こんにちは、ITプロマガジンです。
汎用性の高いプログラミング言語として知られている「Java」。Javaは需要が高い言語であるため、フリーランスJavaエンジニアとして独立することも可能です。
本記事では、フリーランスJavaエンジニアを目指す方に向けて、働き方や単価相場、実際の案件例や案件獲得方法などを紹介します。また、未経験から目指すための具体的なステップも解説。フリーランスJava案件を獲得したいと考えている方はぜひ参考にしてください。
ドンピシャ案件の探し方
「案件はたくさんあるはずなのに、なかなか自分の望む案件が見つからない…」
エンジニア市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいマッチングノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
ITプロパートナーズでは、
・9割がエンド直案件のため、高単価
・約6割が週3-4案件のため、柔軟に働ける
・事業会社の自社開発案件が多い
などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。
初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?
目次
- 1 フリーランスJavaエンジニアの働き方と仕事内容
- 2 Javaでフリーランスを目指す前に知っておくべき言語の特徴
- 3 【経験年数別】フリーランスJavaエンジニアの単価・年収相場
- 4 Javaのフリーランス案件数と動向
- 5 フリーランスJavaエンジニアの案件例
- 6 フリーランスJavaエンジニアに必要なスキル
- 7 未経験からフリーランスJavaエンジニアになるには?
- 8 フリーランスJavaエンジニアの案件獲得方法
- 9 フリーランスJavaエンジニアの案件獲得に活用できるおすすめエージェント
- 10 フリーランスJavaエンジニアが高単価案件を獲得する方法
- 11 Javaフリーランス案件は減少リスクは低く将来性が高い
- 12 まとめ
フリーランスJavaエンジニアの働き方と仕事内容
はじめに、フリーランスJavaエンジニアの働き方と仕事内容について紹介します。
フリーランスJavaエンジニアの働き方
フリーランスJavaエンジニアの働き方の特徴は、契約形態が会社員と異なることです。会社員は会社と雇用契約を結びますが、フリーランスの場合は業務委託契約を結ぶのが一般的です。業務委託契約とは成果物の納品や業務の遂行に対して報酬が支払われる契約で、クライアントからの指示命令は受けません。
スキルによって報酬が大きく変わるのも、フリーランスの特徴です。スキルが高いほどJavaエンジニアとして重宝され、高単価な案件を獲得しやすくなります。
実際の働き方は受注する案件によって変わり、客先常駐の案件は会社員と同じようにクライアント企業への出社が必要ですが、リモート可能な案件なら働く場所を自由に選べます。
フリーランスJavaエンジニアの仕事内容
Javaはシェア率が高いプログラミング言語で、業界を問わず多くの開発現場で採用されています。特に、以下のような案件が多く見られます。
- サーバーサイド開発
- スマホアプリ開発
- 業務系システム開発・運用 など
Javaはサーバーサイドの処理に適した言語で、大企業の業務系システムなどにも使われています。そのため、サーバーサイドや業務系システムの開発、既存システムの運用などが主な案件です。
また、Androidアプリの開発にも用いられるため、スマホアプリ開発の案件も見られます。
Javaでフリーランスを目指す前に知っておくべき言語の特徴
フリーランスエンジニアとしてJavaを利用する前にそのメリット・デメリットなどの特徴をしっかり押さえておきましょう。
Javaの特徴
「Java」はプログラミング未経験者の方でも一度は聞いたことがあるくらい代表的なプログラミング言語です。システム開発、ゲーム開発、IoTへの組み込みシステムなどさまな用途で利用され、世界的なシェアも非常に高く人気があります。
Javaの大きな特徴はオブジェクト指向の言語であることです。オブジェクト指向とはプログラムの設計や実装における手法の1つです。オブジェクト指向にはプログラムの「独立性」、「再利用性」、「拡張性」に優れているといった特徴があります。このような特徴から、Javaはシステムの開発や修正が容易な言語として知られています。
そのため大手の大規模開発案件に採用される機会も多く、日常的に利用しているシステムの多くにJavaが採用されています。
