こんにちは、ITプロマガジンです。
Power Automateのスキルを活かして副業をしたいと考えているものの、副業として成り立つのか、将来性はあるのかなどが気になる方も多いでしょう。
本記事では、Power Automateの副業を検討している方に向けて、実際にどのような副業案件があるのか、案件獲得に欠かせないスキルは何かを詳しく解説します。副業を始める際の注意点もまとめているため、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
Power Automateとは?特徴やできること
Power AutomateとはMicrosoft社が提供するサービスで、ワークフロー自動化エンジンにRPA機能を追加した自動化ツールのことです。RPAとは、AIや機械学習をさせたロボットを用いて単調な作業を自動化させることができる仕組みです。RPAを導入することにより、人はコア業務に集中できるようになるでしょう。
ここでは、Power Automateの特徴やできることを詳しく解説します。
さまざまな業務を自動化できる
Power AutomateはローカルとWeb両方のアプリケーションで業務の自動化が可能です。
ローカルのアプリケーションの場合、受信したメールのうち特定のメールに添付されたファイルをまとめて指定フォルダーへ保存するのに効果的です。WebのアプリケーションにPower Automateを導入した場合は、複数のWebサイトから特定の情報を収集してExcelに保存する作業を自動化できます。
直感的に操作できる
Power Automateはプログラミングの知識が不要なため、誰でも直感的な操作ができます。操作した設定内容の記録や、マウス操作だけでシナリオの開発を行えます。
実際に、Power Automateで自動化できる操作は400以上です。ローカルのアプリケーションではデータの抽出やUI要素に関する設定が可能です。一方のWebのアプリケーションの場合、フォーム入力やクリックなどの操作ができます。
レコーディング機能で操作を記録できる
Power Automateのレコーディング機能を利用すれば、操作の記録を自動化できます。レコーディング機能はローカルのアプリケーションとWebのアプリケーションの両方に対応しており、マウス操作やキーボードでの動きを記録できる機能です。
Power Automateは操作内容を記録している最中に、UIとブラウザでの自動化アクションを同時に生成できる優秀なスペックを誇ります。
Power Automateを扱う副業の業務内容
Power Automateの副業を行う場合、実際にどのような業務内容があるのか、詳しく解説します。
自動化ワークフローの開発
Power Automateの副業の業務の一つとして、クライアントのワークフローを自動化させるためのロボット開発が挙げられます。具体的には、自動化したい業務内容を洗い出す作業から始まり、Power Automateを活用して業務を効率化させるまでの作業が含まれます。
クライアントの要望に合ったロボットを開発するためには、ヒアリングをしっかり行い、自動化可能な業務を洗い出すことが重要です。
Power Automate導入後の保守・運用
Power Automateを導入した後の運用業務や保守管理も、業務内容に含まれます。導入直後は問題がなくても、導入後しばらくしてからエラーが発生することも少なくありません。
Power Automateの導入後にエラーやトラブルが発生した際には、迅速に修正作業を行う必要があります。また、エラーやトラブルが出ないように対策を立てて実行しながら保守・運用を行います。
Power Automateの講師
Power Automateの副業案件には、企業のIT人材の育成を目的とした講師を募集する案件があります。講師として副業をするなら、専門用語を知らない人にも分かりやすく伝える力が求められます。
研修を行うために資料作成や質疑応答の回答準備なども必要なため、業務範囲や事前準備にかかる時間、労力も考えて依頼を受ける必要があるでしょう。
Power Automateの副業案件例
実際にPower Automateを活用した副業案件を紹介します。ここでは、以下3つの案件について内容を確認しておきましょう。
印刷フローの開発
Power Automateの主な副業案件として、システムの開発があります。この案件は、WEBページを印刷ダイアログからPDFで保存するフローをPower Automateを使って自動化する内容です。
5,000円までの固定報酬制で、Power Automateを使った開発の経験が応募条件になります。単発で受けられる案件のため、短期で副業を行いたい人に向いています。
スクレイピングフローの作成
指定webサイトの情報をスクレイピングしてデータを抽出するフローを、Power Automateで作成する案件です。1ページに100あるリンク先からさらに下層ページに飛び、15箇所のデータを抽出・Excelに転記するフローを作成します。
抽出するデータが膨大なため、固定報酬で100,000円 〜 300,000円と高単価になっています。
Power Automateのレクチャー
Power Automateの使用方法をレクチャーする副業案件もあります。主な業務内容はPower Automateを利用した入金管理のレクチャーです。
報酬は時間単価制で4,000円 〜 5,000円。Web会議で使い方を教える案件となっており、Power Automateの利用経験があればチャレンジできる副業案件です。
Power Automateの副業案件獲得に必要なスキル
Power Automateの副業案件を獲得するためには、Power Automateの知識や技術以外に必要なスキルがあります。以下に挙げるスキルがあると、Power Automateの副業案件を獲得しやすくなります。
- プログラミングのスキル
- コンサルティングのスキル
- バックオフィスのスキル
プログラミングのスキル
