなりません。健康保険も国民健康保険となります。失業保険もなくなるため、自分で似たような補償を受けられる保険を探さなければならないでしょう。

8.周囲から理解されにくい

フリーランスという職業は、周りから理解されにくいことがあります。

年齢層が高い人は、特にフリーランスへの理解が低い可能性があり、反対されることも珍しくないと言われています。

周囲から理解されないことで、結婚などの将来的な生活に不安を感じる方もいるはずです。

しかしフリーランスは、言い換えれば個人事業主と同じような働き方であり「フリーランス」という言葉が日本語英語で馴染みが浅いだけです。

言い方や表現次第では、理解されるようになるでしょう。

9.想定以上にコミュニケーションが必要

自由に働けるイメージのあるフリーランスでも、自分が思っている以上にコミュニケーションコストが発生することもあります。

一般的にフリーランスとして働く場合、リモートで仕事を行うことが多いです。直接的に関われる機会が減る結果、ビデオ会議やチャット上でのコミュニケーションが重視されるのです。

またフリーランスとクライアントや他のメンバーとの間で、プロジェクトやタスクに関する認識のずれを生じさせないために、コミュニケーションを通して、自分のアイデアや意図を伝えなければいけません。

クライアントやチームメンバーなどの人々と話すことが少ないと思いフリーランスとして働くと、後悔する可能性があります。

10.スキルアップがしづらい

フリーランスという働き方は、会社員と違いスキルを向上できる環境が用意されておらず、スキルアップが難しいと言われています。

一般的に会社員として働けば、チャレンジ領域の業務を任されることがあり、自ずとスキルアップしていける機会があります。一方でフリーランスは、自身のプロフェッショナルとしての価値を提供するのが働き方であるため、身の丈以上の業務を引き受けるのは難しいです。

スキルの向上によって価値を高められるからこそ、フリーランスは仕事外で自分で努力する必要があります。

独自調査結果!現役フリーランスが感じている不満や良かった点とは?

ここからは、弊社「ITプロパートナーズ」が独自にフリーランスに聞いたアンケート結果を紹介します。実際にフリーランスになった人はさまざまな不満を抱えています。

一方で良かったと感じていることもあるようです。生の声を聞いて、フリーランスになる時の参考にしてください。

フリーランスになって感じた不満とは?

フリーランスになってから感じた不満の内容としては以下が多く見られました。

  • 案件の不安定さ・先行きの不安
  • 契約が切られる不安感
  • 健康保険料が高い
  • 怪我や、体調崩したら大変
  • いわゆる案件ガチャ(案件ごとに働き方・報酬のばらつきがあること)
  • 現場によっては責任のある仕事や権限をもらえないことがある
  • 確定申告などが面倒

特に、収入の不安定さから収入面を挙げる人が多くいました。また、自由に仕事が選べる一方、引き受けたものの実際にやってみると、仕事の中身に不満を感じる人もいたようです。

一方、特になしと回答した人も多く、おおむね満足としているか、つらいことがあっても自分の裁量で乗り切っているという人も多くいました。

フリーランスになって良かった点とは?

フリーランスになって良かった点としては以下のような回答が多くありました。

  • ワークライフバランスの改善
  • ある程度自由に仕事ができる
  • 圧倒的な時間の自由度
  • 自分の方針に従って仕事を選べること
  • 自分の専門的スキルのみが求められるのでアウトプットしやすい
  • 案件を選べる
  • ストレスが少なくなる
  • 収入が上がった

なかでも時間に関する回答が多く、週4日勤務で集中して働くという人や、家族との時間が増えたという意見もありました。ストレスが軽減したという意見も多く、会社勤務よりも軽減されたという声もあります。通勤の負担が軽減するのも良い点のようです。

今後もフリーランスを継続したいという声が多数

このように、フリーランスになって良かった点、悪かった点は様々だったものの、今後もフリーランスを継続したいですか?という質問に対しては、およそ80%の方が「継続したい」という意見でした。

フリーランスの継続の意思
※ITプロパートナーズ稼働者57名の回答結果

具体的な数字は以下の通りです。

  • はい:45
  • どちらとも言えない:11
  • いいえ:1

あくまで弊社ITプロパートナーズで稼働されている方のうち、57名の超結果となりますが、実態として後悔よりも満足度の方が上回っているようです。

フリーランスになるには?手順や始め方をどこよりもわかりやすく解説

フリーランスになって後悔しやすい人の特徴

では、フリーランスになって後悔してしまう人の特徴は何なのでしょうか?