Javaにはオブジェクト指向であるというメリットがある
Javaの最大のメリットとしては先ほど記載したようにオブジェクト指向である点です。これにより大規模なシステム開発でも比較的容易に行うことができ、迅速なアップデートなどの対応が可能なため、ユーザーが満足いくサービスを提供できるようになっています。
それ以外にも銀行や証券といった大規模システムにも対応できるように処理速度が速く、セキュアな言語であるため、大企業の案件の多くに採用されています。最近ではAndroid用のスマートフォンアプリ開発にも採用される機会が多くなってきていることから将来性も高い言語だといえます。
一方でJavaは習得に時間が掛かるというデメリットも
Javaのデメリットはオブジェクト指向の習得に時間がかかるという点です。メリットとして紹介したオブジェクト指向ですが、プログラミング初心者の方だとオブジェクト指向を習得するのが難しく挫折ポイントとしても挙げられます。
一度習得してしまえば非常に便利なオブジェクト指向ですが、実践環境で使えるようになるにはある程度の時間と経験が必要となってきます。
【経験年数別】フリーランスJavaエンジニアの単価・年収相場
弊社「ITプロパートナーズ」に掲載されているJava関連の案件を見ると、単価相場は50万円から100万円程度です。これを年収に換算すると、600万円から1200万円になります。
ただし、フリーランスJavaエンジニアの単価・年収相場はスキルや経験年数によっても変わってくるため、上記の金額は誰にでも当てはまるものではありません。経験年数別の単価・年収相場の目安は、以下の表のとおりです。
経験年数 | 単価の目安(月額) | 想定年収 |
---|---|---|
1年〜2年 | 30万〜50万円 | 360万〜600万円 |
3年以上 | 50万〜70万円 | 600万〜840万円 |
5年以上 | 80万円以上 | 1,000万円以上 |
以下で実務経験別の単価・年収相場を詳しく紹介するので、こちらも参考にしてください。
実務経験1〜2年の場合
単価が50万円から100万円の案件は、ほとんどが実務経験3年以上のエンジニアを対象としたものです。そのため、実務経験1〜2年のエンジニアの単価・年収相場はこれよりも低くなると考えておいてください。先ほど紹介した表のとおり、実務経験1〜2年の単価相場は30万円から50万円程度です。
経験年数1〜2年でも対応できる案件の内容としては、アプリケーション開発やテスト項目の作成・実施などが中心です。応募条件は基本的にJavaの開発経験1年以上ですが、案件によってはJava以外の開発経験があれば応募できることもあります。
実務経験3〜5年の場合
実務経験3〜5年の場合、ITプロパートナーズでは週4〜5日勤務で想定月収50万円から70万円の案件が多く見られます。年収に換算すると600万円から840万円程度となり、会社員エンジニアの平均年収よりも高額になります。
案件の内容はアプリケーションなどの開発案件がメイン。必要スキルや経験は当然Javaでの開発経験が求められますが、「サーバーサイドの開発案件」、「アプリ開発経験」さらには「フルリモートの経験」などその案件にマッチした即戦力となる経験が求められる傾向にあります。
実務経験5年以上の場合
実務経験が5年以上なら、単価相場90万円から100万円以上の高単価案件の獲得が目指せます。この場合、年収相場は1080万円から1200万円です。
案件の内容はAndroidアプリ開発やサーバサイドの開発案件が中心です。Androidアプリ開発は近年ニーズが高まっているため、それに伴い単価も高くなっていることが考えられます。
必要スキル・経験は5年以上の実務経験に加えて、データベース等のインフラ関連スキルやKotlinなどJava以外の言語の経験、マネジメント経験など幅広いスキルや経験が求められる傾向にあります。
Javaのフリーランス案件数と動向
単価や年収に続いて気になるのが、実際の案件数や案件の動向でしょう。ここでは、Javaのフリーランス案件の動向について解説します。
案件数
Javaは需要の高い言語で、エージェントやクラウドソーシングサイトには多くの案件が見られます。例えば「Java 開発」のキーワードで検索すると、ITプロパートナーズでは1,340件程度、クラウドワークスでは400件程度の案件がヒットしました。(2023年5月時点)
このように、Java関連の案件は多数の募集があることがわかります。
案件の動向
