こんにちは、ITプロマガジンです。
プログラミング言語のVBAは、ExcelなどのOffice製品の作業を効率化します。しかし、全ての職場にExcelVBAに詳しい社員がいる訳ではないので、ExcelVBAが使える人材を求めている企業は多くあります。実際、Excel VBAはスポット案件も多く、副業として案件を獲得することもできます。
そこでこの記事では、Excel VBAを使った副業をしたい人に向けて、案件の特徴や報酬、必要なスキルレベル、案件獲得方法などを初心者にもわかりやすく解説します。より高単価な案件獲得を目指すコツも紹介するので、副業にお役立てください。
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目次
Excel VBAの副業は稼げる?
Excel VBAの副業について、まずVBAの概要について触れた上で、以下3つの観点から稼げるのか紹介します。
- VBAの副業需要
- VBA副業の単価相場
- 土日・在宅でも副業可能?
それぞれの内容について、具体的に確認しましょう。
そもそもVBAとは?マクロと何が違う?
そもそもVBA(Visual Basic for Applications)とは、Excelなどマイクロソフト社製のOfficeのアプリケーションに機能を追加できるプログラミング言語です。マイクロソフト社製のOfficeが使えるパソコンなら、誰でも使用できます。日常的にExcelを使う職場であれば、VBAを上手く使いこなし業務の効率化も目指せます。
また、VBAと聞くと「マクロ」という単語も耳にするかもしれません。同じものに見えますが、実際には違いがあります。VBAはプログラミング言語ですが、マクロは操作の手順を保存しておく機能のことを指します。Excelのマクロの機能を使って、VBAのコードを実行させるような手順になります。
VBAの副業需要
VBAは副業においても多くの企業から需要があります。VBAができると膨大な数のデータを一瞬で処理したり、必要なデータのみ抽出するなど日常の業務がスムーズになります。企業側にとって効率良く業務を終わらせるためになくてはならない技術ですが、VBAは使いこなせる人が少ないのが現状です。
マイナビニュースによると、VBAを実際に使える人の割合は、5割以下という調査結果があきらかになっています。そのため、クラウドワークスやランサーズでは、企業側がVBAが使える人を募集している求人が多くあります。
また、トレンド性の高いプログラミング言語が多い中で、VBAはExcelにとって必要不可欠な言語です。このような理由から、VBAは副業であっても多くの企業から需要があるといえます。
VBA副業の単価相場
Excel VBAには簡単なスポット案件が数多くあり、スキルがあれば実績のない初心者でも案件を獲得できるので、他言語と比べるとVBAの副業案件には安価なものが多く見られます。
実際にクラウドソーシングサイトで掲載されている案件を参考にすると、副業の場合、1,000〜2,000円/時間が相場で、月収は10,000〜30,000円程度が目安になるでしょう。大きな金額を稼ぎたい人にはおすすめできませんが、経験がある人なら月に5万円程は無理なく稼ぐことも可能です。
一方、VBAスキルの他、PHPやJavaといったプログラミング言語を扱えるエンジニアの場合であれば、スキルを組み合わせることで収入を上げることができます。実際にITプロパートナーズでは以下のような案件を取り扱っています。
案件名 | 【VBA/RPA】リゾート事業の運営企業での社内SEの案件・求人 |
---|---|
案件単価 | 〜400,000円/月 |
勤務地 | 出社 |
スキル | VBAを用いた経験,RPAツールを用いた経験,社内SE/情シス業務の経験 |
職種・ポジション | 社内SE |
このようにVBA単体のスキルだけでは、副業単価が下がってしまうので、副業でもまとまった報酬を得たい人は、他のプログラミング言語や知識を学習し高単価の案件に挑戦しましょう。プログラマーにおすすめの副業を他にも知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
土日・在宅でも副業可能?
