Webディレクターに必要な22のスキル一覧!役立つ資格も紹介

こんにちは、ITプロマガジンです。

Webサイト開発の現場において、Webディレクターの仕事は多岐にわたります。Webディレクターには「何でも屋」のような側面もあり、技術的なスキルだけでなく、コミュニケーションスキルやリーダーシップを求められることも少なくありません。そのため、「Webディレクターにはどのようなスキルが求められるか知りたい」「Webディレクターとしてスキルアップするために何が必要か知りたい」と迷いや悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。

本記事では、Webディレクターに必要なスキルをカテゴリごとにまとめて紹介します。スキルアップやスキル強化を目指す際に、ぜひ参考にしてください。

なお、フリーランスのWebディレクターの稼ぎ方といった総合的な情報は「Webディレクターがフリーランスとして独立した際に稼ぐ方法」で紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

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Webディレクターの仕事内容・役割をおさらい

Webディレクターの仕事は、Webサイト制作やWebサービス開発のプロジェクトにおいて、全体の指揮・管理をすることです。クライアントから要望を聞き取ったうえで企画立案を行い、現場を統括し、ゴールへと導く役割を担います。主な業務は次の通りです。

  • 市場調査および分析
  • クライアントからのヒアリング
  • 要件定義・企画・設計
  • プロジェクトメンバーの選定および統括
  • スケジュールの作成や進捗管理
  • 品質管理
  • 公開前の最終チェックや動作確認

Web関連の制作・開発にはチームで取り組むことが多いため、現場ではエンジニアやデザイナーなどのスタッフを統括し、プロジェクト全体をコントロールする役割を担います。また、クライアントと現場の橋渡しを行い、ビジネスとしての成果を出せるように導くことも重要な業務の1つです。

Webディレクターに必要な・あると役立つスキル20選【種類別】

ここでは、Webディレクターの業務に役立つ20種類のスキルを紹介します。スキルの一覧は以下の表でご確認ください。

コミュニケーションスキルヒアリング・取材スキル
言語化スキル
プレゼンテーションスキル
英文読解・英会話のスキル
Web制作の知識・技術スキルWebデザインのスキル
UI/UXデザインのスキル
フロントエンド言語のスキル
バックエンド言語のスキル
編集・ライティングスキル
動画制作運用のスキル
Web分野に関連する法律の知識
マネジメントのスキルスケジュール管理スキル
予算管理スキル
課題・問題解決スキル
リーダーシップスキル
マーケティングのスキルアクセス解析のスキル
広告運用のスキル
SEO・AIOのスキル
SNS運用のスキル
情報収集・市場調査のスキル

このように、Webディレクターに必要とされるスキルや身につけておくと役立つスキルは多岐にわたります。それぞれのスキルがどのように役立つのかを解説します。

コミュニケーションスキル

ヒアリング・取材スキル

ヒアリングスキルや取材スキルは、主にクライアントから情報を引き出し、プロジェクトの方向性や内容を決めるために必要です。

Web制作で成果を出すには、まずクライアントの状況や目的、要望を理解し、顧客側と制作側が共通認識を持たなければなりません。そのためには橋渡し役のWebディレクターが入念なヒアリングや取材を行い、できるだけ多くの情報を収集する必要があります。

しかしクライアントによっては、目的が明確でなかったり、知見の少なさから具体的な要望を出せなかったりするケースも少なくありません。そのためWebディレクターには、表面的な課題や目的だけでなく、クライアント自身が気づいていない課題や意図なども汲み取るスキルが求められます。

言語化スキル

頭の中にあるイメージや構想を正確に言葉にして伝える言語化スキルは、Webディレクターにとって必須のスキルだといえます。クライアントから引き出した情報をもとに企画書や提案書を作成したり、チームメンバーに指示や方針を伝えたりする際は、説得力のある言葉で説明する必要があるためです。

言語化スキルがない場合、意図が誤って伝わってしまったり、発言に不信感を持たれてしまったりして、業務に支障が生じかねません。多くの人が関わるプロジェクトをスムーズに進めるには、言語化したうえで言葉を惜しまず、丁寧に伝えることが大切です。

プレゼンテーションスキル

プレゼンテーションスキルは、自分の考えや提案などに説得力を持たせ、相手に納得してもらうために必須のスキルです。どれだけ素晴らしい企画を作成したとしても、クライアントに納得してもらえなければ実際の業務をスタートできません。また、実務を担当するエンジニアやデザイナーの理解度を深め、モチベーションを持って仕事に取り組んでもらうには、内部へのプレゼンテーションも必要になってきます。さらに、予算やスケジュールの調整が必要なシーンでも、プレゼンテーションスキルが重要です。