Javaは大規模な業務系システムで利用されていることが多いため、大企業での案件が多い傾向にあります。また案件の内容としてはサーバーサイド(システムの裏側の処理)の開発が多いという特徴もあります。
近年はAndroidのスマホアプリ開発にもJavaが使われるようになりました。そのためスマホアプリ開発案件も増えているのが現状です。一方でiPhoneアプリにはJavaはあまり使われていません。
フリーランスエンジニアの働き方として在宅・リモートワークが注目されていますが、Java案件に関しては在宅・リモートワーク可能な案件はそれほど多くないのも特徴です。大企業の業務系システム案件などはセキュリティの観点から社外にデータを持ち出すことができないケースも多いためです。
ただし新型コロナウイルスの影響で在宅ワークの必要性が増しているのも事実なので、今後はこれらの案件も在宅ワークでできるようになってくるかもしれません。
在宅・リモート案件が少ない理由
なぜJavaの在宅・リモート案件が少ないのかについて、弊社敏腕エージェントである冨士本へヒアリングをおこないました。
冨士本 Javaを使用した開発求人案件としては、仕様がある程度固まっているウォーターフォール型開発プロセスを採用している現場と、作りながら仕様を固めていくアジャイル型開発プロセスを採用している現場の両方が混在しています。
前者のウォーターフォール型開発プロセスを採用している現場では、システム要件をもっている企業がシステム開発会社、いわゆるSIerやソフトウェアハウスに発注するスタイルが多いです。
このスタイルでは、2つの働き方があります。
1つは、システム要件をもっている会社である事業会社に常駐する働き方。この場合は事業会社に常駐することが求められますので、基本的に在宅で働くという働き方が認められないケースがほとんどでしょう。
もう1つは、事業会社が一括請負でSIerに発注するケースで、この場合SIerのオフィスで開発を行います。この場合はSIer側のセキュリティ体制などにもよりますが、最近だと一部リモートを認める動きもありますので、前者の常駐スタイルよりは在宅ワークができる可能性があるといえるでしょう。
ただし、発注元である事業会社側の要望で、SIer側の在宅ワークが認められない場合もあるのでこのケースでは在宅ワークは難しいでしょう。
開発プロセスをアジャイルで進める内製の文脈では、ディレクター、PMやデザイナが、各エンジニアと開発を進めつつ、会話をしながら、仕様を固めていく開発プロセスといえます。
初めてのクライアントでは、信頼関係がないために、隣で作業をしてもらいたいという意向も多いので、しばらくは信頼関係構築期間を置いたうえで、開発の内容などによって、外注や在宅を提案してみるというのはありかもしれませんね。
ー では、どのような求人案件が在宅を認めるケースが多いのでしょうか。
冨士本 やはり「客先常駐型」のSIerビジネスではなく、「自社開発」の文脈でエンジニアを募集しているかどうかでしょう。客先常駐型ではセキュリティ・契約などの観点で在宅作業が認められないことがほとんです。一方で自社開発では比較的柔軟な対応をするケースが増えてきています。
また、自社開発であっても、案件に関わる人数の規模感によって柔軟な働き方を認めるか否かという点で変わってくるでしょう。数十人以上など、それなりに案件に関わっている人が多数の場合は、マネジメントの観点で柔軟な働き方が認められないことが多い印象です。逆に数人〜10人程度の小規模案件であれば柔軟な働き方を認める企業も増えてきています。
しかしながら、昨今のコロナショックの影響で在宅・リモート案件が増えています。その辺りは担当エージェントと擦り合わせてみてください。
Javaのリモート案件が多くないことには上記のような理由があるのですね。たしかに案件数はそれほど多くはありませんが、弊社「ITプロパートナーズ」ではリモートワーク可能なJava案件も取り扱っているので、興味のある方はぜひご相談ください。
フリーランスJavaエンジニアの案件例
ここでは、実際に募集されているフリーランスJavaエンジニアの案件例をみていきましょう。
ITプロパートナーズに掲載されている案件のなかから、「週2・3日勤務」「在宅リモートOK」「高単価」の3つの案件例を紹介します。
週2・3日の案件例
こちらは、決済系サービスの開発でテストの自動化を実装する案件です。ブラウザテストの自動化経験や必要なツールを扱えるスキルが求められます。週3日勤務で、想定月収は90万円と高単価です。
在宅・リモートOKの案件例
こちらは、フルリモート可能で柔軟に働ける案件です。クライアントの受託案件に参画し、フロントエンドとサーバーサイドの開発を担当します。週2日勤務で、想定月収は30万円です。