上述したように、Excel VBAにはスポット案件が多く、土日など隙間時間に取り組めます。在宅で可能な案件に絞ると、無理なく副業に取り組めるでしょう。ただし、副業向けの案件では、Excel内での業務自動化や、Web上からのデータ抽出などの業務がメインになってしまいます。簡単に作業できる案件では、それほど報酬を得られません。
短時間で収入を得るなら、同じような仕事を数多く受け、作業効率を高めて時間あたりの単価を上げるなどの対策が必要です。
Excel VBAの副業の主な業務内容【土日・在宅案件も】
副業案件の種類 | 難易度 | 業務内容 |
---|---|---|
データリスト・グラフ化 | 低 | データから情報を抽出し、リスト作成などをおこなう |
印刷の自動化 | 低 | 紙への印刷を効率化する |
データの計算処理 | 中 | タイムカードなどのデータを自動計算させる |
スクレイピング | 低 | Webサイトの情報を取得し、自動的に解析や分析する |
既存システムの運用・改善 | 中 | 既存のExcelマクロやVBAスクリプトを用いたシステムの維持管理および改善 |
在庫管理ツールの作成 | 高 | 品切れ商品の抽出・在庫一覧の表示・仕入れデータ入力などを自動化する |
Webシステムとの連携 | 高 | ExcelデータをWebシステムに登録、WebページデータをExcelに書き込むなどの連携 |
副業として依頼されるExcel VBAの案件には、上の表で示したように短時間でやれる仕事がたくさんあります。そのような案件であれば、在宅でかつ土日だけでの副業も可能です。以下では、それぞれの業務内容について紹介します。
データのリスト・グラフ化
Excelのデータから情報を抽出し、別のシートへまとめる作業を自動化でき、顧客リストの作成や、データの可視化などの案件を受けられます。
毎回同じタイプの表やグラフを作成する場合は、フォントの種類や色、目盛りの幅など守らなければならない項目が多岐にわたります。作業者は、大いに負担を感じるでしょう。一方、Excel VBAを使うと、データを打ち込むだけで瞬時にグラフや表が完成します。
印刷の自動化
Excelは便利な表計算ソフトですが、きれいな表を簡単に作れることから、印刷用にもよく使われます。しかし、毎回、ひな型のシートに手作業で文字や数字を打って印刷するのは面倒です。そこで使われるのが、ExcelのVBAです。
VBAを上手く利用すれば、リストに書かれた内容を指定のフォーマットで、まとめてPDFファイルに出力したり、紙に印刷することで事務の効率化が可能です。
またVBAを活用して、マクロを作成すれば領収の発行作業も自動化することができます。
このような処理が自動化できるため、作業時間を大幅に短縮することができ、土日の副業として受けられます。
データの計算処理
給与計算シートもExcel VBAで簡単に作成できます。タイムカードのデータがあれば、自動的に給与を計算可能です。深夜時間や休日出勤の割増、個人ごとに異なる手当なども反映して計算できます。
住民税の計算や社会保険料の計算などにも応用できるため、経理に関連する業務が大幅に簡略化するでしょう。また、給与計算結果から給与明細への転記も、Excel VBAで自動化できます。
そのことから、雇用や経理、事務関係におけるExcel VBAの案件も受けられます。
スクレイピング
スクレイピングとは、Webサイトの情報を取得して、自動的に解析や分析する作業を指します。スクレイピングの対象は、マンションや特定の商品の価格、株価などさまざまです。特定の情報を掲載するWebサイトの抽出も、スクレイピングの一種といえるでしょう。
人の手で情報を調査してリスト化すると、多くのリソースが必要です。入力間違いも発生する恐れがあります。そのため、スクレイピングができる人材も求められています。
既存システムの運用・改善
VBAを使った副業では、既存システムの運用や改善業務もあります。
具体的には、マクロの実行による業務をサポートしたり、データ入力と整理、エラー対応、新機能の追加やコードの最適化などを行います。これにより、業務の効率化やシステムの信頼性向上が図れ、実践的なスキルを磨きつつ副収入を得ることができます。
ただ既存システムを運用・改善する上では、Excel VBAだけでなくデータ管理スキルや問題解決スキル、Pythonなどのその他のプログラミング言語も習得しなければいけません。
在庫管理ツールの作成