  • スキル・実務経験が不足している
  • 目的意識があいまい
  • デメリットを把握していない
  • お金の計画が甘い
  • セルフマネジメントが苦手
  • リスクをとることに恐怖を感じる

主な特徴を6つ紹介していきます。

スキル・実務経験が不足している

スキルや実績が不足している場合は、応募できる案件の分野が限られると気付いた時に、もっと会社で経験を積んでおけば良かったと後悔します。最初はたくさんの求人案件があると思うかもしれませんが、実際に条件の良い案件に採用されるのはスキルと経験がある人です。

また、フリーランスは紹介で仕事が入ることがありますが、紹介を受けられるのには信用が必要となり、スキルや経験がものをいいます。
フリーランスとしての自分の能力に自信を持てない人も、後悔しやすいタイプだといえます。自信のなさはクライアントに伝わり、成果物のクオリティにも影響してくるため、評価の低下につながることも。

結果的に満足のいく仕事ができなくなることも多いので、自信のなさは将来的にフリーランスになったことを後悔させる要因になると考えられるでしょう。

目的意識があいまい

目的意識があいまいなままフリーランスになっても後悔することが多いようです。

「今の仕事が嫌になっただけ」「なんとなくフリーランスの方がかっこいいと思った」など目的意識があいまいで、フリーランスになって何をしたいのかが明確ではないと、壁に当たった際に乗り越えられません。

何のためにフリーランスになるのかを具体化してから独立することが重要です。

デメリットを把握していない

デメリットを十分に検討してからフリーランスにならないと、少しのつまずきで「思っていた生活ではない」「こんなはずじゃなかった」と感じ、後悔してしまいます。

  • 仕事が順調に入らない場合もある
  • 生活が不安定になりやすい
  • 社会的信用が乏しい
  • 自分だけで判断しなければならないことが多くストレスになりやすい
  • 経費の管理など雑務が予想外に多い
  • 社会保険についても自分で考え加入しなければならない

以上のような事態でも慌てなくてよいように、心づもりをしておきましょう。

お金の計画が甘い

フリーランスはお金の管理ができないと、活動資金だけではなく家計も立ち行かなくなり後悔します。場合によっては借金を増やしてしまうかもしれません。

会社員であればある程度、年間の収入が計算できるため支出の計画も立てやすくなっています。しかし、フリーランスの場合、今月は収入が多いからと油断して使い過ぎてしまうと、翌月は収入が激減し、カードの引き落としなどで困ってしまうかもしれません。

フリーランスになる人は収入が不安定になることを見越して、貯金をしておける人でなければ難しいといえます。入金タイミング・キャッシュフローを把握し、浪費を控えるなど、お金の管理に気を付ける必要があります。

セルフマネジメントが苦手

自己管理するのが苦手だと感じる方は、フリーランスになると後悔する可能性があります。

会社員として働くと、同じ会社に所属する上司や同僚、メンバーと協力しながら業務を遂行できるので、モチベーションを維持も維持しやすいでしょう。

しかしフリーランスとして働く場合、全ての業務を自分で遂行する必要があります。

そのため自分をマネジメントする能力が必要であり、セルフマネジメントできなければ理想的な働き方が実現せず、後悔する可能性があるのです。

リスクをとることに恐怖を感じる

フリーランスになることはリスクを伴います。

安定した収入や雇用の保証がなくなるため、収入の不安定さやビジネスの成果に直接影響を受ける可能性があるのです。そのため、リスクをとることに恐怖を感じる人にとっては、フリーランスの生活は向いていない場合があります。

クライアントとの契約が破棄になると、当然新たな契約先を見つけなければならず、その間一時的に収入が止まることも考えられるのです。

フリーランスになって後悔しないためにできること9選

無計画にフリーランスになって後悔したとならないように、あらかじめやっておきたい準備について紹介します。

  • 副業から始める
  • 幅広い業務を経験しておく
  • クレジットカードを作っておく
  • 十分な資金を用意しておく
  • 向き・不向きを確認しておく
  • 人脈を作っておく
  • 自己管理を徹底しておく
  • 仕事とプライベートをしっかりと区別しておく
  • 日頃からスキルアップや情報収集を行っておく