高単価の案件例
こちらの案件では、AI・機械学習を用いたクライアントの自社プロダクト開発に参画します。機械学習や統計学のスペシャリストを求めていて、高いスキルが必要です。週2日勤務で想定月収100万円と、高単価な案件です。
フリーランスJavaエンジニアに必要なスキル
フリーランスJavaエンジニアには、以下のようなスキルが求められます。
- Javaを扱うスキル
- Javaのフレームワーク・ライブラリのスキル
- インフラ関連のスキル
- Java以外の言語スキル
- UIやUXに関するスキル
- クラウドサーバーに関するスキル
- コミュニケーションスキル
それぞれ具体的にどのようなスキルが求められるのか、以下で解説します。
Javaを扱うスキル
フリーランスJavaエンジニアには、当然ながらJavaを扱うスキルが必要です。少なくとも設計書のとおりにJavaを使って実装できるスキルがなければ、開発案件を請け負うことはできません。また、運用・保守案件では必要に応じてプログラムの確認や修正も行うため、他人が書いたコードを読み解く力も求められます。
Javaのフレームワーク・ライブラリのスキル
Javaには多くのフレームワーク・ライブラリが存在し、案件によっては特定のフレームワーク・ライブラリのスキルや開発経験が求められることがあります。対応できる案件の幅を広げるために、よく使用されるフレームワークやライブラリのスキルも習得しておきましょう。
フレームワークなら「Spring Framework」や「Jakarta EE」、ライブラリなら「Swing」や「Jackson」などがJavaの開発現場でよく使用されています。
フレームワークやライブラリを使うと開発効率が上がるため、多くの案件を効率よくこなしたいと考えている人にもおすすめです。
インフラ関連のスキル
インフラ関連のスキルがあると、サーバーサイド系の案件に携われます。サーバーサイド系の案件に興味がある人は、サーバー・ネットワーク・データベースなどのスキル・知識を習得しておきましょう。
Java以外の言語スキル
Java以外の言語スキルがあると、対応できる案件の幅がより広がります。先ほど紹介した案件例でも、「尚可スキル」としてJava以外の言語の開発経験を挙げているものが見られました。
たとえばJavaと相性の良い言語にはRubyやPythonなどがあります。またKotlinはAndroidアプリの開発案件で頻繁に使われる言語でJavaとの共通点も多いため、Javaの知識があれば比較的容易に習得可能です。
フリーランスJavaエンジニアとしてより希少価値の高い人材を目指すなら、Java以外のスキルも習得しておくことをおすすめします。
UIやUXに関するスキル
Web開発やスマホアプリ開発の案件では、UIやUXに関するスキルが求められます。UIはユーザーインターフェース、UXはユーザーエクスペリエンスのことで、Webサイトやアプリの操作性やユーザー体験を高めるために欠かせない考え方です。
UI/UXを意識してデザインや開発に取り組めるエンジニアは重宝されます。言語やフレームワークなど技術的なスキルに加えて、ユーザー目線の開発が行えるようUIやUXに関するスキルも習得しておきましょう。
クラウドサーバーに関するスキル
近年、クラウド上で新規システムの開発を行ったり、既存システムをクラウド環境に移行したりする案件が多く見られます。このようなクラウドを扱う案件が増えているため、クラウドサーバーに関するスキルも身につけておきましょう。
代表的なクラウドサービスであるAWSやGCPなどのスキルがあれば、より多くの案件に対応できるようになります。
コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルはJavaエンジニアが仕事をスムーズに進めるうえで重要な要素です。特に大規模プロジェクトではメンバーやクライアントとのコミュニケーションがうまく行っているかどうかで、進捗状況は大きく左右されます。
コミュニケーションスキルは大きく分けて「伝える力」と「受け取る力」の2種類があります。プレゼンや面接が得意など「伝える力」に秀でている人、一方でクライアントやプロジェクトメンバーの要望を汲み取るのが得意な「受け取る力」が優れている人など、コミュニケーションの種類によって得意・不得意が分かれる場合もあります。
自分に不足しているコミュニケーションスキルがあれば、意識的にそこを克服できるようにしておくとよいでしょう。
未経験からフリーランスJavaエンジニアになるには?