マクロを使えば、入出庫時の処理がより簡略化します。品切れとなった商品の抽出・在庫一覧の表示・仕入れデータの入力などをExcel VBAで自動化可能です。案件によっては、WebシステムとAccessの連携などの業務に携わるケースもあります。データベースの知識もあると、案件を獲得しやすくなるため勉強しましょう。
Webシステムとの連携
Excel VBAの案件のなかで、よく依頼される案件が、Excelに格納されたデータをWebシステムに登録したり、WebページのデータをExcelシートに書き込む処理です。
なお、このような処理の中には、開発に何日もかかるような規模の大きなシステムもありますが、慣れている方なら数時間でも開発できる案件もあります。
そのため一見難しそうな案件でも、その難易度を評価して簡単な方法が使える場合は、土日の副業として受けることが可能です。
Excel VBAの副業案件を獲得するために必要なスキル・経験
Excelが得意という方は大勢いますが、それだけでExcelのVBAの副業ができるとは限りません。副業を獲得できるようになるためには、プロとして求められるスキルが必要です。ここでは、VBAの副業を獲得するために必要なスキルと経験を紹介します。
VBAに関するスキル
副業案件を獲得するには、当然VBAのスキルがもっとも重要になります。VBAの業務内容に関するスキルを初級・中級・上級それぞれで紹介しましょう。
初級レベル
初級レベルで求められるスキルは以下のとおりです。
- PDF・CSVの出力
- データのグラフ化
- データ整理・印刷
1つのExcel内で作業が完結する仕事であれば比較的簡単に行えます。未経験者や初心者は、まず上記のスキル習得に注力しましょう。
中級レベル
中級レベルで求められるスキルは以下のとおりです。
- PDFなどのデータの取り込み
- 他のExcelにデータを転記
- Excelからデータを取得してメールを作成
Excel内で完結する作業ができるようになったら、次に上記のように他のExcelとの連携ができるようになりましょう。
上級レベル
上級レベルで求められるスキルは以下のとおりです。
- 通販サイトなどWeb上のデータを収集・活用
- Excel VBAのメンテナンス作業
主にスクレイピングを行い、営業資料やリスト、グラフの作成などができると報酬アップが期待できます。
プログラミングスキル
ExcelのVBAは、プログラミングの知識が無くても、操作を記録させる機能を使うことで、多くの処理を自動化できます。しかし、操作の記録だけで作成されたVBAは、後から簡単な機能を追加したり、修正しようとするとかなり面倒です。
そのため、プロとしてExcelのVBAを作成する場合、以下のようなプログラミングスキルが必須となります。
プログラミング言語 | 必要性 |
---|---|
SQL | ・データベースと連携する際に必要 |
HTML/CSS | ・ExcelからWebページを生成する場合 ・WebデータをExcelにインポートする場合 |
Python | ・データ処理や分析のため |
JavaScript | ・ExcelのPower QueryやPower BIのスクリプト作成に役立つことがある |
後からほかの人が見ても、何をやっているかが解るような、可読性の高いプログラムを書いて納品しなければなりません。そのためのスキルが必要です。
システム開発スキル
プログラミングスキルを持っていたとしても、実際に使う人がやりたいことを理解できなければ、顧客にとって使いやすいシステムは作れません。特にExcelのVBAは、パソコンが使える程度のスキルを持つ事務の方が使います。しかも、発注者がVBAに詳しいとは限りません。
そのため、漠然とした何か便利な機能を、といった要望を聞き、それをExcel VBAで具体化するケースは、副業でもよくあります。そのため、副業として仕事にするなら、漠然とした顧客の要望を聞き、それを具体化して、使いやすいシステムを提案できる、システム開発スキルも必要です。
Excelを活用した業務改善の経験
Excelの使い方に詳しいからと言って、どのような事務処理でも達人になれる人はいません。他人が作ったExcelシートは、それを使った仕事のやり方を聞かないと、何をやっているのか解らないことの方が多いくらいです。
そのためには、Excelを使った業務そのものへの理解も必要です。もし、Excelを使い事務処理を改善した経験があれば、こうすればもっと効率的にやれる、という引き出しをたくさん持っているでしょう。ぜひ、そのような経験をExcelのVBAの副業で活かしてください。