英文読解・英会話のスキル

Web関連の最新情報は、最初に英語で発表されることが少なくありません。英文読解スキルがあれば、専門用語を含む英文のニュアンスや意図を正しく読み取り、理解を深めるのに役立ちます。昨今では英文の翻訳を手軽に行えるようになりましたが、限界はあるため、原文を直接読めることは大きなアドバンテージとなります。

また、Web業界では英語で実施されるカンファレンスやセミナーも多いため、英語での聞き取りや発信を行えるスキルを身につけることも重要です。さらに、海外の企業やスタッフとやり取りする場合は、翻訳機能に頼らず直接コミュニケーションを取れば、信頼の獲得にもつながります。

Web制作の知識・技術スキル

Webデザインのスキル

Webディレクターには、Webデザインに関するスキルも求められます。Webデザイナーと意思疎通を図り、デザインの良し悪しを判断したり的確なフィードバックを行ったりするには、デザインの原則を理解している必要があるためです。

また、クライアントとの打ち合わせでは、「やさしいデザインにしてほしい」のように、漠然とした要望を受けることも少なくありません。こういった場合は、Webディレクターが「どのようなデザインがやさしい印象を与えるのか」「そのために必要な要素は何か」を把握していれば、業務がスムーズに進みます。実務を担当するWebデザイナーと連携し、クライアントの要望に添うデザインを完成させるには、Webデザインに関する一定のスキルと知識が必要だと考えておきましょう。

例えばこちらの案件でも、Webデザイン業務の経験が必須となっています。

案件名【マーケティング戦略立案/プロジェクトマネジメント】Webサービスの企画開発/ディレクション
案件単価〜300,000円/月(週1日〜3日)
勤務地出社またはリモート
スキル・経験Webディレクター業務,Webデザイン業務の経験
職種・ポジションWebディレクター

UI/UXデザインのスキル

UI(ユーザーインターフェース)およびUX(ユーザーエクスペリエンス)は、WebサイトやWebサービスの使いやすさに直結する要素です。Webディレクターは実際にUI/UXを制作するわけではないものの、設計時はユーザー視点を取り入れ、使いやすさを考慮する必要があります。

使いやすさは、単にユーザーに寄り添うためだけでなく、クライアントの目的を達成するためにも重要です。例えば「商品を購入したいのに買い方が分からない」「構造が複雑で情報を探せない」といった使いにくいWebサイトは、ユーザーが離脱しやすく、クライアントの目的を達成できません。

以下のWebディレクター向け案件でも、UI/UX視点での課題抽出経験が必須です。

案件名【UIUX改善/デザインディレクション】代理店におけるサイト制作ディレクター
案件単価〜100,000円/月(週1日〜2日)
勤務地基本リモート一部出社
スキル・経験サイト制作コンペの経験,UI/UX視点での課題抽出経験,新規提案における提案書作成経験,納品ディレクション経験
職種・ポジションWebディレクター

フロントエンド言語のスキル

Webディレクターとして働くには、HTML/CSS、JavaScriptといったフロントエンド言語について知っておくことも重要です。必ずしも詳細な文法や関数などを理解する必要はないものの、全く知らない状態では、実務を担当するエンジニアやデザイナーとの意思疎通に支障が出かねません。現場のスタッフと技術的な話ができなければ信頼関係を築くのが難しくなり、方向性がブレてしまったり、プロジェクトの進行に支障が出たりする可能性もあります。

また、クライアントの要望が技術的に実装できるかどうかを判断する際も、フロントエンド言語のスキルが必要です。このほか、規模がそれほど大きくないプロジェクトでは、Webディレクター自身がソースコードの簡単な修正や調整を行うことも多いため、ある程度のスキルを身につけておきましょう。

バックエンド言語のスキル

バックエンドとは、WebサイトやWebサービスのユーザーからは見えない部分を構築する仕組みのことです。Webディレクターの場合、PHPやRuby、Pythonといったバックエンド言語のスキルについて、実装できるレベルで身につける必要はありません。

しかし、技術的に正しい判断を下し、現場のエンジニアと円滑なコミュニケーションを行うには、基礎的な理解とスキルが求められます。例えば「ECでの購入情報をもとに顧客データベースを構築したい」という要望に対し、バックエンドで行う処理や工数を判断できる程度のスキルが必要です。

編集・ライティングスキル

編集スキルやライティングスキルは、プロジェクト進行に必要な企画書や提案書の作成のほか、Webコンテンツの品質管理などに役立ちます。というのも、Webディレクターは、クライアントに提出する書類やプレゼンテーションのためのスライド、現場用の仕様書などを作成する機会が多いためです。多くの人の目にふれる書類やコンテンツの構成にまとまりがなかったり、表現が分かりにくかったりすると、伝えたいことが伝わらないだけでなく、誤解も生みかねません。

