こんにちは、ITプロマガジンです。
グラフィックデザイナーの副業案件に興味があり、「グラフィックデザイナーの副業案件はどれくらい稼げるのか」「どのようなスキル・知識が必要なのか」が気になっている方も多いのではないでしょうか。また、案件獲得方法や稼ぎ方を知りたい方もいるでしょう。
本記事では、グラフィックデザイナーの副業案件が気になっている方に向けて、収入目安や副業案件の種類、弊社ITプロパートナーズで掲載している案件例まで幅広く解説します。未経験から副業案件を獲得するコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
「必要以上に安売りをしてしまう」「市場感より高い単価で参画してしまいトラブルになる..」
フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
ITプロパートナーズでは、
・9割がエンド直案件のため、高単価
・約6割が週3-4案件のため、柔軟に働ける
・約7割がリモートのため、働く場所を選べる
などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。
初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?
目次
- 1 グラフィックデザイナーの副業とは
- 2 グラフィックデザイナーの副業は稼げる?収入目安は?
- 3 グラフィックデザイナーの案件例
- 4 未経験でもグラフィックデザイナーの副業は可能?
- 5 グラフィックデザイナーとして副業するために必要なスキルと知識
- 6 グラフィックデザイナー副業のメリット
- 7 未経験からグラフィックデザイナーの副業を始める手順
- 8 グラフィックデザイナーの副業案件を獲得する方法7選
- 9 グラフィックデザイナーの副業案件を獲得するためのポイント
- 10 グラフィックデザイナーの副業案件で稼ぐためのコツ
- 11 グラフィックデザイナーの副業を始める際の注意点
- 12 グラフィックデザイナーの副業でよくある質問まとめ
- 13 まとめ
グラフィックデザイナーの副業とは

グラフィックデザイナーは、広告や出版物、商品パッケージ、ロゴなど、日常生活のさまざまな場面で目にするビジュアルデザインを手がける職業です。依頼主の意図やコンセプト、メッセージに沿って、配色や構図を企画し、視覚的な成果物を作り上げます。主に平面のデザインを扱いますが、展示会のブースデザインやWebデザインに関わることもあります。
副業の場合、単発的に広告やロゴといったデザイン制作を行ったり、WebサイトのコンセプトイメージやUIを企画したりといった仕事内容が考えられます。クライアントから直接受注することもあれば、広告代理店や制作プロダクションからデザイン業務を部分的に依頼されるケースもあるでしょう。
グラフィックデザイナーの副業は稼げる?収入目安は?
グラフィックデザイナーの副業案件の報酬はスキルや経験、そして案件内容によって異なりますが、相場は数万〜10万円前後と言われています。例えばクラウドソーシングの案件相場は以下の通りです。
- ロゴ作成:10,000円〜
- Webページデザイン:50,000円〜
- チラシデザイン:20,000円〜
上手く仕事を掛け持ちしながら複数案件をこなせば、十分な副業収入を得られる単価でしょう。
もともとデザインの仕事は成果が分かりやすいので副業に向いており、依頼主との交渉次第ですが、単価も自分で決められるため「思ったより高く売ることができた!」といったことがあり得るのです。
そのためグラフィックデザイナーの仕事は、方法をしっかり選べば副業で稼ぐことも十分可能だと言えるでしょう。また、フリーランスのグラフィックデザイナーの年収は、約400万〜700万円と高いので、副業ではなく、独立してフリーランス一本で活動しやすいのも魅力です。
フリーランスのグラフィックデザイナーとして案件獲得を考えている方は、ぜひ弊社ITプロパートナーズにご相談ください。
グラフィックデザイナーの案件例
ここでは、弊社ITプロパートナーズに掲載しているグラフィックデザイナーの副業案件例を紹介します。
セールス・マーケティング施策向けグラフィックデザイン
案件名 | 【Photoshop/Illustrator】営業/マーケ施策におけるデザイナーの案件・求人 |
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案件単価 | 〜300,000 円/月(週2〜3日) |