それぞれの内容について確認しましょう。

副業から始める

いきなりフリーランスになるのではなく、副業で自分にフリーランスが合うか試しておくのも手です。

副業であれば本業がそのままなので収入も安定したまま、フリーランス体験ができます。実際にやってみて、自分が案件を獲得できるだけの実力があるかもわかってきます。また、副業をしながら、案件の獲得や雑務などに慣れておけば、フリーランスになった時にも安心です。

さらに、副業を通じて仕事の発注をしてくれる取引先を持っておけば、フリーランスになってから早めに、収入を安定させられます。

副業フリーランスの始め方は?メリット・注意点とおすすめ職種

幅広い業務を経験しておく

会社員のうちにできるだけ多くの経験を積んでおくと、フリーランスになってからも役に立ちます。

例えばリーダーやマネージャーなど管理職の経験は、さまざまな分野で役立ちます。リーダーやマネージメントの経験があると、対外交渉にも慣れているため、クライアントや仲介会社との交渉も容易にできます。また、チームを組んで働く時にもチームのまとめ役ができるため、大きなプロジェクトで採用されやすくなります。

エンジニアの場合には上流工程ができれば、下流工程よりも高額報酬が見込めるシステムエンジニアやPM/PL(プロジェクトマネージャー/プロジェクトリーダー)などの仕事を受注できます。できるだけ会社のなかで上流工程に関われるようにしてください。

クレジットカードを作っておく

フリーランスは会社員と比べてクレジットカードの審査に通りにくいとされているため、会社員でいるうちにクレジットカードを作っておきましょう。

クレジットカードは苦手だという人もいるかもしれませんが、利用記録が残るため、フリーランスになってから使った経費を後になって確認するにも便利です。

また、すでにクレジットカードを持っている人も、経費の管理がしやすいようにプライベート用と分けたビジネス用のものを持っているとよいかもしれません。

十分な資金を用意しておく

仕事で使う資金と生活費を、それぞれ十分に用意しておくのをおすすめします。クライアントや発注者の都合で、仕事をしてから支払いまでに時間が空く場合もあるので、1〜2ヶ月分の資金は用意しておきたいところです。

向き・不向きを検討しておく

自分がフリーランスに向いているのかを十分に検討しておくことも重要です。

  • 自分で営業ができるか
  • 報酬や条件面での交渉ができるか
  • 1人で仕事をするだけのスキルがあるか
  • お金の管理ができるか
  • 1人で働いてもストレスを貯めないか
  • どうしてもやりたい仕事なのか

以上のような点について、あらためて振り返るようにしてみてください。

フリーランスに向いている人・向いてない人の特徴とは?

人脈を作っておく

会社員のうちに人脈を作っておくことは大切です。「独立してから仕事先を探す」のではなく、「仕事先を見つけてから独立する」という順番を守ることが、後悔しないためには必須となるでしょう。

人脈が多ければ、なかには仕事を発注してくれる人も出てきます。仕事の発注元を紹介してくれる可能性もあります。

また、人脈のなかから協力して仕事をするパートナーとなる人が現れるかもしれません。1人で仕事を受けるのは、量的に限界がありますが、2人以上で協力し合えば、規模が大きく報酬額の高い案件が受けられる可能性が高くなります。1人で仕事の進め方について悩むこともなくなり、相談し合えることで孤独を回避できるでしょう。

自己管理を徹底しておく

日頃から徹底した自己管理を行いましょう。

フリーランスになる前から、生活リズムを整えたり、健康的な食事を取ることで独立後も安定的に仕事を進められます。

独立後に体調不良に陥ると、クライアントに迷惑をかけてしまいかねず、場合によっては契約破棄に繋がる可能性もあるでしょう。

特に自己管理を改善していくのは時間がかかるため、フリーランスになる前から意識しておくことをおすすめします。

仕事とプライベートをしっかりと区別しておく

フリーランスとして独立する際には、仕事とプライベートの区別を明確にしておきましょう。仕事を進める作業スペースの確保が、区別における有効的な例の1つです。

仕事に集中できる場所を設けることで、効率的に業務を遂行でき、フリーランスとしての業績や成果を上げられるでしょう。また、スケジュールの設定も重要な要素であり、仕事ばかりに追われるような日々を過ごしていると、休息の時間も取りづらいです。