また、Web上に公開するコンテンツは、質が高いほど検索エンジンにも高く評価され、検索結果で上位に表示されやすくなります。人間にも検索エンジンにも伝わるコンテンツを生み出すには、編集とライティングのスキルが欠かせません。

例えば以下の案件では、ライティング経験を重視しています。

案件名【SEO/コンテンツマーケティング/編集/ライティング】AI活用コミュニティにおけるWebディレクター
案件単価〜600,000円/月(週1日〜5日)
勤務地基本リモート一部出社
スキル・経験3年以上のWebライティング経験,1年以上のWebディレクションもしくはマーケター経験、生成AIに関する知見,AIやTech系のSEO運用・SEO・AIやTech系メディアの記事執筆のいずれか
職種・ポジションWebディレクター

動画制作運用のスキル

昨今のWeb制作では、動画需要の高まりを受け、マーケティングやコミュニケーションなどを目的に動画コンテンツを扱うことが増えています。プロジェクトにおいて動画を組み込んだWebサイトを制作する場合、Webと動画の総合的な設計・デザインが必要なため、動画制作運用のスキルがあると大きな武器になります。

また、クライアントから「Webサイトだけでなく動画の制作もまとめて依頼したい」と要望されるケースも少なくありません。YouTubeやTikTokといった動画配信サービスからの集客や、動画広告の作成・運用などをディレクションする機会も増えているため、将来的にも動画関連スキルの重要度が高まると考えられます。

こちらは、動画制作運用のスキルが求められるWebディレクター向けの案件例です。

案件名【SNS運用】代理店におけるYouTube運用ディレクター
案件単価〜400,000円/月(週3日〜5日)
勤務地フルリモート
スキル・経験YouTube運用経験,撮影ディレクション経験,動画制作経験,YouTube企画経験
職種・ポジションWebディレクター

Web分野に関連する法律の知識

Web分野に関連する法律の知識は、リスクを避けトラブルを防止するために欠かせません。例えばWeb制作の際に他者の著作物を流用したり、有名人の写真を無断で使用したりすると、著作権・肖像権の侵害に当たる可能性があります。

また、「フリー素材だと思って使用した画像が、実は違っていた」など、意図しない形で権利を侵害してしまうケースもあり、リスクを正確に見極めるためにも、法律に関する知識が求められます。このほか、個人情報を扱う場合は個人情報保護法、ECサイトを運営する場合は景品表示法など、関連する法律の知識を学んでおきましょう。

マネジメントのスキル

スケジュール管理スキル

Webディレクターには、スケジュール管理スキルが不可欠です。Webディレクターには、プロジェクトの進行を統括し、納期までに成果物を完成させる責任があります。そのためには実現可能なスケジュールを作成し、進捗状況を確かめ、遅れが発生した場合は対策を講じなければなりません。

また、Web制作・開発では途中で仕様変更が生じることも多く、いかにリカバリーするかが腕の見せどころといえます。さらに「原因不明のエラーが出た」「エンジニアが体調を崩した」など、イレギュラーな事態が発生することも珍しくないため、トラブルを想定したスケジューリングスキルが必要です。

予算管理スキル

Webディレクターには、限られた予算内で効果を最大化するスキルが求められます。Web制作の現場では、人件費や外注費、ツールやクラウドの利用料などが発生しますが、特に比重が大きいのが外注費を含む人件費です。

必要な工数を見積もり、人的リソースを算出したうえで適切な予算を設計・提示することは重要な業務の1つであり、予算管理スキルは不可欠です。また、仕様変更などで追加の予算が必要になる場合には、クライアントとの交渉力も求められます。

課題・問題解決スキル

Web制作において、クライアント自身が課題の本質に気づいていないケースは少なくありません。そのため、Webディレクターには課題を明確にし、適切な解決策を提示するスキルが求められます。

また、制作現場では、バグやエラーの発生、スケジュール遅延、連絡ミスや人間関係のもつれなど、多様なトラブルが起こります。そうした問題に対応しながらプロジェクトを前進させるには、Webディレクターが課題解決の中心的な役割を担うことが不可欠です。

リーダーシップスキル

Web制作には、エンジニアやデザイナーなどを含めたチーム体制で進めるのが一般的です。異なる役割を持つスタッフをまとめ上げ、最終的な目標を達成するには、統括役であるWebディレクターがリーダーシップを発揮しなければなりません。