Javaのフリーランス案件は実務経験が求められることがほとんどのため、未経験からいきなりフリーランスJavaエンジニアになるのは難しいのが現実です。
未経験からフリーランスを目指したい場合は、以下のステップで進めましょう。
- 1.スキルを磨く
- 2.企業で実務経験を積む
- 3.副業案件に参画する
- 4.フリーランスとして独立する
上記4つのステップについて、以下で解説します。
1.スキルを磨く
未経験からJavaエンジニアを目指すには、まず必要なスキルを習得する必要があります。スクールや独学など自分に合った方法で勉強し、Javaを使ったプログラミングができるようになりましょう。
以下で、スクールと独学で学ぶ方法をそれぞれ紹介するので、参考にしてください。
スクールで学ぶ
これからJavaを学ぶ方はスクールに通って学ぶのもよいでしょう。体系的にJavaの基礎を学ぶことができ、分からないところは講師に聞くことで効率よく解決できるのがメリットです。一方、スクールに通うためにはまとまった金額の授業料がかかるといったデメリットもあります。
Javaを学べるスクールには以下のようなものがあります。
- TechAcademy(テックアカデミー)
- 侍エンジニア塾
- CodeCamp
- KENスクール
スクールを選ぶポイントとしては、オンライン学習が可能なところや、案件紹介や資格取得支援があるところがおすすめです。効率的に学習でき、案件獲得がスムーズになるので高い授業料を有効活用できます。
独学する
スクールに通うのではなく、独学で勉強してJavaの基礎を身に着ける方法もあります。「関連書籍」、「動画」、「サイト」など自分に合った方法を選びたい方や、自分のペースで学びたい方にはおすすめです。またスクールほど費用がかからないといったメリットもあります。
ただし勉強方法によっては知識に偏りが出たり、上級者や経験者からのフィードバックが受けにくいなどのデメリットもあるため、効率的に習得しにくい可能性もあります。
2.企業で実務経験を積む
Javaのスキルを身につけたら、Javaエンジニアとして企業に就職して実務経験を積んでください。先ほど紹介したとおり、フリーランスになるためには実務経験が必要です。高単価案件の獲得を目指すなら、最低でも3年以上は会社員エンジニアとして経験を積むことをおすすめします。
3.副業案件に参画する
ある程度の実務経験を積んだら、いきなり独立するのではなく副業から始めましょう。「案件を探して受注し、納品する」という個人として仕事を請け負う流れを実際に経験できます。独立後のシミュレーションも兼ねて、まずは副業からチャレンジしてみてください。
4.フリーランスとして独立する
実務経験を積み、副業で個人として仕事を請け負うことに慣れてきたら、フリーランスとしての独立を考えてもよいタイミングでしょう。フリーランスは案件を獲得できなければ収入が途絶えてしまうため、どうやってコンスタントに案件を獲得するかを考えておくことが大切です。
Java案件を獲得するためには、選考や面接対策をしっかり準備しておく必要があります。同じJava案件でも案件の内容によって求められるスキルや人物像は変わってくるので、どのような経験・スキルが求められているのかをチェックしたうえで応募案件を選んだりアピールしたりすると効率的に案件を獲得できます。
フリーランスJavaエンジニアの案件獲得方法
フリーランスエンジニアでJava案件を探す方法はいくつかありますが、ここでは代表的な案件探しの方法をご紹介します。
フリーランスエージェント
フリーランスエージェントは、個人のスキルや実績、希望に合わせて案件を紹介してくれるサービスです。フリーランスエージェントを利用することで、個人では難しい大手との取引や、高単価案件を紹介してもらうことができます。また契約面や税金面など、エージェントサポートが受けられるため、安心してお仕事に取り組むことが可能です。
自分で案件を探したり営業したりする必要がなくなるため、スキルや実績があって仕事にしっかり注力したい人は、エージェントを活用してみてください。
クラウドソーシング
クラウドソーシングサイトの特徴は、案件数の多さと受注から納品までオンラインで完結できる点です。リモート可能な案件を探している人は、クラウドソーシングの案件をチェックしてみてください。ただし、気軽に案件を見つけることができる一方、不当に単価が低い案件や報酬から仲介手数料が引かれてしまうなどのデメリットもあります。