仕事もプライベートも充実させるためにも、それぞれをしっかりと区別し、生活を送りましょう。

日頃からスキルアップや情報収集を行う

フリーランスとして後悔したくないなら、スキルアップや情報収集を日頃から行いましょう。

業界や市場は常に変化しており、新しい技術やトレンドが現れます。スキルアップと情報収集を行うことで、自身の競争力を維持し、他のフリーランサーや企業との差別化を図ることが可能です。

またスキルアップと情報収集は、新たな仕事やプロジェクトを担当できるきっかけにもなりえます。新しいスキルを獲得することで、より多様な案件に応募でき、年収を上げられる可能性もあるでしょう。

フリーランスになって後悔している場合の対処法

もし、フリーランスになったものの後悔しているという場合にできる対処法を紹介します。

  • フリーランスのメリットを見直す
  • フリーランスエージェントに登録する
  • 再就職を検討する
  • フリーランスの仲間に相談する

すぐにフリーランスでいることを諦めるのではなく、試してみてはいかがでしょうか。

フリーランスのメリットを見直す

フリーランスになった時の目的や、求めたメリットを見直してみてください。

  • 自由な働き方ができる
  • 会社勤務で感じていた人間関係の煩わしさから開放される
  • やり方次第では会社勤務時代よりもレベルの高い仕事に携われる

ほかにも自分がフリーランスになりたいと思った原点を思い出すことで、前向きになれる可能性は高いと考えられます。

フリーランスエージェントに登録する

フリーランスとして安定して働くために強い味方となるのがフリーランスエージェントです。登録は無料なので、とりあえず登録して案件を見てみるのはいかがでしょうか。

フリーランスエージェントとは、仕事を受注したいフリーランスワーカーと、業務をしてくれる外注スタッフを探しているクライアント企業を結びつけるサービスのことです。

フリーランスが活用するうえでは以下のメリットがあります。

  • 安定して仕事を得やすい
  • 豊富な案件から自分のやりたい仕事を探せる
  • エージェントスタッフからサポートが受けられる
  • 仕事探しの営業をするための時間を節約できる

例えば、弊社ITプロパートナーズの場合、週2、3日稼働の案件やリモート対応可の案件も多く、ほかの案件とバランスをとりながら働けます。報酬も高いものが多いので、生活を安定させやすくなります。

再就職を検討する

フリーランスが自分に合わないと後悔したら、早めに再就職するのもよいでしょう。無理してフリーランスを続けていると、ストレスで体調を壊したり、貯金を使い果たしたりしてしまうかもしれません。

転職者向けエージェントなどを活用しながら、再就職を成功させてください。

フリーランスの仲間に相談する

仕事を行っていく中で、不安や後悔、問題などに直面した際はフリーランス仲間に相談すると良いでしょう。同じ境遇を持つ仲間に相談することで、トラブルを解消しやすいです。

会社員として働く場合、何か問題があれば、会社や上司がバックアップしてくれますが、フリーランスにはそのような環境がありません。

もしフリーランスとして働く仲間が周囲にいないなら、コミュニティに参加するのも良いでしょう。「フリーランス協会」などのコミュニティは、後悔したときに相談できたり、コワーキングスペースでの優遇なども受けられます。

まとめ

フリーランスになってから後悔する人もいます。理由としては「事前にフリーランスのデメリットを考えていなかった」「フリーランスになるための準備が不十分だった」などが挙げられるでしょう。収入が不安定になりやすく、相談相手がいないことから孤独になりがちというデメリットもあるようです。

一方で、アンケートで不満・後悔していないという声が多かった結果も示しているように、しっかりとスキル・実績を蓄積し、案件情報をリサーチして仕事の受注経路を確立したうえで独立することで成功しているフリーランスが多くいるのも事実です。

特に仕事探しに関しては、フリーランス向けのエージェントの活用を考えてみてください。

弊社ITプロパートナーズは高スキルのフリーランスに向け、高報酬の案件を揃えています。最先端の技術を使ったプロジェクトへの参加も可能なため、会社勤務時代よりも幅広い仕事にチャレンジしたいというフリーランスならではの魅力を実感できます。週2日程度の引き受けやすい案件も見つかるのでぜひ一度、ご覧ください。

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ITプロパートナーズはITフリーランスの方に案件紹介をしているエージェントです。当メディア「ITプロマガジン」では、フリーランスの働き方から仕事探しまで幅広い情報を日々発信しています。