VBA以外の開発・データベースなどのスキル
VBまたはVB.NET、Linuxにかかわる開発スキル、データベースの知識などがあると案件の選択肢が広がります。VB.NETとは、VBをMicrosoft .NET環境で開発するためのプログラミング言語です。現在VBと表記されている案件は、VB.NETを意味する場合もあります。案件を受ける前に確認し、トラブルを防ぎましょう。
LinuxはOSの一種です。VBAの開発案件は外部システムと連携するものが多く、Linuxを搭載したサーバーもよく対象になります。また、データベースの知識があれば、業務システムや基幹システム関連の案件に応募しやすくなるでしょう。
Excel VBAの副業案件例
ここでは、クラウドソーシングで実際に掲載されているExcel VBAの副業案件例を紹介いたします。
Excel VBAの作成の案件例
Excel VBAの修正作業・在庫チェックツールの修正依頼の案件で、報酬は〜5,000円です。在庫ありとなってしまうサイトURLがあるので、その不具合を修正する内容となっています。
必須スキルはExcel VBA・マクロで、応募条件はExcel VBAでの同内容の作成経験のあること、納期を守れることです。また、クラウドワークスでの納品実績があることも求められています。
VBAを使用したシミュレータ作成の案件例
Excel VBAを使用した資産形成シミュレータを開発する案件です。クライアントが指定する仕様で計算・グラフ化できるシミュレータをつくります。
必須スキルとして挙げられているのは、システム開発、Excel VBA・マクロ、Excelです。特記されている応募条件はありませんが、実績の提示と見積もりが求められているので、ある程度の実務経験は必要になります。
VBAのメンテナンスの案件例
VBAのメンテナンス案件で、報酬は最低月10万円の固定給です。クライアントが担当する複数企業のExcelマクロで動作する改善ツールをメンテナンス、または作成します。
必須スキルに指定されているのは、Excel VBA・マクロ、Excelです。また、Excel VBA・マクロを使った開発経験、SQLサーバー・WebAPIなどへの接続経験も求められています。
VBAを使用した作業自動化の案件例
Excel VBAを使用して工事予定表を自動化する案件です。クライアントが指定する仕様で、工事の詳細を自動反映するシステムをつくります。
必須スキルとされているのはExcel VBA・マクロのみですが、VBAを使った開発経験も重視されている案件です。実績の提示と見積もりの提出が求められているので、ある程度の実務経験が必要になります。
VBAによるスクレイピングの案件例
VBAによるスクレイピングの仕事で、報酬は月5,000円からスタートし、能力により最大月5万円も可能としている長期案件です。業務内容はVBAによるスクレイピングがメインですが、さまざまな業務をお願いするとしているので、内容によって報酬が大きく変わることが予想できます。
求められているスキルは、リモートワーク経験、VBAによるスクレイピングやデータ収集経験などです。ただ「実務経験のない勉強中の人も歓迎する」と柔軟に対応しています。
Excel VBAの副業案件を探す5つの方法
Excel VBAで効率的に儲ける方法や実際の案件例が理解できたところで次に、Excel VBAの副業案件を探す方法をご紹介します。
- 副業・フリーランスエージェントを活用する
- クラウドソーシングを活用する
- 求人サイトを利用する
- 知人に紹介してもらう
- ブログやSNSを利用して案件を募る
副業・フリーランスエージェントを活用する
エージェントとは仕事を斡旋してくれるサービスで、専門のスタッフがマッチングを手伝ってくれます。副業エージェントは、週1・2日稼働でできる副業向けの柔軟な案件が多めです。一方、フリーランスエージェントはフリーランス向けの案件が多く、稼働時間が長めの案件が目立ちます。
VBAの実務経験があり、ある程度稼働できる方はフリーランスエージェントを利用すると高単価案件を獲得することができます。例えば、弊社ITプロパートナーズでは、以下のようなVBA案件を使っています。
Excel VBAは業務の内容が幅広く、自分に合いそうな案件を絞り込めない人も少なくないでしょう。エージェントのスタッフに相談すると、ぴったりの案件を紹介してもらえ、案件取得のアドバイスを得ることも可能です。また、エージェントはスポット案件以外にも、継続案件など高単価な案件も取り扱っています。