Power Automateの副業エンジニアになるなら、プログラミングのスキルを獲得しておくことをおすすめします。Power Automateの副業案件では、クライアントが運用しているシステムやツールと連携させて自動化することが求められるため、Power Automateの使用経験だけでは案件を獲得できない可能性があります。
プログラミングのスキルがあれば、Excelマクロの開発をはじめ、JavaScriptによる開発などにも対応できるでしょう。
コンサルティングのスキル
ITコンサルタントとしてPower Automateの副業案件を獲得したい場合は、コンサルティングのスキルを取得しておくことが大切です。ITコンサルタントはクライアントの問題を解決へ導く役割があります。そのためには、Power Automateやプログラミングのスキルだけでは対応できません。
コンサルティングのスキルを取得すれば、クライアントの要望に合わせた業務改善や問題解決のための提案を行うことができます。
バックオフィスのスキル
事務系の業務効率化を行う副業案件の場合、バックオフィスのスキルや実務経験があると業務遂行に役立ちます。バックオフィスがどのような仕事なのかを把握していなければ、どの業務のどこにムリ・ムラ・ムダがあるのかを見つけ出すのは難しいでしょう。
バックオフィスのスキルや実務経験があれば現場の職員の役割や動きを把握できるため、現場に合った業務フローを作成しやすくなります。
Power Automateの副業案件を獲得する方法
Power Automateの副業案件を獲得する主な方法として、以下の3つが挙げられます。
- 副業・フリーランスエージェントを活用する
- クラウドソーシングサイトを活用する
- 知人・取引先からの紹介
それぞれの案件獲得方法を解説します。
副業・フリーランスエージェントを活用する
Power Automateの副業案件は、副業・フリーランスエージェントで探すことができます。副業・フリーランスエージェントでは、フリーランスのITエンジニア向けの案件を多数取り扱っており、希望条件やスキル、実務経験に合った案件を紹介してもらえます。
フリーランスエージェントを活用するなら、「ITプロパートナーズ」の利用がおすすめです。ITプロパートナーズでは、週2日から始められる案件を紹介しています。フリーランスとして高単価な案件を獲得したい方はぜひお気軽にご相談ください。
クラウドソーシングサイトを活用する
クラウドソーシングサイトを利用して、Power Automateの副業案件を探す方法があります。クラウドソーシングサイトとは、仕事の依頼者と受注者をマッチングするオンラインサービスです。会員登録すれば案件の応募から契約の締結、報酬の支払いまでを専用のシステム上で完結できます。
未経験者OKとする案件が多いため副業を気軽に始められるメリットはあるものの、単価は一般的な相場よりも低い傾向にあります。
知人・取引先からの紹介
知人や取引先などの人脈を活用してPower Automateの副業案件を獲得する方法もあります。知人や取引先などの信頼できる人から紹介を受けるため、報酬の未払いや音信不通によるトラブルが発生する心配がありません。知人や取引先に、業務効率化に悩んでいないか、困っている人が周囲にいないかを確認してみるとよいでしょう。
事前に自分のスキルや得意分野を伝えておくことで、契約後のミスマッチを減らすことができます。
Power Automateの副業の将来性が高い理由
Microsoft社は2021年、Windows10以降のユーザーを対象にPower Automateを無料化しました。技術力・セキュリティ・信頼性の高さを誇るMicrosoft社が提供するツールのため。Power Automateの導入を検討する企業が増えることが予想されます。そして、Power Automateの導入企業が増えることで、ノーコード・ローコード開発やDX推進などのニーズが高まる可能性があります。
また、Power Automateはプログラミングが不要なRPAですが、自動化システムの構造理解やワークフロー作成のスキルは必要不可欠。このようなスキルや知識を持つエンジニアの需要も高まると予想できます。
このような背景があることから、Power Automateのエンジニアを求める企業は増えていくと予測されるため、副業の将来性は高いといえるでしょう。
Power Automateの副業を始める際の注意点
エンジニアがPower Automateの副業を始める際に気を付ける必要がある注意点を3つ紹介します。
副業可能かを確認する
Power Automateの副業を始める前に、勤務先で副業が認められているのかを確認しておく必要があります。企業によって副業を禁止するところもあるため、確認をせずに始めてしまうと副業がバレたときにトラブルに発展してしまいます。
副業を禁止する企業の社員が副業をした場合、減給や解雇されるケースもあるため、就業規則を調べて副業が認められているかを確かめておきましょう。
本業に支障が出ない範囲の案件か確認する
Power Automateの副業を始める際は、本業に支障を出さずにできるかを確認することが大切です。自分のキャパシティを超えた副業案件を受注した場合、本業と副業の関係者に迷惑をかけるおそれがあります。
副業を始める場合は、本業に支障が出ない範囲でできるかという視点で副業案件の内容を確認し、責任を持ってできる範囲で引き受けるようにしましょう。
20万円以上副業所得があれば確定申告する
Power Automateの副業案件で所得を得た場合、確定申告が必要になるケースがあります。確定申告は年間で20万円を超える収入がある場合に、所得を申告するための手続きです。確定申告が必要であるものの、申告を怠った場合は追徴税が課せられます。
副業で収入を得た場合は年間でいくらの所得があるのかを確認し、確定申告を行いましょう。
まとめ
Power Automateは、業務効率化を進める中で導入する企業が増えていくことが見込まれています。そのため、Power Automateの使用経験があるITエンジニアの需要や副業案件はさらに増えていくでしょう。副業・フリーランスエージェントのサポートを活用し、Power Automateのスキルを活かせる副業案件を探しましょう。
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