Java案件は減少しているのか?需要と将来性を徹底解説

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Javaは汎用プログラミング言語としてIT業界に大きな役割を果たしてきました。

「30億のデバイスで走ってるのに客先では動かないJava」という表現は、Javaというプログラミング言語に対するITエンジニアたちの愛憎相半はずる感情をよく表しています。

しかし、1995年に登場してから約20年、Javaより長い歴史を持ちながら、2008年に生まれ変わって以降、爆発的に利用者を増やしているPythonや、RustやGo言語など次世代言語と呼ばれるものも含めて、Javaに取って代わるポテンシャルを秘めたプログラミング言語が次々と登場しています。

そのことを踏まえた上で、今後のJava案件について、見ていきたいと思います。

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Java案件は減少している?

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近年はPythonやGo言語など新しい言語がどんどん出ているから、Javaの案件は以前より減ってきた、という感覚を持っている方が多いと思います。

しかし、システム開発案件におけるプログラミング言語のシェアを、IPAの略称でITエンジニアならお馴染みの、「独立行政法人情報処理推進機構」が発行している「ソフトウェア開発データ白書」で調べると、なんとシステム開発に使われた言語の内、Javaの割合は2014-2015版だと30.4%なのに対して、2016 -2017は32.2%と減っていないどころか、わずかですが増加しています。

もちろん、この結果は「ソフトウェア開発データ白書」の作成に協力し、資料を提供している会社の多くが官公庁や日本を代表する有名企業にシステムを納品しているような、大手企業であることも勘案しなくてはなれません。

大手企業や官公庁の場合、成長途上の不安定な新技術よりも、実績がある安定した既存技術を好む傾向が強いため、Javaに有利なのです。

なにより、日本国内だけの話ですので、世界的な動向を知るべく、フリーランスエンジニアのマッチングサイト「CodementorX」を確認してみたところ、Javaは前年比で2018年に求人数が約8.9%減少しているとの結果が出てきました。

一方でPythonは前年比で12%仕事数が増えていることから、Pythonなど他の言語の登場でJava案件が減っている、というのはやはり事実のようです。

ただし、「CodementorX」の2018年の求人数を見ると、Javaは6200件、Pythonは4600件と、まだPythonがJavaを追い越すような事態にはなっていないようです。

ちなみにですが、検索エンジンに入力された検索キーワードから、各プログラミング言語のおおよその注目度を確認できると言われる、「TIOBE Index」によると2015年12月が20.98%、2016年12月は17.86%、2017年12月に13.27%と明らかに右肩下がりでしたが、2018年12月に15.93%と回復しています。

なお、全期間ともに第一位でした。

参考までに同期間のPythonは4.43%、4.24%、3.78%、8.38%と四年で倍になっており、C++を追い越して第三位になりました(二位はC言語)。

「TIOBE Index」の注目度はあまりあてにならない、という意見もありますが、Pythonがシェアを伸ばしつつも、Javaには届かない構図は「CodementorX」の求人数と概ね、一致するように思います。

Javaプログラマの需要と将来性は?

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続いては、これまでの情報をもとに、Javaプログラマーの需要と将来性について考えてみましょう。

すでにお伝えした通り「ソフトウェア開発データ白書」によると、2018年においても、Javaはもっともシステム開発に使われているプログラミング言語です。

今後、Pythonなどの利用が国内でも広がっていくことで状況が大きく変わることもあるかもしれませんが、当面はすでに実績のあるJavaで開発する、という流れが大きく変わると思えません。

また、新規構築案件は減ったとしても、すでに動いているJavaで組まれたシステムの改良・改善の保守案件は継続して発生するでしょう。

特にJavaは汎用言語として、企業の中枢システムなどにも使われていることが多いため、このニーズは大きいと思われます。

さらにJavaの恵まれている点は、JavaはWebシステムなどエンタープライズ向けシステム以外でも多く使われている、という点です。

具体的には組み込みシステムとandroid機器向けアプリ開発です。

そもそもJavaは組み込みシステムを意識してデザインされたプログラミング言語です。

Javaが30億のデバイスで走れるのは、異なるデバイス上で走らせても、同じソースコードは同じように動作する、というJavaの特別な仕掛け(Java仮想環境)のおかげです。

