JavaとPythonの違いは?どちらを学ぶべき?難易度・年収・将来性を比較

こんにちは、ITプロマガジンです。

「JavaとPython、どっちを学べばいいの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。どちらも人気が高く、需要が高まっているプログラミング言語です。しかし、得意分野や学習のしやすさなどに違いがあるため、自分に合った言語を選びましょう。

この記事では、JavaとPythonの特徴とそれぞれの違い、学習する言語の選び方などを解説します。スキル習得におすすめの資格も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

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「Java」・「Python」はどのようなプログラミング言語?

はじめに、「Java」と「Python」のそれぞれの特徴について見ていきましょう。

Javaとは

Javaは1990年代半ばに登場して以来、現在でも多くの開発現場で利用されている人気の高いプログラミング言語です。「JVM(Java Virtual Machine)」という仮想環境により、OSの種類にかかわらず同じコードを動作させることができる汎用性の高さが大きな特徴です。

そのため、企業の業務システムやWebアプリケーション、Androidアプリの開発など、分野を問わずさまざまなツールの開発に用いられています。

Javaのデメリットとしては、学習難易度の高さが挙げられます。オブジェクト指向への理解やエラーの解決力が求められるため、初心者が取り組むにはハードルが高いでしょう。

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Pythonとは

Pythonは、シンプルで分かりやすい構文が特徴のプログラミング言語です。文法が直感的で初心者でも取り組みやすいため、プログラミングの入門言語として選ばれることも少なくありません。

Javaと同様にさまざまな分野で利用されていますが、近年特に注目されているのは、機械学習やデータ分析といった先端技術分野での活用です。豊富なライブラリやフレームワークが整備されており、AI分野の開発に強みを持つ言語として需要が高まっています。

一方で、Webデザインやスマホアプリの開発などには不向きなため、目的によってはPython以外の言語を選んだほうがよいでしょう。

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JavaとPythonの違いを比較

ここからは、JavaとPythonの具体的な違いを見ていきましょう。どちらを学ぶべきか迷っている方は、ぜひチェックしてみてください。

主な用途

JavaとPythonはどちらも幅広い用途で用いられる言語ですが、得意とする領域には違いがあります。

Javaは、企業の業務システムやスマートフォン向けアプリ、オンラインゲームなどの開発で多く使われています。一方、PythonはWebサービスの開発やデータの収集・分析、AI・機械学習などの分野で多く用いられているのが特徴です。

平均年収

求人ボックスが公表した「プログラミング言語別年収ランキング」によると、Pythonを扱うエンジニアの平均年収は877万円、Javaは810万円という結果が出ています。

このデータからは、Pythonエンジニアの方がやや高い年収傾向にあることがわかります。ただし、業種や職種、経験年数によって差が出るため、あくまでひとつの目安として捉えておいてください。

習得難易度

前述の通り、Pythonは構文がシンプルで読みやすく、初めてプログラミングを学ぶ人でも理解しやすい言語です。また、オープンソースで誰でも無料で使える点も、ハードルの低さにつながっています。

一方、Javaは文法がやや複雑で、学習の初期段階では難しさを感じるかもしれません。ただし、需要が高い言語であるため学習教材や情報が豊富にそろっており、しっかりと学べば十分に習得可能です。

習得するメリット

Javaを習得するメリットは、企業の中核を担うような基幹システムや大規模な業務システムの開発に携われる可能性があることです。こうした案件は長期的かつ安定的な需要が見込まれ、エンジニアとしてのキャリア構築にもつながります。

一方、Pythonを習得すると、AIやビッグデータといった最先端分野の開発に関わるチャンスが広がります。「新しい技術に触れたい」「成長分野でスキルを活かしたい」と考えている方にとっては、Pythonは魅力的な言語でしょう。

将来性

paizaが発表した「プログラミング言語に関する調査(2024年版)」では、Pythonが人気言語1位、Javaが2位と、どちらも高い人気があることがわかります。

さらに、ITエンジニア向けエージェント「ITプロパートナーズ」の掲載案件を見ると、Javaの掲載案件数は693件、Pythonは686件と、ほぼ同数でどちらも高い需要があります。(2025年5月時点)

Javaが得意とするゲーム市場、Pythonが得意とするAIやデータ分析は、いずれも今後成長が見込まれている分野です。どちらを選んでも、将来性は十分といえるでしょう。

Javaの将来性についてはこちらの記事、Pythonの将来性についてはこちらの記事でも詳しく解説しているのでぜひあわせてチェックしてください。

JavaとPythonの共通点

JavaとPythonの共通点は、いずれも開発を効率化するためのライブラリやフレームワークが充実している点です。これらを活用すると一からすべての処理をコーディングする必要がなくなり、開発スピードを大幅に向上させることができます。

例えば、Javaは画像処理やCSVファイル処理など汎用性の高いライブラリが豊富で、さまざまな開発ニーズに応えられるのが強みです。一方、Pythonには統計分析や数値計算、機械学習といった分野に特化した高性能なライブラリが多数用意されています。

このように、開発のしやすさという観点では、JavaとPythonの間には大きな共通点があると言えるでしょう。

JavaとPythonならどちらを選べばいい?