勤務地 | フルリモート |
スキル・経験 | Adobe Illustrator、Photoshopの実務経験(2年以上),スタートアップ・SaaS企業でのデザイン,デジタルマーケティング担当との協業経験 |
職種・ポジション | Webデザイナー,グラフィックデザイナー |
こちらの案件は、急成長中の企業におけるセールス・マーケティング施策でのクリエイティブ制作を担当する内容です。具体的な業務には、営業資料やプレゼン資料のデザイン、セミナー用バナー作成、ホワイトペーパー(WP)のデザインなどが挙げられます。
スタートアップやSaaS企業でのデザイン経験を活かしたい方に適した案件です。フルリモートでの作業が可能なため、副業で柔軟な働き方を希望する方にも向いています。
ゲームグラフィックプロジェクトのグラフィックデザイン
案件名 | 【Photoshop/Illustrator】ゲームグラフィックの作成におけるデザイナーの案件・求人 |
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案件単価 | 〜400,000 円/月(週1〜5日) |
勤務地 | フルリモート |
スキル・経験 | After Effectsを用いたコンポジット経験,3ds Max、Maya、Director、Photoshop、Illustratorのいずれかの操作スキル,遊技機開発経験 |
職種・ポジション | Webデザイナー,グラフィックデザイナー |
こちらの案件は、遊技機の受託開発プロジェクトにおけるグラフィックデザインを担当する内容です。具体的な業務には、ゲームグラフィックの作成(3DCG/2D)、絵コンテやアニメーション作成、キャラクターデザイン、世界観設定、ムービー制作などが挙げられます。
使用ツールは3ds Max、Maya、Photoshop、Illustratorなどで、特にAfter Effectsでのコンポジット経験が必須です。フルリモートでの作業が可能なため、自宅での柔軟な働き方を希望する方や副業としてスキルを活かしたい方にもおすすめです。
広告代理店のtoB/toCクリエイティブデザイン
案件名 | 【Adobe XD/クリエイティブ】広告代理店におけるグラフィックデザイナーの案件・求人 |
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案件単価 | 〜600,000 円/月(週2〜5日) |
勤務地 | フルリモート |
スキル・経験 | ToB、ToC向け訴求クリエイティブ作成経験,Adobeツールの実務使用経験 |
職種・ポジション | Webデザイナー,グラフィックデザイナー |
こちらの案件は、広告代理店におけるクリエイティブ制作を担当する内容です。具体的には、顧客ヒアリングをもとにデザインイメージを作成し、ToB・ToC向けの訴求クリエイティブや集客目的のデザイン制作を行います。
特にマーケティング部門や営業部門との連携が重要であり、広告効果を最大化するデザイン提案が求められます。また、Adobe XDを含むAdobeツールを使用した実務経験が必要です。
フルリモート対応可能な案件のため、場所に縛られず柔軟な働き方を希望する方におすすめです。
未経験でもグラフィックデザイナーの副業は可能?
グラフィックデザイナーの副業の多くは、条件として実務経験が求められます。そのため未経験で参入するハードルは高いのが現実です。
エージェントを活用する際もスキル・経験が求められ、全くの未経験では案件の紹介を受けることは難しい傾向にあります。未経験からグラフィックデザイナーの副業案件を獲得できるようになるためには、まずスキルを身につけて仕事の実績を積むことが欠かせません。
グラフィックデザイナーとして副業するために必要なスキル・知識については後述します。
グラフィックデザイナーとして副業するために必要なスキルと知識

グラフィックデザイナーの副業をするためには、下記のようなスキルが必要です。
- デザインスキル
- PhotoshopやIllustratorなどのソフトウェアスキル
- UI/UXデザインの知識
- マーケティングの知識
- 営業がコミュニケーションスキル
- 著作権や肖像権に関する知識
それぞれのスキルについて詳しく紹介します。
デザインスキル
グラフィックデザイナーとして副業を始めるには、レイアウトや色彩、コントラストなどのデザイン知識・スキルが必須です。