エンジニアやデザイナーが関わるWeb制作の現場では、個人単位で明確に役割が分かれていることがほとんどです。そのため、「自分の仕事だけをすればよい」という認識が生まれやすく、全体の最適化が後回しになるなど、チームとしてまとまりに欠けるケースがあります。各スタッフの意見を聞きながら連携を図り、チームとして最大限の力を発揮するには、Webディレクターのリーダーシップが欠かせません。

マーケティングのスキル

アクセス解析のスキル

アクセス解析のスキルは、Webサイトの成果を向上させるうえで不可欠です。Webサイトは公開して終わりではなく、公開後も継続的に改善し、効果を高めていくことが求められます。

そのためには、訪問者数・滞在時間・直帰率・コンバージョン率などのデータを収集・分析し、問題点を洗い出して改善サイクルを回す必要があります。Webサイト運営を担うWebディレクターには、GA4などのアクセス解析ツールを使いこなし、データにもとづいて課題を発見し、適切な改善策を提案するスキルが求められます。

以下は、アクセス解析スキルが求められるWebディレクター案件の一例です。

案件名【WordPress/Google Analytics】自社メディアにおけるディレクター
案件単価〜400,000円/月(週2日〜3日)
勤務地基本リモート一部出社
スキル・経験GA4を活用したデータ分析と課題抽出,改善案の実行(PDCA運用経験),WordPressによるWebサービス開発実務(2年以上), エンジニアやデザイナーとの円滑なコミュニケーション
職種・ポジションWebディレクター

広告運用のスキル

Webディレクターは、Web制作だけでなく、集客や売上創出といった運用フェーズまで担うケースもあります。その際、Web広告の運用を任されることもあり、広告運用のスキルは大きな強みとなります。スキルを備えていれば、他のディレクターとの差別化にもつながります。

具体的には、各種Web広告の特徴を理解したうえでのレポート作成、改善提案、入札・ターゲティング設定などの実務をこなすスキルが求められます。

以下のような案件では、Web広告の進行管理・効果測定・結果報告・改善提案資料の作成などを担当できるWebディレクターが募集されています。

案件名【提案資料/レポーティング作成/広告運用】メディアの実施におけるWebディレクター
案件単価〜800,000円/月(週3日〜5日)
勤務地基本リモート一部出社
スキル・経験広告運用/制作にまつわる進行ディレクションの経験,Web専業代理店やメディアレップにおける営業,Webプランナー経験・主要プラットフォームでの広告運用/コンサルティング経験
職種・ポジションWebディレクター

SEO・AIOのスキル

SEO(検索エンジン最適化)のスキルは、Webディレクターにとって不可欠な要素の1つです。Webサイトはより多くのターゲットユーザーに見てもらうことが重要であり、そのためには検索エンジンで上位表示させるスキルが求められます。

また、生成AIを活用して情報収集を行うユーザーが増えている今、メディア運営においてはAIO(AI最適化)への対応も必要とされています。SEOやAIOの概念を理解し、実践的なコンテンツ設計や施策提案ができるWebディレクターは、多様なクライアントから信頼される存在となるでしょう。

実際にこちらのWebディレクター向け案件では、尚可スキルにSEOに関する知見が挙げられています。

案件名【アフィリエイト/制作ディレクション/広告】アフィリエイト広告における運用担当
案件単価〜600,000円/月(週3日〜5日)
勤務地基本リモート一部出社
スキル・経験アフィリエイト広告運用,ASPディレクション(折衝)の経験,Google広告などのその他媒体の運用経験,SEOなどメディア構築の知見
職種・ポジションWebディレクター

SNS運用のスキル

SNS運用のスキルは、Webディレクターにとっても強みとなります。X(旧Twitter)やInstagram、LINEなどが主要な顧客接点となっている現在、Webサイトとの相互連携によって集客効果を高める施策が求められます。

例えば、Webサイトの更新情報やキャンペーン開始をSNSで告知し、アクセスを促進するなどの取り組みが一般的です。こうした一貫した運用設計を行うためにも、Webディレクター自身がSNSの特性や運用方法を理解していることが重要です。

実際に以下の案件では、WebマーケティングやSNS運用に関する経験を持つWebディレクターを募集しています。

案件名【マーケティング戦略立案/マーケティング】PR・プロモーションエージェンシーにおけるマーケディレの業務委託案件・フリーランス求人
案件単価〜700,000円/月(週3日〜5日)
勤務地基本リモート一部出社
スキル・経験Webマーケティング業界でのデジタル/Webマーケティングの提案経験,GoogleやYahooなどのSEMの基礎知識,SNSアカウントの開設及び運用
職種・ポジションWebディレクター