クラウドソーシングを活用する
初めて副業を始める方や、仕事を紹介してくれる知り合いがいないという方がよく利用するのが、ランサーズやクラウドワークスといったクラウドソーシングです。そして、クラウドソーシングでは、副業としてやっている方のほか、フリーランスの方も登録しており、そのような方向けのExcel VBAの案件もよく見かけます。
ただし、数時間で完成する簡単な案件から、フリーランス向けの何日もかかりそうな案件が混在しているので、自分が受けられる案件を探すのが面倒です。また、多くの方と競合することから、やりたい案件を獲得できないこともあります。
稼ぐ方法としてはあまりお勧めできませんが、フリーランス初心者の方が手始めにやるには十分に効果を発揮するでしょう。
求人サイトを利用する
indeedや求人ボックスなどの求人サイトを利用するのもおすすめです。さまざまな種類の案件が日々追加されていくので、業務内容・給料・稼働時間を比較しながら仕事を探せます。
また、求人サイトであれば、自分のプロフィールや経歴、自己PRをあらかじめ記載できるので、企業にアピールして高収入の仕事を獲得したい方にも向いています。
ただし、求人サイトで募集がかかっている仕事は、正社員など長時間拘束されてしまう案件が多い傾向があります。副業でできるものや、納期を決められる案件もあるので根気強く探すことが大切です。
知人に紹介してもらう
フリーランスの案件を探すのにもっとも良い方法は、知人からの紹介です。そして、この方法は、ExcelのVBAについても有効です。なお、以前働いた企業から紹介されるケースや、友人から持ち込まれる案件など、知人と言ってもいろいろなケースがあります。
そして、次に紹介するクラウドソーシングやエージェントを利用すると、手数料が発生するので、顧客が支払う報酬の全てをもらえる訳ではありません。その点、知人に紹介された案件なら、報酬をそっくり手にできる点がメリットです。さらに、評判が良ければ次の仕事にも繋がるので、実力しだいで仕事を増やすことも可能です。
ブログやSNSを利用して案件を募る
ブログやSNSなどに自分の実績や経歴を公開しておくことで、企業や個人から副業案件を募る(スカウト)というのも副業案件を獲得する方法の1つです。
この方法のメリットは仲介者がいない為、手数料などが掛からず、案件自体の報酬をそのまま受け取れる点です。ただし、簡単に案件を獲得できるわけではないため、見て頂いた方に自分のスキルが分かるように、きちんとポートフォリオを掲載しておくようにしましょう。
Excel VBAの副業案件獲得におすすめのサイト
副業案件を始めたくても、案件の探し方から迷う人もいるでしょう。ここでは、初心者向け、経験者向けに分け Excel VBAの副業案件獲得におすすめのサイトを紹介します。
初心者向けのサイト
初心者向けのサイトとして、以下の3サイトを紹介します。VBAの案件数とともに、サイトの特徴を比較しましょう。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ
それぞれのサイトについて詳しく解説します。
クラウドワークス
クラウドワークスの仕事カテゴリーは、200種類以上もあります。78万社が利用する大規模クラウドソーシングサイトであり、多種多様なレベルのExcel VBAの案件が見つかるでしょう。2024年5月現在、クラウドワークスでは10件のVBA案件(募集中)を確認できました。
ランサーズ
ランサーズは、大手から中堅・中小・ベンチャーまで、全国35万社以上に利用されるクラウドソーシングで、350種類以上のカテゴリーの案件が掲載中です。定番メニューを登録できるスキル出品機能を活用すると、得意なVBA案件を効率よく受注できるでしょう。
2024年5月現在、ランサーズに掲載されているVBAの案件数は、63件(募集中)です。
ココナラ
ココナラは、個人のスキルをインターネットで売り買いできるスキルマーケットになります。自分でスキルを出品でき、ニッチな内容でもニーズがあれば多くの案件を獲得できる可能性があります。
経験者向けのサイト
経験者向けのサイトとして、以下の2サイトを紹介します。
- ITプロパートナーズ
- シューマツワーカー
スキルや実績がある人は、ぜひチェックしてみてください。
ITプロパートナーズ