効果的なレイアウトは、情報を視覚的に整理し、見やすく伝えるための基盤になります。色の組み合わせやコントラストは、デザインの美しさやメッセージの伝わり方に大きく影響します。
またクライアントの要望やターゲットを理解し、それに沿ったデザインコンセプトを考えたり、それを具体的に表現するようなデザインスキルもあるとよいでしょう。
PhotoshopやIllustratorなどのソフトウェアスキル
グラフィックデザイナーの必須ツールであるPhotoshopやIllustratorは、一通り使用できるようにしましょう。
初心者や未経験者の場合、まずはロゴやバナー作成など、依頼された仕事に問題なく対応できる程度のスキルレベルが基準となります。
この他、InDesign(インデザイン)というソフトを使うこともありますので、こちらのツールも利用できるとよいでしょう。
なお、Photoshopの副業についてはこちら、Illustratorの副業についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、併せて参考にして下さい。
UI/UXデザインの知識
UI(ユーザーインターフェース)とは、システムやプログラムのことを指し、UX(ユーザーエクスペリエンス)はユーザーがシステムやプログラムを通じて得られる体験のことを言います。
UI/UXを考慮せず、デザインやフォント、未字の大きさを決めてしまうと、ユーザーが「使いにくい」と感じてユーザー行動に大きな悪影響を与えます。
作成した成果物の登録者数や売り上げなどをアップするためには、UI/UXを理解したうえでデザインを作成することが求められます。ツールやデザインのスキルの他にUI/UXの知識も持っておきましょう。
マーケティングの知識
グラフィックデザイナーは、マーケティングやコミュニケーションスキルがあるとクライアントの意図を汲み取ったデザインが作成できます。
特に、WebマーケティングやSEOについて勉強するのがおすすめです。「自社サービスを購入してもらえた」「サイトにユーザーを集客できるようになった」などクライアントの効果に直結できるメリットがあります。
このようにデザインを作る以外の付加価値があることで、より案件を獲得しやすくなります。
営業やコミュニケーションスキル
業務を円滑に進めたり営業するのに必要なのは、コミュニケーションスキルです。具体的には、クライアントからの要望を正確にヒアリングしたり、うまく言語化して説明できることが大切です。また、言葉で分かりにくい箇所は、資料を用意するなど、細やかな気遣いがあるとよいでしょう。
始めはうまくいかないことが多いと思いますが、場数を踏むとスムーズにコミュニケーションが取れるようになるので、継続してやってみることが大切です。
ただし、人によっては「営業が苦手……」「ひたすら業務に集中したい!」という方もいるかもしれません。その場合は、代理で手続きや営業を請け負ってくれるエージェントを頼るのがおすすめです。
著作権や肖像権に関する知識
グラフィックデザイナーとして副業を行う場合、著作権や肖像権に関する知識は無視できません。
著作権は、創作者が自分の作品に対して持つ独占的な権利であり、他人が無断で複製や配布、公開することを禁止するというものです。肖像権は、個人の肖像を無断で使用されない権利で、特に人物の写真やイラストを作品に使用する場合に考慮が必要です。
副業としてデザイン作業を行う場合、使用する画像や素材が他人の著作権や肖像権を侵害していないか確認し、必要であれば許可を取るか、著作権フリーの素材を使用する必要があります。
副業としてグラフィックデザインを行う際は、契約先の企業とトラブルにならないように制作物についての著作権や肖像権の知識を身につけてください。
グラフィックデザイナー副業のメリット
グラフィックデザイナーの副業には、さまざまなメリットがあります。主な4つを解説します。
リモート案件が多い
1つ目のメリットは、グラフィックデザイナーの案件にはリモート可能なものも多く、場所を選ばず副業できる点です。
副業としてグラフィックデザイナーの案件を受ける場合、「本業に支障が出ないこと」「空いている時間を有効活用できること」が重要な要件と言えます。
リモート案件であれば、移動の手間・時間がかからず、平日の夜や土日など、空いた時間を活用しやすいのがポイントです。
スキルの幅が広がる
2つ目のメリットはスキルの幅が広がることです。
会社に所属しグラフィックデザイナーとして働いている場合、自分の裁量で仕事をするのが難しいため、「磨きたいスキルを磨く」といった希望が通らない場合もあります。