知人・友人からの紹介
知人や友人から案件を紹介してもらっているフリーランスエンジニアも少なくありません。元々エンジニアとして働いていた人であれば業界にコネがあることも多いので、そこから案件につなげることもできるでしょう。知人の紹介ならクライアントの信頼度も高く、報酬未払いといった悪質なクライアントに遭遇してしまうリスクも下げられます。
HP・SNSでの情報発信
近年、HPやSNSをきっかけに案件の依頼が来るケースも増えています。フリーランスとしての独立を視野に入れたら、HPやSNSアカウントの運用を始めてみてください。自分のスキルや実績をこまめに発信していると、クライアントの目に留まって案件の依頼につながるかもしれません。
フリーランスJavaエンジニアの案件獲得に活用できるおすすめエージェント
ここではJava案件を取り扱うフリーランスエージェントをご紹介。それぞれの特徴をふまえて、ご自身に合ったエージェントを利用してみましょう。
ITプロパートナーズ
「週5でフルタイム勤務はしたくない」。そんなエンジニアに嬉しい週2、週3案件が豊富なITプロパートナーズ。フリーランスエンジニアを支援する会社では先駆け的な存在です。
利用企業数は2,000社以上。間に仲介会社を挟まず直接クライアントと契約しているので、高単価で魅力的な案件が多いことも特徴です。
また起業家・フリーランスの支援をするために始まったサービスのため、求められるスキルが高い分、週2〜3日、リモートワーク可などフレキシブルな働き方ができる案件が多い点もメリットです。
「週2〜3日で稼ぎながら、独立・起業に挑戦したい!」という方におすすめのエージェントになります。
レバテックフリーランス
運営会社は、ヒカリエを拠点に構えるレバテック株式会社。レバテックフリーランスは、抱えている案件数が業界内でもNo.1と呼べるほど多く、希望に沿った案件を紹介してもらえます。
さらに専任コーディネーターはクライアントとの顔合わせに同席し参画中から参画後もしっかりサポート。最も有名なフリーランスエージェントといっても過言でなく、まずはレバテックフリーランスに登録してみるという駆け出しのフリーランスエンジニアも大変多いです。
案件の単価も高額なものが多く、紹介してもらえる分野も幅広いためどこのエージェントが良いか悩んだ場合、真っ先に検討するべきエージェントの1つです。
Midworks(ミッドワークス)
フリーランスエージェントでも正社員並みの保証が受けられるのがMidworksの最大の特徴です。
ご自身のスキルに見合った額を補償してくれる給与保証制度(審査あり)は、正社員のような待遇でフリーランスとして働きたいエンジニアを虜にします。
さらに、交通費や書籍代などを支援してくれる「経費補助」や、映画やレストランの割引が受けられる福利厚生サービス「リロクラブ」への加入などの特典も。フリーランスと正社員双方のメリットを得たい方はMidworksがおすすめです。
Bizlink(ビズリンク)
ハイクラス層に強いエンジニア案件の取り扱いがあるBizlinkは、副業支援を行うフリーランスプラットフォームでもあります。週1案件からフルタイム常駐・リモート案件などもあるのでワークライフバランスを見直したいエンジニアにも嬉しいエージェントです。
契約は直請けなので高単価案件が多いのもポイントです。他エージェント比べて、IT業界以外の案件が豊富で、口コミでも「ほかでは見かけない面白そうな案件が多い」という声もあります。
その一方で週末勤務になることが多いため、「休日はゆっくり休みたい」「趣味を楽しみたい」という方には不向きかもしれません。
フリーランスJavaエンジニアが高単価案件を獲得する方法
基本的に単価相場の高いJava案件ですが、ここではより高単価の案件を獲得するために必要なスキルと経験をご紹介します。
上流工程やPMとしての経験
プログラマーのようにプログラミングだけを行うエンジニアよりも、SEのように上流工程や下流工程もこなせる人材になると高単価案件につながります。
そのなかでも要件定義や基本設計書作成から携わることができると顧客からの信頼にもつながります。またプロジェクト全体を管理するPMになると技術者であるエンジニアより高単価案件が多いです。
ただし、多くのPM案件は経験者でなければ受注できないことが多いので現役SEの方はPMを経験してからフリーランスを考えた方が良いです。
大企業やスタートアップなどあらゆる規模での開発経験