情報収集・市場調査のスキル

Webディレクターには、市場動向やユーザーのニーズを的確に読み取る力も求められます。Webサイトやサービスは、リリース後も継続的な改善が必要であり、状況を見誤ると競合に後れを取り、ユーザーから飽きられてしまうリスクがあります。

そのため、情報収集や市場調査のスキルは、改善の方向性を見定めるうえで不可欠です。トレンドや競合状況を把握し、根拠ある施策提案ができるWebディレクターは、クライアントやチームからの信頼も高まります。

Webディレクターのスキルアップにつながる資格

Webディレクターのスキルアップにつながる資格には、どのようなものがあるでしょうか。ここでは、スキルアップや実務に活かせる資格についてご紹介します。

Webディレクション試験(資格名:Webディレクター)

Webディレクション試験」は、株式会社ボーンデジタルが運営・管理する資格です。「社団法人 全日本能率連盟」にも登録されており、Web制作現場での統括や指揮、品質管理に関する実践力を証明できます。

試験では、インターネットビジネスをはじめ、プロジェクトマネジメント、Webサイトの企画・設計・マーケティングなど、Web制作の実務に関する問題が出題されます。合格基準は正解率70%以上で、受験資格は特に設けられていません。問題形式は、コンピュータの画面に表示される問題に解答するCBT方式が採用されています。

Webリテラシー試験(資格名:Webアソシエイト)

Webリテラシー試験」も同じく株式会社ボーンデジタルが運営する資格です。Web制作の現場で求められる知識・スキルの証明が可能で、Webディレクターをはじめ、エンジニアやデザイナーなど、Web関連の幅広い仕事に携わる人に向いています。

出題範囲は、Webの基礎知識からWebサイトの企画・設計、デザインを含む制作実務、マーケティングなど多岐にわたります。合格基準は正解率70%以上で、誰でも受験が可能です。問題形式は、コンピュータの画面に表示される問題に解答するCBT方式が採用されています。

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)

Google アナリティクス個人認定資格」は、Googleが運営・認定する資格です。Googleが提供するアクセス解析ツール「GA4」を扱う知識・スキルの証明ができます。

受験資格は特に設けられておらず、受験料もかかりません。受験方法はオンラインで、制限時間の75分以内に回答する必要があります。不合格になった場合は、24時間経過後に何度でも再受験できます。勉強のための資料が用意されているため、読みながら実際にGA4を操作しながら学習するとよいでしょう。

Webディレクターについてよくある疑問

最後に、Webディレクターについてよくある質問と回答をご紹介します。

Webディレクターの年収相場は?

転職サービスdodaによると、会社員のWebディレクターの年収の相場は、約447万円です。20代で385万円、30代で479万円と、年齢が上がるにつれて年収もアップする傾向があります。また、フリーランスの場合は年収720万〜960万円程度を稼いでいる人が多く、会社員より高収入を得られるケースも珍しくありません。

Webディレクターの年収に関する詳しいことは、こちらの記事も参考にしてください。

Webディレクターの年収は?年収アップに必要なスキルやキャリアプラン

Webディレクターの将来性は?

Webディレクターという職種は、「いずれなくなるだろう」といわれることもあります。その理由の1つが、調整や進行管理のみであれば、エンジニアやデザイナーが兼任したり、AIが代行したりすることも可能だからです。

単なる仲介役や連絡係にとどまるWebディレクターであれば、将来的にニーズが減少する可能性も否定できません。しかし「Webディレクターの仕事内容・役割をおさらい」のパートで解説したように、Webディレクターの本来の役割は、クライアントとの折衝や現場の監督指揮、品質管理です。クライアントや現場のスタッフが存在する限り、全ての業務をAIでまかなうのは難しいため、ニーズはなくならない可能性が高いといえます。

Webディレクターはなくなると言われる5つの理由と将来性の実態

Webディレクターはフリーランスでも可能?

Webディレクターには、特定の企業や団体に雇用されず、フリーランスとして活躍する人も少なくありません。実際に、フリーランス向けの高単価案件も多く、スキルや実績次第では高収入を得ることも可能です。

まとめ

Webディレクターに必要なスキルは多岐にわたりますが、特に重要なのは、コミュニケーションスキル、Web制作に関する知識、マネジメントスキル、そしてマーケティングスキルです。これらを総合的に身につけることで、Web制作プロジェクトをスムーズに進行でき、クライアントやチームからの信頼も得られます。

全てのスキルを完璧に習得することは難しいかもしれませんが、自身の専門性を高めつつ、幅広い関連スキルを習得することで、市場価値の高いWebディレクターを目指せるでしょう。

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