しかし副業であれば、自分のやりたい仕事ができます。例えばWebページデザインのスキルを重点的に高めたいのであれば、「Webページの案件だけ受ける」といった方針も可能です。
また副業は自分で仕事を獲得する必要があるため、営業力や交渉力などデザイン以外のビジネススキルも伸ばすことができます。
人脈が広がる
3つ目のメリットは人脈が広がることです。
正社員として業務を進める場合、関わる人の範囲は「会社の人」もしくは「クライアント」に限定されます。しかし副業に取り組めば、本業では出会えなかったさまざまな人々と交流できます。
特にグラフィックデザイナーのようなクリエイティブ職は、人脈の形成がとても重要です。人脈があれば業界事情や最新トレンドについて情報交換しやすいのに加え、案件を紹介してもらえる可能性もあり、副業で稼ぎたい場合はもちろん、今後独立を視野に入れている際にも役立ちます。
フリーランスとして独立する準備にもなる
副業でグラフィックデザイナーとしてのスキルや経験を積めば、独立も視野に入ります。
グラフィックデザイナーの仕事には、フリーランス向けの案件が多くあり、フリーランスとして仕事を探しやすい職種です。ただし、会社員しか経験がない人がいきなりフリーランスになると、クライアントとの契約方法や案件の進め方など、異なる点が多く戸惑うケースもあるでしょう。
そこで、副業で案件の進め方に慣れていれば、いざ独立する際もスムーズに案件に着手できます。また、副業で人脈を作り実績も積めば、独立した際に案件を獲得しやすくなるという点もメリットです。
もし、フリーランスとしての独立も視野に入れている方は、ぜひITプロパートナーズをご利用ください。弊社では、フルタイム案件はもちろん、週3日程度から働ける案件も数多く扱っています。また、案件のおよそ7割がフルリモートなので、自宅にいながら働くことも可能です。興味のある方は、以下からチェックしてみてください。
未経験からグラフィックデザイナーの副業を始める手順

グラフィックデザインが未経験でも、段階を踏んでスキルを磨き実績を積めば、案件獲得から独立まで視野に入れられます。ここでは、未経験から副業をスタートするための具体的な手順を紹介します。
デザインスキルを身につける
グラフィックデザイナーとして活躍するうえでは、まずデザインスキルを身につけることが不可欠です。基礎的なデザインのスキル・知識を習得することから始めましょう。
デザインスキルを身につけるおすすめの方法は、以下のようなスクールに通うことです。
スクールでは、PhotoshopやIllustratorといった主要なデザインツールの使い方に加え、配色やタイポグラフィーといったデザイン理論も学ぶことができ、体系的なスキルや知識が身につきます。
また、独学で学ぶ場合は書籍やWebサイト、YouTubeなどを活用して知識を得ながら、自身で手を動かしてみましょう。
自主制作でポートフォリオを充実させる
基礎的なスキルや知識を身につけたら、ポートフォリオを作成します。
ポートフォリオは、クライアントに自分のスキルをアピールするために必須です。これは副業だけでなく、フリーランスとして案件を受ける際にも欠かせないものであり、案件獲得を目指すなら早い段階でポートフォリオを準備しておきましょう。
ポートフォリオには、ロゴデザインや広告バナー、ポスター、商品パッケージのデザイン提案など、自分が得意なジャンルの作品を掲載します。ポートフォリオはWordPressやWixといったCMSを使えば簡単に作成できます。また、InstagramやX(旧Twitter)をポートフォリオの代わりに活用するという方法もあります。
案件獲得に向けた準備ができたら、未経験でも可能な案件に応募して実務経験を積みましょう。
未経験でも可能な案件を獲得する
未経験や、経験が浅い人であれば、ランサーズやクラウドワークス、ココナラといったクラウドソーシングサイト・スキルシェアサービスがおすすめです。ジャンルやスキルレベルが異なる案件があり、経験が浅い人でもチャレンジできる案件が多数掲載されています。
また、デザイナーの知り合いやデザイナーを探している人がいれば、任せてもらえる案件がないか打診してみるのもよいでしょう。身近なところから実績を積めば、自然に口コミが広がり、案件獲得のチャンスが増える可能性があります。
グラフィックデザイナーの副業案件を獲得する方法7選
グラフィックデザイナーが副業で稼ぐための仕事探しの方法は、以下の通りです。
- 副業・フリーランスエージェント
- クラウドソーシング