利用企業数が2,000社を超える弊社ITプロパートナーズは、週2、3 日から働ける案件数が多いエージェントです。リモート案件など働きやすい案件が充実しており、副業や掛け持ち案件におすすめのエージェントといえるでしょう。
2024年5月現在で、Excel VBAの案件数は少ないですが、掲載案件の数はタイミングにもよるためこまめにチェックしてください。務経験があれば、週2日稼働でも高単価な副業案件を獲得することができるはずです。
シューマツワーカー
シューマツワーカーは、900社以上の大手企業、中小企業、スタートアップが活用するサイトです。名前のとおり、副業に適した柔軟な案件をメインに取り扱っており、案件の99%以上はリモート案件です。
2024年5月現在、シューマツワーカーにはExcel VBAの案件はありませんでした。ただし、VBAだと1件見つかっており、時間単価が2,000~2,500円と高単価な傾向です。
初心者・未経験者がExcel VBAの副業案件を獲得するためのステップ
未経験からExcel VBAの副業案件を獲得するには、以下の道筋を辿りスキルや経験を重ねていきましょう。
- VBAのスキルを磨く
- ポートフォリオを作る
- 実務経験はアピールする
- レベルに応じた副業案件を獲得する
具体的なステップを解説します。
1.VBAのスキルを磨く
VBAのスキルを磨くなら、学習サイトを活用するのがおすすめです。学習サイトなら、初心者向けの基礎から学べ、徐々にレベルに合わせた実践的な知識やスキルを学習できます。VBAのスキルを磨くのにおすすめなサイトは以下です。
一から学習できるサイトなので、未経験者でも活用しやすいです。
2.ポートフォリオを作る
ポートフォリオは、クライアントがあなたに仕事を任せるかどうかを判断する大事な要素です。自分が持っているスキルレベルの証明にもなるので、丁寧に作りましょう。
ポートフォリオを作る際におさえておきたいポイントは、「どんな意図で作ったのか」です。このVBAを使うとどれくらい作業効率がアップするのか、どんなスキルが使われているのかがわかるように作ってください。
3.実務経験はアピールする
VBAの実務経験があれば、案件獲得しやすくなります。そのため、「どんな業務をしてきたのか」「何年ほど経験があるか」など経験やスキルをプロフィールに記載して、積極的にアピールしましょう。
VBAの副業は、企業での実務経験が1〜2年ほどあると案件を受注できる確率がアップするので、目安にしてください。
4.レベルに応じた副業案件を獲得する
初心者がVBAの副業を受注するなら、グラフ化やデータ整理など「初級レベル」の案件から始めるのがおすすめです。スキルレベルが上がったら、中級や上級向けの「データ処理」「管理ツールの作成」「システムの連携」などの案件を受注してみましょう。
数をこなしスキルを磨き実績を重ねれば、上級者向けの高単価案件も受けられるようになります。それにより、副業で安定して稼げるようになります。なお、VBA以外のプログラミング副業に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
Excel VBAでより高単価な案件獲得を目指すには?
Excel VBAでより高単価な案件獲得を目指すなら「フリーランスへの転向を検討する」「他言語やスキルを組み合わせて幅広い案件に対応できるようになる」ことが考えられます。次で詳しく解説します。
フリーランスへの転向を検討する
副業レベルでは、スポット案件を中心に稼いでいくことになります。月に5万円ほどなら稼げますが、それ以上稼ぎたい人は、フリーランスへの転向も検討すると良いでしょう。例えば、VBAのフリーランス案件は以下のようなものがあります。
フリーランス案件例 | 報酬相場 |
---|---|
【VBA/RPA】リゾート事業の運営企業での社内SEの案件・求人 | 〜4万円 |
【Access・VBA】業務自動化に携わるエンジニア募集! | 〜80万円 |
【VBA】大手信託銀行案件で長期の安定稼働も可能!VBAエンジニア募集! | 〜50万円 |
講師やインストラクター | 9万円〜 |
システム開発経験やクライアントとの打ち合わせ経験があれば、数十万円程度の月収を得られる案件にも応募できます。上流案件への参画ができると更に高収入を得ることも可能です。
フリーランスになるには、VBAに関する基本的な知識・スキルは備えておきましょう。分からないことがあっても、フリーランスは基本的に自力で解決する必要があるためです。また、VBAの資格「VBAエキスパート」を取得すると、スキルの証明に役立ちます。