Javaのフリーランスエンジニアの案件の規模は大企業からの大きなシステムからベンチャー企業のスタートアップまでさまざまです。
大規模案件ばかりこなしているとスタートアップ案件のスピード感や最新の技術についていけない可能性があります。反対にスタートアップ案件ばかり携わっていると大企業の大規模システムの構成やロジックの理解に乏しくなってしまうこともあるでしょう。
対応できる案件の幅を自ら狭めずに多様な案件をこなせるようになると市場価値が上がり高単価案件を獲得しやすくなります。
Webサービスだけではないシステム系やアプリ開発の経験
「Webサービスのみ」や「システム開発のみ」のように1つの業務内容だけを実績として積むよりも、幅広いジャンルの業務内容に携われる方が高単価案件につながります。
システムの世界では流行りの移り変わりが非常に速く、常に新しい技術が開発されているのでそのスピードについていけるようにさまざまな業務経験は非常に大切です。特にAndroidアプリの開発は世界的に需要が高く、近年では最も稼げるジャンルの1つといえます。
Javaフリーランス案件は減少リスクは低く将来性が高い
Javaは多くの実績があり、今後も高いニーズが見込まれるため将来性は高いといえるでしょう。今後、AI開発で注目されているPythonなど別の言語の利用が広がる可能性はありますが、Javaの新規構築案件は減ったとしても、すでに動いているJavaで組まれたシステムの改良・改善の保守案件は継続して発生することが予想されます。
例えば、オランダのTIOBE Softwareが月次で発表する人気プログラミング言語ランキング「TIOBE Index」では、2023年現在でもJavaが3位の人気を誇っています。
さらに、JavaはWebシステムなど企業向けシステム以外でも多く使われている点でも強みがあります。具体的には組み込みシステムとAndroid機器向けアプリ開発などが挙げられます。
そもそもJavaは組み込みシステムを意識してデザインされたプログラミング言語です。Javaが30億のデバイスで走れるのは、異なるデバイス上で走らせても、同じソースコードは同じように動作する、というJavaの特別な仕掛け(Java仮想環境)のおかげです。
確かにJavaの登場当初からしばらくは、そのJavaの特別な仕掛けを動かすのが大変で、ハードウェアリソースに制限のある組み込みシステムには向かない、といわれていた時期もありました。
しかし、時代とともに技術が進んで、小さな筐体であっても、Javaがスムーズに動作できるだけのハードウェアリソースを搭載できるようになり、近年では、組み込みシステム業界でも、もっとも使われているプログラミング言語はJavaである、という調査結果もあります。
そして、Androidアプリ開発においても、Javaがもっとも多く使われているプログラミング言語だと言われています。Androidは言うまでもなく、iOSと並び立つ二強スマホ・タブレット向けOSであり、Android向けアプリ開発ニーズはなくなることはないでしょう。
もっといえば、今後iPhone・iPadの売れ行きが鈍化していくと推測され、スマホ・タブレット向けOSのシェアをますます拡大させるといわれていますし、今までWindowsが強みをもっていた特定機器向け組み込みOS、たとえばPOSやATMなどのOSとしても、じわじわAndroidがシェアを伸ばしているともいわれています。
今後のJava案件の見通しとしては、人工知能分野で活躍するPythonやC系言語のように、1000万円以上を狙える高年収案件はまずないものの、(開発するものが多少変わっていくかもしれませんが、)Javaのニーズ自体は残り続ける、という評価に落ち着きそうです。
まとめ
Javaは時代のニーズとともに案件の内容は変わりつつあるものの、依然根強いニーズのある言語です。現在のJava案件の傾向をふまえつつ、必要な経験やスキルを身に着けることで、高単価案件の獲得につながることでしょう。
Java経験者のIT系案件探しは「ITプロパートナーズ」がおすすめです。ご自身に合った優良なJava案件を効率的に探してください。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
そのような方はぜひ、ITプロパートナーズをご利用ください!
まずは会員登録をして案件をチェック!
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