- スキルシェアサービス
- 友人の紹介
- SNS・ブログ
- デザインスクールからの紹介
- コンペやコンテストに参加する
ここでは、それぞれの特徴を解説します。
1.副業・フリーランスエージェントを利用する
グラフィックデザイナーとしてのスキルや経験がある人は、副業エージェントやフリーランスエージェントを活用するのがおすすめです。
実務経験があればエージェントを介して案件を獲得でき、個人では難しい大手との取引や、高単価案件を紹介してもらえる可能性があります。また契約周りや税金周りなど、エージェントサポートが受けられるため、安心して仕事に取り組めるのも魅力です。
ITプロパートナーズでは、週2〜3日から稼働できる高単価案件も取り扱っています。デザイナーの案件もいくつか取り扱っているので、気になる方は下記のリンクからお気軽にご相談ください。
2.クラウドソーシングを利用する
クラウドソーシングは、仕事を依頼したい企業や個人がオンライン上で不特定多数の人に仕事を依頼したり、仕事ができる人を募集したりできるサービスです。クラウドワークスやランサーズのようなサービスがよく知られています。
副業として稼ぐためには、個人の実績が必要ですが、クラウドソーシングでは未経験からでも案件を獲得しやすいという特徴があります。その分、単価の低い案件は多いですが、クラウドソーシングで実績を得て、そこから将来的に単価の高い仕事につなげられます。
3.スキルシェアサービスに出品する
スキルシェアサービスは、自分のスキルや知識を活かしたサービスを販売できるプラットフォームです。グラフィックデザイナーとして、名刺やロゴデザイン、広告バナー制作などのサービスを出品すると、クライアントから依頼がかかることがあります。代表的なサービスは「ココナラ」です。
スキルシェアサービスは、グラフィックデザイナーとして対応できる仕事内容や想定単価などをパッケージとして提案することでクライアントとマッチングした際に話が進みやすいという特徴があります。サンプルを掲載すると作品イメージやスキルをアピール可能です。
4.友人の紹介で受注する
友人の紹介で仕事を受注するケースもあります。
グラフィックデザイナーとして働いている人やWebメディアに携わっている人などがいれば、声をかけてみることで副業案件を紹介してもらえたり、クライアント候補を紹介してもらえたりといった可能性もあるでしょう。
友人に紹介してもらう場合、既存の信頼関係があるため、悪質な案件に出会うリスクは比較的低いものです。しかし、仕事内容や納期、報酬といった細かい条件のすり合わせができていないと、後でトラブルにつながる恐れがあります。そのため、友人が相手であっても事前に条件を確認しておくことをおすすめします。
5.SNS・ブログなどで集客する
SNSやブログで発信して集客し、案件の依頼を待つという方法もあります。
個人メディアであればSEO施策も施しやすく、独自のデザインで世界観を演出できるためクライアントにアピールするうえで効果的です。またブログを運営する時間がない場合は、SNSで継続的に作品を発信するのもよいでしょう。
いずれの方法でも、興味を持ってくれたクライアント候補が自身に連絡しやすいよう、ブログ内にコンタクトフォームを設置したり、SNSで連絡を受け取れるようにしたりといった導線作りも大切です。
6.デザインスクールから紹介を受ける
デザインスクールから紹介を受ける方法もあります。スクールによっては、受講後に案件を紹介してくれるところもあるので、積極的に活用しましょう。
「グラフィックデザイナーとしての基礎スキルを身につけただけで、実務としてやっていける自信がない」といった不安を抱える人も多いでしょう。しかしデザインスクールが紹介する案件は、「未経験」もしくは「未経験に近い状態」でも受けられる仕事がほとんどです。
受講料はかかりますが、実務経験がない状態から始めるならおすすめできます。
7.コンペやコンテストに参加する
デザイナー向けのコンペやコンテストに応募するのも選択肢の1つです。
こういったコンペ・コンテストで入賞すれば、賞金を受け取れることがあるのに加え、自身のスキルや企画力をアピールできます。グラフィックデザイナーとして案件を獲得する際、実務経験が求められる一方で、コンペやコンテストは実績がなくても作品のクオリティだけで勝負できるため、未経験から自分の実力をアピールする場として適しています。
なお、クラウドソーシングサイトにもコンペ形式でデザイン案を募集していることがあるので、そういったものに応募してみる方法もあります。