JavaとPython、どちらを学ぶべきか迷ったときは、「目的」「習得難易度」「就職のしやすさ」という3つの観点から検討してみてください。

以下で、それぞれの選び方について紹介します。

目的で選ぶ

JavaとPythonは、得意とする分野に違いがあります。そのため、自分が将来的に関わりたい分野を基準に選んでみましょう。

例えば、企業の業務システムやAndroid向けアプリ、ゲーム開発などに興味がある方には、Javaのほうが向いています。一方、AI開発や機械学習、データ分析といった先端技術に関わりたい場合は、Pythonがおすすめです。

習得難易度で選ぶ

初めてプログラミングを学ぶ方にとっては、習得のしやすさも重要なポイントです。一般的に、Javaに比べてPythonの方が構文がシンプルで、初心者にも理解しやすいとされています。

また、Pythonは学習教材も充実しており、初心者向けの書籍やオンライン学習サイト、プログラミングスクールなどが多数存在します。そのため、「とにかくまずはプログラミングを始めてみたい」という方には、Pythonがおすすめです。

就職のしやすさで選ぶ

プログラミング言語を選ぶ際は、就職先の多さも確認しておきましょう。

Javaは、企業の業務システムや大規模な基幹システムなどで広く使われており、エンジニアとしての就職につながりやすい言語です。特にSIerや大手IT企業では、Javaスキルを持つ人材が安定して求められています。

一方で、PythonもAI開発やデータ分析といった成長分野での需要が高まっており、今後さらに活躍の場が広がると期待されています。Pythonエンジニアとしての就職も十分可能で、最先端の技術に関わりたい方には魅力的な選択肢です。

転職サイトやエージェントなどを活用して、興味のある企業がどのようなスキルを求めているのか、事前にチェックしてみると良いでしょう。

JavaとPythonのスキルを習得する方法

ここでは、JavaとPythonのスキルを習得する方法として、「独学」と「スクール」の2つを紹介します。

独学

書籍やオンライン学習サイト、動画教材などを活用して、自分のペースでスキルを身につける方法です。JavaもPythonも初心者向けの教材が豊富にそろっているため、独学でも比較的始めやすいでしょう。

独学のメリットは、働きながら空いた時間で学習を進められる点です。ただし、途中でつまずいたときに相談できる相手がいないため、モチベーションが下がって挫折してしまう人もいます。

スクール

より体系的かつ効率的に学びたい場合は、プログラミングスクールの活用がおすすめです。JavaやPythonを専門的に学べるスクールは多く、現役のプログラマーが講師を務めているケースもあり、実践的なスキルを身につけやすい環境が整っています。

独学に比べると費用がかかるというデメリットはありますが、学習の習慣化やモチベーションの維持、疑問点の解消といった点は大きなメリットです。短期間でしっかりとスキルを習得したい方は、スクールの活用も検討してみてください。

JavaとPythonのスキル習得におすすめの資格

最後に、JavaとPythonのスキル習得におすすめの資格を紹介します。

Java関連の資格

Java関連の資格でおすすめなのが、次の3つです。

  • Oracle認定Javaプログラマ
  • Javaプログラミング能力認定試験
  • Android™技術者認定試験

それぞれの資格の概要を以下で紹介します。

Oracle認定Javaプログラマ

Oracle認定Javaプログラマは、Javaを提供するOracle社が認定する公式の技術者資格です。この資格を取得することで、Javaに関する正確な知識とスキルを有していることを客観的に証明できます。世界中で実施されているグローバルな資格試験であり、信頼性の高い資格です。

Javaプログラミング能力認定試験

Javaプログラミング能力認定試験は、Javaに関する基本的な知識とオブジェクト指向に基づいたプログラミング能力を認定する試験です。1級から3級までのレベルがあり、最も難易度の高い1級では、業務システムの仕様変更や保守対応といった実務レベルのスキルが問われます。初心者の方は、基礎知識や簡単なプログラミングスキルが求められる3級からチャレンジしてみましょう。

Android™技術者認定試験

Android™技術者認定試験は、Androidアプリの開発や運用に必要な知識とスキルを証明できる試験です。日本語試験としては、アプリ開発に関する知識を問う「Androidアプリケーション技術者認定試験ベーシック」と、OSやプラットフォームに関する知識を問う「Androidプラットフォーム技術者認定試験ベーシック」の2種類があります。Androidアプリ開発に興味がある方は、こちらの資格もおすすめです。

Javaの資格でおすすめは?試験の種類と勉強方法を解説!

Javaの資格でおすすめは?各試験の概要や難易度、勉強方法を解説

Python関連の資格

Python関連の資格取得を目指すなら、次の3つがおすすめです。

  • Python 3 エンジニア認定基礎試験
  • Python 3 エンジニア認定データ分析試験
  • Python 3 エンジニア認定実践試験

それぞれの資格の概要を、以下で紹介します。

Python 3 エンジニア認定基礎試験

Python 3 エンジニア認定基礎試験は、Pythonの基本文法から応用的な内容まで、幅広い知識とスキルが問われる資格試験です。出題範囲はオライリー・ジャパンの書籍「Pythonチュートリアル」に基づいており、各章の出題率も公開されているため、効率的に学習を進められるでしょう。

Python 3 エンジニア認定データ分析試験

Python 3 エンジニア認定データ分析試験は、Pythonの基礎に加えて統計や数学、データ分析に関連するライブラリの活用力も問われる試験です。出題範囲は翔泳社の「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書」に準拠しており、pandasやNumPyなど、実務でよく使われるライブラリが中心となっています。

Python 3 エンジニア認定実践試験

Python 3 エンジニア認定実践試験は、より実務に即した具体的な処理や実装力が問われる試験です。出題範囲は技術評論社の「Python実践レシピ」から構成されており、7割以上の正答で合格となりますが、9割以上正解した受験者には「Python Super Engineer」の称号が与えられます。実践力を証明したい方におすすめの試験です。

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まとめ

JavaとPythonはどちらも高い人気と実用性を備えたプログラミング言語ですが、それぞれ得意分野や学習のしやすさなどに違いがあります。将来関わりたい分野や学習スタイルに応じて、自分に合った言語を選びましょう。

どちらを選んでも将来性は高く、スキルを習得することでキャリアの幅が広がります。まずは興味のある分野に応じた言語を選び、学習を始めてみてください。

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