その他のフリーランス案件について気になる方は、以下のページよりITプロパートナーズを登録し確認してみましょう。
他言語やスキルを組み合わせる
PythonやJava、AWSなどVBA以外の他言語やスキルも磨きましょう。VBAだけでは難しい案件は、ほかの言語や方法も組み合わせて考える必要があるためです。例えば、下記のようなフリーランス案件です。
専用ツールやVBAなどを使って、クライアントが求める業務効率化を進める案件です。
- 稼働日数:週5日
- 想定月収:〜40万円
求められるスキルや経験は、システム設計から開発の経験、Excel関数知識、要件ヒアリング、設計書の作成、DB(SQLServer/SQL)テーブル作成経験などです。このように、多言語やスキルと組み合わせることで高単価案件を受けられるようになります。
ExcelVBAの副業を始める際の注意点
VBAの副業を始める前に知っておくべき注意点を3つ紹介します。
- 勤務先の就業規則を確認する
- 年間所得が20万円を超えたら確定申告をする
- 企業の守秘義務は必ず守る
勤務先の就業規則を確認する
副業解禁が広がっているものの、まだ多くの企業は、副業を禁止する規則を設けています。そのため、Excel VBAの副業を始める前に、勤務先の就業規則を確認することが重要です。特に、競業避止義務や秘密保持義務などの条項がある場合、違反しないように十分な注意が必要です。違反すると、契約解除や損害賠償の対象となることがあります。
また、就業規則に副業が許可されている場合でも、必ず上司や人事部門に相談してから始めましょう。事前に相談しておくことで、後々のトラブルを避けられます。
年間所得が20万円を超えたら確定申告をする
副業からの収入は、所得として税務当局に申告する必要があります。特に、年間の所得が20万円を超える場合は、確定申告が必須です。
確定申告は所得税の計算と支払いを行うための手続きであり、副業から得られる収入は、原則として「雑所得」として申告します。雑所得の場合、収入から必要経費を差し引いた金額が所得として計算され、その金額に応じて所得税が課税されます。
ここでの「必要経費」とは、副業を行うためにかかった費用のことです。たとえば、PCやソフトウェアの購入費、通信費、書籍の購入費などが該当します。
確定申告は毎年2月16日から3月15日までの期間に、最寄りの税務署で行うものです。その際、所得の明細や必要経費の領収書などの証拠を準備しておくことが大切です。
企業の守秘義務は必ず守る
企業の守秘義務とは、企業が保有する秘密情報、技術情報、業務内容などの情報を指します。これらの情報が外部に漏れると、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、従業員や関連する者は、外部に情報を公開または流出させないよう、契約時に守秘義務を確認してください。
企業は取引先や顧客から提供される情報の中に、機密性を要求されるものが多く含まれます。これらの情報が外部に漏れた場合、契約解除や損害賠償の対象となるでしょう。
依頼された業務内容やデータに関する情報を取り扱う際は、第三者に情報が漏れないように十分な注意を払って業務を行ってください。
ExcelVBAの副業でよくある質問
ここでは、ExcelVBAの副業に関するよくある質問をまとめました。気になる項目をチェックしてみてください。
Excel VBAの副業に関するまとめ
ExcelのVBAは、プログラミングをそれほど詳しくない方でも使える、便利な業務効率化ツールです。そして、VBAを使うことで、比較的簡単なプログラムでExcelを操作でき、うまく利用すれば、いろいろな事務処理を自動化できます。
そのため、ExcelのVBAに詳しい人に、自社の仕組みに合わせたVBAを作ってほしい、と考えている企業がたくさんあり、それを副業にしている方が少なくありません。
ただし、副業と言ってもプロとしてシステムを開発することは同じです。顧客に満足してもらい、次の仕事を紹介してもらえるように、スキルを磨いて良いものを作りましょう。
弊社「ITプロパートナーズ」は週2日稼働から可能なExcel VBAのフリーランス案件・求人を取り扱っています。ご興味のある方はご相談ください!
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
そのような方はぜひ、ITプロパートナーズをご利用ください!
まずは会員登録をして案件をチェック!