グラフィックデザイナーの副業案件を獲得するためのポイント

グラフィックデザイナーの副業案件を獲得するためには、以下のポイントを意識しましょう。
- ポートフォリオを充実させる
- 積極的に自身の作品を公開する
- 自分の作品の特徴をアピールする
それぞれについて詳しく紹介します。
ポートフォリオを充実させる
グラフィックデザイナーが副業案件を獲得するためには、ポートフォリオを充実させましょう。ポートフォリオはデザイナーなどのクリエイターが自身の実績を相手にアピールするためのものです。
ポートフォリオとして提出できる作品は、可能な限り多く用意しておきましょう。ポートフォリオの作成は時間がかかるため、ついつい過去の作品を使い回しがちですが、同じようなポートフォリオを使い回して提出するのは、好ましくありません。
本来であれば、アピールする相手によって最適なポートフォリオを提出する必要があります。素晴らしい作品であっても、受け手に響く作品でなければ仕事に結びつきません。毎回作成するのは難しいとしても、ポートフォリオを多く用意しておき、相手にあった作品をピックアップして提出できるようにしておきましょう。
積極的に自身の作品を公開する
グラフィックデザイナーは、積極的に自身の作品を公開することも大切です。
InstagramやX、TumblrなどのSNSを公開先として、活用している人が多いです。また、pixivのようなイラスト公開サイトもおすすめです。
SNSやイラスト公開サイトをきっかけに、作品が気に入って案件につながるケースも少なくありません。アウトプットのために作成した作品はポートフォリオとしても活用できるので、たくさんの作品を作りアウトプットしましょう。
自分の作品の特徴をアピールする
グラフィックデザイナーは、自分の作品をしっかりアピールするために、作品の特徴を分析して理解しましょう。自分がどんなグラフィックを作成できるか、どんな人に刺さるかなど、特徴や強みを把握しておくと、クライアント相手にアピールがしやすくなります。
デザインは特徴が出やすい分野でもあるので、気に入った人は継続受注をすることも多いです。自分の作品の特徴を活かすことで、他のデザイナーには出せない自分なりのアピールができるようになります。
グラフィックデザイナーの副業案件で稼ぐためのコツ
グラフィックデザイナーの副業案件で稼ぐためのコツは、3つあります。
- 特定の分野に特化してスキルを磨く
- ディレクターなどの上流工程で仕事をする
- 複数の案件を掛け持ちする
上記を押さえることで、本業とは別で大きな収入を得られる可能性が高まるでしょう。それぞれの内容について、具体的に確認しましょう。
特定の分野に特化してスキルを磨く
グラフィックデザイナーは特定の分野に特化してスキルを磨けば、高収入を目指せる可能性があります。
特定の分野に特化すれば、より深い知識や経験を積むことができ、専門家としての認知度を高められます。その結果、周囲のデザイナーと比較すると価値ある人材として、高単価案件を受注できる可能性があるのです。
例えば最新の書籍やオンライン講座を利用するなどし、より多くのデザイン情報に触れ知識を高めていきましょう。
ディレクターなどの上流工程で仕事をする
グラフィックデザイナーの上流工程であるアートディレクターの仕事も、副業で稼ぎやすい可能性があります。
グラフィックデザインのディレクションは、デザインの方向性を決め、その作業内容をデザイナーやエンジニアに指示や管理することなどが仕事内容です。そのため、グラフィックデザインの実績はもちろん、ディレクションやコミュニケーションスキルも重要になってきます。
またWebデザインの知識やスキルをお持ちの方は、グラフィックデザイナーからWebデザイナーにキャリアチェンジし、Webディレクターとして上流工程に参画するのも、収入を上げるポイントの1つです。
複数の案件を掛け持ちする
2つ以上の案件を掛け持ちすることで、デザインの副業でも稼ぎやすいでしょう。
案件の掛け持ちは収入が増えるだけでなく、さまざまな案件を経験できスキルアップにつながります。また複数の案件を抱えることによってリスクの分散も行うことができ、万が一契約先が1社なくなっても、ある程度の副業収入を維持できるのです。
このように高収入を目指せるだけでなく、スキルアップやリスクヘッジもできるのが掛け持ちのメリットです。
グラフィックデザイナーの副業を始める際の注意点

グラフィックデザイナーの副業を始める際は、いくつかの注意点があります。ここでは、主な3つの注意点を詳しく解説します。
著作権に気をつける