確かにJavaの登場当初からしばらくは、そのJavaの特別な仕掛けを動かすのが大変で、ハードウェアリソースに制限のある組み込みシステムには向かない、と言われていた時期もありました。

しかし、時代とともに技術が進んで、小さな筐体であっても、Javaがスムーズに動作できるだけのハードウェアリソースを搭載できるようになり、近年では、組み込みシステム業界でも、もっとも使われているプログラミング言語はJavaである、という調査結果もあります。

そして、androidアプリ開発においても、Javaがもっとも多く使われているプログラミング言語だと言われています。

androidは言うまでもなく、iOSと並び立つ二強スマホ・タブレット向けOSであり、android向けアプリ開発ニーズはなくなることはないでしょう。

もっといえば、今後iPhone・iPadの売れ行きが鈍化していくと推測され、スマホ・タブレット向けOSのシェアをますます拡大させると言われていますし、今までWindowsが強みをもっていた特定機器向け組み込みOS、例えばPOSやATMなどのOSとしても、じわじわandroidがシェアを伸ばしているとも言われています。

今後のJava案件の見通しとしては、人工知能分野で活躍するPythonやC系言語のように、1000万円以上を狙える高年収案件はまずないものの、(開発するものが多少変わっていくかもしれませんが、)Javaのニーズ自体は残り続ける、という評価に落ち着きそうです。

需要のあるJavaエンジニアになるためには

結局のところ、需要のあるJavaエンジニアになる方法は「能力を高めること」これに尽きるかと思います。

綺麗(可読性が高い)で効率の良いソースコードを早く書けて、多くのJavaクラスライブラリを知っているため、様々な案件に対応でき、しかもデバッグの手法に熟知しており、他の人が書いたソースコードを有効的に検証して修正できる、そんなJavaエンジニアなら、引く手あまたでしょう。

そんな完璧なJavaエンジニアになるのは大変ですが、自身のJavaスキルを確認し、アピールする方法として、資格取得という手段があるので、Javaに関する資格をご紹介いたしましょう。

Javaに関する資格はいくつかあるようですが、おすすめはJavaの開発元であるオラクルが実施する「Oracle Certified Java Programmer」です。

三ランクに分かれていて、下から「Oracle Certified Java Programmer, Bronze」「Oracle Certified Java Programmer, Silver」「Oracle Certified Java Programmer, Gold」と分かれています。

Bronzeはプログラム初学者向けですので、履歴書のアピールとして書くのであれば、Silver以上を取得しておいた方が望ましいでしょう。

また、Javaのコードを書く能力の向上だけでなく、androidアプリのトレンドなどの周辺環境にもアンテナを張り、知識を蓄えることも重要かと思います。

まとめ

今回はJava案件の今後の動向について、考えてきました。Javaの未来を考えるとき、自分はCOBOLを思い出してしまいます。

「COBOLはレガシーだ。やがてなくなるんだ」と言われながらも、今なお、COBOLで書かれたシステムは動いていますし、保守案件を中心にCOBOLエンジニアのニーズが残っています。

今後、Javaでもエンタープライズシステムについては、同じような状況が発生するかも知れません。

更に言えば、繰り返しになりますが、Javaはエンタープライズシステムだけではなく、それ以外の用途でも多く使われているプログラミング言語です。

確かにJavaは扱える人口が多く、人工知能開発など高価値システムの世界であまり使われていない、ということもあり、単価相場の高い言語とは言いにくいです。

ですが、Javaは未来のある言語、という印象を抱いています。

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「IT起業家・フリーランスの自立を支える」というビジョンの元、「週2日からの業務委託案件を紹介する、ITプロパートナーズ」を運営。 ■BestVenture100に創業初年度で選出 ■取材記事:自立する覚悟が、働き方を変える
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