グラフィックデザイナーが注意しておきたいことは、著作権についてです。大きく分けて2つのことに気をつけましょう。
1つ目は、著作権について知識を身につけておくということです。著作権とは、自分が作成した作品に発生する権利のことで、勝手にコピーされたり、他者に使用されるのを防ぐためにあります。
著作権に違反した場合、トラブルに発展する可能性が高いので必ず勉強しておきましょう。YouTubeや書籍でも勉強できますが、「何から勉強すればよいか分からない」という方は勉強会に参加するのもおすすめです。勉強会は弁護士などの講師を招いて行われるので、より効率的に知識が身につきます。
2つ目は、著作権の譲渡についてです。デザインを作った人が著作権を所有しているため、納品した後に著作権をクライアントに渡すか決めておく必要があります。ここをはっきりしておかないと、のちに問題になりますので、契約時に必ず確認しましょう。
税金・確定申告に関する知識をつけておく
税金や確定申告に関する知識をつけておくのも重要です。グラフィックデザイナーとして副業をし、ある程度の収入を確保すると、確定申告をしなければなりません。
確定申告は、大まかに分けて白色申告と青色申告の2種類です。特に青色申告の場合、決算書類を作成しなければならないため、とても煩雑な作業になります。「税理士に相談するのか」「会計ソフトなどの知識をつけて自分でするのか」など、副業を始める前から税金・確定申告のシミュレーションをしておきましょう。
本業に支障が出ないようにする
グラフィックデザイナーとして副業を始める際は、本業に支障が出ないようにすることを心がけましょう。副業はあくまでも副業であり、生活のメインになるのは本業です。副業に気を取られて本業がおろそかにならないよう注意する必要があります。
本業に支障を出ないようにするためには、todoリストの作成やアプリで時間を管理する方法がおすすめです。タスクを書き出すだけでなく、業務にかかった工数の振り返りも忘れずにしましょう。また、朝の出勤前・休日のみ・帰宅後など事前に副業する時間を決めておくと本業とメリハリをつけて副業の仕事ができます。
グラフィックデザイナーの副業でよくある質問まとめ
グラフィックデザイナーの副業でよくある質問に関しても、2つピックアップしてご紹介していきたいと思います。
- グラフィックデザイナーを副業でやるための資格は必要?
- グラフィックデザイナーの経費は何が当てはまりますか?
グラフィックデザイナーを副業でやるための資格は必要?
副業でグラフィックデザイナーをやるために、特に必要な資格はありません。
前述したようにグラフィックデザイナーとして案件を受託するためには、センスだけでなく知識や経験に基づいた技術が必要です。しかし、初めてクラウドソーシングなどで副業を始める際に、足りない経験を補う役割として資格を持っておくとよいでしょう。
グラフィックデザイナーが持っておくとよい資格として、以下が挙げられます。
- Photoshopクリエイター能力認定試験
- Illustratorクリエイター能力認定試験
- DTPエキスパート認証試験
- 色彩検定
グラフィックデザイナーの資格について、より詳しく知りたい方はこちらの記事を確認してみましょう。
グラフィックデザイナーの経費は何が当てはまる?
グラフィックデザイナーの経費として考えられるものは、主に以下の通りです。
- ペンタブやプリンターなど機材の購入費用
- デザインソフトの費用
- クライアントとの打ち合わせするための交通費や飲食費
詳細は以下の記事をご確認ください。
まとめ
スキルがあり魅力的なデザインを企画できるグラフィックデザイナーは、副業であってもニーズが高く、スキルや実績があれば稼ぐことができます。グラフィックデザイナーの副業案件は、リモート案件が多いため時間を有効活用できるほか、スキルや人脈が広がり、さらに独立に向けた土台作りができるといったメリットがあります。
案件を獲得するにはさまざまな方法がありますが、スキルや実績がある方ならエージェントを活用するのがおすすめです。弊社ITプロパートナーズは、IT/Web分野に特化したフリーランスエージェントで、「週2〜3日からOK」「フルリモート可能」といった案件も豊富に取り扱っています。グラフィックデザイナーとして副業案件を探している方は、ぜひご活用ください。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
そのような方はぜひ、ITプロパートナーズをご利用ください!
まずは会員登録をして案件をチェック!